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りいこ?フィクション

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  • 1:

    りい

    奥村梨依子。19歳(・∀・)アタシが産まれたのわ平成18ネンの10ガツ。

    今現在わ
    平成37ネン。
    ……アタシわ今幸せデス☆

    2006-05-02 20:48:00
  • 100:

    りい

    「のんチャン〜。アタシな、おミズしたいねん(・∀・)のんチャンはどない思う??」

    「ひゃっほぅ(☆д☆)?梨依子チャン本気ぃぃぃ?りっりッりりりり〜こ2世誕生ってかぁぁぁ!?」

    いやいや。ビックリしすぎでしょ。逆にビビるやん……のんチャン(*Pд`。)q

    2006-05-06 15:18:00
  • 101:

    りい

    あ?いちおー彼氏の海坊主に相談しやなあ(゚∀゚)
      …………☆
    「そんなんせんでえーやん。何考えてるん。オレおったらそんでえーやろが」

    おーっと冷たいΣ(・д・`)

    2006-05-06 15:22:00
  • 102:

    りい

    それからアタシは1人お部屋でずいぶん考えたよ。
    ない頭を、これでもかってくらいフル回転させてね。
    みんなの意見はね、
    おかん⇒18歳なってから。おとん⇒絶対反対。のんチャン⇒……。海坊主⇒絶対反対。

    2006-05-06 15:25:00
  • 103:

    りい

    アタシはなぁ、おかんの歩いてきた道が知りたいねん。17からどんな苦労や楽を味わって生きてきたんか知りたいねん。今じゃないと意味ないねん。

    …※ホンマくどいようだか行動だけは早い(・∀・)

    2006-05-06 15:27:00
  • 104:

    りい

    部屋のカギを閉めて必要最低限のモノをカバンにつめる☆なんとなく見栄はりたい気分やったから、おかんのヴィトンとか盗んでみたり(?´з`)ノ
    ――そして深夜☆
    「皆様17年間お世話になりましたm(__)m」

    2006-05-06 15:30:00
  • 105:

    りい

    別れを惜しむかのように、涙が頬をつたった。
    「さようなら」
    両親を起こさないように静かにドアを開けた。

    「梨依チャン梨依チャン(・∀・)こんな夜中にどっこ行っくの?」

    2006-05-06 15:33:00
  • 106:

    りい

    出たΣ(・д・)
    誰か、もう皆様おわかりですよね??
    アタシはここに名をのせるのもぞっとします。

    「ちょちょちょちょっと散歩(・∀・)??」

    2006-05-06 15:34:00
  • 107:

    りい

    そもそも今は午前3時。こんな深夜に人んちの前で何してるん?

    聞こうと思ったが、うんざりしてたのでヤメた(・∀・)

    2006-05-06 15:36:00
  • 108:

    りい

    「ふ〜ん(^∀^)/行ってらっしゃあ〜い?」

    『はい、さようなら。もう二度とお会いする事はないでしょうけど、どおかお元気で(・∀・)』

    アタシはタタタっと小走りで逃げるように我が家を去った。

    2006-05-06 15:39:00
  • 109:

    りい

    マンションの下に置いてある原チャリにまたがって、アタシの家出はスタートした…☆

    ついたのはミナミ。
    もう午前4時近いのに、まだまだ賑わっている。

    2006-05-06 18:13:00
  • 110:

    りい

    ミナミの街は、すんなりアタシを受け入れてくれた。
    今は昔と違って、あまりにも自由すぎる。
    『法律が厳しくなった』
    世間はそう言うが、いったいこの街のどこに法律が存在するのかすら分からない(*ノд`)

    2006-05-06 18:15:00
  • 111:

    りい

    警察はお得意の『見て見ぬフリ』。
    何が起ころうが放置プレイ。きっとこの人達は、目の前で殺人が行われていたって気にも止めないだろう―。
    1人そんな事を考えながらミナミを歩いた平成37年12月だった。

    2006-05-06 18:19:00
  • 112:

    りい

    ポンポン(。・ω・)?

    誰かがアタシの肩をたたいた。恐ろしい人やったら嫌やから、ゆっくり恐ろしい顔して振り返るアタシ☆

    「荷物おもたない〜?てか自分カオこわっ(◎-◎;)」

    2006-05-06 19:39:00
  • 113:

    りい

    お〜ッとなかなかのイケてるメンツ、略してイケメン!!冗談ぬきで、目がハートになったよー。『?』←こんなんこんなん〜。

    「で、何してるん?」

    「あんなぁ、りぃなぁ、仕事探してんねんっ。お兄さん何かいい仕事紹介してえ??」

    2006-05-06 19:43:00
  • 114:

    りい

    イケメン兄さんはニヤッと笑って
    「よっしゃついといで〜」
    とアタシに言った。

    テクテク…テクテク(。・ω・)

    2006-05-06 19:45:00
  • 115:

    りい

    「ついたよ〜」

    店内は真っ暗(゚∀゚)今はやりのなんちゃらトカゆう音楽ガンガン!

    接客中のお姉さまがたは上半身ハダカ( ̄□ ̄;)!!………そうデス、ここはセクキャバです。

    2006-05-06 19:48:00
  • 116:

    りい

    【――バタン。】
    17歳、スーパーのレジ打ちをしていたアタシにはあまりにも刺激が強かったみたい(゚∀゚)
    イケメン兄さんが背を向けた瞬間アタシは走ってそこから逃げ出した。

    逃げ足…早いんで。はい、すみません。

    2006-05-06 19:51:00
  • 117:

    りい

    『あ〜これからどおしよぉぉぉぉ!』
    何も考えナシでミナミへやってきた脳タリンなアタシ☆
    テクテク…テクテク。テクテク。
    歩き疲れて座りこんでしまう『汚』梨依子。

    2006-05-06 20:13:00
  • 118:

    りい

    ケイタイも、必要ないなーと思い家に置いてきた。暇やしオナカすいたし寒いよぉぉ(-д-)

    「なぁなぁっ(ハ・∀・)」
    声の主を見ると、ハスキーボイスの美女☆

    2006-05-06 20:35:00
  • 119:

    名無しさん

    2006-05-07 04:06:00
  • 120:

    名無しさん

    2006-05-07 14:18:00
  • 121:

    りい

    薄いピンクのロングドレスが本当に良く似合っていた。
    小さい顔に白い肌。黒目がちで切れ長の目。赤い唇からのぞかせる白い歯。笑うと八重歯がものすごい可愛い。

    ―――完璧――。

    2006-05-07 15:11:00
  • 122:

    りい

    「自分なにしてるん?寒ない?」
    完璧なお顔からは想像もつかないようなハスキーボイスに少々コトバ使いが汚い(・д・)

    「何もしてないしめっちゃ寒い」

    2006-05-07 15:13:00
  • 123:

    りい

    それが彼女との出会いだった。
    彼女はニッコリ八重歯をのぞかせて、アタシの前に座り手を差出して
    「ふゆ。よろしく?」
    と言った。

    2006-05-07 15:18:00
  • 124:

    りい

    「ふゆ…チャン??…アタシりいこ(・∀・)」

    「ふ〜ん。りいこ?へんな名前。てかアンタ家出少女やろ??うちおいでや☆」
    ……我が家からミナミに出てきて早2時間。本日の宿が決まった。あ〜恐ろしい街だ(*ノд`)

    2006-05-07 15:21:00
  • 125:

    りい

    3分程歩くとふゆの家についた。
    そこでアタシ達はいろんな話をした。ふゆの事をたくさん聞いた。

    『冬』とゆう名前な事。『歩遊(ふゆ)』としてキャバで働いていた事。今日なんとなく嫌になって店をやめて飛び出てきたとこでアタシを発見した事――。

    2006-05-07 15:29:00
  • 126:

    りい

    「冬って何歳なん?」

    「17ヤデ(・∀・)梨依は?」
    「大人ッぽいなぁ。アタシ何歳やと思う?」

    2006-05-07 15:30:00
  • 127:

    りい

    「22くらい?」

    ( ̄□ ̄;)!!
    いや、ふけ顔デスよ?ちょっと笑いじわとか深いデスよ?でもな、アタシ
    「冬とおないヤデ。17」

    2006-05-07 15:33:00
  • 128:

    りい

    ――とにかくいろんな話をした。
    でもアタシの事はあんまり話さなかった。
    その日は寝る事にした…。
    時刻は午後3時。アタシが目覚めると冬は居なかった。

    2006-05-07 15:35:00
  • 129:

    りい

    『梨依え?オハよ。ごっつい寝顔やで。冬は今からちょっと出掛けてきます。7時スギには帰るわ。待っててな!冬より』

    とゆう置き手紙を残して。

    2006-05-07 15:38:00
  • 130:

    りい

    泊めてもらったお礼に…と、冬が帰ってくるまでに晩ご飯を作っておこうと思い、失礼ながら冷蔵庫を開けてみた。

    中はカラッポで、マヨネーズだけがポツンと置いてあった。
    あわてて食材を買いに行って料理開始(・∀・)

    2006-05-07 16:03:00
  • 131:

    りい

    カレーライス。ハンバーグ。スープ。野菜サラダを作ってテーブルに並べていると、冬が帰ってきた(・∀・)

    冬は、テーブルいっぱいに並べられたゴハンを見て呆然としていた。

    「おきゃえり!オナカすいたやろ?食べよ?」

    2006-05-07 16:05:00
  • 132:

    りい

    何も答えずに座って食事をとりはじめた冬。
    アタシが
    「どぉ〜?まずなぃ?」
    と言って冬を見ると、きれいなお顔が見事なまでにぐちゃぐちゃになって泣いていた。

    2006-05-07 16:07:00
  • 133:

    りい

    「ぅうゥゥ〜うまいぃぃィィィ(TдT)」

    …泣いている。泣きスギている。泣いている。。

    「なんで泣くん?」

    2006-05-07 16:08:00
  • 134:

    りい

    「ゥゥッゥうれ…っひッヒッ」

    あ〜『嬉しい』のね。
    そんな冬が可愛くて可愛くて仕方がなかった(。´∨`。)

    2006-05-07 16:11:00
  • 135:

    りい

    泣きやんだ冬は、
    「梨依これからどーすんの?」とアタシに聞いてきた。
    「ン。とりあえずココ出て職探すかな(・∀・)」

    「ふゅも探すから一緒に探そやぁ?てか…ずっとおりぃや(。′`)ノ」

    2006-05-07 16:13:00
  • 136:

    りい

    ………とゆう事で、アタシは冬と一緒に暮らす事になった。
    仕事は、冬が知り合いに頼んでくれてキャバを紹介してもらった。

    アタシは冬にいろいろ仕事を教えてもらい、毎日仲良く楽しく働いていた――☆

    2006-05-07 16:15:00
  • 137:

    りい

    冬はよく言っていた。

    「梨依〜絶対ハマったらアカンで(*ノд`)。。」

    デモその頃のアタシは、それがどぉゆ意味かわからンかったねん(*/д*)

    2006-05-07 16:27:00
  • 138:

    りい

    そこそこ売れっ子になってきたアタシ(・∀・)
    指名・同伴・アフター…何でもこなしてきた。それと同時にお金を持つようになった。欲しいモノはそれなりに手に入れ、いったい自分が何をしたいのか、いったいドコへ向かうのか……
    マヒしてたんやねきっと。

    2006-05-07 16:31:00
  • 139:

    りい





    2006-05-07 16:31:00
  • 140:

    りい

    嬉しくて嬉しくって…涙がでちゃう(。´ω`。)
    冬も一緒に泣いて笑って喜んで…幸せだあ〜。

    そしてバースデイの次の日。

    2006-05-07 16:37:00
  • 141:

    りい

    お店は休み☆外はあいにくの雨(*Pд`。)q
    いつもの様に缶ビールとおつまみをサカナに冬と笑っていた。

    「ちょっちょお!梨依や…」

    2006-05-07 16:38:00
  • 142:

    りい

    目を点(・д・)にしてテレビを指差す冬。
    「ほへェ?」
    冬の長い指が差すテレビに目をうつす。

    「うん…りぃや(・д・)」

    2006-05-07 16:41:00
  • 143:

    りい

    開いたクチがふさがらなかった。
    テレビにはどでかくアタシの写真がのっていた。

    『なぞの失踪から早1年。奥村梨依子チャン、涙のBIRTHDAY』
    そんな、テレビにうつる文字を眺め…わけがわからずにいた。

    2006-05-07 16:44:00
  • 144:

    りい

    おかんおとんをはじめ、何故かのんチャンや奈緒美ねーチャン。海まで……(*д*)

    「うわっバァリ男前やん(?´з`)ノ誰ダレぇ!?」

    少々興奮気味の冬チャン。キラキラのおめめを更に輝かせアタシに問い掛ける――。

    2006-05-07 18:15:00
  • 145:

    りい

    「彼氏………やった人。」

    「元カレかぁ(´з`*)」

    「元でもないねんけどな。」

    2006-05-07 18:22:00
  • 146:

    りい

    テレビではおかんが泣きながら
    「梨依子チャン。お誕生日おめでとう…。今どこにいてるの?お母さん毎日毎日梨依子チャン探してるんよ?これ見てるんなら連絡ちょうだい。お母さん、どこでも迎えに行くよ。お願い…かえってきてぇぇぇ(TдT)」

    2006-05-07 18:25:00
  • 147:

    りい

    おかん…おまえそんなしゃべり方した事いままでにあったか?
    テレビ映り気にしすぎでしょ( ̄□ ̄;)!!
    おとんも、
    『泣きわめく妻を支える優しい夫』狙ってるんかしらんけどおかんの肩抱いて…まったくこの夫婦は(*´Д`)=з

    2006-05-07 18:31:00
  • 148:

    コアラ

    頑張って??

    2006-05-07 18:33:00
  • 149:

    りい

    そして司会者がハンカチで自分の涙(出てるわけではナイ)を拭いながら

    「梨依子チャンは皆に愛されて育ったのデスね。さぁ、視聴者の皆様!どんな情報でもかまいません!!梨依子チャンを見かけた方、今すぐこのデンワ番号にぃ!!!」

    2006-05-07 18:34:00
  • 150:

    りい

    そう言って番号を画面の下の方に出した瞬間、
    『プルルル』ステージ裏に設置されたいくつもの電話機に対応していく何十人ものオペレーターが映されていた…。

    『え、えらいこっちゃあ!』

    2006-05-07 18:36:00
  • 151:

    りい

    隣の冬は興奮度MAXといったところでしょうか?
    鼻息を荒くしながら

    「マジでぇ!ヤバない?!」
    などわめいてる。何故かやけに冷静かつ客観的なアタシは

    2006-05-07 18:37:00
  • 152:

    りい

    「あぁ。どないなるんやろな。」
    など言いながら、頭の中ではこれからドコに行くべきか――そればっかり考えていた。

    2006-05-07 18:39:00
  • 153:

    名無しさん

    2006-05-07 20:12:00
  • 154:

    名無しさん

    2006-05-07 20:13:00
  • 155:

    名無しさん

    2006-05-07 20:41:00
  • 156:

    りい

    司会者の
    「え〜。たくさんの情報が集まりました」
    の声ではっとし、画面をじーっと見るアタシと冬。
    《札幌のラーメン屋で働いてる》やら《沖縄で見た》やら《東京で男と同棲してる》やら《トモダチのトモダチ》やら……(*/д*)

    2006-05-08 00:41:00
  • 157:

    りい

    冬は笑ってる。

    「ギャハハ?へぃ!ラーメン1丁〜!ギャハハハハハ!」

    今はそんな事、笑ぇナィンだよ(*ノд`){ふゆちゃあん。

    2006-05-08 00:43:00
  • 158:

    りい

    「大変有力かと思われる情報が多数よせられております!えー電話がつながっております!」
    司会者の声にドキッ(*Pд`。)q

    電話の主は言いやがった。
    「ミナミの〇〇とゆう店で働いてますよ、はい。え?はい、キャバクラです。よく指名してます。はい。梨依子チャンで間違いナイですよ、はい」

    2006-05-08 01:16:00
  • 159:

    りい

    聞き覚えがある「え〜はい。」とゆうこの喋り方は…………岩チャン!アタシのお客さんや(*ノд`)アイタタタ。
    こっの出歯ガメがぁぁ!
    「え〜はい。電話番号?あ〜はい、知ってますよ、はい。0☆05☆48☆2☆1デスはい。」

    2006-05-08 01:19:00
  • 160:

    りい

    アーァ。言っちゃった…。
    司会者が額の汗をふきながら、
    「ミナミの某キャバクラで働く梨依子チャン(20歳)説が1番有力で、同じ情報が多々あつまっています!今から視聴者の方に教えていただいた、梨依子チャンのケイタイ電話にかけてみようと思います!!」

    も〜(*ノд`)えーッちゃうねん☆

    2006-05-08 01:22:00
  • 161:

    りい

    その瞬間、机のうえのケイタイ電話が鳴ったΣ(・д・)
    「えぇ〜ん。ふぅゆぅ〜?どっ、どおしよ〜」

    「とりあえず出てみいやぁ!」

    2006-05-08 01:24:00
  • 162:

    りい

    「…もしもし」

    「りっりいこチャンですか?」
    「ハイ…。」

    2006-05-08 01:25:00
  • 163:

    りい

    「あっコチラ〇〇局の…」

    司会者の声をさえぎるようにアタシは言った。

    「わかってます、今みてるから。」

    2006-05-08 01:26:00
  • 164:

    りい

    その瞬間…画面におかんがドアップで映り、叫んだ。
    「ゴルァ!おまぇ何さらしとんねんこのドアホゥがぁ!!今まで1年ドコで何しとってん!アタシが納得するよぉに説明して見せんかぁぁぁ!どつきまわしたろかボケェ。この親不孝もんがぁぁ!」

    オカンキレター(・∀・)………せっかく《上品な奥さん》演じたのにィ。アタシは言ってしまったよ(*ノд`)

    2006-05-08 01:31:00
  • 165:

    りい

    「ちょ、おかん。テレビやから…もぉちょい落ち着いて話しやなアンタ恥ずかしいで(-д・;)」

    あ、司会者のハゲ散らかしたオッチャン「ぷ」ってわろてる…。
    あ、オペレーターの姉チャンらもクスクスわろてる…。
    あ、おとん今ニヤッてした。

    2006-05-08 01:33:00
  • 166:

    りい

    そして隣で見てる冬チャン。けらけら笑いスギよー(′д`)
    そして画面の中のおかん貴依(40)は年甲斐もなく真っ赤な顔をしてうつむきながら
    「とっとにかく!帰ってくるやろ?」
    と言った―――。

    2006-05-08 01:42:00
  • 167:

    りい

    「ウ〜ン。。今アタシ楽しいねんよ。あと1年待(^д^;19なったあ帰るから。今はトモダチの冬チャンって子とちゃんと生活してるから安心して。おとんも…心配せんでもアタシ大丈夫やで。奈緒美ねーチャンごめんなっ。おかん頼むわ!海…ゴメンな。アタシの事は忘れてあの浮気相手チャンと仲良くして(`∀´)のんチャン…何もない☆じゃあ。」

    【プツ…プッープッー―――】少々強引だがアタシは電話を切った。

    2006-05-08 01:48:00
  • 168:

    りい

    電源OFFにして、
    「冬っ!お待たせえ(゚∀゚)」
    「ナカナカおもろい家庭やん(ー∀ー)」

    それからアタシは冬と話し合った。今後の事――。

    2006-05-08 01:51:00
  • 169:

    りい

    意外にも冬はこう言った。
    「なあ〜、冬ついてったるから梨依の家いこ?どちみちバレてんし、あいさつだけしとかな(・∀・)ほんでまたココ戻ってこよおや。」

    20分ほど黙って考えたが、「わかった」と返事をしてその日は寝る事にした。

    2006-05-08 01:53:00
  • 170:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 171:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 172:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 173:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 174:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 175:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 176:

    りい

    「梨依〜起きや!」
    午前7時。冬に起こされ目が覚めた。
    「実家いくでぇ」
    …勘弁してよ−(*д*)
    どおやら冬は本気でアタシの家に行く気らしい。。

    2006-05-09 12:45:00
  • 177:

    りい

    しかもバッチリ化粧して、もう準備オッケーみたい(。´ω`。)

    あわてて顔を洗って適当に化粧を施して支度するアタシ。
    「でけたよー。」

    2006-05-09 12:47:00
  • 178:

    りい

    「待ちくたびれたわ」
    …つくづく勝手な奴だ。
    アタシ達はタクシーに乗りこみ、運チャンに行き先を告げた。
    心臓が100m走ったくらいバックンバックンゆぅてたけど、あえてアタシは自分の心臓をスルーした(o゚д゚)b

    2006-05-09 12:50:00
  • 179:

    りい

    5階の我が家まで、なんとなく階段で行く事にした。タダの時間稼ぎだ。

    「ココやで(*д*)」
    息を切らしながら冬に告げた。 【ピンポーン】

    2006-05-09 12:57:00
  • 180:

    りい

    え(゚∀゚)いっ、いきなり?
    【ガチャ】扉が開いて、ボサボサ頭のおかんが出てきた。
    「入りなさい」
    …おおおおこってるよおぅ(¥△¥;)当たり前中の当たり前だが、いまさらカナリ怖くなった。

    2006-05-09 12:59:00
  • 181:

    りい

    「おじゃましまぁ?す♪」
    空気の読めない女、冬。

    リビングのソファに冬と並んで座るアタシ達は、はたから見れば【できちゃった】報告をしに彼女の実家にやってきたカップルのようだろぅ。
    あ、違う。女どぉしや…。アタシの頭の中はおかしくなっていた。

    2006-05-09 13:07:00
  • 182:

    りい

    烏龍茶をアタシ達の前に差し出すおかんの手は、確かに震えていた。



    怒りで…。

    2006-05-09 13:08:00
  • 183:

    りい

    「スーッ」
    おかんが大きく息を吸った。そして次の瞬間…鬼の形相でキレた(゚∀゚)
    頭の上に2本のとがったモノが見えた…。

    2006-05-09 13:10:00
  • 184:

    りい

    「ゴルァ!お前どのツラさげて帰ってきたんじゃこのバカ娘がぁ!よぉノコノコ帰ってこれたのぅ、ワシも舐められたモンやのぅ!あぁ?聞いてんのかゴルァ!ただいま〜で済ませれる思たら大間違いじゃ!!」

    「わかってるって、落ちついてよチョット(u_u)o〃」

    おかんは現役デス。

    2006-05-09 13:16:00
  • 185:

    りい

    「そぉですよぉ?落ち着いてください、貴依サン?」
    冬がゆった。おかん唖然(゚∀゚)
    「あ、うん。ゴメン…。」
    なんでか冬に謝るおかん。なんとなく気まずい雰囲気を、冬は何とも思っていないよぉだ。

    2006-05-09 16:58:00
  • 186:

    りい

    「ハジメマシテ、ふゅデス☆貴依サンの事は梨依チャンからよく聞いてます?ずっとお逢いしたいと思ってたんデス。あ、ふゅネ−、梨依チャンと一緒に住んでるの(・∀・)だから、貴依サン安心してね−?梨依はふゅに任せて?」

    ある意味怖いモン知らずだったのね…冬。

    2006-05-09 17:01:00
  • 187:

    名無しさん

    2006-05-09 18:12:00
  • 188:

    りい

    そして冬はアタシにむかってこぉ言った。

    「チョット梨依、悪いケド席ハズしてもらえる??貴依サンと話したいねん。」

    え…、ハイ。アタシは自分の部屋におる事にした。

    2006-05-09 18:30:00
  • 189:

    りい

    1年ブリに入るアタシの部屋は、家を出た時のまんまだった。多少ホコリくさかったが気にせずベッドに寝転んでみた(´∀`)

    あ…なんか落ち着く(゚∀゚)

    1人のけ者にされた気分でぼ〜ッとしてた。

    2006-05-10 02:23:00
  • 190:

    りい

    一時間くらい経っただろぉか、リビングから冬の叫び声が聞こえた。

    「梨依〜!もぉえ−よン」
    タタタッとリビングに行くと、さっきまでの気まずい雰囲気が嘘のよぉに笑顔の二人がいた。
    仲良しになっちゃったみたい(*/▽*)

    2006-05-10 02:25:00
  • 191:

    りい

    異様なくらい穏やかな表情のおかんがアタシに優しく話す。

    「アンタちゃんと19なったら帰るんやでぇ。ほな、冬チャンこのバカ娘たのむわなぁ。」

    …展開が読めない(*д*)

    2006-05-10 02:27:00
  • 192:

    りい

    「任せてよぉ?ふゅが責任もって1年後ココに連れてくるからぁ!貴依チャンもたまにウチおいでな?」

    もぅ一度言おう。
    …展開が読めない(+д+)

    2006-05-10 02:29:00
  • 193:

    りい

    すっかり和んでるフタリを見て悪寒が走ったが、あえてほっといた(ρω-)q

    家を出て、次はエレベーターで下へ向かった。すでに到着してたタクシーに乗りこみ、アタシは冬に問いかけた。

    「なぁ、おかんと何しゃべったん?」

    2006-05-10 02:33:00
  • 194:

    りい

    そして冬は話した。リビングでの出来事を。

    なんだかよくわからなかったが、とりあえず分かったのは『アタシは19なるまでは冬んちで生活してていい』とゆう事だった☆

    2006-05-10 02:35:00
  • 195:

    りい

    妙にクチがうまい冬の事だから、きっとおかんを丸めこんでくれたんやね(・∀・)アリガトー?

    そして、また冬ンちに戻りアタシ達は今まで通りに暮らす事に(-ω-)

    あ?ひとつ今までと変わったのは、アタシのファミリーが遊びに来るよぉになりました…。

    2006-05-10 13:18:00
  • 196:

    りい

    冬がうかつに家を教えた事により、なんとも言えないダルーィ生活になってしまったのデス。

    おかんは、おとんと喧嘩する度にやってくる。
    おとんは、おかんを連れ戻しにやってくる。
    そんな二人を見守るよぉに、のんチャンがこそっとやってくる…。迷惑極まりない。

    2006-05-10 13:21:00
  • 197:

    りい

    そんな慌ただしい毎日の中でも、アタシ達はレギュラーで出勤していた。

    前も言ったが、アタシは段々ハマってしまっていた。
    チヤホヤされる事にもけた違いのお給料にも…。
    最低なキャバ嬢に成り下がった。

    2006-05-10 13:24:00
  • 198:

    りい

    『梨依子は色専門』『枕嬢』『接客態度わるすぎ』『ぶさいく。』

    最後のんは置いといて、段々たたかれてきた。

    お客さんと寝た事はナイ。

    2006-05-10 13:26:00
  • 199:

    りい

    色恋は…してた(゚∀゚)
    1番ひどかったのは、リョウ君とゆぅお客さんに対して。

    今やから言えるケド、嬢として最低。いや、人として最低…。

    2006-05-10 13:28:00
  • 200:

    りい



    『人間やめますか?』

    やめた方がヨカッタでしょう。アタシは最低やから。

    2006-05-10 13:30:00
  • 201:

    りい

    リョウ君。まだ若い彼の人生を狂わせてしまった…。

    笑える話でもナイ。

    リョウ君。また逢えるなら謝りたい。…きっともう逢えない今やから言える綺麗事。

    2006-05-10 13:32:00
  • 202:

    りい

    スミマセン(*д*)略なっちゃった。でも略ナシです?

    2006-05-10 13:34:00
  • 203:

    りい

    リョウ君と出会ったのは、キャバで働くよぉになってすぐ。 20歳――。会社の上司と来ていた。見た目カッコィィとはお世辞でも言えない。女性慣れしてない内気な人。

    たまたま隣に座ったアタシは、
    「リョウ君の事おしえて」と言ったが、彼は
    「別に普通やから…」と言った。

    2006-05-10 13:52:00
  • 204:

    りい

    会話に困ったアタシは、
    「じゃあアタシの事話すわ♪」と言い、自分の話をした。冬と暮らしてる事や、自分の生い立ち。スキなモノ、キライなモノ…。


    対した盛り上がりもなく、どちらかとゆえば面白くない。…それが始まりやった。

    2006-05-10 13:56:00
  • 205:

    りい

    次の日、リョウ君はヒトリでやって来た。
    指名されたアタシは、昨日の何が良くて?と思いながら席についた。

    「もっと梨依サンの話が聞きたいデス」
    …………この人カワリモンやな。

    2006-05-10 14:01:00
  • 206:

    りい

    そしてその日もアタシは自分の話をして、リョウ君は帰っていった。

    それから2週間…彼は現れなかった。

    何で番号聞いとけへんかったんやろ…水商売初心者にありがちなミスを犯してしまった事を悔やみながら、日々を過ごしていた。

    2006-05-10 16:27:00
  • 207:

    りい

    冬はいつもこうだ。
    自分の指名客と会話がつきると
    「梨依も指名したってぇ。3人でしゃべろ?」

    と言ってアタシを呼ぶ。そしてここぞとばかりに冬をたてるアタシ。

    2006-05-10 16:32:00
  • 208:

    りい

    そしてアタシはまた自分の話を永遠とした。

    「梨依チャン面白いな。もっと話したいな」

    リョウ君のメールアドレスを聞き、その日は終わった。

    2006-05-10 16:43:00
  • 209:

    りい

    アタシは毎日メールを送った。

    【おはよぉ?今日も寒いなぁ?仕事頑張ってね】

    【うん。梨依チャンも頑張って】

    2006-05-10 16:45:00
  • 210:

    りい

    そんな意味のないメールを毎日していた。

    そろそろ営業かけよかな。

    一週間たったころ、アタシはメールを送った。

    2006-05-10 16:46:00
  • 211:

    りい

    【逢いたい…】


    返事はなかった。ちょっとモロすぎたかな〜と思っていると―――来た(・∀・)
    リョウ君…営業だょお(*д*)

    2006-05-10 16:48:00
  • 212:

    りい

    「わぁ…、来てくれたんや。アリガトォ?」

    「全然いいよ、俺も…逢いたかってん。」

    顔を真っ赤にしてそぉ言うリョウ君に、嫌悪感すら抱いていた。無口な人は苦手。リョウ君は本間に無口。疲れるわぁ…。

    2006-05-10 16:51:00
  • 213:

    りい

    その日から、3日に1回は来てくれるよぉになった。
    会話なんてナイ。アタシは自分の話をひたすら喋る。延長だって頼めばしてくれる、ドリンクだって飲ませてくれる。頼めば何でもしてくれる…。本間に楽やった。

    2006-05-10 16:54:00
  • 214:

    りい

    リョウ君からメールが届いた。
    【梨依チャンが好きデス。付き合ってくれませんか?】

    いつかは来ると思ってた。
    【話したいから今日待ってる】

    2006-05-10 16:58:00
  • 215:

    りい

    リョウ君はすぐに店に来た。
    話なんてナイ。アタシは世間話をし、付き合う話には一切ふれなかった。

    それからリョウ君は毎日メールで愛を語るよぉになった。

    2006-05-10 17:00:00
  • 216:

    りい

    アタシも調子のって、
    【行ってきまぁす。浮気すんなよ?】
    【昨日なんで電話でぇへんかったん?女?】
    とか、思ってもいない事をメールに入れたりしてた。

    2006-05-10 17:33:00
  • 217:

    りい

    いちおう月1あるかないかで、プライベートで逢ったりもしてた。もちろん同伴もあった。

    【梨依チャン。もぉあんまり店これんねん。お金が…】
    【そっか】
    いつかは来ると思ってた。

    2006-05-10 17:35:00
  • 218:

    りい

    それでもアタシはメールは返していた。

    【遊びにいかへん?】
    そんなメールが届いた時、アタシは腹がたった。
    店に来る金はナイのに、遊ぶ金はあるんかい(`□´)勝手なやっちゃなぁ!

    2006-05-10 17:40:00
  • 219:

    りい

    ………勝手なのはアタシだ。

    なんてその時気づくわけがなかった(+д+)

    2006-05-10 17:41:00
  • 220:

    りい

    【お金ないんやろ?遊びに行かれへンやん笑】

    気づいたら携帯にそぉ打ち込んでいた。

    ど−よ?この性悪(*д*)

    2006-05-11 01:54:00
  • 221:

    りい

    『さいて−』『性格わるっ』『キッツ−』

    …なんとでもゆーてください。アタシは最低デス。

    2006-05-11 01:55:00
  • 222:

    りい

    そしてしばらく放置プレイ(*д*)
    観念したのか、リョウ君はやってきた。お店に…。
    「お金いけるン(¥△¥;)」アタシが聞くと、力なく笑い
    「大丈夫やで」と言った。

    2006-05-11 02:05:00
  • 223:

    りい

    まさか…ア◎ム・プロ◎スの常連サンになってたなんて気づかなかった。

    2年間リョウ君はずっと通ってくれてた。それなりに店外もあった。体ダケはイヤやったから拒んでた…。

    2006-05-11 02:08:00
  • 224:

    りい

    キスはした。奥手キングのリョウ君が見てて歯がゆくて、アタシからした…。

    「今日はありがとぅ?ちゅっ(>ε

    2006-05-11 02:16:00
  • 225:

    りい

    彼の車が見えなくなった瞬間、キスの余韻を消すよぉにタンを道にはいた。

    ホラ、アタシ最低でしょ?純粋な気持ちをもて遊んでるんデスよ…?

    冬はあきれていた。

    2006-05-11 02:18:00
  • 226:

    りい

    「リョウ君かわいそぉ…」
    「見てられへんわ。」
    「リョウ君はやめたってほしいわ」

    そんな親友の言葉なんて耳に入ってなかった…。

    2006-05-11 02:21:00
  • 227:

    りい

    「いや、彼はネタですから(≧▽≦)ゞ」

    「アンタいつからそんな性格わるなったん?こぉゆう奴いっちゃん嫌い。」

    …冬の意見、正しいよ。

    2006-05-11 02:25:00
  • 228:

    りい

    アタシがリョウ君にキスしてから、フタリの間でおかしなルールが出来てしまった。

    【信号待ち?でチュゥ】

    …しつこいけどアタシは別に彼が好きでもないし、付き合ってもない。こんなんはバカップルがやる事だ。

    2006-05-11 02:30:00
  • 229:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 230:

    りい

    彼も心ナシか大胆になってきて、信号でとまった瞬間ベロを入れてきた。いわゆるベロチュゥ…。
    まぁそこまでは許せたねんけど、ある日アタシの豊満なバスト(Aカップ)に触れよってんな。

    2006-05-11 02:37:00
  • 231:

    りい

    アタシの頭の中のスイッチがいきなり【ON】に切り変わった。

    「おまえ何しとン?誰が乳さわれ−ゆうてん?あ?勝手な事すんなや。今後一切アタシの体に触れんなょ」

    「あ…ゴメン」

    2006-05-11 02:41:00
  • 232:

    りい

    あぁ…彼は本当に【かわいそう】がふさわしい。

    それから半年後、
    「りりりっりいチャン。ほっホテル行きたくなぃ!?」
    彼は精一杯勇気をふりしぼって誘ってきた。

    2006-05-11 02:45:00
  • 233:

    りい

    せやのに…せやのに…!!アタシは
    【チッ】
    ……………舌うちダケで彼の欲望を踏みにじった。

    舌うちの意味がワカラナイのか、彼はもぉ一度ゆった。

    2006-05-11 02:49:00
  • 234:

    りい

    「りっ(>_

    2006-05-11 02:51:00
  • 235:

    りい

    その日はまさかの大雨。湿気を含んだ髪の毛にイライラ。イライライライライライラ。
    pipipi…

    【話ある。今日あいたい】
    イライライライライライライライラ。

    2006-05-11 15:39:00
  • 236:

    りい

    そして彼はやってきた。
    「リイチャン。俺の事スキー?」「………しつこい。最近リョウ君そればっかりやん」
    「答えて。…俺カレシやんなあ?」

    2006-05-11 15:58:00
  • 237:

    りい

    もぉ何か疲れてた。
    イヤやった。
    なんでもヨカッタ。

    「………彼氏じゃない」

    2006-05-11 17:37:00
  • 238:

    りい

    今にも泣きだしそうな顔で彼は笑った。
    「ハハハ…俺っ何勘違いしてたんやろ。付き合ってる気でおったわ…」

    「ゴメン…アタシが悪いから。」
    そぉ言うしかなかった。

    2006-05-11 17:39:00
  • 239:

    りい

    「俺の事チョットはスキやった?」
    その言葉を聞いて、アタシは両手を口にあてて涙した。

    「ゴメンナサィ…」
    綺麗にセットされた髪型もネイルも…何もかも醜いアタシを隠すために施されていた。

    2006-05-11 17:41:00
  • 240:

    名無しさん

    切ない…笑

    2006-05-12 02:17:00
  • 241:

    りい

    「そんなに泣かんといて?…てか梨依チャン泣くのおかしいって。泣きたいんは俺やで。。」

    当たり前だ。騙してた奴が、何悲しくて涙するねん。アタシはつくづく変な奴だ。

    2006-05-12 13:32:00
  • 242:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 243:

    りい

    「帰るわ」

    お買い計を済ませ、彼は出ていった。

    アタシは見送る事も出来ずにただその場で泣き崩れていた…。

    2006-05-12 13:33:00
  • 244:

    りい

    あまりに泣くアタシを見て、店長が帰っていいと許可をくれた。
    アタシは家に帰り、リョウ君に電話をした。

    【プルルルル…プルルルル………ただいま電話にでる事はできません】
    何回かけても無駄だった。

    2006-05-12 13:35:00
  • 245:

    りい

    【リョウ君…逢ってちゃんと謝りたい。】
    そんなメールを送ったが、返ってくる事はなかった。

    何時間かすると冬が帰ってきた。

    2006-05-12 13:37:00
  • 246:

    りい

    また泣いているアタシを見て冬は言った。

    「あんな、しゃ−ないで?ウチラはそれも仕事の内やねん…。ふゅデモ色恋でひっぱる事あるよ。だけどな………ふゅはヒト選ぶよ。あのコはやめたってほしかった。」

    アタシは黙って頷いた。

    2006-05-12 13:39:00
  • 247:

    りい

    アタシもそう。冬と同じで、色恋なんてリョウ君にダケではナィ。

    お客が色を好むならアタシはそうしてた。

    あんな純粋なリョウ君にはヒトとしてしてはいけなかった。

    2006-05-12 13:42:00
  • 248:

    りい

    アタシは店を辞めた。

    せめてもの償い…。

    そんな事で許されるハズもないけど。

    2006-05-12 13:43:00
  • 249:

    りい

    風の噂で、彼が女性恐怖症になったと聞いた。職場には女性が多すぎるので辞めたとも聞いた。

    人生を狂わせてしまった。

    2006-05-12 13:45:00
  • 250:

    りい

    残り、19歳まで3ヶ月。アタシは働かなかった。

    冬も
    「なんとなくツカレタ」
    とかゆぅて辞めた。冬はマイペース極まりない。

    2006-05-12 13:50:00
  • 251:

    りい

    日々ダラダラ…(-ω-)

    そして残り1ヶ月。冬はソワソワしだした(゚∀゚)

    「どないしたん?最近おちつきないでー(・д・)あ、アタシがおらんなるから寂しいってかぁ(*/▽*)」

    2006-05-12 13:52:00
  • 252:

    りい

    「ちゃうねん(+д+)」


    …ちゃうんかい!冬よ。嘘でもいい、「寂しい」てゆってくれ。なんだかアタシが寂しいわ(;□;)!!

    2006-05-12 13:54:00
  • 253:

    りい

    そして冬は続けた。

    長くなるのでアタシがかわりにまとめよう。

    それは…

    2006-05-12 13:55:00
  • 254:

    りい


    冬には彼氏がいた。アタシと出会う1週間前まで。彼の名はヨウ。冬はヨウとこの部屋で同棲していた。ヨウはかなりの暴力オトコ(-д-)
    そんなある日事件は起きた。

    2006-05-12 13:58:00
  • 255:

    りい

    「お気に入りの服が洗濯物に出してまだ乾いてない」

    とゆう、なんともショウモナイ事でヨウはキレた(゚∀゚)

    2006-05-12 14:00:00
  • 256:

    りい

    そしていつものごとく冬を殴りまくった。完璧にキレているヨウは抑えがきかなくなっていた。

    『殺される』

    そぉ感じた冬は部屋から逃げだした。

    2006-05-12 14:02:00
  • 257:

    りい

    走って着いたのは、交番。
    血まみれで裸足で入ってきた冬に驚いた警官が事情を聞こうとしたその時!

    追いかけてきたヨウが交番に到着した。

    2006-05-12 14:04:00
  • 258:

    りい

    警官の前で殴る蹴る。

    「助けてェェ!この人に殺される!」

    …ヨウは捕まった。

    2006-05-12 14:05:00
  • 259:

    りい

    他にもたくさんの悪事を重ねてきた彼は、2年でてこれなくなった。

    それでも冬は彼を愛してた。

    2006-05-12 14:06:00
  • 260:

    りい

    そして冬とアタシと出会ったあの日。

    「辞めたぁ〜」と笑いもって言っていたが、本当は店にヨウの連れが来たのだ。

    2006-05-12 14:08:00
  • 261:

    りい

    連れは店に来て暴れた。
    そして冬はクビになった。

    まぁ、それからはアタシが毎日一緒だったので何もなかったみたい。

    2006-05-12 14:10:00
  • 262:

    りい

    そしてつい最近。
    「なんとなくツカレタ」と言い辞めてきた冬。
    それにも理由があった。

    ヨウの連れが、ダレから聞いたのかまた来たのだ。

    2006-05-12 14:12:00
  • 263:

    りい

    連れは言った。

    「ヨウもうすぐ出てくる。出てきたら真っ先にお前んとこ行くってゆうてた。お前もぉ命ないな」

    …恐ろしいι(◎д◎)ノヾ

    2006-05-12 14:13:00
  • 264:

    りい

    冬がソワソワしていたのは、もうすぐヨウが出てくる恐怖からだった。

    冬は泣きながら
    「ふゅヨウがこわぃ。。」と言っていた。

    2006-05-12 14:25:00
  • 265:

    りい

    怯えている冬には悪いが、アタシはヨウについてこう思った。

    『バカオトコ』

    だって…だってぇ!

    2006-05-12 14:27:00
  • 266:

    りい

    だって皆様おもいません?彼はバカでしょ?

    洗濯物が乾いてない事によって気が狂ったのよ?

    おかしいと思いませんか?

    2006-05-12 14:29:00
  • 267:

    りい

    あぁ、彼はバカだ。アホだ。



    …冬ゴメンね。元カレを侮辱して。

    2006-05-12 14:32:00
  • 268:

    りい


    ?>>250-276?

    休憩(・∀・)

    2006-05-12 14:33:00
  • 269:

    名無しさん

    2006-05-12 14:40:00
  • 270:

    名無しさん

    2006-05-13 13:48:00
  • 271:

    りい

    「冬はどぉしたいの(*д*)?ヨウクン?と仲良くしたいの?」

    そぉ言うアタシに、少し悩んだよぉに間をあけと冬は答えた。

    「ふゅなぁーヨウが大好きやったん…。でも今はアイツが出てくる思ったら恐い。」

    2006-05-14 03:33:00
  • 272:

    りい

    …アタシは冬に、一緒にアタシんちで住もうと提案した。

    「貴依チャン許してくれるかなあ?」

    大丈夫ダイジョーブ(-ω-)

    2006-05-14 03:35:00
  • 273:

    りい

    結構しつこいけど、アタシ行動は早いの。しつこい?
    携帯をとりだし、
    プルルルル…プルルルル♪

    「あ、もしぃ?おかぁん??」

    2006-05-14 03:39:00
  • 274:

    りい

    「おかぁん?ってお前はダレに電話しとんねん。アタシの電話にアタシ以外ダレでよんねん。」

    …そないキレんでも(-д-)
    このお方は普通に機嫌よく電話に出る事が出来ないよぉだ。

    2006-05-14 03:43:00
  • 275:

    りい

    多少イライラ気味のおかんに負けず、アタシもイライラ。

    「ハィハィ。てか話あるから冬んち来て(・∀・)」

    そぉ言って一方的に電話を切った。アタシは勝手な奴だ?

    2006-05-14 03:48:00
  • 276:

    りい

    もぉ皆様お気づきになっておられるでしょうが、アタシはしつこい。

    同じ事を何回も言います。

    今までも…これからも……。

    2006-05-14 03:51:00
  • 277:

    名無しさん

    あげ

    2006-05-14 10:06:00
  • 278:

    名無しさん

    2006-05-14 13:24:00
  • 279:

    りい

    30分くらい経ったかな…★【ぴんぽ〜ん】

    おかん(・∀・)と−ちゃく。
    「貴依チャン?久しぶりィィィ」

    2006-05-15 13:42:00
  • 280:

    りい

    さっきまで泣いて
    「こわぃ(;□;)!!」
    トカゆうてた女とは思えないくらいのハイテンションでおかんに喋る冬(-ω-)

    「ぉお!冬〜元気しとったかぁ?」

    2006-05-15 13:43:00
  • 281:

    りい

    我が娘より冬の体調を心配するおかん。

    うざい。

    あ〜うざい。。

    2006-05-15 13:44:00
  • 282:

    りい

    「あぁアンタいてたん?影うすいから気ぃつかへんかったわハハハ」

    …おかあさん?

    アタシはアナタの娘デスか?

    2006-05-15 13:45:00
  • 283:

    りい

    様々な疑問を抱きながら、『今はそんなんえーわ』
    とヒトリ納得した。

    おかんを、テーブル挟んでアタシ達の前に座らせお茶を出す。

    2006-05-15 13:46:00
  • 284:

    りい

    「まあとりあえず冬のハナシ聞いたって〜」

    アタシの一言が合図となり、冬はハナシはじめた…。
    ヨウの事を。

    2006-05-15 13:48:00
  • 285:

    りい

    冬が全部ハナシ終えると、おかんはアッサリゆった。

    「しょーもな(・д・)」

    おかん…それ禁句。

    2006-05-15 13:50:00
  • 286:

    りい

    あまりのアッサリ具合に固まってるアタシと冬を見てか見ずか、おかんは更に続けた。

    「今の18歳ってこんなもんかぁ?んなちっこい事でやぁやぁ言いなさんな。ヨウ?とかゆう奴の何が恐くて冬は泣いてんの。アタシから言わせてもらったらタダの気違いや。」

    (+д+)嗚呼…毒舌。

    2006-05-15 13:52:00
  • 287:

    りい

    慌てて冬の顔を見ると、ありえない勢いで肩が落ちている。…暗い。ムリもない。

    自分のこれから起こる恐怖の日々を、簡単に否定されたのだから。

    2006-05-15 13:54:00
  • 288:

    りい

    隣には暗い表情のまま黙ってる友。

    前にはボケーッと窓の外を眺める母。

    なんなんだ。この雰囲気は。耐えきれないアタシは本題にうつす事にした。

    2006-05-15 13:56:00
  • 289:

    りい

    「おかんからしたらしょ−もないかもしらんで?デモ冬からしたら本間恐いねんっ(*д*)……しばらくウチで住ませたったら……アカン?」

    「貴依チャンお願い(>人

    2006-05-15 13:58:00
  • 290:

    りい

    「それかい、ハナシて。…考えとくわ!帰る。」



    おかんを玄関まで見送り、顔を見合わせるアタシ達。

    2006-05-15 14:00:00
  • 291:

    りい

    「たたたたかよチャン許してくれるかな?」

    妙にカミカミな冬。

    「どないやろ(+д+)わっからんなぁ。」

    2006-05-15 14:01:00
  • 292:

    りい

    なんとな−く家にいたくなかったアタシ達は、ご飯を食べに出かけた。

    何故か『酔っ払いたい病』にかかったアタシ達は…とにかく飲んだ。居酒屋→バー→ボーイズバー。

    家につく頃には泥酔。女二人でベロンベロンになっていた。外はもう朝だった。

    2006-05-15 14:04:00
  • 293:

    りい

    酔っ払いにマンションの階段はキツィ。

    それを知ってか知らずかエレベーターは『故障中』。

    つくづく運のナィ女。

    2006-05-15 14:06:00
  • 294:

    りい

    家に着き、顔を洗って部屋に入る。

    アタシ達は1つの部屋に布団を並べて敷いた。

    毎日が修学旅行の様に、いつも寝る前色々なハナシをしていた。

    2006-05-15 14:51:00
  • 295:

    りい

    「今日はちょっと酔ぉたし、もー寝よか」

    冬がそぉ言って電気を消した。すぐにアタシ達は眠りについた。

    リビングに置きっぱなしのカバンの中では、アタシの携帯が【未読メール1件】の標示とともにお知らせランプが点滅していた。

    2006-05-15 14:53:00
  • 296:

    りい

    体がダルくて目覚めると、まだ爆睡中の冬が白眼をむいていた。クチは無様に半開き。大変ぶさいくだ。普段ベッピンなだけに、寝顔はなるべき見たくなかった。いや、見ないようにしていた(*д*)

    あまりにブサイクなので、写メでも撮って見せてやろうと企んだ。

    携帯がない。

    2006-05-15 15:13:00
  • 297:

    りい

    寝惚け眼をこすりながら携帯を探すアタシ。
    …ない。ない。ない?

    慌てて部屋を出た。
    リビングに置いてあるカバンの中で携帯が光っているのを見て、とりあえず安心した。

    2006-05-15 15:15:00
  • 298:

    りい

    ジャラジャラに付けたストラップがカバンの中でもがき苦しみ、なかなか携帯を取り出せずにいた。

    やっとの思いで取り出した携帯。

    【未読メール3件。不在着信1件】の標示。

    2006-05-15 15:17:00
  • 299:

    りい

    着信はおかんからだった。『あとでいいや(´∀`)』悠長にメールを開ける。
    【受信:トマト】
    【夏チャン昨日ありがとう?冬チャンにもお礼言っててな?】

    ん?トマト??夏チャン??

    2006-05-15 15:20:00
  • 300:

    りい

    わけが分からず昨日を思い返してみた―――。
    あ?
    トマトとゆうのは、ボーイズバーの男の子。『とーま』って名前やけど、顔がとてつもなく赤いので
    「とーまってかトーマトやぁん(。´ω`。)」などイマイチ味のないあだ名をつけたのだ。

    2006-05-15 15:24:00
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