-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
欲情
-
1:
名無しさん
あたしはいつも
あなたに
あなただけに
胸を焦がす−2006-07-16 19:38:00 -
2:
名無しさん
彼に出会ったのは、熱い夏の日。
何もしていなくても汗が吹き出て、体はベトベト、気持ち悪かった。2006-07-16 19:41:00 -
3:
名無しさん
あの日あたしは、アテもなく一人、ミナミをぶらついていた。
何もない田舎の町から、鞄一つでこの町に飛び出して来た。何が目的でもない。ただ、退屈な日常から抜け出したかった。2006-07-16 19:44:00 -
4:
名無しさん
精一杯お洒落をして来たつもりだった。いつもより念入りに化粧をして、キレイに髪を巻いた。服だって、田舎で一番大きな街で、あちこち捜し回ってやっとみつけた雑誌掲載品。
なのにやっぱり、自分だけ浮いて見えるのはどうしてだろう。2006-07-16 19:48:00 -
5:
名無しさん
『なぁ、何してるン?!』
声と同時に振り返ると、ナンパされてる二人組の女の子。見た感じ、あたしと同いくらい。彼女達は顔を見合わせて、何か目で合図をし合うと『何もしてなぁ〜い』と甘ったるい声を出して、男達に着いて行った。2006-07-16 20:00:00 -
6:
名無しさん
あぁ、都会も田舎も、ナンパの仕方は一緒なんだなと、ふと思った。
ただ、この街の子達のほうが、おしゃれで、かわいくて、そして少し、バカそうだ。2006-07-16 20:02:00 -
7:
名無しさん
…−あ。この景色、さっきも見た。
我に返り、それに気付く。靴ずれは痛みを増し、右の親指と、左の小指の皮がめくれていた。2006-07-16 20:05:00 -
8:
名無しさん
はぁ。
ため息を一度だけついて、あたしは座ることにした。
ジグザグの、灰色のコンクリートの橋。
2006-07-16 20:08:00 -
9:
名無しさん
陽炎に揺れて、真っすぐなはずの橋がゆれる。あたしには、ジグザグに見えた、あそこがひっかけ橋だと知ったのは、もう少し、あとの話。
2006-07-16 20:13:00 -
10:
名無しさん
橋の入り口に座り込んで、ヒールを脱いで裸足になる。熱された地面は思いの外熱くて、あたしは履き直さずに、ヒールの上に足を置いた。
遠くを見ると、陽炎が嫌でも視界に入って、余計に熱くなるから、あたしはジッと、皮がめくれた自分の足を見つめていた。2006-07-16 20:20:00