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7つの嘘

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  • 1:

    ◆yRn4xDXsVo

     
     

    2005-08-26 03:41:00
  • 300:

    ◆yRn4xDXsVo

    ↑失敗しました??

    2005-10-03 03:37:00
  • 301:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 302:

    ◆yRn4xDXsVo

    今日はここまでです?
    >>282さん書き込みありがとうございます?
    >>281>>284>>286さんは同じ方ですか?ありがとうございます?
    >>288-289さん
    読みやすくしてくれてありがとうございます???

    2005-10-03 03:47:00
  • 303:

    名無しさん

    書いて

    2005-10-03 09:40:00
  • 304:

    ◆yRn4xDXsVo

    >>305さん
    ありがとうございます?

    2005-10-05 00:30:00
  • 305:

    ◆yRn4xDXsVo

    突然男は立ち上がり歩きだした。
    ガチャガチャと玄関から音がする。そして男は出て行ってしまった。
    ――今さらどうしようもないね…――
    私は家を出るために荷物をまとめた。

    2005-10-05 00:33:00
  • 306:

    ◆yRn4xDXsVo

    いざまとめてみると思っていたより荷物が少なくて私と男の付き合いの短さを物語っていた。
    家をでるために手紙を書こうと思ったが何を書いていいものかわからない。
    たった一言“さようなら”と書いて男の家をあとにした。

    2005-10-05 00:38:00
  • 307:

    ◆yRn4xDXsVo

    行くあても無く辿りついたのは男と出会った公園だった。ヒンヤリと冷たいブランコの上で一人思った。
    ――ほんまに何も無くなった…――
    あれほど何もいらないと願ったはずなのに・・・

    2005-10-05 00:52:00
  • 308:

    リナ

    気になる〜続き楽しみ♪

    2005-10-05 05:06:00
  • 309:

    ◆yRn4xDXsVo

    リナさん
    ありがとうございます??

    2005-10-05 09:56:00
  • 310:

    ◆yRn4xDXsVo

    気付くと私はブランコの上で眠ってしまっていた。
    夢を見たのは覚えているが内容が思い出せない。
    でもとても悲しい夢…
    頬に残る涙のあとがそう教えてくれた。

    2005-10-05 09:59:00
  • 311:

    ◆yRn4xDXsVo

    私がもう一度下をむいた時ブランコの鎖が激しく揺れた。
    ゆっくりと振り返る…
    そこにいたのは紛れもなく男本人だった。
    ――この場所はいつだって私に光を与えてくれるね…

    2005-10-05 10:04:00
  • 312:

    ◆yRn4xDXsVo

    しばらく男と見つめ合った。長い沈黙…
    それに耐えきれず私が目をそらした瞬間男は笑った。     「帰ろう」
    男そう言って私に手を差し出した。

    2005-10-05 10:06:00
  • 313:

    ◆yRn4xDXsVo

    家につくなり男は私をギュッと抱き締めた。
    小さく「ごめん」と呟く。―裏切ったのは私やで?なんであなたが謝るん?余計辛いやんか…―
    そんな私の心を悟るかのようにもう一度抱き締めてくれた。

    2005-10-05 10:10:00
  • 314:

    ◆yRn4xDXsVo

    ―なんで何も聞かないん?    ―怒ってや!責めてや!
    ―謝るから…何回でも謝るから…
    男はなにも聞こうとしない。私と初めて出会った日の涙の訳も聞こうとはしなかった。

    2005-10-05 10:13:00
  • 315:

    ◆yRn4xDXsVo

    涙が出た。
    そんな私の頭をポンポンと優しく2度叩いてから言った。
    「お前が話すまで待つから…」
    「だから今はすきなだけ泣け」
    私の涙はしばらく止まることはなかった。

    2005-10-05 10:19:00
  • 316:

    (^ε^)-☆Chu!!

    いぃ男やねッ??楽しみ?

    2005-10-06 00:37:00
  • 317:

    ◆yRn4xDXsVo

    (^ε^)-☆Chu!!さん
    ほんまにいい男やと思います?ワラ 今から続き書きます?

    2005-10-07 05:37:00
  • 318:

    ◆yRn4xDXsVo

    その日男は布団の上で私を抱き締めながら質問を投げかけてきた。
    「お前は運命って信じるか?」
    ――もし私と彼の出会いが運命とするなら信じたくない――
    私は小さく首を左右にふった。

    2005-10-07 05:40:00
  • 319:

    ◆yRn4xDXsVo

    運命があるとするなら私は神を恨み続ける…―
    目を固く瞑った私の頭を撫でながら男は言った。
    「俺は信じるで。」
    「じゃあなんで……」私はとっさに口を出したがすぐに口をつぐんだ。
    ―じゃあなんで彼は私のものにならなかったん…――

    2005-10-07 05:45:00
  • 320:

    ◆OmAfLE8R1Q

    そんな私を見て最後に一言「運命やからって幸せになるとは限らへん。」そう言って男は寝てしまった。
    それからしばらく頭の中で何度も男の言葉がリピートされていた。
    ――運命やからって幸せになるとは限らへん――

    2005-10-07 05:48:00
  • 321:

    ◆yRn4xDXsVo

    ―私と彼の出会いは運命やったん?―
    大切な友達を失ってまで手に入れた幸せはたった一瞬で消え去った…
    ―私と男の出会いは運命やったん?―
    優しすぎるあなたに私はもったいなかったね…

    2005-10-07 05:52:00
  • 322:

    ◆yRn4xDXsVo

    次の日私は男の家をでた。私は男の隣にいる価値なんてない…。
    もし私がこうする事も決められた運命の内なら心底神が憎い。
    あても無い私が辿りついた先は自分の家だった。

    2005-10-07 05:56:00
  • 323:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 324:

    ◆yRn4xDXsVo

     
     
     

    2005-10-07 06:50:00
  • 325:

    ◆yRn4xDXsVo

    寒い季節はあっという間に通り過ぎ私の中学校生活はあと卒業式を残すだけとなった。
    あれから何度も男から連絡があったが全て無視した。なにかを断ち切るかのように携帯電話をかえた。
    自分自身は何もかえられないのに………

    2005-10-07 06:53:00
  • 326:

    ◆yRn4xDXsVo

    あの子に会うたびに涙腺は緩み涙を流した。
    彼への未練が無いといえば嘘になる。
    男への未練が無いといえば嘘になる。
    偶然にもそれを忘れさせてくれるかのように忙しい日々が私をささえてくれていた。

    2005-10-07 06:58:00
  • 327:

    ◆yRn4xDXsVo

    卒業式――
    私はただひたすら泣き続けた。
    人を愛することを知った。誰かに愛される幸せを知った。
    本当は私ははじめから愛されていた事に気付いた。

    2005-10-07 07:01:00
  • 328:

    ◆yRn4xDXsVo

    あの子を傷つけた。
    あの子を泣かせた。
    嘘ばかりついてきた日々…自分の嘘で誰かが傷ついたとしたならそれは許されないこと。
    二度としないと誓った。

    2005-10-07 07:04:00
  • 329:

    ◆yRn4xDXsVo

    辛かった事。
    嬉しかった事。
    全ては私の教訓となり忘れることはないでしょう。
    “後悔するぐらいならはじめからしなくていい”
    ある日小さく彼が呟いた一言。

    2005-10-07 07:10:00
  • 330:

    ◆yRn4xDXsVo

    ――でも私は“なにもしないでいる”よりも“後悔するかもしれないけどなにかしていたい”って思うよ。たとえ結末は最低でもいい…その時は神様のせいにするから…――

    2005-10-07 07:13:00
  • 331:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 332:

    ◆yRn4xDXsVo

    もうすぐ暦の上では春になるというのに相変わらず風は冷たく身を侵していく。―1時間が限界かな…―
    白く濁る息を見ながらいつも座っていたブランコへと腰をおろした。

    2005-10-07 07:18:00
  • 333:

    名無しさん

    ォェ?

    2005-10-07 07:20:00
  • 334:

    ◆yRn4xDXsVo

    こんなに寒いのだから雪でも降らないものかと空を睨んだ。
    無意味にため息をつく。
    なにかしていないとこの寒さには耐えれない。

    2005-10-07 07:23:00
  • 335:

    ◆yRn4xDXsVo

    ―私が作り出した必然やけどあの人と出会えたことが運命とするなら私は神様のことちょっとだけ好きになれる…――
    寒さな耐えきれず立ち上がった時目の前に男がいた。

    2005-10-07 07:25:00
  • 336:

    ◆yRn4xDXsVo

    長い沈黙だけが続いた。
    本当に会えるなどと思っていなかった私はどうすればいいのかわからない。
    ただひらすらお互いの吐く白い息を見つめていた。
    そんな沈黙が嫌だったのかはじめに声を発したのは男だった。

    2005-10-07 07:31:00
  • 337:

    名無しさん

    ォェー?

    2005-10-07 07:34:00
  • 338:

    ◆yRn4xDXsVo

    「なにしてん?」
    冷めた声で男は言った。
    私は咄嗟に「カニパン売ってる場所が知りたくて…」下手すぎる嘘をついた。
    「坂の下のローソン。」
    それだけ言って男は下をむいた。

    2005-10-07 07:36:00
  • 339:

    名無しさん

    ォェ…?

    2005-10-07 07:37:00
  • 340:

    ◆yRn4xDXsVo

    私はあからさまに喜んだ表情をみせた。
    それでも下をむきつづける男は何も反応しない。
    私は全てを諦め来た道を戻ろうと体を反転させた。
    ふいに捕まれた腕からは温かさが広がる…

    2005-10-07 07:39:00
  • 341:

    名無しさん

    ォェ?

    2005-10-07 07:41:00
  • 342:

    ◆yRn4xDXsVo

    振り替えると男が私の腕を掴んでいた。
    「今までなにしてたん?なんで連絡とれへんかったん?」
    男の声は震えている。
    ――泣いてんの…?――

    2005-10-07 07:44:00
  • 343:

    ◆yRn4xDXsVo

    自然と私の目からも涙が流れた。
    「ごめんなさい…」
    そう繰り返すことしか出来なかった。
    優しく包んでくれた男の温もりが全身を見たしあつくなった。

    2005-10-07 07:47:00
  • 344:

    ◆yRn4xDXsVo

    ―やっと幸せを手にいれたよ…?
    いっぱい迷ったけど私の選択に間違いないよね?
    “後悔するかもしれないけどなにかしていたい。”
    あなたと2人で幸せになります。

    2005-10-07 07:49:00
  • 345:

    ◆yRn4xDXsVo

    1年後彼に再会した。
    ずっと聞きたかったことがある。
    ――私のこと本気で好きやった?――
    彼は「あたりまえやんけ」って言いながら軽く私の頬をつねった。

    2005-10-07 07:52:00
  • 346:

    ◆yRn4xDXsVo

    その一言で私は強くなれた気がした。
    あなたを愛したことに後悔はなに一つありません。
    願わくばあなたに不幸がおちてきませんように…
    幸せでいてください。

    2005-10-07 07:55:00
  • 347:

    ◆yRn4xDXsVo

    私の右手と男の左手が
    この先なにが起ころうと
    離れることがありませんように………――
             終わり

    2005-10-07 07:57:00
  • 348:

    名無しさん

    ォェ?

    2005-10-07 08:11:00
  • 349:

    名無しさん

    メタ?良かったよ?愛心ママ

    2005-10-07 08:25:00
  • 350:

    ◆yRn4xDXsVo

    ?愛心ママ?ありがと?書きおわったよ???

    2005-10-07 08:39:00
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