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∞∞私のパパ∞∞

スレッド内検索:
  • 1:

    みゆ

    パパ?どこ行くん…??今日も帰らない。私のパパ…

    2006-08-11 09:14:00
  • 2:

    みゆ

    「みゆ今なんか欲しい物あるか?」私と20近くも離れた男が訪ねてくる。「欲しい物…いっぱいありすぎて分かれへん」私は答えた。「じゃあ今一番欲しい物は?」そう聞かれて答える。「一番は時計かな☆」

    2006-08-11 09:20:00
  • 3:

    みゆ

    次の日彼は私を買い物に誘った。あっさり手に入った100万はする時計…。別に心の底から欲しかったわけじゃない。これが彼からの私に対しての愛情―。私に物を与えて喜ぶ姿、俺はこれだけの事をしてやれるとゆう優越感。

    2006-08-11 09:27:00
  • 4:

    みゆ

    そんな事が度重なった。何十万もする洋服、何百万もする鞄、装飾品。20歳そこそこになったばかりの女が持つには不釣り合いなモノばかり…。それでも私はこれでもかってゆうくらい全身ブランド物で固めてた。

    2006-08-11 09:34:00
  • 5:

    みゆ

    そうする事で周りを威嚇して自分の身を守ってた。周りと比べて優越感を感じてたのは私の方。だけどそうする事でしか愛情を確かめられなくなった可愛そうな女。本間に私の事が好きなら100万や200万使えるやろ?使って当たり前やってそう思う事しか出来なくなってた。

    2006-08-11 09:41:00
  • 6:

    みゆ

    パパ―。持ってる子は数少なくないと思う。なんでも聞いてくれる、望めば確に与えてくれる。そんな都合のいい人手放したくないよね?

    2006-08-11 09:48:00
  • 7:

    みゆ

    出会い―。パパに初めて会ったのは春の終わり…まだ桜の香りが舞うころ水商売が長かった私はお客様として来た彼に人なつこくとっついてみた。「初めまして〜☆みゆです♪」パパはそんな私を見て微笑みながら言った。「タイプやわ」

    2006-08-12 10:22:00
  • 8:

    みゆ

    「本間ですかぁ?ありがとう♪」ごく自然な感じて言葉を交した。この世界に長くつかると第一印象でその人間の持つものがだいたい見えてくる。私は直感で感じた―。太客だ。

    2006-08-12 12:55:00
  • 9:

    ぁぃ

    読んでます(^o^)楽しみにしてるんでまた書いて下さい(^o^)

    2006-08-12 19:18:00
  • 10:

    名無しさん

    金と性欲の匂いがただよう話

    2006-08-12 22:20:00
  • 11:

    みゆ

    あいさんありがとうございますm(__)m
    名無しさん本当ですか?

    2006-08-14 03:22:00
  • 12:

    みゆ

    余裕のある態度―。ドンと構えた彼から滲み出るそのオーラは持って生まれたものじゃなく彼自信の経験から築きあげられてきたものなのだろう…。そして今もなおその経験から積んだ荷物を、しょい込み駆け上がろうとする姿―。

    2006-08-14 04:37:00
  • 13:

    みゆ

    見付けた。私の理想の男―。

    2006-08-14 04:39:00
  • 14:

    みゆ

    うまれついた金持ちじゃ駄目。地に足を付けて昇り積めた人間じゃないと…。中身のないお金と中身の詰まったお金―。あなたならどちらを選びますか?

    2006-08-14 04:49:00
  • 15:

    みゆ

    私がそんな彼に惹かれたのは言うまでもない。
    【脈あり】そう思ったのは彼の方からも私に惹かれる可能性は充分にあったから

    2006-08-14 04:55:00
  • 16:

    モカニャン

    こっそり見てまつ(´∀`)

    2006-08-14 05:16:00
  • 17:

    みゆ

    モカニャンさんありがとうございます☆小説初めてなんですけど頑張ります(^-^;

    2006-08-14 14:07:00
  • 18:

    みゆ

    絶対掴んでみせる。 夜の世界を突っ張ってきた私は私のやり方で彼をモノにしたかった。

    2006-08-14 14:14:00
  • 19:

    みゆ

    彼との会話の中で確信をついた―。 「みゆちゃんはどんな料理が好き?」そう聞かれた私はすばやく答えた。「和食でも中華でも洋食でもなんでも食べれますよ。その中でもあえて言うなら和食かな☆河上さんは何料理がお好きですか?」

    2006-08-14 14:28:00
  • 20:

    みゆ

    「そうかぁ。奇遇やなぁ俺も和食好きや。行き着けのおいしい和食料理屋あるんやけど今度一緒に行くか?」きた!私は心の中でガッツポーズをした。食べ物の好き嫌いなんて奇遇でもなんでもない。四十前の男に和食嫌いな人なんてそう居てるだろうか?だからあえて私は和食だと言ったんだから

    2006-08-14 14:38:00
  • 21:

    みゆ

    私は答えた。「本当ですか?めっちゃ嬉しい♪絶対連れて行って下さいね」
    彼は微笑みながら「分かった。約束な。休みはいつ?」と聞いてきた。

    2006-08-14 14:42:00
  • 22:

    みゆ

    そう聞かれて私は「月曜と水曜日です。後日連絡してよろしいですか?」と答えてみた。河上さんは「分かった。それじゃあ連絡先教えとくからここに連絡して」と名刺を渡してきた。

    2006-08-14 15:27:00
  • 23:

    みゆ

    (やっぱり―。)名刺には〇〇会社代表取締役と書いてある。私の直感は当たった。

    2006-08-14 15:31:00
  • 24:

    みゆ

    プルプルプル―… 「はい」2、3回コールが鳴った後に受け口に出た電話のお相手は河上さん。 私は少し間を取ってから言った「もしもし河上さん?みゆです。今お電話いけますか?」

    2006-08-14 17:20:00
  • 25:

    みゆ

    私は「こちらこそ昨日はごちそう様です☆河上さんと話してたら楽しくて時間がたつのもあっとゆうまでしたぁ」と言った。「ご飯いつ行く?」と聞かれたけど「まだ予定がわからないんで分かり次第連絡入れさせて頂きます」とだけ言っておいた。

    2006-08-15 01:00:00
  • 26:

    みゆ

    掴みたいのは確だけれどここで焦ってはいけない。 河上さんが遊びを知っている人なら私から言わなくても一週間以内にまたお店に来店してくれるだろう…。

    2006-08-15 01:02:00
  • 27:

    みゆ

    私は彼がどれ程の男なのかを知っておきたかった。 店に来店する回数、使う金額、現金払いかそれともカードなのか彼の金銭感覚や経済力など調べるには充分なものが揃っていた。

    2006-08-15 01:12:00
  • 28:

    みゆ

    案の定彼はお店にやって来た―。私は密かに探りながら彼との距離感に手応えも感じてきた。

    2006-08-15 01:16:00
  • 29:

    みゆ

    と思ったけど勘違いやった。河上さんは私の顔を見るなり「何でお前みたいなブスに金使わなあかんねん!あほが!」と暴言をはいてきた。私はゲロをはいた…

    2006-08-15 01:30:00
  • 30:

    名無しさん

    ↑え?主さん?

    2006-08-15 01:50:00
  • 31:

    名無しさん


    同感
    流れてきにそれは違うような気がする。
    31は本当に主さん?

    2006-08-15 02:16:00
  • 32:

    みゆ

    31は主じゃないです(・・;)))

    2006-08-15 12:21:00
  • 33:

    みゆ

    慎重に…慎重に…。 1ヶ月程様子を見てみる。 河上さんは予想以上の人だった―。

    2006-08-15 12:28:00
  • 34:

    読者

    やっぱり31は主さんじゃないんやね
    主さん★トリップつけたらいいねん(゚∀゚)
    頑張ってね

    2006-08-15 13:34:00
  • 35:

    みゆ

    読者さんありがとうございます☆★すみません?トリップの付け方教えてもらっていいですか(・・;)))

    2006-08-15 19:59:00
  • 36:

    読者◆lHG3Yzo0a6

    #の後に好きな文字入れるだけだよ★

    『みゆ#あいうえお』みたいな感じ(゚∀゚*)

    2006-08-15 20:20:00
  • 37:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 38:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    すみません?間違えました(^-^;

    2006-08-16 00:12:00
  • 39:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    来店するペース、店で落としていく金額、どれを取っても予想を上回るものばかりだった。私はどんどんそんな彼に惹かれていくのが分かった。私の中で失敗は許されない

    2006-08-16 00:17:00
  • 40:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「河上さん!予定決まりました。この間言ってた行き着けの日本料理屋さん連れて行って下さい♪」私はご飯の約束をしてから約一ヶ月程たったころ切り出してみた。

    2006-08-16 00:22:00
  • 41:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「よし!行こかぁ〜。みゆちゃんとご飯行くのやっとやなぁ」そう言いながら河上さんは笑っていた。

    2006-08-16 21:55:00
  • 42:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    河上さんはきっと遊び慣れてるだろう。経済的にも豊かで社長になるには若い方、飲みに来ても無理は言わないし無茶はしない。彼が口説いた所で着いて来る女はいくらでも居てるはずだ。

    2006-08-16 21:59:00
  • 43:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    そんな人に対してだからこそ相手のペースにはめられてしまえばすぐに飲み込まれてしまう…。簡単に落ちちゃいけない。主導権を握らなくては

    2006-08-16 22:03:00
  • 44:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    河上さんと初めて食事に行く日私はいつもより念入りに化粧をした。服装もきれいめなものを選んで、一緒に歩いていて河上さんが恥ずかしくないように

    2006-08-16 22:12:00
  • 45:

    モカニャン

    がんばってねん(´∀`)

    2006-08-16 22:47:00
  • 46:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    モカニャンさんありがとうございます(^▽^)v文章書くのへたくそなんで読みにくいと思うんですけど頑張るんでこれからも見てくれたら嬉しいです☆

    2006-08-17 15:24:00
  • 47:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    6時に家の近くまで迎えに来てもらった。「失礼します」私は車の助手席に乗り込み河上さんに言った。 車を発車してから少したった頃河上さんが「まだ時間ちょっと早いなぁ」と独り言の様に呟いた。

    2006-08-17 21:57:00
  • 48:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は「ちょっと早いですね」と同意した。それから河上さんは少し考えて私に聞いてきた。「今何か欲しいモノある?」

    2006-08-17 22:00:00
  • 49:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は急すぎる質問に戸惑った。(何か欲しいもの…。)「なんでもいいねんで?買ったるから言ってみ?」河上さんは更に私に言ってきた。

    2006-08-17 23:24:00
  • 50:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は「ネックレス」と言った。欲しいものなんてたくさんあるようでいざ聞かれた時には出てこない。 それは欲しいものに限らず普段いつも思っていることはいざという時にさほど重要なことではないのかも知れない…。だから私は本当に大切なものとそうでないものの区別がつかない

    2006-08-19 18:37:00
  • 51:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    河上さんは「どこのネックレスがいい?」と聞いてきた。私が「えっ?どこのって?」と聞き返すと「色々あるやん。どこのブランドがいいとか」と言ってきた。私は(あぁ。そうゆう意味か)と思い答えた。「カルティエのCハートモチーフのダイヤモンドのペンダントがあるんですけど…」

    2006-08-19 18:44:00
  • 52:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私が言った後すぐに河上さんは「分かった!それ買いに行こ」と言ってミナミの方に車を走らせた。
    道中彼は「俺あんまブランドとかわからんねんけどプレゼントして相手の喜ぶ顔見るん好きやねん」などと言っていた。

    2006-08-20 03:15:00
  • 53:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    店に着いて店員さんに取り出してもらいペンダントを手に取った。ダイアモンドが手の中でキラキラと輝く。私はいくつか見て「これにする」と初めに言っていたものを選んだ。

    2006-08-20 03:19:00
  • 54:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    河上さんは「ついでにこれも買っといたら?」と言って私にブレスレットを差し出した。

    2006-08-20 03:23:00
  • 55:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「かわいい♪」私は素直に喜んだ。けっきょく両方買ってもらい初めてデートする女に彼は惜しみなくお金を遣っていった。

    2006-08-21 00:50:00
  • 56:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    その後料理屋に向かい食事をしながら私達はたくさんの話をした。 河上さんは思ったよりよくしゃべる人で自分が話すより人の話を聞く方が好きな私にとってはすごく楽だった。

    2006-08-21 01:44:00
  • 57:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私が前に付き合っていた人は35歳の人。お金はたくさん持ってた。遊び方も派手で連れて行ってくれる所も未体験の場所が多かった。そんな日々が刺激的でまだまだ子どもだった私からしたら新しい世界を見せてくれる魅力的な人だった。

    2006-08-21 03:57:00
  • 58:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    だけど何かが違った。 刺激はあるけれど癒されない…。彼は私のことを子どもにしか見てなかったし私も彼を同じ目線では見れなかった。どれだけ一緒に居てもどこかで気を使ってどこかで遠慮してた。常に彼との間には距離があってどうしてもその距離を埋める事が出来なかった…

    2006-08-21 04:03:00
  • 59:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私はどうする事も出来ずに結局一度も彼と真剣に打ち解けて話をする事はなかった。彼も私の話に聞く耳を持つ事はなかった
    多分それだけ私が子どもだったんだろう…。

    2006-08-21 04:07:00
  • 60:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    だけどこの人は違う―。 私の話を聞こうとしてくれるし自分の事も自ら話してくれる。歳の差はあっても私を子どもじゃなく女として見てくれてる…
    そう感じた。

    2006-08-21 04:12:00
  • 61:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は幸せだった。 店を出てから一軒だけ飲みに行く事になった。いつもなら食事をした後真っ直ぐ送ってもらうのに河上さんとはもう少し一緒に居たいと思えた。

    2006-08-21 04:22:00
  • 62:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    それは彼自信に惹かれたのか彼の持つお金に惹かれたのかどちらかは分からないけれど。

    2006-08-21 04:25:00
  • 63:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    人間欲を出せばキリがない…。多分誰だってそうだと思う。その欲をどこで制限出来るかによって変わってくるんだ。貧乏でも愛があれば幸せだって言う人もいればお金がなくちゃ幸せにはなれないって言う人もいる様に…。その中でも私は間違いなく後者に値するから

    2006-08-21 04:32:00
  • 64:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    捕まえようと思えば絶対捕まえれる所に居る、そんな獲物に遭遇した時あなたならどうしますか…?

    2006-08-21 04:34:00
  • 65:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼は明らかに私を口説こうとしていた。私は今にも食い付きそうになる
    だけどこれは単なるゲームにしか過ぎないのかもしれない…。
    お互いを落としあうゲーム。

    2006-08-21 12:07:00
  • 66:

    まな

    ↑更新うれしぃ(^O^)がんばって!!

    2006-08-21 12:25:00
  • 67:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    まなさんありがとうございます(^-^)更新頑張ります☆

    2006-08-21 13:30:00
  • 68:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    先に落とされた方が負け―。恋愛ゲームに純愛なんて言葉はない。勝つか負けるか答えはその二つしかないんだから

    2006-08-21 13:38:00
  • 69:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私が求めているものは彼自信じゃない彼自信が持つお金だ―。

    2006-08-21 13:44:00
  • 70:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼もその事実に気付いているのかいないのかやたらと自分の持つ経済力のすごさを振りかざしてくる。
    いつの時代も男は己の持つ魅力を最大限に引き出してその遺伝子を残してくれる相手を数多く探してきた―。 女はその中でどれが一番自分に合いいいものなのかを見極め選んできた。それが産まれもっての本能なのかもしれない。

    2006-08-21 13:56:00
  • 71:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼にとってお金は自分の魅力を引き出す道具のひとつなんだろう。そう考えれば私にその道具を振りかざしてくるのは不自然な事じゃない。むしろ自然なことなのだろう―。私にはそれを見て受け入れるか受け入れないか選択する権利がある。

    2006-08-21 14:20:00
  • 72:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    なら彼の持つモノがどれ程のものなのか100%あるうちナンパーセント私に尽してくれるのかを試してみたくなった。私には何もないから、河上さんが持っているような経済力も東大生が持つような頭脳もスポーツ選手が持つような運動力も。何もないから…。

    2006-08-21 14:28:00
  • 73:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    そんな私に富も地位もなんでも手に入れた一回り以上も離れた男がどれだけ尽してくれるのか見てみたかった―。

    2006-08-21 14:32:00
  • 74:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    河上さんは言った。「みゆちゃんが欲しいモノ、なんでも買ってあげるで☆さすがに飛行機とかは無理やけどたいがいの物は買えるからな。遠慮しやんと言いやぁ」

    2006-08-21 14:43:00
  • 75:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私はそんな彼に「家が欲しい」と言ってみた。もちろん冗談なんだけれど彼はこう答えた。「家は三つあるからそのうちのどれかひとつあげるわ」と。

    2006-08-22 03:08:00
  • 76:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は笑って返した。「本間に♪けどなんで三つも持ってるんですか?」彼は「離婚したから」と言っていた。それを聞いて私はあまり深く問いただす気にはなれなかった―。

    2006-08-22 03:16:00
  • 77:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    その日は飲みに行って帰宅した。
    私は買ってもらったペンダントとブレスレットを眺めながら思った。
    (簡単に手に入るって怖いな…。河上さんは私に何を求めてるんやろう…じゃあ私が彼に求めるものは…?…今は考えれても分からん…な―。)

    2006-08-22 23:10:00
  • 78:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    その後も何度かデートを繰り返したくさんの物を買ってもらった。彼と出かける度私の身のまわりはブランド品で固められていった―。

    2006-08-23 09:49:00
  • 79:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    それが繰り返される度私は優越感に浸りそれと同時に心のどこかには空虚感があって満たされているはずの心が満たされていなかった。河上さんは私に何度も「好き」「ずっと一緒におろう」など愛の言葉を並べてはぶつけてきた。

    2006-08-23 09:55:00
  • 80:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は単純に嬉しかった。 お客さんはお客さんとしか見れなくてそんなお客さんから発せられる愛の言葉は私にとって社交事例と同じ様なもので今まで間に受けた事なんて一度もなかった。

    2006-08-23 09:59:00
  • 81:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    それなのに彼から出る言葉を私は信じそうになっていた。きっと他にもたくさんの女に同じ事を言ってる…。だけどもしかしたら…―なんて事を考えたりするようになっていた

    2006-08-23 10:03:00
  • 82:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    このままじゃ駄目だ…―。私は前よりも更に彼に対してお金や物を求める様になった。別にめちゃくちゃ欲しい物なんてなかったけどそうしなくちゃ自分を見失いそうになりそうで彼の心まで欲しくなりそうで怖かった―…。

    2006-08-23 14:40:00
  • 83:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼もだんだんと見返りを求めるようになってきた。 私は見返りを求められても仕方ないくらいたくさんの事をしてもらっていたし彼と知り合ってからお金に困った事もなかった。 だから初めはうまく交せていてももう交す術がなくなってきていてその理由さえもなくなっていた。

    2006-08-23 22:25:00
  • 84:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は決心した―。
    彼の誘いを断る意味も理由もない…。

    2006-08-23 23:39:00
  • 85:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「みゆちゃん一緒に帰って?」いつもと同じ帰り道、いつもと同じ彼の台詞。 ただひとつ違ったのは私が頷いた事…。

    2006-08-23 23:43:00
  • 86:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は初めて彼の住むマンションへ行った―。
    そこはまだ出来たばかりの新築で男一人で住むにはあまりにも不釣り合いな所だった。

    2006-08-24 02:28:00
  • 87:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は「めっちゃ広いですね☆」と河上さんに言ってリビングにあるソファーに腰掛けた。

    2006-08-24 16:23:00
  • 88:

    モカニャン

    読んでるよん(´∀`)
    頑張ってねん

    2006-08-24 16:40:00
  • 89:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    モカニャンさんいつも応援ありがとうございます(^▽^)☆

    2006-08-24 17:45:00
  • 90:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼は「ちょっとこっち来て!」と言って私を呼んだ。声のする奥の部屋へ行くとそこには大きなベッドがあって彼はベランダに居た。私が「何してんの?」と言ってベランダに出ると彼は布団のシーツを取り込もうとしていた。「これ手伝って?」と言われてシーツに手を伸ばした。そこから見える景色が目に入る―。

    2006-08-24 18:11:00
  • 91:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    シーツを取り込みながら夜景に見入っている私に彼は「これはここに挟むねんで?」と洗濯ばさみを竿に挟んで見せて部屋へ戻っていった。私は言われた通りにやってからもう一度夜景を見下ろして中へ戻った。

    2006-08-25 00:16:00
  • 92:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼は私に言った。「今日はずっと一緒におってな?」私は少し戸惑ってみせた。すると彼は「何もせえへんから大丈夫やで?嫌やったら向こうの部屋で寝たらいいし」と言ってきた。

    2006-08-25 00:21:00
  • 93:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「うん。わかった!」そう言いながらも一人では寝たくなかった。私は極度の寂しがりやで人の温もりが欲しかったから―。

    2006-08-25 00:26:00
  • 94:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「みゆ…こっち来て」私は彼の居るベッドに入った。ゆっくりと流れる静かな夜…。

    2006-08-25 23:29:00
  • 95:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼は言った。「なぁ?めっちゃ好きやねんけど…付き合お?」私は笑って交した。「絶対嘘やん!(笑)もう寝よ!」

    2006-08-25 23:31:00
  • 96:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    少しの間沈黙が続いた…。すると彼は私に迫ってきた―。私はこのまま流れに乗ってもいいと思う気持ちと受け入れてはいけないという気持ちが何度も交差する…。

    2006-08-25 23:37:00
  • 97:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    いつの間にか彼の手が下の方に伸びてきていた。 私は思わず「無理…あかんって!」と拒んでしまった。彼は「もう無理やって」と言ってそれでもなお私の体に触れようとする

    2006-08-25 23:40:00
  • 98:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は一瞬で頭が回転した。やっぱりまだ彼を受け入れるべきじゃない―。私が今ここで受け入れてしまったらすべてが終わるかもしれない…。
    SEXは最後の手段だから―。

    2006-08-25 23:43:00
  • 99:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    客観的に見たらなんて変な光景なのだろう…。 女が男の家に上がり込み同じ布団に入り今まさにその目的を達っせようとしている―。私が彼の家へ一歩踏み入れた時点でそれは了解済みなはずなのに私はそんな彼の誘いを拒んだ。

    2006-08-25 23:49:00
  • 100:

    まな

    楽しみにしてます??

    2006-08-27 23:01:00
  • 101:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    まなさんありがとうございます?更新遅くなってごめんなさい?

    2006-08-29 16:27:00
  • 102:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼はそんな私の気持ちを初めは無視しようとした。 だけど拒絶し続ける私を見てその手を止めた…。 彼は「普通の男とか若い奴やったらやめてないで」と言った。 確にそうだろう。こんな直前まできて引き下がる男の方が珍しい…

    2006-08-29 16:36:00
  • 103:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私の行動はかなり矛盾していた。彼と寝る気がないのならどうして彼の部屋へ来たのだろう…?

    2006-08-29 17:57:00
  • 104:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼はそんな私を包み込むようにして眠りについた…。私は枕が変わるとなかなか寝つけなかった いつもなら信頼出来る友達の家ですら寝つけないのに疲れていたのかこの日はすぐ眠りについた。

    2006-08-29 18:08:00
  • 105:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    朝人の気配を感じて目が覚めた。もう彼は起きていて朝のニュースを見ている。私は久しぶりにゆっくり寝たような気がして目覚めが良かった。外は雲ひとつないいい天気―。

    2006-08-30 01:56:00
  • 106:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼は「さぁ!今日も仕事頑張ろう!」と言って私をベッドに残し支度を初めた。私も取り残されないようベッドから出て適当に髪をとかし服を着てサングラスをはめた。

    2006-08-30 02:00:00
  • 107:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼の朝は忙しい―。 ひっきりなしに鳴り続ける携帯電話。そのひとつひとつに対応し指示を出す…。私は朝からすごいなぁと思いながら仕事の邪魔にならないようにおとなしく彼の運転する車の助手席に座っていた。

    2006-08-30 02:05:00
  • 108:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    夜の仕事しかした事のない私にとって朝からせわしなく電話を取り次ぐ彼の姿は未世界のものだった―。

    2006-08-30 02:11:00
  • 109:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    そんな彼の姿を見ていたらやっぱり会社を取り締まる社長なんだと実感させられた。私とは住む世界が違う―。全く違う世界に生きる彼に大きな魅力と憧れとそれに対して嫉妬する気持ちが入れ混じった複雑な感情が私の心の中を乱した。

    2006-08-30 02:21:00
  • 110:

    名無しさん

    前彼とほとんど一緒や??これフィクション?

    2006-08-30 03:51:00
  • 111:

    まなデス??

    私の場合はパパじゃないし、ここまでではないケド、彼氏とこれに近い関係で全く同じコト感じてます。焦り、というか取り残された感よく分かります。孤独感ありますよね??…

    2006-08-30 05:52:00
  • 112:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    116番さん名前とかは変えてるけど実話ですょ☆ まなさんの小説まだ読ませてもらった事ないんで読まさせて頂きます? まなさん心境とか似てますか?私も孤独感めっちゃあります??小説更新してたの知らなくて?失礼しました(>_

    2006-08-30 18:14:00
  • 113:

    まな

    ごめんなさい?まなお話書いてないんです…きっと人違いデ?すみません??でもみぅさんのお気持ちすごくわかりますよ??

    2006-08-30 18:26:00
  • 114:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    まなさんそうなんですか??勘違いしてごめんなさい?
    私の気持ちと共感してくれる人がいて嬉しいです?更新遅いけど頑張ります(>_

    2006-08-30 21:15:00
  • 115:

    まな

    気にせずに自分のペースで書いてください??毎日楽しみにしてますね??

    2006-08-30 21:31:00
  • 116:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    まなさんありがとうございます??文章書くのへたくそなんですけど出来るだけ早く更新できる様に頑張りますね?

    2006-08-31 02:31:00
  • 117:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    それから後は彼と遊んだ日は一緒に帰るのが当たり前の様になっていた。 相変わらず彼は私へのプレゼントを怠らなかったし休みの日に会うからといって店に来るペースも変わる事はなかった。私と彼は毎日の様に会っていた―。

    2006-08-31 02:43:00
  • 118:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私はそんな彼に好かれた事太客を掴んだ事で有頂天になっていた…。 簡単には手放したくない。

    2006-08-31 03:05:00
  • 119:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼にもっと好かれるにはどうしたらいいのか…そればかりを考える様になっていた。他の娘には絶対取られたくない―。もっと綺麗にもっと可愛くならないと…私は彼の前では常に自分を作っていた。

    2006-08-31 03:10:00
  • 120:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    どれだけ同じ時間を過ごしても彼と会う前や彼が店に来店した時はまるで彼に恋する女の子の様に毎回緊張していた。服装にも気を使い一度も同じ服を着て行く様な事はなかった。彼に飽きられない様にと必死だった―。

    2006-08-31 03:18:00
  • 121:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「付き合って?」彼はよく私に言ってきた。私はもういっその事付き合ってしまおうかと考えた。 夜同じ布団に入る時も毎回と言っていい程私の体を求めてきた―。私はその度彼の誘いを拒否しジラした。

    2006-08-31 21:37:00
  • 122:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼はそんな私に「毎日会いたくなるわ。みゆにハマってるかも…最後までさせてくれへんのは作戦??」などと聞いてきた。
    (作戦…。そうじゃないともそうだとも言えない―。)私は彼と体を重ねる事で彼が離れていってしまうんじゃないかと不安だった。

    2006-08-31 21:43:00
  • 123:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    そんな私の気持ちを察してか彼がこんな事を言ってきた事がある。「セックスしたからってみゆの事嫌いになったりせえへんし飽きたりとかもせえへんで?」

    2006-08-31 22:00:00
  • 124:

    名無しさん

    楽しみ??

    2006-09-01 12:49:00
  • 125:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    130さん ありがとうございます?楽しみとか言ってもらえて嬉しいです?

    2006-09-02 18:15:00
  • 126:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    そう言われて私は心の中を読まれたみたいで恥ずかしかった。と、同時にその言葉を聞いて安心した自分がいた―。

    2006-09-02 18:20:00
  • 127:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    (もう、大丈夫かも…。)私は思った。いつまでも調子のいい事を言って逃げれるわけじゃない―。少なくとも彼とずっとこの関係を続けていくつもりならいつか通らなくてはいけない事。他の娘に取られたくない…― そんな焦りもあった。

    2006-09-02 18:27:00
  • 128:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私が誇れるものは何もない。唯一自慢できるのだとしたら女として産まれてきた事―。私が男だったら確実に落ちこぼれだったに違いない。私は女として産まれてきた事に幸福を感じる。

    2006-09-02 18:35:00
  • 129:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私が女だから彼は必然的に私の体を求める。それは彼に限らず正常な男の人ならSEXしたいと思うのが普通だろう…。愛のあるSEXは別として男が女の体を性欲処理の道具に使うのなら私はそれを利用する側にまわる。

    2006-09-04 21:38:00
  • 130:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は彼に大いに惹かれた。彼の財布から覗く何百枚もの札束―。
    自信に満ちた態度―。
    私に捧げられる言葉―。
    私が知る限りの彼の持つ全てが欲しくなった…。

    2006-09-05 05:19:00
  • 131:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「付き合お?」ベッドで彼が囁く…。いつもの甘えた声で私にすがる様に言う彼はまるで子供の様だった。私は答えた―。「うん。いいよ」あくまでも自然に私は彼と口づけを交し指を絡め体を重ねた―…。

    2006-09-05 05:29:00
  • 132:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私と彼はひとつになった―。私は彼の体温を感じ吐息を聞き快感に浸った。
    彼はあっけなく私の中で果てた。運よく体の相性は良くて私は安心した。

    2006-09-06 00:24:00
  • 133:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    その後も彼との関係は順調に続いた。欲しいものはなんでも買ってくれたし前以上に私に尽してくれた。
    私は彼女という立場を利用していた。

    2006-09-06 00:47:00
  • 134:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼は私から離れていく事はないと思っていた。
    私とずっと一緒にいるのだろうと何の疑いもなく信じていた。
    彼は私によく言った。「結婚しよう。いつする?」何かと結婚の話を出してくる彼に私は冗談だと思いながらもう彼は私のものなのだと錯覚していた。

    2006-09-06 10:29:00
  • 135:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    会うペースはほとんど毎日―。私が仕事の休みの日には必ずと言っていい程一緒に居た。週のほとんど彼のマンションへ帰宅していた。二日でも会わない日があれば「寂しい」「会いたい」と弱々しく私に訴えてきていた。

    2006-09-06 10:36:00
  • 136:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼の朝は早い…。
    ある日私がなかなか起きれずにいると彼は「まだ寝とき?タクシー代と鍵置いとくから。ちゃんと帰るねんで」そう言って一万円札と家の鍵を置いて行った。
    私が「鍵どうしたらいい?」と聞くと「俺はカードで入れるから大丈夫や」と言っていた。

    2006-09-06 10:44:00
  • 137:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私はそれから彼の家の鍵を持つ様になった。
    私が仕事の日彼はいつも「今帰ってるから終わったら来てな」と報告の電話をしてきていた。私が終わってから電話をすると彼がもう寝ているのは当たり前でそれでも電話に受けて眠たそうに「気向いたら来て」と言う彼に私は気を使う気持ちと起きて待っていてくれてもいいのにという気持ちが交差した。

    2006-09-06 11:18:00
  • 138:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    そんな気持ちの中私も行ったり行かなかったりで彼の家へ帰らなかった次の日は必ず朝早く携帯の着信音で目が覚める…。「なんで昨日来てくれへんかったん?」と問う彼に私は「寝てたから悪いなと思って」と答える。

    2006-09-09 03:51:00
  • 139:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「来てくれたらよかったのに…」と残念そうに言う彼に私は満足するのだ。

    2006-09-09 03:54:00
  • 140:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    そんな日々が当たり前の様に過ぎていつしか私は彼に依存していた。
    彼が私の事を好きだと言うのは当たり前で想われて当然の事なのだと思っていた。

    2006-09-09 04:02:00
  • 141:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼の愛情はたくさんのプレゼントへと変わる―。
    形にならなければ愛情を感じられなくて会う度何かをしてもらわないと気が済まない自分がいた…。

    2006-09-09 04:05:00
  • 142:

    まな

    お久しぶりデス??ちゃんと毎日CHECK?してますよ?頑張ってね?

    2006-09-09 04:15:00
  • 143:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼は毎回いい値の付く料理屋へ連れて行ってくれた。私は正直食にはあまり興味がなかったから腹が膨れればそれでいいと思っていたのだけれど…。いい所へ連れて行ってもらえているという事実が嬉しかったし【私は安い女じゃない。】という優越感に浸れた―。

    2006-09-09 04:16:00
  • 144:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    まなさんありがとうございます??全然面白くないのにチェックしてもらえて嬉しいです?期待に答えられるかわからないけど頑張りますね?

    2006-09-09 14:58:00
  • 145:

    名無しさん

    いつも見てます?
    頑張って下さい?

    2006-09-09 23:52:00
  • 146:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    151さんありがとうございます?応援してもらえて嬉しいです?頑張りますね?

    2006-09-10 05:05:00
  • 147:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼は私にとって彼氏という名のパパだった。
    一度年上の良さを知ると若い子と付き合えなくなると聞いた事がある…。
    確にそうだ。私は今同年代の子と恋愛するのが馬鹿らしく思えるから。
    まともな恋愛をこれから先できないんじゃないかと不安になるくらいに…。

    2006-09-10 05:11:00
  • 148:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    お金に―。

    地位に―。


    そして彼に…―。


    どんどん依存していく……

    2006-09-10 05:15:00
  • 149:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    そこに愛はあるのだろうか…?私は少なくとも彼が好きだった。例えば彼が一生遊べるお金を持っていたとしても生理的に受け付けない様な人だったとしたら一緒にベッドに入る様な事はなかっただろう…。

    2006-09-10 05:21:00
  • 150:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    それはまだそこまでお金に貪欲じゃないという事なのだろうか…?

    2006-09-11 03:49:00
  • 151:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼と過ごす時間が多くなり彼中心の生活になってきた頃、私はどんどん欲がでてきていた。何でも手に入り何不自由ない生活を送らせてもらっている分反対に心が満たされなかった。 気持ちが浮彫りになってしまう…。

    2006-09-11 03:58:00
  • 152:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は彼の愛が欲しい…
    気持ちが欲しいんだ―。

    2006-09-11 03:59:00
  • 153:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    言葉に出してもらえないと不安になる…。だけど言葉だけじゃ満足出来ない…。私はわがままで臆病者―。

    2006-09-11 15:16:00
  • 154:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼に対して気持ちがある分彼の時間に合わせる事や休みの日に友達と遊べなくなる事は苦にならなかった。「用事あるんやったら言いや」とか自分が予定のある日は「今日は友達とあそんどき」と心広く言う彼に疑問さえ感じていた。

    2006-09-11 15:22:00
  • 155:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私と居る時彼が「しゃべったらあかんで」と言って携帯を受ける時があった。
    私は誰に言われるでもなく本能的に元嫁だと思った。

    2006-09-11 19:32:00
  • 156:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    初めはそんな電話少しも気にならなかった。
    日曜日にひつこく鳴った子どもからの着信…
    「家に来て」とお願いする声…。 気に止める事なく私と一緒に居た彼に「大丈夫なん?」と気を使ってしまう。

    2006-09-11 19:37:00
  • 157:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼は「大丈夫やで☆DVD持って来てってひつこいねん」と言って携帯の電源を切ってしまった。
    私は私と居る事でパパに会えない子どもが可愛そうな反面子どもより私を取ったんだと勝ち誇っていた。

    2006-09-11 22:55:00
  • 158:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼はよっぽど子どもが好きなんだろう…子どもの話をよくする。初めはなんとも思っていなかったのに嬉しそうに子どもの事を話す彼に私はだんだん軽くやきもちを焼くようになっていた。

    2006-09-11 23:01:00
  • 159:

    名無しさん

    いつも楽しみにしています?頑張ってね?

    2006-09-12 12:00:00
  • 160:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    ありがとうございます??出来るだけ更新できるように頑張りますね?

    2006-09-13 05:55:00
  • 161:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    ある日店のママが聞いた。「河上さんは日曜日とか何してはるんですか?」 彼は「日曜は子どもとおるよ」と当たり前だと言わんばかりに答えた。
    【日曜はいつも私と一緒なのに…。】私は私と一緒に居る事を隠した事に対して悲しくなった。

    2006-09-13 06:05:00
  • 162:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    だけど店の中では私情を持ち込みたくない。
    私は顔色を変えないように出来るだけ普通に話を聞いていた。
    話の流れでママがまた質問した。「河上さんが好きな人って一体誰なんですか?!(笑)」彼が冗談で女の子を口説こうとしていて出た言葉なのだろう。

    2006-09-13 06:12:00
  • 163:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼は「俺は子どもが一番好き」と言った。なんの迷いもなくさらっと言った言葉に私は動揺を隠せなかった…。どれだけ私と一緒に居ても子どもが一番大事な事は分かってる。
    子どもの事が大好きなのも知ってる…。 だけど飲み屋の席で、私の前でそんな普通に言わないで欲しかった。

    2006-09-13 06:20:00
  • 164:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    まるであえて私にいい聞かせている様に聞こえた…。【俺はお前の事より子どもの方が大事やねん。立場をわきまえてくれ】と。
    私はいつまで経っても絶対に彼の一番になれる事はないんだ…―。

    2006-09-13 06:24:00
  • 165:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    分かっているけど悔しくて悲しくて仕方がなかった…。そんな風に思うなんて私はどうかしている…。
    血の繋がった子どもを可愛がる事は当たり前の事で他人の私より実の娘の方が大事なのも当たり前の事なんだから…。

    2006-09-13 06:30:00
  • 166:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    分かっているからこそ余計に自分が滑稽に思えて仕方がなかった。
    私は一体何がしたいんだろう…。
    私は一体何が欲しくて、彼に何を求めているんだろう…?

    2006-09-13 06:34:00
  • 167:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼はいつも唐突に「俺の事好き?」と聞いてくる。私は照れ隠しで「微妙」と言う。すると「それじゃあ俺も微妙」と意地悪く言ってくる。
    私が「嘘やって!」と言うと「俺も嘘。本間はめっちゃ好き☆みゆは?」と又聞いてくる。「みゆも好きやで」と答えると「どれくらい?」と私を試すように問ただす…。私はそんな会話が苦手だった。素直になれずに照れて何も言えなくなるから。だけど頑張って答える「めっちゃ好きやで」と―。

    2006-09-14 03:51:00
  • 168:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私はそんな風になんでもストレートに言える彼が羨ましかった。彼が簡単に口に出せる愛の言葉は私にとってすごく重たいもので一言口に出すのにかなりの時間がかかるものだったから。

    2006-09-14 03:55:00
  • 169:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    だから余計に彼の言葉が信用出来なかった。
    店でお客さんが言う口説き文句を聞きながら、他のお店で気に入った女の子にも全く同じ事を言っているんだろうなと思うように…。

    2006-09-14 04:00:00
  • 170:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼の言葉には重みがなかった。私が単に疑い深いだけなのかもしれないけれど…。どうしても素直に聞き入れない自分がいた。

    2006-09-14 04:06:00
  • 171:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    気持ちは目に見えなくて触れる事さえ出来ない…。 だからこそ信じる気持ちが必要なのに―。
    あの頃の私には目に見えないものを信用する勇気なんてなかった―…。

    2006-09-14 04:09:00
  • 172:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    だけど私が自分を安心させるのには彼の言葉だけが頼りで彼から発っせられる愛の言葉を期待する事しか出来なかった…。
    私は常に【愛されている】という実感が欲しかった。

    2006-09-14 04:34:00
  • 173:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「今日は子どもが泊まりに来るから」そう言われた日は私は彼の家へ行く事もないし電話もしない。それは暗黙の了解だった。

    2006-09-14 04:40:00
  • 174:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    子どもが泊まりに来る日は決まって週末ばかり…。 私が今日は一緒に居たかったと思っていても子どもが絶対的に優先される。
    そんな事分かっていたしあえて私が「会いたい」なんて言ったとしてもそんなわがまま受け止めてもらえないことぐらい理解していた。だから何も言わずにただ時間が過ぎるのを待つ…。

    2006-09-14 04:46:00
  • 175:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    二日程会えない日が続いて久しぶりに彼と過ごした日曜日。いつも通り彼のマンションへ帰った。

    2006-09-14 23:10:00
  • 176:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    洗面所へ行くと異変に気付いた。私の物が失くなっている…。歯ブラシも化粧水も彼の家に泊まるのに必要だった物すべてがないのだ。

    2006-09-14 23:53:00
  • 177:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は唖然とした…。
    確に二日前までそこにあった物が忽然と姿を消したのだ。どこを探しても見当たらない…。
    私はそんなはずはないと探し回った。
    ありとあらゆる引き出しを開けては閉めて…だけどどこにもそれらしき物はなかった。

    2006-09-15 12:05:00
  • 178:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「ちょっと!化粧水とかないねんけど!」私は彼に詰め寄った。「えっ!?なんでないん??」彼はシラを切った。「どこやったん??」更に聞くと「わからん…。ごめんな?」と誤ってくる。

    2006-09-16 03:55:00
  • 179:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    そう言えば前にも一度そんな事があった…。
    その時はまだ付き合って間もなかったしさほど気にもならなかった。
    「多分前の嫁さんが子ども迎えに来た時に勝手に捨てたんやと思う…。」確かそんな事を言っていたのを覚えてる。

    2006-09-16 04:01:00
  • 180:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私はもうそれ以上何も言う気になれなかった…。
    言葉が見付からない―。 彼への不信感が募っていく。

    2006-09-16 04:07:00
  • 181:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    ふてくされて寝ようとする私に彼はひたすら誤り続ける。「ごめんな?怒ってる?」「……。」 言葉が出てこない。これ以上口に出せば何を言い出すかわからない自分が怖かった。
    彼は言った。「俺の事嫌いにならんといてな。こんなんで俺の前からおらんようなるとか止めてな?」
    私は何も答えなかった。 答える事が出来なかった…。

    2006-09-16 04:16:00
  • 182:

    名無しさん

    頑張って??いつも見てるよ??

    2006-09-16 07:22:00
  • 183:

    名無しさん

    応援してます?

    2006-09-16 18:55:00
  • 184:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    188さん189さんありがとうございます??頑張るんでこれからも読んでもらえたら嬉しいです?

    2006-09-17 02:42:00
  • 185:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私にすがるように謝ってくる彼を突き放す様な事はどうしても出来なかった。
    部屋中にさっきとは一変した重たい空気が流れる…。しんと静まり返る部屋に彼の弱よわしい声だけが響き渡っていた。

    2006-09-17 02:51:00
  • 186:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「もうこんな事絶対ないから許してな?」嫌がる私をよそに彼は抱きついてきた。その腕を払い除ける…。それでも何度も何度も抱き締めようとしてくる彼が惨めに思えた。

    2006-09-17 02:55:00
  • 187:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「もういいよ…。」私は冷めた声でもうどうでもいいと言わんばかりの口調で答えていた。無表情の私をなんとか笑おそうと彼は私の腰やら脇やらに手を伸ばしてくる。

    2006-09-17 03:26:00
  • 188:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は思わず吹き出してしまった。「もう分かったから!(笑)」彼は確かめる様に聞き返してきた。「本間に?もう怒らんといてな。」私は「うん。もういいよ」と答えた。彼はそれを聞いて安心したのか仕事に追われる毎日に疲れていたのかすぐに眠りについてしまった。

    2006-09-17 03:31:00
  • 189:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    確信を付いた訳じゃない。だけどどうしても不に落ちなくて仕方がなかった…。この二日間の間に一体何があったのか色んな想いや想像が頭の中を巡っていく。

    2006-09-17 03:38:00
  • 190:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    考えれば考える程気分が落ちていった…。
    私はこんな時決まって悪い方へ考えてしまうのだ。 自分の性格に嫌気をさす。

    2006-09-17 04:15:00
  • 191:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    案の定その日は深い眠りに付けずに目が覚めた。
    いつもなら彼に起こされたくてわざと寝たふりをするのに今日は先にベッドから出て洗面所へ向かった。

    2006-09-17 04:22:00
  • 192:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    ふと昨日は見過ごしていた彼の家で初めて見る箱に目をやった。
    その瞬間私は大きく動揺した。全身から血の気が引いていくのが分かった―。

    2006-09-17 04:30:00
  • 193:

    名無しさん

    いつも楽しみにしてます?

    2006-09-17 07:59:00
  • 194:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    200さんありがとうございます??

    2006-09-17 15:05:00
  • 195:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    使い切りサイズのクレンジングに化粧水に乳液…1セットで入っているその箱はどこかのコンビニで買って来た物だろう…。男の人が使うはずがない。更にもうひとつ私が買った覚えのない一本の乳液を見付けた。
    ―モーニング用乳液―
    裏にはそう書いてあった。

    2006-09-17 15:18:00
  • 196:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    心臓の音が早まる―。
    私はまさかと思い洗面所に置いてあるゴミ箱のふたを開けた。

    2006-09-17 15:22:00
  • 197:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    その瞬間目を疑い顔が熱くなっていくのを感じた…。私の失くなったはずの物がゴミ箱に捨てられていたのだ。その中に無造作に入った化粧水やブラシ、ヘアースプレー…。その上から覆い被さる様にまだ何枚も残っていただろう生理用品が散らばっている。
    私は誰が捨てたのかも分からないそれを見て恥ずかしさと悔しさと色んな感情が入れ混じった思いでゴミ箱の中をあさった。

    2006-09-17 17:56:00
  • 198:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    (信じられへん…。最低―。)彼と一緒に買いに行った洗面用具が次々と目に写る―。

    2006-09-17 17:59:00
  • 199:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は怒りで顔がこわばっていくのを抑えた。
    何事もなかった様に起きてくる彼を懲らしめてやりたくて仕方がなかった…。

    2006-09-17 18:06:00
  • 200:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    そう言えば昨日私の下着や服もどこに隠していたのか袋に入れて出してきたのを思い出した…。
    それは「子どもがうるさいから」と言う理由からだった。

    2006-09-17 18:10:00
  • 201:

    名無しさん

    気になるう

    2006-09-17 22:13:00
  • 202:

    名無しさん

    頑張って?

    2006-09-18 12:04:00
  • 203:

    名無しさん

    どーなるの?

    2006-09-19 05:22:00
  • 204:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    208さん209さん210さん更新遅くなってごめんなさい?今日中にまた更新しますm(__)m

    2006-09-19 15:25:00
  • 205:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は何も言わずに用意をして彼が昨日私の服やら下着などを入れて取り出してきた袋にそれ等をまた詰め直した。
    彼はそんな私を見て何かを察したのか焦った様子で私に言った。「なんでそんなん持って帰ろうとすんの?置いといたらいいやん」

    2006-09-19 16:36:00
  • 206:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私はそんな彼の質問を遮るようにして黙々と帰る支度をしていた。
    彼は戸惑った表情を見せて何度も荷物を置いて帰るように言ってきた。
    私の行動は―もうここに来る事はない―ということを示していたから…。

    2006-09-19 18:58:00
  • 207:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    そう決めたわけじゃない。私はそんな風にきっぱり諦められる程の決断力も持ち合わせていない…。
    ただ彼にそう思わせたかった。そう思わせる事で少しだけ彼を焦らせてやりたかった。

    2006-09-19 19:20:00
  • 208:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼は私の思い通りの反応を見せてくれた。
    その様子を見て私は(もっと困ればいい―。)そう思った。
    男に安心感を持たせたら終しまい…―。その思いが余計に私をそうさせた。

    2006-09-21 02:54:00
  • 209:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「そんな荷物重たいやろ?置いて帰りいや」彼はお願いするように言う。

    2006-09-21 16:37:00
  • 210:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は「もう来る事ないし必要ないやん。これからはいちいち隠す手間もなくなるし良かったやろ?」と嫌味でも言ってやろうかと思ったけれど「もういいから!ほっといて!」と口に出すのが精一杯だった。

    2006-09-21 17:50:00
  • 211:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    車の中でも彼はずっと私の機嫌を取り続けた…。
    「昨日寝る前は普通に仲良く寝たのになんで起きてからそんな怒ってんの?」 と聞かれて私は無表情で「別に怒ってないよ」と言った。「顔怒ってるやん…。朝からそんな顔されたら俺今日一日元気出えへん」と彼は不安そうにつぶやいた。

    2006-09-22 02:51:00
  • 212:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「ごめんな…?」わけも分からず謝ってくる彼に私は苛立ちを覚えた。
    彼と過ごしてきた中でこんなにも重苦しい朝は初めてだ。私は彼の言葉に反応する事なくずっと窓の外を見たり携帯を触ったりして黙り続けていた…。

    2006-09-22 02:58:00
  • 213:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    本当は彼とちゃんと話しておきたかった。
    話すべきだった―。
    だけどあまりにも彼の「ごめん」が軽すぎてこの人はただ私の機嫌をなだめて許して欲しいだけなんだと思った。私が怒っている本当の理由も知らずに。

    2006-09-22 03:03:00
  • 214:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    車が家に着いた―。
    結局何もちゃんと話さないまま一方的に彼が謝り続け私はそれを無視し続けた。私が車を降りる間際に彼が荷物を取り上げ「置いて行って…!」と言った。私は「嫌。無理やで」と冷たく払い退け車を降りた。

    2006-09-22 03:11:00
  • 215:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    煮えきらない気持ちのまま私は不安で悲しくて怒りが込み上げどうしようもなかった…。私がこうなった理由を彼に言わなければ伝わらない。だけど私から言わないと気付かない彼が疎ましかった―。

    2006-09-22 03:15:00
  • 216:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    ♪♪♪―… その時携帯が鳴った。 ―着信―
    河上さん
    私はその着信を見て内心喜んでいる自分がいる事に気付いた。
    「はい。」出来るだけ不機嫌な声で電話を受ける。
    「まだ怒ってる…?」優しい口調で河上さんは言った。「別に…。何?」私はまたしても冷たく言い放った。

    2006-09-22 03:26:00
  • 217:

    まな

    リアル???

    2006-09-22 03:37:00
  • 218:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    まなさんすいません?昨日寝てしまってました?

    2006-09-22 20:44:00
  • 219:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼は「今から何すんの?」と聞いてきた。
    私は「ちょっとだけ寝る」と言った。
    「起きたら電話してな」と言われて私はかなりふてくされた声で「はい」と言った。その後寝ると言ったものの寝れるはずもなく頭の中に巡るのは彼と昨日の出来事ばかり…。

    2006-09-22 20:50:00
  • 220:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    その時友達から電話がかかってきてたわいもない話しをしていた。私は悩んだ末一人で考え込んでも仕方がないと思い昨日と今日の出来事を友達に話した。
    勢いよく全部話し終えた私はかなり興奮していただろう。ちゃんと伝える事が出来たのかわからない。彼女は「それ絶対元嫁やって!間違いないわ」と言ってきた。私が「なんでなん?」と聞くと「嫁以外考えられへん!普通の女がそこまですると思う?!」と断言した。

    2006-09-22 20:59:00
  • 221:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私もそうかもしれないと言う予想は付いていたけれど他の女とも考えられるしあまりピンとこなかった…。しかも離婚しているのになんでなん?!という思いが強くて理解する事が出来なかった。

    2006-09-22 21:04:00
  • 222:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「離婚しててもまだ元嫁がその人の事好きやったら考えられるって!」と言われた。( もしそうだとしたら未練たらしい女―。)私はそう思った。

    2006-09-22 21:08:00
  • 223:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    プップップッ…
    キャッチが鳴った。
    彼だ―。
    私は深呼吸して電話に出た「はい」

    2006-09-22 21:10:00
  • 224:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「まだ怒ってる?」と聞いてきた。私が「別に」と言うと「怒ってるやん。声がいつもと違う…なんでそんな怒ってんの?」と聞かれて「わからんねんやったらいいよ」と投げやりに言った。

    2006-09-22 21:13:00
  • 225:

    ななし

    最新するの少ないぃ??話がわからんくなるぅ??

    2006-09-22 23:58:00
  • 226:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    ななしさんごめんなさい?なるべく更新多く出来るよう頑張りますm(__)m

    2006-09-23 06:55:00
  • 227:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    すると「もうせえへんから許して?」と言う彼…
    私は「せえへんって何を?」と聞いた。
    「もう絶対みゆの物とか失くならしたりせえへんから」と言う…。私が「それだけじゃないやろ?だいたいそれぐらいでこんな怒ると思う?」と聞くと「やっぱり怒ってるんやん。何?俺何もしてへんで?何か言って!」とシラを切られた。

    2006-09-23 07:02:00
  • 228:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    何もしていないはずがない…。何もないのにどうして私の物が失くなる事があるだろうか…?洗面所にあった徹底的なあの証拠は何なのだろうか…―?
    ここまで私は気付いてしまったのにそれでもあなたは隠しとおそうとするのですか…??

    2006-09-23 07:07:00
  • 229:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私の頭はその事ばかり…。常に真実は目に見えないけれどせめて嘘を付くなら騙し通して欲しかった。
    バレる嘘なら付かない方がマシ。夢を見させてくれるのなら最後までその夢を見させて欲しい…。
    私を傷付けないで。

    2006-09-23 07:13:00
  • 230:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は自分を守るため相手を信用する事を恐れる。
    真実を言ってくれないと彼の何を信用していいのか分からない…。
    「何もしてないわけないやん。自分が一番分かってるやろ?」と言うと「何?!言ってくれなわからん…。」と言われた。彼はどうしても自分の口から言うつもりはない様だ。

    2006-09-23 07:20:00
  • 231:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    かと言って私から口に出すつもりもなかった。
    彼が自分から言うように仕向けた。「自分が一番よう分かってるやろ?!もう知ってるねん」そう言い続けると彼は「何?浮気?」と言った。

    2006-09-23 07:30:00
  • 232:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は戸惑いがちに「うん」と答えた。
    「浮気なんかしてへんで!なんでなん??」と聞かれてもう一度「自分が一番分かってるんちゃう?」と問いかけた。「なんでなんか言って!」と言う彼に「なんで私から言わなあかんの?」と聞くと「言ってくれたら言い訳するから」と言う…。私は「言い訳なんかいらんねん!」とキレた。

    2006-09-23 16:22:00
  • 233:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼は「浮気なんかしてないで」と否定してきた。
    私が「じゃああの洗顔とかは一体何なん?」と聞くと「なんの?」と聞かれた。「洗面所に置いてあったやつ!あきらかにバレるような事しやんといて!」と言ったら「あれは違うねん。理由があんねんけど浮気じゃないで」と言ってきた。

    2006-09-24 09:36:00
  • 234:

    名無しさん

    ぇ、何?何??

    2006-09-24 12:58:00
  • 235:

    名無しさん

    今日初めて読んだんやケド心境似てるわ?
    頑張って完結さして?終わるまで読んでるからッ?

    2006-09-24 19:10:00
  • 236:

    名無しさん

    気になるー??

    2006-09-25 00:55:00
  • 237:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    241さん読んでくれてありがとうございますm(__)mまたちょっとずつなんやけど更新していきますね??
    242さん共感してくれる人がいてすごい嬉しいです?頑張って完結させるんで最後までよろしくです??
    243さん更新遅くなってごめんない?頑張ります?

    2006-09-25 11:32:00
  • 238:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私が「浮気じゃなかったら何なん??」と聞いたあとすぐ彼はキャッチが入ったらしく「あっ!キャッチ入ったからちょっと後でかけなおすわぁ」と言って電話を切った。
    私はうまい事はぐらかされた気もしたが午前中の彼は忙しい事を知っていた。

    2006-09-25 11:40:00
  • 239:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    うまく言い逃れるために嘘を付いたのかもしれない…。だけど朝からこんなに電話をくれる事は珍しくてやっぱり私と離れたくなくて忙しい中でも電話をくれてるんだとも思った。
    どちらが本当かなんてわからないけれど私が怒った時の彼の焦りようを今まで見たが事なくて私の事本間に好きなんやろうなって思う自分がいた。

    2006-09-25 12:09:00
  • 240:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    男の浮気は甲斐性―。
    何度か耳にした事のある言葉だけれどそれは取りようによって違ってくる。
    誰にもモテない様な男は嫌だけどその時の浮いた気持ちで浮気をしてたった一人の愛する人を失う様な愚かな真似をするのは間違ってるんじゃないかな…。

    2006-09-25 12:16:00
  • 241:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    その後彼の着信に気付いたのは彼から着信があった一時間後…。私がかけ直すと出なくてその行き違いが続いた。結局連絡を取れたのは私が仕事に出る前だった。

    2006-09-25 12:20:00
  • 242:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「まだ怒ってる?」と聞く彼に私は「もういいよ」とふてくされた声で答えた。なんだかいつまでも怒っている自分が馬鹿らしく思えて「本間にもういいわ。なんかいつまでも怒ってたらどうでもよくなってきた」と言った。彼はそんな私に「俺の方がどうでもいいわ」と投げやりに言ってきた。私が「どうでもいいねんな。わかった!」と電話を切ろうとすると「ごめん!嘘。あれは誤解やからもう怒らんといてな」と言ってきて私は「うん、わかった。また電話して」と話しを終わらせた。

    2006-09-25 12:33:00
  • 243:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    そこで話しを終わらせたのは真実を知りたくなかったわけじゃない―。
    問いただせるものならば問いただしたかった。
    だけどこれ以上嫉妬深い女にはなりたくなかった。
    電話で話しをしてもキリがない事も分かっていたし話しを長引かせる事でしつこい女だと思われて嫌われるのを恐れた…。
    私はいつからこんなにも臆病になってしまったんだろう―…。

    2006-09-25 21:20:00
  • 244:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    略なし

    2006-09-25 21:21:00
  • 245:

    名無しさん

    亀なし

    2006-09-26 03:13:00
  • 246:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    その次の日私は仕事が休みでお客さんとのご飯の約束を早めに終わらせて彼が迎えに来てくれるのを待った。多分顔を見てしまったら普通には出来ないだろう…。そう思っていた通りやっぱり私は彼の前でうまく笑えなかった。彼はそんな私に気付き「顔が怒ってる」と言ってきた。私は口では「もう怒ってないよ」と言っていたけど気持ちがついていっていない自分に気付いた。

    2006-09-26 13:03:00
  • 247:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「もうやめてな」それだけ言ってせっかく会っているんだから空気を悪くしてしまうのを止めようと思い笑顔を作った…。

    2006-09-26 13:05:00
  • 248:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私はいつのまにか平気で自分に嘘をつけるようになった…。気持ちを押し殺してまで笑えるようになっていた。そんな事しても辛いだけなのに―。

    2006-09-26 13:07:00
  • 249:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「来週月曜から旅行やわぁ」前から旅行に行く事は聞いていたから私は特に何も思わなかった。だけど彼の方はだいぶ気遣っているようで私に「今度旅行連れていったるからな」とか「俺が旅行行ってる間浮気したらあかんで?」などと何度も言ってきていた。

    2006-09-26 13:19:00
  • 250:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は彼の言葉や仕草で彼の気持ちを読み取る。
    それは彼を不信に思う気持ちから彼の言動に敏感になっているからなんだろうか…。きっとそんな風になるのは彼の事が好きだからなんだろう―。

    2006-09-26 16:01:00
  • 251:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    旅行へは彼の会社の人間と家族ぐるみで行くと聞いていた。子供が夏休みだから遊びに連れて行くのだと言う。子供にとっては夏休みという行事はすごく楽しみなものだろう。私はそんな子供想いなパパに焼きもちを焼かないと言ったら嘘になる…だけど自分が子供だった頃の事を思い出すとどうしても否定出来なかった。

    2006-09-26 16:08:00
  • 252:

    ななし

    おっさんに本気なったらあかんよぉ??かってもらうだけかってもらって。あくまでも客やねんから。恋愛感情なんかもったらあかん。そんなんもってしまったら自分がしんどいだけなんやし。浅い付き合いやったらなんも気になれへんやんか〜割り切りやで!がんばれぇ

    2006-09-27 08:19:00
  • 253:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    ななしさん感想ありがとうございます?
    私もそう思うんですがあまりにも深く付き合ってしまったんでなかなか難しいです?頑張ります?

    2006-09-27 12:26:00
  • 254:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    その日の夜、丁度彼の会社の人がお店に来店した。
    彼とはもう2年以上の付き合いだ―。歳のわりに貫禄のある容姿をしている彼はかなりおしゃべりでその上話しの構成がうまくて説得力があった為私はあまり会話をしなくても彼の席では楽に仕事が出来た。

    2006-09-27 12:47:00
  • 255:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼は私の事を自分の子供の様に可愛がってくれた。
    もちろん私と河上さんが付き合っていることは知らない。なんとなく知られてはいけないような気がしていた。今回の旅行は彼が主催したらしく楽しそうに来週行く旅行の話しをしている―。

    2006-09-27 13:19:00
  • 256:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼は私に「おみやげ買って来たるからなぁ」と笑って言った。私は「うん。ありがとう♪」と答えた。「今回子守りでいっぱい子供連れて行かなあかんから大変やわぁ」と溜め息まじりに言う彼は態度に出すよりさほど嫌そうじゃなかった。私は気になっていた事をさりげなく聞いた。「子守りって今回お父さんと子供だけで行くの?」彼は答えた。「いいや。けど嫁はんらは皆夜なったら飲みに出るから俺らは子供寝かし付ける役や」と笑って言った。私は一瞬動揺した―。一緒に来ていたお連れさんに「どうや?山岡も旅行一緒に行けへんか??」と聞く。山岡さんは「俺とこはいいわぁ。どうも河上さんとこの嫁さんとうちとこの嫁合わんみたいで…。」と遠慮がちに言った。

    2006-09-27 13:35:00
  • 257:

    名無しさん

    >>259
    同意見?
    うちもパパ作ってたけど、彼氏もおったからか、パパはパパしか思わなかったなぁ?お金与えてくれる人や、既婚者と付き合うならワリキリってほんま大事やろぅ。しかもここに出てくるパパと同じ事、前のパパさんもゆうてはったから、笑った。
    なんか感想じゃない横レスなってごめんなさい?

    2006-09-27 13:57:00
  • 258:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    264さん全然いいですよ?同じ事言ってたとかおもしろいですね?読んでくれてありがとうございますm(__)m

    2006-09-28 11:55:00
  • 259:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    (河上さんの嫁―…?)
    正確に言えば『元嫁』だけどそんな事どうでも良かった。
    私聞いてない。
    元嫁が着いて来る事なんて聞いてない…。

    2006-09-28 12:00:00
  • 260:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼はどうして隠したのだろう…?私にバレたくなかった?それともただ単に言う必要がなかったから…?
    私は動揺する気持ちを抑え頭の中を整理した。
    「河上さんの嫁さん性格きついからなぁ!」隣で何も知らない男が笑って言った。私は「そうなんやぁ。気きついの?」と流れに沿って尋ねてみた。あきらかに私は彼の元嫁の事を探っている。

    2006-09-28 12:13:00
  • 261:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「気きついでぇ!嫁さん軍団の中でいつも河上さんとこの嫁さんが指揮ってみんな引っ張って行くんや。飲みに行くでぇ!言うてな(笑)」彼はグラスに残った水割りを飲みほしそう言った。私はそのグラスを手に取りながら「そうなんやぁ。すごいな」と笑って言った。水割りを作り「じゃあ旅行中も飲みに行くんやね」とグラスを彼のコースターの上に戻した。

    2006-09-28 12:22:00
  • 262:

    名無しさん

    負けないで?

    2006-09-28 13:33:00
  • 263:

    名無しさん

    この河上サンとは現在進行系なんですか?(´ω`)

    2006-09-28 14:58:00
  • 264:

    名無しさん

    河上さんゎ何才?

    2006-09-28 21:40:00
  • 265:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    269さんありがとうございますm(__)m☆
    270さん河上さんとは現在進行形ですよ☆
    271さん歳は30〜40の間です☆ 読んでくれてありがとうございますp(^^)q

    2006-09-29 13:22:00
  • 266:

    名無しさん

    すごいお金持ってはるんですね!大企業の社長さんですか?

    2006-09-29 14:09:00
  • 267:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    273さんすみませんm(__)m詳しくはちょっと言えないです(>_

    2006-09-29 15:32:00
  • 268:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「う〜ん…。旅行中は嫁さん軍団だけが河上さんとこの嫁さんが引っ張って飲みに行くんちゃうかぁ!俺ら男はその間子守りで子供寝かせる役やわぁ」そう笑って言った彼を私は無意識に目で追っていた。(もしかしたら私と河上さんの関係を知ってわざと言ってるんじゃないか)とさえ思えた。

    2006-09-29 16:06:00
  • 269:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    別に二人で行くわけじゃない…。子供と三人で行く家族旅行でもない…。
    気にする必要なんてないんだ―。
    だけどどうして彼は内緒にするのだろう…。
    まわりから聞くのなら本人から直接聞いた方がよかった。

    2006-09-29 16:11:00
  • 270:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は何も知らないふりをして彼が旅行へ行く日を待った。旅行へ行く二日前、彼は私を昼食に誘った。
    時計を見ると二時半を回ったいた。体がダルイ…。お腹は空いているのに家に食べれる様な物は何もない。コンビニへ行くのも面倒。そんな時に鳴った彼からの誘いの電話はすごく丁度良かった。私は寝起きで化粧気のない顔とボサボサの髪の毛をキャップを深く被り隠して外に出た。

    2006-09-29 16:24:00
  • 271:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    いつもなら彼の方が先に着いていて私を待つのに今日は私の方が彼を待った。
    「遅かったね」そう言って車に乗り込んだ私に彼は「ちょっと用事行ってて約束したん忘れかけてたわ」と困惑した表情で言った。
    彼は忙しいせいかお酒をよく飲むからか物事を異常に忘れる事が度々あった。

    2006-09-30 17:32:00
  • 272:

    名無しさん

    うちの彼と内容ほとんど一緒や…(´・ω・`)

    2006-09-30 18:11:00
  • 273:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    279さん本当ですか?同じような心境の人が結構居ててびっくりです?読んでくれてありがとうございますm(__)m

    2006-10-01 21:12:00
  • 274:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    実際物忘れが激しい事は事実なのだけれどもしかしたらそれを理由に何かあれば「忘れてた」で済まされそうで不安だった。
    私はそれを知ってから守って欲しい用事や約束がある時は何度も彼に同じ事を言って「忘れてた」と言われない様にした。
    実際彼は言った事は守る人だったしそんな風に勘繰るのは私のただの深読みだったのかもしれないけど…。

    2006-10-01 21:20:00
  • 275:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼と知り合ってから会うのはいつも彼の会社が終わって大抵6時過ぎぐらいからで昼から会うなんて事は珍しくてなんだか新鮮味を覚えた。それと同時にやっぱり彼は会社の社長で忙しくても時間の融通は利くものなのだと思った。

    2006-10-01 22:14:00
  • 276:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    家からそう遠くはない焼き肉屋に入った。
    肉にご飯に冷麺にスープ…。二人ではあきらかに食べきれないであろう量を注文し彼は「今日は夜ご飯抜こう…。けど今日子供泊まりに来るから飯連れていったらなあかんねんな」と言った。私はその言葉に不安を覚えた。前日の夜と今日は店で浴衣祭りをしていて私は彼が買ってくれた浴衣姿を見せたかった。

    2006-10-01 23:57:00
  • 277:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「今日は子供飯連れて行って風呂入って早く寝るわ」と言った彼に思わず「今日来られへんの?」と困惑した表情で口に出した自分に気が付いた。
    そんな私に彼は「ごめんな?」と謝った。仕方がない事は分かってる…。 だけどこの日の為にせっかく買いに連れて行ってくれたのに…―。

    2006-10-02 00:05:00
  • 278:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私はたかが浴衣祭りぐらいでききわけのない女だと思われたくなくて「来て欲しかったわぁ」と軽く言った。だけどこれで分かった。彼が珍しく私を昼食に誘ったわけ…。

    2006-10-02 00:11:00
  • 279:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    明後日から旅行で3日間会えない。今日は土曜日…。土曜日に子供が泊まりに来るという事は明日もきっと会えないんだろう―。
    だから今日私をお昼に誘った。そうゆう事だ。
    私は単純にそんな彼の気遣いが嬉しかった。
    だけど今思えば旅行前に私を家へ来させない様にする為の策略だったのかもしれない―…。

    2006-10-02 22:26:00
  • 280:

    名無しさん

    みてるからね??

    2006-10-03 02:17:00
  • 281:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    287さんありがとうございますm(__)m これからも見てくれたら嬉しいです?

    2006-10-03 14:54:00
  • 282:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    その日の夜。彼が店に来ない事は分かっていた事なのに、時間が閉店に近付けば近づく程なんだか物凄く寂しかった…。
    私は物だけ与えていられれば喜ぶ生き物じゃないよ…?

    2006-10-03 15:11:00
  • 283:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    次の日彼から着信があったのはお昼過ぎだった。
    私は毎週日曜日は当たり前の様に会っていたからもしかしたらという期待まじりの気持ちで電話に受けた。

    2006-10-03 15:46:00
  • 284:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    だけど一瞬にして私の期待は諦めへと変わった。
    隣で子供の声がしたから…。まだまだ幼く元気な声…彼に「寝てた?」と聞かれて「寝てないよ」と答えた。私が「どうしたん?」と聞くと「あのな今ミナミやねんけど旅行かばんってどこに売ってる?下にコマ付いて引っ張れるやつ!」と聞いてきた。

    2006-10-03 15:51:00
  • 285:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は急な質問に少し戸惑ったけど「どこにでも売ってるやろぉ。大丸とかにも普通に置いてるんちゃう?」と答えた。彼は「ふぅーん。分かった!とりあえず見て来るわ。また電話するな」と言って電話を切ろうとした。私は「分かったぁ。ほんじゃあまたね☆バイバイ」と言って電話を切った。子供と買い物か…。私は彼が居ないと暇な日曜日に嫌気がさした。

    2006-10-03 15:57:00
  • 286:

    名無しさん

    読んでるよ?

    2006-10-05 09:52:00
  • 287:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    294さんありがとうございますm(__)m更新遅くてごめんなさい?

    2006-10-05 11:01:00
  • 288:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    知らず知らずのうちに彼に依存している自分がいる。恐い…。彼を今、失ってしまうのが恐い―。
    彼の居ない3日間何をしよう…。

    2006-10-05 14:29:00
  • 289:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼が大阪を出発した日―。たまたま以前付き合っていた35歳の人から誘いの電話があった。
    私は気晴らしに出掛けよう―。そう思い出掛ける準備をした。彼は佐原という人で佐原さんとは初めて会った日からもう3年以上の付き合いになる。その間付き合ったり別れたりしたけれど私は彼の事が好きで彼は私を子供としてしか見てなくてどうしても彼の前では素の自分を出せずにいた。

    2006-10-05 14:45:00
  • 290:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    結局彼とはすぐに破局を迎えてしまったけれどその後も連絡を取ったり取らなかったりで今に至るのだ。
    素の自分を出せないのに会っても楽しくないんじゃないか?と思われても仕方がない。実際かなりの気を使ってしまうのが事実だ。
    なのにどうして会ったりするのか…。

    2006-10-05 14:50:00
  • 291:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    初めは別れた後も彼の事が好きだったからと言う理由とおこづかいと称してお金を貰えるからだった。
    私の体を提供する―。 その変わりにお金を貰う―。それはお互い暗黙の了解で承知していた。

    2006-10-05 14:59:00
  • 292:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    ある意味大人の付き合いだ。あっさりしていて割り切れている。だけど事が終えた後の虚しさにはいつまでも慣れる事はなかった。人間に感情なんてものがなかったらもっとうまく生きれるのに…。
    佐原さんへの想いが膨らむ度に何度もそう思った。

    2006-10-05 16:02:00
  • 293:

    名無しさん

    体売って金稼いでるだけゃんワラ

    2006-10-05 16:59:00
  • 294:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    301さん確にそうですね☆読んでくれてありがとうございますm(__)m

    2006-10-05 20:42:00
  • 295:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    あの頃の私はどんな形であっても彼と繋がっていたかったから―。
    彼が私を求めてきたらそれを拒否する事なんて出来なかった。―都合のいい女―きっとそう思われていただろう。私はそれに抵抗するように見返りを求めた。

    2006-10-05 20:49:00
  • 296:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    それが「物」であったり「お金」だった。
    佐原さんに特定の彼女が出来た時私は大いに嫉妬した。彼の隣に居るのはどうして私じゃないんだろう…。どうして私じゃ駄目なんだろう…。佐原さんと彼女が二人で居る所に何度か遭遇した事があって私はそれを見る度心が掻き乱された。

    2006-10-05 20:56:00
  • 297:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    幸せそうに笑う彼女の姿―。それ以上に私の見た事のない彼の笑顔―。 優しく微笑み話す視線の先には彼女がいる…。
    私は耐えた。彼と一緒に居れるなら…
    ずっとそんな想いで彼との関係を築いていた。

    2006-10-05 21:00:00
  • 298:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    そんな彼女と別れた事を聞いた頃彼は前よりも頻繁に連絡をしてくるようになり前よりも私を誘ってくるようになった。
    彼は歳のわりに遊び方が若くていろんな所に連れて行ってくれた。
    その頃はもう前程彼に対して熱を上げていなかったけど大切さは変わらなくて単純に嬉しかったし楽しかった。

    2006-10-05 21:07:00
  • 299:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    河上さんと知り合ってから彼の電話を受けれない事が多々あった。
    私はそんな時「いつもすぐ電話受けてくれるから嬉しい」と言っていた彼の言葉を思い出していた。
    だけど河上さんと毎日の様に一緒に居るようになってからは彼の着信に気付いても下手に電話を受ける事が出来なかった。河上さんの方も何度もひつこく私の携帯を鳴らす彼の着信に敏感になっていたから…。

    2006-10-05 21:13:00
  • 300:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「この男と何かあるんちゃうん?」そんな事をよく言われた。ひつこい時は時間に関係なく夜中や朝方に何度も鳴らしてきた事があった。その度に河上さんは真実に迫ろうと疑いをかけてきたけれど私は「酔っぱらって掛けてきたんちゃう?」と流していた。

    2006-10-05 21:18:00
  • 301:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    さすがの佐原さんも今まで私が見せた事のない行動に〔男が出来た〕と悟ったみたいだった。
    河上さんと付き合いだしてからずっと会っていなかったから今日はかなり久しぶりに会う―。

    2006-10-05 23:08:00
  • 302:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は鏡を見て思った。 彼は久しぶりに会う私を見てどう思うのだろう…。
    彼は自分に心底惚れていたはずの女が明らかに自分では買えるはずのないブランド品で埋め尽された姿を見て一体何を思うんだろう…。

    2006-10-05 23:21:00
  • 303:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    久しぶりに会う彼と久しぶりに座る彼の助手席―。
    私はなんだか懐かしさを覚えていた。
    彼に対してあんなに気を遣って上手く話せずにいたはずなのに今は少し彼がちっぽけに思えた。

    2006-10-06 11:23:00
  • 304:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼は私に「男出来たんやろ?」と聞いてきた。
    私が「なんでなん?」と聞き返すと「みゆはすぐ分かるで!最近ずっと電話出てくれへんし、前掛けた時も隣でなんか声聞こえてきてたし。あんたは嘘付かれへんタイプやから嘘付いても無駄やで」そう言って私をチラッと見た。
    私は「うん。出来たよ」と短く答えた。すると「どんな人なん?ラブラブ??」といろんな質問を投げ掛けてきた。

    2006-10-06 11:32:00
  • 305:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は初め短く答えるか質問を反らしたりして彼の様子を伺った。
    彼は言った。「俺には嘘つかんといてっていつも言ってるやん?なんでも話して。」私はそう言えば私が何かある度いつも「嘘つかんとなんでも言って!それ聞いたからってみゆの事嫌いになったりせえへんから」と口にしていた彼の事を思い出した。

    2006-10-06 11:36:00
  • 306:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼は嘘が嫌いだ―。
    特に私の嘘はすぐにバレるからもっと気に沿わないだろう…。
    彼は自分の事はあまり話さない。だけど私の事はいつも色々聞いてきた。
    今日もそう…。こうやって色々聞き出してくる。

    2006-10-06 11:50:00
  • 307:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    車がパーキングに入った。「パスタ食べる?」そう言って彼は車を停めた。
    私は彼の後に続き店の中へ入る。お互い違うものを頼んだ。彼はやっぱり私に話しを持ちかけてくる。
    私は知らず知らずそんな彼に乗せられて自分の事を話し始めた。

    2006-10-06 11:57:00
  • 308:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    話せば話す程河上さんに対するたくさんの想いが口を滑らせた。
    彼に話を聞いてもらう事で心の中のモヤが少しずく解消されていくのを感じた。

    2006-10-06 12:44:00
  • 309:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼はあの時どんな想いで私の話を聞いていたんだろう…。その後店を後にして彼はまだ仕事まで時間のある私を遊びに連れて行ってくれた。河上さんと比べて若い遊び方をする彼と居るのはなんだか新鮮味を覚えさせてくれた。

    2006-10-06 13:17:00
  • 310:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    やっぱり何をしていても誰と居ても考えてしまう彼の事…。
    ただひとつ遊ぶ相手は間違っていなかったと思った。あんなに窮屈だった佐原さんの隣は今、居心地がいい。好きすぎて仕方がなかった時よりも余裕を持てているからなんだろう。

    2006-10-06 17:04:00
  • 311:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    佐原さんは彼の事をひたすら話し私の物がマンションからなくなった時の事や彼に焼きもちを焼く私に対して不意に言った。「もう惚れてるやん。俺の時はそんなんで怒ったりとかせぇへんかったのになぁ…」と。私は突然の彼の言葉にびっくりした。あんなに好きだったのに彼にはちっとも伝わっていなかったんだ…。「そんなことないよ」そう言って笑うのが精一杯だった。私が怒ったり焼きもちさえ焼けなかったのは好きすぎて何も言えなかったからだよ?私が何かを言う事で離れていってしまうんじゃなかいかって怖かったからだよ。

    2006-10-06 17:16:00
  • 312:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    その時初めて思った。
    人は伝えなきゃわからない生き物なんだって事。
    ひとりで想ってひとりでどれだけ悩んだとしてもそれはひとりよがりにしかならないんだ。
    相手をどれだけ想ってもその気持ちを言葉であれ態度であれ表さなきゃ伝わることなんてない。
    私はこれだけ想ってるのにもっと私を愛してよって思うばかりで伝える事も愛する事も上手く出来ていなかった…。人と関わる事はすごく難しくてすごく深い事なんだ。今回はもっと上手く愛せるかな…。もっと上手く素直に気持ちを伝える事が出来たらいいのにな…。

    2006-10-06 17:28:00
  • 313:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    その日河上さんから電話が鳴る事はなかった。
    少しでも期待していた自分が馬鹿らしく思える…。
    いつもの様に仕事が終わってから私は少しでも彼と繋がっていたい衝動にかられた。

    2006-10-07 17:46:00
  • 314:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    気付けば私は彼のマンションへとタクシーの運転手に告げていた。
    そこへ行っても彼は居ないのに…―。
    少しでも彼の存在を感じていたくて…

    2006-10-07 23:07:00
  • 315:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼のマンションに着いて上を見上げた。やっぱりいつ何度来てもすごいマンションだ。完璧にされたオートロックの扉を開けて中に入るとホテルのロビーの様になっていてその先にはまた鍵がないと進めない様になっている。私はもう一度鍵を差し込み回した―。

    2006-10-08 04:52:00
  • 316:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    本人の留守中に勝手に上がり込んでいいものなのか…。彼の許可なしで入ってもしバレたとしたらなんて思われるだろう…。
    たくさんの不安と緊張で押し潰されそうになる。
    どうしよう…。

    2006-10-08 05:28:00
  • 317:

    にゃん

    気になります!頑張れ?

    2006-10-08 07:01:00
  • 318:

    名無しさん

    続き書いて?

    2006-10-12 10:35:00
  • 319:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    にゃんさん、名無しさんありがとうございますm(__)m?更新遅くなってごめんなさい??

    2006-10-12 23:26:00
  • 320:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    だけどあの時私にはどうしても確かめたい事があった。
    彼の存在を感じていたい衝動と胸にひっかかって取れないわだかまりを解消するために取った行動が私をこの場所へ連れてきたのだ。

    2006-10-12 23:32:00
  • 321:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    エレベーターを降り彼の部屋の場所まで続く通路からキラキラと壮絶に光輝くものが目の端を捕えた。
    ふと右側に目をやる…
    そこにはいつもと変わらない景色がまるで競い会う様に光を放ちまんべんなく広がっていた。
    今の私にはそんな景色さえいびつに見えて仕方がない。まるで歪んだ私の思想を照らし出されている様で早くこの場所から立ち去りたくなった。

    2006-10-13 00:02:00
  • 322:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼の部屋の鍵を開ける―。上の段と下の段…
    カチャ…と小さな音を立てるのを聞いて私は開いた事を認識した。
    扉を開けるといつもの新築の匂いがした。
    たった三日来なかっただけなのになんだか懐かしさが込みあげた。
    それほど私は今このマンションへ帰って来る事が当たり前になっているんだろう…。

    2006-10-13 00:10:00
  • 323:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    確かめたかった事実…。
    私は荷物をいつもの場所に置き真っ先にクローゼットを開けた。
    やっぱり…無い。
    その後タンスの様になっている収納スペースの二段目の引き出しを引いた。

    2006-10-13 00:25:00
  • 324:

    名無しさん

    続き見たいよ??

    2006-10-13 00:46:00
  • 325:

    名無しさん

    更新してくださいっっ???早く続き読みたいです?????

    2006-10-13 22:20:00
  • 326:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    更新遅くなってごめんなさい?読んでくれてありがとうございます?

    2006-10-14 18:40:00
  • 327:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    開けた瞬間に分かった。
    やっぱり…ない。
    2段目は私の服や下着が入っているはず…。
    いつも必ずそこに直していたからそれは間違いないはずなのに

    2006-10-14 19:12:00
  • 328:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    いつも私が開ける2段目の引き出しには子供の服しか入っていない。3段目、4段目と開けてみたけれどやっぱり私の服はどこにもない。 その隣りの収納ケースを引いてみた。1段目、2段目…そこにはあきらかに私のものではない女物の服が入っていた。
    『元嫁…―。』
    私の頭の中にはそれしか出てこなかった。

    2006-10-15 03:39:00
  • 329:

    名無しさん

    いつも読ませてもらってます?
    このお話すごく良いデスね?
    もし良かったら私のブログ内に載せさせてもらってもいいですか??

    2006-10-15 09:09:00
  • 330:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    339さんありがとうございますm(__)m
    すごく嬉しいです?
    ブログ内に載せるってどうゆう意味でしょうか??

    2006-10-16 01:01:00
  • 331:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    パジャマ替わりに着ていたものだろうか…?緑色のタオル生地で上下が繋がっていた。
    土、日と会わなかった二日間ここへ泊まりに来ていたに違いない。
    何よりも今私の手元にあるこの服がその事実を物語っていた―。

    2006-10-16 01:11:00
  • 332:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私の服はどこを探しても見当たらなかった。
    心なしか手元が乱暴になる…。いつも寝る時に着ているものがなかったら今日私は一体何を着て寝たらいいのだろう。少しずつ思い通りに事が進まないことに対して怒りを覚えた。

    2006-10-16 01:17:00
  • 333:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    ふと洗面所へ足を向けた。歯ブラシがない…。
    メイク落としや洗顔は…?私は彼と事あるごとにコンビニや薬局で洗面用具を買っていて使い切らずに新しく買ってばかりするものだから溜りきって買い置き状態になっているそれ等を彼が一番上の棚に閉まっていた事を思い出した。それ以来私もそこへ直す様にしていたのだ。
    今ではもうその一番上の棚は私専用になってしまっている。

    2006-10-16 01:29:00
  • 334:

    名無しさん

    面白いお話だったのでネット上に載せたいと思いました?
    みゆさんの作品として?

    2006-10-16 02:09:00
  • 335:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    そうなんですか☆
    そんな風に思ってもらえて嬉しいです?
    けどこんなへたくそな小説でいいんでしょうか??
    名無しさんが良ければ載せて下さい☆

    2006-10-16 12:11:00
  • 336:

    名無しさん

    ありがとうございます?
    では近々搭載させてもらいますね?

    2006-10-16 13:17:00
  • 337:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    どうしましてm(__)m
    良ければそのブログ教えてもらっていいですか??

    2006-10-18 00:50:00
  • 338:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私はその一番上の棚に手を伸ばした。
    恐る恐る不安に襲われながら棚の仕切りを上げる…。それを見て私は少しだけ安心する事が出来た。
    そこには私の物がいつもと変わらずきちんと並べられていたのだ。

    2006-10-18 00:59:00
  • 339:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    風呂場もいつもと変わった様子はなく私専用のシャンプーやリンスもきちんと置かれていた。
    ただひとつ様子が違ったのは旅行先へ持って行ったのだろう彼の物が少し減っていた事。
    私は更に証拠を突き止めたくてゴミ箱の蓋を開けてみた…この間見た物と同じ使いきりサイズの化粧水や乳液の袋が捨ててある。
    ゴミがまだ残っていると言う事は今日家政婦はここへ来ていないということだ。だとすると家政婦が来るのは明後日だ。

    2006-10-19 13:13:00
  • 340:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼に内緒でここへ来た私はここへ来たことがバレない様にしなければならない…。とりあえず服を探したけれどどこを探しても見当たらなくて、もしかしたら捨てられたのかも…という不安に襲われた。
    今日はもう彼の服を借りて寝よう。そう思い各部屋にあるクローゼットを開けて最近着ていなさそうな無難な物を選んだ。

    2006-10-19 13:26:00
  • 341:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    お風呂に入る前に着ていた物を洗濯機に入れた。
    明日起きたら彼の服も洗って元に戻しておかないと…そんなことを思いながらいつも彼と寝ている部屋とは違う部屋のベッドに入った。ダブルベッドが二つ並んだその部屋でひとりで寝るのは寂しくて仕方がなかった。(河上さんはもう寝てるだろうな…。)そんなことを思いながら眠りについた。

    2006-10-22 03:35:00
  • 342:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    次の日あまり熟睡出来ずに携帯の充電が切れる音で目を覚ました。
    充電をしながら携帯を見ると着信が入っていた。
    河上さんだ―。
    朝早くに一件―。
    私は嬉しい反面動揺した。もしかしてここへ来ているのがバレたのかも…それでこんな早くに電話をしてきたのかも知れない。

    2006-10-22 03:44:00
  • 343:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    変に勘繰った私は河上さんの着信に見てみぬふりをしてそのまま様子を見る事にした。
    少し、昨日丸一日連絡をして来なかった彼に対して着信が入っていたからと言って慌ててかけ直すのは府に落ちない部分もあったから…。昨日から彼の事ばかり考えるのに… 彼の事ばかり考えてしまうからこそ彼のせいで自分のペースを乱されていると言う事を知られてしまうのが嫌だった。彼の目に写る私はいつだって余裕でいたかったから。私が彼から連絡がないことで不安になった分だけ彼も私からの連絡を待って不安になればいい―そう思った。

    2006-10-23 02:26:00
  • 344:

    名無しさん

    隠れファンです!頑張ってね!

    2006-10-23 15:47:00
  • 345:

    名無しさん

    完結まで楽しみにしてますよ(^O^)/
    良かったらペース上げて下さい

    2006-10-24 00:06:00
  • 346:

    名無しさん

    あげときます??

    2006-10-27 11:24:00
  • 347:

    名無しさん

    頑張ってなぁ?

    2006-10-27 19:04:00
  • 348:

    名無しさん

    おもろいよー

    2006-10-27 22:18:00
  • 349:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    書き込みして下さった方ありがとうございますm(__)mすごく嬉しかったです?更新遅くなってごめんなさい?今から少しだけ時間あるので更新します☆

    2006-10-28 22:40:00
  • 350:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は忙いで着ていた彼の服を洗濯し自分の服に着替えた。ベッドや洗面所も元々あった通りに全て直してマンションから出る準備を整えた。時刻はもう午後1時をとうに回っていた。今日は2時から予定がある―。どうしても済ましておかないといけない用事があって私は少し焦っていた。洗濯物が間に合わない…。

    2006-10-28 22:51:00
  • 351:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    (どうしよう…。)私は焦る気持ちを抑え考えた挙げ句(夕方もう一度ここへ戻って来よう)と決めた。
    すでにもう、一度無断で踏み入れた所だ…今日は家政婦が来る事もないし誰かにバレる心配もない。私は各部屋を囲む様に繋がったバルコニーから射すお昼過ぎの暑そうな太陽の光を見て思った―。昨夜ここへ来た時とはまったく違う外の風景…まるで昨日の恐怖にも似た感情が嘘の様に遠のいていくのを感じた。

    2006-10-28 23:06:00
  • 352:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は急にそんな事を言われて何も知らない運転手に対してあたかも自分が住んでいるかの様に「本間ですかぁ」と愛想笑いを浮かべて流した。
    さらりと流したものの気分はこのうえなく良かった。自尊心を掻き立てられる…。

    2006-10-30 02:13:00
  • 353:

    名無しさん

    頑張ってなぁ?

    2006-10-31 00:28:00
  • 354:

    名無しさん

    (´・ω・`)ショボーン

    2006-10-31 15:04:00
  • 355:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    365さん366さんありがとうございますm(__)m頑張ります?

    2006-11-02 13:09:00
  • 356:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「2660円です」私は財布を取り出した。その時運転手が目線をチラッと財布の中に向けてきたのを感じて私はわざと札束の入っている方を向けてやった。
    メーター料金しか払わないのに嫌味な奴だ。
    「ありがとう」そう言ってタクシーを後にし用事を済ませに行った。

    2006-11-02 13:28:00
  • 357:

    ゆぃ

    気になるなる?

    2006-11-05 11:26:00
  • 358:

    名無しさん

    初めて読みました?
    かなりおもしろぃです?
    主さん頑張って?

    2006-11-05 23:59:00
  • 359:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    ゆいさん、名無しさ読んでくれてありがとうございます?更新遅くなってごめんなさい?

    2006-11-08 23:01:00
  • 360:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    用事を済ますまでの間忙しくて彼のことを頭から離す事ができた。
    用事を済ましてからもまだ連絡を入れるのは早いと思い友達と会った。 やっぱり気にしてしまう彼の事を頭から消す為に友達との話しに夢中になる。彼女達と別れてからまたタクシーに乗り込んだ。 行き先は彼のマンション―。
    戻って洗濯物を取り出さないと…。

    2006-11-08 23:11:00
  • 361:

    名無しさん

    いつも更新1つだけやん。読む気うせるわ

    2006-11-09 02:14:00
  • 362:

    名無しさん

    確かに読んでる人のことも少し考えてほしいです。ムカつくとかゆぅより楽しみにしてるからショックです。お忙しいと思いますが頑張ってください。

    2006-11-09 08:36:00
  • 363:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    373さん、374さんせっかく読んでくれたのに私のせいで不愉快な思いをさせてしまいすみませんでしたm(__)mこれから気を付けるんでまた読んでもらえたら嬉しいです☆今日中にまた更新します。

    2006-11-09 13:27:00
  • 364:

    名無しさん

    待ってるね(^o^)

    2006-11-09 14:16:00
  • 365:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    お待たせしました☆ありがとうございますp(^-^)q

    2006-11-09 15:46:00
  • 366:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    そう言えば今日は花火大会がある―。彼が旅行に行く予定の日を聞くまでは彼のマンションで彼と一緒に見れると思っていたのに…。そんな事を考えながら携帯の発信履歴に押す手を出したり戻したりして悩んでいた。もちろん相手は河上さんだ。まだ外は充分明るかったけれど時刻はとうに午後六時を過ぎていた。
    いつも彼が仕事を終えて迎えに来てくれるか来ないかの時刻―。

    2006-11-09 15:57:00
  • 367:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    その時偶然にも手に持った携帯が激しい音を鳴らせて震えた。私は携帯の画面を見て驚きを隠せなかった。着信中―…河上さん―。
    もしかして彼は超能力でも使えるのか…?
    そんな事を思わせる程発信履歴を押すか押さないかのせとぎわに居た私にとっては驚きを隠せない出来事だった。

    2006-11-09 16:05:00
  • 368:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    きっと彼はこんな時刻になってもまだ連絡をよこさない私に対して何かを思い掛けてきたのだろう…。
    その何かはどんな感情なのか携帯の着信表示を見つめるだけでは全く見当が付かなかったけれどそれがどんな感情であれ私の事を気にして掛けてきている事に変わりはなかった。

    2006-11-09 16:11:00
  • 369:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私にはもうそれだけで充分だった。こうして旅行に行っている間も私の事を気にしてくれているという事実じゃなく見せかけだけでも欲しかったから…。
    私を一日ほったらかしにした彼を心配させてやりたいという想いがたった朝と今との二回の着信だけで満たされていく…。

    2006-11-09 16:18:00
  • 370:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私はそんな感情を悟られない様に何事もなかったようなふりをして電話を受けた。「もしもし?」
    タクシーの窓が開いていたからか私の声が寝起きじゃなく何かしら行動している様に聞こえたからなのか彼は不信感を込めた声で聞いてきた。「何してたん?」

    2006-11-09 16:23:00
  • 371:

    名無しさん

    たくさん更新ありがとぅ☆また待ってるょ(^o^)

    2006-11-10 08:58:00
  • 372:

    名無しさん

    ?がってたヵラ??

    2006-11-14 00:12:00
  • 373:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    383さん、384さんありがとうございます?頑張ります?

    2006-11-14 04:30:00
  • 374:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私が「友達と遊んでたよ」と言うと彼は甘えた様な声で「友達って誰?」と聞いてきた。私はそんな彼の質問に素直に事細かく答えたけれど「朝電話したのに」と疑い深く言葉に出した事に対しては「用事行ってた」とだけ短く答えた。彼はそんなそっけない私に腹を立てたのか「もういい!もう電話せえへんからな」と時折見せる子どもっぽさを出して電話を切ろうとした。

    2006-11-14 04:40:00
  • 375:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私が「何でなん?!」と言うと「何してるかわからんし電話ぐらい出ぇ!もうお前みたいな女知らんわ!」と投げ捨てる様に言葉を吐いた。私は「何言ってるん?!」と怒りぎみに言ったもののなぜかそんな彼が無償に可愛くて仕方がなかった。結局彼は「嘘。ごめんな?離れてるから浮気してるんちゃうかと思って心配やってん」と弱々しく怒ったふりをした私をなだめる様に言った。

    2006-11-14 04:52:00
  • 376:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    こんな時いつも彼の事をズルイ男だと思った。
    今回も自分の事は棚に上げておいて人の事を言う。
    いくら付き合いだからと言っても別れた嫁と一緒なんだから私の事を偉そうに言える立場じゃないのに…。私は毎回彼の理不尽な言動に戸惑いを感じながらも何もはっきりした事は言えないでいた。

    2006-11-14 05:02:00
  • 377:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は「大丈夫やで」とそんな彼の調子に合わせてしまう。それからタイミングを見計らって「今日花火あるからマンションから見てもいい?」と聞いてみた。
    彼は「うん。いいよ」と軽く言った。あまりにもすんなりと答えられたものだから私は内心呆気に取られた。

    2006-11-16 02:28:00
  • 378:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    今までの私の苦労は一体何だったのだろう…?
    まぁ勝手な苦労だったのだけれど―。おかげで彼に対する後ろめたさはだいぶ消し去られた。
    私は「本間に?それじゃあ勝手に入るで」と彼の調子に合わせて軽く言った。
    実際、彼のマンションの鍵を持つ意味を知れたような気がしてすごく嬉しかったのだけどそれを察っせられたくなくて声のトーンを変えずにいた。

    2006-11-16 02:38:00
  • 379:

    名無しさん

    更新されてる?

    2006-11-16 10:32:00
  • 380:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    391さんありがとうございます?また今日中に更新しますね?

    2006-11-16 11:08:00
  • 381:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    この時はまだ気付かなかった…。
    だけど今なら分かる。
    彼が私を自分の居ない時にマンションへ入れるのを少しの戸惑いも表さずあっさりと承諾したわけが―…。

    2006-11-17 01:05:00
  • 382:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼は「けど方向ちゃうし花火なんか見えるかぁ?」と聞いてきた。私はてっきり見えるものだと思っていたからそんな彼の言葉にショックを受けた。
    (今年は見たかったのに…。)去年は仕事で見る事が出来なかった。だからどうしても今年は見たかったし見ようと決めていたのだ。

    2006-11-17 01:10:00
  • 383:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私はショックを隠せずに「まじで?!そうなんや…。」と口にした後自分にいい聞かせるように「見えるって!!」と付け加えた。
    それから「友達も呼んでいい?」と聞くと普通に「いいよ。また電話するわなぁ」と言われて電話を切った。

    2006-11-17 01:16:00
  • 384:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    タクシーがもう彼のマンションの手前まで来ている。私はなんだか分からない喜びが込みあげてくるのを押し殺して彼のマンションの鍵を鞄から取り出し見つめていた。「そこユーターンしてあのおっきいマンションの前で停めて下さい」タクシーの運転手にそう催促した。

    2006-11-17 01:22:00
  • 385:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼のマンションへ着く手前にメーターが上がった。
    だけど今そんな事はどうでもよかった。
    「ここでよろしいですか?」運転手に言われて私は「はい。ここで」と言って財布からお金を取り出した。「いいマンションですね」運転手が言う。やっぱり何度言われても悪い気がしない。むしろそう言われる事に優越感を感じて気分がすこぶる良かった。
    この場所を誉められるのは今日でもう2回目だ。
    私は愛想笑いを浮かべてタクシーを後にした…。

    2006-11-17 01:33:00
  • 386:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    やっぱり一人だと広すぎる。一人でここに居るとまるでどこからか誰かが出てきそうな気さえした…。
    私はそんな思いに煽られ恐怖を感じたのと同時に全ての部屋の電気を付けて歩いた。

    2006-11-17 01:41:00
  • 387:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    落ち着きを取り戻しいつも彼と寝ているベッドに倒れこんだ。やっぱり気持ちがいい―。外はもう薄暗くなってきているけど夕日が綺麗に見える。たまには彼の居ない部屋もいいかも知れない…そんな事を思い履いていたジーパンを脱ぎ捨てタンクトップ一枚になった。彼が居たら出来ない格好だ。

    2006-11-17 01:47:00
  • 388:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    なんて清々しい気分なんだろう…。人目を気にせずに自分の好きなことが出来る。一人暮らしってこんな感じなのかな…?そう思ったら無償に一人暮らしがしたくなった。だけどきっとこのマンションだからそう思うのだろう…。なんでも揃っていて設備も最新で住み心地がいい―。私もいつか自分のお金でこんな所に住めるようになりたい…野望が膨らむ―。

    2006-11-17 01:55:00
  • 389:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    電話の相手は今日一緒に居た友達だった。
    「祭り見に行こ♪」そう言われて私は「分かった。用意出来たら電話して」と言った。
    やっぱり電波が悪い…。
    会話も途切れ途切れになってしまい聞こえにくかった。電話を切った何分か後に家の電話が鳴った―。

    2006-11-19 03:49:00
  • 390:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私の勘が走った―。
    電話が鳴り終わったのと同時にメールの問い合せをしてみた。メール受信中―…♪♪私はメールBOXを開いた。そこには着信河上さんと表示されている。 携帯の電源が切れている時や電波の届かない時に着信があった場合はメールで知らせてくれる様にしてあった。

    2006-11-19 03:58:00
  • 391:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    するともう一度家の電話が鳴り響いた。
    私は迷わず電話を取った。「もしもし?」
    すると電話越しに優しそうな彼の声がした。「もう家おんの?」私は勝手に家の電話を出た事に対して怒られるかもしれないという不安があったからそんな彼の対応にほっとしていた。

    2006-11-19 04:05:00
  • 392:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「うん。居てるで!さっき家掛けてきた?」と聞いたら「掛けたよ〜。電源入ってなかったからおるやろなぁと思って。もうずっとマンションおんのぉ?」と聞かれて「友達と祭り見に行くで」と言った。「祭り?!気付けて行きや。また電話する」と言われて電話を切った。

    2006-11-20 00:11:00
  • 393:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    少しして花火の上がる音が聞こえた。私は慌ててベランダに出た。下はパンツ一枚だったけれどちっとも気にならなかった。遥か下の方では車が走っている。
    ベランダの柵は鏡張りになっていたけれど車の走っている道路や人の通っている道、家やマンションからは遠すぎて見えそうもない。

    2006-11-20 00:17:00
  • 394:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は花火に夢中になった。小さいけれどはっきりと見える。子どもの頃家族や親戚のみんなで見たのを思い出した。
    見ている場所は違えどあの頃見た花火と同じものを今、見ているのだ。
    十数年前の同じ日付、同じ時刻の記憶がさかのぼり鮮明に思い出される―。

    2006-11-20 00:26:00
  • 395:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    まだまだ無知で純粋だった幸せな記憶―。
    あんなにたくさんの人に囲まれていたのに今年の私は地上からかなり離れた場所で一人ぼっちで夜空にうち上がる花火を見ていた。
    今はもうあの頃の幼かった私とは違う。あの頃の私には想像も出来なかった場所に今、立っているのに―。心が満たされないのはなぜだろう。

    2006-11-20 00:41:00
  • 396:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私が一人見ているとベランダ越しに隣から子どもの声が聞こえてきた。
    無邪気な笑い声…。
    隣も花火を見ているのかな…?楽しそう―。
    そう言えばこのマンションはあきらかに一人暮らし用じゃない。ファミリー向けに造られていた。きっとマンションに住む住民も家族連れが多い筈―。彼はどんな思いでこのマンションを購入したんだろう―…?

    2006-11-20 12:20:00
  • 397:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    きっと彼もここに住んでいて隣から聞こえる声や幸せそうな家族連れを何度も目撃した事があるだろう。
    その時の彼の心情は私には分からないけれどそんな光景を間の当たりにする度自分の愚かさを痛感したに違いない。

    2006-11-20 18:02:00
  • 398:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私はそんな事を思いながら無償に寂しくなった。
    携帯を片手に片っ端から友達やお客さんに電話を掛ける。「花火が綺麗」だとか「夜になれば涼しい」だとかそんなたわいもない話をして場を繋いだ。
    どうしようもない寂しさを紛らわすために…。

    2006-11-20 18:10:00
  • 399:

    名無しさん

    おもしろぃ??

    2006-11-20 18:59:00
  • 400:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    名無しさんありがとうございます?

    2006-11-20 21:29:00
  • 401:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    夜空に大きな花を咲かせては散っていた花火がラストを告げ街の光や花火に負けて星の見えなくなった暗い夜空を真っ赤に染めた。
    タンクトップにパンツ一枚でベランダに立っていた私は寒気を感じてもうその時には部屋の中からその様子を見ていた。
    やっぱり花火の見える位置が少し遠い所にあり迫力に欠けた。

    2006-11-20 21:38:00
  • 402:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    足の裏が汚れている。
    裸足でベランダに出たせいだ。綺麗に掃除されたフローリングの床を汚してはいけないと洗面所へ向かった。シャワ―を出し汚れを洗い流す…
    脱衣所に出た時携帯の鳴っている音が聞こえてきた。♪♪♪〜
    私は慌てて携帯の置いてある部屋へ走ったけれど一歩手前という所で着信音が途切れてしまった。

    2006-11-20 21:49:00
  • 403:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    着信表示には友達の名前が照らし出されていた。
    今日、祭りに行く約束をしていた友達だった。
    「もしもし?ごめんなぁ!」そう言って掛け直すと「何時ぐらい出れそう〜?11時までには行きたいねんけど」と言われた。
    電波が悪い…。
    私は「分かったぁ用意出来たら電話するわ!電波悪いから河上さんちから掛けるから出てなぁ」と言って電話を切り急いで用意に取り掛かった。

    2006-11-20 21:57:00
  • 404:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    また向こうの部屋から携帯の着信音が聞こえてきた。私は走って取りに行った。(よかった…。)今度は間に合った。着信表示を覗くと河上さんだった。
    「はぁい?」「今どこ?」と聞かれて「まだマンションやで」と言った。「まだおんの?!祭りは〜??」と驚いた声を出されて「あともうちょっとしたら行くよ。それから花火見れたで」と言った。「本間に?良かったなぁ。祭りこんな時間から行くん?!ナンパされて着いて行ったらあかんで!」と今度は心配した様子で言ってきた。
    私は少し嬉しくなったけど「そんなんに着いて行かんわ!」と強がって言った。私が何をしているのか訪ねる前に彼は自分から「本間に?今なぁみんな飲みに行って俺はもうしんどいから部屋残ってんねんけど一人やから寂しいねん。早く会いたい…浮気したらあかんで?!」と言ってきた。

    2006-11-20 22:14:00
  • 405:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は昨日は一度も電話をしてこなかったくせに都合のいい奴だと思いながらもそんな彼が愛おしくて「大丈夫やで?心配しやんといて」となだめるように言ってしまう。

    2006-11-20 22:19:00
  • 406:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「気付けて行ってきいや。マンション泊まってもいいから。また電話する」彼が最後に必ず言うお決まりのセリフ吐き電話を切った。

    2006-11-20 22:40:00
  • 407:

    ゆな

    みゆサン最近更新早いからうれしぃ?この調子で頑張ってね?完結ゎいつ頃ですか??

    2006-11-21 10:21:00
  • 408:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    ゆなさんありがとう?
    そう言ってもらえたら更新した甲斐があったなって思えます?完結はいつになるかまだ未定で申し訳ないんですけど?また読んでもらえたら嬉しいです♪
    また今日更新しますね☆

    2006-11-21 11:24:00
  • 409:

    ゆな

    待ってます??

    2006-11-22 02:37:00
  • 410:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    電気やクーラーがちゃんと切られているかを確認してまわり玄関に出た時、目の前の鏡に映った自分を見て(この服装にケリーはないわ…。全然合ってない。)と昨日の晩、自宅には帰らず彼のマンションに置いてあった自分の洋服が失くなっているかもしれないという不安があったにも関わらず何の支度もせずここへ来た自分を戒めた。私が今ジーパンにタンクトップでチクハグな格好をしているのは決して彼のせいではなかったしむしろ自分の要領の悪さが招いた事だ。

    2006-11-22 02:37:00
  • 411:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は今日の自分のファッションに納得のいかないまま外に出た。
    友達の家までタクシーに乗り込み迎えに行く。
    急がないと待たしている彼女に悪いと思い運転手を急かした。焦っていた私は自然に言葉が乱雑になる。
    イライラするのは私の悪い癖だ…。

    2006-11-22 02:43:00
  • 412:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼女の家に着き一度タクシーを降りた。
    ここから祭りまでは結構、至近距離だということもあり歩いて向かった。
    お祭り騒ぎはみんな熱気を浴びていてそれに便乗するようにこちらまで興奮状態に陥った。

    2006-11-22 02:50:00
  • 413:

    ?

    今いっきに読みました??頑張って書いてくださいね?

    2006-11-22 02:51:00
  • 414:

    ゆん

    しおり?

    2006-11-23 08:58:00
  • 415:

    名無しさん

    この小説いちばん好き?
    がんばってください?

    2006-11-23 19:04:00
  • 416:

    ゆな

    ファイトだょ??

    2006-11-26 00:12:00
  • 417:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    すいません?お待たせしましたm(__)m
    書き込みして下さった片ありがとうございます?
    励みになりました?
    更新のペースがバラバラで大変申し訳ないですがこれからも読んでもらえたら嬉しいです?

    2006-11-27 22:11:00
  • 418:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    見た感じ私とまだあまり歳の変わらない子達がそのお祭り騒ぎを楽しんでいた。人目を気にせずに自分達の好きなように笑い、叫び、夢中になっている―。
    私もきっとほんの少し前はああやって気の合う友達と無我夢中で楽しみ馬鹿騒ぎをしていただろう。
    明日の事なんて考えずに。

    2006-11-27 22:22:00
  • 419:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    お金なんかなくても贅沢なんて出来なくても自由に生きてた―。
    あれだけ欲しかったお金が手に入り何不自由ない生活をしている今はなんだか息苦しいよ…。

    2006-11-27 22:26:00
  • 420:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私はまだ冷めきらない興奮と不に落ちない気持ちでその場を後にした。
    河上さんはきっと私があの子達みたいに祭り騒ぎをしている姿を見たら「恥ずかしいから止めて」なんて言うんだろうな…。私だってまだあの子達と変わらない年代なのに。
    私はまだあまり歳の変わらない子達を見てふと(若いなぁ)なんて思ってしまった自分に恥ずかしさを感じた。

    2006-11-27 22:40:00
  • 421:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    友達と二人かき氷を買った。真っ白だった氷が蜜を吸い込み真っ青に染まった。じわじわと氷が蜜を吸い込んでいく…―。
    いや、蜜が氷を溶かしていってるのかも…。

    2006-11-28 03:26:00
  • 422:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「めっちゃ暑いなぁ。」
    「うん。人多すぎ!」
    そんな会話をしながらかき氷を器用に持ちひたすら歩いていた。
    たまに知り合いに会ったりしてその度足を止めた。

    2006-11-28 03:30:00
  • 423:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    神社に入って座れる所を探したけれどここも人が多くてそんな休憩出来る場所なんて見付からなかった。
    私は人の多さと熱気で暑くてイライラした。
    体を動かすのは好きだけど汗をかくのはあまり好きじゃない。化粧が崩れるから。だから人混みの中かく汗は不本意で余計に私をイライラさせた。
    運動したいと思った日はいつも素っぴん、ジャージで髪もひとつにまとめるのに…!

    2006-11-28 03:41:00
  • 424:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は我慢の限界がきていた。「暑いしもう出よかぁ?」私の横で手で顔を仰ぎ暑そうにしている友達にそう促した。彼女もそろそろ限界がきていたらしく私の問掛けに一目散に賛成した。

    2006-11-28 11:29:00
  • 425:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私と彼女はもう一人友達が来るのを待っていた。
    一緒に祭に行く約束をしていたのに今だに連絡がない。コンビニ前で話しをした。こんな所に長時間居座るのはいつぶりだろう…?
    まわりには中学生らしき子達がたまっていた。
    明かに彼女と私の存在は浮いている。だけど、真夏の夜の蒸し暑さと時折吹く心地好い風がこの場所に居座る事を許した。

    2006-11-29 01:33:00
  • 426:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    ♪♪♪〜
    ―メール受信中―
    携帯を開き受信ボックスを覗いた。
    本文:ごめん!今起きたぁもう祭行った??
    そのメールは待っていた友達から送られてきた。
    私が一緒に居た彼女にメールが届いた事を告げるとすぐさまメールを送信してきた友達に電話を掛けていた。「みき今から用意するやってぇ」
    電話を切った後、気だるそうに彼女が言った。

    2006-11-29 01:43:00
  • 427:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    今から用意をするとなるとシャワーを浴びて化粧をしてだいたい二時間は余裕でかかるだろう…。
    「ずっとこんなとこおられへんしあたしんち来る?」そう言われてとりあえず彼女の家で待つ事にした。

    2006-11-29 01:46:00
  • 428:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    結局私達三人が集まったのはもう既に夜中の二時をまわっていた。
    こんな時間となるとやっぱり行く場所は飲み屋しかない。待ちくたびれてあまり乗り気のしなかったもののそれ以外思い付く所がないとなると行かざるをおえなかった。
    行き着けのBarに入る―。

    2006-11-29 01:52:00
  • 429:

    ?

    しおり?

    2006-11-29 03:05:00
  • 430:

    名無しさん

    (●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)(●`ω´)

    2006-11-29 03:31:00
  • 431:

    名無しさん

    荒らすな!

    2006-11-29 07:54:00
  • 432:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    こんな風に集まって飲みに来るのは久しぶりだった。最近はずっと河上さんと一緒だったからなんだか楽しくて河上さんが居ない時間を有意義に使えてる様な気がした。

    2006-11-29 14:06:00
  • 433:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    外に出るともう日が上っていて辺りが明るく照らされていた―。
    私はほろ酔い気分でBarで会って一緒に飲んだお客さんの車に乗り込み友達と二人、彼のマンションまで送ってもらった。
    結構付き合いの長い人だったから彼のマンションを見られても平気だと思った。口では「友達の家やで」なんて誤魔化したけれどきっとバレてるだろうな…。

    2006-11-29 22:20:00
  • 434:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    ここに友達を連れて来るのは初めてだ。
    オートロックされたドアに我がもの顔で鍵を差し込み中に入った。
    長いエレベーターの中友達が言った。
    「ホテルみたいやなぁ。ってゆぅか上までたどり着くん遅っっ!!」

    2006-11-29 22:25:00
  • 435:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    部屋に入っていつもの場所に鞄を置いて戸惑っている友達に中央のリビングまで案内した。
    「そこ座っていいよ」そう言ってソファ―を指さした。「迷路みたいな家やなぁ…。すごい!こんなとこ住んでみたいわぁ」そんな事をしきりに言った後、買ってきたインスタントラーメンを食べ出した。
    私は「お風呂入ってくるわな」と言って長時間付けっぱなしだったメイクを急いで落とした。

    2006-11-29 22:33:00
  • 436:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    上がってきて友達にも勧めたけど「シャワーはいいわぁ」とゆう答えが返ってきた。もう大分眠たかったけれど久しぶりに会った事もあり彼の事も今日初めて話した私は話す事が募るほどあった。
    彼女も今の私の現状についてかなり知りたそうにしている。

    2006-11-29 22:37:00
  • 437:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    そりゃあそうだろう…。
    久しぶりに会ったと思えば一回り以上も離れた彼氏が出来ていてその上こんな所にまで連れて来られたんだから。
    私の方も最近の彼女の心情を聞きたかった。
    たくさんの話しをして色んな思いも聞いてもらった。

    2006-11-29 22:43:00
  • 438:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    気付けばもう、朝八時を過ぎていた。
    テレビではニュースキャスターがなんだかよく分からない事を話している。
    「もうそろそろ寝よかぁ。ちゃんと起きてやぁ!」そう言って私は寝室に案内した。私とは別の場所。
    今日はいつも彼と一緒に寝ている方で眠りたかったから…。

    2006-11-29 22:48:00
  • 439:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    疲れていた私はすぐに眠りについた。
    もうすぐ帰って来る彼の事を心待ちにしながら…。

    2006-11-29 22:55:00
  • 440:

    名無しさん

    しおり?

    2006-11-29 23:57:00
  • 441:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    名無しさんしおりありがとうございます?
    これからも読んでもらえたら嬉しいです??

    2006-12-01 09:43:00
  • 442:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    ガタンッッ―…
    ドンッッ…!
    (ん―…??)なんだか家の中が騒がしい…。
    私の寝惚けた頭に一瞬元嫁の存在が駆け抜けた―。 (いや、そんなはずはない…。)私は寝惚けた頭を覚ますのに少々時間がかかったが夢の中から完全に覚めた時、一気に現実に戻された。

    2006-12-01 10:05:00
  • 443:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    部屋のドア越しには物音が確に聞こえてくる。
    寝惚けてたんじゃないし、幻聴でもない―。
    ましてや外からこんな音、響いてくるわけがない。
    (一体何の音―…?!)
    (もしかして泥棒?!)
    私は心地好い睡眠を騒音で妨害されて混乱していた。その上何らかの恐怖心から今日ここに訪れる事は絶対にありえない元嫁の姿を連想させた。

    2006-12-01 10:25:00
  • 444:

    名無しさん

    いいとこで終わらんといてよぉ?

    2006-12-04 00:42:00
  • 445:

    名無しさん

    あげ?

    2006-12-05 21:28:00
  • 446:

    名無しさん

    早く早くぅ〜?

    2006-12-07 12:57:00
  • 447:

    名無しさん

    気になるゥ???

    2006-12-07 13:28:00
  • 448:

    名無しさん

    物音って友達ゃろ

    2006-12-07 18:39:00
  • 449:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    すみません?めっちゃお待たせしてしまいました?
    レスくれた方ありがとうございました?後で更新します?

    2006-12-07 23:25:00
  • 450:

    名無しさん

    まってまーす

    2006-12-07 23:39:00
  • 451:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    落ち着いて考えないと…。まだ何が起きているのか分からず混乱した頭の中をフル回転させた。
    まず今彼と旅行に行って大阪に居てないはずの元嫁はここに来れるわけがない。このマンションは完璧なセキュリティ―で守られていて関係者以外は立ち入る事が出来ない―。
    元嫁もましてや泥棒なんてありえない話しだ。

    2006-12-07 23:58:00
  • 452:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    だとすると…もしかしたら―。
    私は重たい体を起こした。まだ緊張で心臓が激しく音を立てている…。
    カチャ…。
    ドアを開けた―。

    2006-12-08 00:01:00
  • 453:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    あぁ…。やっぱり―。
    私の目に写ったのは50代後半から60代ぐらいの女性…いや、老人の姿だった。
    「おはようございます。そちらの部屋も掃除していいですか?」寝起きの私はこの人騒がせな家政婦に「あぁどうぞ」と無愛想に答えた。

    2006-12-08 00:10:00
  • 454:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    週に2,3回こうして掃除や洗濯をしに来ている家政婦に初めて会った私はどう対応していいものか分からなかった。家政婦の方もここに一人で住んでいるはずの中年の男のマンションに20代の女が二人、しかも時刻は2時過ぎ…。いつもは誰も居ないはずの時刻に見ず知らずの女が突然、寝室から出てきた事に驚いたに違いない。

    2006-12-08 00:18:00
  • 455:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私が友達を起こしに部屋へ行くと彼女はもう既に起きていて布団の中に入ったまま携帯を触っていた。
    「おはよう。もう起きてたんやぁ」そう言って声をかけると「おはよ―。ってゆぅかびっくりしたって!なんかすごい物音してたから目覚めてんけど誰かと思ってみゆのその今はいてるジャージの音聞こえたから安心してんけど…」そう言って彼女は笑った。

    2006-12-08 00:30:00
  • 456:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「やんなぁ?!やっばり物音凄かった?家政婦来てるねんけど嫌がらせかな?」私は息を荒くして言った。私の思い込みかも知れないが彼女も同じように騒音で目が覚めたのだからそう思ってしまうのも仕方のない事だった。

    2006-12-08 00:37:00
  • 457:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「一瞬元嫁が乗り込んできたんかと思ったって!!」私はついさっき感じた恐怖を口にしていた。
    すると彼女は笑って「うちも一瞬そう思ってこっちきたらなんて言おか考えてもうたわぁ!けどそれはないやろぉ」と言ってきた。私は今日彼女が一緒に居てくれた事に少し安心感を持った。

    2006-12-08 00:48:00
  • 458:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    少しして家政婦が「終わりましたんで失礼します」と玄関の方から声をかけて出ていった。
    私達はとりあえず用意をして綺麗に片付けられたマンションを後にし予約してあった美容室へ向かった。

    2006-12-08 00:53:00
  • 459:

    名無しさん

    よかった??

    2006-12-08 12:44:00
  • 460:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    名無しさん読んでくれてありがとうございます?

    2006-12-09 04:13:00
  • 461:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    今日は彼が帰って来る日―。美容院へ行くのは多分、浴衣祭りの日に髪の毛のセットをしに行った以来だった。彼のマンションへ通い出してからは行き着けの美容院から足が遠のいてしまっていた。ほとんど毎日の様に一緒にいた彼とこんなに離れたのは初めてで久しぶりに会う彼に少しは変わった所を見せたかった。

    2006-12-09 04:28:00
  • 462:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「前髪切って下さい」
    「え〜!なんかイメージ変わりそうやけどいいですかぁ??」
    私は横流しにしていた前髪をバッサリ切ってもらう事に決めた。
    顔が隠れるぐらいの長い前髪が好きな彼の好みとは全く程遠くなってしまうけれど私は私の似合う髪型を見て可愛くなったなり綺麗になったなりと褒めて欲しかったから。

    2006-12-09 04:40:00
  • 463:

    名無しさん

    へぃ?

    2006-12-09 09:15:00
  • 464:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    名無しさんありがとうございます?

    2006-12-09 22:16:00
  • 465:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「やっぱりイメージ大分変わりましたねぇ!」
    そう言われて目の前の鏡に映る自分を見つめたけれど化粧っけのないその顔を見ても全く実感する事が出来なかった。
    彼は気に入ってくれるだろうか…?
    そんな事を考えた。

    2006-12-11 01:07:00
  • 466:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    まだまだ仕上がりまで時間のかかりそうな友達を残し今日出勤時間がいつもより早かった私は先に美容院を後にした。
    帰りのタクシーの中で彼から電話がかかってきた。
    「今日帰るからまた大阪着いたら電話するわな。今日は店出勤?」そう聞かれて「そうやでぇ」と答えると「じゃあ顔見に行けたら行くわぁ」と言われた。

    2006-12-11 01:15:00
  • 467:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は早く会いたくて仕方がなかったけれど「わかったぁ」とそっけなく答えた。美容院へ行った事も内緒にしておいた。
    彼のいない間に髪型を変えたりするのは少し照れ臭くて何も言わずに会った時驚かすのもいいかも知れないと思ったから。

    2006-12-11 01:21:00
  • 468:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    家に帰って化粧をした。
    今日帰って来る彼の事を考えるとドキドキした。
    久しぶりに会える嬉しさが自然に笑みへと変わる…。(早く会いたい―…。)

    2006-12-11 11:01:00
  • 469:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私は出勤してから今か今かと彼を待ちわびたけれど一向に彼の訪れる気配がしなかった…。
    携帯を手に取ると彼から着信が入っていた。
    私は勤務中だという事も忘れて慌ててかけなおした。

    2006-12-11 11:06:00
  • 470:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    着信が入っていた時刻からまだ30分も立っていない。(出るかな…?) 何回かコール音が耳元で響いたあといつもの穏やかな彼の声が聞こえてきた。
    その声調からは、心なしか少し疲れているのが伝わってきた。

    2006-12-11 11:22:00
  • 471:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「どうしたん??」私が極力気遣う様に聞くと彼は「今帰って来た」と言った。二言目に出た彼の言葉からは益々疲れを感じさせた。「お疲れ様」私がそう言ってなだめると彼は「えらいめっちゃ疲れたわぁ…。今日待ってるから仕事終わったら来てな?気向いたらでいいから終わったら電話ちょうだい」そう言われて私は「けど疲れてるやろ?」と試すように聞き返した。すると彼は「大丈夫。頑張って起きて待ってるから」と言った。

    2006-12-11 12:00:00
  • 472:

    名無しさん

    ドキドキ?

    2006-12-12 13:49:00
  • 473:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    名無しさんありがとうございます??

    2006-12-14 15:30:00
  • 474:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    接客中に電話に走った私は早く席へ戻らなければいけなかった。
    もっと話していたかったけどのんびり会話している暇なんてない。
    私は「じゃあまた終わったら電話するわな」と言って電話を切り席に戻った。

    2006-12-14 15:33:00
  • 475:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    接客中私は上の空になってしまうことが多々あった。少しでも早く会いたいと思う私と違って、彼は疲れているからと言って私に会うことを先伸ばしにしてしまうんだ―。なんて事を考えていたから。
    それでも私は仕事が終われば会えると思い気をとりなおして閉店までの時間をやり過ごしていた。

    2006-12-14 15:41:00
  • 476:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    やっと最後の一組が帰り私は急いで携帯を取り彼に電話を掛けた。
    プルプルプル―…機会音が鳴り響く。
    出ない…。
    私は何度鳴らしても出ない彼に苛立ちを覚え諦めて電話を切った。

    2006-12-14 15:50:00
  • 477:

    名無しさん

    楽しみ?

    2006-12-14 17:48:00
  • 478:

    ?

    一気に読んじゃいました!実話なのですごいリアルで面白いです?みゆさんの文章もとても読みやすくてどんどん読めちゃいます?頑張ってラストまでお願いします?

    2006-12-14 21:45:00
  • 479:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「ハァ…。」溜め息をついたと同時に携帯が鳴った。彼だった。
    着信画面には―河上さん家―と表示されている。
    私は慌てて通話ボタンを押した。

    2006-12-17 13:16:00
  • 480:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「もしもし?」
    「今終わったん??」電話越しに聞く彼の声はたった今まで眠りについていた事を物語っていてまだ寝惚けているのが手にとる様に分かる。私はそんな状態でわざわざ家の電話からかけ直してきてくれた事に気が引けた。

    2006-12-17 13:38:00
  • 481:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「うん。ごめんな!?寝てた??」私は寝ていた事を分かっていながら白々しく聞く事に謝罪の気持ちを込めて言った。
    「うん…。」消え入りそうな声で答える彼―。

    2006-12-17 13:43:00
  • 482:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    今日すごく会いたくて会えずにいた彼と久しぶりに会える事を楽しみにしていた。店に顔を出してくれると思っていた彼が来てくれなくてそれでも閉店したら会えると気をとりなおして仕事をしていた。
    だけど、今電話越しに聞こえる彼の声は弱々しくて私の熱を帯た感情が徐々に冷めていくのを感じていた。

    2006-12-17 13:54:00
  • 483:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    サーッと冷めていく気持ち…。こんな状態じゃ会っても意味がない。起きて待っていてくれるのなら話は別だけど私が今から彼のマンションへ行った所で彼は間違いなく寝ているだろうし明日は仕事だ。朝から慌ただしく出ていく彼に着いていく気にもなれない。

    2006-12-17 14:00:00
  • 484:

    名無しさん

    切ない?

    2006-12-17 20:48:00
  • 485:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    498さん読んでくれてありがとうございます?

    2006-12-18 12:15:00
  • 486:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼の所へ行く気をなくした私は「もう寝ときぃ!ごめんなぁ…電話切るでぇ」と言って彼の消え入りそうな声を耳に捕えるか捕えないかの所で電話を切った。

    2006-12-18 12:22:00
  • 487:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私一人で舞い上がっていたのかと思うと寂しくてみじめで仕方がなかった。
    彼は睡魔に負けてしまうくらいそこまで私に会いたいと思わなかったんだ…。 そんな否定的な感情に支配されながら帰る支度をしていた時、また携帯の着信音が鳴り響いた。

    2006-12-18 14:07:00
  • 488:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    佐原さんだった。
    「もしもし…?」私が電話に受けると「何してんの?」と問掛ける彼―。
    「今仕事終わったとこやで」と答えると「どっか行く??」と聞いてきた。私は迷わず「うん!お腹空いたからご飯行こ」と言った。

    2006-12-18 14:22:00
  • 489:

    名無しさん

    ドキドキ?

    2006-12-18 15:23:00
  • 490:

    名無しさん

    気になる気になる

    2006-12-18 17:06:00
  • 491:

    名無しさん

    あげ

    2006-12-20 04:30:00
  • 492:

    名無しさん

    あげ!

    2006-12-20 12:52:00
  • 493:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    503さん、504さん読んでくれてありがとうございます??505さん、506さんあげてくれてありがとうございます?

    2006-12-20 13:06:00
  • 494:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「今から迎えに行くから店の近くおって」そう言われて電話を切ってから佐原さんはすぐに迎えにきた。
    きっとこの辺にいたのだろう。「お疲れ様ぁ!!」私は彼の助手席に乗り込んですぐ、タバコを一本取りだし火を付けた。
    仕事を終えた後の私はとりあえず一息つきたくて車に乗るとタバコを吸う習慣が更にそうさせた。
    深く…深く…煙を吸い込む―。

    2006-12-20 13:20:00
  • 495:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    佐原さんと会うことで河上さんに対して罪悪感がなかったわけじゃない。
    ただこのまま一人、家に帰る事が出来なかった。
    偶然かかってきた佐原さんからの電話―。
    誘いに乗ったのは、空腹だったのも手伝ったから。
    この時の状況で佐原さんからの誘いを断る根拠なんてどこにもなかった。

    2006-12-20 14:40:00
  • 496:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    心のどこかで今、彼と居る事を河上さんのせいにしている自分がいた。
    河上さんが店に来てくれていたら…起きて待っていてくれていたら私は今タクシーに乗って彼のマンションへ向かっていたはずなのになんて事を考えてしまっていたから…。

    2006-12-20 14:48:00
  • 497:

    ?

    おもしろぃ?同感する部分が多すぎて毎日チェックしています?いつ頃完結しますか?楽しみにしています?頑張ってくださいね

    2006-12-21 10:34:00
  • 498:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    ?さんありがとうございます?同感してもらえたりとかすごく嬉しいです??
    チェックしてくれてるのに更新遅くてごめんなさい?まだまだ話が続くんで完結まで結構かかりそうです??気長に読んでもらえたら嬉しいです?

    2006-12-21 11:13:00
  • 499:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    そんな想いに耽っていたからか数分、黙ってタバコを吸う私に「みゆ今日めっちゃ可愛いやん!化粧変えたん??」と運転をしながらチラッとこっちを見て彼は急にそんな言葉を投げ掛けてきた。
    私が「変えてないよ。前髪切ったからちゃう??」と言うと「絶対そっちの方がいいで」押し付ける様に誉めてくれた。

    2006-12-21 11:28:00
  • 500:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    その言葉はまさしく今日、佐原さんから聞きたかった言葉だった…。
    私は「ほんま??良かった♪」と言って喜んでみせてから照れ隠しに「ってゆぅかどこ行ってるん??」と聞く事で話しを変えた。
    「ん〜??どこ行く?何食べたい?」と聞かれて私は「あっさりしたもの」と即答した。

    2006-12-21 11:40:00
  • 501:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    ↑すいません?
    訂正:河上さんから聞きたかった言葉だった
    の間違いです。

    2006-12-21 12:51:00
  • 502:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「じゃあうどん食べに行こか??」そう言って車を目的地へと走らせた。
    道中、「今日社長さんは??」とふと彼が聞いてきた。私はやっぱりきたか…と思いつつ「しらんでぇ」とそっけなく答えた。
    すると「今日旅行から帰って来てるんじゃないん?行かんでいいの?」と心配そうに聞いてくる。

    2006-12-21 13:08:00
  • 503:

    ?

    せつなぃねぇ?

    2006-12-22 01:52:00
  • 504:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    ?さんありがとうございます??ちょっとだけ更新します?

    2006-12-22 11:52:00
  • 505:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    どうしてそんな事を聞いてくるのだろう…?
    彼が今日帰って来ることを知った上で誘ってきたのは佐原さんの方じゃないか。例えば今、急に「やっぱり帰る」なんて事を私が言い出したら間違いなく引き留めるくせに―。

    2006-12-22 12:36:00
  • 506:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    心配そうに言った彼の言葉は今の私にとって卑屈にしか聞こえなかった。
    行かないのじゃなく行けない状況に置かれ惨めな思いで心が掻き乱されてしまっていたから―。

    2006-12-22 12:43:00
  • 507:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私はそんな気持ちを察っせられたくなくて、ましてやそんな惨めな私に対して同情なんてもってのほかだという思いが強く出て「だってもう寝てんのに行っても一緒やろ」と冷めた口調で言った。それはあからさまに(会おうが会わまいがどちらでも構わない)と主張しているようなものだった。

    2006-12-22 12:57:00
  • 508:

    ?

    そしてそしてー?

    2006-12-26 02:24:00
  • 509:

    名無しさん

    年末年始忙しいと思うけど頑張ってくださいねっ??

    2006-12-29 18:27:00
  • 510:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    明けましておめでとうございます☆★?さん、名無しさん読んでくれてありがとうございます?本当に年末は忙しくてなかなか更新出来ずにいました?
    ごめんなさい?
    明日更新しますのでまた読んでもらえたら嬉しいです?

    2007-01-01 03:26:00
  • 511:

    にゃん

    明けォメ??
    待ってるよぉ??

    2007-01-01 10:58:00
  • 512:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    にゃんさん明けましておめでとうございます??
    お待たせしました?

    2007-01-01 19:01:00
  • 513:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    そう言った私に対して佐原さんは「えっ?!そんなんでいいの?社長に捨てられるで」と信じれないといった目で私を見ながら批判した。
    私はまたしても強がって「大丈夫やし!」と言い返した。

    2007-01-01 19:05:00
  • 514:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    そんな事言われたってどうしようもない…。
    私だって会いたいのは山々なのに―。
    私の中にある変な意地とプライドがひたすら素直な気持ちを隠そうと思ってもないことばかりを口にしていた。

    2007-01-01 19:10:00
  • 515:

    名無しさん

    今年も楽しみにしてます?

    2007-01-01 22:35:00
  • 516:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    佐原さんはそんな私の様子に呆れたように「もっとちゃんとしいやぁ」などと口々に言っていた。
    佐原さんが何かを口にする度私は息の詰まる思いをしながら彼の言葉を聞き逃した。
    そろそろ返す言葉がなくなってきた頃、車が目的地に着き停車し彼が車のエンジンを切ったと同時に助手席のドアを勢いよく開けた。

    2007-01-02 03:22:00
  • 517:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    空腹だった私は待ってましたと言わんばかりに助手席から飛び下り先に進んだけれどお店に入る一歩手前で佐原さんが来るのを少し待ってから彼の背後にまわり続くようにお店の戸をくぐって中へ入った。

    2007-01-02 03:28:00
  • 518:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    佐原さんが手前の席に座るのを確認して彼の前の椅子に腰かけた。
    店員がお冷やとおしぼりを運んでくる。私が何を食べようかと考える間もなく彼が店員に「肉うどんひとつ」と注文したので、慌てて「同じので」と付け加えた。

    2007-01-02 03:36:00
  • 519:

    名無しさん

    今年も頑張ってください?

    2007-01-02 12:41:00
  • 520:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    名無しさんありがとうございます??
    今年も頑張ります?

    2007-01-07 14:40:00
  • 521:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「他は何も食べへんの?」そう聞かれて私は「うん。いい」と遠慮がちに言った。(そう言えば一度河上さんともここへ来た事があるなぁ。)なんて事を考えていたらふと視線を感じて正面を見た。佐原さんがジッと私の顔を見ている。

    2007-01-07 14:48:00
  • 522:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私が「どうしたん?!」と聞くと彼は私の目を見たまま真剣に「みゆ可愛くなったなぁ」と言った。
    あまりにも真剣に言われたものだから私は思わず赤面して「なんも変わってないって」と照れてしまったのを隠すように言った。

    2007-01-07 14:59:00
  • 523:

    菜々?

    一気に読みました?(笑)この小説リアルでスキ?文章上手い?頑張れ?

    2007-01-08 01:13:00
  • 524:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    菜々さんすごく嬉しい誉め言葉ありがとうございます★☆こうやって文章にしていくことで自分の気持ちやその時の言動を文字で表していくことの難しさを痛感しています(>_

    2007-01-09 13:49:00
  • 525:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    注文した肉うどんがきて食べ始めた。
    佐原さんは食べるのが早くてゆっくり食べる私はいつも彼を待たせていた。
    一度、「そんな遅かったらおいて行くで」とさえ言われた事もある。
    そんな事もあって私は彼と食事をする時、出来るだけ早く食べる様にしていた。

    2007-01-09 13:56:00
  • 526:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    今日も出来るだけ早く食べた甲斐もあって彼とちょうど同じくらいに完食した。「お腹いっぱいやわぁ」そう言って私が箸を置いてから間もなくすぐに彼がおあいそを店員に頼んでいた。それは私が一服をする余裕もなく済んであっとゆうまに店を出た。

    2007-01-09 18:34:00
  • 527:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    車が走りだし助手席に乗り込んでいた私は早くたばこを手に取りたくて仕方がなかった。
    彼が私の右手を握りながら「どこ行く??」と問掛けてくる。私はそっけなく「もう帰るよ〜」と答えたが彼はまだ私の手をぎゅっと掴んで離さないまま「ん?どっか行こ?まだ帰らんといて」と甘えた声を出してきた。

    2007-01-09 18:45:00
  • 528:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    そんな風に甘えられるとキツイ事が言えない。
    佐原さんはそんな私の性格を知っているから
    知った上で「みゆは優しいから」といつも言いながら私の断りきれない性格を利用する。

    2007-01-10 21:31:00
  • 529:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    だからきっと私が少しでも「嫌」だとか「無理」だとか言えば本当に嫌なんだと言う事が彼には敏感に分かるはずだった。
    ♪♪♪〜
    佐原さんの携帯が鳴った。彼はぎゅっと握りしめたまま離さなかった私の右手から手を離し携帯を手に取った。

    2007-01-10 21:39:00
  • 530:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    こうゆう時相手が誰であれ電話の向こう側が誰からなのか気になるのはどうしてだろうか…?
    私は聞き耳を立てながらも空いた右手を持てあましずっと吸いたくて仕方がなかったたばこにやっとの思いで手をつけた。

    2007-01-10 21:43:00
  • 531:

    名無しさん

    気になる?
    みゆさん天才

    2007-01-11 10:02:00
  • 532:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    名無しさんありがとうございます?私の様な素人が書く文章をそんな風に思って頂いて恐縮です?更新するのが遅くて申し訳ないですがこれからも読んで頂ければ嬉しいです?

    2007-01-14 03:21:00
  • 533:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    ゆらゆらとたばこの煙が舞い上がる…―
    私は車の窓から見える次々と移り変わっていく景色を眺めながら(河上さんはあの電話を切ってから一度も目覚めずにずっと眠ったままなのかな)と彼の事を考えていた。

    2007-01-14 03:31:00
  • 534:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    やっぱり会いたい…。
    会いたかった―…
    そんな想いが募れば募るほど切なくて恋しくて
    彼に対する想いがひとつ、ひとつ形を変えては惨めなものへと移り変わっていくのを感じていた。彼が私に対して想う気持ちよりも私が彼に対して想う気持ちの方が大きいんじゃないか…―いや、大きいんだ。と―どんどんどんどん心の中がネガティブな感情に支配され思考回路が閉ざされていく―。

    2007-01-15 03:04:00
  • 535:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「はははは!そんな事ないよ」佐原さんが大きな声を出して笑い、口にしていた。通話口から漏れる声で相手が女の人だというのが分かる…。
    馴れたもんだ―。
    彼と一緒に居て何度あった事だろう。
    彼の家に行った時彼が携帯に向かって元彼と口論するのを部屋越しに何時間も聞いていた事だってある。

    2007-01-15 10:59:00
  • 536:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    別になんて事ない。
    私は彼に恋愛感情なんて既に求めていないし彼からもそんなもの要らない。 彼が誰と恋に落ちようが私には一切関係のない事だ。こうして彼が話す内容を聞いてしまうのは嫌でも耳に入ってくるからであって別に他人の恋愛に興味なんてないし口出ししようなんてもってのほかだった。
    そう感じているのは間違いないのだけどいつも聞き耳を立てて彼の言葉に共感したり批判したりあるいは感傷したりしてハッとさせられる。思わず真剣に聞き入ってしまっている自分に気付き盗み聞きでもしている様な気になって後ろめたさを感じてしまうのだ。

    2007-01-15 11:28:00
  • 537:

    名無しさん

    頑張ってね?

    2007-01-15 15:25:00
  • 538:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    名無しさんありがとうございます?

    2007-01-18 15:39:00
  • 539:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼が電話を切ってからさっき遮られた会話をどちら供再開しなかった為、一瞬車内が静まり返った。聞こえるのはコンポから流れるBGMだけ―。
    だけど、そんなことお構い無しに車はどんどん先へ進み窓から見える景色は一層早く流れた。

    2007-01-18 15:49:00
  • 540:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    BGMだけが流れるシン―…と静まり返った車内―。 そんな空気を先に破ったのは彼の方だった。 「一緒に寝る?」
    ふざけてるのか真剣なのか全く検討がつかない。
    彼はそんは表情をしていた。

    2007-01-19 11:39:00
  • 541:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「寝ぇへんよ!!」私は瞬時にそう答えた。
    「なんで??」又彼は私の右手をぎゅっと握り締めそう問いかえした。
     
    やっぱり彼は私の性格を知っている―。

    2007-01-19 11:48:00
  • 542:

    名無しさん

    ドキドキo(^o^)o

    2007-01-22 09:50:00
  • 543:

    名無しさん

    何か誰が誰かわからんなってきた。

    2007-01-22 11:34:00
  • 544:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    558さんありがとうございますp(^^)q
    559さんそう思われるのは私の文章力の無さと更新するのが遅いせいですよね(>_

    2007-01-24 00:55:00
  • 545:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    佐原さんはしつこく私を誘った。
    それは多分、私の性格を知った上での事だった。
    すがるような目と言葉…。私はそんな態度に翻弄されて最後はやっぱり拒絶することが出来なかった。

    2007-01-24 01:03:00
  • 546:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    これじゃあ佐原さんの思うツボだ。
    分かっていながらもほだされてしまう。
    今夜は無償に寂しくてヤケになっている部分も多いにあった。

    2007-01-24 01:11:00
  • 547:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「帰らんといて?」その言葉に、気付けば「それじゃあコンビニ寄って」と答えていた。
    コンビニに寄るのはクレンジングや歯ブラシ、一泊泊まるのに必要な物を買う為だった。

    2007-01-24 01:16:00
  • 548:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    河上さんと出会って半年…―。
    私は初めて彼以外の人と夜を過ごした。

    2007-01-24 01:21:00
  • 549:

    名無しさん

    頑張って?

    2007-01-24 14:01:00
  • 550:

    名無しさん

    ???

    2007-01-24 15:10:00
  • 551:

    名無しさん

    最新遅すぎやし、したと思ったらちょっとだけやし、楽しみにしてるから余計腹立つ??

    2007-01-24 16:50:00
  • 552:

    名無しさん

    おもろぃで?

    2007-01-26 17:50:00
  • 553:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    565さん566さん567さん568さんありがとうございます☆★読んで下さっている方には大変申し訳ないんですが時間の都合上どうしても更新が遅れてしまいます(>__

    2007-01-28 18:38:00
  • 554:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    幾度となく揺れ動く彼の姿に河上さんの面影を重ねる…。薄れゆく意識の中で何度彼を照らし合わせてみても、一度も重なる事なんてないのに―。
    押し寄せる快楽に身を委ね溺れていく―…。

    2007-01-28 18:40:00
  • 555:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私が求めているものは佐原さんじゃない。 
    他の誰でもなく河上さん…あなたの姿なのに―…。
    罪悪感と寂しさを押し殺すように快楽を求めた。
    彼に…会いたい―。

    2007-01-28 18:48:00
  • 556:

    みゆ◆8udsPUAZG2




    2007-01-28 18:49:00
  • 557:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    少し前、何度も来た事のあるこの部屋に懐かしさを覚えるよりも先に違和感を感じた。右側に感じる体温も微かに聞こえる吐息も私を抱き締めるその手も河上さんのものと、違っていたから―。

    2007-01-28 18:52:00
  • 558:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    もう、朝の光が射し込み明るくなった部屋を見て思った。あの頃と変わらない赤いカーテンに赤いシーツカバー…部屋のほとんどが赤色でまとめられていた。
    佐原さんの事が大好きだった頃に私も彼の真似をして部屋を赤色の物で揃えてみた事があった。

    2007-01-28 18:59:00
  • 559:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    そんな事を思い出しながら隣で眠る彼を見た―。体の隅々に描かれた鮮やかな刺青は私に安心感を与える。案の定、すぐに眠りについた。
    その日はパパの夢を見た―…。

    2007-01-28 19:09:00
  • 560:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    いやらしい目つきで私を見るパパ…。
    私を置いてどこかへ消えていってしまうパパ―…。
    パパの顔が段々、分からなくなっていく―…

    2007-01-28 19:23:00
  • 561:

    名無しさん

    更新いっぱいうれし?

    2007-01-29 20:39:00
  • 562:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    名無しさんありがとうございます?

    2007-01-30 03:52:00
  • 563:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    目が覚めた―。時計を見ると午後1時を表していた。 充分寝たような気がしたのにそこまで寝ていなかったようだ…。 だけど目覚めは良かった。佐原さんはまだ気持ち良さそうに眠っている。

    2007-01-30 03:54:00
  • 564:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私が携帯を充電しようと彼の頭の上にあった充電機に手を伸ばすと人の気配を感じたのか少しだけ目を覚まして機嫌の悪そうな面持ちで私を見た。一瞬目があってから私が何も言わずに携帯に充電機を差し込むと彼はもう一度眠りについた。携帯電話の不在着信には友達と母親からのものが数回、表示されていた。

    2007-01-30 03:57:00
  • 565:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    マナーモードにしたまま眠りについたから全く気付かずにいたのだ。
    私は佐原さんからの着信がないことにショックと不安を感じた。
    いつもなら目が覚めて私が隣にいないことに気付くと真っ先に電話を掛けてくるのに…。

    2007-01-30 04:03:00
  • 566:

    名無しさん

    どうなるだろ?

    2007-01-30 18:35:00
  • 567:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    名無しさんありがとうございます?

    2007-02-03 13:14:00
  • 568:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    ボーっと窓の外をみる。 天気は晴れ晴れとしていて気持ちが良かった。 太陽の光はいつも、暗い闇を裂いて照らし出し…打ち消す―。

    2007-02-03 13:15:00
  • 569:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    まるで昨日の事が嘘だったような気がして自分が取った浅はかな行動に嫌気がさした。(早く起きよう…。)もう一度ゆっくりと、隣で寝ている佐原さんを起こさないように体を起こし1階に位置する洗面所へ向かった。冷たい階段が一段一段掛け降りる度、ペタペタと音を立てて足の裏を冷やした。

    2007-02-03 13:21:00
  • 570:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    寝起きの重たい体にシャワーの水圧は心地好くどんどん目が覚めていく。 まだ昨日の余韻が残る体ごとすべて洗い流すことが出来たらどんなに身軽になれたのだろう…。
    どれだけ洗い流しても過ぎ去った事実まで浄化されるなんて事は決してないのに―。

    2007-02-03 13:33:00
  • 571:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    浴室を出てから耳を澄ましてみたけれど佐原さんの起きている気配はなかった。私は軽く水気を切り濡れた髪の毛にバスタオルを巻いて二階へ上がる。音を立てないようにそ〜っと…。 だけどドアノブに手をかけるとカチャリと音を立ててテレビの小さな音量だけが聞こえるその部屋に鈍い雑音を響かせた。

    2007-02-03 13:35:00
  • 572:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    ドキッとして佐原さんの方に目をやると彼はこちらに背を向けたままピクリとも動かずに小さく体を丸めたままだった。
    (良かった…。)
    私はそ〜っとベッドの上に上がり彼の左側に腰を下ろす。

    2007-02-03 18:01:00
  • 573:

    名無しさん

    続き気になる?頑張って?

    2007-02-04 13:43:00
  • 574:

    名無しさん

    佐原さんからの着信ではなくて河上さんからの着信ではないでしょうか??

    2007-02-04 23:43:00
  • 575:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    589さんありがとうございます?頑張ります?
    590さん間違えました?すみません?御指摘ありがとうございますm(__)m

    2007-02-05 22:40:00
  • 576:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    ふとチカチカと光を放つ携帯に目が止まった。 マナーモードにしてあったそれは音を立てず静かに着信を知らせる。 携帯を手にとると着信画面には河上さんの名前。 私は一瞬ためらってから通話ボタンを押した。 「はい」―。

    2007-02-05 22:41:00
  • 577:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「もしもし?寝てたん?」 そう聞かれて「寝てないよ」と答えるとすかさず「何してんの?」という問いかけが返ってきた。私が「何もしてない。さっき起きたとこやで」と言うと「寝過ぎやって!」という言葉が返ってきた。

    2007-02-05 22:43:00
  • 578:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    昨日私が何をしていて今どこに居るのか知らない彼からしたらそう思うだろう…。「本間やなぁ…!!(笑)」言葉とは裏腹に横にいる佐原さんに気遣いながら話す―。
    「ってゆぅかなんで来てくれへんかったん?待ってたのに」少し、寂しげに言う彼に「だって寝てたやん!疲れてるやろうなぁと思って行けへんかってん」そう答えた。河上さんは「ずっと会われへんかったから昨日は来てくれると思ってた」と今度はさっきよりも寂しげに言った。

    2007-02-05 22:48:00
  • 579:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    私はその言葉を聞いて昨日の出来事に改めて後悔し彼に対しての罪悪感が心の中を支配した。(変な意地なんか張らずに行けば良かった…。)そう思ったのと同時に「そうそうクーラー付けっぱなしやったで」と言われてハッとした。「まじで?!めっちゃごめん!ちゃんと切ったつもりやってんけど…」私が焦って言うと「付けっぱなしやったよ〜。あと電気も!家政婦の仕業やと思って苦情の電話入れたら女の子が男と二人で寝てたんでって言われたわ」と言ってきた。

    2007-02-05 22:52:00
  • 580:

    名無しさん

    続き気になるやん?

    2007-02-06 18:33:00
  • 581:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    名無しさんありがとうございます?

    2007-02-08 12:28:00
  • 582:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    「絶対嘘やん!女の子と二人やろ?(笑)ってゆぅか家政婦しゃべりやなぁ!!」 そう言って反論すると隣で寝ていた佐原さんの体が動いて私は徐々に大きくなっている自分の声に気が付いた。

    2007-02-08 12:36:00
  • 583:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    そんな事、お構いなしに何も知らない河上さんはまだ話続ける。
    「本間に??俺がおらん間に男連れこんでたやろ?」まだそんな事を言う彼に「じゃあ家政婦に聞いてみたらいいやん!女の子しかおらんかったって言うはずやから」と言うと「そんな格好悪い事恥ずかしくて聞けるかい!」と返された。
    それは確に正論だ−。

    2007-02-08 12:45:00
  • 584:

    名無しさん

    600

    2007-02-08 15:15:00
  • 585:

    名無しさん

    楽しみ?

    2007-02-09 14:28:00
  • 586:

    名無しさん

    はやくはやくぅぅ

    2007-02-16 14:26:00
  • 587:

    名無しさん

    あげ???

    2007-02-28 11:20:00
  • 588:

    名無しさん

    ?

    2007-02-28 22:38:00
  • 589:

    名無しさん

    あげ?

    2007-03-03 19:43:00
  • 590:

    名無しさん

    待ってます???

    2007-03-28 06:38:00
  • 591:

    名無しさん

    読みたい

    2007-04-05 05:16:00
  • 592:

    名無しさん

    あげ???

    2007-05-06 17:53:00
  • 593:

    名無しさん

    あげ?

    2007-05-09 23:53:00
  • 594:

    ママ

    めっちゃ続き気になるゥ?

    主サン本とか出せば??

    映画とかにもしてほしいわ??

    更新楽しみにしてます?
    頑張ってェ???

    2007-05-11 12:13:00
  • 595:

    名無しさん

    あげ??

    2007-05-21 02:31:00
  • 596:

    名無しさん

    まだ最新しないの?

    2007-05-26 01:52:00
  • 597:

    名無しさん

    せっかくここまで読んだのに
    途中で終わるとか

    ナシですよ〜??

    2007-05-27 00:40:00
  • 598:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    レスしてくれた方本当にありがとうございます(>_

    2007-05-27 18:04:00
  • 599:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    ある日突然現れた明らかに河上さんとは親子程年の離れた私の事を家政婦はきっとありとあらゆる想像をかきたてながら見ているに違いない。
    例えばそれは非現実的に起こりうる事のないものだったりするかも知れないし、家政婦なりの想像が身勝手に止まる事なく日々膨らんでいってその駆け巡る想像は真実を掴むまで暴走を続けていくのだろうから、 きっと河上さんの口から出るそんな問掛けに彼女は今までしてきたたくさんの想像の中から「あぁ。やっぱり…!」と確信をつくのだろう…。
    そうなれば彼は変人呼ばわりだ−。

    2007-05-27 18:07:00
  • 600:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    オール電化なんて言葉さえ分からずに毎日使い方に手こづっては困っている家政婦の姿を見れば分かる。 彼女はいわゆる昔の人。 考え方も現代人にみられる非常識な言動などは信じられないといった感じがひしひしと伝わってくる。
    だから私は納得しながらもそんな彼のさりげない言葉が耳に残って離れなかった。
    私はやっぱり非常識なのか…?

    2007-05-27 18:10:00
  • 601:

    みゆ◆8udsPUAZG2

    彼と私が一緒にいる事に周りが祝福してくれる事なんてない−。 それどころか誰かを傷付けて何かを犠牲にしなければ成り立たない付き合いなんだ−。 ふと思う…。彼にとっての私は一体何なのか−…。 このままでいいのか…… なんて事を−。

    2007-05-27 20:40:00
  • 602:

    名無しさん

    また書きはじめてるやん?頑張って完結して????

    2007-05-29 05:24:00
  • 603:

    名無しさん

    .

    2007-05-29 16:21:00
  • 604:

    名無しさん

    めっちゃうれしい?主サン頑張ってね!???

    2007-05-29 17:18:00
  • 605:

    名無しさん

    放置期間長いから続きのアンカー付けて欲しいです??

    2007-05-29 18:21:00
  • 606:

    名無しさん

    .

    2007-05-30 14:40:00
  • 607:

    名無しさん

    長く放置されてる間に
    なんかあったんですか???

    2007-06-06 14:13:00
  • 608:

    名無しさん

    あげ

    2009-03-25 09:35:00
  • 609:

    名無しさん

    パパなんかいない方がモテる?

    2009-06-05 18:27:00
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