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星に願いを
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1:
いつき
「好き。俺、お前の好きだよ。」
知ってる。あなたの口からその言葉、何回聞いたかな。
その言葉に私は笑顔でうなずく。素直に喜べなくなってしまったのはいつからだろう。
「私も好きだよ。」
このたった一言をいつから言えなくなってしまったのだろう。2006-08-11 19:00:00 -
8:
いつき
そんなこんなで、彼にすぐハマった私。時間なんてかからなかった。毎日電話を待つ日々。どんな時間であっても電話がなれば、寝ていようが必ず出る。
2006-08-14 21:53:00 -
9:
いつき
お互い春休みに入って、初対面。初めてのデート。ドキドキして、寝れなくて。幼いながらに恋してるんだなって思った。
会ってみて、ますます「好き」が膨らんで。
止まらなかった。2006-08-14 21:59:00 -
10:
いつき
初めてのデート。初めてのキス。初めてのエッチ。
私の初めてを全て持っていった。幸せだった。彼に必要とされてるって感じてたから。
でも。。。
お互いなにも言葉を口に出さなかった。ううん、私は恐くて出せなかった。
彼から離れたくなかった。2006-08-14 22:05:00 -
11:
いつき
でも、やっぱりそんな関係が嫌で。会いたい時に「会いたい」って言えなくて。言っちゃいけない気がして。辛かった。
彼の行動が気になってしかたなくて。ちょっとした違いで分かってしまう。
「彼女がいるんだな」って。認めたくなくても認めざるおえなくなってきて。そんな自分に嫌気がさした。もっと嫌になっのは、私は「浮気相手」ってこと。
ただの都合のいい女って立場になってしまったこと。2006-08-14 22:14:00 -
12:
いつき
それでも彼から離れることができなくて、気付いてないふりをしてしがみついていた。他の人に目なんかいかなかった。電話をしてる時と会ってる時は私のものって思おうとしてた。
必死だったんだ。
彼女の気持ちを考えることなんてできなかった。2006-08-14 23:45:00 -
13:
いつき
教えてもらって、久しぶりに表示される電話番号。でもね、本当は覚えてたんだよね。一度も忘れたことなんてないんだ。
知らない番号からの着信で、ぶっきらぼうに電話に出る彼。私だって分かって焦る彼。かわいかったな。怒ってたのに、思わず笑っちゃったよ。
お互いそれだけで十分だった。言葉、いらなかったね。それから、ゆきちゃんとの付き合いが始まった。私は彼女として。彼の横にいるのが当たり前になった。2006-11-13 19:44:00 -
14:
いつき
付き合って、月日がたつにつれ本当の彼を知っていく。
甘えん坊、ヤキモチ焼き、束縛、俺様。。。私が思い浮かべていたイメージとはかけはなれていた。
毎日彼に会いに行って、ご機嫌をそこねないように気を使って、携帯がならないことを祈りながらビクビクして、お金がないって言えば出してあげて。
正直疲れていた。でも好きだから。彼のことが大好きだから。どこかに行ってほしくなくて、必死につくしてた。2006-12-05 02:06:00 -
15:
いつき
この頃から彼に嘘をつくことを覚えた。
例え女の子でも自分以外と遊びに行くのを嫌がる彼。習い事や親を理由に友達と遊びだした。
友達と遊んだ方が楽しいとさえ思うようになった。彼を好きだというのは本当。でも何か違和感がある。この気持ちはなんなのか分からなかった。
でも気付いてしまったんだ。「情」っていう事に。依存しすぎてたことに。2006-12-05 02:24:00 -
16:
いつき
彼と距離を置こうと決めた。心の距離を。
そうすることで、彼に必死になってもらいたかった。でも、なんとなく。ホントにちょっとのなんとなくだけど、彼との間にぎこちないものができた。
なぜだろう?どうしてだろう?
なぜ彼は、私が離れると離れて行ってしまうのだろう?2006-12-07 01:52:00 -
17:
名無しさん
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2007-09-12 06:41:00