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レイコ後編
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1:
ユキ ◆owsZ6N97vY
レイコの870のスレからの続きです。荒らし、偽物の方は、ご遠慮願いますm(__)m
2005-09-15 06:26:00 -
101:
ユキ ◆owsZ6N97vY
レイコの、最後のわがまま。ちゃんと聞くから。
だから、もう楽になっていいんだよ。もう苦しくないんだよ。よく頑張ったね。愛してくれて、ありがとう。レイコ、愛してるよ。
2005-09-17 13:28:00 -
102:
ユキ ◆owsZ6N97vY
僕は、レイコに最後のキスをした。
レイコが、微笑んだ。2005-09-17 13:31:00 -
103:
ユキ ◆owsZ6N97vY
「ご搭乗のお客様に、ご案内もうしあげます。機内はあと、五分程で目的地に到着致します。」
機内アナウンスの声で、僕は目が覚めた。2005-09-17 14:20:00 -
104:
ユキ ◆owsZ6N97vY
窓を、のぞくと下には、緑に囲まれた島と青い海が見えた。
空港に着き、地図を開き、案内所で道を聞いた。
外に出ると、十月なのに、強い太陽の光に驚いた。2005-09-17 14:25:00 -
105:
ユキ ◆owsZ6N97vY
タクシーに乗り、目的地をゆう。
「あんた。本土の人かい?」「はい。」
独特のなまりの運転手に話し掛けられた。
「向こうは、雨だったのかい?」2005-09-17 14:29:00 -
106:
ユキ ◆owsZ6N97vY
「いえ。」
僕は、手に持っていた赤い傘を握りしめた。
「そうかい。兄ちゃん裸の大将かぁ?」
運転手は、がははと笑った。そんなやりとりをしていると、目的地に着いた。2005-09-17 14:32:00 -
107:
ユキ ◆owsZ6N97vY
「兄ちゃんも、神さんに会いにきたんか?」
僕は、苦笑いをしてタクシーを降りた。
この島、独特の造りの大きな民家の前に着き。僕は、表札を確認した。2005-09-17 14:36:00 -
108:
ユキ ◆owsZ6N97vY
美波と、表札に書いていた。
僕は、呼び鈴を鳴らした。すると、人の良さそうなおじさんが出て来た。
「すいません。レイコ。美波レイコを覚えてますか?」2005-09-17 14:39:00 -
109:
ユキ ◆owsZ6N97vY
おじさんは、そんな人間はここに居ないし、知らないと言った。
「…そうですか。」
僕は、丁寧にお礼を言い、その場を後にした。
やっぱり、ここに来ても一緒だった。2005-09-17 14:43:00 -
110:
名無しさん
まりあのしおり
2005-09-17 15:07:00 -
111:
◆WAKA/haTZI
(´・Д・`)カナシイ
2005-09-17 16:15:00 -
112:
コアラ
泣ぃてしまった?
2005-09-17 18:21:00 -
113:
???
しおり??
2005-09-17 22:24:00 -
114:
ユキ ◆owsZ6N97vY
着ていた長袖の袖をまくった。
乾いた暑さが、僕を包んでいた。白い石の塀が並んだ民家の道を歩いていく。
ここを、レイコも歩いていたんだろうか?2005-09-18 04:56:00 -
115:
ユキ ◆owsZ6N97vY
今日、僕はレイコが住んでいた島に来た。
少しの期待を、持って。
でも、その期待は裏切られた。ここでも、レイコを覚えている人間はいなかった。
二ヵ月前、レイコは、この世界から完全に消えた。2005-09-18 05:00:00 -
116:
ユキ ◆owsZ6N97vY
二ヵ月前、レイコを、僕は殺した。
2005-09-18 05:03:00 -
117:
ユキ ◆owsZ6N97vY
リーンリーン 「…はい。」
備え付けの電話からの、コール音で僕は目が覚めた。チェックアウトの時間を、知らせる電話だった。
寝起きの、頭でここがラブホである事を認識した。2005-09-18 05:07:00 -
118:
名無しさん
初ヵキ&リァlレタイム?本間1ニこの話大好きです?・ε・?完結までもぉちょL1ッぽL11ナど頑張ってくださL1??
2005-09-18 05:10:00 -
119:
ユキ ◆owsZ6N97vY
僕は、レイコを殺した後、泣き疲れて、いつのまにか寝てしまっていた。
昨日の事を、鮮明に思い出してきた。
「…!?」
僕は、驚き、眠気が吹き飛んだ。2005-09-18 05:12:00 -
120:
ユキ ◆owsZ6N97vY
昨日、抱き締めて眠ったはずのレイコの亡骸が居ないのだ。
僕は、飛び起き、部屋中を探し回ったがどこにも姿が見えなかった。
レイコ本人と、レイコの荷物が全て消えていた。2005-09-18 05:15:00 -
121:
ユキ ◆owsZ6N97vY
僕は、とりあえずラブホを出てレイコを捜した。
ラブホの周辺を、夜になるまで、捜したが、見つからなかった。
次の朝、僕は途方に暮れながら、警察に行った。2005-09-18 05:19:00 -
122:
ユキ ◆owsZ6N97vY
「はぁ?君、警察をからかうのは辞めなさい。」
「!?、え?」
僕は、自首をしようと思って警察に来た。もしかしたら、レイコが先に来たかもしれないと思ったからだ。しかし、警官の態度は、僕の予想とは大きく違っていた。2005-09-18 05:25:00 -
123:
ユキ ◆owsZ6N97vY
僕の話を聞いて、大あわてでどこかに電話していた警官が、電話を切ったあと僕にそういった。
「君、妄想で大人を付き合わすんじゃない。早く家に帰りなさい!」
僕は、とぼとぼと警察を後にした。2005-09-18 05:29:00 -
124:
ユキ ◆owsZ6N97vY
僕に、殺人容疑はかかっていなかった。そんなはずがない、義母を殺した次の日、ニュースで見た。僕は、ずっと切っていた携帯の電源を入れ、家に電話をした。
2005-09-18 05:33:00 -
125:
ユキ ◆owsZ6N97vY
「はい。あら、どうかしたの?」
義母の声だった。
「…生きてたのか?」
「?、何ゆってるの?今日は、夕飯いるの?」
僕は、電話を切った。
どうゆう事だ?義母は、生きてる?2005-09-18 05:37:00 -
126:
ユキ ◆owsZ6N97vY
そんなはずがない。あの時、義母は死んでいた。
僕は、混乱し、その場に立ち尽くしていた。
すると、メールの着信音が鳴った。知らないアドレスからだった。
メールを読んだ。2005-09-18 05:41:00 -
127:
ユキ ◆owsZ6N97vY
「は?お前誰だ?」
「!?え?」
店長は、不思議そうな顔で僕を見ている。
「子供は、こんな所来ずに一人でヌイとけよ。」
僕は、必死で今までの事を店長に話した。
「?お前、頭大丈夫か?俺は、お前なんか知らねぇし、レイコなんて従業員使った事もねぇよ。」2005-09-18 05:47:00 -
128:
ユキ ◆owsZ6N97vY
本当に、僕を知らない目で店長は見ていた。
「そんな…。」
「ほら、帰った、帰った。あ!おい!」
僕は、店長の声を無視して中に入り、エレベーターに乗った。2005-09-18 05:51:00 -
129:
ユキ ◆owsZ6N97vY
三階に着き、僕は廊下の奥へ走った。赤い扉がそこにあった。僕は、扉を押した。
「……。」
中は、使われていないイスや、机などが無造作に置かれた倉庫だった。ほこりが舞い。くもの巣が張っていた。2005-09-18 05:58:00 -
130:
ユキ ◆owsZ6N97vY
「二度とくるんじゃねーぞ!」
僕は、店長に首ねっこを押さえられ、店の外に出された。店長は、僕を振り返る事なく店に戻っていった。僕は、しばらく店の前で呆然と立っていた。2005-09-18 06:02:00 -
131:
ユキ ◆owsZ6N97vY
ふらふらと、歩いていると携帯が鳴った。
タカシからの着信だった。 「おー。お前今日の夜暇かぁ?ナンパでも行こうぜ。」
いつも通り、元気なタカシの声が聞こえてきた。2005-09-18 06:05:00 -
132:
ユキ ◆owsZ6N97vY
「タカシ、刑務所から出てきたの?」
「はぁ?おまえ、何ゆってんだよ?頭大丈夫?」
もう、何が本当かが僕は分からなくなってきた。2005-09-18 06:09:00 -
133:
ユキ ◆owsZ6N97vY
「あら、おかえりなさい。夕飯いるの?」
家に帰ると義母が、普通にいた。
「どーしたの?変な顔して。早くご飯食べちゃいなさい。」
義母は、そうゆうと台所に行った。ふと、リビングを見ると、カーペットのシミが無い事に気付いた。2005-09-18 06:30:00 -
134:
ユキ ◆owsZ6N97vY
「あれ?!」
そして、リビングに、母さんの仏壇があった。
「どうしたの?」
「いや、仏壇が。」
「なぁに?前からあるじゃない。」
義母は、僕の食事を用意して、テーブルに並べた。2005-09-18 06:33:00 -
135:
ユキ ◆owsZ6N97vY
僕の向かいに、義母が座った。テレビのお笑い番組を見て笑っている。僕の知っている義母と印象が全く異なっていた。
「なあに?じろじろ見て。変な子ねぇ?ねぇ!彼女とか出来きた?」2005-09-18 06:38:00 -
136:
ユキ ◆owsZ6N97vY
「え…。」
「その様子じゃ、いないみたいね。青春は、一度きりなんだから、頑張りなさいよ!」
そうゆって、義母はケラケラ笑った。
「ただいまー。」2005-09-18 06:41:00 -
137:
ユキ ◆owsZ6N97vY
父さんが、帰ってきた。
「おかえりなさい。」
義母は、父に駆け寄り背広を脱がした。そんな事をしてるのを初めて見た。
「おお、めずらしいな。家に居るの。最近、夜遊びしすぎだぞ。」
そう言いながら父は、笑った。2005-09-18 06:45:00 -
138:
ユキ ◆owsZ6N97vY
「まぁ、いいじゃない。連絡は、絶対してくれるし。」
「かあさんは、こいつに甘すぎるんだよ。」
「はい、はい、気を付けます。」
義母が、笑いながら僕に目配せをした。なんなんだろう、これは。2005-09-18 06:49:00 -
139:
ユキ ◆owsZ6N97vY
深夜の、ファミレスは行き場のない人間の溜り場だ。僕と、タカシもその一人だ。
「あーなんか、おもしろい事ねえねかなぁ。」
タカシが、思い切りのびをした。
「夏休みも、終わるしなぁ。」2005-09-18 06:53:00 -
140:
ユキ ◆owsZ6N97vY
「そうだね。」
僕は、生返事をしてぼんやりと、ギャルの集団を見ていた。
「なぁ。なんかお前元気なくない?」
タカシが、顔を覗きこんできた。2005-09-18 06:55:00 -
141:
ユキ ◆owsZ6N97vY
「あ、お前。好きな女でも出来たんだろ?恋わずらいか?相談のるぜ?」
タカシが、無邪気に笑った。恋わずらい?
「あっ、当たりか?なんかわけありか?」
その、瞬間。レイコの顔が思い浮かんだ。2005-09-18 07:00:00 -
142:
ユキ ◆owsZ6N97vY
キレイな顔。かわいい笑顔。黒い長い髪。赤いワンピースがよく似合う。
そして、最後のキスをした後の、微笑んだレイコの顔が目の前に浮かんだ。
「おい!おい、お前どうしたんだよ!」2005-09-18 07:03:00 -
143:
ユキ ◆owsZ6N97vY
「え?何が?」
「何がって…。」
タカシが、心配そうな顔で僕を見ている。
「おまえ、泣いてるじゃんか。」
自分の頬を触ると、濡れている事に気付いた。2005-09-18 07:07:00 -
144:
ユキ ◆owsZ6N97vY
悲しかった。
僕は、笑い始めた。大きな声で。タカシは、びっくりした顔で僕を見ている。
店にいる客もこっちを見ている。そんな事かまわなかった。2005-09-18 07:10:00 -
145:
ユキ ◆owsZ6N97vY
タカシと、別れて僕は、一人深夜の町をぶらついた。あてもなく歩き、気が付くと、そこに辿り着いた。
2005-09-18 07:12:00 -
146:
ユキ ◆owsZ6N97vY
古ぼけたアパート。階段を登り、鍵が開いたままの部屋に入った。
2005-09-18 07:13:00 -
147:
ユキ ◆owsZ6N97vY
部屋は、家具が何も無く。がらんとしていた。
カーテンの無い窓から、月明かりが入っていた。
僕は、携帯を取出し、受信メールを開いた。
あの日、届いたメールはレイコからだった。2005-09-18 07:17:00 -
148:
ユキ ◆owsZ6N97vY
『この、メールを見る時、あたしは、あんたに殺された後だろうね。色々ごめんね。最後まで一緒にいてくれて、ありがとう。病気の事、言いだせなくてごめんね。あたしは、ずるいね。』
2005-09-18 07:20:00 -
149:
ユキ ◆owsZ6N97vY
『あたしは、あんたと死ぬ時まで一緒に居たかった。自分の死期が分かっていたのに、あんたがあたしを無くして、悲しい思いをするのが分かっていたのにね。あたしの、エゴであんたを振り回してしまった。』
2005-09-18 07:24:00 -
150:
ユキ ◆owsZ6N97vY
『あんたに、殺してもらわないと、あたしは、一緒にいたくて、死にたく無くなくて、迷惑ばかりかけてたと思う。そんなの嫌だった。あんたのつらそうな顔は、もう見たくなかったし、そんな顔させたくなかった。』
2005-09-18 07:28:00