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☆幼なじみ愛羅武勇☆
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1:
みあさ
『みぁさね、りゅうがと結婚するが〜☆』
ちっちゃい頃のあたしの口癖。
『俺も!みぁさと結婚するがやき☆』
これがりゅうがの口癖。うちらはちっちゃい頃から……………………………………………じゃなくて、ちっちゃい頃は!!!ラブラブだった。2006-08-16 01:53:00 -
180:
みぁさ
朝起きると、携帯には不在着信の嵐…相手はもちろんりゅうが。
メールは二件…りゅうがとチアキから。
まずは、夜中に来ていたりゅうがのメールを見る。
[こらぁ!!電話出なさい(*_*)今家帰ってきた☆チーちゃん慰めるの大変やったぞ↓まぁ、明日仕事休みやろ?ツーリングあるき、行くぞ!おやすみ☆起きたらメールくれ!]
…ちゃんと家に帰ったんや。もしかしたらチアキと一緒に寝てるかも…なんて思っていたあたしは、これだけで少し機嫌が良くなった。…なんて簡単な女。2006-09-27 06:22:00 -
181:
みぁさ
次は、朝来たチアキのメールを開く。
[みぁ、昨日はごめんょ!!反省しちゅう(してる)き、友達やめんといて?]
……昨日はあれだけ腹が立っていた…けど、中1からの友達。男の前のチアキは嫌いだけど、普段のチアキは好きなあたし…。
少し考えたけど、仲直りすることにした。2006-09-27 06:34:00 -
182:
みぁさ
[わかった!でもりゅうがのこと好きやったら好きって言うて?昨日のはやりすぎやけど、遠慮せんでかまんき]
あたしは、少し返事にドキドキしながらもこのメールを送った。
もし、チアキが好きなんだったら諦める…。自分の中でそう決めていた。
だって…あたしはフラレた身。あたしが、ちょっかい出すな!!って他の女を閉め出してたら、りゅうがの恋のチャンスを奪うかもしれないから。2006-09-27 06:44:00 -
183:
みぁさ
[好きじゃない!!酔っててからんでしまった。]
セーーーフ!!
まぁ、ちょっと良い人ぶったこと書いてしまったけど、チアキからの返信にやっぱりホッとしたあたし。気分は、ボスを倒したマ〇オのごとし…チャッチャラチャチャーン♪
しかし…あたしはすっかり忘れていた。マ〇オには、ステージごとにボスがいることを。2006-09-27 06:52:00 -
187:
名無しさん
あたしも待ってます??
2006-09-27 16:44:00 -
188:
みお
今日いっきに読みましたぁ☆おもしろいぃ(´∀`*)
楽しみにしてるんで、頑張ってください☆2006-09-27 18:39:00 -
189:
みぁさ
その日は日曜日で、仕事も休みだったあたしは、りゅうが達とツーリングとゆう名の暴走に行くことにした。
りゅうがは、単車大好きで、昔は暴走族に入っていた。ちなみに、特攻服は今でも押し入れの中で眠っている。
あたしも時々ケツに乗せてもらったり、車でついて行ってたりしていた。
昨日のご機嫌取りか、今日のりゅうがはやたらに優しい…。2006-09-28 01:40:00 -
190:
みぁさ
『みぁ、ケツ乗るやろ!?寒いき、暖かい格好しちょきよ♪今から迎えに行くきね☆』
…………きもっ。
いつもは、『着いたきはよ下りてこい!』とか命令系なりゅうが。悲しいかな、最近そんな言われ方に慣れていたあたしにとって、今日のりゅうがはちょっと……きもち悪い。
まぁ、長くは続かないだろう…。
すぐにりゅうがが迎えに来て、一緒に集合場所に向かう。2006-09-28 01:50:00 -
192:
みぁさ
チアキとゆう敵もいなくなったし、今日は、あたしの大好きなツーリング。あたしはとにかくウキウキだった。
集合場所につくと、単車と車がもぅ結構集まっている。
りゅうがとあたしは、単車をおりて友達達に絡むことにした。
和気あいあいと話していると、一人の女が近付いてくる…。
『みぁさちゃん?みぁさちゃんじゃない!?』2006-09-28 02:01:00 -
193:
みぁさ
ん!?!?…………誰!?
話しかけられながら、誰か分からないあたし…。
『カナやけど覚えちゅう!?〇〇中学やった』
……………あぁ!!!やっと思い出した。カナは、私立の中学に通っていた子。カナのお姉さんが、バリバリのヤンキーで昔可愛がってもらっていて、カナとも知り合い時々話したりとかしていたのだ。
『久々〜!!びびった!覚えちゅうよ(てるよ)♪』2006-09-28 02:12:00 -
194:
みぁさ
名前聞くまで忘れてました!なんて言えるはずもなく、笑顔で接するあたし。
4年ぶりに会ったカナは、すごく綺麗になっていた。
昔のカナは、普通の中学生って感じでバリバリヤンキーのお姉さんに比べて、失礼だが地味な子だなぁ…なんて印象だった。地味といっても、カナが通っていた中学の中ではかなり派手な方で、その中学の子からは恐れられている存在だったとか…さすが、お姉さんの妹。
カナは、友達とギャラリーをしに来たようで、携帯の番号を交換すると友達が待ってるから、と言って車に戻って行った。2006-09-28 02:32:00 -
196:
みぁさ
これが、第2ステージのボス…かなとの再会であった。
かなが去った後、男達は紹介しろ!だとか、合コン組んでもらえ!だとか、勝手に盛り上がっていた。
そんな盛り上がりの中、早速カナからメールが来た。
[隣に居た人彼氏!?]
隣に居たのは、りゅうが☆あたし、またもや上機嫌♪2006-09-28 02:53:00 -
197:
みぁさ
[違うよ!!友達で☆つか、ツーリング終わったら遊ぼう♪]
カナからは速攻、イイヨ♪の返事…また盛り上がる男ども。
この時、誘わなければ…なんて後悔したのはまだ先のことである。2006-09-28 03:02:00 -
199:
名無しさん
あげ?
2006-09-29 23:27:00 -
200:
名無しさん
・ω・
2006-10-02 17:55:00 -
201:
みぁさ
携帯壊れてしまって………旦那の携帯から書きしまぁす(*_*)
遅くなってすいません!!カキコありがとう(*`▽´*)2006-10-03 00:56:00 -
202:
みぁさ
その日のツーリングは、りゅうがのケツにのってるってこともあってか、めちゃくちゃ楽しかった。
………りゅうがの背中は、おっきくって、見てるだけでニヤケまくるあたし…。客観的に見ると、だいぶ気持ち悪い…。
ツーリングを存分に楽しんだあたし達は、そのままあたしの家に向かった。もちろん、ビールは購入済み☆
カナとカナの友達のアイと、りゅうがとマサとしんチャンと、タイキで飲むことになった。2006-10-03 01:08:00 -
203:
みぁさ
皆でカンパイ♪
少し人みしりをするカナを気づかってか、喋りまくるりゅうが。奴がホストをすれば、絶対人気が出るだろう……。
皆テンションも上がってきて、酒も進み、良い感じになってきた。今日はりゅうがも、誰ともいちゃついてないし…あたしはかなり上機嫌♪
「みぁ〜♪俺眠い☆」
りゅうがが、あたしの膝の上に頭を乗せてきた。………可愛いすぎる。2006-10-03 01:26:00 -
204:
みぁさ
「おいー!!いちゃいちゃすんなやー!!」
しんチャンが、あたしとりゅうがをちゃかす。
「しんちゃんだるいっちゃぁ(ってば)!!いちゃいちゃとかしてないし!!」
否定するあたしは、照れを隠すために、ビールを飲みまくる。カナがニヤニヤしながら、あたしに耳打ちしてきた。
「みぁ、りゅうが君のこと好きながやろ??(笑)」2006-10-03 01:32:00 -
205:
みぁさ
「えぇ!?何で!?」
図星すぎて、明らかに動揺してしまうあたしに、カナはまたニヤケながら耳打ちする。
「だって、みぁりゅうが君に膝まくらさせられた時、めちゃ嬉しそうやったもん♪」
………あら、顔に出ちゃってましたか。
「…………うん。好き。けど、振られたけどね…」2006-10-03 01:37:00 -
206:
みぁさ
いつのまにか、あたしの膝の上でイビキをかいているりゅうがを見つめる。
…やっぱり、好きやなぁ。
「振られたの!?でも、良い感じっぽいやん??頑張りや♪」
頑張れ……か。あたしは、今のままで満足している。彼氏、彼女でもない、セフレでもない……ただの幼なじみのりゅうがとあたし。
でも、誰よりも一緒に居るあたし達。今は、りゅうがと居る時間が一番幸せだから。2006-10-03 01:43:00 -
207:
みぁさ
そんな思いを語るのは少し恥ずかしくて、その話しは流してカナのことを聞いてみた。
カナは、今好きな人がいるらしい。でも、セフレの関係で、今悩んでいるらしい…。
「みぁがうらやましいわぁ…。いつも一緒に居られて。りゅうがくんめっちゃ話しやすいし、かっこいいし♪」
その時、何故かわからないがみょうな胸騒ぎを覚えた。2006-10-03 01:49:00 -
208:
みぁさ
まさかその胸騒ぎが、現実になるとも知らずに、その日はお開きすることにした。
りゅうがは、もうベットに潜りこんでいる。
あたしは、散らかった部屋を少し片付けながら寝る準備をする。
古い建物ながら、あたしの部屋はかなり広い。部屋は二部屋だけど繋げて使っているから、12畳はある。その部屋に、ロータイプのダブルベットをおいている。
クローゼットの中には、りゅうがの服なんか沢山入っていて、なんだか新婚さんのようだ。2006-10-03 02:01:00 -
209:
みぁさ
いつかほんとに、りゅうがと結婚できたらいいな…。
そんな淡い願いを祈りながら、りゅうがの隣で眠りについた。
朝は、いつも通り、朝御飯とお弁当を作ってりゅうがを起こす。
愛妻……じゃなくて愛友弁当を持って、りゅうがは仕事に行った。2006-10-03 02:13:00 -
210:
みぁさ
りゅうがを送りだして、掃除、洗濯、買い物。
10時には、りゅうがからメールが来る。一回目の休憩の時間。次は12時にメール、お弁当の何がおいしかったよ♪なんて報告が来る。その次は、3時の休憩。そして、仕事が終わった♪の電話。
………幸せ。日課になった、休憩の時に来るメールに幸せを感じずにはいられない。
電話をうけたら、お風呂を沸かして、ご飯の用意。2006-10-03 02:28:00 -
211:
みぁさ
自分で言うのもなんだが、良いお嫁さんになるだろう!!(笑)
「ただいまー♪」
「おかえり♪お風呂わいちゅうで☆入りや♪」
あたかも夫婦のような二人………でも、ただの幼なじみなんだよなぁ…。
りゅうががお風呂から出たら、夕御飯。片付けはりゅうががしてくれるから、その間にお風呂に入って、テレビを見ながらあたしは仕事の準備☆2006-10-03 02:34:00 -
212:
みぁさ
八時半には家を出て、店までりゅうがに送ってもらう。
でも、もうすぐお店に行くこともなくなるのだ。大検に受かったあたしは、専門学校に入学が決まっていた。親に、専門学校のことを話すとかなり喜んでいて、費用は全てもつからホステスは辞めなさい。とゆうことだった。
ホステスも好きだけど、学費を出してもらうってのはかなり大きかったし、りゅうがも、早くやめろって言ってたから辞めることにしたのだ。
「みぁちゃん、お疲れ様!!」2006-10-03 02:48:00 -
213:
みぁさ
今日で最後の出勤。お客さんや、ママや従業員が、皆でお祝いをしてくれた。
お花も沢山貰って、嬉しさと、寂しさで、あたしは少し泣いてしまった。
感動のお別れをして、あたしは両手いっぱいに花をもち、お店を出ていつものりゅうがとの待ち合わせの場所に向かった。
…………助手席に誰か乗ってる。2006-10-03 02:57:00 -
214:
みぁさ
近付いてよく見てみるとカナだった。
「みぁ〜おつかれさま♪カナ、しんちゃんに誘われて、りゅうが君らぁと遊びよった♪みぁも一緒に行こう♪」
何やろ………。この気持ち。カナには好きな人が居ること知ってるのに………。嫉妬した。りゅうがの助手席は、あたしなのにって思ってしまった自分がいて…。
「そうながや♪楽しそうやんかぁ☆でも、あたし今日はラストやったし疲れたき、帰って寝るわ☆ごめんよ!!」
………カナ、もしかして。2006-10-03 03:06:00 -
215:
みぁさ
後部座席からカナを見ていると、何となくなく嫌な予感がした。
恋する目…。好きな人を見る時の目をしてる。
その先にいるのは、りゅうが…。
もしかして、カナはりゅうがを好きになったの?2006-10-03 03:09:00 -
216:
名無しさん
めちゃぉも∪ろぃゃん??今初めカラ全部読んだ∪ぃεε(ノ?>?)ノ?続きが気になるッッ??頑張れ??
2006-10-03 03:11:00 -
217:
みぁさ
その日は、しんちゃん達のところにカナを送って、りゅうがと二人で帰ることにした。
「カナと何喋りよったが〜?」
「んー。恋バナ!?自分からコクる方?とか、好きになるのどんな子?とか聞かれた☆」
不安が大きくなった。
その日から、カナと遊ぶことが多くなって、不安が確信に変わってきていた。2006-10-03 03:17:00 -
218:
みぁさ
2006-10-03 03:22:00 -
219:
みぁさ
もし、あたしの想像通り、カナがりゅうがを好きになっているのなら、あたしは身を引いた方がいいのかもしれない。
りゅうがが、あたしを好きになることは無いはず…。
一緒にいるのだって、生まれた頃からずっと一緒で、りゅうがにとってあたしは、家族みたいなものだから。
表面上は、そこ抜けに明るいあたしだが、実は結構ネガティブで、その時期はかなり悩んでしまっていた。2006-10-03 03:28:00 -
220:
みぁさ
あたしがりゅうが以外を好きになろう…。
悩んだ結果、りゅうがとばかり一緒に居るのをやめて、他の人と遊んでみることにした。
前から、ずっと映画に誘ってくれていたリキくんと一緒に映画を見に行くことに…。話しも合うし、一緒に居て楽しい。
リキくんと一緒に居る時間が増え、比例してりゅうがとカナが一緒に居る時間が増えていった。
「みぁちゃん、付き合ってください。」2006-10-03 03:36:00 -
221:
????
さッきもカキコ∪たょ?? まぢ続き気になるから頑張れるとこまで書ぃて?(?≧?≦)???
2006-10-03 03:41:00 -
223:
みぁさ
リキクンと、二人で海に遊びに行った時だった。
突然の告白……真剣な目のリキクン。
リキクンは、顔もタイプで、優しくて、楽しくて……この人ならきっと幸せにしてくれるだろう。
「………………ごめん」
でも………あたしはりゅうがが好き。2006-10-04 02:59:00 -
224:
みぁさ
「そっかぁ…まぁ、分かっちょったよ!みぁちゃんは、もうちょっと素直になった方がいいで?」
リキクンは、優しく微笑みながら、あたしの頭をポンポンと軽く叩いた。
リキクンは、本当に優しくて…その優しさが、何だか痛くて、涙が出てしまった。
「おい〜!!泣くなちや〜。泣きたいのは俺ぞ〜??(笑)これからも友達やき!心配するなや☆」
笑顔でそう言ってくれるリキクンに、あたしはただ頷くことしかできなかった。2006-10-04 03:10:00 -
225:
みぁさ
その日、家に帰ってテレビを見ていると、久々にりゅうがが家に来た。
最近、あたしはリキクン、りゅうがはカナと一緒に居ることが多くて、みんなで会うことはあっても二人で会うことはなかったのだ。
「久々やん♪リキとどう?最近俺と全然遊んでくれんけど!」
りゅうがが居る所にカナがいる。何だか二人を見ているのがつらくて、あたしはりゅうがから逃げていた。2006-10-04 03:16:00 -
226:
みぁさ
「別にー?普通やけど?そっちこそカナと良い感じやないが?」
そんな話しをしているとカナからメールが来た。りゅうがを放置して、メールを開く。
一瞬頭が真っ白になったが、すぐに、やっぱり…って思いがわいてきた。カナはやっぱりりゅうがを好きなんだ…。
綺麗な顔だけど、特別かっこいいわけじゃない…、面白いけど、うるさいくらいに喋るし、自己中な言わゆる俺様。カナもあたしも、どうしてこんなヤツに惚れてるんだろ?………友達がライバルに変わるくらいに。2006-10-04 03:28:00 -
227:
みぁさ
テレビを真剣に見るりゅうがの隣で、カナにメールを送った。
この場所は、誰にも渡したくない。この気持ちは、誰にも負けない…。
その日は、りゅうがの腕枕で眠った。2006-10-04 03:35:00 -
228:
みぁさ
今日は、あたしの親友リナも旦那と一緒に単車で来ると言うので、かなりウキウキ。
カナや、しんちゃん、マサ、あっくんなどなどみんな集まるらしい。
あたしとりゅうがは、支度をして単車で一度りゅうがのお兄ちゃんの家に行った。
「おーみぁさ!久しぶり♪おかんから聞いたぞ☆お前ら付き合いゆうがやろ?」
ニタニタするりゅうがのお兄ちゃん…その名は、しょうり。2006-10-04 04:05:00 -
229:
みぁさ
「え〃っ!?みぁらぁ(達)付き合いやせんで!!」
あたしは、しょう兄の勘違いをすぐに打ち消した。
「嘘!?おかんが、みぁさとりゅうがは一緒に住みゆうし、結婚するがやないろうか?って喜びよったぞ!?」
…………おばちゃん。勘違いしすぎやんか。
困惑するあたしとしょう兄を見ながら、りゅうがは大笑いをしている。2006-10-04 04:11:00 -
230:
みぁさ
「まぁ、おばちゃんに訂正しちょいて!てか、しょう兄も暴走行くろ!?みっこチャンは!?」
みっこチャンは、しょう兄のお嫁さん。しょう兄は、19の時に16歳だったみっこチャンとつくっちゃった婚をしてもう結婚をしてもう5年になる。
「みっこは、今年は下のチビが産まれたばっかりやし、実家に里帰りしちゅう☆今年は、シン後ろにのっけるわ♪」
久々に会ったしょう兄と話しがとまらなくて、シンちゃんを迎えに行くのが少し遅れてしまったくらいだった。
やっぱり一年で一番でかい暴走だけあって、かなり楽しかった。2006-10-04 04:22:00 -
231:
みぁさ
りゅうがのケツに乗っているあたしに対する、カナの鋭い視線は、かなり突き刺さって来ていたけど…。
あたしは、もう自分の気持ちに嘘を付きたくなかった。カナにとったら、自分の好きな男が、他の女と仲良くしてる姿を見て腹が立つし、つらいだろう…なんてことも分かってはいるつもりだった。
でも、きっと分かりきれてなかった。…分かれるはずがなかった。
2006-10-05 02:50:00 -
232:
みぁさ
暴走を終えたあたしとりゅうがは、そのままりゅうがの実家に向かった。……と言っても、あたしのアパートと目と鼻の距離なのだが。
「みぁさ〜あけましておめでとう!!りゅうがと仲良くやってくれゆうみたいで、おばちゃん安心しちゅうで♪そうそう!学校ちゃんと行きゆうかね!?あ〜なっちゃん(みぁのママ)元気!?」
……さすが、りゅうがのお母様。昔から変わらぬマシンガントークは健在で、喋るすきを与えない。
「あけましておめでとうございます♪てか!!りゅうちゃんとは付き合ってないよ!!」
おばちゃんは、明らかに落胆している。その後も、家に居る間中、付き合うことをかなりおすすめしてくれていた。2006-10-05 03:00:00 -
233:
みぁさ
「付き合いたいのはやまやまですが、お宅のりゅうがくんが付き合ってくれません」
…なんて、言ってしまいそうになる程おばちゃんの押しは強かった。
でも、好きな人のお母さんにここまでおすすめされるのは、結構うれしいものである。
「おかぁ!!みぁ困っちゅうやん!みぁ!部屋行くぞ!」
……いや!結構うれしいんですけど……なんて思いながら、りゅうがの部屋で一眠りすることにした。2006-10-05 03:07:00 -
234:
みぁさ
起きると、もう外は真っ暗…時計を見て見ると、八時を少しまわっている。
……やばっ!!みんなで飲む約束しちゅうがやった!
約束は、九時。あたしは急いで、りゅうがを起こす。
「りゅうちゃ〜ん!!起きて??」
「ん〜もうちょっと〜」2006-10-05 03:13:00 -
235:
みぁさ
余程疲れていたのか、なかなか目を覚まそうとしない。
スヤスヤ子供みたいに眠るりゅうが…。この寝顔が、あたしだけのものになったらな…。
………おおっと!!だめだめ!おこさなくては。
あたしは、りゅうがの耳元で大きい声を出してやろうと思い顔を近付けた。
…………チュッ。2006-10-05 03:19:00 -
236:
みぁさ
一瞬のことで何が起こったのかわからなかった。
りゅうがの腕に、抱きすくめられたあたしの唇に、りゅうがの唇が重なって…。
抱きしめられた腕から…あたしをすっぽり包みこむ胸から…重なった唇から…りゅうがの温度が伝わって……。
あたしの温度が上昇していく、このまま蒸発してなくなってしまうんじゃないの?って思えるくらい…何度も…何度もキスをした。2006-10-05 03:32:00 -
237:
みぁさ
「ごめん」
唇をはなした瞬間、りゅうがはあたしに誤ってきた。
抱きしめられた温度を残したまま、りゅうがはあたしから離れる…………拒絶されたかのような沈黙。
ごめんって何……?
その一言が、喉につまって言葉にできない。2006-10-05 03:39:00 -
238:
名無しさん
面白い★頑張って(´艸`)
2006-10-05 22:20:00 -
240:
みぁさ
抵抗も何もしなかったのに、あやまってきたりゅうがに困惑するあたし。
「…みんな待ちゆうし、行くぞ。」
沈黙を切り裂いたりゅうがの言葉にただ頷いて、りゅうがの後に着いて行く。
りゅうがは、何を考えてるの?
……あたしは、りゅうがの何ですか?2006-10-05 23:59:00