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もう一度、好きだと言って。

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  • 1:

    名無しさん

    赤色。
    この世界で一番綺麗なのは純愛なんかじゃない。

    2006-08-16 09:48:00
  • 271:

    名無しさん

    [情けない。]
    また泣いてしまいそうになって、あたしは慌てて涙をこらえた。
    《大丈夫、大丈夫。まだ、間に合う−…》
    そう自分に言い聞かせた時、やっと彼の家が見えた。家の前にある小さな駐車場にしゃがみこんで、最後の悪あがき変わりにあたしは急いで化粧を直した。

    2006-11-05 21:49:00
  • 272:

    名無しさん

    泣きそうになったせいで目は赤くなっていて、治るのを待とうか悩みながらも、これじゃ急いで来た意味ないなって、少し笑えた。

    2006-11-05 21:50:00
  • 273:

    名無しさん

    インターホンを押そうか一瞬悩んだけど、それは止めて彼に電話をかけることにした。
    まだ機嫌は悪いままだろうか。そんな不安が足をひっぱってなかなか通話ボタンを押せなかった。だけど何よりも、《もうすぐ彼に会える…》その緊張のほうが大きくて、[しょうご]と並べられた文字から検索されたその番号を、じっと見つめていた。

    2006-11-06 02:36:00
  • 274:

    名無しさん

    どれくらいそうしていたのか、ふと、腕時計を覗き込んだ時、今日の日付が目に入った。

    [7]。
    まだ、3月7日−…。

    2006-11-06 02:36:00
  • 275:

    名無しさん

    もう何ヵ月もたった気がするのに、あの誕生日から彼に会っていないのはたったの3日間だけだということに、あたしはこの時初めて気付いた。
    驚きというよりは
    −…《衝撃》。

    彼がいないと、時間がたつのがこんなに遅い−…

    2006-11-06 02:38:00
  • 276:

    名無しさん

    耳鳴りがする。毎日こうして血を抜いてるのに、なんで生きているのか不思議に思えた。別に死にたいわけじゃないけど。

    赤、紅、紅。
    血が服に滲むように、その色はゆっくりとあたしを染めて浸食して行く。

    2006-11-06 02:39:00
  • 277:

    名無しさん

    『あ〜…、入って。』
    不安も心配も緊張も、感じていたのはあたし一人だけで、悩みに悩んで恐る恐る電話をかけたあたしに彼はごく普通にそう言った。ショウゴの親は共働きで、いつも通り、家には彼しかいないようだった。

    『お邪魔しま〜す…』
    ヒールを揃えて、通い慣れたショウゴの部屋への階段を登る。彼の匂いがした。

    2006-11-06 23:44:00
  • 278:

    名無しさん

    緊張で手が震えた。引きつった笑顔で言った、『久しぶり』は、あまりにもかすれていて、自分でも何て言ったのかわからなくなる程だった。
    気まずい雰囲気にならないように、彼を不機嫌にさせないように、これ以上嫌われないように−…

    そんなことばかりを考えていたせいか、あたしは逆に何も話せなくなっていた。

    2006-11-06 23:55:00
  • 279:

    名無しさん

    続きかいてぇ??

    2006-11-09 14:00:00
  • 280:

    名無しさん

    気になってなんも出来ね??

    2006-11-09 19:24:00
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