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もう一度、好きだと言って。
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1:
名無しさん
赤色。
この世界で一番綺麗なのは純愛なんかじゃない。2006-08-16 09:48:00 -
431:
名無しさん
−…愛しい人の、声が聞こえる。あたしを呼んでる、声が聞こえる。
2006-12-11 17:04:00 -
432:
名無しさん
『紅音?紅音!』
違う、これは…?2006-12-11 17:05:00 -
433:
名無しさん
目が覚めると白い天井。さっきまでの星とは違う、冷たくて無機質な蛍光灯が、すごくまぶしかった。
ふと横目にやると、涙でいっぱいの母の顔。
ナースコールを何度も押す父の姿。2006-12-11 17:06:00 -
434:
名無しさん
すぐに医者がやってきて、今度はあたしにペンライトを向けた。射す光は痛いほどに眩しくて、開かれた目蓋ごと無理矢理顔をそむけた。
テレビ越しによく見る、心搏数を数える機械が、決まったリズムで鳴いていた。2006-12-11 17:07:00 -
435:
名無しさん
『紅音…。あんたって子は…』母が、あたしの手を握ってそんな感じの言葉を発した。
父は病室の隅っこに座って、膝の上で手を組み、そのままうつむいていた。
自分自身のことなのに、やけに実感が湧かず、他人のことのように思えた。
例えるなら、今あたしはあたしのベットの横に着っ立っていて、あたし自身と、この風景を見つめている…そんな感じ。2006-12-11 17:08:00 -
436:
名無しさん
ドラマなんかでよく使われるワンシーン。だけどあたしは、悲劇のヒロインなんかじゃない。だって、死のうなんてこれっぽっちも思わなかった。ただ、星になって、君の側にいたいと思った。
2006-12-11 17:09:00 -
437:
名無しさん
…君?
我に返る。違う、あたしはあたしだ。
『ショウ…ゴ?ショウゴは?』2006-12-11 17:10:00 -
438:
名無しさん
声が出ない。のどの奥が、焼けるように熱い。
だけど、そんなことは関係ない。
彼がいない。2006-12-11 20:31:00 -
439:
名無しさん
ショウゴ?どこ?さっき、あたしの名前を呼んだやろ?
ショウゴ?ショウゴ?どこ?
おるやろ、ここに…−
あたしの、側に…−2006-12-11 20:32:00 -
440:
名無しさん
声は出てない。その代わり涙がにじんだ。
母の目を見て、必死で訴えた。どうかわかって。
ねぇママ、ショウゴ。
ショウゴは…?2006-12-11 20:32:00