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もう一度、好きだと言って。
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1:
名無しさん
赤色。
この世界で一番綺麗なのは純愛なんかじゃない。2006-08-16 09:48:00 -
521:
名無しさん
一度は、消そうと思った。だけど彼とのつながりがなくなった今。あたしと彼とをつなぐのは、あの傷だけな気がして。あたしが、省吾を愛した証。あの頃のあたしの、全部。
2006-12-15 03:01:00 -
522:
名無しさん
『何で受けとったん?!』あたしは怒った。
だって、そんなお金なんていらない。省吾が悪いわけじゃない。
また、病気みたいに叫びはじめたあたしに、母は一通の手紙をくれた。2006-12-15 03:02:00 -
523:
名無しさん
省吾からあたしへの、最初で最後の手紙。
2006-12-15 03:03:00 -
524:
名無しさん
紅音へ
これで傷直して、幸せになりや!
2006-12-15 03:04:00 -
525:
名無しさん
汚い字で書かれた、とてもとても、短い手紙。2006-12-15 03:05:00 -
526:
名無しさん
また泣いた。
人間、こんなに泣いても大丈夫なんかなって、別のあたしが冷静に思うくらいあたしは泣いた。
いつかみたいに、声を出さない変わりに、顔をしわくちゃにして泣いた。
握り締めてしまったのと、大量の涙のせいで、しわくちゃになってしまったあの手紙は、今でもあたしのお守りになってる。2006-12-15 03:06:00 -
527:
名無しさん
あたしは手術することを決めた。簡単な話、なによりも、あたしの‘一番’は彼だったから。
彼がそう望むなら、そうしようと思った。たったそれだけのことだった。
2006-12-15 03:07:00 -
528:
名無しさん
それから何日か後にあった手術は、寝て起きたら終わっていた。怖さも緊張も、何の痛みもなかった。
だけどこれで、終わった。あたしと、彼。過去。
あたしを悩ませ、虜にしたあの紅を、あたしはもう見ることはないだろう。
言ってみれば、元通りになってるだろうこの右腕は、ショウゴがくれた。それをまた、傷つけるコトなんて、あたしに出来るわけない。2006-12-15 03:08:00 -
529:
名無しさん
いつもの学校の帰り道。毎日通る地元駅のロータリー。見たことある顔だった。
去年の今頃、あたし達はここで出会った。
あの冷たいベンチに二人並んで、色んな話をした。2006-12-15 03:10:00 -
530:
名無しさん
もう、この場所に彼はいない。
時は流れ、
季節も変われば、
人も変わる。2006-12-15 03:11:00