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想い続ければ…〜HOSTtoWATASHI〜

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  • 1:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    私がホストにハマっていた時の事を元に小説を書いていこうと思います。興味を持ってくれた方に読んで頂けたらなと思います。

    2006-08-18 18:34:00
  • 2:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    私の名前は由佳里。
    地元は四国の田舎。
    私は18歳の時地元の田舎さに嫌気がさし手荷物1つにお金を財布に3万円だけ入れ憧れの大阪に出てきた。
    今から4年前。

    2006-08-18 18:41:00
  • 3:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    大阪の都会さにびっくりした。
    田舎者の私はハッキリ言って浮いていた。
    でも憧れの大阪だし一生此処に住む!!すぐにそう決めた。

    2006-08-18 18:44:00
  • 4:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    それから知り合いを通じて知り合ったスカウトの人にすぐに仕事を紹介してもらった。
    紹介された仕事はキャバクラ。
    これからは1人で生活して行かなきゃいけない。

    2006-08-18 18:47:00
  • 5:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    紹介されたお店は薄暗く小箱なお店だった。面接してもらいその日からすぐに働く事に決めた。
    早く働いてお金を貰いたかったから。

    2006-08-18 18:50:00
  • 6:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    私には物心ついた時から父親がいない。母親一人で毎日朝から夜まで働いて私や兄弟を育ててくれた。でも女の人が一生懸命働いても稼ぎなんて知れてる。だから小さい時から欲しい物は我慢してきた。
    うちにはお金に余裕がなかったから。

    2006-08-18 19:29:00
  • 7:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    キャバクラで働け普通にお昼働くより稼げるし好きな物が買える。
    良くテレビでキャバクラの番組を見た事が有る。
    その時から『夜の世界』に憧れていたのかもしれない。

    2006-08-19 05:50:00
  • 8:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    家の無かった私はお金が貯まるまで友達の家に居候させてもらう事にした。
    昔からの幼馴染みだから気は使わなかった。
    お店に入り2ヶ月間お店の定休日以外私はオープンラストで休む事無く働いた。

    2006-08-19 05:55:00
  • 9:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    元々お酒の強かった私にはキャバクラは天職だった。喋る事や人に合わせる事、容姿にも少しは自信がある。
    タダでお酒が飲めてただ座って話すだけ。なんて楽で自分に合った仕事なんだろう…。その時はそう思っていた。

    2006-08-19 05:59:00
  • 10:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    毎日お店に出ている甲斐あって私はすぐにお客さんに顔を覚えてもらった。
    2ヶ月目でNO5以内に入り家を借りれる位のお金は貯まった。
    憧れの一人暮らし。
    市内にマンションを借りた。

    2006-08-19 06:02:00
  • 11:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    家を借りてやっと生活が安定してきた。
    仕事も前よりも増して一生懸命頑張った。
    指名客も増え毎日順調に指名を取っていた。負けず嫌いな私は今よりも更に上を上を目指した。

    2006-08-19 06:06:00
  • 12:

    名無しさん

    ウンウン?

    2006-08-20 03:09:00
  • 13:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    お店に入り4〜5ヶ月目からズットNO3以内をキープできた。
    欲しい物も買える様になりお金にも余裕が出来た。
    でもこの頃からナンバーをキープする為のプレッシャー、仕事に対するストレスが溜まり始めた。

    2006-08-21 02:17:00
  • 14:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    お店に入って友達もたくさん出来た。親友も出来た。
    親友の名前は奈々。
    奈々は私よりも3つ年上。私達は両方A型。めちゃめちゃ気が合って奈々と居るのが楽だし毎日一緒に居た。

    2006-08-21 02:20:00
  • 15:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    12サン読んでくれてありがとうございます☆
    カラオケに行ったり買い物に行ったり。
    遊ぶ時はいつも同じパターンで少しマンネリ化していた私達。

    でもそのマンネリが無くなる日が来る。

    2006-08-21 02:25:00
  • 16:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    今日は奈々の誕生日。いつもの様にミナミで遊ぶ。

    『ねえねえ何してるん?』
    また出た。いつものキャッチ。
    ホストは嫌い。いつもはウザいし完全無視。でも何か今日は違ったんだ。

    2006-08-21 02:30:00
  • 17:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    特別カッコイイ訳でもなく目立つ訳でもないそのホスト。どっから見ても新人ですってかんじ。
    スーツを着てるって言うよりスーツに着られてますってかんじ。
    『ねえねえ二人で何してるん?』

    2006-08-21 02:34:00
  • 18:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    別に暇だったし。
    今日は奈々の誕生日だし。いつもの遊びにはマンネリだし。
    たまには違う事がしたかったから。そのホストと話した。
    「別に暇だからブラブラしてるだけ」
    愛想の無い返事を返す。

    2006-08-21 02:37:00
  • 19:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    返事をするとそのホストはどんどん話掛けてくる。
    『これから何処行くん?暇なら飲みに来ーへん?』

    その辺に座れる様なスペースがあったから奈々と私は座った。

    2006-08-21 02:42:00
  • 20:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『ホンマに行った事ないん?バリバリ行ってまーすってかんじやのになぁ〜』

    何こいつ。バリ失礼。「マジで行った事ないし。だから聞いてるんやん。」

    2006-08-21 02:53:00
  • 21:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『そうなんやぁ。ほんならウチの店にきいやぁ。ウチの店を初ホストにしようやぁ。うち初回フリータイムやし安いし。』
    正直私と奈々は迷った。行ってみたいなって少し思ったから。二人でコソコソ話してたらそのホストは別に他のホストを二人連れて来た。

    2006-08-21 02:59:00
  • 22:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    後で来たホスト二人も同じ様な事を言ってくる。
    もしかして逃げれない状態?。
    また奈々とコソコソ話す。


    「ジャンケンで自分らが勝った店に行ってもいいよ。」

    2006-08-21 03:03:00
  • 23:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    別に安いし。フリータイムだし。暇潰しになる。
    別にその店に通う訳じゃないし。
    だからジャンケンで負けたら行ってもいいかなって思った。

    2006-08-21 03:06:00
  • 24:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    結局私達がジャンケンに負けた。

    『約束やしウチの店に来てやぁ』
    3人に囲まれる様にホスト達の店へと向かった。

    2006-08-23 02:58:00
  • 25:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『別に俺らがキャッチで連れて行ったから言うても俺らが指名になる訳ちゃうから安心しや。店にはメチャメチャ男前いっぱいおるしな。』

    別にそんなん言われなくてもあんた達を指名する気ないしなぁ(笑)

    2006-08-23 03:01:00
  • 26:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    キャッチ場所から5分位歩いて店についた。
    エレベーターに乗り上に上がる。
    エレベーターを降りホストクラブの入口の前に立つ。
    中からは大きな音楽が聞こえる。
    中に入るの緊張するし

    2006-08-23 03:54:00
  • 27:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    入口のドアを開ける。『いらっしゃいませぇ〜』

    初めて来たホストクラブ。
    緊張したまま私と奈々は案内された席に座る。

    2006-08-24 05:12:00
  • 28:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    席に座り簡単にシステムを説明された。
    とりあえずビールを頼んだ。
    店まで連れて来てくれたホストが隣に座る。『これアルバム。呼んで欲しい人居たら言ってや。』

    2006-08-24 05:15:00
  • 29:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    奈々と一緒にアルバムを見る。
    さすがプロが撮った写真。みんな男前に見える。
    取り合えず一人づつ付けてもらう事にした。

    2006-08-24 05:17:00
  • 30:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    何人か付いて私は信君、奈々は英二君を指名した。
    これから奈々と私がホストにハマるなんてこの時は二人共想像もしてなかっただろう…

    2006-08-28 02:19:00
  • 31:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    信はホストを初めて1ヶ月。この店が初めて。私より1つ年下。茶髪でハーフみたい。
    英二君は私より5つ年上で大人な感じ。ホスト歴長いですって感じでハッキリ言って見た目はメチャクチャカッコイイ。

    2006-09-20 08:59:00
  • 32:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    私も本当は英二君が良かったんだ。
    でも奈々が英二君を指名したから。
    仕方なく信を指名したんだ。
    どうせ二度と来ないだろうし。

    2006-09-20 09:02:00
  • 33:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    帰り際に信とアドと番号を交換した。この日は結局ラストまで飲んだ。
    店を出てタクシーに乗った。
    『今日はありがとう。また連絡するな。』

    2006-09-20 09:07:00
  • 34:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    今日は奈々の家に泊まる事にした。
    奈々の家について少したってから携帯が鳴る。


    着信…【信】

    2006-09-20 09:11:00
  • 35:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    「今日は奈々の家に泊まるからさっき奈々の家に着いた所だよ。」
    『そうなんや♪今日は楽しかった?また遊びに来てなぁ♪』

    2006-09-20 09:18:00
  • 36:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    「気が向いたら行くよ。」
    眠くなってきたし適当にそう答えた。
    『分かった♪じゃこれから毎日由佳里に電話するね♪』

    2006-09-20 09:23:00
  • 37:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    信はホストなんだし私以外にも営業しなきゃいけない子がたくさん居ると思う。だから信の言ってた事なんて真に受けなかったんだ。

    2006-09-20 09:25:00
  • 38:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    次の日もいつも通り出勤した。

    ブーブーブー………。

    携帯が鳴る。
    ディスプレイを見た。

    着信…【信】

    2006-09-20 09:30:00
  • 39:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    この時私は今朝信が言ってた事をすっかり忘れてた。

    本当に掛けてきた。ビックリした。ただの社交辞令って思ってたから…

    2006-09-20 09:32:00
  • 40:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    「もしもし。てゆうかほんまに掛けてきたんや(笑)ビックリやわぁ(笑)」

    『えっ?だって朝電話した時に言ったやん?俺毎日由佳里に電話するって。』

    2006-09-20 09:41:00
  • 41:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    冗談じゃなかったんや。
    「言ってたけどまさか本間に掛けてくるなんて思わんやん」
    でも掛けてきてくれた事がなんか嬉しかった。

    2006-09-20 09:43:00
  • 42:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    信の顔は嫌いじゃなかった。
    どっちかと言うとタイプな顔だし。

    2006-09-20 09:45:00
  • 43:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    『俺嘘つかへんし♪もう仕事終わったん?今日はミナミ来ーへんの?』


    信が電話してきたしミナミ行きたくなったやん。

    2006-09-20 09:48:00
  • 44:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    正直言って昨日は楽しかった。
    テレビで見たのと自分が行ったのが全然違った。私の中のホストクラブのイメージが変わった。

    2006-09-20 09:52:00
  • 45:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    格安で楽しめるし。
    今日も行きたいかもしれへん。

    この時から私の中で何かが変わったんだ

    2006-09-20 09:54:00
  • 46:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    「今日はまだ分かんない。遊びに行く元気があったらミナミに行くよ。」
    本間は行きたい。でも信はホスト。ミナミに行くって分かったら営業してくるよね。だから行きたいなんて言わない。

    2006-09-20 10:11:00
  • 47:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    『そっか。もしミナミ来るんやったら連絡してやぁ。俺暇やし多分キャッチしてる思うから。キャッチ場所で少し話しよやぁ♪』

    この時はこれが信のやり方って気付かなかった。

    2006-09-20 10:14:00
  • 48:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    「分かった。」
    そう言って電話を切った。
    信から電話があった事を奈々に言った。奈々も英二君から電話があったみたい。
    結局ミナミに行く事になった。

    2006-09-20 10:17:00
  • 49:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    「今からミナミに行くよ。」

    信に電話した。
    『分かった。俺橋の所におるから。来てなっ♪』

    2006-09-20 10:20:00
  • 50:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    タクシーに乗ってミナミに出た。
    橋にはホスト達がたくさん居る。
    信を見つけるまでの短い距離で何人かのホストにキャッチされた。
    やっぱりうざい。

    2006-09-20 10:22:00
  • 51:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    信を見つけた。笑顔で手をふる信。
    『おはよ。あっ奈々ちゃんも一緒やん。英二君も今向こうでキャッチしてるでぇ♪呼んでこようか?』
    信の笑顔可愛いなぁ

    2006-09-20 10:25:00
  • 52:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    英二君も来て英二君は奈々と私は信とそれぞれ話した。
    奈々は絶対に英二君に一目惚れしたはず。親友だからなんとなく分かるんだ。

    2006-09-20 10:27:00
  • 53:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    英二君はかなりの売れっ子。英二君がキャッチに出てる事はかなり珍しいみたい。英二君がキャッチに出てる事で店が暇なんだなって思った。

    2006-09-20 10:29:00
  • 54:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    会話の流れで今日もお店に行く事になった。ミナミについて信と英二君に会った瞬間、私も奈々もお店に行ってもいいかなって思ったんだ。

    2006-09-20 10:34:00
  • 55:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    お店についた。ビールを頼んで4人で乾杯した。信と色んな事を話した。奈々も英二君と楽しそうに喋ってる。
    奈々嬉しそうだな。

    2006-09-20 10:38:00
  • 56:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    楽しい時間はすぐに経つ。
    今日も結局ラストまでお店に居た。
    この時から既にハマってたんだ。ホストに…

    2006-09-20 10:40:00
  • 57:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    タクシーを拾ってもらってバイバイした。今日はほろ酔いで気分が良かった。

    「やっばぁ〜い。私ホストにハマったかもしれ〜ん。」

    2006-09-20 10:43:00
  • 58:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    奈々と私は2人して同じ事を思ってた。2人共ホストにハマってしまったんだ。「やばいっ!!毎日行きたいし(笑)」
    後から後悔する事も知らずに…。私はもう後戻り出来なかったんだ。

    2006-09-20 15:56:00
  • 59:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    「てゆうか私英二に付き合ってって言われたんやけど…」
    「マジで?早くないっ?」
    「うん。会って二日目やで?意味分からん。…でも…私英二の事好きになってしまったんよね…」

    2006-09-20 15:59:00
  • 60:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    私は気付いてたしビックリはしなかったよ。
    「さすがに怪しいと思って断ったんやけど…いいやん、今日から俺の彼女なっ♪って言って半ば強引やねんけど…。英二を信じていいんかな…」

    2006-09-20 16:02:00
  • 61:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    奈々が好きになってしまったんなら仕方ない。英二君も奈々を好きになったんやって単純に思った。この時の私達はまだホストの事を知らなすぎたね。
    「信じてもいいんかなぁ…」

    2006-09-20 16:05:00
  • 62:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    「私は英二君とあんまり話してないから分からんけど奈々が好きなんやったら信じてみたら?」
    あの時ちゃんと私が止めてあげてたらよかったね。ごめんね奈々。

    2006-09-20 16:08:00
  • 63:

    由佳里◆aIepgLKzFg

    「今日な英二が仕事終わってからうちに来るねん。その時もう一回確認してみるわ。」
    奈々の家の前につきバイバイした。
    また明日話を聞こう

    2006-09-20 16:11:00
  • 64:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    次の日奈々に色々話聞いた。
    奈々と英二君は付き合ってる。昨日結ばれた事。色々聞いたんだ。
    奈々が幸せなら私も幸せだよ。

    2006-09-22 03:52:00
  • 65:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「私、英二を信じる事にしたよ。」
    奈々の顔はこの時幸せそうだったんだ。

    2006-09-22 03:54:00
  • 66:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    奈々と英二君が付き合う様になって毎日信と英二君の店に行った。
    話す時は私は信と奈々は英二君とそれぞれ2人で話す。4人で一緒に話す事はあまりなかった。

    2006-09-22 03:57:00
  • 67:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『最近毎日店に来るけど何かあったんか?』
    心配してるけど嬉しそうな顔をする信。「別に来たいから来てるだけだよ。」

    私も信に会いたいし。でも最近信が私に対する態度が変わって来たんだ。

    2006-09-22 04:01:00
  • 68:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    前は普通に話してバリバリ飲む。そんなかんじやったのに…
    最近必要以上にベタベタしてくるし。
    信の客は私だけじゃない。他にも信のお客さんが周りに居るんだよ?大丈夫なん?

    2006-09-22 04:03:00
  • 69:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    他のお客さんが見たらいい気はしないよ?確かに私は信の事が気に入って信に会いに毎日お店に通ってる。
    でもね…私は信にそんなのを望んでるんじゃないんだよ…

    2006-09-22 04:06:00
  • 70:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    これが【色】なんだ。
    ただ信が隣に居て一緒に楽しく飲んでるだけでいいんだ。そんなに頑張って引っ張ろうとしないで。

    2006-09-22 04:09:00
  • 71:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『俺マジで由佳里に惚れたし。』
    『由佳里って本間に可愛いよなぁ。』
    『由佳里早く俺の女になって。』

    そんな言葉ばっかりやん。もういい加減うざいよ。

    2006-09-22 04:11:00
  • 72:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    ホストと恋愛をしようなんて思ってないのに。そんな慣れない似合わない営業の仕方なんてしないで…。
    この時からだんだん信に対する気持ちが変わってきた。

    2006-09-22 04:13:00
  • 73:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    基本は口座は永久指名制。
    《どうしても嫌なら口座変えしてもいいで。》
    そう聞いた事もあった。

    2006-09-22 04:16:00
  • 74:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「私もう信の店には行きたくない。」
    奈々に全部話した。「口座変えしたい。」
    「でも口座変えしたら信と新しく口座にした奴が気まずくなるんちゃう?」

    2006-09-22 04:18:00
  • 75:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    それは分かってる。嫌なら店に行かなきゃいいだけの話。簡単やん。
    でも私と奈々は二個一。
    奈々は英二君と付き合ってる。毎日店にも行きたいはず。

    2006-09-22 04:20:00
  • 76:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    でも奈々はホストクラブに1人で行ける様な子じゃない。
    私が我慢すればいいんだよね。

    2006-09-22 04:22:00
  • 77:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    信を指名しだしてから1ヶ月が過ぎた。変わらず毎日店に行ってる。信の行動はエスカレートする。

    2006-09-22 04:25:00
  • 78:

    名無しさん

    ドキドキ?

    2006-09-22 04:54:00
  • 79:

    名無しさん

    楽しみ?

    2006-09-22 06:01:00
  • 80:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    80サン?81サン?ありがとうございます?

    2006-09-22 09:39:00
  • 81:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    店にもかかわらずチューしようとしてきたり体に触ってきたり。信…本間しんどいよ…。

    2006-09-22 09:42:00
  • 82:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「もう、なんで最近そんなんばっかりなん?別に色なんか求めてへんしなぁ。色ってこんといて。」限界来て言ってしまった。
    『別に…俺…そんなつもりないしな。本間にただ由佳里が好きやねん。』

    2006-09-22 09:45:00
  • 83:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    卑怯やわ。そんな顔で見んといてや…。「ごめん…」
    その言葉しか言えなくなるやん。
    ラストまで店に居たけど信と私は口を開く事はなかった。

    2006-09-22 09:47:00
  • 84:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    今日は日曜日。
    日曜日は信も私も仕事が休み。
    お店以外では一回も会った事ない。でも毎週日曜日は必ず連絡がある。

    2006-09-22 09:49:00
  • 85:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    昨日少し言い過ぎたし今日は連絡ないやろうなぁ。
    ♪♪♪♪………
    携帯が鳴る。
    着信…【信】

    2006-09-22 09:52:00
  • 86:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    出るべきなのか出ないべきなのか。正直迷った。
    「もしもし…」
    結局電話に出てしまった。

    2006-09-22 09:55:00
  • 87:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『由佳里おはよ〜♪何してたん?』
    案外普通に話して来る信。すねてるんかと思ったのに。
    「別に家におるだけやで。」

    2006-09-22 09:57:00
  • 88:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『そうなんや。良かった。』
    良かったってなんでなん?
    『今なぁ俺どこに居ると思う?当ててみっ。』
    「えっ?普通にわからんし。どっかで遊んでるんちゃうん?」

    2006-09-22 10:00:00
  • 89:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「普通に分かんないし。どこ?」
    『ベランダ出て下覗いてみて。今目の前に○○が見える。』はっ…?それってもろ私の家の前やん…

    2006-09-22 10:08:00
  • 90:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    一回話してる時何気なく私の家の話になってザッとだけど家の場所を説明した事あったなぁ。
    『てゆうかそれ私の家の前ちゃうの?』

    2006-09-22 10:10:00
  • 91:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「ピンポ〜ン♪さすが由佳里♪」
    ピンポ〜ンちゃうしなぁ。なんで家の前におるんよ。
    『私の家の前で何してるん?』

    2006-09-22 10:12:00
  • 92:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「従業員とドライブしてた。そんで由佳里に会いたくなって会いにきた。」
    ビックリしたし。何でいきなり会いに来るんよ。貴重な週一回の休みやのに。

    2006-09-22 10:14:00
  • 93:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「なぁ由佳里。家入れてよ。今日は俺由佳里と寝る。」
    『はっ?普通に無理無理。私男の子家に入れた事ないし。』ベタな言い訳。
    会いたくなかったし。

    2006-09-22 10:16:00
  • 94:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『由佳里の嘘つき。前に元彼が家に住み着いてたって言ってたやん。男入れてるやん。』
    何であんたはそんなん覚えてるん?何気なく話した事やのに。どうでもいい事やん。

    2006-09-22 10:19:00
  • 95:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『てゆうか今日は無理。会いたくないし。帰って?』
    「なんでそんなん言うん?もう電車ないし俺金ないしタクシー乗られへんから帰れん。」

    2006-09-22 10:21:00
  • 96:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    信の態度行動に耐えれなくて口座変えしようと思ってた。
    あの店は楽しいしこれからも行きたい。信じゃなくてもまだ従業員はたくさん居る。ヘルプについてくれた子でも信よりおもろい子はたくさん居る。

    2006-09-22 10:23:00
  • 97:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    もう信は無理。そう思ったのに可哀想になって家に上げてしまった。
    『由佳里冷たいなぁ。俺はこんなに由佳里が好きやのに。俺の事嫌いなんか?』

    2006-09-22 10:26:00
  • 98:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「別に嫌いじゃない」
    冷たい返事しか返せない。私の性格じょう無理って思ったらもう無理なんだ。
    『冷たいなぁ。俺はこんなに由佳里チャンが好きやのに。分かって?』

    2006-09-22 10:28:00
  • 99:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    いきなり私を抱きしめてくる。とっさに突き放してしまう。『なんでそんなんするねん。』
    「ごめんやけど帰ってや。」

    2006-09-22 10:31:00
  • 100:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「俺の女になってくれや。俺お前の為にホスト辞めるし。」いきなりチューされた。
    完全に引いてしまった。そんなん求めてない。なんのつもりなん。うざい。

    2006-09-22 10:34:00
  • 101:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「信変わったね。私は他の客と違って信にそんなん求めてない。どこで覚えたんか知らんけどそんな似合わん色営業するな。もう店も行かへん。あんたに金も使わへん。やりたきゃ他の女の所行け。もう帰って。」

    2006-09-22 10:38:00
  • 102:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「分かった…。ごめん…。帰るわ…。」従業員に再び電話をかけて迎えに来てもらう様に頼んだ信は静かに私の部屋から出て行った。

    2006-09-22 10:41:00
  • 103:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    ♪♪♪♪♪…
    着信…【信】
    私が出る事はなかった。
    電話がきれてすぐにメールがきた。
    「由佳里を困らせたりするつもりはなかってん。ただ本間に惚れたから。お前だけには色ちゃうかった。本気やった。俺はもうすぐ本間に店やめるし従業員もいいやつたくさんおるから。奈々ちゃんもおるしまた店行ったってや。ごめんな。」

    2006-09-22 10:47:00
  • 104:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    それから信と連絡とる事はなかった。電話もメールもこないししない。
    あれから一週間信が居る店にも行ってない。

    2006-09-22 10:49:00
  • 105:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    奈々は英二君と順調に続いてる。
    奈々も英二君には一週間会ってない。
    1人でホストに行けない子やから。私が一緒に行ってあげないと。
    「奈々、今日英二君のお店に行こうか」

    2006-09-22 10:52:00
  • 106:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    信との事は奈々には話してない。
    ただ《飲む気分になれないから》そう言って断ってた。
    奈々もキャバやし英二君もホスト。同じ夜働いてる2人は会う時間なんてほとんどない。更に奈々は昼間の仕事をしてるから。

    2006-09-22 10:55:00
  • 107:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    最近は奈々が英二君のお店に行かないと会えない状態。仕方ないって奈々は言うけど淋しくないの?

    2006-09-22 10:57:00
  • 108:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    だから今日英二君のお店に行こうって誘ったんだ。私だって楽しいしあの店に行きたい。でも行くと嫌でも信の顔を見なくちゃいけない。
    自分の中で戦ってたんだ。

    2006-09-22 11:00:00
  • 109:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    自分の気持ちと。
    でも奈々を応援したいんだ。

    仕事が終わって私と奈々はミナミに向かった。

    2006-09-22 11:01:00
  • 110:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    最近はキャッチがうざいからお店の前でタクシーを降りる。一週間振り。初めて店に来た時みたいになんかドキドキする

    2006-09-22 11:39:00
  • 111:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    奈々が英二君に電話して英二君が下まで迎えに来る。
    エレベーターの中で私は英二君に伝える
    「今日から私に信は付けなくていいから。口座変えする。」

    2006-09-22 11:41:00
  • 112:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『信と何かあったん?』
    聞かれたけど何も答えなかった。
    〔いらっしゃいませ〜〕
    店に入った。

    2006-09-22 11:43:00
  • 113:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    店に入り辺りを見渡す。信が私に気付いた。
    目があったけど信は私からすぐに目をそらした。そっちの方が良かった。ホッとした自分が居たんだ。

    2006-09-22 11:46:00
  • 114:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    席に座った。
    「ちょい待っといてな。代表呼んでくるから。」
    口座変えする時は一回代表に言わなきゃいけない。代表と話すの久しぶりだな。

    2006-09-22 15:43:00
  • 115:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「由佳里チャンおはよ。どうしたん?何かあったん?信が嫌になったんか?(笑)」
    ここの代表はかなり男前で優しくて面白い。

    2006-09-22 15:46:00
  • 116:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『別に信とは何もないよ。ただ口座変えしたいだけだよ。』「するのはいいんやけど信と新しく口座にした奴が気まずくなるかもしれんやろ?」

    2006-09-22 15:47:00
  • 117:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「それは分かってるし、信にも了解もらったから。」
    『そうなんや。それなら口座変えしてもいいよ。なんなら口座俺にしとくか?(笑)』
    代表素敵やなぁと思いつつも
    「いや、フリーで回して(笑)」

    2006-09-22 15:50:00
  • 118:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『いやって言われた(泣)分かった。じゃとりあえず全員付けるわな。』
    良かった。安心した
    でもこの口座変えであいつに出会ってしまう…。

    2006-09-22 15:54:00
  • 119:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    本間に全員が私についてくれた(笑)
    みんなそれぞれおもろいし。迷った。誰とでも楽しく飲めそうやから。
    「結局誰にするか決めた?」
    奈々と英二君も私を気にしてる。
    「う〜ん…なかなか決まらへん。どうしよ。」

    2006-09-22 15:58:00
  • 120:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    本間はさっきからズット気になるホストが居る。
    たった1人だけ接客が下手くそで私にメチャクチャ気使うホスト。みんなおもろい中でなんか1人だけ違う奴。
    なんか気になって気になって仕方ないんだ。

    2006-09-22 16:00:00
  • 121:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    シャンパンコール中も1人だけ踊るの下手くそやし(笑)目で追ってまう。顔は特別かっこいい訳でもないし人気が有る訳でもない。
    「私にあの人つけてや。」

    2006-09-22 16:04:00
  • 122:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    そのホストの名前は真人。私より2つ年上。
    『すいません失礼します。真人です。』名刺を渡された。 「自分やる気ないなぁ(笑)そのやる気なさがおもろい。」
    『はい。』
    なんか愛想悪いな。

    2006-09-22 16:08:00
  • 123:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「真人君て人見知りなん?さっきからあんまり喋らんよね。」
    真人はかなりの人見知りらしい。なんで人見知りやのにホストやってるんやろ。『俺代表と昔から知り合いやから此処で働いてるねん。』

    2006-09-22 16:11:00
  • 124:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    真人と色々話した。喋りだしたら結局喋ってくれた。慣れてきたら結局喋るみたい。
    『これ俺のアドレスと番号やから由佳里チャンのも教えて?』
    アドレスと番号交換した。

    2006-09-22 16:13:00
  • 125:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    その日は家に帰ってからすぐに寝た。
    夕方起きてから携帯を確認した。
    新着メールも不在着信もない。
    私達もお客さんと番号交換したらお礼のメールやお礼の電話をお客さんが帰った後に必ずする。信だってそうだった。でも真人からは何も連絡がない。
    「あいつやる気あるのかよ(笑)」1人でツッコんどいた。

    2006-09-22 16:18:00
  • 126:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    携帯を開き電話帳から名前を探す。相手はもちろん【真人】向こうから入ってこないならこっちから入れる。
    〔おはよう?昨日はありがとう?由佳里は今起きたけど真人君はまだ寝てるかな?今日も仕事頑張るよ?起きたらメールでも下さい?〕
    こんなかんじのメールをした。

    2006-09-22 16:24:00
  • 127:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    そのまま仕事に行くまでの時間は真人からメールがくる事はなかった。
    仕事中にメールがなった。真人からだった。

    2006-09-23 05:32:00
  • 128:

    由佳里◆74Vjn7cf8M


    こんな内容やったけど連絡きた。
    返事きて良かったな

    2006-09-23 07:23:00
  • 129:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「なぁ由佳里、今日英二の店行くけど由佳里も行くやろ?」もちろん答えはYES。
    「うん、行くぅ。今真人君からメールきた所。あとでまた行くって電話するわ。」

    2006-09-23 07:26:00
  • 130:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    仕事が終わってミナミに向かった。
    真人に電話をする。
    『もしもし。由佳里チャンおはよ。どしたん?』
    「今から店行こうと思って。」
    『マジで?来てくれるん?待ってるわ。店の下着いたら電話して。下まで迎えに行くし。』

    2006-09-23 07:29:00
  • 131:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    なんか喋り方優しいやん。
    店の下に着いたから電話した。真人と英二君が下まで来てくれた。
    エレベーターに乗り店まで上がる。

    2006-09-23 07:32:00
  • 132:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    ビールを頼んでまた喋る。
    真人って本間に人見知りなんや。今日は二回目やから昨日よりは良く喋る。結局おもろい人なんや。

    2006-09-23 07:34:00
  • 133:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    英二君は人気あるから席を行ったり来たり。忙しいんやな。さすがやわ。
    それに比べて真人はずっと私の隣から席を外さない。
    「真人君のお客さんは来てないん?」

    2006-09-23 07:36:00
  • 134:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『今日はまだ来てないなぁ。俺マメちゃうからあんまりお客さんいーひんねん』確かに…マメじゃなさそうだよね。メール入れてこなかった所とか(笑)

    2006-09-23 07:38:00
  • 135:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「そうなんや。頑張らなアカンね。」
    『うん。応援してな』
    「うん」
    それから話してると真人のお客さんが来た。
    行ったり来たりしてたけど結構私の隣に居てくれた。いっぱい話せたよ。

    2006-09-23 07:41:00
  • 136:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    それから週に2.3回は真人の店に行くようになった。
    その間自分達の事もたくさん話したし真人も私に慣れて私も真人に慣れて仲良くなった。

    2006-09-23 07:43:00
  • 137:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    最初はメールも電話も少なかったのに今は毎日メールや電話をしてる。真人は酒も強いし面白い。
    真人と居ると楽しいし楽なんだ。

    2006-09-23 07:45:00
  • 138:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    真人がお客さんがかぶってる時何人かヘルプがついた。ヘルプの子とも仲良くなった。
    もう私達は店の常連

    2006-09-23 07:48:00
  • 139:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    今日はやけに店が忙しい。仲良くなったヘルプの子も忙しそうで面白くない。
    奈々と話してると誰かがヘルプに来た。
    ………信だった。

    2006-09-23 07:51:00
  • 140:

    名無しさん

    あげ

    2006-09-24 01:19:00
  • 141:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    メチャクチャ気まずいし…。最悪。
    私機嫌悪くなったら顔に出ちゃうんだよね…。
    なんで信をつけるねん。信が付くなら別にヘルプいらんしな

    2006-09-24 04:29:00
  • 142:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    空気をよんだ奈々が信に話しかける。
    「信久しぶりやなぁぁ。」
    気まずそうにしてた信も奈々に話てもらってホッとしたのか話出した。

    2006-09-24 04:32:00
  • 143:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『由佳里久しぶり』話かけられたけど無視する。こんなに気まずい場面なんてない。
    『なんで無視するねん。久しぶりなんやから喋ってや。』
    「うん。」

    2006-09-24 08:47:00
  • 144:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    早く真人帰って来てくれへんかな。
    『真人さん指名して店に来てくれてありがとな。真人さんメチャいい人やし。』

    2006-09-24 08:49:00
  • 145:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    正直、信がそんな事言うとは思わなかった。
    『これからも真人さん指名で来たってな。』
    「うん…普通に来るし。」

    2006-09-24 08:51:00
  • 146:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『良かった。俺前ホスト辞める言うたやん?今月で辞めるねん。由佳里と出会えて良かったよ。ありがとな。』
    辞めるの本間やったんや。

    2006-09-24 08:53:00
  • 147:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「何言ってるん。別にありがとうとか言わへんくていいし。」
    なんか照れた。
    それから数日経って信は本当に店を辞めていった。
    ありがとう信…

    2006-09-24 08:55:00
  • 148:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    真人に出会って店に行く回数が前より増えた。
    奈々も一緒。でも最近奈々の様子がおかしいんだ。
    何かあったんかな…

    2006-09-24 08:57:00
  • 149:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    全然元気ないし英二君と一緒に居ても楽しくなさそう…。
    今日もいつもの様に飲みに来てる。
    「ごめん…今日はもう帰る。」
    いつもは絶対ラストまで居るのに今日は違った。

    2006-09-24 08:59:00
  • 150:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「奈々どうしたん?」
    英二君も心配してる。
    「何でもない。今日は帰りたいねん。」奈々の様子のおかしさにすぐにチェックして店を出た。

    2006-09-24 09:02:00
  • 151:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    タクシーに乗ってすぐ奈々は携帯を触って何かしてる。
    「大丈夫なん?」
    「うん…てゆうかこれ見て…」
    奈々は自分の携帯を私に手渡した。

    2006-09-24 09:04:00
  • 152:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    奈々に渡され携帯を見た。何やら掲示板みたいなサイトやった。
    「何これ?」
    奈々は「ここの書き込み見て…」そう言って私に再び携帯を渡した。

    2006-09-24 11:17:00
  • 153:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    タイトルをクリックして書き込みのページを開いた。
    《英二ってメチャクチャ色枕やん。》
    《初回から誰にでも付き合おうって言うで。》
    《英二付き合い引きしすぎ。》
    《英二の本カノ居てるし。みんな騙されすぎ。本カノは店に来てないよ。》

    2006-09-24 11:21:00
  • 154:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    そんな事が永遠と何百個も書き込まれてた。
    英二君てそんな人やったん?奈々を傷つけるの…?

    2006-09-24 11:22:00
  • 155:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「こんなん見てしまったらまともに英二の顔見れん。話できん。笑えん。私英二に騙されとん?」
    奈々は下を向いて泣いてた。

    2006-09-24 11:25:00
  • 156:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    奈々に返す言葉が見つからなかった。
    私もショックを受けたから…。
    お願いやから奈々を傷つけないで。

    2006-09-24 11:27:00
  • 157:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「こんなん噂やん。こんなんなんぼでも嘘書けるやろ。英二君に直接聞いた訳ちゃうし。見た訳ちゃうし。こんなん嘘やって。なっ。」
    こんな言葉で励ます事しか出来なくてごめんね。

    2006-09-24 11:29:00
  • 158:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「私も騙されてるんや。英二が分からん。信じられへん。」奈々は本間に英二君が大好きなんや。
    こんなん嘘であって欲しい。英二君はそんな人ちゃうって信じたい。
    でも英二君も所詮ホストなんや。

    2006-09-24 11:33:00
  • 159:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「でも私騙されてるかも…って思う所があるねん。英二から休みの日は絶対に連絡ないねん。連絡あるのは仕事の日だけ。絶対怪しい。休みの日だけ連絡ないとかありえへん。」

    2006-09-24 11:36:00
  • 160:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    確かにおかしい。でもそう思いたくなかった。奈々も私も。奈々を1人に出来なくて今日は奈々の家に泊まった。

    2006-09-24 11:38:00
  • 161:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    次の日は珍しく仕事が終わっても真人の店には行かなかった。奈々の気持ちを考えると行けないし。私がもし逆の立場やったらどうするんやろ。

    2006-09-24 20:31:00
  • 162:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「私英二に直接聞いてみるわ。」って奈々は英二君に電話した。
    何やら色々聞いて色々話てるみたい。
    大丈夫なんかな…。

    2006-09-24 20:34:00
  • 163:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「どうやった?」奈々が電話を切ってすぐに聞いた。
    「やっぱり英二を信じようかな。やって…」

    2006-09-24 20:37:00
  • 164:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「そうなんや。でもそうやんな。サイトなんてなんぼでも嘘書けるしな。英二君を信じ。英二君も奈々がメチャ好きなんやん。好きなら信じ。」
    私らはまだホストの事を知らなすぎたね

    2006-09-24 20:40:00
  • 165:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    次の日からまた真人の店に通った。前よりも回数が増えほぼ毎日行く様になった。
    真人の店に行く事が当たり前になってた。行かない日はなんか淋しいし退屈なんだ。毎日連絡は取ってる。でも会えないと物足りないんだ。多分この頃から私は真人の事が好きになってたんだね。

    2006-09-24 20:44:00
  • 166:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    真人が席を離れたら気になるんだ。他のお客さんについて楽しそうに話してるのをチラチラ見てしまう。何を話してるか気になる。私以外の席で楽しそうにしないで。
    最近はこんな事ばっかり考える。
    私、真人の事が好きなんや。

    2006-09-24 20:47:00
  • 167:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    真人は全然【色】は使わない。いつでも素で接してくれる。連絡もマメになった。他のお客さんには【色】使ってるんかな。真人が気になって仕方ない。

    2006-09-24 20:50:00
  • 168:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    奈々が店に行かない日も1人で通った。ただ真人に会いたい。完全に真人にハマって居た。どこが好きかと聞かれたら説明出来ないけど真人と居ると落ち着くんだ。一緒に居る時間が幸せなんだ。

    2006-09-24 21:05:00
  • 169:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『最近毎日来るやん。大丈夫か?無理せんでいいで。』
    真人に会える為なら店に通う。貯金もそれなりにあったしそれなりに稼いでた。「大丈夫、会いたいから来てるし。」
    『ありがとう。でもあんまり無理しないでいいよ。』
    ニコッと真人が笑った。ドキッとしたんだ。

    2006-09-24 21:09:00
  • 170:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『今度の日曜日遊びに行こうか?』
    真人が誘ってくれた。メチャクチャ嬉しかった。舞い上がった。
    「えっ、いいの?」『うん。由佳里チャンとプライベートで遊びたい』

    2006-09-24 21:12:00
  • 171:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    嬉しくて嬉しくてすぐに奈々にメールした。
    初デート?だよ。真人から誘ってくれた。嬉しすぎる。

    2006-09-24 21:16:00
  • 172:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    日曜日楽しみにしすぎてワクワクしてあんまり寝れなかった。朝10時に難波駅で待ち合わせした。チョット遅れて真人が来た。
    『ごめん?。待った?行こうかぁ☆』

    2006-09-24 22:15:00
  • 173:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    ゲーセンに行った。『俺UFOキャッチャー得意やねん♪由佳里チャン何が欲しい?』
    えっ、由佳里に取ってくれるんや。
    『何が好きぃ?』
    なんか普通にデートしてるみたいやわ。周りから見たら私らカップルに見えるんかな…

    2006-09-26 03:48:00
  • 174:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「私プーさん好きやねん☆プーさんがいい。」
    『分かった。一発で取ったるわな☆』
    嬉しかった。真人が私の為にしてくれる事が。

    2006-09-26 03:51:00
  • 175:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    ほんまに一発で取った。
    「ほんまに一発で取ったなぁ♪すごい♪ありがとう♪」
    『俺やと思って大事にしてや♪笑』
    真人やと思って大事にするよ本当に。これが私が真人から貰った最初で最後のプレゼントやから。

    2006-09-26 03:54:00
  • 176:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    それから映画を見てご飯を食べてた。
    「今日は私なんかの為に時間空けてくれてありがとう。あとプーさん大事にする♪」
    『楽しかったし由佳里チャンと遊べて嬉しかったよ。また連絡するね。』
    ってバイバイした。

    2006-09-26 21:08:00
  • 177:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    真人が何気なく言った言葉。それには何の感情も入ってないかもしれない。でもただ単純に嬉しかった。
    真人あの頃は楽しかったね。

    2006-09-27 04:50:00
  • 178:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    次の日からまたいつもの様に真人の店に通った。ここの所本当に毎日行ってる。奈々は英二君と別れた。英二君には本カノが居たから。奈々はそれを知ってしまったんだ。奈々はたくさん泣いた。

    2006-09-27 04:53:00
  • 179:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    奈々を傷つけた。英二君が許せないよ。「ほんまにむかつくし悔しい…でも英二もホストだし…騙されても仕方なかったんだ…」
    奈々はこう言うけど悲しいよ…

    2006-09-27 04:55:00
  • 180:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    それから奈々は店に来ない。真人に会いたい私は1人で店に行く。
    真人の為にお金を使う。真人が喜んでいる顔が見たいからシャンパンを卸す。仕事が終わってすぐに行きラストまで居る。そんな繰り返しの生活だった。

    2006-09-27 05:00:00
  • 181:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    貯金もだいぶ無くなってきた。
    この頃真人はナンバー2になった。嬉しかった。人気も出てきた。でもその反面他にも真人のお客さんが増えて席につく時間が前より少なくなった。

    2006-09-27 05:03:00
  • 182:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    真人

    2006-09-27 05:04:00
  • 183:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    真人が大好きなんだ。他のお客さんにかなり嫉妬してしまう。席を離れたら目で追ってしまう。
    他の子と楽しそうに話さないで。

    2006-09-27 05:07:00
  • 184:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    可愛い子をお客さんを見つけると本カノかなって思ったり。真人が席に帰って来るとすねたり。
    私は嫉妬深いんだ。叶わない恋なんかな。辛いよ…

    2006-09-27 05:10:00
  • 185:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    真人と知り合って半年近くすぎた。
    お互い慣れて呼び捨てで呼び合う様になった。
    この頃の私は寝ても覚めても真人。真人の事しか考えられない。真人に完全にハマってしまってたね

    2006-09-27 05:13:00
  • 186:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「由佳里何でも機嫌悪いねん?」
    席に戻ってきた真人が聞いてきた。
    『なんで私が真人の事好きなの分からんのん?私以外の子と仲良くしないで。』こう言えたらどんなに楽なんだろ。真人も仕事だ。それに私の事を好きな訳でもない。こんな事言えない。片思いってこんなに辛いもんだったかな…?

    2006-09-27 05:16:00
  • 187:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『なんでもないよ』こう返すしかなかった。
    「なんか最近元気ないよな。俺何かした?」
    何もしてないよ。ただ気持ちが知りたかっただけ。真人が私に対する気持ちを。

    2006-09-27 05:18:00
  • 188:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『…真人は私の事どう思ってるん?』
    聞いてしまった。
    「どうって…好きやで。なんで?」
    『好きにも色んな種類の好きがある…』やっぱりイイ鴨って風にしか思われてない?

    2006-09-27 05:21:00
  • 189:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『俺は由佳里が好きやし。それじゃ不満か?』
    そんなん言われたらいい返す言葉がないよ…。

    2006-09-28 03:34:00
  • 190:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    想い続ければ叶う恋なのかな…淋しいよ…
    不満なんだ。【好き】って言葉の意味を教えてよ…
    それは恋なの?それとも色恋なの?

    2006-09-28 06:51:00
  • 191:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    私は欲張りだから…真人を独り占めしたい…私だけを見てほしい…
    あなたの瞳に私は映っているの?

    2006-09-28 06:54:00
  • 192:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『真人さんと由佳里チャンてほんまに仲良しですよね。付き合ってるんですか?絶対真人さんも由佳里チャンが好きやと思うんやけどな。』ヘルプの子に言われたら事があった。
    真人がそう思ってくれてたらどんなに楽なんだろう。

    2006-09-28 06:57:00
  • 193:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    次の日もまた次の日も真人に会いに店に通った。最近は私が行く事が当たり前になってた。
    『仕事が終わったら電話してな。』
    真人は口癖の様にそう言う。
    『今日も店に来るやろ?』
    その言葉に私も誘われ店に行ってしまう

    2006-09-28 07:00:00
  • 194:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    叶わない思いの淋しさを忘れる為、悩みを忘れる為、元気が出ない自分のテンションを上げる為前以上に飲んで飲んで飲みまくった。
    飲んでは自分の叶わない想いのむなしさに真人に絡んだ。
    今思うと相当痛客だね私。

    2006-09-28 07:05:00
  • 195:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「なんで私が好きって気持ち分かってくれんのん?」
    「真人の気持ちが分からん。」
    「あの子が本カノなん?」
    「早く私と付き合ってよ。」

    2006-09-28 07:08:00
  • 196:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    真人は酔っ払って絡む私を「はいはい」といつもなだめてくれた。迷惑かけたねごめんね。シラフになるといつも後悔するんだ。分かってるけどそれを繰り返してしまう…淋しい女なんだ。

    2006-09-28 07:10:00
  • 197:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    真人はお酒が強い。だからあまり酔っ払わない。ベロベロな真人は見た事ない。いつも飲んでるけど案外冷静でクールやから。

    2006-09-28 07:11:00
  • 198:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    平日にたまたま私の仕事が休みやった時があった。奈々と久しぶりに遊んだ後シラフで真人の店に向かった。朝?時位だった。

    2006-09-28 07:13:00
  • 199:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    真人の店の下に付くといつも真人に電話して下まで迎えにきてもらう。
    〈プルルルル…〉
    いつも出る筈が今日は出ない。どうしたんやろ?
    仕方ないから1人でエレベーターに乗り店まで上がった。

    2006-09-28 07:15:00
  • 200:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    店内に入ると真人の姿が見えた。なんかいつもと様子が違う。真人が酔っ払ってる。
    『あっ、由佳里ぃ〜待ってたぁ〜』
    いつもと全然違うやん。どしたんやろ

    2006-09-28 07:18:00
  • 201:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「なんでそんなに酔っ払ってるん?」
    『メチャクチャ飲んだぁ〜♪由佳里ぃ〜好きぃ〜♪』私に抱きついてきた。ビックリした。
    とりあえず席に座って私もお酒を頼んだ。

    2006-09-28 07:21:00
  • 202:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『まだまだ飲みたぁ〜い♪由佳里ぃ〜シャンパン♪シャンパ〜ン♪』
    「えっ、無理やって。私今お金無いし。」
    『大丈夫やって♪未収したらいいやぁん♪シャンパン飲みたぁ〜い♪』

    2006-09-28 07:26:00
  • 203:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    おねだりしてくる。真人って酔っ払ったらこんなになるのね…(苦笑)
    『お願い♪由佳里の卸してくれたシャンパンが飲みたい♪』「…分かった。未収出来るなら卸していいよ。」
    負けてしまった…

    2006-09-28 07:29:00
  • 204:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    真人が喜ぶのを見たい。真人が飲みたいって言うから。でもこれが地獄の始まりだったね。
    初めて未収もした。その日の会計が今までで一番多かった。その日の真人はずっと私にベタベタしてきた。

    2006-09-28 07:33:00
  • 205:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    帰る頃には真人は酔っ払って潰れてしまってた。
    『由佳里チャンごめんね。真人さんあんな状態やから…』
    ヘルプの子が下まで送ってくれてタクシーを捕まえてくれた。
    「ありがとう。またね。」
    そう言って家に帰った。

    2006-09-28 07:36:00
  • 206:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    《今家についたよ?今日は真人だいぶ酔っ払ってたね?明日になったら今日の事は覚えてないのかな?また起きたら連絡ちょうだい?お疲れ様?おやすみなさい?》
    家に着いてメールを送っといた。
    そのまま横になり今日の事を考えながら眠りについた。

    2006-09-28 07:39:00
  • 207:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    次の日起きると真人からメールがあった《昨日はベロベロやったわぁ?ごめんな?記憶ぶっ飛んでた?今日も仕事頑張れよ?俺も頑張るわ?》
    たったこれだけのメール。由佳里の事好きって言ったのはやっぱり飲んだ勢いなん?

    2006-09-30 18:55:00
  • 208:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    私は酔っててもだなんて言葉本当に好きな人にしか言えない。真人は違うの?みんなにそうなの?
    今日もいつもの様に仕事をして真人の店に向かう。

    2006-09-30 18:57:00
  • 209:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    今日は普通にいつもと変わらない真人。『由佳里どしたん?元気ないやん。』
    いつもと違って今日はボーっとしてしまう。
    『何かあったんやったら何でも俺に言いや。』

    2006-09-30 19:00:00
  • 210:

    名無しさん

    今日初めて一気に読ましてもらいました?
    すごい面白いし作者さんの気持ちわかります??
    頑張って下さい?

    2006-10-03 05:26:00
  • 211:

    名無しさん

    書かないの?

    2006-10-03 13:11:00
  • 212:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    213さん読んで頂いてありがとうございます?これからも頑張って書きますのでまた読んでください?
    214さん★今日また書きますね♪

    2006-10-03 20:06:00
  • 213:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「昨日の事記憶にないの…?」
    『昨日ベロベロやったからなぁ。あんまり記憶ない。』
    「そうなんや…じゃぁいいや…。」
    なんか言われへん。

    2006-10-04 13:03:00
  • 214:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『なんやねん。なんかおかしいで由佳里。マジでどないしたん?』
    「なんでもないって言ってるやん。」
    ほんまは真人の気持ち確かめたいねん。でも…怖い…。

    2006-10-04 13:05:00
  • 215:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    知りたいけど怖い。あくまでも真人はホスト…。クチでは何とでも言える。嘘をつく事なんて簡単。酔っ払ってて記憶もないんだ。その場のノリで言っただけかもしれない。
    私はこんなにあんたの事が好きなんだよ

    2006-10-04 13:38:00
  • 216:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    強がる事しか出来ない。
    『俺に話されへん事でもあるんか?』
    もう辛い。こんな風になる為に飲みに来てたんじゃないのに…。最初は普通に楽しく飲めたらそれで良かった。人の気持ちって不思議だね…いつの間にかそうじゃなくなってる…好きになって…好きだから欲が出る…。そんな気持ち辛いならないといいのに…

    2006-10-04 13:44:00
  • 217:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「もう…しんどい」気づけば気持ちをクチに出してた。
    『何がしんどいねん?』
    「真人に会いに来てる事が…」
    『はぁ?意味分からへん。由佳里チャン頭おかしくなったんちゃう(笑)?』
    冗談で返された。

    2006-10-04 13:47:00
  • 218:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「冗談ちゃうしな。ホンマに辛い。私はこんなに真人が好きやのに…。何で分かってくれへんの」
    感情的になって気付いたら涙が出てきてた。
    「真人は酔っ払ってて覚えてないかもしれん。でも私は覚えてるねん。真人が私をって言ってくれた事。その気ないなら変に期待持たさんといて。辛い…。」

    2006-10-04 13:51:00
  • 219:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    溜まってた気持ちを全部真人にぶつけてしまった。
    『ごめん…。由佳里がそんなん思ってる事気づかへんかったわ。』
    今までヘラヘラ笑ってた真人の顔が何か怖くなった。
    『でも今俺は仕事中やねん。仕事中に言う事ちゃうやろ?後で電話するから今日はもう帰れや。』
    真人はそう言って私のカバンを持って立ち上がった。

    2006-10-04 13:55:00
  • 220:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    涙がとまらん。冷静になれない私はただ泣いてその場から動く事が出来なかった。
    『早く。行くぞ。』真人に手を掴まれたけどその手を振り払って店を出た。

    2006-10-04 14:13:00
  • 221:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    エレベーターの中2人共クチを開く事は無かった。真人が何考えてるか分からへん。
    タクシーを止めて真人からカバンを取りさっさとタクシーに乗った。
    『終わったら電話するから起きとけよ。』真人はそれだけ言い残しすぐにエレベーターで店に戻りそれと同時に私を乗せたタクシーも走りだした。

    2006-10-04 14:19:00
  • 222:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    タクシーの中でもひたすら涙が出てくる。なんでこんな恋したんやろ。諦めれたら楽やのに…もう後戻り出来ない。
    家に着いて携帯を片手に握り締め真人からの電話を待った。

    2006-10-04 14:31:00
  • 223:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    泣き疲れていつの間にか携帯を握り締めたまま寝てしまってた。
    AM9時。まだ真人からの着信はない。

    2006-10-06 18:27:00
  • 224:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    それから約1時間後に電話がなった。
    『今終わったから今から由佳里の家に行く。話したい事あるから話ししよう。』そう言われ電話を切った。
    話したい事って何やろ…。真人怒ってるやろな…。

    2006-10-08 09:49:00
  • 225:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    それから30分位で真人が家に来た。
    少し酔っ払ってるみたいや。
    「おつかれ…」
    『うん。おつかれ。てゆうか疲れた。』さっきのさっきやからなんか気まずい。何喋っていいか分からへん。2人共座ったまま無言やった。

    2006-10-08 09:54:00
  • 226:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「さっきはごめん…話しって何なん…」気まずい空気のままじゃ嫌だった。私から話しかけな…。
    それより真人からの話が気になって仕方なかった。
    『俺、由佳里の事好きやで…』

    2006-10-08 09:57:00
  • 227:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『辛い思いさせてごめんな。でも俺ホストやん?今までもこれからも絶対辛い思いさせると思う。好きな女傷つけたくないし。やから今はまだ付き合われへん。由佳里の事好きってのはホンマやから。早くホスト上がれる様に頑張るから。待ってて?それが言いたかってん。』

    2006-10-08 10:12:00
  • 228:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    その言葉が今までの不満を一気に吹き飛ばしてくれた。真人が私の事って言ってくれたのはホンマなんや。
    ホッとして涙が出てきた。私こんなに泣き虫やったかな。

    2006-10-08 10:15:00
  • 229:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「信じてもいいん…?」
    『うん。当たり前やん。俺の事好きになってくれてありがとう。』
    そう言って真人は私に優しくキスをしてくれた。今は付き合う事は出来ない。でもこの日私と真人の気持ちは1つになった。

    2006-10-08 10:18:00
  • 230:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    その日は手を繋いで一緒に眠った。不満が消えて幸せやなって思った。この幸せがずっと続いて欲しいって思ったんだ。これからドンドン不安になる事も知らずに…。

    2006-10-08 10:22:00
  • 231:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    次の日からも今と変わらず仕事が終わったら真人の店に行く。そんな生活を繰り返した。
    真人との事を奈々に話した。
    「良かったね。」って奈々は喜んでくれた。

    2006-10-08 10:25:00
  • 232:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    英二君の事があって以来、奈々はホストに行っていない。
    「行けばおもしろいと思うけど英二の顔見たくないから…」

    2006-10-08 10:28:00
  • 233:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    1人で行く事はもう慣れた。行けば真人が居るから。
    『今日俺が仕事終わったらご飯食べに行こう。』
    普通にデートもして今まで通り店にも通った。彼氏彼女とは言えないけど付き合ってるのと変わりはなかった。

    2006-10-08 10:34:00
  • 234:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    真人には毎日来るお客さんが私の他にも何人か居た。特別可愛いなって思える子は居なかったけどみんな真人の事が大好きなんやろうなって思った。

    2006-10-08 10:40:00
  • 235:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「由佳里ちょっと待っててな。客来たから下まで迎えに行って来るわ。」いつもの様にお客さんを下まで迎えに行った。真人が人気有る事が嬉しかった。席を離れる事にも嫉妬しなかった。ただ…この子が現れるまでは…

    2006-10-08 10:44:00
  • 236:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「いらっしゃいませ〜」
    嫉妬はしないけどやっぱり真人のお客さんは気になって見てしまう。ドアの方を見ると初めて見るお客さんだった。

    2006-10-08 10:47:00
  • 237:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    その子は背が低くてオシャレで女の子らしくて顔もかなり可愛いかった。私とは全然違うタイプの子。多分誰から見ても可愛いって思われる様な子。
    はっきり言って一瞬で不安になった。

    2006-10-08 10:51:00
  • 238:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    何故か分からないけどなんか【ドキッ】って胸騒ぎがした。真人と【自然】な位お似合いやから。一瞬で嫉妬してしまった。そして2人から目を反らした。

    2006-10-08 11:07:00
  • 239:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    それでも気になり2人の方を見てしまう。本当に絵になる2人…。今までこんなに嫉妬した事があっただろうか…。
    それを隠すかの様に飲んで飲んで飲みまくる。真人と仲良くしないで………

    2006-10-11 03:56:00
  • 240:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    真人は私の前でそんな笑顔見せてくれた?あんなに楽しそうな顔私に見せた事ある?
    もうネガティブにしかなられへん。

    2006-10-11 04:08:00
  • 241:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『お〜い、由佳里チャン大丈夫?』
    考え込みボーっとしてしまってた。
    『見過ぎ見過ぎ。さっきから真人さんの事見過ぎやから(笑)気になる?(笑)』

    2006-10-11 05:04:00
  • 242:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「見てへんし。突っ込む暇あったら飲め飲め。」
    動揺してるけど気づいてないやんな?もういっぱいいっぱいやよ………
    「シャンパン卸すわぁ。」
    そしたら真人は由佳里の所に帰ってくるやろ。

    2006-10-11 05:09:00
  • 243:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    私って態度に出てるのかな…真人の事が大好きだからだよ…私って恋するとこんなに必死だったかな…
    『由佳里シャンパン卸してくれたんや☆ありがとうなぁ☆』

    2006-10-11 05:17:00
  • 244:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    真人の気を引きたいんだ。真人が喜んでくれたらそれでいい。純粋に好きなんだ。私から真人をとったら何が残る?
    『やっぱり由佳里大好きやぁ。さすがやな。』
    この真人の言葉をこの時は本当に信じていたよね。

    2006-10-11 05:25:00
  • 245:

    名無しさん

    頑張ってね??

    2006-10-12 18:58:00
  • 246:

    ハニー?頑張って??

    2006-10-12 22:38:00
  • 247:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    248サン、ダーリンありがとうございます?
    頑張って続き書きますねぇ?

    2006-10-13 07:14:00
  • 248:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『由佳里が卸してくれるシャンパンが一番美味しいわぁ♪』
    真人はいつもこう言ったね…。色んな席でもこう言ってるのかな…信じたい気持ちでいっぱいやのに…。
    嫉妬で疑う事しかできなくてごめんね…。

    2006-10-13 07:17:00
  • 249:

    名無しさん

    ?

    2006-10-16 07:07:00
  • 250:

    名無しさん

    あげ??

    2006-10-18 16:58:00
  • 251:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    シャンパンコールが終わってからもしばらくは真人は私の隣に居てくれた。嬉しかった。幸せだった。
    でも私はあの子の事が気になって仕方ない…。
    『あの子の席に戻らなくていいの…?』

    2006-10-19 02:04:00
  • 252:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    またいらない事言ってしまった。
    「今は由佳里の隣に居るやろ?由佳里はそんな事気にせんでもいいねん。」
    そう言って私の頭をポンと叩いた。

    2006-10-19 02:08:00
  • 253:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    真人にそうされると居心地がいいんだ。
    喋ってると従業員の子が真人の近くに来て耳元で何かを言っている。
    「分かった。すぐ戻る。」
    真人が席を立った。
    「ドンペリ降りたから行ってくるわ。」

    2006-10-19 02:13:00
  • 254:

    名無しさん

    続き書ぃて欲しぃ?

    2006-10-23 15:04:00
  • 255:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    続き書きます?また読んで下さい?

    2006-10-24 09:14:00
  • 256:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    真人のその言葉がショックだった。
    私はただの安いシャンパン。あの子はドンペリ。比べられてる様でくやしかった。私が卸したから対抗してあの子も卸したん?

    2006-10-24 09:41:00
  • 257:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    自分で自分が恥ずかしくなった。
    好きな気持ちは絶対に負けない。でも…私がした事よりも更にあの子は上。
    なんとも言えない気持ちになった。私が卸した後にすぐやん…

    2006-10-24 09:45:00
  • 258:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    気になって気になって気付かれない様に一部始終見ていた。
    真人もあの子も嬉しそうに笑ってる。二人の距離が近い。
    私ってストーカーみたいだね。

    2006-10-24 09:48:00
  • 259:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    見てるとだんだんむかついてきてイライラする。でも気になって見てしまう。くやしいけど本当にお似合いなんだ……
    シャンパンコールが終わってヘルプの子が帰ってきた。

    2006-10-25 07:02:00
  • 260:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    私は嫌な事が顔や態度に出るタイプなんだ。自分でゎあまり気付かないけど……
    『由佳里チャン何か怒ってる?』
    「へっ?何で?怒ってないよ。」

    2006-10-25 07:04:00
  • 261:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    さっきのイライラやむかつきが顔に出てたみたい。
    『なんか顔が怒ってるみたいやし。』
    「そんな事ないよ。」ふと真人とあの子の方に目をやる。
    えっ……なんか揉めてる?あの子が泣いてるよ…

    2006-10-25 07:06:00
  • 262:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    なんで泣いてるんやろ…泣いてるあの子をなだめる真人。何が何だかさっぱり分からない。二人に何があったのか気になる…

    2006-10-25 07:08:00
  • 263:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    それから見ててもあの子は泣きやまない。

    少し時間が断ちあの子は帰って行った。
    その後下まで送りに行った真人はいつもお客さんを送って行く時よりも戻ってくるのが遅かった……。

    2006-10-25 07:10:00
  • 264:

    チコ

    ァゲ?

    2006-10-25 12:29:00
  • 265:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『由佳里ただいま。』「………」
    なんか何も言われへん…。さっきの事が頭から離れないから…。
    『由佳里どしたん?何かあった?』
    いつまでも素直になられへん。真人は私の事が好き。私も真人の事が好き。でも恋人じゃないから。私が怒る事はおかしいよね……?

    2006-10-26 05:13:00
  • 266:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「………」
    何も答えたくない。話たくない。
    「なんであの子を送りに行って上がってくるの遅かったん?」
    なんて………言えないよ…

    2006-10-26 05:15:00
  • 267:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    素直に言えたらどんなに楽なんやろ…。素直に言えた方がどんなに可愛い女の子なんやろ…。
    でも言えないんだ…。私は《彼女》じゃないんだ。私があの時素直にそう言ってれば真人は何って答えたの?
    可愛いなって頭を撫でてくれた?うざいなぁって怒ったかな?

    2006-10-26 05:19:00
  • 268:

    けんじ

    しおり?

    2006-10-26 05:22:00
  • 269:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    真人に嫌われるのが恐かった。私から気持ちが離れていかれるのが恐かった。嫌われたくないから言えないんだ…。
    この頃から私の心は少しずつおかしくなっていったのかな?

    2006-10-26 05:24:00
  • 270:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「何でもないよ…」
    顔は機嫌悪いままだったと思う。
    『顔が怒ってるやんけ』
    バレバレだ。
    「怒ってないよ。早く飲もう飲もう。」
    明るく振る舞うしかなかったんだ…

    2006-10-26 05:30:00
  • 271:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    イイコにしてれば嫌われないから。気になる気持ちを押し殺して明るく振る舞ってればいい。
    真人は私を心配そうに見る。
    大丈夫だよ。真人が嫌がる事はしないから…

    2006-10-26 05:55:00
  • 272:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    嫌な事を忘れる為に飲んだ。ベロベロになった。テンションがあがって嫌な事なんて全然考えなかった。
    こうなれれば楽になれるんだ…。

    2006-10-26 05:57:00
  • 273:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    その日は結局吐くまで飲んだ。
    お酒が入ってるのもあってこんな自分に嫌気がさして泣いた。帰りのタクシーでも家に着いて布団の中でも泣いた。そのまま泣き疲れて寝た。

    2006-10-26 06:02:00
  • 274:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    真人の事で泣く事多くなったな…私。
    それから店であの子を見る事はなくなった。あの子は何やったんやろ。もう忘れよう…
    私は思い込みが激しいから…。疲れる…

    2006-10-26 06:09:00
  • 275:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    次の日からもいつもと変わらず真人の店に通った。
    『俺もうすぐ誕生日やねん。』
    そう言えば今は9月。来月は真人の誕生日だったな。

    2006-10-29 05:28:00
  • 276:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「そうやね。もうすぐ誕生日やね。」
    『由佳里と出会って俺の初イベントやなぁ。由佳里期待してるでぇ〜(笑)』
    誕生日は一緒に居たい。真人は仕事だし当日お店で会う事しか出来ない。なんか悲しいなぁ。

    2006-10-29 05:31:00
  • 277:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    真人の店に来すぎて給料より出費の方が多くなった。貯金していたお金も底をついた。でも真人に会いたい。未収が癖になった。給料が出ればお金がある。我慢我慢。

    2006-10-29 05:35:00
  • 278:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    未収も毎度の事になった。
    「今月もうお金ないねんけど…。」
    『大丈夫やって。未収したらいいやん。なっ。』
    最近真人の態度が変わって来た。私が店に行かない日は怒る。我儘を言えば怒る。すぐ怒る。強引やし自分勝手になった。
    好きやからこの時は許せたよ。

    2006-10-29 05:39:00
  • 279:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    真人が分からなくなってきた。
    「私って真人の何なん?ただの客やろ?」
    『何言ってんねん。お前は俺の大事な人やで。俺早くホスト上がりたいねん。だから助けてくれや。俺の顔を立ててくれ。お前だけが頼りやねん。』
    真人は決まってこう言ったね。
    《俺の大事な人》この言葉に騙されたんだ。

    2006-10-29 05:43:00
  • 280:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「分かった。」
    そう言うしかなかったね。ホストを早く上がって欲しい。真人がホストを上がってくれたらこんなに心配しなくてすむ。だから今私が支えてあげなきゃダメなんだ…。大好きな人の為やから。

    2006-10-29 05:45:00
  • 281:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    〈本カノは店に呼ばない〉〈店で金使ってる奴は客か色られてるだけ〉
    何気なく見たサイトに書いてあった。
    いきなり凄い不安になった。私ってやっぱり客なん?日に日に不安や心配、疑いが増してきた。

    2006-10-29 05:52:00
  • 282:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「もう真人の店に行くのやめる…」
    なんど真人にこう言っただろ…。
    『何言ってるん。』
    いつもこう言って真人にはぐらかされる。
    やっぱり私はただの客…?

    2006-10-29 07:27:00
  • 283:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    真人に上手い事いいくるめられまた店に通ってしまう私が居た。自分の言葉とは逆に気持ちが勝ってしまう。なんでこんなに弱いんやろ…。
    私が店に行くと真人は機嫌がいい。

    2006-10-29 08:27:00
  • 284:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『由佳里〜♪』
    前以上にくっついたりイチャイチャしてくる。本気なの?それとも色?色なら色でいいからこれ以上期待させるのやめて…。色なら色ってはっきり言ってくれたらどんなに楽なんやろ…それならきっぱり身を引く事が出来るのに…

    2006-10-29 08:31:00
  • 285:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    この時期から酔っては絡む私に暴力を振るう様になった。
    真人が恐い。店に行かなきゃ殴られる。口応えすると殴られる。
    「いつになったら私達付き合えるん?もう絶対明日から店来ないから。」
    『うるさいねん。おまえいい加減にせーや。またしばかれたいんか?』
    私が座ってたイスをおもいきり蹴る。

    2006-10-29 08:35:00
  • 286:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    恐いから口答え出来ない。気に触る事は絶対に出来ない。下手な事は言えないから口数も自然と減る。真人が腕を動かす度にビクッとする。
    『由佳里☆今日はおとなしいなぁ。何かあったんか?』
    「何も無いよ…。」
    仕事とお金と真人に対するストレスで鬱になりかけてた。

    2006-10-29 08:40:00
  • 287:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    未収入金が間に合わなくて家賃も滞納して払った。
    『家賃なんか払わへんくても平気やって。』真人がそう言ったから。こんなに性格が変わってしまった真人がまだ大好きで会いたいて思う自分が何だか悲しかった。

    2006-10-29 23:57:00
  • 288:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『お前最近おかしくないか?』
    自分でも気付いてた。自分の性格もおかしくなってきている事を。ストレスが溜りすぎて情緒不安定。誰と話しても笑えないし上手く話せない。人に会うのが嫌だ。ボーッと物思いにふける事が多い。

    2006-10-30 00:01:00
  • 289:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    我慢の限界だ。
    「本間にいい加減にしてや。私は真人の何なん?私の事好きなら早く彼女にしてや。もう疲れた。明日からもう絶対に店に来ない。帰る。」
    テーブルにお金だけを乱暴に置き店をでた。

    2006-10-30 00:04:00
  • 290:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『ちょい待てや。なんやねんお前。』
    真人に腕を掴まれたけどその手を振り払い店を出た。
    『ちょっと待てって言ってんねん。』
    店外の壁に押し付けられた。

    2006-10-30 00:08:00
  • 291:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「もううるさい。帰る言うたら帰るねん。さよなら。」
    吐き捨てる様にそう言って真人の方を睨んだ。気付けば涙がでていた。
    「なんで泣いてんねん…。」
    私を押さえつけて居た手の力が抜けて行った。

    2006-10-30 00:11:00
  • 292:

    チコ

    暴力ふるうなんて…

    シャンパン卸したらついてくれるって思う気持わかるゎ?

    2006-10-30 00:14:00
  • 293:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『もう訳分からんわ。あんたが何考えてるかも分からん。もう振り回さんといて。』
    そう言ってエレベーターで下に降りタクシーを捕まえて家に帰った。真人はそれ以上何も言わなかったし追い掛けても来なかった。
    もう二度と店には行かん。

    2006-10-30 00:14:00
  • 294:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    チコさん?
    読んで下さってありがとうございます?
    共感して頂けたら嬉しいです??

    2006-10-30 00:16:00
  • 295:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    家に帰り久しぶりに奈々から連絡があった。私の様子がおかしいのを気付き奈々が家まで来てくれた。話を聞いてくれた。
    「真人君てそんな人やったんや…。もう絶対店行ったらあかんよ。」
    奈々にも言われた。

    2006-10-30 00:25:00
  • 296:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    ♪〜♪……
    着信〔真人〕
    出たくない……。そのまま無視して電話にでなかった。10回位かかってきたけど全部無視した。
    ピピピ…メールがきた。
    受信メール〔真人〕
    私が出なかったからメールが入ってきてメールを開いた。

    2006-10-30 00:49:00
  • 297:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    〔由佳里さっきはごめんな。由佳里がそんなにしんどい思いしてるって気付かへんかった。もう店には来なくていいから。でも誕生日だけは来て欲しい。誕生日に好きな子とおられへんのは悲しい。〕こんなメールやったと思う。

    2006-10-30 04:12:00
  • 298:

    ?

    初めまして?読ませてもらってます?ァタシもそんな時あったから昔とむちゃ被るょ??続き楽しみにしてま?す?完結マデ頑張ってね

    2006-10-30 07:38:00
  • 299:

    ちょっと??携帯やたらいじってるな思ったら?してたんかい?まぁ頑張ってくれてたから許すけど…?リアルにやばち?
    ?頑張ってね?

    2006-10-30 14:30:00
  • 300:

    名無しさん

    ぬしさん書くんうまいね?小説たのしめるよ???

    2006-10-30 16:53:00
  • 301:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    301サン、完結まで頑張るんで応援して下さい?なチャン、すんません??303サン、ありがとうございます?読みにくい部分もあると思いますがこれからもどうぞ読んで下さい?

    2006-10-31 22:08:00
  • 302:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    《真人》と言う男に出会わなければこんなに辛い思いや悲しい思い、悩んだりしなくて済んだんだろうね。
    神様は意地悪だね…
    真人に出会わなかったら今頃私は何をしてたんだろ…同じ事の繰り返しの毎日にうんざりしてたのかな…それとも他の誰かと出会って幸せな毎日を送ってたのかな…。

    2006-10-31 22:22:00
  • 303:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    その日真人からのメールを返す事はなかった。返したい…。でもここで返してしまうと負けてしまう様な気がしたから…。意地を張ってしまうんだ。
    そのまま寝て次の日いつもの様に仕事に行った。

    2006-10-31 22:27:00
  • 304:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    仕事中も正直携帯が気になって仕方ない。
    あんだけ腹立ってたくせに気になって気になって仕方ない。本当は連絡したくて連絡したくてたまらない。携帯を手に取ると電話したりメールしたりしそうになる。それをグッと堪えて接客に集中した。

    2006-11-01 05:22:00
  • 305:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    結局仕事が終わるまでの時間真人からの連絡は無かった。
    そりゃそうだよね…
    私って何て都合のいい女なんやろ…。やっぱり真人が好き…会いたい…声が聞きたい…

    2006-11-03 06:29:00
  • 306:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    電話をかける勇気がなかった。電話帳から真人の番号を出してワンコールした。怒ってるかもしれないし…怖いから…
    切った後すぐに真人から電話がなった。
    自分がワンコールしたくせに出るのが怖いよ…

    2006-11-03 06:33:00
  • 307:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「もしもし…」
    『あっ…由佳里。昨日はごめん…俺お前の気持ち考えてへんかった…ヒドイ事してごめんな…』
    いつもの真人と違って…なんか優しかった。

    2006-11-03 06:35:00
  • 308:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    真人がこんなに優しいのいつ振りだろうね…急に会いたくなったんだ。
    「真人に会いたい…」真人の優しさに自然と自分も素直になってた。
    『もう店には来なくていいから。』

    2006-11-03 06:39:00
  • 309:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    真人はそう言ったけど私は今すぐに真人に会いたいんだ…
    「今日は会いたいから店に行く…。」
    私のこの一言でまた同じ事の繰り返しになるなんてこの時は気付いてなかったね…

    2006-11-03 06:43:00
  • 310:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『お前がそう言うなら…来てくれたら嬉しい』
    真人は申し訳なさそうにそう言った。
    仕事が終わってすぐにタクシーに乗り込んだ。早く真人に会いたい…そう想いながら…

    2006-11-09 10:15:00
  • 311:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    なんでこの時気付かなかったんだろ…。後悔してしまう事を…。
    いつもの様に店に入り席に座る。
    『由佳里来てくれてありがとう。』
    真人はまた申し訳なさそうに言った。この日の真人は何か優しい。前までの真人とは大違い。優しい真人が好きなんだ…

    2006-11-09 10:20:00
  • 312:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    やっぱり真人が好き…改めて感じた。
    それから回数は減ったけどたまに真人の店に行った。私が行かなくても以前みたいにキレたりしなくなった。
    『誕生日には絶対来てな。』
    真人は口癖の様にそれは毎日言った。

    2006-11-09 10:26:00
  • 313:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    今はお金に余裕が無い。イベントってなればいつもよりも何倍も何倍もお金を使わなきゃいけない。正直言って行きたくない…。たいしてお金を持っていないし真人を立ててあげれないから…。
    私の生活も苦しいんだ…。

    2006-11-09 10:29:00
  • 314:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    大好きな人の大事な日…一緒に居たいよ。
    でも真人に「行けない」なんて言えない。
    真人の誕生日の2日前私達は喧嘩した。理由はたいしたことではない。でもムカついたし真人も怒ってる。2人共頑固だから…仲直りできなかった。

    2006-11-09 10:32:00
  • 315:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「誕生日もう行かへんから。」
    『何言ってんねん。誕生日は来てくれな困る。』
    この時の真人はやる気がなくて前居たお客さんもほとんど切れて居ないに近い状態だった。私が行かなきゃお客さん来ないもんね…あんたが悪いのに私を巻き込まないで。もうどうでもいいよ…

    2006-11-09 10:35:00
  • 316:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    好きだけど嫌い。好きと嫌いは紙一重だから。私は彼女じゃないし…いつまでもあなたの言う事は聞けないよ真人。
    誕生日当日真人から何度もメールや電話があった。
    喧嘩してるし私は愛想のない返事しかしなかった。だってあんたは私に店に来てほしいだけらから…

    2006-11-09 10:38:00
  • 317:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    疲れた。本間にいつになったら彼女になれるんやろ…それともズッとなれないかな?このまま進歩する事はないのかな?
    「店には行かない。じゃーね。頑張って」
    そう言い電話を切るけど切った後すぐに真人はかけなおしてくる。今日に限ってメッチャしつこい。

    2006-11-09 10:42:00
  • 318:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    《おめでとう》位言ってあげれば良かったかな…。ムカついて言うの忘れてたね。
    着信…【真人】
    本間にしつこい…。
    「もう、何?本間しつこいって。行かへん言うたら行かへんよ。」『ちゃうねん。聞いて欲しい事がある…。』聞いて欲しい事?聞いて欲しい事って何よ?

    2006-11-09 10:46:00
  • 319:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『お前が来たくないって言うなら分かった。でもどうしても来て欲しかった。会って伝えたい事があったから…』
    いきなり改まって何?さっきまで電話口でガヤガヤうるさかったのに急にその音が無くなった。
    「何…?」

    2006-11-09 10:49:00
  • 320:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『今日会った時に付き合ってって言いたかってん。それも有るから来て欲しかった。ズッと自分の誕生日の日に告白しようと思ってた。メッチャ我儘やしホストやしお前に迷惑かけるかもしれんけど由佳里俺と付き合って。』

    2006-11-09 10:53:00
  • 321:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    一瞬時が止まった。
    これって夢じゃないよね?信じていいの?素直に喜んでもいいの?『由佳里は俺の事好き?』
    「ムカつくけど…好き…」
    なんか素直になれなかったんだ。この言葉をどれだけ待っただろう…。
    「それって本間なん?」

    2006-11-09 14:44:00
  • 322:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『マジやから。俺の彼女になって下さい。』さっきまであんなにムカついてたのに…。単純だ…。
    「私なんかで良かったら彼女にして下さい。」
    今日から私達は彼氏と彼女になった。こうなる事をどれだけ待ち望んだだろう…。

    2006-11-09 14:48:00
  • 323:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    真人は一応一人暮らしだけどミナミから家が遠いから合鍵を渡して私の家に泊まる事が多くなった。家を出る時間帯も一緒やったからいつも私の家に来る時は二人で電車に乗ってそれぞれ仕事に向かった。幸せやった。
    でもこの幸せも長く続かなかった…。

    2006-11-09 15:59:00
  • 324:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    この頃真人は何かにつけて〈お前は本カノやねんから〜〉って言う様になった。
    〈お前は本カノやねんから我慢しろ〉〈お前は本カノやねんから俺を立てるのが当たり前や〉〈お前は本カノやねんから毎日店に来い〉本カノって言えば何でも許されると思ってる?前は『お前が来たくなかったら来なくていい』って言ってたのに毎日店に呼ばれる。行く私も私だけど…。真人の性格がまた変わってきたんだ…。行かなければまた怒る。本カノやのになんでお金使わなきゃならないの?普通好きな女にお金使わせる?

    2006-11-09 16:06:00
  • 325:

    早く続き書いて??

    2006-11-13 01:49:00
  • 326:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    私は本当に本カノなの…?信じていいの…?ただ騙されてるだけならもうこんな関係やめたい…辛いし悲しいよ…真人との時間をお金で買ってるの…?お金で真人の気持ちを買ってるの?それならもうこんな関係やめようよ…真人…

    2006-11-14 07:11:00
  • 327:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    この頃からだんだん冷めてきてたのかもしれないね…
    久しぶりに奈々と会った。ファミレスで語った。最近の事とか…。もちろん真人の事も…。
    『ねぇねぇ、この人メッチャかっこよくない?』
    奈々が雑誌を開いて指さす

    2006-11-14 07:18:00
  • 328:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    奈々が持っていたのはホストの子達が載っている雑誌。真人のお店も載っているしもちろん真人も載ってる。だから見た事はあった。『私この人に会ってみたいねん。初回安いし着いて来てくれへん?お願い。』
    正直迷った。他の店にも行ってみたい。でも…もしも万が一真人にばれたら……って考えると恐かった……

    2006-11-14 09:07:00
  • 329:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『真人君の事心配してるん?大丈夫やって。この店梅田やし。バレへんと思うよ。』
    奈々にそう言われた事が安心した。
    『分かった。行こう。』
    二人でタクシーに乗って梅田に向かった。真人には【奈々とカラオケに行って来る】とだけメールをしそのまま携帯を鞄の底にしまい込んだ。

    2006-11-14 09:16:00
  • 330:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    バレたら恐いなって内心ズット思ってた…。
    でも今日は真人の事は忘れよう。そう思った。

    梅田について雑誌に載ってた住所を頼りに店を探した。
    『ここやんなぁ。雰囲気凄いね。入ろうか…』
    雰囲気にやられて店に入るのが勇気いったんだ…

    2006-11-16 09:52:00
  • 331:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    店に入った。
    中は広くてビックリした。「いらっしゃいませ」
    『初めてなんですけど…』入口に居た子に誘導されて席に座った。
    さすが有名店だけあって店の中はいっぱいだった

    2006-11-16 10:09:00
  • 332:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    席に座ってパネルの写真が載ってるアルバムを見せてもらった。
    人数多過ぎだね…。
    その中でもね…一際私の眼に焼き付いた人が居たんだよ…。
    あなたにある意味感謝するよ…ありがとう…

    2006-11-16 10:13:00
  • 333:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    気になったんだよ…
    『私はこの人つけてよ』
    奈々はすぐにあの雑誌に載ってた子を指名した。
    『失礼しまぁす。初めまして、春です。』そう言って奈々の横に座った。確かに男前やけど…顔が整いすぎていかにも【ホスト】って感じだった。私は苦手だな…
    本当はあなたの事が気になったんだよ…。

    2006-11-16 10:21:00
  • 334:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    でも私はあえてフリーで回してもらったんだ。
    もしもはまってしまったら…そう思ったら恐いんだ…ありえないかなぁ…。でもなんとなく女の【勘】でそう思ったんだ…。
    ねぇ拓人…

    2006-11-16 10:26:00
  • 335:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    奈々は春と楽しそうに会話してる。
    私はフリーでたくさんの子がつく。名刺を貰って話もした。タイプの子も何人か居たよ。でもなんか違うんだ。だから指名はしなかった。
    パネルに書いてあった名前【拓人】って人が気になる…。
    「拓人君て人を呼んで欲しい」

    2006-11-16 10:32:00
  • 336:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    ねぇ拓人…あなたが居たから私は楽になる事が出来たのかな?あなたが居たから諦める事が出来たのかな?あなたのおかげで目を覚ます事が出来たのかな?
    あなたにそんな気持ちはこれっぽっちもなかったかもしれない…。だけど…ありがとう…。

    2006-11-16 10:38:00
  • 337:

    名無しさん

    続き読みたい?

    2006-11-16 18:05:00
  • 338:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    拓人君が席に来た。なんて言うか…オーラが凄かった。サラサラでストレートな髪。キリっとして整った顔だち。見た目はメチャメチャ恐そうだ…
    『どうも〜初めまして、拓人で〜す』
    そう言って深々と私の横に座った。

    2006-11-16 20:04:00
  • 339:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    オーラにやられて話かけれない。
    『あ〜疲れたわぁ〜。』
    えっ、なんなん急にこの人は…。そう言って私の方に顔をフッと向けた。
    『仕事しんどいわぁ〜』
    少し顔をクシャっとさせてそう言った。なんか笑ってしまった。だってあまりにも見た目とギャップがあったから。

    2006-11-16 20:38:00
  • 340:

    名無しさん

    はまった?続き楽しみにしてます?

    2006-11-17 01:31:00
  • 341:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    「アハハ(笑)うけるしぃ〜(笑)」
    声を出して笑ってしまった。どんだけやる気ないホストなんやろって思った。笑った私を不思議そうに見てた。
    「だって第一声目が【疲れた〜】とかありえへんやん(笑)」
    『だって本間にしんどいねんもん。忙しすぎやわこの店。』
    結構しゃべりやすい人かも。

    2006-11-17 03:46:00
  • 342:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『名前何って言うん?』
    「由佳里やで。」
    それから色々話した。話しやすいしいい人やわ。見た目は恐いけどね(笑)
    何分か経ってから拓人が呼ばれた。なんかもっと話して居たかった。
    「拓人君指名するからここにおってよ。」

    2006-11-17 05:02:00
  • 343:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    この時完全に真人の事は忘れていた。
    『番号教えてやぁ。』
    「いいよ。」
    鞄の中から携帯を出し開いた瞬間…真人の事を思い出した。
    【不在着信5件新着メール5件】
    開かなくてもすぐ分かった…真人って事くらい。

    2006-11-17 05:07:00
  • 344:

    名無しさん

    主さんのIP最初はauやったのになんでDoCoMoなん??

    2006-11-17 16:24:00
  • 345:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    347サン?
    携帯を変えたからですよ?

    2006-11-17 17:42:00
  • 346:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『はい。これ俺の番号とアドレス。』
    って携帯の画面を見せられた。真人からの不在だけ確認してメールは開かずに拓人の番号を登録した。
    『俺にも教えてや。』
    「じゃぁメールで番号貼付けて送るね。」
    極力携帯の画面は見せたくなかった。画面見せてる時に真人からかかってきたら嫌やから…

    2006-11-18 07:13:00
  • 347:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    お互い番号とアドレスを交換してまた少し話をした。『由佳里チャン彼氏居てるん?』
    【ドキッ】とした。言うべきなのか言わないべきなのか迷った…。でも私は
    「彼氏居てるよ。」
    って言ってた。なんか嘘つきたくなかった。

    2006-11-18 07:20:00
  • 348:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『へぇ〜そうなんや。ホスト来てて怒られへんの?』なんかこの人になら話してもいいかなって思った。
    「彼氏もホストやし。でも今日ここに来た事は言ってない…」
    『そうなんや。彼氏ホストなんや。店とか行ってるん?』そう聞かれたから私と真人の事を聞いてもらった。

    2006-11-19 00:56:00
  • 349:

    名無しさん

    読んでます?

    2006-11-20 21:17:00
  • 350:

    名無しさん

    完結楽しみにしています?頑張って下さいね?

    2006-11-24 15:44:00
  • 351:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    『へ〜、そうなんや。てゆうかそれってほんまに彼氏なん?』
    「えっ…」
    言ってる意味が良く分からない。
    「どう言う意味?」
    『いや、むこうは由佳里チャンに本気なんかなぁて思って…』

    2006-11-25 06:56:00
  • 352:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    そりゃ…私だって本当にそうなん?て…疑う時はあるよ…。でも好きやから信じるしかないやん。
    『俺やったら好きな女に無理させへんし。店なんか呼ばへんわぁ。まぁホストも人それぞれやり方は違うけどそれはやり過ぎやろ。』

    2006-11-25 07:00:00
  • 353:

    名無しさん

    2006-12-04 09:22:00
  • 354:

    名無しさん

    続きが気になる?

    2006-12-05 06:13:00
  • 355:

    由佳里◆74Vjn7cf8M

    拓人…
    あなたは味方ですか…?
    それとも真人と一緒?





    あなたを信じてみていいですか…?

    2006-12-06 04:42:00
  • 356:

    名無しさん

    あげ

    2006-12-15 06:48:00
  • 357:

    名無しさん

    ばりうける笑

    2006-12-15 22:59:00
  • 358:

    名無しさん

    うーン、好きになッたら恋は盲目で矛盾も普段なら今までなら気付けていた事なンかでも見えなくなる……………。どンな歪で形が合ッてないピースでも無理にパズルにはめ込む様に
    つじつまが合う形に見ようとしあてはめようとするンだろうなあと感じましたあ
    矛盾は矛盾のまま、霧がかかッたものはそれを晴らさないと実際そこにある本当の景色なンて見えない
    合わないパズルはどンなに時間をかけても試行錯誤をこらしても完成はしない
    なンか遠回しになッちャッてますが
    そンな事が頭に浮かびました
    お話しを読ンでて2つ感じた事があります
    ドンペリを卸して泣いて帰った女の子が本命だとなンか思いましたあ
    それと、主さンは本命になれたのではなく
    本営だッたのではと

    2011-04-28 06:33:00
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