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  • 1:

    名無しさん

    俺は中卒。でも現在エリート商社マン。スーツの下には半袖では隠れきれない入れ墨が残っている。

    2006-08-18 23:35:00
  • 2:

    名無しさん

    中学校を卒業して2、3年、俺はヤンキーだった。喧嘩にナンパ、単車。一連の悪いことにあきて貯金にせんねんした。全ては外国に行くため

    2006-08-19 00:03:00
  • 3:

    名無しさん

    がんばってください

    2006-08-19 10:12:00
  • 4:

    名無しさん

    30万なんて金はあっという間に貯まるものだ。友人達に別れを告げ、俺は単身で渡米した。行くあても無けりゃ贅沢できる金も語学もない。英語なんてそれこそ当たり前の挨拶ぐらいしか話せない。当初は絶望的に思えた。

    2006-08-19 18:01:00
  • 5:

    名無しさん

    始めの二日は楽しくて楽しくて、一日中歩き回っていた。腹が減ったらマックに駆け込み適当にメニューを指差し『ディス』とか言って注文して、わからない質問は全てOKOK。結構これでいけるものだ。一週間ほど過ぎると先が心配になりはじめた。この国には知り合いが一人もいない。それどころか日本人すら殆どいない。帰りの飛行機代すら微妙だった。

    2006-08-20 13:17:00
  • 6:

    名無しさん

    夜は肌寒い公園でウトウトして、朝が来ると歩き回る。誰でもそんなのすぐ嫌になると思う。そんな中一人の日本人に出会う。彼の名はハルキ。漢字はわからない。歳は当時23ぐらいだったと思う。タンクトップに全身和彫が渋い、ナイスガイだ。彼は公園で途方に暮れている俺に話しかけてきた。『お前日本人だろ?』

    2006-08-20 13:26:00
  • 7:

    名無しさん

    俺は久々に聞く日本語に我が耳を疑った。と同時に心の中で、助かった〜と呟く。暫らくハルキと話し込んだ。アメリカに来た理由や今何して飯を食ってるか、知り合いはいないのか。一時間程話すと彼は自分の家に来るように言った。

    2006-08-20 13:32:00
  • 8:

    名無しさん

    俺はその甘い誘いにのり、彼の家にお邪魔する。中には黒人の男が四人と混血の女が二人、音楽をかけながら踊っていた。ハルキが回りの人達に話し掛けると皆いっせいにこちらを見た。おそらく俺を紹介していたのだろう。外人達は俺に近付きそれぞれの名前を名のりながら握手を求めてきた。

    2006-08-20 13:41:00
  • 9:

    名無しさん

    ハルキが通訳してくれた。黒人の一人は笑いながら古い一軒家を案内した。『ココの引き出しは開けるな、中にこんなものが入ってるからな』といってガンを二丁取り出す。俺が『持たせてくれ!』と言ったら弾を抜いて渡してくれた。中学校の修学旅行で国会議事堂の警察が持っていた物より大きくてカッコいいガンだった。

    2006-08-20 13:50:00
  • 10:

    名無しさん

    まぁなんとなく、あっというまに三ヵ月居候させてもらい、時だけがたった。その間、俺はなんとなくだが英語を覚えて短文なら話せるまでに成長した。

    2006-08-20 22:50:00
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