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Rain
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1:
名無しさん
君は涙も見せずにそっと手をふり歩いてゆく… これ以上邪魔はできない
こんな愛し方しかできなくて本当にごめんね…
もう二度と…いつものわがままも言えないんだね…2006-08-29 03:41:00 -
2:
名無しさん
小説ちゃうやん?
2006-08-29 03:45:00 -
3:
るみ
今から書きマス??
2006-08-29 04:12:00 -
4:
るみ
アタシは今日もギラギラと光る、ネオン街に足を踏み入れる。
水商売に入って早二年。
初めは「仕事がナイから」と言う理由で入っただけなのに…
既に本業になっていた。2006-08-29 04:28:00 -
5:
るみ
「るみチャンおはよ!!」
道を歩くたびに…ボーイが声をかけてくる。
自然と夜の世界に、顔見知りが増えてきた。2006-08-29 04:31:00 -
6:
るみ
「オッハヨー!!」
アタシは慣れた様子で軽く挨拶をする。店につくと、
「るみさん今日も期待していますよ。」
もう嫌気がさす。2006-08-29 04:36:00 -
7:
るみ
アタシは「LIP」と言うラウンジのNo.1。店からは、プレッシャーばかりかけられて、いい加減うんざりする。
2006-08-29 04:40:00 -
8:
るみ
アタシはブスではないケド、美人とはいえない。いわゆる、
「努力」で成り上がった女だ。2006-08-29 04:43:00 -
9:
るみ
アタシが売れない頃、ボーイ達は冷たくしてきたのに、今ではこの通り。
まじでムカツク。2006-08-29 04:46:00 -
10:
るみ
二年間がむしゃらに頑張り続けて、手に入れたNo.1。
でも最近は虚しくてたまらなかった。2006-08-29 04:49:00 -
11:
るみ
仕事⇔家の往復で、楽しみなんか一つもなかった。
ただただ、アタシをバカにしてきた人達を見返す為だけに働き続けた。2006-08-29 04:53:00 -
12:
るみ
「るみ今日も頼むぞ!!」
店長はアタシの頭を撫でる。
殴りたくなったが、そこは我慢我慢。
「はぁい☆」
上手くしとかないと。2006-08-29 04:58:00 -
13:
るみ
「るみチャン、アタシドレス買ったんだぁ!!見て見て☆」
新品のドレスを着て嬉しそうに、後輩の桜が話しかけてきた。2006-08-29 05:04:00 -
14:
るみ
アタシは「似合ってんじゃん!!」と褒めた。桜を見ていると、新人の頃の自分と似ていて、とても可愛く思える。
2006-08-29 05:07:00 -
15:
るみ
アタシが褒めると、桜は嬉しそうに、鏡を見ていた。
「るみ今日カラオケいこ!!」
先輩の茜が更衣室に、入ってきた。2006-08-29 05:11:00 -
16:
るみ
「イイですよ☆」
茜には、新人の頃からお世話になっている。付き合いは大事だから、行く事に決めた。2006-08-29 05:14:00 -
17:
るみ
「ずるい!!アタシも行きたい!!茜サンとるみチャンと!!」
桜が、アタシ達に駆け寄ってきた。
これは毎度の事である。2006-08-29 05:18:00 -
18:
るみ
「ヤッパリ言うと思った!!」
アタシと茜サンは笑って言う。桜はとても無邪気な性格でアタシによくなついてくれた。2006-08-29 15:52:00 -
19:
るみ
「時間だょ!!」店の営業時間が始まる。客はさまざまだ。若い子〜おじサンまで…アタシはおやじにつく事が多かった。
2006-08-29 15:56:00 -
20:
るみ
店の中にはポツリポツリと客が入ってきた。アタシの指名客も増えてくる。皆が笑顔で酒を飲む…
2006-08-29 16:09:00 -
21:
るみ
「るみチャン好きだぁ-!!」
「何言ってんのぉ!!るみは伊藤サンに釣り合うような女ぢゃナイですょ!!」
色恋はしなぃ。後々めんどくさいから。2006-08-29 16:35:00 -
22:
るみ
色恋をしてこないアタシに、客は少し物足りないかもしれないが、そこは接客でカバァー。皆も認めてくれてる。
2006-08-29 16:38:00 -
23:
るみ
営業開始から3時間位たった頃…黒いスーツを着た、派手な2人組が入ってきた。
2006-08-29 16:44:00 -
24:
るみ
ホストだ。いかにも…な風貌。チャラチャラしてて好きじゃない。キャッチはひつこいし、女遊び激しそうだし。
2006-08-29 16:56:00 -
25:
るみ
その二人のうち、一人は茜サン指名だった。茜サンはホストに行ってるから営業にきたのだろう。
2006-08-29 17:18:00 -
26:
るみ
「来てくれてぁりがとう☆」
「当たり前ぢゃん来るって言ったぢゃん!!」
茜サンは嬉しそうだ。2006-08-29 17:51:00 -
27:
るみ
茜サンは嬉しそうに、そのホストと喋っている。コールばかりかけて、二人のホストと茜達は飲み対決をしている。
2006-08-29 18:08:00 -
28:
るみ
アタシは心の中で「うるさい」と思った。
トイレに行きたくなったので、客に「待ってて」と言い席を立つ。2006-08-29 18:12:00 -
29:
るみ
ダダダダダ-
桜が走ってくる。
「るみチャン!!」2006-08-29 18:28:00 -
30:
るみ
る「どした?」桜「ホストが来てる!!まじかっこよくない??」る「そうかなぁ…」
桜はホストに興味があるようだ。2006-08-29 19:43:00 -
31:
るみ
確かに…よく見ると男前だ。でもアタシはあんまり興味なぃなぁ。
「るみチャン!桜行ってみたいかも!」2006-08-29 19:53:00 -
32:
るみ
「はぁ?」アタシは耳を疑った。桜は真剣な顔をして言う。まぁまだ18才だからなぁ…
2006-08-29 20:11:00 -
33:
るみ
「ホストなんてやめときなぁ」アタシは桜をよそ目にテーブルに戻った。ホスト二人組を見てみると、みんな笑顔だ。
2006-08-31 19:44:00 -
34:
るみ
茜はもう酔っ払っているのか、抱き着いている。
「優大〜!!」
「茜はかわいいなぁ!!」2006-08-31 19:50:00 -
35:
るみ
ホストが茜サンの頭をなでている。一方、もう一人のホストは、ケラケラと笑い女の子と喋っているようだ。
2006-08-31 19:54:00 -
36:
るみ
一時間位いただろうか。ホスト達は帰っていった。何やら、茜サンと桜が話している…嫌な予感はしたが、アタシはそのまま接客を続けた。
2006-08-31 20:02:00 -
37:
るみ
そんなこんなで、店は大いに賑わい、営業時間も終わった。
2006-08-31 20:05:00 -
38:
名無しさん
面白そうやカ`ら
あげっ?2006-08-31 22:44:00 -
39:
るみ
38サン ぁりがとぅございます☆今からまた更新しまぁす☆
2006-08-31 22:54:00 -
40:
るみ
茜「今日カラオケやめよっ!!RUSHいこっ!!」桜「さっきのホスクラですよね?いきたぁい!!!」
る「はぁ??」2006-08-31 22:59:00 -
41:
るみ
いやいや意味がわからないんですケド…
る「アタシはいかないよ!!」
冗談じゃなぃし…2006-08-31 23:02:00 -
42:
るみ
ホストなんて嫌だった。しかし、茜サンと桜は行く気まんまんだし、さっき話してたのはこぉゆぅ事か…
2006-08-31 23:06:00 -
43:
るみ
茜「何言ってんの!!もう言ったから!!今日だけ付き合ってよ!!」桜「そうだよ桜も初めてだし行ってみたい!!」
2006-08-31 23:09:00 -
44:
るみ
ため息がでた。何言ってもこの二人は聞かない事を知っているから、諦める事にした。
「わかりましたよ↓」2006-08-31 23:12:00 -
45:
るみ
茜、桜「やったぁ!!」
三人でRUSHに行く事になった。アタシは無理矢理だケド…2006-09-01 08:27:00 -
46:
るみ
茜サンと桜は念入りに気合いを入れて用意している。アタシはホストなんか興味ないから、てきと-に化粧直しした。
2006-09-01 08:30:00 -
47:
るみ
桜「まぢで緊張してきた!!ホストてどぉゆぅ所なんですか?」
茜「楽しいよ!はまるよ!」2006-09-01 08:33:00 -
48:
るみ
茜サンと桜は楽しそうに話している。ルンルン気分が伝わってきた。ご飯を食べて行く事にした。
2006-09-01 08:37:00 -
49:
るみ
食べてる間もホストの話しでもちきりだ。茜サンはどうやら惚れているみたい…
そんな事もあるんだな…2006-09-01 08:40:00 -
50:
るみ
ご飯も食べ終わり、初めてのホストクラブへと向かった。
何か変に緊張してきたし…どうしよ…2006-09-01 08:43:00 -
51:
るみ
茜「もっしも-し!優大?ついたよん♪」
茜サンがホストに電話した。どうやら、電話をするとホストが迎えにくると言うシステムらしい。2006-09-01 08:46:00 -
52:
るみ
少しして、店から出てきた。
優「待ってたょ☆あっはじめまして!!優大です!!いこっ!!」
茜サンを指名してきた方は、「優大」と言う名前らしい。2006-09-01 08:50:00 -
53:
るみ
不安感を抱きながらも、優大についていき中へ入ると…
「いらっしゃいませ!!」2006-09-01 08:53:00 -
54:
るみ
優大が店中に響き渡るような声で叫んだ。
そんなにでかい声出さなくても…2006-09-01 08:56:00 -
55:
るみ
RUSHはあまり広いとは言えないが、そこそこの箱だ。
中には優大と同じような髪型をした男達がいる。2006-09-01 08:59:00 -
56:
るみ
アタシ達は1番奥の席に座った。
優「なに飲む?!」
る「焼酎でいいや!!」
桜「ぢゃぁアタシはカクテルにしよっ!!」2006-09-01 09:02:00 -
57:
るみ
優「茜はキープでいいよね?!」
茜「うん☆」
そう言い、優大は茜サンの頭をなでて席をたった。2006-09-01 09:05:00 -
58:
るみ
桜「きゃぁ!!緊張する!!」
桜は興奮ぎみだし…茜サンはホの字だし、アタシは帰りたくなった…2006-09-01 09:08:00 -
59:
るみ
周りを見渡すと、いかにも…なお水の子や、昼職らしき子様々だ。
茜サンは以外と安いと言うけど、ど-なのかな…2006-09-01 09:15:00 -
60:
るみ
数分して、優大が飲み物を持ってきた。優大は男らしい顔立ちで、とてもしっかり者らしい。
2006-09-01 09:18:00 -
61:
るみ
優「おまたせッ!!ジャンジャン飲んじゃってね♪あっどんな子がィィ?」
そう言い、男メニューと言う、パネル写真がのってあるものを見せてきた。2006-09-01 09:22:00 -
62:
るみ
桜「誰にしよっかなぁ↓迷うな↓…あっこの人がィィ」
桜が選んだのは、秀人と言う、桜より一つ上の19才のイケメンだ。2006-09-01 09:36:00 -
63:
るみ
茜「るみは誰にすんの??」る「アタシは誰でもイイや…」
茜「もぅッるみは冷めてるなあ!!」
無理矢理ぢゃん…と言う気持ちは隠し、写真を見ていると…2006-09-01 09:39:00 -
64:
るみ
優「ぢゃぁ今日LIPに来た奴連れてくるね」
と言って、秀人とその人を連れてきた。2006-09-01 09:42:00 -
65:
るみ
「はじめまして!!空です!!」そう言い、名刺を渡してきた。
空は、笑うととても可愛い印象がある。2006-09-01 09:45:00 -
66:
るみ
空「何歳なの??LIPのNo.1でしょ??俺見た事あるよ」る「アタシは19だょ!どこで見たの?」
空「タメぢゃん。てか、今日見たょ!!」2006-09-01 09:48:00 -
67:
るみ
空はケラケラと笑っている。桜と秀人も楽しそうにしているし、茜サンと優大はイチャイチャしてるし…どうしてィィかわからなかった。
2006-09-01 09:51:00 -
68:
るみ
空「ホストよく行ってんの?」る「初めてだよぉ…茜サンがよく行ってるみたいで連れてこられたの。」
アタシは正直に話した。2006-09-01 09:54:00 -
69:
るみ
空「そうなんだ?あんま行っちゃダメだょ?」
ハィハィ営業トークですかッと思いながらわかった振りをしてみた。2006-09-01 09:57:00 -
70:
るみ
しかし、空が気さくに話しかけてくれるからだんだん緊張がとけてきた。
アタシは元々酒好きだから、飲む事にした。2006-09-01 10:01:00 -
71:
るみ
3杯位一気した。そのたびにホスト三人がコールをかけてきたので、調子乗って飲んでしまった…
2006-09-01 10:04:00 -
72:
るみ
案の定酔ってしまい、みんなに絡んだ。
る「桜!!飲みなよ!!茜サンも飲みがたりないっすよ!!」
皆アタシを見て笑ってた…2006-09-01 10:07:00 -
73:
るみ
茜「ぢゃぁアタシも飲むかぁ!!今日は飲もう!!」
茜サンも桜も、アタシにつられて飲み出した。ホスト三人も飲んでくれた。2006-09-01 10:10:00 -
74:
るみ
アタシはど-でもいいや、と思い、楽しむ事にした。空と会話が弾む。三人はさすがホスト。かなり盛り上げてくれた。
2006-09-01 10:33:00 -
75:
るみ
トイレに行きたくなったので、席をたつと空がトイレまで送ってくれた。
2006-09-01 10:38:00 -
76:
名無しさん
トイレを済ませて外に出ると、空がおしぼりを持ち待っている。
空「お前ぁんま飲み過ぎんなよ!!」
アタシの頭をポンポンッとたたいた。2006-09-01 11:07:00 -
77:
るみ
こいつィィ奴ぢゃんッとか思いながら、席に戻った。そして、空と番号を交換…相変わらず茜サンと優大はイチャイチャしている。
2006-09-01 11:11:00 -
78:
るみ
空「るみコンビニいかなぃ??てか着いて来て!!」
アタシと空はコンビニに行く事に…行く途中アタシ達は笑いころげた。酒のせいかもしれないが、空が笑わせてくるからだ。2006-09-01 11:15:00 -
79:
るみ
コンビニで煙草などを買い、また歩き出す。
空「るみって最初と全然違うね!!最初はなんなんだって思ったケド!!笑」
る「緊張してたんだよ!!」2006-09-01 11:19:00 -
80:
るみ
空「アハハッそうなんだ!!手つなごっか♪」
アタシ達は手をつないだ。でも、その時はこいつ色恋か??しか思わなかった。2006-09-01 11:23:00 -
81:
るみ
空「彼氏…いんの?」
る「いないよ!!」
空「そっか!!ぢゃぁメールするから!!」
こんな事を話しながらアタシ達はRUSHに戻った。2006-09-01 17:27:00 -
82:
るみ
席に戻ると、四人はまだ盛り上がっている。アタシもまた飲む事にした。すると、店内が暗くなり店中のホスト達が集まってきた。
2006-09-01 17:45:00 -
83:
るみ
ホ「5番テーブルにドンペリいただいます!!」
はぁ??ドンペリ…??ちょっ誰がいれんの??2006-09-01 17:48:00 -
84:
るみ
大きな音楽がかかり、シャンパンコールが始まった。カンパイをして、飲み終わると茜サンが「もう一本!!」と叫び、新たにお酒が出てきた。
2006-09-01 18:04:00 -
85:
るみ
なにっっこの空間…なかなか楽しいかも…
いけないいけない!!ハマったりなんかしちゃ…!!2006-09-01 18:14:00 -
86:
るみ
アタシは必死に気持ちを隠した。しかし、正直なところ楽しくてたまらない。空が楽しいのか、店が楽しいのか、この時はまだわからなかった…。
2006-09-01 18:45:00 -
87:
るみ
その後も、飲んで騒いで…チェックの時間になった。アタシと桜は初回なので、5000円しかかからなかったけど…茜サンは10万以上払ってたかな…
2006-09-01 22:46:00 -
88:
るみ
茜サンと桜達を先に行かせて、アタシと空は皆にバレないように手をつなぎ、後ろを歩いた。
2006-09-01 22:49:00 -
89:
るみ
空「帰ったら連絡して!!心配だから…」
空は少しシュンとしている。
る「わかった!!」
そして、手を離した。2006-09-01 22:53:00 -
90:
るみ
優「また来てね!!」
茜「ぁぁぃ☆」
秀「メールするなっ!!」
桜「待ってるから!!」
それぞれに、皆話している。2006-09-01 22:59:00 -
91:
るみ
アタシ達は手をふり、別れた。ホストなんて嫌いだったケド…空は何か違う気がするんだ。何でかはわからないケド…直感で。普通にイイ奴だと思う。
2006-09-01 23:07:00 -
92:
るみ
桜「ぁぁ〜楽しかった!!秀人クンカッコィィし…また連れて行ってください☆」
茜「でっしょ-!?るみもそう思うよね?!」
る「楽しかった…かも…」2006-09-01 23:11:00 -
93:
るみ
茜「アンタが1番はしゃいでたじゃん!!笑」
そう言い、茜サンと桜はアタシを見て笑った。図星だから何も言い返せなかった…2006-09-01 23:14:00 -
94:
名無しさん
読んでるよ!
がんばってね!2006-09-01 23:58:00 -
96:
るみ
家に帰りつくと、空にメールしようかすまいか迷ったケド、する事にした。
「今帰ってきたょ。」
たった一言…2006-09-03 21:38:00 -
97:
るみ
返事はすぐにきた。
「おかえり?また来てね」やっぱり営業か…。
って!!アタシ何考えてんの!!営業に決まってんじゃん!!2006-09-03 21:41:00 -
98:
るみ
その日は、当たり障りのないメールをして眠りについた。ホストへの見方が変わった一日だった…
2006-09-03 21:46:00 -
99:
るみ
次の日になり、携帯を開くと空からメールが。
「なにしてんの?」
アタシはすぐに返事を送る。2006-09-03 21:52:00 -
100:
名無しさん
?
2006-09-06 05:46:00 -
102:
るみ
「今起きたぁ…今から用意しなきゃ↓」
だるい体を起こし、洗面所をむかう。
今日も期待されてんだろな…2006-09-08 15:13:00 -
103:
るみ
あぁ…今日も同伴か…またボーイはチヤホヤしてくるんだろな…
チャラララ〜2006-09-08 15:18:00 -
104:
るみ
る「もしもし…」
空「るみ?暗いってー!今日何時から仕事?」
る「同伴だから9時までには店入るょ。」2006-09-08 15:22:00 -
105:
るみ
空「そうなんだ…少しだけ会おうょ?」
る「えっ…なんで?」
空「会いたいから!なんつって!とりあえず早く用意して!終わったら教えて!」2006-09-08 15:25:00 -
106:
るみ
んな強引な…とは思ったケド、「わかった」と答えていた。
それから、風呂に入り、化粧をする。髪は美容室でセットしてもらう。2006-09-08 15:28:00 -
107:
るみ
アタシは何故だか急いでた。よくわかんない。でもウキウキしてたんだ。
今日はブラウンのシャドーでキメた。2006-09-08 15:31:00 -
108:
るみ
服に着替え、家をでる。髪はてきと-にとかした。
家をでるとまだ明るい。あたりには仕事帰りのサラリーマンが足速に家路へむかっている。2006-09-08 15:36:00 -
109:
るみ
タクシーを拾い、行きつけの美容室に向かう。
「ここでいいです」
アタシは美容室の前でおりた。2006-09-08 15:39:00 -
110:
るみ
「いらっしゃ-い!!今日は早いねぇ!」
「ちょっと寄る所ぁるんで…今日はカッコヨクしてください☆」
「まかしてッ☆」2006-09-08 15:43:00 -
111:
るみ
ここの美容室は何だって思い通りにしてくれる。夜の仕事について、初めからずっと通っている。
みんなィィ人だし…!2006-09-08 15:46:00 -
112:
るみ
いつも出されるコーヒーを飲んで、携帯を開く。
ここでも客への営業電話はかかさない。
「もしも-し!!伊藤サン今日同伴覚えてる-?うん…うん…御飯食べていこ!!じゃあ7時にセブンの前ね!!」2006-09-08 15:50:00 -
113:
るみ
何件か電話していくうち、来店予定も決まってくる。
「るみチャンは営業熱心だね!今日も頑張ってね!」
「ありがと!!」2006-09-08 16:01:00 -
114:
るみ
「今日も頑張ってるからサービスね!」
と言い、店長サンは髪飾りをつけてくれた。ちっちゃい花のワンポイント。2006-09-08 16:06:00 -
115:
るみ
「かわいいッ!!ありがとう!!」
店長はニコニコ笑ってくれた。
「よしっ完成!!」2006-09-08 16:09:00 -
116:
るみ
綺麗にセットもしてくれた。時計を見ると6時30分…
やっばいもうこんな時間!!空に電話しなきゃ。2006-09-08 16:12:00 -
117:
るみ
スッと立ち上がり、みんなに挨拶をして美容室をでる。
そして、携帯を開き、空に電話をかける…。2006-09-08 16:15:00 -
118:
るみ
プルルルル…
空「はい」
る「ごめん遅くなっちゃった!!」
アタシなんでこんな焦ってんの…2006-09-08 16:19:00 -
119:
るみ
空「今から〇〇の駐車場にきてよ!」
る「わかった今から行くね!!」
アタシは足速に待ち合わせの場所へと向かった。2006-09-08 16:23:00 -
120:
るみ
その駐車場はビルが立ち並ぶ路地の裏にあり、LIPから近い場所だ。なんで空はあんなとこいるんだろ…
2006-09-08 16:28:00 -
121:
るみ
LIPを抜け、駐車場につくと…一人でポツンと座っているスーツ姿の男がいた。
「空!!」2006-09-08 16:31:00 -
122:
るみ
「おぅっ」と手を上げている空に駆け寄り、隣に座った。
空「来てくれたんだ」2006-09-08 16:40:00 -
123:
るみ
る「自分が呼んだんじゃん!!」
空「だよね。昨日ちゃんと寝た?俺あんま寝てないんだよね…」
る「なんで?」
空「わかんない…」2006-09-08 16:43:00 -
124:
るみ
そう言い、空は下を向く。
る「元気ないじゃん?!どうした?」
空「なんでもないって☆お前仕事は?」2006-09-08 20:39:00 -
125:
るみ
時計を見ると、もう55分を回っていた。
る「やばいっもういかなきゃ!!」
アタシは空と別れ、客との待ち合わせ場所に向かった…2006-09-08 20:45:00 -
126:
るみ
空なんだったのかな?急に呼び出したりして…用事なんてなさそうだったし…
元気なかったし…
どうしたのかな…?2006-09-08 20:49:00 -
127:
るみ
まいっか…
アタシは今から同伴と言う事で気持ちを入れかえた。
客と御飯を食べ、店に行く。2006-09-10 16:43:00 -
128:
るみ
今日も嫌な一日の始まりだ。店のボーイからの猫なで声や、期待に耐える毎日…。ストレスがたまる…どこにぶつけて良いのか、わからなかった。
2006-09-10 16:48:00 -
129:
るみ
それでもアタシは仕事をこなした。意地で…
営業時間も終わり、また茜サンと桜と御飯に行く事に…2006-09-10 16:52:00 -
130:
るみ
桜「昨日のRUSH楽しかったなぁ…」
茜「また行こうね☆」
桜「今日いきたい!!」
る「ばっか昨日行ったばっかじゃん!!」2006-09-10 16:55:00 -
131:
るみ
茜「いいじゃん行こうよ!!」
る「アタシはやめときます…」
桜「えー!!」
茜「桜しょうがないよ!!昨日も無理に誘ったし、桜二人でいこ!!るみはまた今度いこうね!!」2006-09-10 16:58:00 -
132:
るみ
る「また今度誘ってくださ-い!!」
茜サンと桜は御飯を食べると、RUSHにむかう。アタシは真っ直ぐに家に帰る事にした。2006-09-10 17:01:00 -
133:
るみ
行きたくないわけじゃないケド、なんか気が向かない。今日断ったのは、自分の気持ちをこれ以上大きくしたくなかったんだ…
2006-09-10 17:04:00 -
134:
るみ
帰り途中コンビニに寄り、家での暇つぶしの為に雑誌を買う事に…
チャラララ〜
携帯が勢いよく鳴る。2006-09-10 17:08:00 -
135:
るみ
━━━━着信.空━━━━2006-09-10 17:13:00 -
136:
るみ
る「はい」
空「何してんの?今からRUSH集合-!」
る「今日はやめとくわ…」空「なんでだよっ!茜チャンも桜チャンも来てんのに!」2006-09-10 17:19:00 -
137:
るみ
その時、コンビニに三人の男達が入ってきた。
「ギャハハハ-!お前まじおもしれぇ!」
その声が受話器から空に聞こえたらしく、一瞬沈黙になった。2006-09-10 17:22:00 -
138:
るみ
空「お前男といんだろ!!」る「違うし!セブンだし。」
空「そこで待ってろ!!!」
プープー…2006-09-10 17:25:00 -
139:
るみ
なんなのコイツ…意味わかんない。待ってろとか言ってたケド、もしかしてくるわけじゃないよね…
アタシは雑誌買い、レジを離れようとした…
バンッ!!!2006-09-10 17:28:00 -
140:
るみ
店のドアが開き、そこには空が…
る「何してんの!?」
空「ハァハァ…あんま心配かけんな…」
息を切らし、走って来たのであろう。2006-09-10 17:31:00 -
141:
る
る「ちょッ外でょ!!」
アタシは空の手を引き、店の外に連れ出す。赤くなった顔を見られたくなかったから…2006-09-10 17:34:00 -
142:
名無しさん
おもろいな?
2006-09-10 17:34:00 -
143:
るみ
る「空…心配してくれたの??」
空「あたりめぇじゃん!!急に男の声がすんだもん。」
る「アハハッ!!あんた実は可愛いとこあんじゃん!!」
空「うっせ…」2006-09-10 17:37:00 -
144:
るみ
空は、赤い顔を隠す為に下をむいてた。アタシはそれを見て、とても嬉しかった。
る「空ありがとね。」
空「照れ臭い事言うなって!!」2006-09-10 17:40:00 -
145:
るみ
空「今日は俺のおごりな!!飲むぞ!!てか、今日は強制〜!!」
る「もうっわかったよ!!」嬉しくて、今日はこのまま離れたくない。2006-09-10 17:43:00 -
147:
るみ
空のおごりと言う事もあり、RUSHに行く事にした。
アタシは今気付いたんだ。もう止められない… 自分でも不思議くらい、空を愛おしく思う…2006-09-10 17:50:00 -
148:
るみ
る「茜サン達ビックリするかな!?今日断ったのに…」
空「かもなぁ〜アハハッ」
る「ビックリさせてやろッ!!」
手をしっかりと握り、ゆっくりと歩く。2006-09-10 17:56:00 -
149:
るみ
ほんの数分でRUSHについた。静かに、ゆっくりと茜サンと桜の元へ向かう…
る「わぁっっ!!」2006-09-10 18:00:00 -
150:
るみ
茜桜「キャアッ!!」
茜サンと桜は目を真ん丸にして、ビックリしている様子だ。
る「来ちゃった☆」2006-09-10 18:03:00 -
151:
るみ
桜「るみチャン!どうしたの!?」
る「ちょっとねッ!!アタシも座ってィィ?」
茜「座りな☆飲むぜ-!!」
アタシは、二人の席に座る。2006-09-10 18:10:00 -
152:
るみ
それからは昨日のようにドンチャン騒ぎ!飲みまくった。
アタシの隣には空がいる。
ホストだけどホストっぽくない。会って2回目なのに…昔からいたような空気が…2006-09-11 22:47:00 -
153:
るみ
さっきの空とは違い、男友達のように話すアタシ達。それが何故だか、秘密を隠しているようで恥ずかしかった。
2006-09-11 22:51:00 -
154:
るみ
ある程度楽しんだ後、お客が増えてきたので帰る事にした。空はアタシを優しく送ってくれ、満面の笑みで手を振る。
2006-09-11 22:55:00 -
155:
るみ
空…アタシ空が好きかも。ハッキリとはわかんない。ホストだから信じられない…
2006-09-16 19:00:00 -
156:
るみ
それからのアタシ達は急激に仲良くなった。
2006-09-16 19:16:00 -
157:
るみ
アタシと空は「店」以外で遊ぶよぅになった。
ある晴れた日の事…アタシ達はドライブにでかけた。2006-09-16 22:59:00 -
158:
るみ
空「俺、こんな風に女の子と会うなんて久しぶりだな!!」
る「まったぁ!!いつも遊んでるくせにっ!!」
空「イヤイヤ…んなわけないし…」2006-09-16 23:02:00 -
159:
るみ
そう言い、うつむいた空に問い掛ける勇気がなく、アタシはただただ、車の走る先を見ていた。
どんどんとスピードをあげて進んで行く…2006-09-16 23:05:00 -
160:
るみ
山の奥へ奥へと入って行くと、小さな原っぱについた。
る「…なにここ??」
空「俺の特別な場所〜☆」2006-09-16 23:09:00 -
161:
るみ
空はアタシの手を引き、原っぱから先に繋がる細い道へと連れて行く…
1〜2分位歩くと、そこには青い空を写し出す湖が広がっていた。2006-09-16 23:12:00 -
162:
るみ
る「わぁっ!!すごい!!」
空「でしょ?ここ、俺と、俺の家族しかたぶん知らないと思う。」
る「なんでこんな所知ってるの??」2006-09-16 23:15:00 -
163:
るみ
空「小さい頃…連れてきてもらったんだ。びっくりだろ??こんなとこ誰もこねぇよ。」
る「だねぇ…」2006-09-16 23:18:00 -
164:
るみ
そこは、田舎のはずれの森の中にあり、透き通る空気…湖の一面には青い空が映し出され、とても心地がよかった。
2006-09-16 23:21:00 -
165:
るみ
空「ここね、いつも家族三人できてたんだ…父親と母親と。いつも弁当持って食ってた。」
空は遠くを見つめ、語り出す。2006-09-16 23:27:00 -
166:
るみ
空「座るとこが決まってんの!!俺が真ん中に絶対いてね…アハハッ…俺の目の前に弁当広げてさ。
いつも頭なでてくれた。」2006-09-16 23:30:00 -
167:
るみ
少し悲しげな空の目を見て…アタシは頷き、だまって聞くのが精一杯だった。
2006-09-16 23:33:00 -
168:
るみ
空「毎週来てたんだ。母親が街のゴチャゴチャしたのが嫌いでさッ…どこいく-?とか言って、結局はここ!気付いたら絶対。釣りも教えてもらったな-…俺ちっこくて、さお持てなかったけどね!!」
2006-09-16 23:36:00 -
169:
るみ
空「手繋いで、散歩もした。色んな事教えてもらったな-…どんな魚がいるとか…虫にさされたらコレぬったら大丈夫とか…まぢ笑っちゃうし…」
2006-09-16 23:42:00 -
170:
るみ
る「…ねぇ空…なんで泣いてるの??」2006-09-16 23:46:00 -
171:
るみ
アタシは気付いてた。空は隠そうとしてるケド、目には涙がたまってる。アタシには…話していいんだよ??
2006-09-16 23:51:00 -
172:
るみ
空「あらら…バレちゃったか…。」
る「何があったの??話して…」2006-09-16 23:54:00 -
173:
るみ
空「毎日が楽しかった。親がいるのって当たり前じゃん?俺を大切に大切にしてくれて、わがままもそれなりに聞いてくれて…めっちゃ大好きだった。でもね…」
2006-09-16 23:57:00 -
174:
るみ
空「15才の時…俺を残してしんじゃったんだ。いつも側にいるよって言ってたのにね…全然わかんなかった。急にだもん…俺だけ残して自殺したんだ。」
2006-09-17 00:01:00 -
175:
るみ
空の目からは、涙の雫がポタポタと落ち、ズボンが濡れていた。
空は話しを続ける。2006-09-17 00:08:00 -
176:
るみ
空「今日みたいに晴れた日だった。家に帰ったら、真っ暗なんだよね。あれ?おかしいなッとか思って、電気つけたら…変わり果てた二人が手繋いで寝てたんだよね」
2006-09-17 00:11:00 -
177:
るみ
空「睡眠薬大量にのんでてさ…それから俺意識失って、気付いたら病院のベット。夢かな??とか思ったケド、現実だった。夢だったらいいな-ッて思ったケドね…」
2006-09-17 00:15:00 -
178:
るみ
アタシは空の手を握り、震える肩を抱いた。湖は静まり返り、空の声だけが響いた。
2006-09-17 00:18:00 -
179:
るみ
空「でさ…何か遺書らしきもん渡されて…白い紙にただ一言、「ごめんね」だけ。はぁ?て感じでしょ?俺もっ…わっけわかんなくてさぁ…理由なんて何も書いてないし、ただ信じられなかった。今でもあんま信じられないもん。」
2006-09-17 00:23:00 -
180:
るみ
空「俺からみんな離れていっちゃう…」
2006-09-17 00:29:00 -
181:
るみ
る「辛かったね…怖かったね…空。話してくれて本当ありがとう。嬉しかったよ。」
2006-09-17 00:32:00 -
182:
るみ
アタシの目からも、気付いたら涙が流れていた。アタシは空の支えになりたい。側にいたい。そう思った。
2006-09-17 00:35:00 -
183:
るみ
る「空…アタシは側にいるよ??」
空「えっ…?!」
空は驚くような表情を見える。2006-09-17 15:44:00 -
184:
るみ
る「アタシ…空の事が好き。付き合ってください。」
アタシがそう言うと、空は子供のように泣きじゃくり出し…
「お願いします」とだけ言った。2006-09-17 15:47:00 -
185:
るみ
それから何も言わず抱きあい、何時間いただろう…
アタシと空はこの日から
「恋人」になった。2006-09-17 16:28:00 -
186:
るみ
空「湖見て!!俺達がうつってるよ。」
急に空が湖を指差した。2006-09-17 16:33:00 -
187:
るみ
る「ほんとだぁ!!」
湖には、アタシと空、二人が映っている。幸せそうに抱きあいながら…2006-09-17 16:37:00 -
188:
るみ
空「ずっとこのままいれたらいいね…」
る「そうだね」
アタシ達はキスをした。幸せだった。ホストなんて関係ない。好きになった人がホストだっただけ。2006-09-17 16:40:00 -
189:
るみ
空「俺ホストだけど…信じてくれる??」
る「当たり前じゃん☆」
アタシは何の迷いもなく答えた。2006-09-17 16:43:00 -
190:
るみ
空…信じてもいいよね??アタシは絶対側にいるよ。いつも隣で笑っとくよ。誰のためでもない…アタシがただ一緒にいたいだけだから…
2006-09-17 16:46:00 -
191:
るみ
綺麗なオレンジの夕焼けを見て、アタシ達は「思い出の場所」を後にした。
またこれたらいいね!!2006-09-17 17:08:00 -
192:
るみ
アタシ達が住む都会に近付くたびに、あの透き通る空気がどれほど綺麗だったかがわかる。あらためて、実感できる。
2006-09-17 17:11:00 -
193:
るみ
車で家に送ってもらい、降りる時またキスをした…
空「浮気すんなよ!!」
る「ばぁ〜か☆」2006-09-17 17:36:00 -
194:
るみ
カップルらしい会話をして、アタシは何だか不思議な気持ちになった。ホストクラブの従業員の空が…今では彼氏…。
変な感情から笑いがでる。2006-09-17 17:40:00 -
195:
るみ
布団に入ると、今日の事を思い出す。
空の両親が亡くなっていた事、どんなに淋しかったか…どんなに辛かったか…
いつもはオチャラケているケド言葉では言い表せない位だと思う。2006-09-17 17:44:00 -
196:
るみ
「空がんばったね」アタシは心の中でつぶやき続け…
眠りについた。2006-09-17 17:47:00 -
197:
るみ
━━PM9:00━━
今日もアタシはLIPへ出勤する。夜の鮮やかで、闇につつまれている繁華街へ…。2006-09-18 18:06:00 -
198:
名無しさん
アゲ???
2006-09-26 11:45:00 -
199:
名無しさん
2008-07-17 18:38:00