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1:
◆JnfMMe0Bsg
『志乃チアァァ〜ン!』
『おう。』
『おあよッ♪好きッ♪そろそろ付き合え♪』
『おう。また今度な。』
お決まリのご挨拶で今日もまた1日が始まる。2006-09-07 00:52:00 -
200:
◆JnfMMe0Bsg
『てゆうか、結局ショットバーに決定なんですね?』と、お茶をすする周助。
『ウン。食い物に力入れたら厨房デカくしなアカンし、中の人数増やさなアカンやろ。箱も思ったより小さかったし。』淡々と話しながらもまだ鼻をすするリョウマ。
"信頼関係のある2人。"を見てるがアタシは結構好きだ。2006-09-18 02:39:00 -
201:
◆JnfMMe0Bsg
『ですね。メイドは?笑』と少し笑う周助。
『俺の趣味じゃないから却下。笑 女集めんの面倒臭いしな。』と、リョウマ。〈ふ〜ん…。〉どちらかと言えばポリスヘルスッてトコやろな、コイツは。笑 そんなアタシの思考を読み取ってか周助が悪戯に言う。
『志乃サンやってみたらどうです?意外にウケるかも。笑』
『黙れ死ねお前がやれ!』2006-09-18 02:46:00 -
202:
◆JnfMMe0Bsg
言い返すアタシの肩に手を置きながらリョウマが笑う。『無理やって!笑 こんな生意気なメイド。笑 クレーム殺到やろ。笑』
周助『ですね。笑』
『なぁ志乃?笑』
『ですね。』とそんな話で笑ってた時、一人の女がヒールを脱いで座敷に上がってきた――。2006-09-18 02:51:00 -
203:
◆JnfMMe0Bsg
『ごめんね、遅くなっちゃって!待ったぁ〜??』
いきなりのその声の、語尾の上がった関東人独特の話し方。それだけでアタシの生理的なモノがうずいた。
〈――何コイツ。〉と。2006-09-18 02:57:00 -
204:
名無しさん
たまに誰がしゃべてるかぁわからへん???だからわかりわすく書いて???
2006-09-18 03:16:00 -
205:
◆JnfMMe0Bsg
『お前うるさい。笑 チョットは落ち着けや。』と、笑うリョウマ。
『え〜だって20歳だよぉ?若くない?ヤバィよぉ〜笑!お肌もピチピチだし〜ッッ。』……。助けて、周助。
と周助の顔を見ると、アタシを見て苦笑い。わかってくれるよな、アンタなら。アタシほんま苦手やねん。こ-ゆうタイプ。ただでさえ女の子苦手やのに――。2006-09-18 03:27:00 -
206:
◆JnfMMe0Bsg
その女はそんなアタシに構わず話しかけてくる。
『名前なんてゆうの?』
『志乃。』と、アタシの変わりにリョウマが答えた。次にアタシに、『コイツ、可奈子。新しい店コイツに任せるから。』と――。。
『仲良くしてね、志乃チャン♪』と、彼女。
―――マヂ?2006-09-18 03:32:00 -
207:
◆JnfMMe0Bsg
――無理無理、仲良くトカ。
可奈子『で、いつからなの?お店は。』
周助『11月10日です。』
リョウマ『てか、何か飲めや、お前。志乃、頼んだって。』
―――…。2006-09-18 03:39:00 -
208:
◆JnfMMe0Bsg
〔略部〕
―――…
2006-09-18 03:40:00 -
209:
◆JnfMMe0Bsg
211サン、すいません。
気をつけますね。2006-09-18 03:41:00 -
210:
◆JnfMMe0Bsg
『…〜やから、よろしく頼むわ。』
鍋が冷めるまで続いた打ち合わせが終わった後、気付く。アタシおる意味あんの?『それにしても、リョウマ凄いよね。どれ位稼いでんの?笑』『内緒。』
『教えろ〜!笑』
その後も仲良さげに喋り続ける自分の男と、知らない女。
――気分が悪くならない訳がない。2006-09-18 03:49:00 -
211:
◆JnfMMe0Bsg
――プルルルッッ――その時、運良くケータイが鳴った。
アタシ『チョット失礼します。』一人靴を履き廊下へ――。
《着信:麗》『はいよ?』人気嬢、麗から、最近よく電話がかかってきて相談を聞いていた。成績の話。この時ばかりはグットタイミング。いつも通り少し話して電話を切った。2006-09-18 03:57:00 -
212:
◆JnfMMe0Bsg
戻ると、いない2人――。『お帰りなさい。笑』と苦笑いの周助。
『…ハァ。あの2人は??』『可奈子サンが帰るからってリョウマ君が送って行きました。』―――案の定。。『あ…そ。』アタシは座り壁にもたれて周助を睨んだ。『…アタシ最近なんか素行悪かった?』周助は笑いながら手を振る。
『いや…特には。笑』2006-09-18 04:08:00 -
213:
◆JnfMMe0Bsg
――なるほど。じゃぁコレはリョウマのいつもの"仕掛け"か――。
アタシ『…ダルィ。』
周助『飲みましょか。笑』
――飲もう。飲んで忘れてしまえ。吹き飛んでしまえ。今日のこのイライラ――。。2006-09-18 04:12:00 -
214:
◆JnfMMe0Bsg
――――次の日、R'S―――――――『…はよぉ。』『おはよございます。二日酔い満開ですよ、顔。笑』、周助の言葉に、鏡を見る。―――アカン…。
忘れてしまえんかった。。吹き飛ばへんかった。。。やっぱり、イライラして、モヤモヤして―――。2006-09-18 04:19:00 -
215:
◆JnfMMe0Bsg
*PM2:00*――
『周助、いいで。アタシが持って行く。』『えッ。』周助から日報と茶封筒を奪い――…
――やっぱりアタシはリョウマの仕掛けに自らハマりに事務所へ行く――。2006-09-18 04:26:00 -
216:
◆JnfMMe0Bsg
『おぉ、どしたんお前。』『これ。』
パソコンをいじる彼に日報と茶封筒を渡す。すると彼は日報にパラリと目を通してアタシに聞く。
『最近どおなん?』
『見ての通り、暇ですね』―パタン―…彼はそれを置き、笑いながら言う。
『暇なんはお前がちゃんと出来てない証拠。』2006-09-18 04:34:00 -
217:
◆JnfMMe0Bsg
―――コレが罠だと、わかってるのにハマってしまう。
『行こっか?お仕置き。笑』『……。』
―バタンッ―……―――――それは何で―――?2006-09-18 04:41:00 -
218:
◆JnfMMe0Bsg
――周助、わかる?………ハルなら、わかるかな?
『なぁ、今日お前んトコがいい俺。』『いいですよ。』2人並んで歩く。デコボコな背中と、歩幅。
――たまに思う。"このままでいいんかな"――って。2006-09-18 04:48:00 -
219:
◆JnfMMe0Bsg
『たまには歩く?』
『アタシはいつも歩いてますよ。』『そっか。』と、歩く。いつもの道。ホテルの前―――…あ。
『あ。』――ハル…。こっちに気付いた。連れもおる。『――…。』
―無言のまま、すれ違う。振り返らないアタシ。2006-09-18 04:57:00 -
220:
◆JnfMMe0Bsg
――どう思うんよ?こんなアタシ。
―ドンッッ―!部屋に入った瞬間、玄関の壁に押し付けられる。
『いいの?さっきのん。』いいかなんてアタシにもワカラン。アンタの為やろ――?
『…とりあえず、入って』2006-09-18 05:04:00 -
221:
◆JnfMMe0Bsg
リョウマをすり抜け、靴を脱ぎ、部屋に上がる。
さっき一瞬だけ見たハルの姿を思い出す。
"男としてみろ!"―――。"自分だけ平然として"―。
アタシだって、わからんくなる時がある。ムカツク時だってあるし、モヤモヤする時だってヤケ酒する時だってあるケド――。2006-09-18 05:11:00 -
222:
◆JnfMMe0Bsg
『相変わらず綺麗なぁ、ココ。』
リョウマがベットに腰掛け窓を眺める。
アタシは、この人の手の中。 何されたって、どうしたってソレは変わらん事やろ?
『おいで、志乃。』
だってアタシがそれを望んでんのやから――。2006-09-18 05:16:00 -
223:
◆JnfMMe0Bsg
―ギュッ―…彼の匂い。好き。この匂い。あったかい…
『…どしたん?お前。』
抱きついたままのアタシに問いかける彼の声。胸の奥まで届く。このまま流されてしまえたら楽やケド――… ―ドサッッ―…
そのまま彼を押し倒して、上に乗る。『―………。』――そうもいかない、苛立ちや、モヤモヤが、アタシを蝕んでしまってるから。2006-09-18 05:25:00 -
224:
◆JnfMMe0Bsg
『…ンッ―…』
唇が重なる。幸福感。でもそれじゃ満たされない何かがある。忘れたい。イヤな事は全部。気に入らん事は全部。でも忘れたくない。支配したい願望がある。例えどんなやり方でも――。
―チュッ、チュパッ…チュゥッッ…―『…うまなったやん、キス。笑』『……。』
"自分だけ平然として"――…ハル、何となくアンタの気持ちもわかる。2006-09-18 05:37:00 -
225:
◆JnfMMe0Bsg
―チュゥ…ッ、レロ―
もう一度、次は舌をねじ込んで深いキス。"アタシ"を感じてもらえるように。刻み付ける様に。この苛立ちをぶつける様に―――…
『ンッッ…!』―グッ―押し付けてたアタシの唇と舌が、いつの間にか押し付けられている。頭を押さえられがら。『…ッ…ン…ッッ』
――息が苦しい。。でも、離れない。離してくれない。2006-09-18 06:33:00 -
226:
◆JnfMMe0Bsg
…だめ。ココで流されちゃ。アタシの中に隠れてた征服欲が奮い立つ。彼がいつもそうする様に、"アタシも彼を支配してみたい――"。
息苦しさに耐えながら、彼のすでに膨らんだ股間にそっと手を伸ばす。―ピクッとソレが動いた気がした。その瞬間、アタシの奥からゾクッとして更にソレを擦る。イヤラしく、彼をも奮い立たす様に。2006-09-18 06:41:00 -
227:
◆JnfMMe0Bsg
『―…ふッ…!』キスが更に激しくなる。アタシの手もエスカレートして熱を帯びたソレを握り、揉み込んだ。その時、次は彼の唇がピクッと震えたのがわかった。だめ。ゾクゾクする。初めてのその感覚に興奮しながら次はソレの先を少し強めに人差し指でひっ掻く。―ピクッ―…また、動いた。剃り立ったズボンと、ふと漏れる彼の吐息が熱い。たまらない――
―チュゥ、チュッチュパ、レロ―…!『…ハッ…!ンゥッッ…!』2006-09-18 06:54:00 -
228:
名無しさん
しおり?
2006-09-18 10:08:00 -
229:
名無しさん
詩織
2006-09-18 13:16:00 -
230:
名無しさん
これペット書いてる人やんね?
これもおもろいけど
向こうの続きめっちゃ気になるから書いてくれへんかな〜?2006-09-18 16:09:00 -
231:
◆JnfMMe0Bsg
236サン、237サン
しおりありがとうございます。
238サン。ユックリですがまた書き始めたのでまた覗いてやって下さい。読んでくれてありがとう。2006-09-19 02:08:00 -
232:
名無しさん
?しおり?
2006-09-19 02:16:00 -
233:
◆JnfMMe0Bsg
そのままベルトに手を伸ばした――カチャカチャッッ…早く、早く触れたい――…その時、彼の頭を抑える手が離れ、アタシの唇にそっと触れる。『…どしたん?志乃?笑』『別にいいでしょ?』
その手が耳に移動するのも気にせず、アタシの手は再びベルトへ。…外れた。その時。―♪♪♪―テーブルの上の彼のケータイが鳴り、彼の手が止まる。2006-09-19 02:17:00 -
234:
◆JnfMMe0Bsg
『ちょ-ごめん。』
アタシは彼の言葉を無視してズボンに手を伸ばした。トランクスの上カラソレをさする。布越しに伝わる熱。ソレに更にアタシの手を阻止する彼。
『…待てよ。仕事の電話カモしらんやろ。』――嘘。
鳴り響くケータイ。"邪魔しんとって"――。アタシの手は止まらない。『待てって、志乃――ッ…』―チュゥッッ―
その言葉を塞ぐ様にキス。電話なんか、今必要ないやろ?2006-09-19 02:31:00 -
235:
◆JnfMMe0Bsg
彼の両手首を掴む。
――『―……ッ。』何も、考えんでいいやん?今は。アタシだけ、見てればいいやんか――。ケータイが鳴り止んで、唇を重ねたまま、ついに生でソレに触れた。その瞬間唇が離され、彼が口を開いた。『…もしかしてたまってた?笑』『…。』スグ近くにある彼の顔。悪戯がうまく行った子供の様に、楽しそうな―――。2006-09-19 02:42:00 -
236:
◆JnfMMe0Bsg
"ムカツク"――。『別に?』言いながら、彼のモノを握る。強弱をつけながら。
『じゃぁ何?何か嫌な事でもあったん?笑』そんな顔でアタシを見んな――。余計おかしくなる…―ギュッ―…リョウマの言葉を無視して少しずつ大きさを増すソレを更に指でジラす様にいぢくる。時々ピクッと動くのに操られる様に、ズボンとパンツを少し、下ろした。2006-09-19 02:56:00 -
237:
◆JnfMMe0Bsg
―ゾクッ―…何これ。ヤバィ。目の前の剃り立った彼のモノを見てアタシは息を飲んだ。静かに開かれた足の間に座り、その先端に指を滑らせた。―ニュルッとした感触。
――リョウマ、感じてくれてんの?黙ったままアタシを見てる彼の方を見上げ、訪ねた。
『…今家、誰か居てるでしょ?』と。すると待ってましたとばかりに、彼は楽しそうに笑い口を開いた。2006-09-19 03:07:00 -
238:
◆JnfMMe0Bsg
『何で?』『何となく…』『ふぅん…。笑』
"ふぅん"ッて何よ――。バカにした様なその口調がますますアタシの加虐心を煽る。―チュゥッ、チュパッ、レロ― ……彼の股の間に膝まずき、愛撫を始めた。声を漏らさない彼がヤケに憎らしく感じる。――"もっと感じて"――――"アタシを見て"――。。そんな想いがアタシの舌の動きを激しくさせていく。2006-09-19 03:26:00 -
239:
◆JnfMMe0Bsg
と、その時。リョウマが起き上がりケータイに手を伸ばした。―――…ッ!
『――いやッッ!』
アタシは思わずその腕を引っ張った。『…何がやねん。笑』と笑う彼を見て、"しまった"と後悔する。
今日はアタシが彼を支配したいのに。アタシがどうしようもない位気持ち良くさせたかったのに。2006-09-19 03:33:00 -
240:
◆JnfMMe0Bsg
こんなん、まるで逆効果――…。―グィッッ―!
『アッ…!』――ほら、だってこんなにも満足気な彼の顔。『わかったからホラ、続きして?笑』と、近くにあった小さい椅子に座らされ、目の前にその大きくなったモノを差し出される。
『ちょッと、待っ…ンッ!』 半ば強制的に、押し込まれた――。2006-09-19 03:43:00 -
241:
◆JnfMMe0Bsg
―ジュルッ―!『ンッッ…!』
『ホラ、ちゃんとさっきみたいに舐めてみ?』――ミスッた。完璧に攻守交代。こうなってしまったらリョウマはもう止められナィ。
『ンゥッ…ッ』苦しい、悔しい…アタシだって満たされたい―グニュ―!『もっと唾つけて。舌動かせ。』
"平然"としてたい――…。2006-09-19 04:03:00 -
242:
◆JnfMMe0Bsg
静かな明るい部屋で、その行為は長い時間続いた―――。
―ジュポッ、ジュポ!クチュ―!『――ンッッ!ぅッんッッ…!』『…初めの方に比べたら上手なったケド、まだまだやなぁ、お前。笑』
頭を押さえられ苦しくて唸るアタシに容赦ナィ彼の言葉。 痛い。悔しい。恥ずかしい…―ジュポッ…『ハァッッ…』
ソレと引き替えにやっとのコト解放される。2006-09-19 04:15:00 -
243:
◆JnfMMe0Bsg
でもまだまだ終わるハズもなく――『足、広げてみ?』『やッ…!』
『何でこんな濡れてんの?自分から押し倒してきた癖にこんな濡らすんや?笑』『―……ッ…。』
"辱恥"、"屈辱"で胸が掻きむしられる。耳元で囁くリョウマの声、目の前の鏡、後ろから広げさせられた足、大事な所に食い込む下着。
――勘弁して、もう許して――……2006-09-19 04:37:00 -
244:
◆JnfMMe0Bsg
でもソレは言葉にせず、ただ耐え抜く。"負けた"アタシの、最後の"悪あがき"――。
『さっき、電話出られんの嫌やった?』『…ハッン…!』やっぱりそれだけは譲れない――。『…聞いてる?志乃?』紐状になってしまったパンツが後ろからグィグィと引っ張られる。
『―ヒャァ!ァアンッッ…!!』
剥き出しになったクリには強すぎる刺激。声は上がり、体はビクつく。濡れる―… "いつもと同じ"――。2006-09-19 04:48:00 -
245:
◆JnfMMe0Bsg
――コレじゃいつもと同じやんか――
『…家にも、女おると思ったん?』―グチュグチュ!
『ン…ァアアンッッ…!!』―――やめて。言わんとって―。『……確かめにくる?笑』―キュッ『ンやァッッ…ッッ!』
やめてやめてやめて――!言わんとってよ――…2006-09-19 05:00:00 -
246:
◆JnfMMe0Bsg
―ズボッッ―ギシッ!
『――ゥァアンッッ…!!!』ベットが軋む。『声デカィな?今日。聞こえんで?横、営業マン。笑』―グッ―『ン……ッッ!』湿ったパンツがアタシの口に。―ズボッッ、パンッ!パンッ―!『ンぅッッ…!フッ…ンンン〜!!』『…おいしッ?志乃?笑』
そんなアタシを、楽しそうな笑みを浮かべて見下ろす彼の額カラ、汗。その汗と一緒に流れてしまえばイイのに。2006-09-19 05:12:00 -
247:
◆JnfMMe0Bsg
こんなやるせない、もどかしい気持ちも。昨日、飲みすぎたお酒も。悔しさも、恥ずかしさも。
それでも愛しく思ってしまう、こんな気持ちも。何もかも。2006-09-19 05:16:00 -
248:
名無しさん
しおり
2006-09-19 14:39:00 -
249:
Green&Peach
書いて?パィ??
2006-09-21 10:14:00 -
250:
名無しさん
あげ
2006-09-22 03:30:00 -
251:
◆JnfMMe0Bsg
240サン、256サン。
しおりありがとうございます。
Green&Peachサン。遅くなってスイマセン、書きます。
258サン、あげありがとうございます。2006-09-22 18:20:00 -
252:
◆JnfMMe0Bsg
そしてまた、起きたら居ない彼。仕事。繰り返されてく毎日の中、モヤモヤは増える一方。でも未来は何となく見えてる。結局それでもアタシは何もなかった顔して、淡々と仕事をこなしてくんだろう。そう、心のドコかで思ってた――。
2006-09-22 18:26:00 -
253:
◆JnfMMe0Bsg
リョウマ?人は人の力で変わってしまうんやで?
アタシと出会ってからアンタは変わった?アタシは変わった。少しずつ、でも確実に。
心の裏っ側らへん。。
何かウイルスにでも感染した様に、ジワジワと、少しずつ。確実に。2006-09-22 18:30:00 -
254:
◆JnfMMe0Bsg
変わってしまっていた――。
『結局仲直りしたんですか?』『ン。いつも通り。』「仲直り」――…じゃ、ナィよな、だって消えてない。このモヤモヤは。
今日もやっぱり周助と並んで仕事をしてるアタシは、心を蝕む"何か"に気づき始めていた。2006-09-22 18:34:00 -
255:
◆JnfMMe0Bsg
『なら良かった。今日からですね、新店。』『やね』――日が立つのはやたらと早い。最近R'Sの売上もまた伸び初めて平均が上がりつつある。イイ事なのだケド――。
『周助。どう思う?麗。』『何がですか?』
最近良く相談を受けていた、人気嬢"麗"の成績が、他の子とズバ抜けて上がっていた。何かおかし-ぞ?2006-09-22 18:41:00 -
256:
◆JnfMMe0Bsg
『まだアタシんトコに泣きながら電話かけてくんのに、成績は上がりまくりってどうよ?』グラフをガン見。
『う〜ん…聞いてもらえて頑張れる…みたいな?笑』――なんじゃソレは。笑
『アタシは彼氏かいな。笑』『的存在じゃないっすか?笑』周助も一緒になってグラフを覗き込む。
よくワカラン娘やな〜。。2006-09-22 18:46:00 -
257:
◆JnfMMe0Bsg
『彼氏おらんのかな?』
『どうでしょうね。容姿は結構タイプなんですケドね。僕。』と、周助。マヂで?『アンタ面食いっポィもんなぁ。笑』するとグラフを取り、ボードに張り直す周助が、少し苦笑いしたのが気になった。
『…でも僕、ああゆう系はちょっと。笑』と――。
その言葉で麗の席に目をやると、客とキスらしき行為をしてるのが見えた。2006-09-23 00:55:00 -
258:
◆JnfMMe0Bsg
あ-あ〜…。笑 見えてるがな。
『なるほど。笑 でも何ゆうても仕事やし、ね。』
『まぁ、ね。笑 志乃サンはあんなんしてました?笑』――アタシはミテコ時代、1年位やケド、「キャバ嬢」してた時期があった。
『キャラ考えてよ。笑』そう答えると、『ですね。笑』と周助は笑っていた――。2006-09-23 01:01:00 -
259:
◆JnfMMe0Bsg
*PM2:30*――さっさと店を閉めて周助と車を走らせた。『運転させてや。笑』『僕と一緒に死にたいんですか?笑』
ゆうてる間に目的地に到着。そこは例の新店。「お前らも終わったら見に来い」そうリョウマに言われやってきた訳だ。
『別に見たくもナィんやケド。』『こら。笑』2006-09-23 01:08:00 -
260:
◆JnfMMe0Bsg
『お疲れ様です。終わりました。』一言告げると、
『こっち座ってこっち♪』と、アタシらをカウンターの端の席へ誘導した。そこから見えるリョウマの後ろ姿。周りには同業らしき男の人達。話しこんでるみたいだ。
『あ、あの人達リョウマの前の同僚の方、オープン祝いに来てくれたみたい。』
そうニッコリ微笑む加奈子は、今日はスーツ姿で、でもスカートはドラマに出てきそうなミニ。パッカリ空いたシャツから覗かせるネックがやたらと光る。2006-09-23 01:28:00 -
261:
◆JnfMMe0Bsg
『何飲む?』と差し出されたメニューを見る。ふと棚に目をやると、大概は揃っているんだろうスピリッツやリキュールの数。『僕、ジーマ下さい。』と周助が言うと、
『了解。あ、志乃チャンお酒大丈夫?』そうアタシの顔を伺う様に見る加奈子。
『大丈夫です。アタシ、カミカゼ、下さい。』『了解♪』
いちいちいちいち、鼻につく――。2006-09-23 01:38:00 -
262:
◆JnfMMe0Bsg
1日目なのに人入ってますね。』カウンター越しで酒を作る加奈子に周助が話し掛ける。『でしょぉ?笑』と笑う加奈子。大方、この人の知り合いカラ固めてくつもりなんだろう。
「常に周りには男がいる」彼女はいかにもそんな感じな色気のある人。そして、頭の良さそうな人。
――リョウマが好きなタイプやろうな。2006-09-23 01:44:00 -
263:
◆JnfMMe0Bsg
その証拠に、彼女はココを任されてて、"信頼"されてるんだろう。他の席には、金持ちそうなオジ様が数人。 『ちょっとごめんね。』
アタシ達にお酒を出し、BOX席のオジ様のトコへ向かう彼女。アタシはソレを横目で見ながらグラスに口をつけた。
『スゴイな、あの人。』そう言うと、『そうですね。クラブ居てましたからね。結構イイトコの。』と、周助。
―――フーン。2006-09-23 01:51:00 -
264:
◆JnfMMe0Bsg
『周助はいつから知り合いなん?』『ウーンと、僕が初めて会ったんが2年位前ですね。ホラ、ホテヘルの受付やってた時。』――あぁ。
言ってたな。ちょうどリョウマがホストやってた頃。
その時リョウマと周助に出会ったらしい。
『リョウマ君と仲良くなって、連れてってもらった店で会ったんですよね。』
周助は懐かしそうに話す。アタシの知らない"過去"の話を――。2006-09-23 02:01:00 -
265:
◆JnfMMe0Bsg
『当時はスゴイ有名でしたよ。雑誌とかにも出てて。』『そうなんや。』
『でも、どっかの社長と結婚とかなって、ソコから僕は会ってなかったから今回の事もビックリしたんですケドね。何も聞いてなかったし』と、飲みながら話す周助。
胸の底から込み上げる、何とも言えないキモチ。2006-09-23 02:10:00 -
266:
◆JnfMMe0Bsg
『周助、来て!』
その時、後ろからリョウマが周助を呼んで、周助は静かに席を経った。
一人残されたアタシ。ケータイが鳴る。
「from:ハル
終わった死ぬ〜(+_+)今日会われへん?」2006-09-23 02:16:00 -
267:
◆JnfMMe0Bsg
――ハル。あれから会ってへんな…。カチカチとメールを作ってると、
『誰とメールしてんのっ♪』と、ポンっと背後からアタシの肩を叩く加奈子にビックリして、ケータイを閉じる。
『男の子?』『いえ…。』するとカウンターに戻りアタシの目の前に立ち、
『浮気もホドホドにだよぉ?笑 リョウマ子供だからすんごいヤキモチ焼いちゃうでしょ?笑』そう可愛く笑ってアタシに言った。2006-09-23 02:27:00 -
268:
◆JnfMMe0Bsg
"余裕"の笑顔に、"余裕"な発言。ソレに堪らなく、目をそらしたくなる。
『いつから付き合ってるの?』少しかがみ、頬杖をつく彼女と、なるべく目線を合わせない様に話す。
『まだ3ヶ月位です。』
『そっか。色々大変でしょう?笑』笑顔を続ける彼女に対して、アタシの顔はひきつってる様な気が、する。『志乃チャンは、リョウマの事好き?』―――その、素朴な質問に、『…まぁ。』と言葉少なく答えるアタシ。何だ?コレは――。2006-09-23 02:36:00 -
269:
◆JnfMMe0Bsg
『どんなトコが?』――…。『そう聞かれると…ワカンナイですケド。』――何でアタシが、こんな事を聞かれてる訳?尋問みたいに。。
"彼女"のアタシが、何で"この人"に――?すると彼女は更にニッコリ笑い言った。
『リョウマも志乃チャン大好きみたいだね。あたしわかるの。笑 可愛くって仕方ないみたい。』と――。。―――…2006-09-23 02:41:00 -
270:
◆JnfMMe0Bsg
――アカン。無理、イガイガしてきた――。
『多分ね、志乃チャンってリョウマの周りには居なかったタイプだと思うの。何てゆうか…ホラ、「好き」トカ言わないでしょ?』――返す言葉もなく、黙るアタシに彼女は更に続けた。
『だから燃えるんじゃないかな。子供だから。笑』
―――アカン、黙って。"もう無理"――…そう思い顔を上げた瞬間――2006-09-23 02:48:00 -
271:
◆JnfMMe0Bsg
―――…ッ。
アタシを更に"イガイガさせる"モノが目に入ってしまった。『?どしたの?』
と、大きな目をパチクリさせる彼女の胸元、空いたシャツの隙間。やたらと光るネックレスが見え隠れする部分。ちょうど、胸の谷間に、
――"キスマーク"――2006-09-23 02:52:00 -
272:
◆JnfMMe0Bsg
アッカン…もう限界――!
―バタンッ―
『スイマセン、ちょっと用事あるんで。ご馳走様です。』アタシは立ち上がり、財布から札を1枚取り出し、テーブルに広げる。
『えっ!?イイよコレっ…』
『お先失礼しますッ。』2006-09-23 02:56:00 -
273:
◆JnfMMe0Bsg
『ちょッ…志乃チャンッ?!』
――店を出る寸前、リョウマが振り返ったのが見えた。周助も。
――追いかけては来ないケド。2006-09-23 02:58:00 -
274:
◆JnfMMe0Bsg
すぐ様タクシーを拾い、その場を離れ様とした時、ケータイが鳴った。――ハル。
『はい。』
『あっ、もし志乃チャン?おつ!てかごめんな-、電話大丈夫?』
――ハルの声を聞いて、早かった心臓の音が少し、ほんの少しだけ、落ち着いた気がした――。2006-09-23 03:03:00 -
275:
名無しさん
リアル?タイム
2006-09-23 03:07:00 -
276:
◆JnfMMe0Bsg
『大丈夫。今から行くな、公園。』
『えッ、マヂでいけんの?』『無理?』
『やッ、いくいく。モチロン!』『ん。んじゃ。』―プツッ―
ケータイを閉じ、深呼吸する。2006-09-23 03:09:00 -
277:
◆JnfMMe0Bsg
『はい、姉チャンありがと〜お釣りねぇ〜。』『あげるわ、オッチャン。』『えぇッ??』―バタンッ―お釣りを受け取りもせず、何かに焦る様に公園へと早歩き――。
『志乃ぉ〜♪会いたかった〜!!笑』――いた。
いつも通りニッコリ笑って、ブランコから両手を広げるハルの姿。2006-09-23 03:18:00 -
278:
◆JnfMMe0Bsg
『タクで来たん?』と、白い肌に金髪、大きな瞳で真っ直ぐアタシを見上げるハルを見た瞬間、今さっかまでの変な焦燥感が、沈む。
『――ウンッ…。てか、早いなアンタ。』ハルの前に突っ立ったままのアタシ。
『そりゃ俺はピーターパンやからな!』『意味不明ッ。』笑うハルの額に光る汗。
『あッ、何か飲む?買ってくる。』2006-09-23 03:27:00 -
279:
◆JnfMMe0Bsg
――急いで来てくれたんかな。
『あ…れ。』自販機の前で財布を広げやっと気づく。店出る時も、タク乗った時も出したのは万券――…
『…何をそんな焦ってたん、アタシ。』2006-09-23 03:31:00 -
280:
◆JnfMMe0Bsg
少し、冷静さを取り戻した瞬間。
『はいよ。』カンカンを投げた『またこれ。笑』――――パッケージは「REMON TEA」
『あ、あったかいのにすれば良かった。』
この公園の風通しの良さに気づきアタシが言うと、ハルがカンカンを開けながら言う。『でもコレは冷たい方が美味いで?ウンッ。』
――そうなんや。アタシもカンカンを開けた。2006-09-23 03:38:00 -
281:
名無しさん
あげ
2006-09-25 04:29:00 -
282:
名無しさん
書いて
2006-09-25 21:06:00 -
283:
名無しさん
こっちゎまだかな?
2006-09-26 16:25:00 -
284:
名無しさん
しおリ?
2006-09-27 03:24:00 -
285:
◆JnfMMe0Bsg
カキコありがとうございます。書いてきます。
2006-09-27 18:10:00 -
286:
◆JnfMMe0Bsg
『元気やった?』
『え?ウン、まぁそれなりに。』久しぶりのハル、公園、レモンティ-。また時間の流れが緩やかになっていく。
『てか何かあった?』と、アタシの顔を覗き込むハル。相変わらず真っ直ぐな瞳。この瞳が好きカモ。
『別に?』そう答えると、疑う様な目でまだ目をそらさないハル。2006-09-27 18:17:00 -
287:
◆JnfMMe0Bsg
『何よ?』『嘘!』
『何がよ?』
するとハルはブランコから下りて、アタシの真ん前の芝生にしゃがみ込んだ。そして一言。『なんか変。』
『だから何が?』
『いつもに増して怖い顔してる!』――失礼な!そんな顔してるか?2006-09-27 18:21:00 -
288:
◆JnfMMe0Bsg
ハルのデッカィ瞳。何か、見透かされてそうで、アタシはタメ息を溢した。
『…まぁあったっちゃあったかな。』『やっぱり!仕事で?』首を横に振る。
『彼氏?』下を向き、もう一度タメ息。
『…彼氏の近くにおる年上のイヤぁな女のコト、かな。』――初めて口に出したその瞬間、自分が嫌になる。。2006-09-27 18:30:00 -
289:
◆JnfMMe0Bsg
ハルは構わず口を開いた。『彼氏ってこないだの人やんな?』『せやで。』
ホテル前ですれ違った――。『"大人"やな。笑』
『アンタよりはなぁ。笑』一瞬そう言って笑った後、ハルの表情が少し、曇った。『好き?』その彼の質問に『そりゃなぁ。』と答えると、更にアタシに質問を投げ掛けた――。
『浮気されてても?』2006-09-27 18:39:00 -
290:
?
めっちゃハマってもぅた??更新?楽しみに待ってます
2006-09-27 23:45:00 -
291:
sage
ミルクティって言ってんのにスライスレモン浮かんでたとき殺気を覚える300。
2006-09-28 00:20:00 -
292:
◆JnfMMe0Bsg
?サン、ありがとうございます。ハマッたなんて嬉しいです
300サン、スイマセン。笑
2006-09-28 00:37:00 -
293:
◆JnfMMe0Bsg
『"浮気"ならね。』
『…わかってんのに気づかんフリってやつ?』
――フリ…ではないな。
『放置ってやつ。』会話が途切れ沈黙――。何か喋れよ。。アンタらしくもない。『…俺、実はよく見んで、あの人。』やっと口を開いたと思ったら――
『そぉ。』『そのたんびちゃう女連れてる。』2006-09-28 00:43:00 -
294:
◆JnfMMe0Bsg
『うん。』――そして少しの沈黙の後、ハルは立ち上がりレモンティ-の缶を思いっ切り蹴っ飛ばした。
―ジョボッ―『オイ!まだ入ってるがな。笑』
『うっさい!もういらんねん!』――ハルクン?
『こないだ言われた!その"彼氏"に!「志乃に遊ばれんなよ」って。』
『…マヂ?』『マヂ!』2006-09-28 00:48:00 -
295:
◆JnfMMe0Bsg
『…悪いな。』『志乃チャンが謝る事じゃない。』
―――また、沈黙。
『…ゴメンって。』
『怒ってへんって。』――そうは言っても。。するとハルはアタシの顔を見た。
『嫌なら嫌ってゆえよ。』そう一言、吐き捨てた。。『何がよ?』『他の女と、色々。』2006-09-28 00:54:00 -
296:
◆JnfMMe0Bsg
『言わんよ。』『何で?』――何でって。
『ソレがうちらの付き合い方やもん。』そう、いちいち子供みたいに相手に求められへん。縛られへんやん。『それかんッなり変やで?』――"変"?
ハルのその一言が鼻につく。『変でいいよ。』
さっきの苛立ちが復活――。『んな何でそんなおもんなさそおなんさ?いっつも。』…おもんなさそう?2006-09-28 01:01:00 -
297:
◆JnfMMe0Bsg
『悪かったな。』ハルを睨む。でも、そんなアタシに怯む事ナィハルの視線――。アタシ、この目、好きやケド苦手…。
『志乃チャンって可愛いし、見た目より全然優しいし、イイ娘やケド。』続けたハルの一言が、アタシの胸に突き刺さる。
『アカンとこは素直じゃなさすぎるトコ。』2006-09-28 01:06:00 -
298:
◆JnfMMe0Bsg
――何がやねんな。
『だから素直になれって?』――アカン、言葉トゲトゲしくなる。『やッ、別になれとかじゃなくて。なった方が楽やで?って事やん!』――楽?何ソレ。アタシが無理してるって言うん?無理してアイツの「彼女」やってるってゆうん――?
――アッカン、ヤバィ。2006-09-28 01:14:00 -
299:
◆JnfMMe0Bsg
ハルだけは、わかってくれると思ってたのに。
『わかった。』もう、話終わらしたい。『怒った?』『怒ってない。』このまま続けたら、間違いなく――…
『怒らんとってって!意外と子供やなぁ!笑 志乃チャン!』
あぁ、もう。喋らんとってくれたら良かったモノを――。2006-09-28 01:22:00 -
300:
◆JnfMMe0Bsg
『――帰る。』
ブランコから下り立ち上がる。『えッ、マヂ怒った?ゴメンって!』――アンタが謝る事じゃない。やのに、おさまらない、苛立ちがアタシの口を勝手に動かした。
『子供に子供ってゆわれたくない。』『ウンウン、ゴメンって!』そう笑う、ハル。
何か言い返してよ?何で普通に笑えるんよ?
アタシの事好きなんやろ??『あッ…』2006-09-28 01:34:00 -
301:
◆JnfMMe0Bsg
―♪♪♪―アタシが言いかけた時、鳴り響いたケータイ。
《着信:リョウマ》
『…んやねんな。』今更。『出えや?』『うるさい』アタシはケータイを鞄にしまう。鳴り止まない。鬼電…!?『うっとぉしぃなぁ!』
『まぁそぉカリカリすんな!笑出て文句ゆったったらええやん?笑』笑うハル。
――文句?そんなん、言えるハズない。『もう!』2006-09-28 12:12:00 -
302:
◆JnfMMe0Bsg
『ちょッ!』『はよせぃ!』勝手に鞄をあさってケータイに出たハル。
『何してんねん!ボケ!』『ホラ、繋がってるって!』耳にケータイ当てられて、仕方なく、喋る。
『…もしもし?』すると、聞こえて来たのは、想像してなかった声――。
「なぁ〜んだ♪浮気中かぁ?急に帰ったからビックリしちゃって。笑」2006-09-28 12:19:00 -
303:
◆JnfMMe0Bsg
―――可奈子。。
『…スイマセン。で、何か?』ほら、見ろハル。出ん方が良かったやん?横でマヂマヂとアタシを見るハルを睨む。「ん〜?何もないの。チョット意地悪しすぎちゃったかなと思って。笑 でもそだよね、志乃チャンはそんな事で泣いちゃう様な子じゃないよねぇ。」
――何が言いたいんよ。
『あの…』
「あ、リョウマには黙っとくから大丈夫だよ。楽しんで♪」2006-09-28 12:34:00 -
304:
◆JnfMMe0Bsg
『…どうも。』
「その変わり、あたしも楽しませてね♪」
―ツーツー…―最後、そう加奈子が言って電話が切れた。『…ハァ…。』嫌がらせと、宣戦布告の電話。わざわざリョウマのケータイからかけてくるトコが、彼女の一歩リードを物語っている。そして、アタシの嫉妬心を煽る。
『志乃チャン?』2006-09-28 12:41:00 -
305:
◆JnfMMe0Bsg
実際、ダメージはデカイ。あの女の思う壺――…。
『女がかけてきた。』
『え?』『さっきゆってた嫌ぁな年上女。』
『何で?』と何もわからず聞くハルに、
『…嫌がらせやろ。』と、アタシはうつむく。あぁ、なんかもう面倒臭い。いちいちこう翻弄される事が。2006-09-28 12:46:00 -
306:
◆JnfMMe0Bsg
『なんか弱ってない?笑』『…弱ってない。』
ハルは何故か少し嬉しそうにアタシの顔を覗き込む。
『どんな人なん?』
『…綺麗で、スタイル良くて、色気があって頭良くて…』『ウンウン?』『それで…、めっちゃウザィ関東弁で、年気にせずミニスカはいてて、嫌味ったらしくて!アタシの下の子にも慣れ慣れしくって、とにかくうっとぉしぃ女!』―――どうした?
アタシ。ハルに愚痴ってどおすんの?でも――止まらない。2006-09-28 12:54:00 -
307:
◆JnfMMe0Bsg
『…大体、初めて会った時も「若い〜♪」とか言ってそんなん全部嫌味!「ガキやな」って遠回しにバカにしてんの、だから微妙な20代半ばの女は嫌いやねん!自分が老けてきたのを認められへん、だからアタシみたいな若くて無愛想な奴が可愛くなくてしゃーないねん!わかる!?』
『おう!笑 何となく!』ハルが笑ってくれるのをイイ事にアタシの口は止まらない。喉が乾いてレモンティ-を一口、そしてまた続ける。2006-09-28 13:02:00 -
308:
名無しさん
しおリ?この小説好き?
2006-09-28 18:03:00 -
309:
◆JnfMMe0Bsg
―――…
『ホンマにアホやな、アンタは。』『もう親バカでなく志乃バカや。笑』『…バカ。笑』
うつむくアタシのアゴを持ち上げ、ハルは笑った。
『どんな顔も可愛いス♪笑』『…マヂバカ。笑』―――初めて吐き出した、愚痴。アタシのカッコ悪い部分、笑って受け止めたハル。2006-09-28 18:43:00 -
310:
◆JnfMMe0Bsg
わからんくなってきた。
何がカッコ良くて、何がカッコ悪い?何でいちいちカッコつけようと、対抗しようと何でもナィ顔してる?アタシ。
リョウマが好きやから―?カナコが嫌いやから――?
…じゃぁ何でハルは、アタシの前であんなに無防備に笑える?謎――…。2006-09-28 18:50:00 -
311:
◆JnfMMe0Bsg
その"謎"を解きたくて。
『…部屋、来る?』
まだ残るモヤモヤや苛立ちを忘れたくて。誘ってみた、ケド――
『飯、行きたい。』『…何よソレ。』アッサリ断られて。『初めの頃、「今度」ってゆったやん。』『社交辞令…。笑』
ハルとご飯へ行くハメに。2006-09-28 18:57:00 -
312:
◆JnfMMe0Bsg
軽くご飯を食べて、真っ直ぐホテルに送られ、帰宅。
――意味不明。
アタシ誘ったよな?結構、わかりやすいタイミングで。わかりやすい言葉で。
アイツはアホか?それても、ヤリたくないんか?
『んなバカな。。健全な19歳男子が。』2006-09-28 19:06:00 -
313:
◆JnfMMe0Bsg
アタシの予想をいつも飛び越えるハルの言動。ウーン…やっぱりアイツはオモロイ奴やな。帰ってはきたものの、やっぱり眠れず、外をうろつく事にした。風が冷たい…。リョウマとカナコは、今頃ベッドの中で暖まっちゃってんのカナ?あ〜…「嫌」。コレが一番、"素直"なアタシのキモチ、結局は。。でもハル。今更言える訳もないんやって――。
2006-09-28 19:20:00 -
314:
◆JnfMMe0Bsg
吸ってたタバコを踏み潰した。外出てもやる事もナィし、帰ろか。そう思いふと顔を上げた時、『アレ…?』
向かいの交差点で、見覚えのある男女2人。
周助と………麗?2006-09-28 19:47:00 -
315:
◆JnfMMe0Bsg
手を繋いで、そのまま裏ッ側のホテル街へ消えて行った。
『何でまた…。』
アタシも静かに自分のホテルへ帰った。周助め。言ってくれたらィィのに――。よし、明日問い詰めたろ。2006-09-28 19:50:00 -
316:
◆JnfMMe0Bsg
――翌日。非常階段。
『見ちゃったんだなぁ。』周助と2人、タバコを吹かす。店内はノーゲ。ココに呼び出した時点で周助はピンと来てたみたい。
『見られちゃったかぁ。笑』そう言って苦笑い。
麗もちゃんと出勤している。2006-09-28 19:56:00 -
317:
◆JnfMMe0Bsg
『いつから?』
『まだ昨日4回目位。笑』『…言えよ。相談受けてたん言ってたやん?』
『麗が「志乃サンにはゆわんといて」ってウルサクて。スイマセン。笑』――何だそりゃ。『色なん?』アタシのその直球の質問に、『はい。』と直球で返す周助。
――ご愁傷様。2006-09-28 20:01:00 -
318:
◆JnfMMe0Bsg
『アホ。手出したからには上手い事してや?今麗に辞められたら困る。』
アタシのタバコの煙が天井に昇る。周助は立ち上がり外を見下ろしながら一言。
『わかってますよ。』
『ならいい。』――なるべくなら色管理は控えて欲しいトコやケド、周助なら。まだ…ね。2006-09-28 20:05:00 -
319:
◆JnfMMe0Bsg
『志乃サンこそ、昨日。何で何もゆわんと帰っちゃったんです?』と、アタシの方に体を向けた。
『わかるやろ?』
『カナコサン?笑 何か言われたんですか?笑』
少し笑う周助の顔を見上げ、答える。『嫌味を少々。笑』『やっぱり。笑』
どうやらやっぱりコイツだけはわかってくれてたみたい。2006-09-28 20:10:00 -
320:
◆JnfMMe0Bsg
『効きました?笑』と、自分の左胸を親指で撃つ様なポーズを取る周助に、
『若干。笑』アタシも自分の胸を押さえてみせた。
『…大丈夫?笑』
そう言って階段に座ったアタシの前にしゃがみ込む周助。綺麗な顔――みとれる。――アレ…?顔が近付く。指が触れる。―――え?
――周助?2006-09-28 20:17:00 -
321:
?まL1?
リアル?
頑張ってくださL1ね?2006-09-28 20:23:00 -
322:
◆JnfMMe0Bsg
その時、―カンカンカン―と、誰かが階段カラ上がってくる音が聞こえ、スッと周助は立ち上がった。
『…しゅう』彼の名を呼ぼうとしたその瞬間、
『アレ?何でココおんの?お前ら。』階段の下を振り返る。――リョウマ…。
『あッ、おはよ-♪周チャン、志乃チャン♪』少し後ろには、カナコの姿――…。2006-09-28 20:24:00 -
323:
◆JnfMMe0Bsg
アタシは一度2人を見た後、スグに立ち上がった。
『おはよございます。チョット女の子の事で話してました。…戻ろう、周助。』
『あ、ハイ。』非常階段の扉を開けた、その時。
『周助、店内カナコに見せたって?』『あぁ、ハィ。』『ありがと〜♪見てみたかったの♪』とこっちに来るカナコ。2006-09-28 20:33:00 -
324:
◆JnfMMe0Bsg
『志乃、こっち。』
と、カナコとバトンタッチでアタシが事務所へ連れて行かれる。―ガチャッ―…
今日は何を言われるのやら――…そう思い導かれるままソファに座ると、テーブルに、パソコンと資料を置かれた。『…?あの…?』
『大至急それ、そのディスクに移して?』『はい。』
――何や。意外に、仕事の話。2006-09-28 20:40:00 -
325:
◆JnfMMe0Bsg
―カチカチカチカチッ―…
言われた通り資料を一気に移す。自慢にもならんケドアタシはキーボード打つのだけはやたら早い。書かれた数字に枠を付けて打ちまくる。この数字の意味なんて何もわからず。
『終わりそう?』リョウマが横に腰かける。
『もうすぐ…』―カチカチッ―!『終わりました。』
『よし。』とパソコンを見直し、しまうリョウマからは、今日もイイ香りがする。2006-09-28 20:48:00 -
326:
名無しさん
頑張って下さい?どうなるんか楽しみ?
2006-09-29 12:38:00 -
327:
名無しさん
めた好き??がんば??
2006-09-29 20:10:00 -
328:
名無しさん
アゲアゲ??
2006-09-30 01:45:00 -
329:
名無しさん
更新ぃっも楽しみに見てます。志乃ちゃんのクールさに惚れてますw?
2006-09-30 18:09:00 -
330:
名無しさん
あぎぃ
2006-10-02 08:02:00 -
331:
名無しさん
あげ?
2006-10-02 19:52:00 -
332:
◆JnfMMe0Bsg
『やっぱこうゆうのはお前やな。』ポンッとアタシの頭を冊子で叩く。こんなチッポケな事でも嬉しくなる。
"役に立てている"って。
「好き」なだけじゃ、先はないよ?ハル。ただ、素直に心のままにぶつけても、何もナィ人間には、何も与えられナィと。何も残らナィと。要するにソレは、「必要とされなくなる」という事。2006-10-02 21:44:00 -
333:
◆JnfMMe0Bsg
リョウマとつき合ってまだ3ヶ月。手に入ったばっかりのオモチャは子供でも大切にするモノだ。
『戻ります。』"アタシ"は、"コレカラ"が本番。腐るほどあるオモチャの中、光ってなきゃいけない。いつも、"おもしろく"なくてはいけない。
―スッ…『待って、志乃。』
例え、ソレが使い捨てでも――。2006-10-02 21:54:00 -
334:
◆JnfMMe0Bsg
『…?』ドアのぶにかけた手をソッと、大きい手に覆われる。『昨日、ドコ行ってたん?』耳元で、ゾクゾクするリョウマの問いかけ。
『…どこにも。』振り向かずに答えると、背中にピッタリくっつく、彼の体。追い詰める様にドアにつく左手手に、腰に回る右手。
『…何で勝手に帰った?』耳元で囁く様な彼の声に、一瞬、体がビクリと動きそうになるケド――。
――リョウマ?アタシまだ、離れたくない。2006-10-02 22:06:00 -
335:
名無しさん
あげ
2006-10-02 23:47:00 -
336:
◆JnfMMe0Bsg
自分より、明らかに魅力的な女…イヤ、"オモチャ"にも、まだ、負けたくない。まだ、あげたくない。
『…おもしろくなかったから。』『…カナコ?』コクリと頷く。腰にあった手がユックリと内腿に下がる。一瞬、息を飲む。『何で?』
ツーッとなぞる様に撫でる、彼の指先を体で感じながら、心の奥では逆にアタシが囁いていた。
"まだアカンで―?"2006-10-03 00:27:00 -
337:
◆JnfMMe0Bsg
"まだ捕まえさせてあげへんで?"
更に下に伸びようとする彼の手を掴み、彼の方に体を向け顔を見つめる。真っ直ぐに。そして言う。
『アタシ、あの人嫌いです。』
ドアに手をつけたまま、少し驚いた様子のリョウマの頬に、手を伸ばし、続ける。
『…大ッ嫌いです。』2006-10-03 00:38:00 -
338:
◆JnfMMe0Bsg
『おま―…ッ』彼が何か言いかける前に口を塞いだ。―チュゥッ―…『―…ッ…。』―スッ―…『…失礼します。』―バタンッ―…
―カツカツカツカツ―ッ…事務所を出て、足早に階段を上がる。4階「R'S」の看板の前。深呼吸する。
――目には目を。アタシ、嫌な女になったってイイ。だって――2006-10-03 00:46:00 -
339:
◆JnfMMe0Bsg
―ガチャッ―『わッ、ビックリした!』店に入ろうとした瞬間、ちょうど出てきたカナコとバッタリ。至近距離で見る彼女。可愛い。でも、
「嫌な女」――。そう、この人がそうだから。
『ごめんね!笑 リョウマはぁ?』『事務所にいます。』
――歯には歯を。そうしないと、負けを認める事になるでしょ?2006-10-03 00:52:00 -
340:
◆JnfMMe0Bsg
『もう見学終わりですか?』スグに階段の扉を開けようと歩く彼女に問いかけた。すると、彼女は短い金髪をなびかせ振り向いた。
『志乃チャンこそ♪もう終わっちゃったの?笑』
――来た。コノ人は、どうやら、よっぽどアタシをからかいたいみたいやな。
『…してませんケド?何も。』そっちがその気ならと、無愛想に言い返す。2006-10-03 00:58:00 -
341:
◆JnfMMe0Bsg
『マヂで?ラッキー♪笑 じゃぁあたしが変わりにしてくるね?コレ。笑』――そう言って彼女は自分のシャツの胸元を広げ、昨日もあった、わざとらしい"痕"をアタシに見せつけてきた。
『…どうぞごゆっくり。』
―バタンッ―!そのアタシの一言を最後に、カナコは階段の、アタシはR'Sのドアを閉めた――。2006-10-03 01:05:00 -
342:
?
リアルタイムやぁ?
めっちゃ嬉しい?
頑張ってね??2006-10-03 01:06:00 -
343:
◆JnfMMe0Bsg
『―フゥ…!』アタシはもう一度深呼吸をして、キャッシャーに入った。
『お帰りなさい。』と、アタシを見ずに伝票を書く周助の横顔をチラッと見る。
『ん。ただいま。』――さっきのは何やったんやろ?いつもと変わらない彼。
『あッ。』『え?何?』
周助がアタシの顔を見て言う。『忘れてた。カナコさんインカム持ったまんま。』と。2006-10-03 01:17:00 -
344:
◆JnfMMe0Bsg
『"つけてみたい"ってゆわれて…。』『あ…そ。』
――何やそんな事…って。『誰のよ?』『志乃サンの。笑』―パンッ―!『ッてぇ…!笑』ノートで周助の頭をはたいた。『何でアタシのを貸すねん!ボケ!』
『スイマセン。笑 貸すってゆうか置いてたからカナコさんが勝手につけちゃって。』――ハァ…。周助、苦笑い。ダルィなあ、もう。2006-10-03 01:32:00 -
345:
名無しさん
インカムって何ですか?
2006-10-03 01:37:00 -
347:
名無しさん
イヤホンとマイクつけた、トランシーバーやで。従業員どーしで会話するやつ
2006-10-03 03:05:00 -
348:
◆JnfMMe0Bsg
『カナコさん事務所いてますよね?取りに…』
『いい。アンタのかして。』『?ハイ。』周助のインカムを借り、つける。今は行ったらアカンねん周助。だって今頃あの2人は――。
"ごゆっくり。"バカか、アタシは。自分で言った癖にイライラするな。仕事、仕事――…【ブーッ―、〜〜の―…】2006-10-03 07:06:00 -
349:
◆JnfMMe0Bsg
――…聞こえる。イヤホンから、女の声。まさかアイツ…。。『4番チェック行ってきますね。』『――ん。』周助が席へ歩く。一人キャッシャーに残されたアタシは、頬杖をつきながらノートをパラパラめくる。何でもナィ顔しながら。でも、神経は耳に集中してしまっていて。
【…ね?…〜だから、早く〜…】――…。
聞きたい。聞きたくない。聞かされている―――。。2006-10-03 07:24:00 -
350:
名無しさん
めっちゃ気になる??
もっと書いて??2006-10-03 08:52:00 -
351:
名無しさん
今日初めて見た?
メチャクチャ楽しいですね?また楽しみです?コレ実体験なんですか?2006-10-03 10:35:00 -
352:
名無しさん
気になるとこで止めるのはいぃケド、長めの放置はやめてほしい…。昨日書いてくれてる前は、4日前やった…
2006-10-03 13:09:00 -
353:
名無しさん
二つも小説書いてるねんからしゃーないやん。主さんの生活もあるねんし!
2006-10-03 14:04:00 -
355:
名無しさん
また自己中チャンが出てきた?もぉちょっと主さんの生活考えてあげや?
2006-10-03 19:34:00 -
356:
名無しさん
気になるからぁげ?
2006-10-03 20:14:00 -
357:
名無しさん
二つ書いてるとか知らんし
2006-10-04 06:07:00 -
358:
名無しさん
↑荒らしですか?やめて下さいね。皆楽しく読んでるんで?
2006-10-04 11:42:00 -
359:
名無しさん
こっちだって楽しみで待ってるねん。
2006-10-04 14:40:00 -
360:
名無しさん
楽しみやったら大人しくまっときよ。遅れても書いてくれんの分かってるやろ。荒れる発言控えよ。
2006-10-04 16:39:00 -
361:
名無しさん
はよ書けよ〜
2006-10-04 18:51:00 -
362:
うさぎ?
気になるぅ?
2006-10-04 21:39:00 -
363:
◆JnfMMe0Bsg
長くなるので、感想スレに返事書かせてもらいます。
2006-10-04 22:17:00 -
364:
名無しさん
続き楽しみ!頑張ってな
2006-10-04 23:31:00 -
365:
gin
ありがとうございます。
寝るまで書きます。2006-10-05 02:22:00 -
366:
◆JnfMMe0Bsg
【…〜ァハッ♪〜だもんね?…〜て?】――途切れ途切れな音声に、余計にイライラさせられる。少し、マイクを離してる?リョウマは、気付いてるんだろうか――…
『志乃サンッ?』『え?何?』『何って。どしたんです?怖い顔して。』
知らん間に戻って来て隣にいた周助にビックリ。アッカン…まんまと罠にハマッてるのか。
――チクショウ。。2006-10-05 02:29:00 -
367:
育
トリップばれちゃってるで??嵐くる前に変えなよ??
2006-10-05 02:32:00 -
368:
名無しさん
ほんまや?変えた方がいいよ?
2006-10-05 02:34:00 -
369:
◆JnfMMe0Bsg
むかつく。ムカツク。
あの女――…
『志乃サン?』『…レモンティー飲みたい。買ってきて。』―トンッ―財布をカウンターに放る。『何で僕?』『イイから。』――ゴメン、周助。めっちゃ邪魔。アンタやから邪魔。気が、散る――。
【―…〜しようよ?リョウマ?】――周助が行った瞬間に、ハッキリと通った、カナコの声に、鳥肌が立つ。2006-10-05 02:37:00 -
370:
◆iXh8IxtcLk
↑の方、ありがとうございます。これからコレで行きます。
2006-10-05 02:38:00 -
372:
◆iXh8IxtcLk
あの事務所であの2人がする事と言えばたった一つ。―――始まる…。次に聞こえてきたコドバ。アタシは頭が真っ白になる。
【…〜志乃チャンにいつもしてる様にしてみて…?ココでもしてるんでしょ?】
途切れず、ハッキリと、アタシの耳に届いた――。2006-10-05 02:44:00 -
373:
育
了解??
2006-10-05 02:44:00 -
374:
◆JnfMMe0Bsg
『―……ッ。』ざわめく店内。女の子の、ボーイの声。アタシにはこのスピーカーからの音以外聞こえていなかった。
【―〜…】…リョウマが、何か言った。【〜…ゃだぁ〜♪】次の瞬間――
【――ドサッ…】
―バタッ―!アタシはインカムを床に投げつけた。2006-10-05 02:50:00 -
375:
◆iXh8IxtcLk
『どしたん志乃チャン!?』近くにいた麗達、女の子がビックリしてアタシに叫んだ。
『…ゴメン。チョットここ誰か立たしといて!』『えッ…!?』―バタンッ―!
店を出て、ケータイを開きながら階段を下りる。
―カンカンカンッ―『もし、アタシ。インカム全員切って、回収。今すぐ!…――キャッ…!』
―ボスッ――!2006-10-05 02:58:00 -
376:
◆JnfMMe0Bsg
―カンカンッ―…階段に散らばったのは、レモンティーのカン、2つ。つまづいて落ちたソコは、周助の胸の中。
『―…ゴメンッ!』顔を上げる。『大丈夫。…何でインカム回収?』――そのコドバを無視してすり抜けた――。
――事務所前――2006-10-05 03:04:00 -
377:
◆iXh8IxtcLk
扉をノック。―ドンドンドンッ―!――反応はない。もう一度―ドンドンドンッ―!
『誰?』聞こえてきた、リョウマの声と共に、『やだぁ〜♪今開けちゃダメだよぉ〜?』とカナコの声。
――フザけやんといて。2006-10-05 03:09:00 -
378:
◆iXh8IxtcLk
―バンッ―!
勢い良く扉を開けた。リョウマの許可なく入ったのは初めてだった――。
『やだぁ〜開けちゃダメって言ったのに〜笑』
『…返して、それ。』2006-10-05 03:12:00 -
379:
◆JnfMMe0Bsg
『あ〜、バレてたかぁ♪笑』
悪戯に笑う彼女のシャツは、乱れている。いつもリョウマが使う机の上に座り、アタシの方を向いて。
リョウマは恐らく、その目の前のイスに座っている。
―カツカツ―…
『もしかして…邪魔しに来たの?』―ピタッ―…いつもより少し低い彼女の声に、足を止める。2006-10-05 03:18:00 -
380:
名無しさん
カナコばりうざいわ↓
2006-10-05 03:21:00 -
381:
◆JnfMMe0Bsg
『…邪魔してるんはそっちでしょ?』
『…まさか♪ハィ、返すよコレ。ゴメンね?』そう笑ってインカムをアタシの方に向けた。
―カツッ―…ユックリと近づく。何かに恐れる様に、立ち向かう様に、ユックリ。
リョウマ?今どんな顔してんの――?2006-10-05 03:23:00 -
382:
◆iXh8IxtcLk
顔、見れない――。
『…もう、持って行かないで下さいね。困るんで。』カナコの手にあるインカムを掴もうとした瞬間――
―グィッ―!その手を掴まれる。『…何ッ…?』
『困る、じゃなくて、「嫌」でしょ?素直に言えばイイのに。』『―…離して。』――アタシを見るな、触るな。コレ以上…ひっかきまわさんといて。2006-10-05 03:29:00 -
383:
◆iXh8IxtcLk
終わります。
390サン、うざいでしょ。笑かなりうざキャラにしてます。おやすみなさい。2006-10-05 03:40:00 -
385:
ァィパンダ
書かないの?カナコぅざッッ志乃チンFight??りょうまはどぅおもってるんやろぉ
2006-10-06 03:10:00 -
386:
名無しさん
書かないのって…昨日書いてるやん。せかすのやめよう
2006-10-06 08:37:00 -
387:
名無しさん
↑サンそうですよねっ?ごめんなさぃ〃
2006-10-06 16:22:00 -
388:
◆iXh8IxtcLk
『…お前仕事の邪魔はすんなよ。』やっと口を開くリョウマを無視して、カナコはアタシに笑いかける。
『ねぇ、チョット座って?ココ』『何なんですか…。』
腕は離される事なく引っ張られ、イライラが増すアタシさえ、おかまいなし。
それどころか――
『―…キャッ!』―ガタンッ―!2006-10-06 23:58:00 -
389:
◆iXh8IxtcLk
『ソコで見学してなよ?店は周チャンがいるでしょ?』
――…。座らせられたすぐそばのイス。アタシは即座に立ち上がりインカムを奪う。
――やってられん――。。『…アホらしい。勝手にして。』―スタ―…
出口まで歩こうとしたら、再度、―グィッ―!イスに引っ張られる。
『…ちょっと。イイ加減に―…ッ』2006-10-07 00:06:00 -
390:
◆iXh8IxtcLk
言いかけた瞬間、唇に人差し指を押し付けられる。
『わかった。志乃チャンにしてあげるカラ。ね♪怒らナィで?』――は…?
彼女の笑顔に身震いしたのを覚えてる。"コイツ、コワイ"…―ブチッ―!『なッ―…!』
秒殺。いきなり、シャツを引き裂かれ、開いてた第2ボタンから、更に開いて、多分ボタンが一つ飛んだ。
長く整ったピンク色の爪で。2006-10-07 00:14:00 -
391:
◆iXh8IxtcLk
ロクに驚く間もなく、伸びる綺麗な白い指は、糸も簡単に、何のためらいもなく、剥き出しになったブラのフロントホックを外した。―プツッ―
『ちょっと!やめ―…ッ』 『か〜わいい♪黒ブラ♪』拒否る隙も与えずその手に首筋を撫でられた時、背中がのけぞる。ゾッと、したのだ――。
リョウマとは違う。イヤ、男ではナィ、細い指の感覚、近づいてくる髪の匂い、声。2006-10-07 00:23:00 -
392:
◆iXh8IxtcLk
とにかくカナコに対するもの凄い"違和感"と"嫌悪感"に、アタシは彼女の肩を力任せに掴んだ。
『…やめて!のいてよ!!』―グィッ―!でも、負けじと体は近づけられ、右胸に手が伸ばされた。―グニュッ!『―ぃッ…!!』『柔らか〜い♪笑 ヤバィね、リョウマ?やっぱ若さカナ〜?笑』
――ありえない、屈辱。
アタシの胸を鷲掴みしながら、リョウマの方を向いてカナコは笑う。2006-10-07 00:34:00 -
393:
名無しさん
カナコんまうざい!
リョウマ守ったれよ笑2006-10-07 00:39:00 -
394:
◆iXh8IxtcLk
リョウマはと言えば、
『…やめろ、お前。』一言吐き捨て、ソファにもたれたまんま。――痛さが増す。『え〜何でぇ?笑リョウマこうゆうの好きでしょ?あ、やっぱ女だから駄目?男だったら興奮する?笑』
一人、ペラペラ楽しそうに笑うカナコは、自分とは違う生き物だと思えた。
―――痛い。嫌だ―――。2006-10-07 00:48:00 -
395:
◆iXh8IxtcLk
―パンッ―!!
『…二度と触らんといて』
その手を払いのけ、立ち上がる。はだけた服、掴まれた胸、関係ない。
離れたい、早く。逃げたい。このありえない屈辱から、状況から。―――カナコから。リョウマから――。。2006-10-07 01:06:00 -
396:
◆onZQ.5tYv6
『志乃。』リョウマがアタシを呼ぶ声と重なる様に、鳴るケータイ。〔着信:周助〕
『もしもし。』
―バタンッ―…
アタシはリョウマを無視して、事務所から出た。
――また、同じ。カナコのバーに行った時と。2006-10-07 01:10:00 -
397:
◆iXh8IxtcLk
追い掛けては来ない、誰も。
また、同じ。
――また、"逃げた"のだ。アタシは。2人から―――。2006-10-07 01:13:00 -
398:
◆iXh8IxtcLk
『まだですか?』
『ん。今上がってる。もう店の前。』
『そうですか。』―ブチッ――ガチャッ―
店の前で服を整え、店に入った。『おかえりなさい』『ウン。』指定席。周助の隣。頬杖をつき、伝票をパラパラとめくる。2006-10-07 01:17:00 -
399:
◆iXh8IxtcLk
『コレ、ありがと。』
置かれたレモンティーを手に取る。すると、
『アレ?インカム。』と、周助。―――忘れた。
『何しに行ったんですか?笑』『ホンマそれ…。笑』
――笑ける。タクシーの時も同じ。何をそんなに焦っていたのか――。2006-10-07 01:20:00 -
400:
◆iXh8IxtcLk
何にそこまでビビッてるのか。そして――何でまだ、焦っているのか。
その焦燥感を、落ち着かす様にレモンティーを一気に飲み干す。そのカンカンを見つめてたら、浮かんでくる顔――。
――ハル――。2006-10-07 01:24:00