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?レモンティー?
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1:
◆JnfMMe0Bsg
『志乃チアァァ〜ン!』
『おう。』
『おあよッ♪好きッ♪そろそろ付き合え♪』
『おう。また今度な。』
お決まリのご挨拶で今日もまた1日が始まる。2006-09-07 00:52:00 -
146:
◆JnfMMe0Bsg
この"バイバイ"は、"さっきは気まずくしてごめん、また。"の意味のバイバイ。アタシにとって深くも浅くもなかったんやケド―…
『お前!何で黙ってん?志乃チャンやぞ!?頭おかしなったんかぁ?!』と、ハルの連れがハルに言ってるのが後ろカラ聞こえてた。横に居た女の子が不思議そうに見てた。すれ違い様チラッと見たハルの顔は、こわばった顔やった。2006-09-16 22:32:00 -
147:
◆JnfMMe0Bsg
泊まってるホテルの前に着く。
『いいんですか?』と、周助。『何が?』
『ハルくん。お気に入りでしょ?』お気に入り…か。『しゃ-ない。アタシが悪いし。』『フーン…好きなんですね。リョウマくん。』
「好き」――。か。2006-09-16 22:41:00 -
148:
◆JnfMMe0Bsg
『ま、そおゆう事やね。』アタシが答えると、周助はチョットためらいがちにこう言ってきた。
『…志乃サン、"好き"ってそんなんなんですか?』
『はい?笑』
ビックリして周助を見ると、少し困った様に眉を下げて笑う顔。綺麗――。
『めっちゃ不思議な感じっす。リョウマくんと志乃サンって。笑』2006-09-16 22:58:00 -
149:
◆JnfMMe0Bsg
『…何それ。笑』
『何もないっす。笑 オヤスミなさいッ。』
そんな意味深なコトバを残して、周助は帰って行った。
「不思議」――アタシだって、ワカランし。2006-09-16 23:02:00 -
150:
◆JnfMMe0Bsg
リョウマとの付き合いは、ハタから見れば、きっとアタシは「都合のいい女」だ。
浮気黙認、束縛一切なし。だから彼はやりたい放題。奴のやるコトに口出したコトなんか一回もなかった。
「好きだから」??違う。ソレはアタシに取っても「都合がいい」から――。2006-09-16 23:09:00 -
151:
◆JnfMMe0Bsg
『ハァ…お風呂めんどくさ。』―パカッッ―
冷蔵庫からビールを取り出し、ピンク色のフワフワソファに腰掛け煙草に火をつける。
―ピッ―何となくTVをつけて、チャンネルを無意味に変えた。『あ…。』持って帰ってきたリョウマのスーツをハンガーにかけクローゼットにしまう。
ココはアタシの"巣"だ――。2006-09-16 23:15:00 -
152:
◆JnfMMe0Bsg
店近のビジネスホテルの最上階。部屋は1つだケド、かなり広めで必要なモノは全部揃ってる。
アタシには「家」がない―。 R'Sオープンの話が出た時、リョウマがこの部屋を予約してくれた。期限はない。
顔がきく知り合いに支配人に頼ませたらしい。
つまりココはアタシの今の「家」。2006-09-16 23:23:00 -
153:
◆JnfMMe0Bsg
部屋を借りても良かったんやケド、彼に保証人になってもらうのが嫌で結果こうゆう形になったのだ。
「同棲」――この一言は、2人共口にするコトが無かったし。無職だったアタシに、彼は"キャバクラの役職"って仕事も与えてくれた。
――つまりアタシは、何を言っても「彼の手の中」にいるのだ。2006-09-16 23:32:00 -
154:
◆JnfMMe0Bsg
でもアタシは、リョウマの事が好きで、きっと彼も同じ。でも、ピッタリくっついてはいられないのだ。
ある程度の距離を置いてたいし、縛られたくないのに常に手の内に入れてたい、
"矛盾"。
2006-09-16 23:43:00 -
155:
◆JnfMMe0Bsg
お互いの事はわかってるつもり。だからアタシは彼の手の中にいつつ、縛らない、染まらない。そして彼はそんなアタシをそばに置きつつ、好き勝手をして気を引いて、楽しむ。そしてまたソレを、楽しんでしまうアタシ。 だから延々「駆け引き」。
――てゆうか、きっと歪んでる。2人共――。2006-09-16 23:46:00