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水商売の変貌

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  • 1:

    名無しさん

    1 名前:杏奈:05/09/09 06:58
    夜の世界ではでも耳にしたことがありますよね?突然の変貌や変身って言葉を。そしてその世界に入ってくる約七割が心に何らかの闇を抱えていることを。
    つかればつかる程変わっていく。これは本職ホストの彼氏の実話を元にした話。

    2006-09-07 14:29:00
  • 2:

    名無しさん

    2 名前:杏奈:05/09/09 07:04
    私の彼氏は某ホストクラブの代表。水商売歴は○年と長い。夜の街ではちょっとした有名人。
    私が彼、光輝と出会ったのは今から五年も前のことだった。

    2006-09-07 14:31:00
  • 3:

    ?まぁゃ?

    前も書いてましたょねぇ?

    2006-09-07 14:36:00
  • 4:

    杏奈

    光輝を初めて見た時、体中に電気が走ったようにドキッとした。
    うわっ…めっちゃカッコイイやん。
    それが光輝の第一印象やった。初めて会ったのにすぐに意気統合して、お互いの友達も交えてそのままカラオケへと移動した。

    2006-09-07 14:37:00
  • 5:

    名無しさん

    コピペさしてもらってるんです、すいません

    2006-09-07 14:41:00
  • 6:

    名無しさん

    光輝には不思議な影があった。時々ふと淋しげな顔をする。初めて会った時からずっとそれが気になってた。
    歌う曲も淋しげなバラードばかり。私はすぐに光輝に吸い寄せられるようにひかれていった。

    2006-09-07 14:44:00
  • 7:

    杏奈

    『光輝君って何してる人なん?学生?』
    同じ歳ぐらいかと思ってた私はとりあえず年齢を知りたくて聞いた。
    『え?全然。めっちゃ引く仕事かも。ホストやねん。まだ始めたとこやねんけどな。二週間目。ちなみに19歳やで。杏奈の一個上』
    一個上かぁ。あんまり変わらんねや。

    2006-09-07 14:46:00
  • 8:

    杏奈

    でも見えない壁を感じた。光輝は何かを抱え込んでるように見えた。そして私はあまり接点のなかったホストとゆう夜の世界の人間を光輝を通して知っていくことになった。
    『杏奈引いたやろ?』
    『全然☆光輝君カッコイイしいいんちゃう?』
    私は最初は本当にそう思ってた。

    2006-09-07 14:48:00
  • 9:

    杏奈

    それから携帯番号を交換して、その日はカラオケが終わると普通にバイバイした。
    毎週日曜は光輝と会うようになってそれ以外は電話をする日々が続いた。いつの間にか光輝を好きになっている自分に気付いた頃、突然の光輝からの告白。

    2006-09-07 14:51:00
  • 10:

    杏奈

    ちょうど出会ってから二ヵ月目の日曜日やった。
    『杏奈のこと好きなってもうた。付き合ってくれ』
    私は迷うことなくオッケーした。大好きな光輝の彼女になれた。それだけで幸せやった。
    その頃まだ光輝は駆け出しの新人ホスト。毎日酔い潰れながら給料と呼べる額には程遠いぐらい薄っぺらい給料袋を私に見せてくれた。


    2006-09-07 14:55:00
  • 11:

    杏奈

    え?こんな少ないん?明細を見てびっくりした。手取りで六万円弱。日曜日以外毎日働いて六万円。
    想像してた夜の世界とは全く別なものやった。それでもそのわずかなお金で給料日のあった週の日曜日は、おいしい物を食べに少しリッチなお店に連れてってくれた。
    私はそんな優しい光輝がほんまに好きやった。

    2006-09-07 14:58:00
  • 12:

    杏奈

    でも私は付き合って半年ぐらいまで光輝のお店の場所がどこにあるかも知らず、次第に興味をいだくようになった。
    ホストをしてる光輝も見てみたい。どんなとこで働いてるんやろうって。
    何回か頼んでやっとオッケーをもらい、仕事が終わるとバイト仲間の桜ちゃんと一緒に遊びに行った。もちろん支払いは私もちで。

    2006-09-07 15:05:00
  • 13:

    杏奈

    近くまで行くと光輝が迎えに来てくれ、お店まで三人で歩きながら向かった。
    『俺の彼女ってゆったら代表がセットだけでいいって言ってくれたし俺出すから金払わんでいいで』
    光輝が私達に言ってきた。
    『いいって☆無理ゆって来たしセットぐらいなら全然払えるから』

    2006-09-07 15:08:00
  • 14:

    杏奈

    『いいから!出すな』
    光輝に言われて渋々うなずいた。そしてお店に着くと黒いスーツに身をまとった人達がたくさんいた。
    男前な人や可愛い人、三枚目系の楽しそうな人、いっぱいいたけど私はやっぱり光輝が一番やなぁと思った。
    お店にいる時の光輝は少し大人に見える。暗がりな店内なせいもあってキレイな顔に見えた。

    2006-09-07 15:10:00
  • 15:

    杏奈

    『初めまして!代表のアースです。地球って書いてアースって読むねん。英語ではEarthってゆうやろ?』
    突然席に入ってきて光輝の隣に座った代表、アースさんは座った途端にマシンガントークが炸裂やった。
    『杏奈ちゃんやっけ?よう光輝が話してるで。僕の彼女は可愛いって。こいつ今めっちゃ頑張ってるわ。今月ナンバー4ぐらいいくんちゃうか?』

    2006-09-07 15:12:00
  • 16:

    杏奈

    『えー♪光輝凄いやん。めっちゃ頑張ってるもんなぁ』
    嬉しかった。ナンバー入りできる光輝を素直に喜んだ。でも内心は違ってた。
    最近は日曜日でも会えるのは夜中から。私はバイトをわざわざ日曜、月曜を休みにしてたのに。
    日曜の夜遅くに会って、月曜日の光輝の仕事の時間までしか会えなくなってた。

    2006-09-07 15:18:00
  • 17:

    名無しさん

    読んだことないから続き読みたい!!おも白い(^^)

    2006-09-07 15:19:00
  • 18:

    杏奈

    私はその言葉の意味が分からなかった。でも少しずつその意味が分かっていくようになる。
    初めて光輝のお店に行った日から一ヶ月。私はあれ以来お店には行ってなかった。光輝はアースさんの家に他のホスト二人と転がりこんで生活していた。

    2006-09-07 15:25:00
  • 19:

    杏奈

    すれ違いの毎日の中でも唯一の救いは朝、光輝が電話で起こしてくれることだった。毎朝9時ごろ、光輝は毎日電話をしてくれた。
    光輝にとってはモーニングコール兼おやすみコール。電話を切る時はいつも決まって『おやすみ』だった。

    2006-09-07 15:27:00
  • 20:

    杏奈

    でもギリギリうまくいってた付き合って八ヵ月がたつ頃、状況が変わってくる。
    朝の電話も途切れるようになり、日曜も会ってる間ずっと寝てることが多くなった。私はまだ実家だったし光輝はアースさんの家に居候だったからお泊りはいつもホテル。
    光輝が仕事が終わった日曜日の朝から月曜日の夜まで丸二日間ずっとホテルにいた時もあった。

    2006-09-07 15:29:00
  • 21:

    杏奈

    それでも一緒にいる間は良かった。安心できた。光輝のそばにいることで不安からも開放された。
    その頃は光輝はナンバー3になっていた。そしてある日曜日、いつものように光輝と会ってその日は久しぶりにデートらしいデートをした。
    映画見たり買い物したり、プリクラ撮ったり。その時買い物中に光輝に初めて指輪ももらった。

    2006-09-07 15:33:00
  • 22:

    杏奈

    『お前が不安にならんようにつけとけ。ごめんな最近あんまり時間作ってあげれんくて』
    って言ってくれた。私は嬉しくて店の中やったのに泣いてしまって光輝は恥ずかしそうにしてた。
    光輝の彼女は私なんや、信じてたら大丈夫。光輝だって頑張ってんねんから。
    そしてまたいつものようにホテルでお泊りしてると光輝が言ってくれた。

    2006-09-07 15:35:00
  • 23:

    杏奈

    『一年目の記念日きたら一緒に住もっか』
    私は光輝の突然の言葉に頭がいっぱいになった。一緒に住もっかって…?光輝と私が?二人で?嬉しさと喜びでいっぱいになった。
    『あと四ヵ月ガマンしとけよ。今金もためてるし。一緒に住んだら毎日飯作ってな。アースさんの彼女めっちゃ飯うまいねん』
    『彼女…?』
    『あれ?ゆうてへんかった?彼女も最近一緒に住んでんねん』

    2006-09-07 15:37:00
  • 24:

    杏奈

    全然知らんかった。ってことは毎日生活してる場に女がおったんや…いくらアースさんの彼女とはいえ少し嫌な気分になった。
    でも四ヵ月、あともう少し頑張ろう。そうすればきっと今みたいな不安からも開放される。
    でも私の不安は予想外な展開を引き起こす種になってしまった。

    2006-09-07 16:06:00
  • 25:

    杏奈

    いつものように光輝は先に寝てしまい、私は脱ぎっぱなしにしてたスーツのジャケットをハンガーにかけようとした。
    その時、内ポケットからピンクの封筒を見つけてしまった。今まで感じたことない嫌な勘がはたらいた。
    なんなんやろコレ。私は少しためらいながらも気付けば封筒を手にしてた。

    2006-09-07 16:09:00
  • 26:

    杏奈

    封筒の表にはダーリンへ?と書かれてあった。寒気がした。裏を見ると愛子と書かれてた。
    見ちゃだめだ。頭では分かっていた。でももう理性は働かなかった。
    内容は意外に普通なことだった。最後の二行を見るまでは。
    ━━省略━━
    もうすぐ付き合って一ヶ月だね?今度また家に遊びに来てな?一回来てくれてからずっと来てくれへんし。忙しいのは分かってるけど。ワガママ言ってごめんね。愛子より?

    2006-09-07 16:11:00
  • 27:

    杏奈

    愛子…って誰よ…。私の中の何かがプッツンと切れた。寝ていた光輝を起こして手紙を投げ付けた。
    『ど…したん?杏奈も一緒にねよぉ』
    寝ぼけた光輝は気付かないまま私にそう言ってきた。
    『愛子って誰なん』
    『えっ?なんて?』

    2006-09-07 16:13:00
  • 28:

    杏奈

    『愛子って誰なんよ!!』
    私は初めて光輝に怒鳴った。怒った私を見て驚いた光輝は跳び起きた。そして投げ付けた手紙を見ると顔が青ざめていくのが分かった。
    『ちゃうねん』
    『何が違うんよ!また家に来てってどーゆうこと?一ヶ月記念って何なん!』
    『客やねんって。店の客。色で引っ張ってるからしゃあないねん信じてくれや』

    2006-09-07 16:16:00
  • 29:

    杏奈

    色…?私は意味が分からなかった。夜の世界とは無縁やったしそんな客とのルールみたいなものがあることすら理解できひんかった。
    『信じれるわけないやん』
    『ちょっと待ってくれや!全部お前とのこれからのためやん。マンションの契約にも金いるし。色なんか当たり前にあんねんから』

    2006-09-07 16:33:00
  • 30:

    杏奈

    当たり前?そうゆう風に人に嘘つくことが当たり前?私はこの時初めて光輝に対して不信感をもった。
    『杏奈のためって何なん?そんなことしてまでお金作ってマンション契約なんて望んでないわ。杏奈は…光輝と一緒におれるだけでいいのに…そんなんしてまで同棲なんてしたくな…』
    声がでえへんかった。悲しくて悔しくて寂しくて。

    2006-09-07 16:35:00
  • 31:

    杏奈

    光輝がどんどん変わっていく。悪い悪魔のように変貌を遂げていく。涙がとまらんかった。
    『信じてくれ。家には行ったけどなんもしてないし、一切触れてもない。休みの日だって絶対杏奈とおったやん』
    そうやった。休みの日だけは私のそばにいてくれた。でも他の日は…そう思うと泣き止むどころかワンワン泣いてた。

    2006-09-07 16:39:00
  • 32:

    杏奈

    愛子って人だけじゃないかもしれん。光輝は今ナンバー3。もっと他にもたくさんお客さんがおる。
    もしかしたら…いや、そうは思いたくない。でも…。途切れた糸は繋ぎ合わせるまで時間がかかった。
    その日は結局、一応仲直りした。でもそこから私は変わってしまった。光輝をしばるようになっていった。不安で苦しくて光輝をしばることで安心するようになって。

    2006-09-07 16:41:00
  • 33:

    杏奈

    バイト中も暇を見つけてはトイレに行き昼も電話をかけた。光輝はあの時以来、私が余計な心配をしないように寝てても絶対に電話に出てくれた。
    なにやってんねやろ私…。光輝にとって重い存在になってる。それが分かってるのに気持ちのブレーキがきかんかった。

    2006-09-07 16:44:00
  • 34:

    杏奈

    そうこうしてるうちに付き合って10ヵ月目が過ぎた。ある日、私は仕事が終わった時に見知らぬ携帯番号から電話が鳴った。
    『はい』
    『もしもし杏奈ちゃん?俺オレ、アースですけど』
    『アースさん?あっどうしたんですか!?』
    『今からちょっと時間ある?話したいことあって』

    2006-09-07 16:46:00
  • 35:

    杏奈

    私は言われるがままに指定された場所に向かい、アースさんを待っていると走りながらアースさんは現れた。
    『行こっか』
    そう言うとアースさんは歩きだした。夜の街をゆっくり歩いたのは初めてやった。すれ違う人はアースさんに挨拶したりジロジロ見てたり、違うオーラみたいなものを感じた。

    2006-09-07 16:50:00
  • 36:

    杏奈

    でもアースさんが入ったのは焼肉屋…え?
    『腹減ってない?俺めちゃめちゃ減りまくりんこ』
    私は思わず笑ってた。りんこって(笑)そしてテーブル席に座った私とアースさんは飲み物を頼み、とりあえず食事した。その間アースさんは普通の話をしてた。
    やっと食べ終わる頃、アースさんは私をじっと見るとこう言った。
    『杏奈ちゃんは光輝のこと信じられへん?』

    2006-09-07 16:52:00
  • 37:

    杏奈

    『えっ?あ、あぁ…光輝から何か聞いたんですか?』
    『うーん、まぁ聞いたとゆうか最近光輝がちょっと元気なさそうに見えたから、俺から聞いてみてんな。そしたら杏奈ちゃんと喧嘩ばっかりやって言ってたから。原因は仕事やって言ってたしナンバーのプレッシャーかけてた俺にも責任あるかなぁと思って』

    2006-09-07 16:54:00
  • 38:

    杏奈

    『そんな…ことないです。アースさんのせいとか。ただ杏奈が、あ、私が光輝に色のこととか言われて理解できなくて…』
    『そっか。でもあいつ頑張ってんで。杏奈ちゃんと一緒に住むためって給料も使わんとおいてるし多分今月ナンバー2になるやろうな。来月は物件見に行くって張り切ってたわ』

    2006-09-07 16:56:00
  • 39:

    杏奈

    私は恥ずかしかった。光輝は私に嫌な想いばっかりさせるって思ってた。でも…安心させたいってゆう言葉に嘘はなかったんや…。
    情けなかった。
    『信じてあげてくれな。一番大事な人間に信じてもらわれへんのってかなり辛いもんやから』
    アースさんはそう言うと私にニコッと微笑んだ。
    『あの、アースさんも彼女さんと喧嘩したりするんですか?』

    2006-09-07 16:58:00
  • 40:

    杏奈

    『俺?うーん…めちゃめちゃすんで。今の女とは三年になるけど殴り合いにもなったし何回も別れたし。同棲しても何回も出て行ったりしたし俺の女気強いから客に電話したりもしたわ』
    『そう…なんや』
    私はびっくりした。そんなこともあるんやって。
    『まぁそれも最初だけやけどな。女も水商売やってたし仕事のこと分かってくれるようにもなって今じゃ何にも言わん(笑)だから逆に怖いわ。』

    2006-09-07 17:00:00
  • 41:

    杏奈

    『何で?何も言われない方がラクじゃないの?』
    私は不思議に思った。
    『最初はそうやったよ。でもガマンしてんねんなぁってだんだん変わってきた。こいつは絶対何があっても守っていこうって。何も言われんかったら逆にこっちが不安になってもうた』
    そうなんやぁ…。
    『でも結局は信じてもらえたってこと。お互いの間に信用がなくなったら終わったも同然やから』

    2006-09-07 17:02:00
  • 42:

    杏奈

    信用…。私は光輝を信じてるの?自分自身に問い掛けた。ただただ自分の不安さばかりを光輝に押し付けてただけや…。
    『まぁ杏奈ちゃんも光輝もまだ若いしゆっくり作りあげたらいいよ。信頼関係を。焦ってたらうまくいくもんもいかんようなるから、何かあった時はとりあえず落ち着いて考えてみ。喧嘩する前に絶対もっと違う答えが見つかるから』

    2006-09-07 17:04:00
  • 43:

    杏奈

    アースさんの話すことは奥が深い。そして必ず当たってる。私はアースさんに言われた言葉をちゃんと胸にしまった。
    『杏奈ちゃん店ちょっと寄っていきーや。金は俺付けでいいから。日曜まで待たれへんやろ?光輝びっくりするやろな』

    2006-09-07 17:06:00
  • 44:

    名無しさん

    もー読んだわぁ↓↓

    2006-09-07 17:38:00
  • 45:

    名無しさん

    うちも読んだけど もう一度読みたいわ 読んでない人もいてるやろうし

    2006-09-07 17:53:00
  • 46:

    杏奈

    私は何度も断ったけど、アースさんの押しに負けて結局アースさんとお店に向かった。お店に入るとアースさんは席に案内してくれ私の隣に座ってくれた。
    誰も私だと気付いてない。はたから見ればアースさんのお客さんに見えたのだろうか。
    『杏奈!?ちょっ、お前何してんねん』
    突然少し離れた席から大きな驚いた声で光輝がこっちに向かってきた。

    2006-09-07 20:10:00
  • 47:

    杏奈

    『杏奈ちゃんな、お前しょうもない男やから俺にのりかえるって。な?』
    アースさんはそう言うと私にウインクしてきた。あ、冗談か…。私は冗談にのってうんっとうなずいた。
    『ちょっと待って下さいよー。嘘でしょ?おい!杏奈嘘やんな?』
    オドオドしてる光輝を見てアースさんは爆笑していた。

    2006-09-07 20:12:00
  • 48:

    杏奈

    『ハハッ当たり前やんけ。お前もまだまだ青いなぁ。ちょっと座っとけ、俺からのサービスや』
    そう言うとアースさんは光輝の座ってた席へ向かい、そこに座った。
    『マジで何で代表と一緒に来たん?ほんまに口説かれたりせんかった?何もされてない?』
    こんなに心配そうな光輝は初めて見た。でもちょっぴり嬉しかった。

    2006-09-07 20:14:00
  • 49:

    杏奈

    『アースさんめっちゃいい人やで。光輝が元気ないの心配してたし…杏奈にも色々アドバイスしてくれてんやん。てゆーかごめんな。自分のことばっかり考えて光輝の重荷になってたわ』
    光輝は私の頭をなでながら
    『やっぱりお前可愛いわ。俺ちょっと考えててん。お前苦しめるぐらいなら辞めようかなって。でももうちょっとで一緒に住めるし頑張ってきて良かったわ』

    2006-09-07 20:17:00
  • 50:

    杏奈

    『杏奈も嬉しい☆』
    私がそう言うと、光輝は耳元で『毎日チューもHもできるな』
    ってささやいた。少し照れくさかったけど嬉しかった。でも、店内の周りの女の子達の目が少し怖く見えた。じーっと見て睨んでるようにも。
    その頃はサイトなんてものはなかったから時代的にはラッキーやったんかもしれん。光輝のお客さんは光輝を目で追い、痛いぐらいの視線を浴びせるから。

    2006-09-07 20:18:00
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