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水商売の変貌
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1:
名無しさん
1 名前:杏奈:05/09/09 06:58
夜の世界ではでも耳にしたことがありますよね?突然の変貌や変身って言葉を。そしてその世界に入ってくる約七割が心に何らかの闇を抱えていることを。
つかればつかる程変わっていく。これは本職ホストの彼氏の実話を元にした話。
2006-09-07 14:29:00 -
371:
杏奈
えっ…?一瞬自分の耳を疑った。
「ほんなら最初っからそう言えや!お前もルイと一緒やんけ!」2006-09-16 11:19:00 -
372:
杏奈
「あんなんと一緒にすんな!女泣かせることがお前の男気なんか?自分の女泣かせて我慢させて苦しめることがお前の彼氏としてのやり方なんか?俺ならそんなこと絶対せえへんわ。自分の女幸せにせんで誰を幸せにすんねん?客か?店か?ない頭絞って考えろや」
2006-09-16 11:20:00 -
373:
杏奈
勇二君がそう言った時、光輝は勇二君を殴っていた。鈍い音が痛々しかった。
「殴るんなら殴れや。俺はなんもせんから。好きにしろ」
勇二君はそう言うと血の混じったツバをペッと吐き捨てた。痛かったはず、殴り返したかったはずやのに…。2006-09-16 11:21:00 -
374:
杏奈
「杏奈、お前なに考えてんねん?こんなやつと仕事しとったんか?お前ら浮気しとったんちゃうんか!」
光輝は私の腕を痛いぐらいにつかんでそう言って来た。
呆れて言葉も見つからなかった。浮気?こんなやつ?勇二君はいつでも味方でいてくれた。光輝の話もいつもちゃんと相談に乗ってくれてたし。私にとって唯一の支えやった人。2006-09-16 11:22:00 -
375:
杏奈
恋愛感情はなかった。でも人として優しくて芯の強い人。いつも近くで見守ってくれてた人。
そんな勇二君をこんなやつ呼ばわりされたくなかった。
「もう光輝いいって。もう…別れよう。あんたと何を話しても無理って分かった。一から十まで話しても多分何も分からんと思う」2006-09-16 11:23:00 -
376:
杏奈
「はぁ?何ゆってんねん?お前勇二んとこ行くんか!ありえへんことゆうな」
あほらしかった。別に勇二君に好きって言われたから気持ちが移ったわけでもないし、勇二君を好きなわけじゃない。勇二君に乗り換えるつもりもなかった。
ただ、もう光輝とはもうやっていかれへんって思ってた。こんな分からず屋…。2006-09-16 11:24:00 -
377:
杏奈
「何で分からんの?光輝がここまで頭おかしいとは思わんかったわ!ルイみたいなんと話してるから頭悪なったんちゃう?ナンバーワンホスト?聞いて呆れるわ。あんたみたいなん中身のない人間ってゆうねん」
「はぁ?お前っ!!」
酔いが残っていた私の言葉に光輝はめちゃくちゃ怒った顔で初めて私も胸ぐらをつかまれた。2006-09-16 11:25:00 -
378:
杏奈
バコン…
次の瞬間光輝は目の前に倒れていた。勇二君が…光輝を殴ってしまってた。
「お前何してるか分かってんのか!女の胸ぐらつかむようなことすんな。目ぇ覚ませいい加減!」2006-09-16 11:26:00 -
379:
杏奈
光輝は倒れたまま笑ってた。私には意味が分からんかった。
「ハハッ、何アツなってんねん。もうええわ。お前ら好きにすれば?」
光輝はそう言うと立ち上がってビルに入って行った。2006-09-16 11:28:00 -
380:
杏奈
「大丈夫か?ごめんな…俺いらんことしてもうたやんなぁ…マジごめん」
勇二君はそう言って私に何度も謝って来た。
「何で勇二君が謝るん?謝らなあかんの杏奈のほうやわ…。ごめんな変なことに巻き込んでしまって…」2006-09-16 11:29:00