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水商売の変貌
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1:
名無しさん
1 名前:杏奈:05/09/09 06:58
夜の世界ではでも耳にしたことがありますよね?突然の変貌や変身って言葉を。そしてその世界に入ってくる約七割が心に何らかの闇を抱えていることを。
つかればつかる程変わっていく。これは本職ホストの彼氏の実話を元にした話。
2006-09-07 14:29:00 -
481:
杏奈
でも気付いた時には遅い時もある。間に合わない時もある。だからこそ自分をうらみたくなる。
何で気付かんかったんやって。何で分からんかったんやって。後悔先に立たず。昔の人は何か意味を込めてことわざを作ったのだろうか。
出会いと別れは背中合わせ。好きと嫌いも背中合わせ。昨日までそばにいた人がいなくなったり、好きでいてくれた人に嫌いになられたりもする。2006-09-21 13:51:00 -
482:
杏奈
深い深い恋愛とゆう迷路に入りこんでしまった時、ゴールに相手がいるのといないのとでは全く違う。
ゴールに大好きな人がいればどんなに難しい長い迷路でも、絶対に会えると分かってるなら急いでゴールを目指せるよね。
でもゴールに誰もいなかったら?入り込んだ迷路の中を最後までゴールを目指して進める?2006-09-21 13:52:00 -
483:
杏奈
ホスト陽介は迷路に入り込んでたのにスタートするのが遅かった。
ゴールにその子がいた時にスタートしておけば、きっといい結末のゴールを迎えていたはずなのに。
今は行き場のない迷路をぐるぐる回ってるだけ。ゴールが見付からずに迷ってる。
そして、苦しんでる。だからいまだに新しい恋もできずに立ち止まったまま。2006-09-21 13:54:00 -
484:
杏奈
「結局そのままなん?その子とは」
「え?うん。けどそれから店のやつが男とおるの見たって言ってて。そっからは全然知らんかってんけど去年やから一年前ぐらいかな?偶然見てん。ベビーカー押してたわ。男と二人で。結婚したんやろうな」
そう言うとホスト陽介は少し悔しそうな顔をした。2006-09-21 13:55:00 -
485:
杏奈
「あいつ俺のこと好きちゃうかったんかなぁ…」
弱気な声でそう言った。ホスト陽介は今でも気付いていなかった。彼女がなぜ自分の元からいなくなったのか。
「好きやったに決まってるやん。好きで好きでどうしようもないくらい好きやってんで多分。だから離れてんやん。自分が崩れてしまうから。いつも笑ってたのも寂しさの裏返しやったんじゃないん?」2006-09-21 13:56:00 -
486:
杏奈
その子はきっと離れることより好きでいることのほうが辛かったんじゃないかな…。
自分がいくら想っいても変わらないままの恋。好きでいるために、会いたいために自分の体を盾に頑張ったり。色だと分かる営業の仕方や態度にも疲れてしまったのだと感じた。
だって好きな人から離れてしまうのってほんまに辛いやん。それをしたぐらいやから。2006-09-21 13:57:00 -
487:
杏奈
「俺が…幸せにしたかったわ。去年見た時な、あいつめっちゃ幸せそうな顔しててん。にこーっと笑ってめっちゃええ顔してた。あんなん見たら声かけれんかったわ…」
「そっか。でもよかったやん幸せで。幸せでいてくれただけでよかったやん。だから陽介も新しい恋して幸せ見つけてみ。多分思ってるよ、幸せになってほしいってその子が一番。」2006-09-21 13:58:00 -
488:
杏奈
「そやな。つーか俺なに喋ってんねん!みたいな。こんな話あんましたことないのに。杏奈も彼氏?元カレか知らんけど手に届くとこにおるなら気持ちちゃんと言うとけよ。俺みたいになんで(笑)なっ?」
陽介はまた笑ってた。ほんまに不思議な子やなぁって思った。なんかあんなに悩んでたのにスーッと楽になってた。2006-09-21 13:59:00 -
489:
杏奈
「なぁ、番号教えてや。別に営業なんかせんから。でもまた話聞いてほしいかも。杏奈の話も聞くし。休みの日飯でも行こや」
そんなこんなで帰りぎわにメモリー交換をした。あんなに第一印象よくなかったのに、何故か“いいヤツ”と思うぐらいになっていた。
チェックはちょうど6000円だったけど私に3000円だけちょーだいと言って残りはポケマネで出していた。つくづくおかしな子やなぁと思った。2006-09-21 14:00:00 -
490:
杏奈
帰り道、ふと考えてた。
私は何を強がって光輝にまで壁を作ってしまってたんやろうって。
一番大事なものが一番遠くにいってしまう。あかん…このままじゃ。私は携帯を手にしてた。メモリー登録000はいつも光輝の指定番号だった。2006-09-21 14:03:00