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1:
ケイ
俺が4年間思い続けてる子の話☆
2005-08-20 02:59:00 -
101:
ケイ
休み時間にあかりのクラスまでいった。 「どいつがもってるん?」「あの子やでぇ〜!」 あかりが指さしたやつに俺はわざとかなりフレンドリーに話し掛けた。 「なぁなぁっ!ひーちゃんのパンチラの写メもってるんやろぉ〜?♪♪」 「もってんで♪みたい?あの人スカート短いから撮ってほしいんかなおもってとったぁ☆笑」 このことばにキレた。
2005-08-24 02:34:00 -
102:
ケイ
「…しばくで…。誰が撮ってほしいなんておもうねん…。そんなんでスカート短いんちゃうやろが。」 「え!?」そいつはオロオロしてた。 「今すぐ消せや。次撮ったらまじしばくから。」 目の前で消さして俺は教室にもどった。
2005-08-24 02:41:00 -
103:
ケイ
俺はめっちゃイライラしてた。他の関係ない人にも、冷たくしてしまった…。 放課後、裕也とかと3人で梅田に行ったら、女3人に逆ナンされた☆俺はどーでもよかったけど、裕也らがノリノリやったから、6人で遊ぶことなった。
2005-08-24 06:41:00 -
104:
ケイ
いかにも遊んでそうなギャルたちってかんじやった。 俺も今日落ち込むことあったし、気晴らしにいいかなとおもってはしゃごぅと思った☆6人でラウンドワンでボーリングしよか!!ってなって、ラウンドワンまで歩いてたとき、後ろから「おーケイちゃん☆」 え…この声…?
2005-08-24 06:44:00 -
105:
ケイ
ひーちゃんや!!! 俺は飼い馴らされた犬のよぅにひーちゃんとこまで走っていった!! 「何してんのー?!」 「買い物やでぇ♪あの子ら彼女ちゃうん?あたしと喋ってて大丈夫なん??」 「違うって!!!?」 「あ、そーなん?どっちにしろ女の子たちに悪いからいくわ♪じゃぁね☆」 …俺は目の前が真っ暗になった。あんな冷たいひーちゃんははじめてやった。
2005-08-24 06:51:00 -
106:
ケイ
俺もみんなのとこに戻ったけど、あまりのテンションの低さに裕也が気付いてくれて、裕也に相談した↓そしたら裕也は、 「あ〜そりゃ確かに誤解するような状況やわなぁ…」と苦笑いした。
2005-08-24 06:55:00 -
107:
ケイ
とりあえずみんなでボーリングしにいったけど、ギャルらのあまりのワガママぶりに全員たえられへんくなってすぐバイバイした☆ 一人に番号きかれたけど、教えへんかった。家にかえって携帯をひらき、何度もひーちゃんにかけようと思ったけど勇気がでんかった。
2005-08-24 06:59:00 -
108:
ケイ
それからしばらく、ひーちゃんとは連絡とらんくなった。俺は淋しさをまぎらわすためにダンスと歌の練習をがんばった。 季節は夏寸前になった。 最近ひーちゃんをみてないけど、学校にきてるんかなぁ?元気にしてるかな…
2005-08-24 07:04:00 -
109:
ケイ
ある日俺は、校舎のうらのいつもタバコをすってるとこにひとりでいった。するとそこに人影がみえた。 「うわっ先客やん…。」 しかし、近づくたびに泣き声がきこえた。…この声、ひーちゃん…?ひーちゃんや!!
2005-08-24 07:08:00 -
110:
ケイ
「ひっくひっ…く…」 声を押し殺すようななきごえ。俺は走り寄った。 すると、倒れこんで頭をかかえながら泣いているひーちゃんがいた。大泣きってかんじやった。俺に気付きこっちをみた。目が真っ赤やった。 「…どうしたん…?」 勇気をだしてきいてみた。
2005-08-24 07:16:00 -
111:
ケイ
「あ゙っ、なんでもないねん、ぢょっど体調悪いだげやがら☆」泣きすぎてガラガラになった声で必死に笑う…。胸がいたい… 「…なんかあったら力になるから…絶対力になるから…だからゆってな…」 俺はこんなことしか言えなかった。情けなかった。ひーちゃんゎありがとうな、と笑って言いながら教室にもどっていった。 …なんで泣いてたんやろ
2005-08-24 07:22:00 -
112:
ケイ
俺は何回も助けられてるのに、俺にはなんもできへんねんなぁ…。なんかできることないんかなぁ…。夏の青空をみあげながら、ひとりでかんがえていた。 もうすぐ、夏休み。
2005-08-24 07:25:00 -
113:
ケイ
終業式の日。 式がおわり、みんなで飯を食いに行った☆近くのガストにいくと、あかりらもいた。「おぉーケイやん!一緒にたべよーや☆」こいつはいっつも元気やな…。
2005-08-24 07:31:00 -
114:
ケイ
みんなでワイワイ話してるときに、あかりが横にきてはなしはじめた。 「ひー先輩、元彼から暴力うけてるらしいで。」 俺はこの前のことを思い出した。もしかして、あのときも…。 「ごめん!俺帰るわ!!」俺は席をたち、走った。
2005-08-24 10:28:00 -
115:
ケイ
プルルルル…プルルルル…ひーちゃんに何回かけても出ない。メールで「連絡して」と送っておいた。 30分後、ひーちゃんから電話がかかってきた。 「もしもし!?今どこ?」「え?家やでぇ☆寝てて電話きづかんかったぁ〜☆」「家どこ?話あるねん!」「どしたん?!○○中学のちかくやでぇ〜☆」 「すぐいくから!!」 「えっ?どうしたんよ?」俺は勝手に電話を切り、急いでむかった。
2005-08-24 10:34:00 -
116:
ケイ
ひーちゃんは、家の前にでてまっててくれた。こんな暑いのに、長袖にジャージ。俺が今日終業式きた?と聞くと、体調がわるかったから休んだぁ☆と笑う。 俺は、こう切り出した。 「…ひーちゃん、元彼から殴られてるんやろ…?」 その瞬間、ひーちゃんから笑顔が消えた。
2005-08-24 10:40:00 -
117:
ケイ
でもまたすぐにいつもの笑顔にもどり、 「えー?何の話っ?!笑。そんなんちゃうよぉ〜☆」とわらう。俺はきいた。 「…じゃあ何で長袖とかきてんの…?」 ひーちゃんはだまった。 「…腕みして…?」俺は腕をつかみ、そでをめくった。
2005-08-24 11:17:00 -
118:
ケイ
「…普通にやばいやろ…」自然と声にだしてしまった。それぐらいすごいアザが何個もあった。ちょうどグーのような形で…。 「ちがうねん☆ちょっと喧嘩してもめちゃってさ?」「…ちがうやろ?」俺が聞くとだまった。
2005-08-24 11:21:00 -
119:
ケイ
ひーちゃんは、あきらめたのか、話だした。 「浮気されて別れた元彼により戻そうってゆわれてんねんけど…もう信じられへんし無理やわってゆったら殴られてん…。」 女に手だす男とか最悪や…よく顔をみたら、だいぶやせていた。よっぽどショックやったんやろな…。
2005-08-24 11:25:00 -
120:
ケイ
俺がそいつにゆうたろか?て聞いたけど、だまって首を横にふる。こんなんどうせ今だけやろ、と笑う。私なんかのどこがいいんやろなぁ、と辛そうな顔する。すべてが耐えれなかった。俺なら、絶対こんな思いはさせへんのに…。
2005-08-24 11:27:00 -
121:
ケイ
「でも、たぶんどこかでまだ元彼の事好きやと思う」この言葉に俺はつらくなった。元彼が好きなんや…。「…俺だってひーちゃんのことすきやで。」 勇気をだして言った!! 「あははっ!ありがとね」本気にしてないのか、軽くかわされた。でも、ごめんとかゆわれんくてよかった…。
2005-08-24 11:32:00 -
122:
ケイ
心配かけたくないから、決して人の前では泣かない。いつも笑って人を明るくさせてる。今だって、絶対つらいはずなのに、わらってる。心底尊敬した。 今までの女とはちがう…
2005-08-24 13:23:00 -
123:
ケイ
俺は、そんな辛い目にあうんやったらもう元彼と会ったらあかん!ってゆったけど、あいつには私しかおらん、私が見離したらあいつは一人になってしまう。あいつは、愛情表現がへたなだけやねん、と言う。 俺は何もいえんかった…。ひーちゃんは、「来てくれてありがとう、やさしいねぇ。ありがとう。じゃあね。」と言い家にはいっていった。
2005-08-24 13:29:00 -
124:
ケイ
今日から夏休みなのに、複雑な夏休みのスタートになってしまった。力になれなかった…。 セミがうるさい7月の昼下がり、引き下がれない恋をしたことに気付く。
2005-08-24 13:31:00 -
125:
ケイ
それから一週間後、友達からひーちゃんが元彼とよりを戻したらしい、と聞いた。あれから彼女から連絡はない。何回かメールをしたけれど、かえってこない。
2005-08-24 13:35:00 -
126:
ケイ
俺は、もう忘れようと必死やった。いろんな女と遊びまくったし、いろんな女とやったりもした。とにかく必死やった。もう考えたくない…それだけやった。淋しかった。
2005-08-24 13:38:00 -
127:
ケイ
ある日、あかりから?。 「あんた最近女あそび激しいらしいゃん??」 「別にそんなことないよ」「あたしと付き合わへん?ほんまゎずっと好きやってん??」 …え!?まったくきづかんかった…?
2005-08-24 13:42:00 -
128:
ケイ
でもあかりやったら気あうし、しゃべりやすいしいっかぁ☆と思いOKした☆ 俺はこの日からあかりの彼氏になった。いつか好きになれるやろう、と思った。ある日、あかりが初めて俺んちに来た。
2005-08-24 13:45:00 -
129:
ケイ
あかりは俺の横にぴったり座り、甘えてくる。俺は正直なんもする気も起こらんかったけど、あまりにも顔を近付けてくるから、チューした。あかりゎ顔真っ赤にしてたけど、俺はなんとも思わんかった↓ 恋愛ってこんなもんなんかなぁ…と思った。
2005-08-24 13:51:00 -
130:
ケイ
もう一回チューして、雰囲気でベッドに押し倒して、服ぬがせた。そのとき、あかりの顔が一瞬ひーちゃんにみえた…。俺はマジで心臓がドキドキして、かなり興奮した。俺はあかりをひーちゃんと錯覚して、エッチをした。
2005-08-24 13:56:00 -
131:
ケイ
エッチの途中ぎゅっとあかりを抱き締めながら、つい 「ひ…ちゃん…」 と言ってしまったけど、あかりも必死やって気付いてなかった。 終わったあとあかりをみると、やっぱりあかりはあかりやって、ひーちゃんじゃない。俺は少し落ち込んだ。
2005-08-24 14:02:00 -
132:
ケイ
でもあかりが終わった後、「愛をかんじた?」 とか言ってた。そりゃあひーちゃんのこと考えてたからやろうなぁ…。ごめん、あかり。
2005-08-24 14:05:00 -
133:
ケイ
罪悪感でいっぱいやった。それでも、俺はひーちゃんを忘れることに必死やった。あかりのことを好きになって、忘れていこうとおもった。 あかりは顔もまぁまぁ可愛いし、性格もいい☆十分やってけるやろ、と思った。
2005-08-25 02:33:00 -
134:
ケイ
それから、あかりと色々なところに出かけた。遊園地に行ったり花火にもいった。それはそれなりに楽しかったし、よかった☆ でも、あかりとキスしたりエッチするたびに、ひーちゃんの顔がでてくる。あの笑顔が…。
2005-08-25 13:20:00 -
135:
ケイ
元気にしてる?彼氏とはうまくやってる?幸せ? ひーちゃんに会いたくてたまらなかった。 忘れられない。
2005-08-25 13:22:00 -
136:
ケイ
夏休みも中盤にさしかかったある日、俺は近所のコンビニに行った。 すると、コンビニの横の細い道に女の子が座り込んでるというか、倒れこんでるのがみえた。 俺はただごとじゃないと思い駆け寄った。
2005-08-25 13:25:00 -
137:
ケイ
「…ひー…ちゃん?」 一瞬、誰かわからなかった。それぐらい顔がボコボコに腫れあがっている。目のまわりも、青アザでまっさお。小刻みにふるえてる。俺を見ながら、 「いや…や…いややぁ…もう…見んといてぇ…。」 とおびえた目をする。
2005-08-25 13:29:00 -
138:
ケイ
「私が悪いから…だから…殴られんねん…私がわるぃねん…しゃあないねん…」震えながら言う。涙がポタポタ…、と落ちている。 「でも…限界や…もう痛いよぉつらいよぉ…男がこわいよぉ…」 俺は泣き崩れた。俺のなかでいちばん強かった人が、初めて弱音をはいている。ボロボロになって、泣きながら…。
2005-08-25 13:34:00 -
139:
ケイ
俺は、とりあえずちょっと待っててと言ってコンビニに走り、氷と絆創膏、包帯と、湿布を買った。 「これで顔ひやして?」と言ってひーちゃんに氷を渡した。 俺は無言でひーちゃんの手当てをはじめた。
2005-08-25 13:39:00 -
140:
ケイ
ひーちゃんは、口のはしっこや、色んなとこが切れていて、喋るのも表情をつくるのも辛そうやった…。 それでも、俺が包帯を巻いていると、一生懸命にこにこして、見ててくれた。 「ケイちゃんは優しいねぇ。そんな優しさどこでならうん?家で?学校で?私も教えてほしかったなぁ。」 俺はこの言葉で、ひーちゃんをぎゅっと抱き締めた。
2005-08-25 13:45:00 -
141:
名無しさん
ひーちゃんて子、めっちゃ純粋ゃぁ…?
2005-08-26 18:49:00 -
142:
?真梨奈?
青春ッッて感じゃねぇー? 更新まってま??
2005-08-26 18:53:00 -
143:
ケイ
名無しさん、真梨奈ありがとうなぁ?頑張るわ?
2005-08-26 23:18:00 -
144:
ケイ
俺が抱き締めた瞬間、彼女は何かが吹っ切れたように大泣きした…。 「こわいよぉぉ…もぉこわいよぉぉ…」 俺はずっと抱き締めた。 頼りなかったかもしれへんけど、落ち着くまでずっと抱き締めた。
2005-08-26 23:22:00 -
145:
ケイ
「男がもう恐い…男なんかもぉ信じたくない…」 せつなかった…心の奥で、俺やったら絶対泣かさへんから、俺といてやってずっと叫んでた。でも、言えなかった。あかりにはほんまに悪いけど、あかりのことなんか全く考えれなかった。
2005-08-26 23:28:00 -
146:
ケイ
ひーちゃんの彼氏は、もう暴力が癖になってしまっていて、機嫌が悪かったり喧嘩をするとすぐ殴ってくるらしい…。 それでも、あいつを見捨てることはできへん、あいつが大丈夫になるまで一緒におったらなあかんねん、と言う。 一番つらいはずやのに… 俺には、何ができる?
2005-08-26 23:32:00 -
147:
ケイ
俺やったら泣かさへんで?浮気なんかせえへん、殴ったりなんかせえへん、淋しい思いもさせへんよ、ずっと一緒におるから… 何回言おうと思ったやろ。
2005-08-26 23:34:00 -
148:
ケイ
けど言われへん。俺には、彼女がおる。君にも、彼氏がおる。俺は、君が一番すきやのに。 「もう、こんな気持ちであかりとは付き合っていかれへん…」その日の夜俺は決心した。
2005-08-26 23:39:00 -
149:
ケイ
家にかえり、しばらくしてあかりに電話をかける。 「はいもっしい?♪」 「あかり?話あんねんやんか…俺…やっぱあかりとはやってかれへん…」 「…ひー先輩?」 「うん…俺やっぱ側におってほしいんはあの人や…」俺ははっきりと伝えた。
2005-08-26 23:44:00 -
150:
ケイ
「あかりがあかんとかじゃないねん、お前はほんまいい奴やしな…でも俺にとってあの人の存在がでかすぎんねん…無理やと思うけど頑張りたい…。」 「もういいよ。わかった☆その代わり頑張りや!!」「ありがとう…ほんまにありがとう…。」 俺は、自分のタメにもあかりのためにも絶対頑張る!!と決めた。
2005-08-26 23:49:00 -
151:
ケイ
俺はなにより、支えになりたかった。いつか、ひーちゃんが俺を支えてくれたときみたいに。 いつもひとを支えている彼女みたいに。
2005-08-27 01:27:00 -
152:
ケイ
8月にはいったころ、彼氏とどう?とメールを送ったら、別れた、と彼女からメールがきた。原因は、彼氏が立ち直り仕事に専念したかったかららしい。 勝手な彼氏や。でも、ひーちゃんは言ってたとおりちゃんと彼が立ち直るまでそばにいた。強いなぁ…。 俺なら暴力は無理や。
2005-08-27 01:35:00 -
153:
ケイ
俺は彼女に少し公園ででもしゃべろう、と誘い、公園につれだした。 彼女はアディダスのジャージできた。彼女らしかった。「ひさしぶりやなぁ☆」 と笑いながら来たひーちゃんは、少しひくぐらいやつれていた。
2005-08-27 01:38:00 -
154:
ケイ
「よぉがんばったなぁ…」俺がゆうと彼女は笑って 「あいつは一人にしたらあかんかったから。でも最後には離れていくねんなぁ」とつぶやく。こんなときにでも笑顔をつくる。 笑おうとする。心配かけないために。
2005-08-27 01:42:00 -
155:
ケイ
夕暮れが妙に切なかった。ひーちゃんはよく鼻歌をうたう。いつもなにか歌ってる。この日は、ゴイステのスタンドバイミーを歌ってた。 すごい好きな歌やねん、て言う彼女は、どこか淋しそうやった。
2005-08-27 01:52:00 -
156:
ケイ
家にかえり、俺はひとりでかんがえてた。 どぉしたらあの人の心のなかに入れるやろう?どぉしたら俺を男としてみてくれるやろう? はっきりした答えはみつからんかった。すると、また下からガシャン、と物が割れる音とともに、おかんの 「キャァァー!!!」という声がきこえた。
2005-08-27 01:57:00 -
157:
ゆい
はやくみたぃな?頑張って??
2005-08-27 01:59:00 -
158:
ケイ
俺はただごとじゃないと思い、下へ走った。 するとオカンが鼻血を出して泣いていた。おとんは、部屋に戻っていた。喧嘩でこんな暴力ざたになったのは初めてや。 「もう離婚しいや…。」 俺はこう言い、オカンの手当てをして、部屋にもどった。
2005-08-27 02:03:00 -
159:
ケイ
ゆいあんがとぉなぁ?頑張るでぇ?
2005-08-27 02:04:00 -
160:
ケイ
次の日起きたらオカンにリビングに呼ばれた。俺はお茶をのみながらリビングに座った。オカンは真顔で 「離婚してもええ…?」と聞く。いつかはこうなると思ってた。俺は動揺せず 「好きなようにしたらええよ。オカンの人生やん。」と言った。次の瞬間、予想外なことばが帰ってきた。
2005-08-27 02:09:00 -
161:
ケイ
俺は夏休みあけで退学することに決まった。なにして働こうかなぁ…。とりあえず、学校で仲いいやつとかあかりに辞めることを伝えた。するとみんなが 「飲み会しよや??」と計画してくれた。地元の居酒屋貸し切って送別会?みたいなのを開いてくれた。
2005-08-27 02:19:00 -
162:
ケイ
仲よかったやつみんな出席してくれて、めっちゃ嬉しかった。みんなめっちゃ飲んで、つぶれだしたころ、裕也が立ち上がり 「ケイへのプレゼントが到着したみたいやれー?」と言いだし、まわりが「きたきたぁ?」と騒ぎだした。 すると、お店の入り口から「よっ?」とひょっこりひーちゃんがあらわれた!!
2005-08-27 02:26:00 -
163:
ケイ
「!????!???!」俺は頭がこんがらがった。誰かが呼んでくれたみたいで、ほんまにびっくりした!!ってか、俺ベロベロやったから恥ずかしかった!「なんで学校やめることだまってんのー!!」 俺は、やめるねんってゆったらどうせ元気でねーとかゆわれるんやろうと思って恐くて言えへんかった。
2005-08-27 02:35:00 -
164:
ケイ
「ひー先輩なに飲みますー?」裕也が聞くと「あー、ビール?」おっさんくさ!他の女の子はカクテルとかやのに…。でもそうゆう気取らんとこも魅力やな。 来たビールを一気に飲んで俺の横に座った。
2005-08-27 02:44:00 -
165:
ケイ
ドキドキした…。だまってたこと怒られる…? 「…ありがとうなぁ?」 ……ん?!なにが!? 「コンビニで手当てしてくれたお礼ちゃんとゆうてなかったからさ…。いっぱい助けてもらった。ありがとうなぁ。まじ助かった。」 俺、役にたててたんや…!
2005-08-27 02:50:00 -
166:
ケイ
「俺、役にたってた…?」「なにゆってんの☆まじ助かったから!!笑」 嬉しい…何もできへんっておもってたから…。 初めて俺は彼女に近付けた気がした。 誰とでも気さくに話せる彼女。誰とでもすぐ友達になっちゃう彼女。だれよりも人の気持ちがわかるやさしい人。
2005-08-27 02:56:00 -
167:
ケイ
気付けば飲み会のメンバー全員とうちとけてる。 あかりでさえ、「あのひとほんまにええ人やなぁ!」って認めるぐらい。 吐いて動けずに終電逃した子に、タクシーつかまえて「これで行ったってぇ!」と運転手に一万わたしてたときには惚れなおした。 まさに男みたい!笑
2005-08-27 03:02:00 -
168:
ケイ
みんなが解散したあと、俺とひーちゃんが一緒に帰ってるとき、パッツンが俺等をみつけ、補導しにきた。 俺は保護観とかついてたから、正直ちょっとあせった。そしたらいきなりポリが「また○○かぁ!家かえって勉強せぇやぁ!!笑」 と笑いながらひーちゃんに近づいてった。
2005-08-27 03:15:00 -
169:
ケイ
「もぉーわかったから!笑ハイあっちいって!!おつかれさまぁ☆笑」と適当にかわす彼女。めっちゃ助かった。もしひーちゃんの知り合いじゃなかったら俺かなり酔っ払ってたから、飲酒で絶対保護観にゆゎれてめんどくなってた↓↓
2005-08-27 03:19:00 -
170:
ケイ
しゃべりながら歩いてかえって、バイバイするときに「また暇なったらいつでも学校きいや☆まってるわ」と言って笑って歩いていった。 いつだって、俺の不安をとりのぞいてくれる。 いつだって、笑ってくれる。
2005-08-27 03:25:00 -
171:
ケイ
俺、ひーちゃんが泣くんやったらすぐ行くで? 淋しいんやったら一緒におんで?そばにおるで? 嬉しいんやったら一緒に喜ぶから…見捨てたりせえへん。だから…つきあってください。 この一言が何で言えないんやろう
2005-08-27 03:31:00 -
172:
ケイ
夏休みがおわるとともに、俺は学校を退学し、年をごまかしパチンコ屋ではたらきはじめた。 朝から晩まで、ぶっとおしで働いた。親も正式に離婚した。でもダンスの練習にもちゃんといった。 そんな生活にも慣れ、冬がおとずれ、年があけた。
2005-08-27 03:36:00 -
173:
ケイ
「あけましておめでとう、もうひーちゃんも3年生やな?大学いくん??」 メール?送信。 5分後、メール受信。 「おめでとー?大学いくよー?ケイちゃんも頑張れ?」元気そうでホッとした☆ 会いたいなぁ。
2005-08-27 03:44:00 -
174:
ケイ
4月になり、みんなの学年がひとつあがった。 俺は相変わらずパチンコ屋で働いていて、もう社員並みに働けるようになった☆あれから、ずっとひーちゃんと連絡をとっていたけど、一回も彼氏をつくっていない。もう付き合ったりすんのめんどくさい☆と笑っていた。
2005-08-27 13:05:00 -
175:
ケイ
4月のある日、バイト帰りの深夜遅く歩いていると、広場みたいなところでビップカーやら単車やらがウーハーやらなんやらで音楽かけまくって、30人ぐらいたまってた。 なんかめっちゃ嫌な予感したから、俺はおもっきし顔そらしながら通過しよぉとした。 その努力もむだやった↓
2005-08-27 13:15:00 -
176:
ケイ
「おぉー!!ケイやぁん!」バレバレやん…。しかも俺のめっちゃ苦手な先輩・さとる君やった…。 「あっさとる君っ☆久しぶりですー!!」 さも会えて嬉しいような演技をした。さとる君は俺を輪のなかに引きずりこみ、話しだした。
2005-08-27 13:19:00 -
177:
ケイ
「ケイ毎日はたらきっぱなしらしいなぁ!だいぶしんどいんちゃうんけぇっ?」 だいぶシンナーくさい。このときもかなりボケてたとおもう…。 俺が適当にそうですね〜とかわしていると、 「疲れなんか一瞬で吹き飛ぶもんやるわぁ〜!!」と小さいビニールにはいった覚醒剤を渡してきた。
2005-08-27 14:16:00 -
178:
ケイ
俺は帰り道すてようとおもってありがとうございます、と言いポケットに入れておいた。 「お前、○○さん(ひーちゃんの名前)のこと好きなんやろぉ〜?」 一個うえのけんじ君に言われた。そんな噂まわってんねんや…。俺は「はい!」と言うとけんじ君は深刻な顔をした。
2005-08-27 14:22:00 -
179:
ケイ
「ちょっと俺の車のって」とけんじ君のセルシオに乗せられ、二人で話してた。 「○○さんはなぁ…ほんま誰よりもやさしいしな、誰よりも人のきもちわかる子やん?俺実際あいつにだいぶ救われてるしな。でも、あいついっつも笑ってるけどな、ほんまは誰よりも弱いとおもうねんやんか。」 タバコに火をつけながら、けんじ君は悲しそうな顔をした。
2005-08-27 14:29:00 -
180:
ケイ
「俺、あいつに聞いたことあんねん。何でいっつも笑ってんの?辛いときぐらい泣いたらいいやん、て。そしたらあいつ、泣いたらまわりが不安になるやん?笑ってるだけでみんなが楽しくなるんやし、それだけで誰かのためになってるかもしれへんから。誰かの力になれてるかもせぇへんから、って。あいつ、いっつも人のことばっか気にして…自分のことは後回しで…」 けんじ君は見た目めっちゃいかつくて、誰でも殺しそうな顔やのに、この時うっすらと涙をうかべてた。 この人も、ひーちゃんに助けられたんやろうなぁ。
2005-08-27 14:37:00 -
181:
ケイ
「…あの人…なんかすごいですよね…。何か居てくれるだけで助かりますよね」「そやな…あいつにはしあわせになってほしいわぁ」 そんな話をしながらけんじ君に家までおくってもらった。家にかえると、もう夜中の2時やった。 俺の中で彼女の存在がしみついて、消えない… 会いたい…
2005-08-27 14:49:00 -
182:
ケイ
6月。俺は学校にあそびにいった。 どうしても、彼女に会いたかったから。 もと担任とこに挨拶いって食堂にいった。ちょうど昼休みやったから、知り合いといっぱい会えた☆でも、彼女はいない。
2005-08-27 14:58:00 -
183:
ケイ
俺はあきらめて学校を出て歩いていると、前の方にミニスカ茶髪ピンクのカッター。まさしくひーちゃんが歩いていた。 「ひーちゃぁぁん!!!」俺はかなりの勢いで叫んだ。彼女はかなりビックリした顔してふりむいた。 「ケイちゃん!きてたん?」
2005-08-27 15:05:00 -
184:
ケイ
いつもの笑顔やった。安心した。「早退したん?どっか悪いん??」俺が心配そうに聞くと、「ちゃうちゃう♪私いま仲良くなった人おってなぁ、今からあそぶねん☆また男の人好きになれたらいいなぁ…。」 私立の男子校にかよう男と最近仲良くなったらしい。俺が、その人どんなやつなん?と聞いたら、 「…なんかおもろい人☆」と照れて笑う…絶対ひーちゃんこいつのこと好きになる!!そう直感した。
2005-08-27 15:12:00 -
185:
ケイ
「へぇ…そうなんやぁ…」こんなことしか言えなかった。 予感は的中した。7月の最初らへんに、彼女らは付き合いだした。また、ちがう人にとられた…。気持ちも一回も伝えれてないやん… いやや…
2005-08-27 15:16:00 -
186:
ケイ
でも、前の彼氏とちがってすごい楽しそうやった。 ときには、「女の家に泊まりに行ったらしい」とか「女と夜あってたらしい」とか言って泣いてた。 けど、いっつも「○○川つれてってもらった!!」「○○でザリガニ探した!」と笑って話してくれた。 きみが幸せなんやったら、それでいいよ。 ずっと笑っててください。辛いときは、俺が話きくから…
2005-08-27 15:21:00 -
187:
ケイ
彼女たちは、何度も付き合ったり別れたりをくりかえしていた。そのたびに彼女は泣いていた。 だけど、私はあいつじゃないといやや、と言って離れなかった。人をこんなに好きになったんは初めてや、と口癖のように言ってた。俺は、とことん応援しようと決めた。
2005-08-27 15:29:00 -
188:
ケイ
最初は、「は!?どこの誰やねん!!」とか思ってたけど、ひーちゃんがここまで認める人なんやから、間違いないんやろうなぁと思った。 12月まで別れたり付き合ったりをくりかえし、そっから彼女達はよりをもどすことはなかった。 けれど、ひーちゃんは別れてからもずっと彼のことが好きやった。実際別れてからも仲はよかったらしい。でも、つらいと泣く。
2005-08-27 15:33:00 -
189:
ケイ
6月になったころ、仕事も楽になり、久しぶりに電話をしてみた。 トゥルルルル… 「あっもっしぃひーち…」「ぅぁああああぁぁあぁぁあああぁ!!がげでぐんなぁあぁああぁ!!!!!」プツッ… ほんまに人間とは思えない声でひーちゃんは叫んだ…ただごとじゃない…
2005-08-27 15:44:00 -
190:
ケイ
何回もかけなおしたけど、出ない。俺はすぐひーちゃんの家へと走った。 家の前についた瞬間、中からガシャーンという音とともにまた「うわあぁぁあああぁあぁぁ!!!!!」というあの叫び声が聞こえた。
2005-08-27 16:04:00 -
191:
ケイ
俺は家の外から 「ひーちゃん!!ケイやけど!!出てきて!!」と叫んだ。しかし、暴れ続ける音ばかり聞こえて、出てくる気配がなかった。 インターホンをならしたけど、何も反応がなかった。俺は意を決して家の中にはいった。
2005-08-27 16:57:00 -
192:
かぉる??
続き気になるゥゥ??っ?頑張って完結さしてナァ?
2005-08-27 18:35:00 -
193:
ケイ
かおるチャンありがとぉ? こっから大変なことになるねんッ?
2005-08-27 18:49:00 -
194:
ケイ
玄関のドアをひらき、ガシャーンと音のする部屋にはいった。 俺は、部屋にはいって愕然とした。 「なにこれ…。」部屋は荒れてるなんてどころじゃなかった。壁にはってあったポスターはビリビリになっていて、服はあらゆるとこに散らばっててぐっちゃぐちゃ。テレビも蹴り飛ばしたのか台から転げ落ちていた。そしてそんな部屋の片隅にひーちゃんが小さくなって座っていた。
2005-08-27 20:42:00 -
195:
ケイ
「ひーちゃ…」 俺が駆け寄ろうとした瞬間「ごっぢぐんなぁぁ!!!ぐんなぁぁぁあ!!」 と叫ぶ。目は真っ赤。よくみたら手にカッターもってた…。部屋の所々に血がついていた。ひーちゃんの服はもう血だらけやった。
2005-08-27 20:48:00 -
196:
ケイ
「ぜんぶ私がわるいねん私がごんなんやがらあがんねん、私があがんねんだがらみんな離れでいぐねんあぁぁぁあぁあああ!!!!」彼女は声にならない声で叫ぶ。 どうしたん?俺がいるやん何かつらいことあったん?しんどかったな? つらかったな? さみしかったんやな。 つらかったら話さんでいいよ、そばにおるから。
2005-08-27 20:54:00 -
197:
ケイ
俺はそう言って、なにをするでもなく、部屋の中で彼女がおちつくまでずっと待った。ひーちゃんは、ずっと泣き叫び、髪をかきむしり、自分の指や腕を強く噛み、挙げ句の果てにカッターで腕をさした。
2005-08-27 20:58:00 -
198:
ケイ
それはあかんよ…とカッターを取り上げた。彼女は、返して、返して、と泣く。髪の毛をぶちぶちとむしりぬく。大量にぬけていた。あのやさしい、どんなに辛くても笑って俺に勇気をくれた、誰よりも強かった人がこんなことになるなんて… 目の前の現実が信じられなかった。目の前の彼女には笑顔なんてひとつもなかった。
2005-08-27 21:06:00 -
199:
さき ◆G2ESrjZkfs
『一番の後悔』のさきです。頑張って完結してください??
2005-08-27 21:24:00 -
200:
ルナ
「鈴村留奈」です?ルナの小説に感想書いてくれてありがとぅ、ルナも読んでますよ?早く続き読みたぃ?楽しみにしてるんで頑張ってくださぃ??
2005-08-27 22:55:00