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一生叶わなくても

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  • 1:

    ケイ

    俺が4年間思い続けてる子の話☆

    2005-08-20 02:59:00
  • 5:

    ケイ

    「でも声ちょいハスキーめなかんじじゃない?」「それがええんやん!!」「まじで友達なりたいわぁぁ…。」いっこうにこっちむかないから、あきらめて教室にもどった↓↓

    2005-08-20 03:18:00
  • 6:

    ケイ

    教室にもどってからも、その人のことで頭がいっぱいやった。声かければよかったぁ…↓        昼休み。昼ご飯を買いに行くのと、あの子にもう一回会えないかな、という期待で食堂にいった。

    2005-08-20 03:22:00
  • 7:

    ケイ

    さすが昼休みってかんじで人がメッチャくちゃ多い…。 「こんな人おったらわからんなぁ…。」      そう思ってあきらめてた。すると友達が、「お姉とギャルの集団がおる!!みんなバリかわええ!」と指さした。そのグループはかなり目立っていた。

    2005-08-20 03:26:00
  • 8:

    ケイ

    マジでイケイケって感じやった。その集団をよく見ると、さっきの子がいた!!俺は顔をみるために近寄った。          「………まじで可愛い。」覚えてないけどボーっとしながらそうゆったらしい。

    2005-08-20 03:29:00
  • 9:

    ケイ

    俺はこんな可愛い子おらんわ!!ってぐらい可愛いとおもった。でも一年じゃ見ないから、どうやら年上らしい!!タメにはみえへんけど…☆俺は友達に、  「まじ可愛い…彼氏おるんかな?どんなんがタイプなんやろ?年下無理かな?」とごちごちゃゆうたら、 「話かけてこい!!!」といわれ、話かけることになった。

    2005-08-20 03:32:00
  • 10:

    ケイ

    「…すいません、何年生ですか…?」俺は心臓が爆発しそうやった。迷惑がられたらどうしよ、キモイとおもわれたらどうしよ…   「2年やでぇ☆1年ー?」とにこにこしながら答えてくれた…。

    2005-08-20 03:36:00
  • 11:

    ケイ

    うわっやっぱメッチャ可愛い…「はい、1年です!!友達になってほしいです…。」「あははっ☆いいよぉ!」やったぁぁぁぁぁあ!!!本気でうれしかった…。 「あの…、何組ですか?休み時間しゃべりに行ってもいいですか…?」    「6組やでぇ☆寝てるかもしれんけどいいよっ!」

    2005-08-20 03:39:00
  • 12:

    ケイ

    やった!!ルンルンで教室にもどった!まわりの友達も、「よかったな!!ほんま可愛いやんあの人!!」と応援してくれた☆あっ、名前きいてへん…。明日教室いったとききこっ☆

    2005-08-20 03:42:00
  • 13:

    ケイ

    その日学校がおわり、友達と梅田いってカラオケいったり飯くいにいって家帰った。オカンとテレビみてるときに携帯がなった。隣のクラスのあかりからメールや。

    2005-08-20 03:45:00
  • 14:

    ケイ

    「今日一個うえの先輩に声かけたんやろ?やるやん?私、一個うえに知り合いおるから情報あつめたろか」俺はけっこうこいつのことうざかったけど、このとき初めて天使におもえた。 「たのむわ!!!」

    2005-08-20 03:49:00
  • 15:

    ケイ

    よっしゃぁあ!!    オカンがどうしたん!?て顔してきたから、説明したら、頑張りやっ!てゆうてくれた☆        3時間後、メール受信。

    2005-08-20 03:52:00
  • 16:

    ケイ

    あかりからの?。    「みんなからひーちゃんて呼ばれてるねんて☆性格はサバサバしてる系らしい。今は彼氏おらんらしいけど、やっぱかなりモテるらしいわぁ。見た目あんなんやしチャラいんちゃうー?笑」 彼氏おらんという嬉しさとチャラいんかなという不安がでてきた…。

    2005-08-20 03:57:00
  • 17:

    ケイ

    俺は「ありがとう。」とだけ返して、いろいろと悩みながら寝た。俺は今まで何人かと付き合ったし、正直まわりよりは人気があるほうやとおもう。それやから「女なんて余裕やし☆」と思っていた。こんな不安な気持ちになったのは初めてやった。

    2005-08-20 05:46:00
  • 18:

    ケイ

    次の日の休み時間、おれは2年6組まで行くことにした。どうしても彼女の性格が知りたかった。向かってる途中、また心臓がバクバクゆって、爆発しそうやった。

    2005-08-20 05:49:00
  • 19:

    ケイ

    「すいません、ひーちゃんてゆう人いますか?」  6組から出てきた女の人に聞いた。胸のどきどきでつぶれそうやった。    「あー!ひーちゃん今日きてへんわぁ!あいつあんま学校こぉへんからなぁ☆次会ったら説教したってぇ?」きてないんかぁ…話したかったなぁ…。がっかりした…。

    2005-08-20 05:52:00
  • 20:

    ケイ

    自分の教室に戻り、友達に「今日きてへんねんてぇ」とぶつぶつゆった。友達は「明日はくるって☆元気だせや!タバコ吸いにいこ」と励ましてくれた。   何で俺こんなに気になってんねんやろぉ…。

    2005-08-20 05:56:00
  • 21:

    ケイ

    その日の夜、あかりからの?。          「今日あいにいったん?」「いったけどおらんかったぁ…?」        「明日はきてるってぇ?」そうやんな、明日もっかいいこ…。

    2005-08-20 05:59:00
  • 22:

    ケイ

    次の日の昼休み。また緊張してきた。でも会いたかったから勇気をだして、今度は友達の裕也をつれていった!!         「すいません、ひーちゃんいますか…?」     「あっ!さっき来てたでぇ☆あっ多分4組おるわぁ」「ありがとうございます」来てる、ときいた瞬間からドキドキがとまらんくなった…。

    2005-08-20 06:03:00
  • 23:

    ケイ

    4組にむかった。すると、水色のカッターシャツに紺のリボン、ミニスカ、髪の色は茶金からアッシュになったひーちゃんが楽しそうに喋っていた。「ほんまに可愛いよなぁ…」「おまえそんなんええからはよ話し掛けろや!」 いざ目の前にしたら、メッチャ緊張してきた!でも勇気だした!

    2005-08-20 06:07:00
  • 24:

    ケイ

    「ひーちゃん!!!」かなり声うらがえった。一瞬で死にたくなった…。あとから聞いたけど、俺このとき顔まっさおやったらしい↓俺が叫んだら、ひーちゃんの集団全員がこっちをむいた。          「あっ!前の子やんな☆」覚えててくれた!!

    2005-08-20 06:11:00
  • 25:

    ケイ

    ひーちゃんは俺等のとこまでひとりできてくれた☆ 「今なぁ友達にマニキュアぬってもらっててん☆でもクソへたで今クレームだしてたとこ!!」とにこにこ話してくれた☆     クソ…!?でもやっぱりかわいい。ほんまに可愛い。笑顔がやばい。

    2005-08-20 06:15:00
  • 26:

    ケイ

    俺は緊張しすぎでなに話したらいいかわからんくなってしまった…。聞きたいことはいっぱいあるのに…。「今好きな子いないんですか?」裕也が聞いてくれた。「おらんなぁ〜↓↓」 よっしゃあ!!

    2005-08-20 06:18:00
  • 27:

    ケイ

    「番号教えてください!」俺は勇気ふりしぼった!!「いいよぉ☆」     番号とアドゲット!!!  俺は教室に帰るまでに嬉しさで泣きそうになった。 裕也が「ようやった!!」とほめてくれた☆

    2005-08-20 06:22:00
  • 28:

    ケイ

    俺はその日一日きもいぐらい機嫌がよかったらしい。裕也が協力してくれたからかえりにアイスおごった♪「なぁ裕也ぁぁいつメールしたらいいかな??」  「今日の夜らへんがベストやなっ☆」       夕方家かえって、夜までかなりドキドキした。

    2005-08-20 06:26:00
  • 29:

    ケイ

    オカンに「あんたどぉしたん!?何でそんな常に真顔なん?!」てゆわれたから緊張してんねん!て説明したら、「あんたがそんなんなるんめずらしいなぁ…」と言われた。ほんまにめずらしい。いっつも女なんかどうにでも都合のいいようにできんのに…ひーちゃんは手強い気がする…!

    2005-08-20 06:34:00
  • 30:

    ケイ

    夜の9時、そろそろいいかな?とおもい、     「今日番号聞いたケイです?いきなりでごめんなさい?仲良くして下さい??」 と?送信。5分後、携帯がなった!!俺はかなり緊張した!!「きたぁ!!!」

    2005-08-20 06:37:00
  • 31:

    ケイ

    が、相手はあかりやった。「チッ。なんやねん。」俺はがっかりした。    「番号きいたんやってぇ?でも無理無理ぃあんたなんか相手されへんってぇ?」は?なんなんこいつ?俺はすかさずブチった。

    2005-08-20 06:40:00
  • 32:

    ケイ

    一時間たっても返事がこない…。俺はかなり不安になった。今までの女やったら一分ぐらいで返してくんのに…。なんでなんやろ…。番号きいたん、ほんまは嫌やったんかな↓

    2005-08-20 06:42:00
  • 33:

    ケイ

    夜の1時になってもかえってこない。俺はあきらめて寝ようとした。電気を消した瞬間、着メロのトランスが流れた!!俺は飛び上がって携帯をみた!ひーちゃんやぁぁ!!

    2005-08-20 06:45:00
  • 34:

    ケイ

    「返事遅れてごめんね?遊びにいってて充電きれてて今?ついたぁ?寝てたらごめんね?」そうやったんかぁ♪♪俺はわくわくでメールをかえした☆     「全然いいですよ?おそくまで遊んでたら危ないですよ??」

    2005-08-20 06:49:00
  • 35:

    ケイ

    「心配してくれてありがとぉ??みんなで缶ケリしててん〜?」…!?缶ケリ!? ほんま見た目と中身ギャップが激しい。俺はますますひーちゃんに興味がわいた。「缶ケリとか好きなんですか??メッチャ意外です?他に好きな遊びありますか?」共通の話題がないかきいてみた。

    2005-08-20 06:54:00
  • 36:

    ケイ

    「外で遊ぶんが好き?川とかで遊んだり知らん道歩いたりとか好き?」見た目は梅田大好きです!毎日梅田かミナミいます!って感じやのに…        「マジ意外です?ほんまにもっとひーちゃんのこと知りたくなりましたぁ?」 無意識にこう送ってた。

    2005-08-20 06:59:00
  • 37:

    ケイ

    「意外やろ?よくゆわれる?また学校で会ったらしゃべろな?じゃおやすみ?」ってきたから、「また教室いきますね?おやすみ?」っておくって、俺もねた。

    2005-08-20 07:02:00
  • 38:

    ケイ

    次の日から、学校では5月にある体育祭の準備で大忙し。中でも、応援団のダンスがメインイベント。俺らは青チームの応援団にはいった。ひーちゃんは、ピンクチームの応援団にはいったらしい☆

    2005-08-20 07:04:00
  • 39:

    ケイ

    放課後、各チームの応援団が運動場で練習していた。俺はピンクチームをさがした!!ひーちゃんがいた!初めて体操服姿をみた☆俺等の団の誰かが、「ピンクチームの茶髪の先輩メッチャかわいくない!?」と言いだした。

    2005-08-20 07:08:00
  • 40:

    ケイ

    「俺が最初に気になってたからあかん!!」ってゆった。そいつもひいてくれた☆ピンクチームのダンスの練習が始まった!!俺は自分の団はそっちのけでみていた。そしたら、校舎から「○○さぁ〜ん!!」と、ひーちゃんを呼ぶ男の声がした。3年のサッカー部のやつや!!

    2005-08-20 07:13:00
  • 41:

    ケイ

    そいつは校舎からひーちゃんに「がんばれぇ〜〜!」と手をふっていた。ひーちゃんは恥ずかしそうに手を振り返していた↓↓俺は正直メッチャいややった。やきもちやいてボーっとしていると、同じ団の一個うえの女から番号をきかれた!

    2005-08-20 07:16:00
  • 42:

    ケイ

    「ひーちゃんのこと色々おしえてもらえるかも…☆」とおもい、交換した☆  その日の夜、一個うえの女から?がきた☆     「初めましてぇ?あいでぇす?応援団がんばろな?」なんなん?このハートばっかりのメール。

    2005-08-20 07:20:00
  • 43:

    ケイ

    「はじめましてぇ?頑張りましょおねぇ?ひーちゃんと同じ学年ですよねぇ?」さりげなく聞いてみた。 「同じやでぇ?ってかさぁケイクンめっちゃかっこいいよなぁ?かなりあたしのタイプやわぁぁぁ?」     おまえのタイプなんか聞いてへんねん!!

    2005-08-20 07:23:00
  • 44:

    ケイ

    「ありがとうございます?ひーちゃんって、どんな子なんですかぁ?」    「あの子はィィ子やなぁ?可愛いしなぁ?でもパンコって噂やで?好きなん?」 俺はショックやった…。パンコなん…?

    2005-08-20 07:26:00
  • 45:

    ケイ

    「好きとかじゃないですよぉ?可愛いからどんな人かなっておもってぇぇ?」 俺はほんまに嫌やった。そのうち、俺だけのものにしたいという気持ちがでてきた。こんな気持ち今までになかった。

    2005-08-20 07:28:00
  • 46:

    ケイ

    体育祭当日。天気はやばいぐらいによかった☆そのへんの女は「焼けたくなぁい!」とかいって日焼けどめぬりたくって日陰にいる。あかりが俺んとこきて、 「ひーちゃん、第3種目めの借り物競争に出るらしいで☆」こいつは応援してんのか何がしたいんかわからへん!!けど、ありがたい情報やった☆

    2005-08-20 07:33:00
  • 47:

    ケイ

    借り物競争がはじまった☆ひーちゃんは第4レースめ。俺は緊張したけど   「ひーちゃんがんばってくださぁい!!」と叫んだ。そしたらひーちゃんは気付いて笑顔で手をふってくれた☆なんか余裕ってかんじやった。

    2005-08-20 07:36:00
  • 48:

    ケイ

    「こんなギャルっぽい人等って、こぉゆう競技とか適当に走ったりするんやろなぁ〜☆」と勝手に思ってた。パンッ!!        …え?早い…ってゆうかダントツやん!!ひーちゃんはかなり足が早かった。借り物もすぐ借りて、またダントツで走り、ゴールした。まわりもかなり驚いてた。「ほんまギャップあるひとやわぁ☆」俺は笑った。

    2005-08-20 07:44:00
  • 49:

    ケイ

    借り物競争がおわったあとのリレーに俺はでんとあかんかったから、すぐにゲートにむかった。     「俺のことなんかみてへんかな…。」と思いながらスタートの位置についた☆

    2005-08-20 07:46:00
  • 50:

    ケイ

    パンッ!!        俺は色々かんがえごとをしてたから出遅れてしまった↓↓「ビリとかいやや!」とおもい頑張った!!あと一人ぬいたら一位!とおもって根性だして一位とった☆俺はごきげんになった♪

    2005-08-20 07:51:00
  • 51:

    ケイ

    まわりの男とか女に「がんばっとったやん☆」「ケイクンすごぉいい!!」ってゆってもらったけど、ひーちゃんにゆわれたかった。  そしたらむこうからひーちゃんが歩いてきた!!  「あっ☆ケイちゃん☆リレーすごかったやん!!えらいえらい!!」ってゆってくれた。ひーちゃんに誉められただけで俺は鼻血が出そうになった。

    2005-08-20 07:55:00
  • 52:

    ケイ

    みててくれたんや…!俺はそれだけで充分やった!!「借り物競争もすごかったですよ!!」      「あはは☆ありがとう!」そんな楽しい時間に邪魔もんが入りよった。3年の男どもや。

    2005-08-20 07:58:00
  • 53:

    名無しさん

    おもしろい?ケイくんかわいい??

    2005-08-20 10:11:00
  • 54:

    ケイ

    「ひーちゃん写真とろやぁ!」3〜4人に囲まれながらひーちゃんゎグラビア並みに何枚も写真をとらされていた↓俺もとりたいけど言いづらぃ…。俺、いつからこんな女に気弱になったんやろ…↓

    2005-08-21 12:08:00
  • 55:

    ケイ

    54さんありがと?

    2005-08-21 12:09:00
  • 56:

    ケイ

    「応援団のダンスんときかくしどりしたらいっか…」一人でそんなことを考えてたとき、        「ケイちゃん!!一緒に写真とろっか?」ひーちゃんが笑って言ってくれた。  俺、この人がこうゆう気づかってくれるとかもほんま意外、そして何よりうれしかったぁ☆

    2005-08-21 12:12:00
  • 57:

    ケイ

    でももちろん応援団のダンスんときも隠し撮りした。ピンクの衣裳がマジでかわいかった。。。     そんなこんなで体育祭は終了☆

    2005-08-21 12:15:00
  • 58:

    ケイ

    体育祭がおわり、普通に授業がはじまりだしたころ、俺はあんまり学校にぃかんくなった↓中学のころからあんまりいってへんかった。いまさらゃけど、俺は中学のときちょっと荒れてた。窃盗も恐喝もした。カンベだってはいった。

    2005-08-21 12:18:00
  • 59:

    ケイ

    「ひーちゃんなにしてんねんやろなぁ…会いたいなぁ…。」休んでる間ずっとかんがえてた。明日教室まであいにいく決意をした。 あの笑顔をみたら、薬物をやめれないうしろめたさが癒されるような気がした。

    2005-08-21 12:27:00
  • 60:

    ケイ

    次の日。        「おまえなにしとってん!ケイこんかったら授業中ひまやしっ!」「勉強せぇや☆笑。今日からちゃんとくるから☆笑」       友達とあいさつして、ひーちゃんの教室にむかった。なんでかわからんけど、緊張とかせんかった。ただ顔がみたい、それだけやった

    2005-08-21 12:31:00
  • 61:

    ケイ

    教室をのぞきこんだ。  派手な集団の中でもいちばんめだってる。楽しそうに笑ってる。       「ひーちゃん!」    「あーケイちゃんやん!!最近学校きてたぁ?」   にこにこしながら俺のとこまできてくれる。これだけで充分や。俺は、ひーちゃんに薬物をしてるということは絶対にばれたくなかった。

    2005-08-21 12:36:00
  • 62:

    ケイ

    近寄ったら匂うかもしれへんから、「じゃぁ俺教室もどるわっ☆」って言って立ち去ろうとしたとき、グッと腕をつかまれた。   「…ケイちゃんやけに目のした黒いなぁ…?」    やばい…俺は何もいえんかった。

    2005-08-21 12:39:00
  • 63:

    ケイ

    「ちょっとこっちきてぇ」廊下のはしっこの誰もいないとこにつれていかれた。ひーちゃんは俺の服をくんくんと匂った。     「シンナーやなぁ。いつからすってん?」     するどい大きい目で俺をみた。

    2005-08-21 12:41:00
  • 64:

    ケイ

    俺は完全に嫌われたと思い「…中二ぐらいからです」と正直にこたえた。   ひーちゃんは、ふーん…そかぁ…と言いながら廊下に座った。俺も横に座った。「やめられへんの?」  「やめたいけど…やめられへん…俺つらい…」   俺は気付いたらボロ泣きしてた。誰かに気付いてほしかったから。

    2005-08-21 12:47:00
  • 65:

    ケイ

    「泣くほどつらかってんなぁ…かわいそうになぁ…やめたいけどやめれへんし、そんな自分がいややったんやろ?」そう言いながら頭をなでてくれた。    俺の気持ちぜんぶわかってくれた。俺はほんまにきもいぐらい泣きじゃくった。

    2005-08-21 12:52:00
  • 66:

    ケイ

    「私がやめさしたる!!」「…どうやって?」   「とりあえず家にあるクスリ系ぜんぶ没収しにいく☆そっからファミレスでもいって作戦会議なぁ!!」  すごい行動力にNO!とはいえず、ただ彼女に感謝して、また尊敬した。ばれたのがひーちゃんでよかった。

    2005-08-21 12:57:00
  • 67:

    ケイ

    放課後、家に来たひーちゃんは、でっかいゴミ袋をひろげていつもの笑顔で  「はいっこの中にクスリ系ぜーんぶいれちゃって?」 と言った。俺は部屋中をさがしまわり、シンナー、ハッパ、昔かんでたバツ、ラッシュなどぜんぶかくさずいれた☆

    2005-08-21 13:02:00
  • 68:

    ケイ

    「ハイよくできましたぁ?んじゃこれ捨てにいこか!」ひーちゃんは袋をかついでまるでサンタのようだった。近くの大きい川に捨てにいくことになった。   川につき、ひーちゃんは 「バイバーイ?」と言いながら袋をおもっきし川に投げた。女とは思えないほど飛んだのですこしあせった。

    2005-08-21 13:06:00
  • 69:

    ケイ

    男なみの行動力に男なみの力…。みためはほんまに可愛いのに…。そのギャップがほんまにおもしろい。 俺はどんどんひかれていった。その後ファミレスへいき、パフェとかミルクティーとか頼むんかな、とおもいきやビビンバ丼。その細い体のどこにはいるん?てぐらい食う。この人といたら笑いっぱなしや☆

    2005-08-21 13:12:00
  • 70:

    名無しさん

    やばいなける?

    2005-08-21 17:39:00
  • 71:

    名無しさん

    2005-08-21 19:04:00
  • 72:

    ケイ

    72さん、73さんありがと?

    2005-08-22 05:46:00
  • 73:

    ケイ

    それからひーちゃんは毎日メールくれた。     「もぅちゃんとやめた?」「牛乳飲むと気ぃまぎれるらしぃよー??」    「次したらマジ怒るよ?」ひとことひとことがうれしかった。

    2005-08-22 05:48:00
  • 74:

    ケイ

    「次したくなったら朝でも夜中でもいつでもいいからメールしといでや。」  このことばで気持ちが軽くなれた。俺は、毎日学校に行った☆新しい自分をみてほしかった。

    2005-08-22 05:51:00
  • 75:

    ケイ

    学校で会えるのがうれしかった。会ったらにっこり笑って手をふってくれる。それだけで行く価値があった。中間テストだってほめてほしくて一生懸命勉強した。その甲斐あって、英語が80点とれた!!おれは、ひーちゃんの教室に走った☆

    2005-08-22 05:55:00
  • 76:

    ケイ

    「なぁなぁみて!!すごいやろ!?」       「えらいやぁーん!!私、数学4点やったぁ〜↓↓」落ち込みながらも笑いながら話してた。      「2問しかあってないやん!!笑。あほやなぁ☆」 この前の事件からだいぶ自然にしゃべれるようになった☆

    2005-08-22 05:58:00
  • 77:

    ケイ

    「テスト頑張ったごほうびにこれあげるわっ☆」  チュッパチャップスをもらった。初めてひーちゃんから物をもらった嬉しさで、ちょっと興奮した。もったいなくて食べれないから、カバンにしまっといた♪

    2005-08-22 06:02:00
  • 78:

    ケイ

    その日の放課後、家にかえると…ーガシャーンッ…ー  「またか…」俺んちの親は仲がほんまにわるい。また今日も

    2005-08-22 06:05:00
  • 79:

    ケイ

    喧嘩してるんか、と思うと家の中に入りたくない。 でも入るしかない。   「酒ばっか飲んでないで少しは働いてや!!」   「うっさい!言うこときかるへんねんやったら出ていけや!!」いつもの会話。聞き飽きた。

    2005-08-22 06:07:00
  • 80:

    ケイ

    横を素通りして部屋にはいる。おれの小さいころから喧嘩ばっかり。俺が昔荒れていた原因でもある。そのストレス発散方がクスリとかやった。現実をみたくなかった。逃げたかった。でも今はもうクスリはない。   スイタイ スイタイ ツライクルシイ

    2005-08-22 06:11:00
  • 81:

    ケイ

    俺は不安と孤独と苦しさに押しつぶされそうやった。ふるえがとまらんかった。ひーちゃんに会いたい、ひーちゃんに大丈夫やでってわらってほしい。ひーちゃん、ひーちゃん…

    2005-08-22 06:14:00
  • 82:

    ケイ

    時計をみたらもう夜の11時。明日も学校。無理やなって思ったけど声だけでもききたくて、電話した。  「俺いまめっちゃつらい…クスリに頼りきってたからどうしたらいいかわからへん…つらい…つらい」思ってることぜんぶ言った。

    2005-08-22 06:19:00
  • 83:

    ケイ

    「今どこおんの?」   「家やで…」      「動いたらあかんで?絶対なんもしたらあかんで!すぐいくから!」プツッツーツー……え?きてくれる?俺は半信半疑でふるえながらまってた。

    2005-08-22 06:24:00
  • 84:

    ケイ

    20分後、ひーちゃんから着信。「家の前ついた!」 まじで?なんでそんなやさしいん…。なんで…?  そんなことを考えながら前にでた。そこには、はじめてみる私服のひーちゃんがいた。

    2005-08-22 06:28:00
  • 85:

    名無しさん

    ぁ、リアルタイムゃ?めたぉもしろい??続き楽しみにしとくね?

    2005-08-22 06:33:00
  • 86:

    ケイ

    ミニスカにTシャツ。原付のうえにまたがっている。俺に気付くと「大丈夫か!?」とちかづいてきてくれた。俺は何でかわからんけど泣いてしまった。気がゆるんだのか、会えてほっとしたのか。声をだして泣いた。

    2005-08-22 06:36:00
  • 87:

    ケイ

    87ありがとぉ?まじうれしいわ?

    2005-08-22 06:37:00
  • 88:

    ケイ

    普段は泣いたりなんかまったくせんのに…。    「よしよし、つらいな…」ずっと頭をなでてくれた。俺はやっとことばを口にできた。         「あ…いたか…た」

    2005-08-22 06:40:00
  • 89:

    ケイ

    「つらいことあったん?」俺は泣いてことばにならんかったけど一生懸命、事情をはなした。うん、うんて真剣にきいてくれた。話しおわったあと、     「そっかぁ…親かぁ…。」ひーちゃんがぽつりとゆった。

    2005-08-22 06:44:00
  • 90:

    87です?

    理紗デス?雨降ってうるさくて寝れないからずっと見てるよ?〃ワラ がんばってねン?

    2005-08-22 06:48:00
  • 91:

    ケイ

    ひーちゃんはこう続けた。「私んちな、小さいころからお父さんおらんねんやんか。だから、夫婦ゲンカとかどんなもんとかもあんまりわからんねん…。力になれんくてごめんな、ほんまごめん…。」俺は、なんていったらいいかわからんくなってだまってしまった。

    2005-08-22 06:49:00
  • 92:

    ケイ

    雨うっといな??もうちょい頑張ってかくな?ありがとぉ?

    2005-08-22 06:50:00
  • 93:

    ケイ

    「でもな、私お父さんおらんけどマジ幸せやでっ☆お母さんもおるし兄弟もおるからさっ!」またいつもの笑顔で言う。ホンマにこの人は強いなっておもった。 それから、お互いの色々な話をした。好きな芸能人、好きなたべもの、好きなマンガ。しょうもない話ばっかりやったけど、ほんまに楽しかった。

    2005-08-22 06:56:00
  • 94:

    ケイ

    「私な、将来ホームヘルパーになりたいねん☆」  え!?見た目からしたら、《将来の夢はショップ店員です?》とか言いだしそうやのに…。また意外な一面をみた。俺は、昔からダンスと歌を習っていたから、歌手になりたいってことを教えた☆        「マジかなえよなぁ!!」約束した。マジでなる!!俺はこのとき決意した。

    2005-08-22 07:00:00
  • 95:

    ケイ

    「私あと学校一日でも休んだら留年やねんてぇ↓↓今日担任にゆわれたぁ!」 「え!?あかんやん!!もう夜中の3時やで!?」 「どうせ帰っても寝れへんから大丈夫大丈夫〜☆」 たぶん俺のこと心配してくれておってくれたんやとおもう。俺はどんどんこの人にひかれてく。さりげない優しさが、気遣いが、笑顔が、俺のこと安心さしてくれた。

    2005-08-22 07:05:00
  • 96:

    ケイ

    結局、朝まで一緒にいてくれた。親のことなんて全然考えずにすんだ。    「じゃぁそろそろ着替えにかえって学校いこかな☆」俺はほんまに来てくれてありがとう、と何回も言い、見送った。

    2005-08-22 07:09:00
  • 97:

    ケイ

    俺も制服に着替えて、学校にいく準備をした☆さっき会ったばっかりなのに、また早く会いたいと思った。ほんまにこんな気持ちははじめてで、自分でも自分がよくわからんかった…。

    2005-08-22 07:11:00
  • 98:

    ケイ

    朝、学校につくなりおれは即効で爆睡した。    昼休みに友達に食堂に飯くいにいこ☆てゆわれてやっとおきた!!食堂に行くとひーちゃんがいた!!でも男としゃべってた。楽しそうに。俺はやきもちをやいた。          「俺以外としゃべらんといて…」とまでおもった。彼女にでさえこんなこと思ったことないのに。

    2005-08-22 07:17:00
  • 99:

    ケイ

    俺はヤキモチをやくとボッキするくせがある。ひぃーちゃんにピチャっと精神をつけてさようなら。

    2005-08-23 09:59:00
  • 100:

    ケイ

    その日は一日中もやもやした気分やった。自分がどんだけ好きなのかおもいしらされた。        次の日、寝坊して学校に遅刻していった。授業中、あかりから?受信。    「あたしのクラスの男がひーちゃんのパンチラの写メもってるで?」      はぁ?だれやねん。マジで切れそうやった。

    2005-08-24 02:28:00
  • 101:

    ケイ

    休み時間にあかりのクラスまでいった。      「どいつがもってるん?」「あの子やでぇ〜!」  あかりが指さしたやつに俺はわざとかなりフレンドリーに話し掛けた。    「なぁなぁっ!ひーちゃんのパンチラの写メもってるんやろぉ〜?♪♪」    「もってんで♪みたい?あの人スカート短いから撮ってほしいんかなおもってとったぁ☆笑」      このことばにキレた。

    2005-08-24 02:34:00
  • 102:

    ケイ

    「…しばくで…。誰が撮ってほしいなんておもうねん…。そんなんでスカート短いんちゃうやろが。」  「え!?」そいつはオロオロしてた。       「今すぐ消せや。次撮ったらまじしばくから。」  目の前で消さして俺は教室にもどった。

    2005-08-24 02:41:00
  • 103:

    ケイ

    俺はめっちゃイライラしてた。他の関係ない人にも、冷たくしてしまった…。 放課後、裕也とかと3人で梅田に行ったら、女3人に逆ナンされた☆俺はどーでもよかったけど、裕也らがノリノリやったから、6人で遊ぶことなった。

    2005-08-24 06:41:00
  • 104:

    ケイ

    いかにも遊んでそうなギャルたちってかんじやった。 俺も今日落ち込むことあったし、気晴らしにいいかなとおもってはしゃごぅと思った☆6人でラウンドワンでボーリングしよか!!ってなって、ラウンドワンまで歩いてたとき、後ろから「おーケイちゃん☆」   え…この声…?

    2005-08-24 06:44:00
  • 105:

    ケイ

    ひーちゃんや!!!   俺は飼い馴らされた犬のよぅにひーちゃんとこまで走っていった!!     「何してんのー?!」  「買い物やでぇ♪あの子ら彼女ちゃうん?あたしと喋ってて大丈夫なん??」 「違うって!!!?」  「あ、そーなん?どっちにしろ女の子たちに悪いからいくわ♪じゃぁね☆」  …俺は目の前が真っ暗になった。あんな冷たいひーちゃんははじめてやった。

    2005-08-24 06:51:00
  • 106:

    ケイ

    俺もみんなのとこに戻ったけど、あまりのテンションの低さに裕也が気付いてくれて、裕也に相談した↓そしたら裕也は、     「あ〜そりゃ確かに誤解するような状況やわなぁ…」と苦笑いした。

    2005-08-24 06:55:00
  • 107:

    ケイ

    とりあえずみんなでボーリングしにいったけど、ギャルらのあまりのワガママぶりに全員たえられへんくなってすぐバイバイした☆   一人に番号きかれたけど、教えへんかった。家にかえって携帯をひらき、何度もひーちゃんにかけようと思ったけど勇気がでんかった。

    2005-08-24 06:59:00
  • 108:

    ケイ

    それからしばらく、ひーちゃんとは連絡とらんくなった。俺は淋しさをまぎらわすためにダンスと歌の練習をがんばった。     季節は夏寸前になった。 最近ひーちゃんをみてないけど、学校にきてるんかなぁ?元気にしてるかな…

    2005-08-24 07:04:00
  • 109:

    ケイ

    ある日俺は、校舎のうらのいつもタバコをすってるとこにひとりでいった。するとそこに人影がみえた。 「うわっ先客やん…。」 しかし、近づくたびに泣き声がきこえた。…この声、ひーちゃん…?ひーちゃんや!!

    2005-08-24 07:08:00
  • 110:

    ケイ

    「ひっくひっ…く…」  声を押し殺すようななきごえ。俺は走り寄った。  すると、倒れこんで頭をかかえながら泣いているひーちゃんがいた。大泣きってかんじやった。俺に気付きこっちをみた。目が真っ赤やった。        「…どうしたん…?」  勇気をだしてきいてみた。

    2005-08-24 07:16:00
  • 111:

    ケイ

    「あ゙っ、なんでもないねん、ぢょっど体調悪いだげやがら☆」泣きすぎてガラガラになった声で必死に笑う…。胸がいたい…   「…なんかあったら力になるから…絶対力になるから…だからゆってな…」  俺はこんなことしか言えなかった。情けなかった。ひーちゃんゎありがとうな、と笑って言いながら教室にもどっていった。    …なんで泣いてたんやろ

    2005-08-24 07:22:00
  • 112:

    ケイ

    俺は何回も助けられてるのに、俺にはなんもできへんねんなぁ…。なんかできることないんかなぁ…。夏の青空をみあげながら、ひとりでかんがえていた。  もうすぐ、夏休み。

    2005-08-24 07:25:00
  • 113:

    ケイ

    終業式の日。      式がおわり、みんなで飯を食いに行った☆近くのガストにいくと、あかりらもいた。「おぉーケイやん!一緒にたべよーや☆」こいつはいっつも元気やな…。

    2005-08-24 07:31:00
  • 114:

    ケイ

    みんなでワイワイ話してるときに、あかりが横にきてはなしはじめた。      「ひー先輩、元彼から暴力うけてるらしいで。」  俺はこの前のことを思い出した。もしかして、あのときも…。        「ごめん!俺帰るわ!!」俺は席をたち、走った。

    2005-08-24 10:28:00
  • 115:

    ケイ

    プルルルル…プルルルル…ひーちゃんに何回かけても出ない。メールで「連絡して」と送っておいた。      30分後、ひーちゃんから電話がかかってきた。   「もしもし!?今どこ?」「え?家やでぇ☆寝てて電話きづかんかったぁ〜☆」「家どこ?話あるねん!」「どしたん?!○○中学のちかくやでぇ〜☆」   「すぐいくから!!」  「えっ?どうしたんよ?」俺は勝手に電話を切り、急いでむかった。

    2005-08-24 10:34:00
  • 116:

    ケイ

    ひーちゃんは、家の前にでてまっててくれた。こんな暑いのに、長袖にジャージ。俺が今日終業式きた?と聞くと、体調がわるかったから休んだぁ☆と笑う。  俺は、こう切り出した。 「…ひーちゃん、元彼から殴られてるんやろ…?」 その瞬間、ひーちゃんから笑顔が消えた。

    2005-08-24 10:40:00
  • 117:

    ケイ

    でもまたすぐにいつもの笑顔にもどり、      「えー?何の話っ?!笑。そんなんちゃうよぉ〜☆」とわらう。俺はきいた。 「…じゃあ何で長袖とかきてんの…?」      ひーちゃんはだまった。 「…腕みして…?」俺は腕をつかみ、そでをめくった。

    2005-08-24 11:17:00
  • 118:

    ケイ

    「…普通にやばいやろ…」自然と声にだしてしまった。それぐらいすごいアザが何個もあった。ちょうどグーのような形で…。   「ちがうねん☆ちょっと喧嘩してもめちゃってさ?」「…ちがうやろ?」俺が聞くとだまった。

    2005-08-24 11:21:00
  • 119:

    ケイ

    ひーちゃんは、あきらめたのか、話だした。    「浮気されて別れた元彼により戻そうってゆわれてんねんけど…もう信じられへんし無理やわってゆったら殴られてん…。」    女に手だす男とか最悪や…よく顔をみたら、だいぶやせていた。よっぽどショックやったんやろな…。

    2005-08-24 11:25:00
  • 120:

    ケイ

    俺がそいつにゆうたろか?て聞いたけど、だまって首を横にふる。こんなんどうせ今だけやろ、と笑う。私なんかのどこがいいんやろなぁ、と辛そうな顔する。すべてが耐えれなかった。俺なら、絶対こんな思いはさせへんのに…。

    2005-08-24 11:27:00
  • 121:

    ケイ

    「でも、たぶんどこかでまだ元彼の事好きやと思う」この言葉に俺はつらくなった。元彼が好きなんや…。「…俺だってひーちゃんのことすきやで。」    勇気をだして言った!! 「あははっ!ありがとね」本気にしてないのか、軽くかわされた。でも、ごめんとかゆわれんくてよかった…。

    2005-08-24 11:32:00
  • 122:

    ケイ

    心配かけたくないから、決して人の前では泣かない。いつも笑って人を明るくさせてる。今だって、絶対つらいはずなのに、わらってる。心底尊敬した。   今までの女とはちがう…

    2005-08-24 13:23:00
  • 123:

    ケイ

    俺は、そんな辛い目にあうんやったらもう元彼と会ったらあかん!ってゆったけど、あいつには私しかおらん、私が見離したらあいつは一人になってしまう。あいつは、愛情表現がへたなだけやねん、と言う。  俺は何もいえんかった…。ひーちゃんは、「来てくれてありがとう、やさしいねぇ。ありがとう。じゃあね。」と言い家にはいっていった。

    2005-08-24 13:29:00
  • 124:

    ケイ

    今日から夏休みなのに、複雑な夏休みのスタートになってしまった。力になれなかった…。       セミがうるさい7月の昼下がり、引き下がれない恋をしたことに気付く。

    2005-08-24 13:31:00
  • 125:

    ケイ

    それから一週間後、友達からひーちゃんが元彼とよりを戻したらしい、と聞いた。あれから彼女から連絡はない。何回かメールをしたけれど、かえってこない。

    2005-08-24 13:35:00
  • 126:

    ケイ

    俺は、もう忘れようと必死やった。いろんな女と遊びまくったし、いろんな女とやったりもした。とにかく必死やった。もう考えたくない…それだけやった。淋しかった。

    2005-08-24 13:38:00
  • 127:

    ケイ

    ある日、あかりから?。 「あんた最近女あそび激しいらしいゃん??」   「別にそんなことないよ」「あたしと付き合わへん?ほんまゎずっと好きやってん??」        …え!?まったくきづかんかった…?

    2005-08-24 13:42:00
  • 128:

    ケイ

    でもあかりやったら気あうし、しゃべりやすいしいっかぁ☆と思いOKした☆  俺はこの日からあかりの彼氏になった。いつか好きになれるやろう、と思った。ある日、あかりが初めて俺んちに来た。

    2005-08-24 13:45:00
  • 129:

    ケイ

    あかりは俺の横にぴったり座り、甘えてくる。俺は正直なんもする気も起こらんかったけど、あまりにも顔を近付けてくるから、チューした。あかりゎ顔真っ赤にしてたけど、俺はなんとも思わんかった↓     恋愛ってこんなもんなんかなぁ…と思った。

    2005-08-24 13:51:00
  • 130:

    ケイ

    もう一回チューして、雰囲気でベッドに押し倒して、服ぬがせた。そのとき、あかりの顔が一瞬ひーちゃんにみえた…。俺はマジで心臓がドキドキして、かなり興奮した。俺はあかりをひーちゃんと錯覚して、エッチをした。

    2005-08-24 13:56:00
  • 131:

    ケイ

    エッチの途中ぎゅっとあかりを抱き締めながら、つい 「ひ…ちゃん…」    と言ってしまったけど、あかりも必死やって気付いてなかった。       終わったあとあかりをみると、やっぱりあかりはあかりやって、ひーちゃんじゃない。俺は少し落ち込んだ。

    2005-08-24 14:02:00
  • 132:

    ケイ

    でもあかりが終わった後、「愛をかんじた?」   とか言ってた。そりゃあひーちゃんのこと考えてたからやろうなぁ…。ごめん、あかり。

    2005-08-24 14:05:00
  • 133:

    ケイ

    罪悪感でいっぱいやった。それでも、俺はひーちゃんを忘れることに必死やった。あかりのことを好きになって、忘れていこうとおもった。         あかりは顔もまぁまぁ可愛いし、性格もいい☆十分やってけるやろ、と思った。

    2005-08-25 02:33:00
  • 134:

    ケイ

    それから、あかりと色々なところに出かけた。遊園地に行ったり花火にもいった。それはそれなりに楽しかったし、よかった☆   でも、あかりとキスしたりエッチするたびに、ひーちゃんの顔がでてくる。あの笑顔が…。

    2005-08-25 13:20:00
  • 135:

    ケイ

    元気にしてる?彼氏とはうまくやってる?幸せ?  ひーちゃんに会いたくてたまらなかった。                 忘れられない。

    2005-08-25 13:22:00
  • 136:

    ケイ

    夏休みも中盤にさしかかったある日、俺は近所のコンビニに行った。     すると、コンビニの横の細い道に女の子が座り込んでるというか、倒れこんでるのがみえた。      俺はただごとじゃないと思い駆け寄った。

    2005-08-25 13:25:00
  • 137:

    ケイ

    「…ひー…ちゃん?」  一瞬、誰かわからなかった。それぐらい顔がボコボコに腫れあがっている。目のまわりも、青アザでまっさお。小刻みにふるえてる。俺を見ながら、     「いや…や…いややぁ…もう…見んといてぇ…。」 とおびえた目をする。

    2005-08-25 13:29:00
  • 138:

    ケイ

    「私が悪いから…だから…殴られんねん…私がわるぃねん…しゃあないねん…」震えながら言う。涙がポタポタ…、と落ちている。             「でも…限界や…もう痛いよぉつらいよぉ…男がこわいよぉ…」       俺は泣き崩れた。俺のなかでいちばん強かった人が、初めて弱音をはいている。ボロボロになって、泣きながら…。

    2005-08-25 13:34:00
  • 139:

    ケイ

    俺は、とりあえずちょっと待っててと言ってコンビニに走り、氷と絆創膏、包帯と、湿布を買った。   「これで顔ひやして?」と言ってひーちゃんに氷を渡した。         俺は無言でひーちゃんの手当てをはじめた。

    2005-08-25 13:39:00
  • 140:

    ケイ

    ひーちゃんは、口のはしっこや、色んなとこが切れていて、喋るのも表情をつくるのも辛そうやった…。 それでも、俺が包帯を巻いていると、一生懸命にこにこして、見ててくれた。 「ケイちゃんは優しいねぇ。そんな優しさどこでならうん?家で?学校で?私も教えてほしかったなぁ。」 俺はこの言葉で、ひーちゃんをぎゅっと抱き締めた。

    2005-08-25 13:45:00
  • 141:

    名無しさん

    ひーちゃんて子、めっちゃ純粋ゃぁ…?

    2005-08-26 18:49:00
  • 142:

    ?真梨奈?

    青春ッッて感じゃねぇー? 更新まってま??

    2005-08-26 18:53:00
  • 143:

    ケイ

    名無しさん、真梨奈ありがとうなぁ?頑張るわ?

    2005-08-26 23:18:00
  • 144:

    ケイ

    俺が抱き締めた瞬間、彼女は何かが吹っ切れたように大泣きした…。     「こわいよぉぉ…もぉこわいよぉぉ…」      俺はずっと抱き締めた。 頼りなかったかもしれへんけど、落ち着くまでずっと抱き締めた。

    2005-08-26 23:22:00
  • 145:

    ケイ

    「男がもう恐い…男なんかもぉ信じたくない…」              せつなかった…心の奥で、俺やったら絶対泣かさへんから、俺といてやってずっと叫んでた。でも、言えなかった。あかりにはほんまに悪いけど、あかりのことなんか全く考えれなかった。

    2005-08-26 23:28:00
  • 146:

    ケイ

    ひーちゃんの彼氏は、もう暴力が癖になってしまっていて、機嫌が悪かったり喧嘩をするとすぐ殴ってくるらしい…。       それでも、あいつを見捨てることはできへん、あいつが大丈夫になるまで一緒におったらなあかんねん、と言う。         一番つらいはずやのに…             俺には、何ができる?

    2005-08-26 23:32:00
  • 147:

    ケイ

    俺やったら泣かさへんで?浮気なんかせえへん、殴ったりなんかせえへん、淋しい思いもさせへんよ、ずっと一緒におるから…               何回言おうと思ったやろ。

    2005-08-26 23:34:00
  • 148:

    ケイ

    けど言われへん。俺には、彼女がおる。君にも、彼氏がおる。俺は、君が一番すきやのに。                   「もう、こんな気持ちであかりとは付き合っていかれへん…」その日の夜俺は決心した。

    2005-08-26 23:39:00
  • 149:

    ケイ

    家にかえり、しばらくしてあかりに電話をかける。 「はいもっしい?♪」  「あかり?話あんねんやんか…俺…やっぱあかりとはやってかれへん…」   「…ひー先輩?」    「うん…俺やっぱ側におってほしいんはあの人や…」俺ははっきりと伝えた。

    2005-08-26 23:44:00
  • 150:

    ケイ

    「あかりがあかんとかじゃないねん、お前はほんまいい奴やしな…でも俺にとってあの人の存在がでかすぎんねん…無理やと思うけど頑張りたい…。」    「もういいよ。わかった☆その代わり頑張りや!!」「ありがとう…ほんまにありがとう…。」     俺は、自分のタメにもあかりのためにも絶対頑張る!!と決めた。

    2005-08-26 23:49:00
  • 151:

    ケイ

    俺はなにより、支えになりたかった。いつか、ひーちゃんが俺を支えてくれたときみたいに。                  いつもひとを支えている彼女みたいに。

    2005-08-27 01:27:00
  • 152:

    ケイ

    8月にはいったころ、彼氏とどう?とメールを送ったら、別れた、と彼女からメールがきた。原因は、彼氏が立ち直り仕事に専念したかったかららしい。   勝手な彼氏や。でも、ひーちゃんは言ってたとおりちゃんと彼が立ち直るまでそばにいた。強いなぁ…。 俺なら暴力は無理や。

    2005-08-27 01:35:00
  • 153:

    ケイ

    俺は彼女に少し公園ででもしゃべろう、と誘い、公園につれだした。     彼女はアディダスのジャージできた。彼女らしかった。「ひさしぶりやなぁ☆」 と笑いながら来たひーちゃんは、少しひくぐらいやつれていた。

    2005-08-27 01:38:00
  • 154:

    ケイ

    「よぉがんばったなぁ…」俺がゆうと彼女は笑って 「あいつは一人にしたらあかんかったから。でも最後には離れていくねんなぁ」とつぶやく。こんなときにでも笑顔をつくる。   笑おうとする。心配かけないために。

    2005-08-27 01:42:00
  • 155:

    ケイ

    夕暮れが妙に切なかった。ひーちゃんはよく鼻歌をうたう。いつもなにか歌ってる。この日は、ゴイステのスタンドバイミーを歌ってた。 すごい好きな歌やねん、て言う彼女は、どこか淋しそうやった。

    2005-08-27 01:52:00
  • 156:

    ケイ

    家にかえり、俺はひとりでかんがえてた。     どぉしたらあの人の心のなかに入れるやろう?どぉしたら俺を男としてみてくれるやろう?       はっきりした答えはみつからんかった。すると、また下からガシャン、と物が割れる音とともに、おかんの 「キャァァー!!!」という声がきこえた。

    2005-08-27 01:57:00
  • 157:

    ゆい

    はやくみたぃな?頑張って??

    2005-08-27 01:59:00
  • 158:

    ケイ

    俺はただごとじゃないと思い、下へ走った。    するとオカンが鼻血を出して泣いていた。おとんは、部屋に戻っていた。喧嘩でこんな暴力ざたになったのは初めてや。      「もう離婚しいや…。」 俺はこう言い、オカンの手当てをして、部屋にもどった。

    2005-08-27 02:03:00
  • 159:

    ケイ

    ゆいあんがとぉなぁ?頑張るでぇ?

    2005-08-27 02:04:00
  • 160:

    ケイ

    次の日起きたらオカンにリビングに呼ばれた。俺はお茶をのみながらリビングに座った。オカンは真顔で 「離婚してもええ…?」と聞く。いつかはこうなると思ってた。俺は動揺せず 「好きなようにしたらええよ。オカンの人生やん。」と言った。次の瞬間、予想外なことばが帰ってきた。

    2005-08-27 02:09:00
  • 161:

    ケイ

    俺は夏休みあけで退学することに決まった。なにして働こうかなぁ…。とりあえず、学校で仲いいやつとかあかりに辞めることを伝えた。するとみんなが   「飲み会しよや??」と計画してくれた。地元の居酒屋貸し切って送別会?みたいなのを開いてくれた。

    2005-08-27 02:19:00
  • 162:

    ケイ

    仲よかったやつみんな出席してくれて、めっちゃ嬉しかった。みんなめっちゃ飲んで、つぶれだしたころ、裕也が立ち上がり    「ケイへのプレゼントが到着したみたいやれー?」と言いだし、まわりが「きたきたぁ?」と騒ぎだした。  すると、お店の入り口から「よっ?」とひょっこりひーちゃんがあらわれた!!

    2005-08-27 02:26:00
  • 163:

    ケイ

    「!????!???!」俺は頭がこんがらがった。誰かが呼んでくれたみたいで、ほんまにびっくりした!!ってか、俺ベロベロやったから恥ずかしかった!「なんで学校やめることだまってんのー!!」   俺は、やめるねんってゆったらどうせ元気でねーとかゆわれるんやろうと思って恐くて言えへんかった。

    2005-08-27 02:35:00
  • 164:

    ケイ

    「ひー先輩なに飲みますー?」裕也が聞くと「あー、ビール?」おっさんくさ!他の女の子はカクテルとかやのに…。でもそうゆう気取らんとこも魅力やな。   来たビールを一気に飲んで俺の横に座った。

    2005-08-27 02:44:00
  • 165:

    ケイ

    ドキドキした…。だまってたこと怒られる…?    「…ありがとうなぁ?」 ……ん?!なにが!?  「コンビニで手当てしてくれたお礼ちゃんとゆうてなかったからさ…。いっぱい助けてもらった。ありがとうなぁ。まじ助かった。」            俺、役にたててたんや…!

    2005-08-27 02:50:00
  • 166:

    ケイ

    「俺、役にたってた…?」「なにゆってんの☆まじ助かったから!!笑」   嬉しい…何もできへんっておもってたから…。   初めて俺は彼女に近付けた気がした。       誰とでも気さくに話せる彼女。誰とでもすぐ友達になっちゃう彼女。だれよりも人の気持ちがわかるやさしい人。

    2005-08-27 02:56:00
  • 167:

    ケイ

    気付けば飲み会のメンバー全員とうちとけてる。  あかりでさえ、「あのひとほんまにええ人やなぁ!」って認めるぐらい。   吐いて動けずに終電逃した子に、タクシーつかまえて「これで行ったってぇ!」と運転手に一万わたしてたときには惚れなおした。 まさに男みたい!笑

    2005-08-27 03:02:00
  • 168:

    ケイ

    みんなが解散したあと、俺とひーちゃんが一緒に帰ってるとき、パッツンが俺等をみつけ、補導しにきた。 俺は保護観とかついてたから、正直ちょっとあせった。そしたらいきなりポリが「また○○かぁ!家かえって勉強せぇやぁ!!笑」 と笑いながらひーちゃんに近づいてった。

    2005-08-27 03:15:00
  • 169:

    ケイ

    「もぉーわかったから!笑ハイあっちいって!!おつかれさまぁ☆笑」と適当にかわす彼女。めっちゃ助かった。もしひーちゃんの知り合いじゃなかったら俺かなり酔っ払ってたから、飲酒で絶対保護観にゆゎれてめんどくなってた↓↓

    2005-08-27 03:19:00
  • 170:

    ケイ

    しゃべりながら歩いてかえって、バイバイするときに「また暇なったらいつでも学校きいや☆まってるわ」と言って笑って歩いていった。          いつだって、俺の不安をとりのぞいてくれる。   いつだって、笑ってくれる。

    2005-08-27 03:25:00
  • 171:

    ケイ

    俺、ひーちゃんが泣くんやったらすぐ行くで?   淋しいんやったら一緒におんで?そばにおるで?  嬉しいんやったら一緒に喜ぶから…見捨てたりせえへん。だから…つきあってください。        この一言が何で言えないんやろう

    2005-08-27 03:31:00
  • 172:

    ケイ

    夏休みがおわるとともに、俺は学校を退学し、年をごまかしパチンコ屋ではたらきはじめた。      朝から晩まで、ぶっとおしで働いた。親も正式に離婚した。でもダンスの練習にもちゃんといった。   そんな生活にも慣れ、冬がおとずれ、年があけた。

    2005-08-27 03:36:00
  • 173:

    ケイ

    「あけましておめでとう、もうひーちゃんも3年生やな?大学いくん??」  メール?送信。     5分後、メール受信。  「おめでとー?大学いくよー?ケイちゃんも頑張れ?」元気そうでホッとした☆ 会いたいなぁ。

    2005-08-27 03:44:00
  • 174:

    ケイ

    4月になり、みんなの学年がひとつあがった。   俺は相変わらずパチンコ屋で働いていて、もう社員並みに働けるようになった☆あれから、ずっとひーちゃんと連絡をとっていたけど、一回も彼氏をつくっていない。もう付き合ったりすんのめんどくさい☆と笑っていた。

    2005-08-27 13:05:00
  • 175:

    ケイ

    4月のある日、バイト帰りの深夜遅く歩いていると、広場みたいなところでビップカーやら単車やらがウーハーやらなんやらで音楽かけまくって、30人ぐらいたまってた。         なんかめっちゃ嫌な予感したから、俺はおもっきし顔そらしながら通過しよぉとした。         その努力もむだやった↓

    2005-08-27 13:15:00
  • 176:

    ケイ

    「おぉー!!ケイやぁん!」バレバレやん…。しかも俺のめっちゃ苦手な先輩・さとる君やった…。     「あっさとる君っ☆久しぶりですー!!」     さも会えて嬉しいような演技をした。さとる君は俺を輪のなかに引きずりこみ、話しだした。

    2005-08-27 13:19:00
  • 177:

    ケイ

    「ケイ毎日はたらきっぱなしらしいなぁ!だいぶしんどいんちゃうんけぇっ?」 だいぶシンナーくさい。このときもかなりボケてたとおもう…。       俺が適当にそうですね〜とかわしていると、    「疲れなんか一瞬で吹き飛ぶもんやるわぁ〜!!」と小さいビニールにはいった覚醒剤を渡してきた。

    2005-08-27 14:16:00
  • 178:

    ケイ

    俺は帰り道すてようとおもってありがとうございます、と言いポケットに入れておいた。        「お前、○○さん(ひーちゃんの名前)のこと好きなんやろぉ〜?」     一個うえのけんじ君に言われた。そんな噂まわってんねんや…。俺は「はい!」と言うとけんじ君は深刻な顔をした。

    2005-08-27 14:22:00
  • 179:

    ケイ

    「ちょっと俺の車のって」とけんじ君のセルシオに乗せられ、二人で話してた。  「○○さんはなぁ…ほんま誰よりもやさしいしな、誰よりも人のきもちわかる子やん?俺実際あいつにだいぶ救われてるしな。でも、あいついっつも笑ってるけどな、ほんまは誰よりも弱いとおもうねんやんか。」            タバコに火をつけながら、けんじ君は悲しそうな顔をした。

    2005-08-27 14:29:00
  • 180:

    ケイ

    「俺、あいつに聞いたことあんねん。何でいっつも笑ってんの?辛いときぐらい泣いたらいいやん、て。そしたらあいつ、泣いたらまわりが不安になるやん?笑ってるだけでみんなが楽しくなるんやし、それだけで誰かのためになってるかもしれへんから。誰かの力になれてるかもせぇへんから、って。あいつ、いっつも人のことばっか気にして…自分のことは後回しで…」            けんじ君は見た目めっちゃいかつくて、誰でも殺しそうな顔やのに、この時うっすらと涙をうかべてた。 この人も、ひーちゃんに助けられたんやろうなぁ。

    2005-08-27 14:37:00
  • 181:

    ケイ

    「…あの人…なんかすごいですよね…。何か居てくれるだけで助かりますよね」「そやな…あいつにはしあわせになってほしいわぁ」            そんな話をしながらけんじ君に家までおくってもらった。家にかえると、もう夜中の2時やった。    俺の中で彼女の存在がしみついて、消えない…   会いたい…

    2005-08-27 14:49:00
  • 182:

    ケイ

    6月。俺は学校にあそびにいった。        どうしても、彼女に会いたかったから。      もと担任とこに挨拶いって食堂にいった。ちょうど昼休みやったから、知り合いといっぱい会えた☆でも、彼女はいない。

    2005-08-27 14:58:00
  • 183:

    ケイ

    俺はあきらめて学校を出て歩いていると、前の方にミニスカ茶髪ピンクのカッター。まさしくひーちゃんが歩いていた。          「ひーちゃぁぁん!!!」俺はかなりの勢いで叫んだ。彼女はかなりビックリした顔してふりむいた。   「ケイちゃん!きてたん?」

    2005-08-27 15:05:00
  • 184:

    ケイ

    いつもの笑顔やった。安心した。「早退したん?どっか悪いん??」俺が心配そうに聞くと、「ちゃうちゃう♪私いま仲良くなった人おってなぁ、今からあそぶねん☆また男の人好きになれたらいいなぁ…。」              私立の男子校にかよう男と最近仲良くなったらしい。俺が、その人どんなやつなん?と聞いたら、    「…なんかおもろい人☆」と照れて笑う…絶対ひーちゃんこいつのこと好きになる!!そう直感した。

    2005-08-27 15:12:00
  • 185:

    ケイ

    「へぇ…そうなんやぁ…」こんなことしか言えなかった。          予感は的中した。7月の最初らへんに、彼女らは付き合いだした。また、ちがう人にとられた…。気持ちも一回も伝えれてないやん…    いやや…

    2005-08-27 15:16:00
  • 186:

    ケイ

    でも、前の彼氏とちがってすごい楽しそうやった。 ときには、「女の家に泊まりに行ったらしい」とか「女と夜あってたらしい」とか言って泣いてた。   けど、いっつも「○○川つれてってもらった!!」「○○でザリガニ探した!」と笑って話してくれた。 きみが幸せなんやったら、それでいいよ。     ずっと笑っててください。辛いときは、俺が話きくから…

    2005-08-27 15:21:00
  • 187:

    ケイ

    彼女たちは、何度も付き合ったり別れたりをくりかえしていた。そのたびに彼女は泣いていた。     だけど、私はあいつじゃないといやや、と言って離れなかった。人をこんなに好きになったんは初めてや、と口癖のように言ってた。俺は、とことん応援しようと決めた。

    2005-08-27 15:29:00
  • 188:

    ケイ

    最初は、「は!?どこの誰やねん!!」とか思ってたけど、ひーちゃんがここまで認める人なんやから、間違いないんやろうなぁと思った。         12月まで別れたり付き合ったりをくりかえし、そっから彼女達はよりをもどすことはなかった。    けれど、ひーちゃんは別れてからもずっと彼のことが好きやった。実際別れてからも仲はよかったらしい。でも、つらいと泣く。

    2005-08-27 15:33:00
  • 189:

    ケイ

    6月になったころ、仕事も楽になり、久しぶりに電話をしてみた。 トゥルルルル… 「あっもっしぃひーち…」「ぅぁああああぁぁあぁぁあああぁ!!がげでぐんなぁあぁああぁ!!!!!」プツッ…         ほんまに人間とは思えない声でひーちゃんは叫んだ…ただごとじゃない…

    2005-08-27 15:44:00
  • 190:

    ケイ

    何回もかけなおしたけど、出ない。俺はすぐひーちゃんの家へと走った。   家の前についた瞬間、中からガシャーンという音とともにまた「うわあぁぁあああぁあぁぁ!!!!!」というあの叫び声が聞こえた。

    2005-08-27 16:04:00
  • 191:

    ケイ

    俺は家の外から     「ひーちゃん!!ケイやけど!!出てきて!!」と叫んだ。しかし、暴れ続ける音ばかり聞こえて、出てくる気配がなかった。    インターホンをならしたけど、何も反応がなかった。俺は意を決して家の中にはいった。

    2005-08-27 16:57:00
  • 192:

    かぉる??

    続き気になるゥゥ??っ?頑張って完結さしてナァ?

    2005-08-27 18:35:00
  • 193:

    ケイ

    かおるチャンありがとぉ? こっから大変なことになるねんッ?

    2005-08-27 18:49:00
  • 194:

    ケイ

    玄関のドアをひらき、ガシャーンと音のする部屋にはいった。        俺は、部屋にはいって愕然とした。        「なにこれ…。」部屋は荒れてるなんてどころじゃなかった。壁にはってあったポスターはビリビリになっていて、服はあらゆるとこに散らばっててぐっちゃぐちゃ。テレビも蹴り飛ばしたのか台から転げ落ちていた。そしてそんな部屋の片隅にひーちゃんが小さくなって座っていた。

    2005-08-27 20:42:00
  • 195:

    ケイ

    「ひーちゃ…」     俺が駆け寄ろうとした瞬間「ごっぢぐんなぁぁ!!!ぐんなぁぁぁあ!!」  と叫ぶ。目は真っ赤。よくみたら手にカッターもってた…。部屋の所々に血がついていた。ひーちゃんの服はもう血だらけやった。

    2005-08-27 20:48:00
  • 196:

    ケイ

    「ぜんぶ私がわるいねん私がごんなんやがらあがんねん、私があがんねんだがらみんな離れでいぐねんあぁぁぁあぁあああ!!!!」彼女は声にならない声で叫ぶ。          どうしたん?俺がいるやん何かつらいことあったん?しんどかったな?    つらかったな?     さみしかったんやな。  つらかったら話さんでいいよ、そばにおるから。

    2005-08-27 20:54:00
  • 197:

    ケイ

    俺はそう言って、なにをするでもなく、部屋の中で彼女がおちつくまでずっと待った。ひーちゃんは、ずっと泣き叫び、髪をかきむしり、自分の指や腕を強く噛み、挙げ句の果てにカッターで腕をさした。

    2005-08-27 20:58:00
  • 198:

    ケイ

    それはあかんよ…とカッターを取り上げた。彼女は、返して、返して、と泣く。髪の毛をぶちぶちとむしりぬく。大量にぬけていた。あのやさしい、どんなに辛くても笑って俺に勇気をくれた、誰よりも強かった人がこんなことになるなんて…           目の前の現実が信じられなかった。目の前の彼女には笑顔なんてひとつもなかった。

    2005-08-27 21:06:00
  • 199:

    さき ◆G2ESrjZkfs

    『一番の後悔』のさきです。頑張って完結してください??

    2005-08-27 21:24:00
  • 200:

    ルナ

    「鈴村留奈」です?ルナの小説に感想書いてくれてありがとぅ、ルナも読んでますよ?早く続き読みたぃ?楽しみにしてるんで頑張ってくださぃ??

    2005-08-27 22:55:00
  • 201:

    ケイ

    ルナチャン・さきチャンありがとうなぁまじで??元気出るわ?

    2005-08-27 23:00:00
  • 202:

    ケイ

    なんとか落ち着き、疲れたのか彼女は床に寝転び泣きながら寝てしまった。  俺は毛布をかけ、できるだけ部屋をかたづけた。すると、《毎日のおもったこと日記》とかかれたノートをみつけた。俺はノートをあかんと思いながらも読んでしまった。       俺はこのノートで、ひーちゃんのほとんどを知ることになる。

    2005-08-27 23:07:00
  • 203:

    名無しさん

    毎日見てます?
    頑張ってね?先がきになりまくり?

    2005-08-27 23:18:00
  • 204:

    ケイ

    《○月〆日       今日は、○○ちゃんと喧嘩した。人生ってほんまにむずかしいなぁ。》    《○月〆日       今日はほんまにつらいことがあった。○○(ひきずっていた元彼の名前)に彼女ができた。今までずっと私といたのに。みんな最後には置いていくん?私なんかいらんの?今私のことを好きっていってくれてる人は最後までいてくれんの?私が悪いん?私がしんどいから?だから離れていくん?もう誰も信用したくない》《○月〆日       パニック障害という精神病にかかってしまった。リストカットがとまらへん。気付いたら切ってる。つらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいもう笑うことなんか忘れてしまった》    《○月〆日       しにたい》

    2005-08-27 23:18:00
  • 205:

    ケイ

    名無しさんありがとうなぁ?完結まで頑張るでい?

    2005-08-27 23:20:00
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