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一生叶わなくても
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1:
ケイ
俺が4年間思い続けてる子の話☆
2005-08-20 02:59:00 -
63:
ケイ
「ちょっとこっちきてぇ」廊下のはしっこの誰もいないとこにつれていかれた。ひーちゃんは俺の服をくんくんと匂った。 「シンナーやなぁ。いつからすってん?」 するどい大きい目で俺をみた。
2005-08-21 12:41:00 -
64:
ケイ
俺は完全に嫌われたと思い「…中二ぐらいからです」と正直にこたえた。 ひーちゃんは、ふーん…そかぁ…と言いながら廊下に座った。俺も横に座った。「やめられへんの?」 「やめたいけど…やめられへん…俺つらい…」 俺は気付いたらボロ泣きしてた。誰かに気付いてほしかったから。
2005-08-21 12:47:00 -
65:
ケイ
「泣くほどつらかってんなぁ…かわいそうになぁ…やめたいけどやめれへんし、そんな自分がいややったんやろ?」そう言いながら頭をなでてくれた。 俺の気持ちぜんぶわかってくれた。俺はほんまにきもいぐらい泣きじゃくった。
2005-08-21 12:52:00 -
66:
ケイ
「私がやめさしたる!!」「…どうやって?」 「とりあえず家にあるクスリ系ぜんぶ没収しにいく☆そっからファミレスでもいって作戦会議なぁ!!」 すごい行動力にNO!とはいえず、ただ彼女に感謝して、また尊敬した。ばれたのがひーちゃんでよかった。
2005-08-21 12:57:00 -
67:
ケイ
放課後、家に来たひーちゃんは、でっかいゴミ袋をひろげていつもの笑顔で 「はいっこの中にクスリ系ぜーんぶいれちゃって?」 と言った。俺は部屋中をさがしまわり、シンナー、ハッパ、昔かんでたバツ、ラッシュなどぜんぶかくさずいれた☆
2005-08-21 13:02:00 -
68:
ケイ
「ハイよくできましたぁ?んじゃこれ捨てにいこか!」ひーちゃんは袋をかついでまるでサンタのようだった。近くの大きい川に捨てにいくことになった。 川につき、ひーちゃんは 「バイバーイ?」と言いながら袋をおもっきし川に投げた。女とは思えないほど飛んだのですこしあせった。
2005-08-21 13:06:00 -
69:
ケイ
男なみの行動力に男なみの力…。みためはほんまに可愛いのに…。そのギャップがほんまにおもしろい。 俺はどんどんひかれていった。その後ファミレスへいき、パフェとかミルクティーとか頼むんかな、とおもいきやビビンバ丼。その細い体のどこにはいるん?てぐらい食う。この人といたら笑いっぱなしや☆
2005-08-21 13:12:00 -
70:
名無しさん
やばいなける?
2005-08-21 17:39:00 -
72:
ケイ
72さん、73さんありがと?
2005-08-22 05:46:00 -
73:
ケイ
それからひーちゃんは毎日メールくれた。 「もぅちゃんとやめた?」「牛乳飲むと気ぃまぎれるらしぃよー??」 「次したらマジ怒るよ?」ひとことひとことがうれしかった。
2005-08-22 05:48:00 -
74:
ケイ
「次したくなったら朝でも夜中でもいつでもいいからメールしといでや。」 このことばで気持ちが軽くなれた。俺は、毎日学校に行った☆新しい自分をみてほしかった。
2005-08-22 05:51:00 -
75:
ケイ
学校で会えるのがうれしかった。会ったらにっこり笑って手をふってくれる。それだけで行く価値があった。中間テストだってほめてほしくて一生懸命勉強した。その甲斐あって、英語が80点とれた!!おれは、ひーちゃんの教室に走った☆
2005-08-22 05:55:00 -
76:
ケイ
「なぁなぁみて!!すごいやろ!?」 「えらいやぁーん!!私、数学4点やったぁ〜↓↓」落ち込みながらも笑いながら話してた。 「2問しかあってないやん!!笑。あほやなぁ☆」 この前の事件からだいぶ自然にしゃべれるようになった☆
2005-08-22 05:58:00 -
77:
ケイ
「テスト頑張ったごほうびにこれあげるわっ☆」 チュッパチャップスをもらった。初めてひーちゃんから物をもらった嬉しさで、ちょっと興奮した。もったいなくて食べれないから、カバンにしまっといた♪
2005-08-22 06:02:00 -
78:
ケイ
その日の放課後、家にかえると…ーガシャーンッ…ー 「またか…」俺んちの親は仲がほんまにわるい。また今日も
2005-08-22 06:05:00 -
79:
ケイ
喧嘩してるんか、と思うと家の中に入りたくない。 でも入るしかない。 「酒ばっか飲んでないで少しは働いてや!!」 「うっさい!言うこときかるへんねんやったら出ていけや!!」いつもの会話。聞き飽きた。
2005-08-22 06:07:00 -
80:
ケイ
横を素通りして部屋にはいる。おれの小さいころから喧嘩ばっかり。俺が昔荒れていた原因でもある。そのストレス発散方がクスリとかやった。現実をみたくなかった。逃げたかった。でも今はもうクスリはない。 スイタイ スイタイ ツライクルシイ
2005-08-22 06:11:00 -
81:
ケイ
俺は不安と孤独と苦しさに押しつぶされそうやった。ふるえがとまらんかった。ひーちゃんに会いたい、ひーちゃんに大丈夫やでってわらってほしい。ひーちゃん、ひーちゃん…
2005-08-22 06:14:00 -
82:
ケイ
時計をみたらもう夜の11時。明日も学校。無理やなって思ったけど声だけでもききたくて、電話した。 「俺いまめっちゃつらい…クスリに頼りきってたからどうしたらいいかわからへん…つらい…つらい」思ってることぜんぶ言った。
2005-08-22 06:19:00 -
83:
ケイ
「今どこおんの?」 「家やで…」 「動いたらあかんで?絶対なんもしたらあかんで!すぐいくから!」プツッツーツー……え?きてくれる?俺は半信半疑でふるえながらまってた。
2005-08-22 06:24:00 -
84:
ケイ
20分後、ひーちゃんから着信。「家の前ついた!」 まじで?なんでそんなやさしいん…。なんで…? そんなことを考えながら前にでた。そこには、はじめてみる私服のひーちゃんがいた。
2005-08-22 06:28:00 -
85:
名無しさん
ぁ、リアルタイムゃ?めたぉもしろい??続き楽しみにしとくね?
2005-08-22 06:33:00 -
86:
ケイ
ミニスカにTシャツ。原付のうえにまたがっている。俺に気付くと「大丈夫か!?」とちかづいてきてくれた。俺は何でかわからんけど泣いてしまった。気がゆるんだのか、会えてほっとしたのか。声をだして泣いた。
2005-08-22 06:36:00 -
87:
ケイ
87ありがとぉ?まじうれしいわ?
2005-08-22 06:37:00 -
88:
ケイ
普段は泣いたりなんかまったくせんのに…。 「よしよし、つらいな…」ずっと頭をなでてくれた。俺はやっとことばを口にできた。 「あ…いたか…た」
2005-08-22 06:40:00 -
89:
ケイ
「つらいことあったん?」俺は泣いてことばにならんかったけど一生懸命、事情をはなした。うん、うんて真剣にきいてくれた。話しおわったあと、 「そっかぁ…親かぁ…。」ひーちゃんがぽつりとゆった。
2005-08-22 06:44:00 -
90:
87です?
理紗デス?雨降ってうるさくて寝れないからずっと見てるよ?〃ワラ がんばってねン?
2005-08-22 06:48:00 -
91:
ケイ
ひーちゃんはこう続けた。「私んちな、小さいころからお父さんおらんねんやんか。だから、夫婦ゲンカとかどんなもんとかもあんまりわからんねん…。力になれんくてごめんな、ほんまごめん…。」俺は、なんていったらいいかわからんくなってだまってしまった。
2005-08-22 06:49:00 -
92:
ケイ
雨うっといな??もうちょい頑張ってかくな?ありがとぉ?
2005-08-22 06:50:00 -
93:
ケイ
「でもな、私お父さんおらんけどマジ幸せやでっ☆お母さんもおるし兄弟もおるからさっ!」またいつもの笑顔で言う。ホンマにこの人は強いなっておもった。 それから、お互いの色々な話をした。好きな芸能人、好きなたべもの、好きなマンガ。しょうもない話ばっかりやったけど、ほんまに楽しかった。
2005-08-22 06:56:00 -
94:
ケイ
「私な、将来ホームヘルパーになりたいねん☆」 え!?見た目からしたら、《将来の夢はショップ店員です?》とか言いだしそうやのに…。また意外な一面をみた。俺は、昔からダンスと歌を習っていたから、歌手になりたいってことを教えた☆ 「マジかなえよなぁ!!」約束した。マジでなる!!俺はこのとき決意した。
2005-08-22 07:00:00 -
95:
ケイ
「私あと学校一日でも休んだら留年やねんてぇ↓↓今日担任にゆわれたぁ!」 「え!?あかんやん!!もう夜中の3時やで!?」 「どうせ帰っても寝れへんから大丈夫大丈夫〜☆」 たぶん俺のこと心配してくれておってくれたんやとおもう。俺はどんどんこの人にひかれてく。さりげない優しさが、気遣いが、笑顔が、俺のこと安心さしてくれた。
2005-08-22 07:05:00 -
96:
ケイ
結局、朝まで一緒にいてくれた。親のことなんて全然考えずにすんだ。 「じゃぁそろそろ着替えにかえって学校いこかな☆」俺はほんまに来てくれてありがとう、と何回も言い、見送った。
2005-08-22 07:09:00 -
97:
ケイ
俺も制服に着替えて、学校にいく準備をした☆さっき会ったばっかりなのに、また早く会いたいと思った。ほんまにこんな気持ちははじめてで、自分でも自分がよくわからんかった…。
2005-08-22 07:11:00 -
98:
ケイ
朝、学校につくなりおれは即効で爆睡した。 昼休みに友達に食堂に飯くいにいこ☆てゆわれてやっとおきた!!食堂に行くとひーちゃんがいた!!でも男としゃべってた。楽しそうに。俺はやきもちをやいた。 「俺以外としゃべらんといて…」とまでおもった。彼女にでさえこんなこと思ったことないのに。
2005-08-22 07:17:00 -
99:
ケイ
俺はヤキモチをやくとボッキするくせがある。ひぃーちゃんにピチャっと精神をつけてさようなら。
2005-08-23 09:59:00 -
100:
ケイ
その日は一日中もやもやした気分やった。自分がどんだけ好きなのかおもいしらされた。 次の日、寝坊して学校に遅刻していった。授業中、あかりから?受信。 「あたしのクラスの男がひーちゃんのパンチラの写メもってるで?」 はぁ?だれやねん。マジで切れそうやった。
2005-08-24 02:28:00 -
101:
ケイ
休み時間にあかりのクラスまでいった。 「どいつがもってるん?」「あの子やでぇ〜!」 あかりが指さしたやつに俺はわざとかなりフレンドリーに話し掛けた。 「なぁなぁっ!ひーちゃんのパンチラの写メもってるんやろぉ〜?♪♪」 「もってんで♪みたい?あの人スカート短いから撮ってほしいんかなおもってとったぁ☆笑」 このことばにキレた。
2005-08-24 02:34:00 -
102:
ケイ
「…しばくで…。誰が撮ってほしいなんておもうねん…。そんなんでスカート短いんちゃうやろが。」 「え!?」そいつはオロオロしてた。 「今すぐ消せや。次撮ったらまじしばくから。」 目の前で消さして俺は教室にもどった。
2005-08-24 02:41:00 -
103:
ケイ
俺はめっちゃイライラしてた。他の関係ない人にも、冷たくしてしまった…。 放課後、裕也とかと3人で梅田に行ったら、女3人に逆ナンされた☆俺はどーでもよかったけど、裕也らがノリノリやったから、6人で遊ぶことなった。
2005-08-24 06:41:00 -
104:
ケイ
いかにも遊んでそうなギャルたちってかんじやった。 俺も今日落ち込むことあったし、気晴らしにいいかなとおもってはしゃごぅと思った☆6人でラウンドワンでボーリングしよか!!ってなって、ラウンドワンまで歩いてたとき、後ろから「おーケイちゃん☆」 え…この声…?
2005-08-24 06:44:00 -
105:
ケイ
ひーちゃんや!!! 俺は飼い馴らされた犬のよぅにひーちゃんとこまで走っていった!! 「何してんのー?!」 「買い物やでぇ♪あの子ら彼女ちゃうん?あたしと喋ってて大丈夫なん??」 「違うって!!!?」 「あ、そーなん?どっちにしろ女の子たちに悪いからいくわ♪じゃぁね☆」 …俺は目の前が真っ暗になった。あんな冷たいひーちゃんははじめてやった。
2005-08-24 06:51:00 -
106:
ケイ
俺もみんなのとこに戻ったけど、あまりのテンションの低さに裕也が気付いてくれて、裕也に相談した↓そしたら裕也は、 「あ〜そりゃ確かに誤解するような状況やわなぁ…」と苦笑いした。
2005-08-24 06:55:00 -
107:
ケイ
とりあえずみんなでボーリングしにいったけど、ギャルらのあまりのワガママぶりに全員たえられへんくなってすぐバイバイした☆ 一人に番号きかれたけど、教えへんかった。家にかえって携帯をひらき、何度もひーちゃんにかけようと思ったけど勇気がでんかった。
2005-08-24 06:59:00 -
108:
ケイ
それからしばらく、ひーちゃんとは連絡とらんくなった。俺は淋しさをまぎらわすためにダンスと歌の練習をがんばった。 季節は夏寸前になった。 最近ひーちゃんをみてないけど、学校にきてるんかなぁ?元気にしてるかな…
2005-08-24 07:04:00 -
109:
ケイ
ある日俺は、校舎のうらのいつもタバコをすってるとこにひとりでいった。するとそこに人影がみえた。 「うわっ先客やん…。」 しかし、近づくたびに泣き声がきこえた。…この声、ひーちゃん…?ひーちゃんや!!
2005-08-24 07:08:00 -
110:
ケイ
「ひっくひっ…く…」 声を押し殺すようななきごえ。俺は走り寄った。 すると、倒れこんで頭をかかえながら泣いているひーちゃんがいた。大泣きってかんじやった。俺に気付きこっちをみた。目が真っ赤やった。 「…どうしたん…?」 勇気をだしてきいてみた。
2005-08-24 07:16:00 -
111:
ケイ
「あ゙っ、なんでもないねん、ぢょっど体調悪いだげやがら☆」泣きすぎてガラガラになった声で必死に笑う…。胸がいたい… 「…なんかあったら力になるから…絶対力になるから…だからゆってな…」 俺はこんなことしか言えなかった。情けなかった。ひーちゃんゎありがとうな、と笑って言いながら教室にもどっていった。 …なんで泣いてたんやろ
2005-08-24 07:22:00 -
112:
ケイ
俺は何回も助けられてるのに、俺にはなんもできへんねんなぁ…。なんかできることないんかなぁ…。夏の青空をみあげながら、ひとりでかんがえていた。 もうすぐ、夏休み。
2005-08-24 07:25:00 -
113:
ケイ
終業式の日。 式がおわり、みんなで飯を食いに行った☆近くのガストにいくと、あかりらもいた。「おぉーケイやん!一緒にたべよーや☆」こいつはいっつも元気やな…。
2005-08-24 07:31:00 -
114:
ケイ
みんなでワイワイ話してるときに、あかりが横にきてはなしはじめた。 「ひー先輩、元彼から暴力うけてるらしいで。」 俺はこの前のことを思い出した。もしかして、あのときも…。 「ごめん!俺帰るわ!!」俺は席をたち、走った。
2005-08-24 10:28:00 -
115:
ケイ
プルルルル…プルルルル…ひーちゃんに何回かけても出ない。メールで「連絡して」と送っておいた。 30分後、ひーちゃんから電話がかかってきた。 「もしもし!?今どこ?」「え?家やでぇ☆寝てて電話きづかんかったぁ〜☆」「家どこ?話あるねん!」「どしたん?!○○中学のちかくやでぇ〜☆」 「すぐいくから!!」 「えっ?どうしたんよ?」俺は勝手に電話を切り、急いでむかった。
2005-08-24 10:34:00