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夜のポチ。
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1:
名無しさん
ポチは、お日様をあまり浴びないので、真っ白だ。
そして、ポチの体はいつだって冷たい。
雪の様なポチ。
2006-09-22 21:27:00 -
721:
◆r11LF9gUco
ここはどこだろう。
記憶も断片的にしかなく、思いだそうとすれば頭が痛む。
薫も、どうやら居ないようだ。
白い天井を見上げていると、ふいに体がガタガタと震え始めた。2006-12-06 19:30:00 -
722:
◆r11LF9gUco
意識が途切れる少し前、薫は笑顔で言っていた。
『ずーっと一緒じゃ。』
きっと、こうして生かされているのには、訳があるはずだ。あたしはずきずきと響く鈍い痛みに耐えながら、更に記憶を探る。2006-12-06 19:37:00 -
723:
◆r11LF9gUco
その時、ガチャリという音と共にドアが開いた。
足音で、薫だと分かった。
あたしは瞳を閉じ、寝たふりをした。2006-12-06 19:43:00 -
724:
◆r11LF9gUco
耳障りな鼻歌。
機嫌はいいみたい。
彼は何か袋をガサガサいわせていたが、しばらくすると、ベットの端が、薫の体重分沈んだ。
『りょーちゃん?起きた?』
顔をのぞき込まれている。2006-12-06 21:15:00 -
725:
◆r11LF9gUco
頑として瞼を閉じたまま、あたしは寝息をたてた。
眠っていると思ったのか、彼の唇が、体中を這い回る。
気持ち悪い。
気持ち悪い。
気持ち悪い。2006-12-06 21:19:00 -
726:
◆r11LF9gUco
気持ち悪いのに...
薫によって開発され尽くした体は、気持ちと相反してビクビクと快感に悶えた。2006-12-06 21:27:00 -
727:
名無しさん
ぁげ?????
2006-12-07 06:07:00 -
728:
◆r11LF9gUco
『んっ...』
不覚にも、声が漏れる。
『おぉっと〜!!たぬきねいりですかぁあ〜?!!ギャハハ!!』
薫の笑い声が耳にさわる。2006-12-07 11:48:00 -
729:
◆r11LF9gUco
彼は背中に手を回し、あたしの上半身を起こした。
『...おはよーさん』
にこりと笑う。
『...ここどこ。』
無愛想に尋ねると、髪の毛をぐっと掴まれた。2006-12-07 11:53:00 -
730:
◆r11LF9gUco
『さぁどこでしょう。』
冷めきった薫の目は、無表情なあたしの顔を映す。2006-12-07 12:22:00