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夜のポチ。
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1:
名無しさん
ポチは、お日様をあまり浴びないので、真っ白だ。
そして、ポチの体はいつだって冷たい。
雪の様なポチ。
2006-09-22 21:27:00 -
781:
◆r11LF9gUco
だ い す き2006-12-12 17:37:00 -
782:
◆r11LF9gUco
――――・・・2006-12-12 17:38:00 -
783:
◆r11LF9gUco
ふにゃふにゃの赤い文字は、ひらがなでその言葉を記していた。
両端には、不細工なハートマークまで描かれている。
オムライスだって、チキンライスを包む卵が所々破けていたり、お世辞にも上手とは言えないものだった。2006-12-12 17:47:00 -
784:
◆r11LF9gUco
―――もう、涙は流さないと決めた。
決めたのに...
お皿を包むポチの細くて長い、まるで女の子のように綺麗な手が切り傷だらけなのを見ると、
赤面しながらも、あたしの反応を伏し目がちにチラリチラリ伺う姿見ると、
愛しくて愛しくて、涙が止まらなかった。2006-12-12 17:52:00 -
785:
◆r11LF9gUco
「えっ...どないしたん...?」
心配するポチをよそに、あたしはお皿に乗せられたスプーンをひっつかみ、ギシギシ音を立てる腕を無理やり使って、ホカホカと湯気をあげるオムライスを、口へ運んだ。
涙で味はよくわからない。
でも、今まで食べた何よりも美味しく感じた。2006-12-12 18:03:00 -
786:
◆r11LF9gUco
胃がものを受け付けなくなっているのか、飲み込もうとする度ひどい嘔吐感に襲われる。
それでも、何度も何度もオムライスを切り分けてはスプーンを口へ運ぶという動作を繰り返した。
ポチは、何も言わずに黙ってそれを見ていた。2006-12-12 18:13:00 -
787:
◆r11LF9gUco
半分ほど食べると、ポチがあたしの手を止めた。
「そんなガツガツ食うなやぁ☆俺も食うから残しといったって!!」
にこっと笑ってさりげなく皿を取り上げる。
きっと、彼には無理していることが解っていたのだろう。
あたしに水を飲ませ、頭を撫でながらポチは言った。2006-12-12 18:19:00 -
788:
◆r11LF9gUco
「もうちょっと元気なったら一緒に家帰ろうな。俺な、めっちゃおもろい映画買ったんやんかぁ」
あたしは、小さく頷く。
「ほんでな、二人でオムライス食いながらみんねん。あ、今日のはちょっとアレやったけど、次回のはもっとかっこええオム様作ったるから期待しといてやぁ?」
あたしは、そんな彼を見ながら微笑む。
「んでからな、あんな....えっと...」2006-12-12 18:30:00 -
789:
◆r11LF9gUco
ポチは、泣いていた。
「ポチ...?」2006-12-12 18:31:00 -
790:
◆r11LF9gUco
ポチは、理由を求めるあたしを制止するかのように、ぎゅっと強く抱きしめた。
痩せてしまったあたしの体はすっぽりと彼の両腕に収まり、暖かな体温を感じていた。
ポチのいい匂い。
何にも代えられない安心感。
ずっと、こうしていれたらいいのに。2006-12-12 18:39:00