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もっと……
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1:
ハル
もっと触れたい…
もっと側に居たい…
もっと… もっと…2005-06-05 02:25:00 -
2:
名無しさん
もっと突いて…
もっと奥…あん…
もっともっと…2005-06-05 02:29:00 -
3:
ハル
「キスして…」
「えっ?…」
私の言葉に一瞬驚いた顔を見せる。
「キスしてよ…」
2005-06-05 02:36:00 -
4:
ハル
クスっと笑ったと思うと、唇が触れ合うギリギリまで顔を寄せた。
「俺の勝ち」
一言そぉ言って激しく口付けた。2005-06-05 02:44:00 -
5:
ハル
雅也と出会ったのは1年前の夏。
海でナンパ。
ありきたりな出会い。
2005-06-05 02:50:00 -
6:
名無しさん
読むよ!
2005-06-05 03:02:00 -
7:
ハル
刺激を求めていた。
ナンパされて、ホテル行って、そんなのもぉ飽きた。
「ゲームしよっか」
「…ゲーム?」2005-06-05 03:04:00 -
8:
ハル
6サン☆ありがとぉ(*´丱`)
2005-06-05 03:05:00 -
9:
ハル
キスしようと近づけてきた、雅也の顔が離れる。
「毎日同じ様な事ばっかり…飽きやん!?」
「まぁ…なぁ。でっ?どんなゲームよっ?!」2005-06-05 03:17:00 -
10:
ハル
ゲームのルール。
落ちたら負け。
キスをせまった方が負け。
期限は1年。2005-06-05 03:28:00 -
11:
ハル
「どぉ!やる?」
雅也は私の髪を撫で、目を見つめ、クスっと笑った。
「おもろそぉやん…。やるっ♪お前の顔は結構スキやし」
「あたしも顔はタイプやで」2005-06-05 03:33:00 -
12:
名無しさん
主!図に乗るな!書くのやめろ!サーバーに負担かかるわ
2005-06-05 03:42:00 -
13:
名無しさん
○?小説
http://a.look2.nu/novel0222/2005-06-05 07:49:00 -
14:
名無しさん
↑こんな寂しい所誰が書くねん?
2005-06-05 08:31:00 -
15:
ハル
雅也。
20才のクラブ好き。
第一印象は口がウマイ。2005-06-05 11:23:00 -
16:
ハル
さっそく次の日、雅也からメールがきた。
?雅也
ツレと飲んでるけど、お前来る?
?ハル
行く。2005-06-05 11:27:00 -
17:
ハル
居酒屋で雅也を探す。
居た…。
「おはよっ」
「おぉ!座れよ。こいつハル。こいつ等は地元のツレ。」2005-06-05 11:31:00 -
18:
ハル
「はじめまして」
私はニコっと笑ってあいさつした。
軽く自己紹介を交わしあった。
酒の力でミンナいい感じにテンションが上がる。2005-06-05 11:35:00 -
19:
名無しさん
http://bbs.yoasobiweb.com/test/read.cgi/yomimono/1117905908/13
2005-06-18 03:19:00 -
20:
名無しさん
いやん!続きを書いて!
2005-06-18 04:03:00 -
21:
ハル
そんな中1人の子が私に話しかけてきた。
彼は雅也の親友の智也。
幼なじみで雅也の事は何でもわかるらしい。2005-06-18 10:42:00 -
22:
ハル
智也は言った。
「ハルちゃん、雅也となんかおもろいゲームしてるらしいやん♪」
どうやら智也は私達の関係を知ってるらしい。2005-06-18 10:46:00 -
23:
ハル
「また雅也って、中々手強い相手選んだなぁ〜」
「手強いんや。まぁその方がおもろいんちゃう?」
「おっ?強気やなぁ〜!」
そぉ言って智也は笑った。2005-06-18 10:51:00 -
24:
ハル
智也とは仲良くなっておこう。
雅也と1番仲良いみたいやし…使える。
私は思った。2005-06-18 10:53:00 -
25:
ハル
20サン☆ありがと(*´丱`)
2005-06-18 10:55:00 -
26:
ハル
「おぉ〜もぉ浮気かぁ?!」
そぉ言って雅也が私の肩に手を回してきた。
かなり酔ってる。
「雅也ぁ〜大丈夫?めっちゃ酔ってんちゃうん」2005-06-18 11:00:00 -
27:
ハル
「酔ってるか!ハルがかまってくれへんから、俺すねてんやぁん」
そぉ言って私の胸に顔を埋めてきた。
「あははッッ!雅也クンは甘えんぼやなぁ〜」2005-06-18 11:04:00 -
28:
ハル
私は笑いながら雅也の髪を撫でた。
「可愛いとこもあるやろ☆」智也が笑った。2005-06-18 11:12:00 -
29:
ハル
「ハルちゃ〜ん♪」
「はいはいっ!もぉ〜重いやん!カギどこっ?何号室?」
すっかり酔ってしまった雅也のパンツポケットからカギを探し出した。2005-06-18 11:23:00 -
30:
ハル
雅也のマンションに来るのは初めてだ。
雅也の部屋は物があまりなく、殺風景で、家具が全部真っ白で色がなかった。2005-06-18 11:41:00 -
31:
ハル
1LDKの部屋。
真っ白のせいか、物がないからか、無駄に広く感じた。
2005-06-18 11:52:00 -
32:
ハル
「白…好きなん?」
ベッドに倒れこんだ雅也に話しかけた。
俯せに寝転がっていた雅也は、顔だけ私の方に向けた。2005-06-18 11:58:00 -
33:
ハル
やっぱり綺麗な顔をしてる。
私の目を見つめ雅也が言った。
「何色にも簡単に染まりそうやろ?でも誰にも染めさせへん。俺と一緒」2005-06-18 12:04:00 -
34:
ハル
意味深そうな言葉と正反対に雅也は無邪気な笑顔を見せた。
2005-06-18 12:06:00 -
35:
ハル
私はもう1度、部屋を見渡した。
ハンガーにピシッと掛けられた真っ黒のスーツが目についた。
真っ白な部屋に感じた違和感はコレか…。2005-06-18 12:18:00 -
36:
ハル
知らない事ばっかりやな…と思った。
当たり前か、知り合ってまだ3日。2005-06-18 12:27:00 -
37:
ハル
ふと雅也を見ると、すっかり寝息をたてていた。
シャワーを勝手に借りて、ベッドに入り眠りについた。2005-06-18 12:30:00 -
38:
ハル
「う〜ん…うるさっ」
携帯の着信音で目が覚めた。
「おぉ〜ゴメンゴメン、起こした?」
そぉ言う雅也の姿を見て、おもいっきり目が覚めた。2005-06-18 12:37:00 -
39:
ハル
綺麗にセットされた髪。
シャネルのピアスが揺れる。
あのスーツに身を包んだ雅也は、18才の私の目に一段と大人びて映った。2005-06-18 12:46:00 -
40:
ハル
「どっか行くの?」
「仕事♪お前、帰らんで大丈夫なん?」
「大丈夫やけど」
2005-06-18 12:56:00 -
41:
ハル
仕事まで、まだ時間があるのでゴハンに行く事になった。
急いで用意する私に、
「そのままでいいんちゃう?スッピンっ」
そぉ言って、クスっと笑った。2005-06-18 13:01:00 -
42:
ハル
「嫌やしっ!自分だけキメキメでセコいって!」
雅也の隣を歩くのに、不釣り合いだと思われたくなかった。
変なプライド。
それを見抜いたのか、また雅也が笑った。2005-06-18 13:07:00 -
43:
ハル
雅也に連れられて、ちょっとお洒落な居酒屋に入った。
少し暗めの照明に、個室みたいになっていて、落ち着けた。2005-06-18 13:14:00 -
44:
ハル
「お前18やっけ?俺の2個下かぁ〜仕事は?」
「今は何もしてないで」
「実家?」
「うん」2005-06-18 13:18:00 -
45:
ハル
雅也が適当に頼んだ料理が運ばれて来るなか、次々といろんな質問をされた。
2005-06-18 13:22:00 -
46:
ハル
「なぁ〜ハルも1個質問!」
「いいで。なに?」
「何の仕事?」2005-06-18 13:25:00 -
47:
ハル
「ホスト。見たら分かるやろっ」
雅也が笑う。
どおりで口がウマイと思った。
海で出会った時の印象と変わらないのは、それだけだった。2005-06-18 13:30:00 -
48:
ハル
「ホストかぁ〜1回行ってみたいわぁ」
そぉ言うと、雅也が今から店に来てみたらと言い出した。
「大丈夫。金はいらんからっ」2005-06-18 13:34:00 -
49:
ハル
何も予定はなかったし、お金もいらないと言うので、行く事にした。
初めてのホストクラブ。
ワクワクした。2005-06-18 13:38:00 -
50:
ハル
雅也の店に行く途中、智也に会った。
雅也と同じ様にスーツに身を包んでいる。
店は違うけど、智也もホストをしてるらしい。2005-06-18 13:42:00 -
51:
ハル
「雅也の店行くん?ビックリすんでぇ〜♪」
ニヤニヤ笑う智也の言葉の意味は、店に行ってわかった。2005-06-18 13:45:00 -
52:
ハル
真っ白なドアに、ゴールドで書かれた文字。
[Style]
「ちょっと有名やんなぁ?この店!」
私は目を輝かせた。2005-06-18 13:55:00 -
53:
ハル
ちょっと自慢げに雅也がドアを開けた。
「いらっしゃいませぇ〜!」雅也のその声に、次々と他の従業員も声をあげた。2005-06-18 14:01:00 -
54:
ハル
1番端の席に着いて、何気なく周りを見渡した。
2005-06-18 14:06:00 -
55:
ハル
深夜1時。
賑わう店内。
見たことのないお酒が並ぶ、白いテーブル。
若そうなお客さんが多いな…。
とか思っていると、雅也の姿が目に入った。2005-06-18 14:12:00 -
56:
ハル
何人もいるホストの中でひときわ目をひく。
パッと目が合って、私はなんとなく目をそらした。
テーブルの上のメニューみたいな本に手を伸ばす。2005-06-18 14:25:00 -
57:
ハル
そこにはキメ顔をしたホストの写真が載っていた。
「オーナー…、主任…、常務…」1人でブツブツ呟きながら写真を見ていく。
「あっ雅也…えっ??!!」2005-06-18 14:32:00 -
58:
ハル
写真の下には[No.1]の文字。
「まぁぢで…」
2005-06-18 14:38:00 -
59:
ハル
そこに立ちすくみリストカットした…
2005-06-18 14:41:00 -
60:
ハル
血がしたたり落ちる…
2005-06-18 14:42:00 -
61:
ハル
「ゴメン待たせて!」
写真を見ていた私の隣に、雅也が座った。
「男前やろ?」
写真を指差す雅也に、
「詐欺やなっ」
と言うと、冷たい目で私を見て、少し笑った。2005-06-18 14:42:00 -
62:
ハル
その瞬間、手首に気付く。
2005-06-18 14:44:00 -
63:
ハル
略部分
と言うと、冷たい目で私を見て、少し笑った。2005-06-18 14:44:00 -
64:
名無しさん
主さぁん トリップつけな偽がチャチャいれよるで
2005-06-18 14:46:00 -
65:
ハル ◆HVgrcIrdGM
65サン☆そぉですね(>_
2005-06-18 14:54:00 -
66:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「ちぉ〜自己紹介させてやっ!」
雅也は胸ポケットから名刺を取り出し、差し出した。
「はじめまして。舞夜です」2005-06-18 15:08:00 -
67:
ハル
「雅也のクセにっ」
と言うと、小声で、
「ここでは内緒や」
とはにかんだ。2005-06-18 15:11:00 -
68:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「てか、ナンバー1なん?まぢビックリしてんけどっ!」
「俺もビックリやん。Styleのナンバー1がガキにゲームしよ〜ゆわれてっ!」
2005-06-18 15:15:00 -
69:
ハル ◆HVgrcIrdGM
手強い相手、ビックリすると言った智也の言葉の意味がわかる。
間違いない。
何も知らないって最強だなと思った。2005-06-18 15:20:00 -
70:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「ホスト長いの?」
「1年半ぐらいかなぁ〜?この人に拾われてんやん」とオーナーと書かれた人の写真を指差した。2005-06-18 15:31:00 -
71:
さちゅこ
頑張って書いてくらさぁい??続ききが気になって?
2005-06-18 15:51:00 -
72:
ハル ◆HVgrcIrdGM
さちゅこサン☆ありがとぉ(*´丱`)
2005-06-18 15:53:00 -
73:
ハル ◆HVgrcIrdGM
オーナーの蓮さんは、雅也をスカウトした当時Styleのナンバー1で、前オーナーからStyleを引き継いだらしい。
2005-06-18 16:06:00 -
74:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「俺が1番信用してて、尊敬できる人やねん。」
そんな話をしていると、1人のホストが雅也に何か耳打ちした。2005-06-18 16:17:00 -
75:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「ゴメン、ちょっと行ってくるわ!」
そぉ言って、雅也は席をたった。
「すいませんっ!変わりにお席失礼しまぁす♪」2005-06-19 02:22:00 -
76:
ハル ◆HVgrcIrdGM
そぉ言って、琉って子が私の前に座った。
たわいのない会話を交わす。
その時、照明が少し落ち、急にBGMが爆音のトランスに変わった。2005-06-19 02:32:00 -
77:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「すいません!ちょっと失礼しますっ!」
琉も行ってしまった。
私はたくさんのホストに囲まれた席をボーっと見ていた。2005-06-19 02:34:00 -
78:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「舞夜サンのお席でドンペリいただきましたぁ〜!」
2005-06-19 03:21:00 -
79:
ハル ◆HVgrcIrdGM
雅也はちょっとしか席に戻ってこないし、飽きてきたので、2時間ぐらいして帰る事にした。
2005-06-19 03:27:00 -
80:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「お前ドコ行くの?」
こっそり1万円私に渡しながら雅也が言う。
「別にドコも行かんけど〜」
「ぢゃぁコレの釣りでタク乗って、俺んち帰っとけばっ」2005-06-19 03:32:00 -
81:
ハル ◆HVgrcIrdGM
ついでにカギも受け取り、雅也のマンションに帰った。
2005-06-19 03:40:00 -
82:
ハル ◆HVgrcIrdGM
真っ白なマンション。
白を基調にしたStyleの店内。
2005-06-19 03:51:00 -
83:
ハル ◆HVgrcIrdGM
ベッドに顔を埋めるとシャネルの香水の匂いがした…
2005-06-19 04:01:00 -
84:
ハル ◆HVgrcIrdGM
昼前に雅也が帰ってきた。目を覚ました私に、
「お前、親とか心配してないの?」
と聞いてきた。2005-06-19 04:28:00 -
85:
ハル ◆HVgrcIrdGM
私はママと2人ですんでいる。
物心ついた時からパパはおらず、生きているのかさえ知らない。
ママも最近はあまり家には居ない。2005-06-19 04:36:00 -
86:
ハル ◆HVgrcIrdGM
そんな話をして、
「だから大丈夫」
と言うと、
「まぁそれやったら家おってもいいけどなぁ〜」
と雅也が笑った。2005-06-19 04:42:00 -
87:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「雅也のパパとママは?」
「俺は両方居てないっ。2人とも俺が生まれてすぐ死んだらしい」
雅也がタバコに火をつける。2005-06-19 04:48:00 -
88:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「なぁハル…」
雅也が話しだす。
「俺は誰かに真剣に愛された事ないねん。だから誰かを真剣に愛した事もない。」
私は雅也の目を見つめた。2005-06-19 07:11:00 -
89:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「別に誰かに傷つけられて恐いんぢゃない。俺は真っ白のまま…」
2005-06-19 07:16:00 -
90:
ハル ◆HVgrcIrdGM
雅也はよく笑う。
大声で笑ったり、クスっと笑ったり、はにかんだり…。「たまにめっちゃ俺って1人ぼっちやなぁって思うねん」2005-06-19 07:29:00 -
91:
ハル ◆HVgrcIrdGM
だからか、余計にその言葉が痛く感じた。
窓越しにふと空を見上げた。
白く縁取られた青い空。2005-06-19 07:40:00 -
92:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「雅也ぁ〜マンションの裏に公園あるやんなぁ!いこぉやっ!」
私は雅也を連れ出した。2005-06-19 07:48:00 -
93:
ハル ◆HVgrcIrdGM
公園にはちっさな子供達とママ達ばかりで、スーツの雅也とスエットの私はかなり場違いで、2人して笑った。
2005-06-19 07:53:00 -
94:
ハル ◆HVgrcIrdGM
でも滑り台や、ブランコで遊び、あげくのはて子供達とも遊んで、帰る頃にはかなりうちとけていた。
2005-06-19 07:58:00 -
95:
ハル ◆HVgrcIrdGM
雅也は時計を見て、
「うわっ!明日遅刻やわ〜」と、私を冷たい目で見た。「でも、楽しかったやん?」雅也の腰に手をまわす。2005-06-19 08:06:00 -
96:
ハル ◆HVgrcIrdGM
雅也は私の頭をクシャっと撫でて、
「また来よっ♪」
と言って、気分良さそぉな笑顔を見せた。2005-06-19 08:10:00 -
97:
ハル ◆HVgrcIrdGM
帰って、お風呂に入りすぐに寝る…はずが、太陽の下はしゃいでいたため、目がさえてしまった。
2005-06-19 08:20:00 -
98:
ハル ◆HVgrcIrdGM
私達は着替えて、買い物に出た。
雅也は、
「今日の空の色みたいやなぁ?!」
と言って、シャネルのネクタイを買った。2005-06-19 08:24:00 -
99:
ハル ◆HVgrcIrdGM
透き通るように綺麗なブルー。
雅也によく似合いそうだと思った。2005-06-19 08:26:00 -
100:
ハル ◆HVgrcIrdGM
マンションに帰って、少し寝た。
智也から電話がかかってきて、3人でゴハンに行く事になった。2005-06-19 08:55:00