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もっと……
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1:
ハル
もっと触れたい…
もっと側に居たい…
もっと… もっと…2005-06-05 02:25:00 -
101:
ハル ◆HVgrcIrdGM
みんなで飲みに行った日からずっと2人でいると言うと、智也は
「まぢでぇ〜へぇ〜」
と言ってわざとらしく、ニヤニヤ笑った。2005-06-19 09:00:00 -
102:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「なんやゆって、結構気にいってんちゃうん〜」
智也がちゃかす。
「うん。ハルとおったら結構楽しいで」
2005-06-19 09:04:00 -
103:
ハル ◆HVgrcIrdGM
意外な反応に、私と智也は目を合わせた。
それを見た雅也が
「なんちゃってぇ〜!!」
と笑った。2005-06-19 09:19:00 -
104:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「もぉ〜!」
私はグーで、雅也の肩に軽くパンチした。2005-06-19 09:23:00 -
105:
ハル ◆HVgrcIrdGM
雅也も智也も仕事なので、私は1度自分の家に帰る事にした。
2005-06-19 09:43:00 -
106:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「仕事終わったら電話するわっ!」
雅也と智也とバイバイして、家に帰った。
あいかわず誰も居なかった。2005-06-19 09:48:00 -
107:
ハル ◆HVgrcIrdGM
朝、10時ぐらいに雅也からの電話で目を覚ました。「もぉすぐ終わるねやん!明日休みやし、海いこぉ〜♪」
2005-06-19 09:51:00 -
108:
ハル ◆HVgrcIrdGM
雅也が車で家まで迎えに来てくれた。
「車持ってたんやぁ!?」
「おぉ!闇でなっ♪」
と自慢げに笑った。2005-06-19 09:57:00 -
109:
ハル ◆HVgrcIrdGM
海は人がいっぱいだった。「あつぅ〜!」
私と雅也は、手を繋いで海に向かって走った。2005-06-19 10:02:00 -
110:
ハル ◆HVgrcIrdGM
散々海で遊び、疲れて砂浜に寝転んだ。
「ハル、今日家来る?」
「いこっかなぁ〜」
2005-06-19 10:27:00 -
111:
ハル ◆HVgrcIrdGM
それから、私はほとんど毎日、雅也のマンションで過ごした。
2005-06-19 10:48:00 -
112:
ハル ◆HVgrcIrdGM
智也が近くのマンションに住んでいて、ちょくちょく遊びに来た。
「2人で住んどっても、生活感のない部屋やなぁ!」
と、智也は来るたびに言った。2005-06-19 10:56:00 -
113:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「めちゃめちゃ生活感に溢れてるやんけっ!なぁ?!」
確かに…はじめに比べると生活感が出てきた。2005-06-19 11:13:00 -
114:
ハル ◆HVgrcIrdGM
私は相変わらず、仕事をしていなかった。
毎月振込まれるママからのお金があったし、雅也と出掛けるときは、雅也が全部出してくれた。2005-06-19 11:33:00 -
115:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「ハル、雅也の家政婦するわぁ♪」
と言って、ゴハンを作ったり、掃除をしたりした。
調理器具や、調味料、食器などが何もなかったキッチンを飾った。2005-06-19 11:37:00 -
116:
ハル ◆HVgrcIrdGM
周りから見れば同棲でもしてるカップル。
忘れてない、私達はゲーム中。
エッチもしてない。2005-06-19 11:45:00 -
117:
ハル ◆HVgrcIrdGM
私はぶっちゃけ雅也の事が結構好きになっていた。
2005-06-19 11:52:00 -
118:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「雅也ぁ〜ゴハン出来たよ♪起きてっ!」
昨日、寝るのが遅かったせいか、なかなか起きない。2005-06-19 11:54:00 -
119:
ハル ◆HVgrcIrdGM
雅也の上にまたがり、
「もぉ!遅刻しても知らんしっ」
と1人呟きながら、雅也の瞼にかかる髪をよけた。2005-06-19 11:58:00 -
120:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「綺麗な顔…」
少し開いた唇に軽くキスをした。2005-06-19 12:00:00 -
121:
ハル ◆HVgrcIrdGM
私は雅也から離れ、テーブルに並べたゴハンにラップをかけた。
2005-06-19 12:09:00 -
122:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「ハル…」
「わっ!起きてたん?!」
「ぅ〜今起きた…」
ビックリした。
キスしたんバレてないやんな…2005-06-19 12:11:00 -
123:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「ハル、今日店来る?」
サラダをフォークで突きながら雅也が聞いてきた。
「店?めずらしいなぁ〜そんなん言うんっ!行く〜行きたい♪」2005-06-19 12:18:00 -
124:
ハル ◆HVgrcIrdGM
いつも雅也は、全然店に行かせてくれない。
「ハル、お金払うし行きたい!」
「ママからもらった金やろっ!貯めとけっ」
2005-06-19 12:21:00 -
125:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「やったぁ〜♪久々やなぁ!」
うかれる私の腕を掴み、雅也が言う。
「蓮さんに会わしたるわっ」2005-06-19 12:24:00 -
126:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「オーナーの?」
目を輝かせる私に
「おぅ!」
と言って、ニコっと笑った。2005-06-19 12:27:00 -
127:
ハル ◆HVgrcIrdGM
店に入り、席に着いた。
しばらくして雅也が、写真でしか見た事のなかった蓮さんを連れて来た。2005-06-19 12:32:00 -
128:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「ハルちゃん、はじめまして。蓮です。」
名刺を差し出す細長い指…蓮さんのオーラに圧倒される。2005-06-19 12:37:00 -
129:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「何お前っ!いつもとちゃうやんっ」
雅也がちゃかして笑った。「うるさいなぁ!」
ふくれる私を見て、蓮さんも笑った。2005-06-19 12:40:00 -
130:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「ちょっと他の席行ってくるわっ!蓮さん、お願いします。」
雅也が席を外し、蓮さんと2人になった。2005-06-19 12:44:00 -
131:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「ハルちゃんの事は舞夜からよく聞いてるでぇ。」
「えぇ〜悪口でしょ〜?!」
と笑ってみせた。2005-06-19 12:48:00 -
132:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「あははっ!知ってた?」
「え〜まぢで??!!」
冗談を言い2人で笑った。2005-06-19 12:53:00 -
133:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「いや…でもホンマによくハルちゃんの事言ってんで。舞夜は気付いてないのか、口に出さんだけかわからんけど、ハルちゃんに支えられてる部分あるんちゃう?」
2005-06-19 12:59:00 -
134:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「そぉかなぁ??ハル、何もしてないですよ」
照れ隠しに笑った。2005-06-19 13:04:00 -
135:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「ハル!お待たせっ!蓮さんこいつおとなしくしてましたぁ?!」
「もぉ〜またイジワルゆう〜」2005-06-19 13:41:00 -
136:
ハル ◆HVgrcIrdGM
ダメだ…
さっきの蓮さんの言葉が気になって、雅也の顔がまともに見れない。2005-06-19 13:42:00 -
137:
ハル ◆HVgrcIrdGM
しばらくして、私は店を出た。
「またおいで。舞夜と仲良くなぁ〜」
蓮さんが私の肩をポンポンとたたいた。2005-06-19 13:55:00 -
138:
名無しさん
キムタク
2005-06-19 14:09:00 -
139:
ハル ◆HVgrcIrdGM
139サン☆…キムタク??!!読んでくれてるんやったらありがとぉ(*´丱`)
2005-06-19 14:13:00 -
140:
ハル ◆HVgrcIrdGM
マンションに帰って、1人考えた。
私が雅也の支えになってる?
本人に言われたわけぢゃないけど、嬉しくなった。2005-06-19 14:20:00 -
141:
ハル ◆HVgrcIrdGM
窓を開け、夜空を見上げてみた。
雅也と出会ってもぉすぐ3ヵ月。
風が肌寒い…
相変わらず真っ白な部屋のカーテンが揺れる。2005-06-19 14:26:00 -
142:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「うわっ!めっちゃ冷えてんやん!」
雅也の声とあったかい手の感触で、目が覚めた。
「寒っ!」2005-06-19 14:58:00 -
143:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「お前、窓開けっぱなしで寝てたで?そら寒いやろ!」
私の身体は冷えきっていた。2005-06-19 15:00:00 -
144:
ハル ◆HVgrcIrdGM
雅也が窓を閉めて、クローゼットから毛布を出してくれた。
私は毛布と布団にくるまって、またいつの間にか寝ていた。2005-06-19 15:03:00 -
145:
ハル ◆HVgrcIrdGM
なんか背中があったかい…お風呂から出てきた雅也のぬくもりだ。
私は身体の向きをかえ、雅也の胸に顔を埋めた。2005-06-19 15:06:00 -
146:
ハル ◆HVgrcIrdGM
シャネルの香水が染み付いている。
雅也の匂い。
クラクラした。2005-06-19 15:10:00 -
147:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「ハル…」
顔を上げると雅也と目があった。
少し濡れた髪…
私の髪を撫でる細い指…2005-06-19 15:14:00 -
148:
ハル ◆HVgrcIrdGM
もぉ我慢の限界だった。
2005-06-19 15:15:00 -
149:
ハル ◆HVgrcIrdGM
「キスして…」
「えっ?…」2005-06-19 15:17:00 -
150:
ハル ◆HVgrcIrdGM
雅也が一瞬驚いた表情を見せた。
「キスしてよ…」
2005-06-19 15:23:00