小説掲示板?H?のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

夜遊びweb掲示板 関西夜遊びweb掲示板 関西
エリア選択

夜遊び掲示板を検索する

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。

掲示板リストメニュー

?H?

スレッド内検索:
  • 1:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    もしもたった1つだけ
    願いが叶うなら
    君は何を祈る


    あたしは…
    ずっと春希とおりたい

    2006-09-25 13:01:00
  • 2:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    風が吹いた。
    吹き上げられた桜の花びらがはらはらと舞う。
    あんたと出会ったのも、丁度この季節やったな

    2006-09-25 13:06:00
  • 3:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「眠たいッもーあたし帰るわ」
    真剣に漫画を読む友達のミキを置いてさっさか明け方の漫喫を後にする。
    仕事終わってからのミキの漫喫コースにはもう付き合い飽きた。

    2006-09-25 13:14:00
  • 4:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    4月とはいえ朝方はまだ寒い。風よけにミナミの商店街を歩いて帰る事にした。

    商店街にはキャッチに出ているホストや、仕事帰りの夜のお姉さんが歩いている。
    24時間眠らない街。

    2006-09-25 13:18:00
  • 5:

    名無しさん

    ↑又 ホストの話しかい

    2006-09-25 14:44:00
  • 6:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ストーリーはホストではないです?情景描写には使いましたがなんかごめんなさい?気悪くせんとって下さいね??

    2006-09-25 16:44:00
  • 7:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    タクシーを降りると脇道に入り、マンションまでは登りの1本道。
    この季節、家々の塀から覗かせた桜のおかげで小さな桜の並木道になる。
    ここにきて2回目の春やけど、なごむなぁー…

    2006-09-25 16:56:00
  • 8:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    坂を登りきると目の前にはすぐマンション。レンガ作りのちょっと可愛い単身者向け。
    「あー…しんど」
    緩やかな坂道にさえ体力がついていかなくなってきた今日この頃、ため息をこぼしながら登りきった。

    2006-09-25 17:06:00
  • 9:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    鍵を探すためカバンを覗きこみながらマンションに近づく。
    うちのマンションはオートロックになっていて、エントランスに入る前にドアのロックを解除する必要がある。

    2006-09-25 17:13:00
  • 10:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    カバンの底から鍵を引っ掴んで顔をあげると、
    「ひゃッ!!」
    飛び上がるほどぎょっとした。なんとドアの前で人がうつぶせに倒れている。バクバクする心臓を押さえつつちょっと後づさりをして観察してみた。うつぶせながら顔だけこっちに向いているて、どうやら若い男の子みたいだ。死んでる…わけではなさそうやな…

    2006-09-25 17:26:00
  • 11:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    18〜20歳くらいかな?今時のカッコに目を閉じていてもハッキリ分かる、めちゃくちゃ綺麗な顔!ちょっと外人混じりっぽい?
    男の子の上に舞って少し積もった桜の花びら。
    花葬てこんなんかな、芸術やわ…としばし見とれてしまった。

    2006-09-25 17:50:00
  • 12:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    …てみとれてる場合じゃない。なんでこんなところに寝てるん?中入られへんやん…
    「あの…ちょっと…」
    おそるおそる声をかけてみた。すると男の子は「…ん…?」とろーんとたぶたをうっすらあけた。

    2006-09-25 22:46:00
  • 13:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「ごめんね、通してもらえるかな…?」遠慮がちに言うあたしの声が聞こえてるのか聞こえていないのか「ん、んー…」とのそっと体を起こすと、「今…何時?」

    …開口一番それかいっ
    あたしは胸の中で突っ込みつつ、想像したより低かった声にどきッとした。

    2006-09-25 22:52:00
  • 14:

    名無しさん

    5やけど勘違いしてもたわぁ 主頑張ってね?

    2006-09-25 23:46:00
  • 15:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    いえ気にしないで下さい(^-^)有難うございます★

    2006-09-27 02:29:00
  • 16:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「10時前やけど…風邪引くよ?」
    どきどきが悟られない様いたって冷静に答える。
    「…あ、ごめん」
    邪魔だって事を思い出したかの様に立ちあがる彼。長身でスラリと長い足。片方だけブーツのひもがほどけている。

    2006-09-27 02:40:00
  • 17:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    見れば見る程男前。芸能人でいうと誰やろう。んー…分からん…
    「じゃあ」
    朝からいいもん見れたとオートロックに鍵を突っ込む。するとすぐ自動ドアが軽い音を立てた。
    「お姉さん」低い声に呼ばれ振り向くと 「バイバーイ」にっと八重歯を覗かせながら男の子は手をふり、すぐさま背を向け歩いていった。

    2006-09-27 02:51:00
  • 18:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    エレベーターに乗り自室は1003号室。間取りは1LDKにウォークインクローゼット。24の女独り暮らしには十分の広さだった。ふぅッとため息をもらしリビングのソファーにどっかり腰を降ろすとまず携帯を開いた。
    着信2件
    メール5通

    2006-09-27 03:04:00
  • 19:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    客と、それからスカウトの佑馬。佑馬からは
    〈セツカ今日休みやろ?飯行こや★〉
    と入っていた。彼からは1ヵ月程前に新地のクラブへ移らないかとスカウトされた。今の店には入って2年半、24にもこないだなった事だしそろそろ店を移りたいと思っていた矢先だった。

    2006-09-27 08:01:00
  • 20:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    〈起きたら連絡するわ★〉とだけ返信する。
    スカウトされてからプライベートで何度か食事をして、それからセックスした。
    別に佑馬に色をかけられてるわけじゃない、あたしにも恋愛感情はないし。お互いが都合のいい相手。セックスフレンド。

    2006-09-27 08:10:00
  • 21:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    全部に返信し終わると同時にミキからの着信。
    「はいよ」『もしぃセツカ?先帰るとか淋しいやーん、今帰ってきたぁ』
    受話器の向こうから甘ったるいミキのキャンディボイス。
    「マンキもー飽きたわ笑 あんたも早よ寝えや」なだめる様に返事をすると、ミキはハィハィと適当に答え、それから『店移ってもミキと遊んでな』と言って電話を終えた。

    2006-09-27 08:30:00
  • 22:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    一服終えると、化粧を落として熱いシャワーを浴びた。
    今日も疲れた…
    重たい体をベッドに沈めると、思考回路はゆっくり閉じはじめ、あたしは眠りに落ちていった。

    2006-09-27 08:42:00
  • 23:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    目が覚めると夕方。ぼんやりした頭で佑馬にメールを送り冷蔵庫に手をかける。
    冷たい水をぐいっと飲み用意開始。化粧をして髪の毛を巻いて、7時半にひっかけ横のロッテリア前で約束をした。

    2006-09-27 08:55:00
  • 24:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ―19:30―
    平日だというのに今日もミナミは賑わっている。キャッチの波をくぐり抜ける様に歩いてロッテリアが見えると同時に佑馬の姿も見えた。
    綺麗にセットされたメッシュヘア。黒いジャケットにデニム。ちょっと可愛らしい猫顔。見た人は思わず振り替えってしまいそうな、そんな雰囲気を持っている。

    2006-09-27 13:19:00
  • 25:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「佑馬」
    呼ばれてあたしに気付くと「おはよ」といって笑った。
    くりくりとした目が笑うとなくなって、この顔は不覚にもあたしをどっきりさせる。
    「…うん、おはよぉ、あーあたしおなかすいたわっ」「俺も腹へったわー何食べる?」「寿司!」「おけ、ほな行こか」

    2006-09-27 13:26:00
  • 26:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    佑馬はさりげなくあたしの手をつかんだ。
    ―びっくりした。
    あたしたちはお互い好きだとか愛してるとかそういう言葉はもちろん言わない。都合があえば、体が淋しくなれば会ってセックスする。ただそれだけ。
    それなのに今初めて手を繋いだ。…はたからみたら、普通のカップルなんだろなぁ…

    2006-09-27 13:36:00
  • 27:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「どおしたん?笑」
    佑馬の不思議な行動にあたしは質問してみた。佑馬はちょっと笑って「たまにはええやん、いやですか?笑」と答えた。
    「別に嫌とかちゃうけど珍しいやーん?」「そーゆー時もあんねん、うっさいな黙って繋がれとけや笑」「なんなんそれ笑」素直に可愛いって思ってしまった自分がいた。

    2006-09-27 13:44:00
  • 28:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    あたしが佑馬とこういう関係になっているのもわけがある。
    恋愛は、…もうこりごりだから…。
    過去に彼氏がいた時もあった。最後に3年付き合った彼とは結婚もするって思っていたし。 けど裏切られる時はあっさりで、あたしの親友と浮気のはて、妊娠させて結婚してしまったのだ。裏切られる事を恐れて一緒にいるくらいなら、もう人を好きにならなければいい。そう思った。

    2006-09-27 13:51:00
  • 29:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    お寿司を食べ終わっていつものバーに飲みに行き、佑馬はいつもの様にダーツをしはじめた。「今日めっちゃ調子ええわー笑!セツカもダーツしいやー」「えーあたし出来ひんわぁ、見てるだけでおもろいで★」1回やってみた事はあるけど、まともに的に当たる気配無し!笑

    2006-09-27 14:05:00
  • 30:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「教えたるやん♪」と手を引かれ、あたしはしぶしぶ矢を手にする。
    「右足はここ、体はちょっとこっち向き」
    あたしの後ろに回り込み佑馬がぴったりくっついた。腰にいやらしく手を這わせ、耳の後ろを唇と吐息が触れる。
    「ちょ、…佑…ッ」「あかん、ちゃんと的見て」「あ…ッ」

    2006-09-27 14:23:00
  • 31:

    名無しさん

    おもろい?気になる?

    2006-09-28 10:09:00
  • 32:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    31さん有難うございます?頑張ります★

    2006-09-29 08:12:00
  • 33:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ダーツブースには今客はあたし達しか居なく、ちょうどカウンターから死角になっていた。
    「そのまま紙飛行機飛ばす感じでまっすぐ投げてみ」「…」狙いを定め投げようとするあたし。
    ビクンッ
    おなかの方から佑馬は指をスカートの中にすべらす。

    2006-09-29 08:19:00
  • 34:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「や…ぁッ佑…」「はよ投げろや。的に当たらんかったら罰ゲームやで?笑」
    耳元でちょっと意地悪に笑う彼の声。全身がゾクッとした。
    ップ、チュ、…ピチャ
    あたしの弱い耳を彼の舌が弄ぶ。「ッッは…ッあ…」

    2006-09-29 08:27:00
  • 35:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    力の入らない手で投げる。――パスンッ
    一応的には当たった。あと2本。「1本も、はずすなよ?」佑馬の指はさらにパンティの中まですべり込む。―ぬるり―…「ッひぁ」「セツカめっちゃ濡らしてるやん笑…こんなん好きなん?」割れ目をなぞれ足はもうカクカク…―クチュ…プ…―
    頭がぼーっとする。力が入らん、かろうじて刺さる矢。

    2006-09-30 18:11:00
  • 36:

    名無しさん

    気になるあげ

    2006-10-01 18:41:00
  • 37:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    その時「バーテンさーん、ダーツ設定やってーっ点数あげてくやつーっ!」
    やばっ…人来たって!!慌ててあたしは佑馬から体を離した。心臓に悪い…
    「残念、笑」「あほ!」いたずらっぽく笑う佑馬を軽く睨みちょっと動揺しながらバレてないか振り返る。
    「あ」

    2006-10-02 09:35:00
  • 38:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    黒髪にちょこちょこ入ったメッシュのミディアムヘア。ちょっとだけ日本人離れした綺麗な顔に長身。目がバッチリ合って彼は八重歯を見せてにんまり笑う。
    うわっ!
    条件反射、あたしはバッと背中を向けた。てか、ちょ、あれ?朝マンションの下で寝てた子やん!!

    2006-10-02 09:41:00
  • 39:

    名無しさん

    もっと書いて?

    2006-10-02 22:49:00
  • 40:

    名無しさん

    めちゃおもろい?

    2006-10-03 00:23:00
  • 41:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    36サン39サン40サン、レス有難うございます(*^_^*)なかなかたくさん更新できなくてスミマセン?頑張りますm(__)m

    今から少し更新します★

    2006-10-03 11:58:00
  • 42:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「セツカ?どした?」明らか動揺してるあたしの顔を覗きこむ佑馬。「や、なん、も。なんもやでっ!ちょい酔ったかも?はは」
    てかなんであたしがうろたえやなあかんねん、笑
    なんとも気まずいあたしの後ろで「だーれーでーもいっちーどだーけー経ー験すっるーのよー♪」むっちゃ気持ちよさげに歌ってる。で、ぼそっと「お姉さんあんな顔すんねや♪」

    2006-10-03 12:15:00
  • 43:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    一気に赤面するあたし。てかやっぱ見られてた!!!うわーもーないわ。「セツカ?そんな酔ったんやったらもぅいこかー?」後ろのやつの小さな一言はどうやら佑馬には聞こえてなかった様子。「うん、出よっ」せかす様に自分のバックを引っ掴むと、佑馬はちょっと笑って、いこって前を歩き出した。すぐ背中を追いながらチラッと後ろを振り返ると、奴はすぐこっちを見て、それから口をぱくぱくさせた。
    『ま・た・ね』

    2006-10-03 12:27:00
  • 44:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    お店を出たらいつもの様にホテルに迎う。
    部屋を選択してエレベーターにのり、中に入る。「水は?気持ち悪いか?顔赤いな」顔にあてられた佑馬の手はひんやりしている。あたしはそのままベッドに座り佑馬は冷蔵庫から水を持ってきてあたしに飲ませた。「セツカ、ほらここ寝てみ」佑馬は自分のひざを枕にしてあたしを横にする。「お前なににやけてん?笑」「別に、笑」「酔っ払い」
    佑馬は優しい。すごく大事にされてる気になって、たまにほんとに彼氏なんじゃないかと錯覚してしまう程。

    2006-10-03 12:37:00
  • 45:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    あたしの頭を撫でながら「ほんま手ぇかかる子やなぁ」と笑う。「もーいけるで、ありがと…」ちょっと恥ずかしくなって頭をあげると佑馬はゆっくりあたしにキスをした。彼の舌がじょじょにあたしの唇をひらけてゆく。
    その瞬間ふいに見られていた事を思い出すあたし。「ちょ、っ待って」せっかく忘れかけたのに。「なんで?あかん」あたしを押し倒し何度もキスをする。
    熱い舌がぬるりと侵入してきてすぐに力も抜けていって、そんなあたしを彼はいとも簡単にパンティだけにした。「は…ッ、ぁ」「セツカめっちゃやらしい顔」奴が言った言葉とかぶり、顔が一気に熱くなる。「ゃ…なんでそんなん言…ッ…ぁぁん!」いきなり彼の舌に乳首を弄ばれ体が仰け反る。―チュクッ…チュ、ピチャ、

    2006-10-03 13:01:00
  • 46:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    そのままパンティの横から指を中に滑らす「ひぁ…ッン…佑…ッ」「いつもより濡れてるで笑」
    意地悪な笑いを浮かべて指で溢れだした愛液を塗り付けると、敏感になった突起物をいきなりこすりあげた。「…ッ…ッ!!!」
    突然の強すぎる快感にあたしは声が出なかった。「何、ここ好きなんやろ?」
    ―チュク、ッチュプッ
    佑馬の指は的確にクリトリスを何度も何度もこすりあげる。「もっ…ッやぁ、やッぁぁぁン!」

    2006-10-03 13:19:00
  • 47:

    名無しさん

    はよ書いて

    2006-10-05 23:12:00
  • 48:

    名無しさん

    初めての時普通に読んでた‥★
    でも少し酔いでみたら‥もしも ひとつだけ〜ってあゆやん!!笑
    スレずれ御免m(__)m

    2006-10-06 04:30:00
  • 49:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    47さん、スイマセン?今日夜時間があけれたら更新しますっ遅くてごめんなさいm(__)m
    48さん、はい?あゆのネバーエバーのサビです(^-^)読んで頂いてありがとうございますm(__)m

    2006-10-06 13:44:00
  • 50:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    今日は更新の時間がとれませんでした?明日は少しでも更新出来る様にしますスミマセンm(__)mおやすみなさい。

    2006-10-06 23:41:00
  • 51:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「まだやで」指をとめ、もう片手の指をゆっくりあたしの中に入れていく。
    「ッ!!」ジュプ…チュ。
    いやらしい音とあたしの吐息が部屋に響いている。
    あたし、今どんな顔してる?たぶんだらしない顔してるに違いない。

    2006-10-07 18:57:00
  • 52:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    あたしの中を掻き回す指は確実にあたしの感じる場所をとらえ弄ぶ。
    「こっちかも淋しそうやな笑」
    内側と、そして敏感になり剥き出しになった突起物を彼は同時にこすりあげた。
    「ゃッ…ッ!!あッあッあぁぁ…ッン…

    2006-10-07 19:06:00
  • 53:

    なお◆l4UcoxfPVQ


    ―お姉さんあんな顔すんねや―


    2006-10-07 19:07:00
  • 54:

    なお◆l4UcoxfPVQ



          佑馬がとなりで寝息をたてている。…起きてる時はにくたらしいのに可愛い寝顔やな、笑
    起こさないようそっと腕を抜け出しタバコに火をつけた。
    あたし、きょう、名前も知らんあの子の台詞思い出しながらイッた。

    2006-10-07 19:13:00
  • 55:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    知らない男の事を考えながらセックスフレンドとの情事。


         なんか、我ながら自己嫌悪かも。笑 あたしって何がしたいんやろ。…恋愛はしたくない。でも誰とでも寝る様な女になれる乾いた精神力もない。
    ただ、淋しい。分かってる淋しい…

    2006-10-07 19:18:00
  • 56:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    タバコを灰皿に押しつけると、またそっと佑馬の腕の中にもぐりこんだ。「ん…よしよし…」
    佑馬は寝言の様につぶやきながらあたしの背中をぽんぽんと叩きだす。
    あたし子供か。笑 妙に癒されながらすぐにあたしの意識は薄れていった―――――。

    2006-10-07 19:23:00
  • 57:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    新地のクラブに移って1週間が過ぎた。週4回の12時上がり。今まで週5のラストまで勤務だったものの、全く雰囲気も違うキャバからクラブへの転職と緊張…ハード!笑
    この一週間、佑馬ともミキとも会わず、毎日ばたんきゅうしていた。今日は金曜で土日は連休、家帰ったらゆっくりDVDでも見よ♪

    2006-10-07 21:13:00
  • 58:

    名無しさん

    書いて??

    2006-10-09 15:01:00
  • 59:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    58さん、今から更新します★
    いつもの坂道をゆっくりのぼる。桜散ってくのも早いもんやねぇ…。
    のぼりきると、いつも通りそこにはあたしのマンションが目の前にある。入り口には珍しく人影

    ――――あれ?

    2006-10-09 19:54:00
  • 60:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ―――近づくにつれて妙な予感。まさかな、笑 暗い夜道からマンションの明かりに照らされて、だんだんハッキリしてゆくその人影はあたしにむかって
    「こんばん、わ」
    …やっぱりあの男の子だった。「こんばんは。てか何、ここの住人?」「んなダルそうにしたらイヤ!笑」八重歯をのぞかせて笑う顔は犬みたいに可愛い。
    「べ、別に、普通やん」こないだの事を思い出して急に緊張するあたし。ごめんなさい、セックスフレンドとのH中に軽くオカズにしました。と心の中で謝罪、笑

    2006-10-09 20:09:00
  • 61:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「住人じゃないんやけどー、お姉さんに会いに来てみた、笑」「ストーカー」「ひどす!」「はいはいもーえって、笑 何してるんかしらんけどあたし帰るんで、じゃあね」
    会話を終わらせカバンに手を突っ込む。冗談ながら不覚にも多少どきどきしてしまった。あほかあたし。

    2006-10-09 20:16:00
  • 62:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ―――ガッ「きゃっ」鍵を持った手を急に捕まれた。見上げると真剣な顔をしてあたしを見ている。
    「な…なに…?」もしかしてほんまにストーカー…?
    恐怖心かなんなのか分からない動悸。色素の薄いその目は、あたしをくらくらさせる。

    「お姉さん、オレを買ってみたりせーへん?」

    2006-10-09 20:25:00
  • 63:

    なお◆l4UcoxfPVQ




    ――――――…はぁ?

    2006-10-09 20:27:00
  • 64:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    あきらかに不審そうな顔になるあたし。それをみてにっこり笑うそいつ。それからまたしゃべりだした
    「買うってかボランティアと思ってお姉さん家において?炊事洗濯なんでも出来て今ならお買い得やで♪」…なに、家出少年かこの子は…。

    2006-10-09 20:35:00
  • 65:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「はぁ…っ」とため息をつくあたし。「なんであたしん家か意味不明やん。家出やったら帰るか他の友達ん家に行きやぁ」捕まれた手をゆっくり振り払う。
    「家出ちゃうし!いくつやねん!笑 ちょっと訳ありで家も友達ん家も無理やし財布落として金ないし、お姉さんしか頼れる人おらんねん…」「いやお互い名前も知らん他人やん!笑」「お姉さんセツカちゃんやろ、こないだバーで聞こえた。オレ春希!ほら名前知ってる♪」「無理矢理やな笑」

    2006-10-09 20:50:00
  • 66:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    近くで見れば見る程綺麗な顔をしている。…あたしこの顔弱い。
    「お願い!今放置されたら凍死する餓死する淋しくて死ぬ。」…淋しくてって。てかそんなアイフルのチワワみたいな顔されたらほんまに困るって…
    「……………数日で行き先決めてすぐ出てってや?」――――――――あーー!!!!ゆうてもおた!!!知らん男入れるてあたしどんなけアホ!!!もー知らん!笑

    2006-10-09 21:02:00
  • 67:

    あたしの言葉に待ってましたとばかりにニンマリする春希。さっきまでのチワワ顔はどこへやったこいつ…絶対自分が可愛い事分かっての春希の計算だと今頃気がつくあたし。「かしこまりましたご主人様♪」「きもす。笑」
    はぁ…

    こうしてありえない展開で、あたしと春希の同居生活が始まったのだった―――――" " "06/10/09 21:08

    2006-10-09 21:08:00
  • 68:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ――――――――――――――――――――――――――ピピッ――ピピピピッ―――
    「…ん…」
    目覚ましが鳴っている。なんか…懐かしい匂いする…味噌汁?…味噌汁かぁ…
    ゆっくりゆっくり意識が浮上していく。…味噌汁…
    「味噌汁?」

    2006-10-09 21:15:00
  • 69:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    一人暮らしの自分ちから味噌汁の匂い。不自然さにパッチリ目が覚めると目の前には長いまつげをした眠れる美少年。
    「うわっ!!」
    ガバッと飛び起きるあたし。思い出した…あたし昨日この男の子連れ込んだんやっけ…

    2006-10-11 20:17:00
  • 70:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「んー…セツカちゃん起きた…」あたしの飛び起きた振動にハルキも目をこする。「てか、何であたしのベット」「ソファ首こるねん。なー、なーなー味噌汁とかご飯作っといたから食べよ」のそっとベットから出ると…ほんとだ。鍋に味噌汁、それからご飯がたけている。

    なんて便利な子。

    2006-10-11 20:23:00
  • 71:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    顔を洗い終えると台所ではハルキが卵とソーセージを炒めている。
    実に不思議な光景…
    名前はハルキ、年はハタチだそうでそれ以外はのらりくらりかわされた気がする。てゆうか改めて何やってんねやろあたし、以外と酔ってたんやな。
    「セツカちゃん今日は佑馬くんとデートせえへんの?」ハルキの言葉にご飯を吹き出しそうになる。

    2006-10-11 20:36:00
  • 72:

    「ちょっあんたなんで名前知ってんの!」「自分でゆーてましたやんセックスフ…」「!!★〇%▲※‰!!」「爆笑!何語!しゃべれてあらへん!笑」
    え、あたしそんな事までゆったん!??一人でパニックになってるあたしをみてニヤつくハルキ。ムカ。
    「何笑ってるんよ」「いんやー、思い出し笑いです。」「な、何をよ」意地悪な顔で笑うハルキの顔が急に近づく。――――ドキンッ―――" " "06/10/11 20:50

    2006-10-11 20:50:00
  • 73:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    やばい…心臓の音聞こえそう。やのに、身動きとられへん。
    耳元に甘いハルキの吐息がかかる「セツカちゃんの色っぽい顔、忘れられませんよね」―――!!―――
    驚いて顔を上げるとすぐ目の前にハルキの顔。…綺麗なのに男らしい骨格、触れてみたくなりそうな唇が…すごいいやらしい。真っすぐに見つめられて顔の温度が上昇するのが自分で分かる。

    2006-10-11 21:03:00
  • 74:

    名無しさん

    おもろぃ?

    2006-10-11 23:06:00
  • 75:

    名無しさん

    ・゚・(>_

    2006-10-13 11:31:00
  • 76:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    レス有難うございます☆更新しますm(__)m

    するとハルキはそんなあたしを見透かした様にいきなりニマッと笑った。
    「なっ…な」うろたえるあたしを横目に「はよご飯食べやセツカちゃん」と冷静な返しで自分の位置に戻るハルキ。「うるさいっ」びっ…びっくりした…。あたし一人どきどきしたみたいでなんか腹立つ。いや、ホッとしたけど。でも、でもなんか…
    「残念って顔してから、笑」

    2006-10-13 22:08:00
  • 77:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ハルキの言葉にまたびっくりする。
    「何が!?」「ちゅーされると思った?」意地悪ににやつく顔からちょっとのぞく八重歯。…めっちゃずるい顔…。
    「そ、そんなん思ってないもん!てか、ごちそうさま!」恥ずかしくて話を終わらそうと味噌汁をぐぃっと飲み干した。
    「かわいっ!ケラケラ」あたしを見て笑いだし、それから「オレはちゅーしたかったけどー」と言って食器をさげだした。…………………………………………………………………………………………………………………………あかん、完全に年下にからかわれてる…タバコ吸お。

    2006-10-13 22:21:00
  • 78:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    時間はPM7:40。今日の家でまったりDVDは中止でお客とミナミで食事に変更。
    あー貴重な休みが…。でも仕方ない、昔の太客からの思わぬ連絡、店も変わった事だし今日はしょうがない!ハルキもちょっと出かけた様子…
    「おーっセツカ!」
    待ち合わせの喫茶店に入ると、すでに来ていた客の〈紺野さん〉に名前を呼ばれた。

    2006-10-13 22:33:00
  • 79:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「紺野さん!久しぶり!ちょっと痩せたんちゃうの!?」「セツカに会われへん間に寂しくてやつれたわ笑」「あほ!笑」
    紺野さんは仕事で半年前に東京に行ったんだけど先日大阪に帰ってきたばかりらしい。
    「まあ、東京土産と思ってとっとけ☆笑」そういってあたしに渡してきたのはエルメスの袋。うわ、ラッキー…!!笑

    2006-10-13 22:42:00
  • 80:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    それからあたし達はコーヒー一杯分話をし、焼肉屋でたらふく食べて、気分もほろよい良い感じ♪
    で、そのまま紺野さん行きつけのバーに飲みに行く事になった。
    ミナミの夜は今日も賑わっていて、離れてまだ一週間やのにやたら空気が懐かしい!笑

    2006-10-16 18:56:00
  • 81:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    紺野さんに連れられてきたバーは、軽く食事も出来るブルーが基調のお洒落な感じ。カウンターはソファになっていて座り心地もいい☆
    「紺野さんこんな洒落た店来るんや、笑」「オレは洒落た男やん」そんなやりとりをしているとバーテンがオーダーを取りにきた。
    「カミカゼ。2つ」「あたしもカミカゼかい!笑」「まぁ飲め!」「強引。笑」
    紺野さんはいつもこんなペース。悪い人じゃないから嫌いじゃないけど…。

    2006-10-16 19:08:00
  • 82:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    てか、ほろ酔いやったからすぐまわるねんけど…。ちょっと目が重くなってきて体があっつい。
    「もー酔ってきたわあたし!ひゃひゃひゃ」あかん意味なく笑える、笑
    「セツカ。」そんなあたしをみて紺野さんは手をにぎってきた。……………え。
    「お前はいつになったら俺の女になんねん?」「どーしたん紺野さん!もー酔ってる☆笑」うわわわ、だるい事言いだしたでこの人…

    2006-10-16 19:24:00
  • 83:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「酔うてても何でもええやんけ本心や。久しぶりに見ても綺麗なぁ」
    紺野さんのもう片方の手があたしのひざに乗る。
    「こーらっ、もお。笑」笑いながら手をつかんでどけるけど、酔っ払った紺野さんはニヤニヤしながら何度もあたしの足をさする。気持ち悪い…
    その時「いらっしゃいませ、おかわりいかがですか」さっきとは違うバーテンの声。ナイスタイミングとばかりに笑顔で振り替えると、そこには。―――ハルキ

    2006-10-16 19:38:00
  • 84:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「え!な…っ」「お客さん顔赤いし弱いの作りましょかー」びっくりしたあたしの声をさえぎる様にハルキはあいたグラスをさげて行った。…なんでここにおるん?バーテンやってたんや。
    ………てゆうかまた変な所。見られた
    紺野さんはハルキが下がるとまた足に手をのばしはじめる。
    「もう…紺野さんあかんって!」あたしの声なんか聞いちゃいない。

    2006-10-16 19:55:00
  • 85:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    もうイヤ。こんなところ見られたくない。
    払っても払っても悪怯れもなく触ってくる紺野さんにだんだんとイライラしてくる。
    あたし、いつもなら笑ってかわせたんかな。だんだん引きつってくるあたしの後ろから女の子たちの黄色い声が聞こえてくる。
    「ハルくん帰ってないんやったらあたしん家来てえやー!笑」あたしがそこ声に反応して振り替えるのと紺野さんの手があたしの太ももに入ってくるのは同時だった。――視界の端にはハルキに腕をまわす女の子。

    2006-10-16 20:06:00
  • 86:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「やめてやッッ!!!!」



    ――ッガシャーン!!――

    2006-10-16 20:08:00
  • 87:

    名無しさん

    気になって寝られへん(笑)

    2006-10-17 03:00:00
  • 88:

    名無しさん

    ・゚・(>_

    2006-10-17 03:16:00
  • 89:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ありがとうございます(^-^)もうすぐ寝ますが少し更新します☆

    2006-10-17 04:47:00
  • 90:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ごめんさい眠気で頭まわりません?また明日更新します?

    2006-10-17 05:08:00
  • 91:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    静まり返る店内と散らばったガラス。ひるんだ顔のまま動かない紺野さん。…………やってもうたわあたし。
    「大丈夫ですかお客様」すぐさまお絞りを持ってやってきたハルキ、あかん顔見られへん。
    「お…お前ええ加減にせえよ!!?」固まっていた紺野さんがいきなり大声を出した。やばい

    2006-10-17 23:19:00
  • 92:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「お前今までいくら使ってきてもろた思てんねん、え!?ほんなんやったらやめてまえ!値打ちこくな!!」

    店内に響く怒声。あたしが悪いん?

    くやしいのと恥ずかしいので涙がこみあげてくる。あかん、むかつく…あかん

    2006-10-17 23:25:00
  • 93:

    名無しさん

    これ実話ですか??

    2006-10-18 00:46:00
  • 94:

    名無しさん

    めちゃ中途半端ゃん。
    早く書いてょ(泣)

    2006-10-18 07:46:00
  • 95:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    93サン、人物のモデルがいたり日常のちょっとした出来事は参考にしますがほぼフィクションです(^-^)
    94サン、なかなか一気に更新出来ずにすいませんm(__)m

    2006-10-18 20:16:00
  • 96:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    あたしが喉まで声がでかかった時だった
    「すいませんが他のお客さんの迷惑になるんで。タクシーでも呼びましょか?」
    ハルキがあたしと紺野さんの間に体をはさんできたのだ。 息を飲む雰囲気の店内、冷静なハルキの言葉に紺野さんは顔を真っ赤にして「帰れゆう事か!!2度とけぇへんわ!!」と怒鳴り声をあげながら上着を引っ掴むとドカドカすごい勢いで出ていった。……………
    シーンとなった中ハルキが急に一人でニヤケだしてポツリといった「後ろだけハゲ散らかしすぎっケラ♪」

    2006-10-18 20:33:00
  • 97:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「あほ。笑」ハルキのアホな一言に一気に力が抜けた。 店内にも活気が戻りだして、もう元通りだ。
    やば…気ぃ抜けて泣きそうやし。
    パッと振り返ったハルキが言いだした
    「つーかばり濡れてますやん!やばいやばーい!」と、お絞りを慌ててあててくる。――――――え、てか濡れてないねんけど。
    「あの、ハル…ッ」「あかんわー!あかんあかん!タオル出すからお客さんちょっと来て。あ、やっくん掃除よろー♪」ハルキはきょどるあたしを楽しげにスタッフルームに引っ張りこむ。

    2006-10-18 20:44:00
  • 98:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    中に通されると、ペットボトルのお茶が出された。パイプ椅子に腰掛けぼーっとお茶を飲むあたしの向かいに、もう一つ椅子をガラガラと引っ張り出してハルキも座った。……なんでそんなニコニコしてんねん、笑
    「セツカちゃんだいじぶ?」「……うん。…ごめんな、ありがと…」ハルキはあたしの頭をポンポンとして「オレもう5分くらいで上がりやから一緒に帰ろ♪」といつもの八重歯をのぞかせた。…カワイイ…

    2006-10-18 20:53:00
  • 99:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ホッとしつつも、さっきのハルキと女の子のやりとりが急に脳裏に蘇る。
    「…………。」「セツカちゃん、どなしたー?」「……何よ。てか、さっきの彼女のとこ行けばいいやん…行くとこあるやん。」
    そう、だってそうやんな、ハルキに彼女がおったって不思議じゃないやん。むしろ居てない方が不思議なくらいやし。……それやったらあたし必要なくない?
    胸の中がモヤモヤする…。まるで自分のお気に入りのおもちゃをとられた子供みたいな、そんな、小さな。…わがままな嫉妬心。

    2006-10-18 21:03:00
  • 100:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    可愛くないな、あたし。
    そう思いながら急に黙りこんだハルキの表情を確かめる様に上を向く―――――――と。―――――めっちゃにやけてる?
    え何、何?意味が分からずまたしてもキョドるあたし。を見て
    「かーわーいーッッッ!笑 え何何?ちょ待って?もしかしてヤキモチ!?笑笑」「なっっっ!!!」ハルキの反応にあたしは言葉が詰まる。顔あっつ!何であたしからかわれてんの!?

    2006-10-18 21:13:00
  • 101:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「彼女ちゃうで客やん客、ついてったら食われてまうわー笑」この言葉になんとなく安心した自分がいた。……あたしの中にまだ、独占欲なんか残ってたんや……
    「食われてまえ、笑」「イ・ヤ!セツカちゃんが食えばえーじゃん」「あほやろ笑」
    ハルキは、人を癒すのがうまい。さっき店内で泣きそうになったあたし、もうすっかりどっか行ったわ。

    2006-10-18 21:26:00
  • 102:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「てかオレ5分さぼってもーてるやん。帰るゆうてくるから待ってて☆」
    ハルキは立ち上がり椅子をまたガラガラと端っこに片す。それから「あ、そうそう」と言いながら振り返り………
    ―――ちぅッ―――
    「オレ食われるより食う方が好きやで♪」と、残して出ていった。……………………てか、ちゅうした…………?

    2006-10-18 21:31:00
  • 103:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    タクシーは今夜もいつも通り御堂筋からミナミの街をすりぬける。 ネオンも人もキラキラ輝く、それは夜だけの魔法。
    タクシーは、無邪気に運転手に話かけるハルキと、まだ固まったあたしを乗せてマンションに向かう。

    ―1003号室―
    「たぁいまー腹へったーセツカちゃん飯しよー☆」「あ、うん…」ドキドキがなかなか治まらず顔がまともに見れないあたし。

    2006-10-18 21:54:00
  • 104:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    とりあえずコンビニで買ったものを温めようと台所にたつ。
    「ふぅ…」
    ――――ため息をついた瞬間だった。
    体中を包むハルキの匂いと…体温。
    「ハル…」「今日…すぐ気付かんでごめんな…怖かったな。」後ろから抱きすくめられたあたしの心臓は一気に早鐘を打ち出す。

    2006-10-18 22:03:00
  • 105:

    名無しさん

    ・゚・(>_

    2006-10-18 23:01:00
  • 106:

    名無しさん

    ハルキ可愛い?

    2006-10-20 01:03:00
  • 107:

    名無しさん

    ホストにこうされたいキモイ妄想女の現状?ワラ

    2006-10-21 06:28:00
  • 108:

    名無しさん

    ホストなんかどこに出てきてるん??

    2006-10-21 06:47:00
  • 109:

    名無しさん

    面白い!頑張れ( ^(00)^)ゞ

    2006-10-21 08:39:00
  • 110:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    レス有難うございますm(__)m少し更新します☆

    2006-10-21 19:22:00
  • 111:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    首筋にハルキの唇があたる。吐息が、くすぐったい。さっきされたキスの感触がリアルに蘇って頭がぼんやりしてきた。変な気分

    「セツカちゃん。」「…何…」
                「………案外、乳おっきい。笑」その言葉で一瞬にして我に帰ったあたし。「!もぉ!!」手を振り払ってシッシッと身振りをすると、ハルキはへーへーと言いながらにこにこリビングに戻って行った。…………………………………………………………年下の男の子に何回もドキドキさせられて、あたしどーかしてるわ…。

    2006-10-21 19:40:00
  • 112:



    ―――♪♪♪
    夢現つの頭に響くメロディ
    着信―佑馬―" " "06/10/21 19:50

    2006-10-21 19:50:00
  • 113:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「んぅ…もしもし…」『セツカーおはよ、まだ寝てたん?』「ん、大丈夫…今何時?」『4時やで、笑』佑馬の優しい声でゆっくりあたしの頭がしっかりしてくる。…にしてもよく寝た…。
    『今日は何してるん?』いつもの誘いのセリフ。 「何もしてな…ぁッ!!…ぁぁ!?」

    ―――ビクンッッッ!!―――
    突然全身に電流が走った……!?ちょッな…に!?

    2006-10-21 20:00:00
  • 114:

    109

    オモロイ(*'ω'*)

    2006-10-21 20:43:00
  • 115:

    有難うございます嬉しいですm(__)mでは更新します☆

    痙攣する体で電話を離し首だけやっと振り替える。あたしの後ろにピッタリくっつくハルキ。
    抱き締めながら手はしっかりあたしの胸にある。目が合うと彼は微笑みながらささやいた。
    「佑馬くんやろ?ちゃんと電話しいや。笑」言い終わるのと同時に敏感になったあたしの乳首をキュッとつまんだ。「―ッキャ…ッあんっ」――ビクッ―――――" " "06/10/22 23:09

    2006-10-22 23:09:00
  • 116:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    『セツカ?おーいセツカー。………あれ、電波悪い?』
    離した電話から漏れてくる佑馬の声。ひっぺがそうとハルキの手を掴むけど、容赦なく揉みしだきコリコリと乳首を刺激やれる。
    「んぅぅッ…んッ!」――――――――あかんッ声、がまん出来へん…ッ
    同時にカプッと耳に噛みつかれた。少しの痛さと、くすぐったさ。  体の内側から快感の波の様に変わっていく   もぅだめ
    『チッ。糞ケータイやな』

    2006-10-22 23:21:00
  • 117:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「出せや、声」甘く低い声と、痛み 快感 ショーツの脇から入ってきた ハルキの指。

    ――ぬる…ッ――

    「あッ………!!!ぁあんッやッ……ッはぁん!!!んッ」

    2006-10-22 23:27:00
  • 118:

    なお◆l4UcoxfPVQ



    ―――『プッ―ツーッ、ツーッ、…………………………………………』――――

    2006-10-22 23:30:00
  • 119:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「ハルキッ…やぁッやッ…ッあぁん!!」思考がストップしていく。でも、あかんッ…。力の入らない抵抗。
    「無理。黙って」彼はいとも簡単にあたしのキャミをはぎとって、少し乱暴にあたしの両腕を押さえ付けた。
    そして、ゆっくりあたしの唇にキスをしはじめる。
    さっきの乱暴さは嘘の様に、優しく。優しく

    2006-10-22 23:42:00
  • 120:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    頭の芯がジーンとしてる………。
    こんなに愛しそうにキスをされたのは、もぅどれくらい前なんかな。やけど…
    「ハル…キ。あたし…。こんなつもりで家 入れたわけ…ちゃうよ」少し唇を横へ離し、あたしはやっと…そう一言伝えた。それからゆっくりハルキの顔を見上げた。
    ―――――――――――――――――……
    ハルキは怒った様な、泣きそうな、そんな顔をして黙っままあたしを見つめていた――――――。

    2006-10-22 23:55:00
  • 121:

    名無しさん

    もしかして違う小説も書いてませか?勘違いだったらすいません?てかぁばり面白い?

    2006-10-23 05:35:00
  • 122:

    名無しさん

    レモンティー

    2006-10-23 05:47:00
  • 123:

    名無しさん

    この話好き♪
    頑張ってねo(^-^)o

    2006-10-23 12:49:00
  • 124:

    名無しさん

    ・゚・(>_

    2006-10-24 01:36:00
  • 125:

    114

    レモンティー書いてはる人なん?
    頑張ってな( ^(00)^)ゞ

    2006-10-24 02:56:00
  • 126:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    レス有難うございます。この他には書いていませんよ(^-^)読みやすい様に癖が無く書こうと思ってますが…他の作者さんと似てしまったのかな?
    うーん………更新遅くなりますがちょっと構成などを練り直してみますね☆貴重な意見など有難うございました。

    2006-10-24 04:39:00
  • 127:

    名無しさん

    たしかに読みやしい?

    2006-10-24 06:27:00
  • 128:

    名無しさん

    主さん頑張れぇ?

    2006-10-24 15:17:00
  • 129:

    名無しさん

    主さん(>_

    2006-10-27 17:31:00
  • 130:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    お待たせしてすみませんでしたm(__)mなんとゆうか、絵が無い分文字だけで個性出すのってすごく難しいなと痛感しました。考えた結果、この話はもうこのまま今まで通りで最後まで書いてしまう事にします(^-^)至らない所やご不満もあると思いますが、お付き合いしてもらえたら嬉しいです☆

    2006-10-27 22:21:00
  • 131:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「ハルキ…」
    「ごめん、セツカちゃん可愛いから調子乗ったー、笑」すぐにいつも通り、いたずらに笑いながら軽くチュウ。
    「ッ!」さっきもっとすごい事されてたのに不意打ちにドキッ――――――。
    「顔赤!笑」「もぉッ」バサッ――あたしは恥ずかしさでベットにうつぶせになると、ハルキは口笛を吹きながらベットから出ていった。
    …………………………………………さっき一瞬見せた顔は…どういう意味やったん…?

    2006-10-27 22:46:00
  • 132:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    中途半端ですが、急用の為一時中断します☆帰宅したら今日また更新します(^-^)

    2006-10-27 22:52:00
  • 133:

    名無しさん

    がんばれ?

    2006-10-28 00:24:00
  • 134:

    名無しさん

    気になるぅ?

    2006-10-28 00:46:00
  • 135:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    レス有難うございますm(__)m更新します☆

    ハルキが抜けたベットでぼんやり一息つくと、またけたたましくあたしの携帯が音を建てる。
    ―着信・佑馬―
    画面に映し出された文字を見て、一瞬あたしは携帯を握ったまま動きをとめた。―――――――それから、ヒト呼吸おいて、通話ボタンを押す。

    2006-10-28 04:56:00
  • 136:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「…もし、もし?」あ。なんか緊張…
    「笑。何どもってんねん?てかーお前ん家電波悪いんやろ!オレさっき3本立ってたわ!笑」佑馬のいつも通りな声…。良かった、さっきのは気付かれてなかったみたい。 ホッとすると同時に緊張が溶けていく。
    「何がよ、あたし携帯まだ新しいから。佑馬のショボ携帯と一緒にすんなし。笑」「うっさいわ、プレミアついてるっちゅーねん」「化石やん」「うざ!笑」
    佑馬とのテンポのいい会話。すごく自分が自然でいれる気がして心地がいい。

    2006-10-28 05:08:00
  • 137:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ふと気配がして顔をあげると、パリッとシャツを着てサロンを腰に巻いたハルキが立っていた。
    『い・っ・て・き・ま・す』
    パクパクしたハルキの口がそう動く。どうやら今日も仕事みたいだ。
    あたしは軽くうなずき手を小さく振った。
    佑馬と談笑しながらも、浮かぶのはさっきのハルキの顔…、自然と背中を追う目。――――今すごい妙な気持ちになってる。自分自身、このモヤモヤの意味がなんなのか、よく分からない。

    2006-10-28 05:19:00
  • 138:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    『で、セツカ今から出てこれるん?』
    電話の声で我に帰る。…えっと、何の話やったっけ…、ご飯か。
    「あ、うん、じゃあシャワーして用意したら電話するわ。」『ん、わぁったー。ほなな』
    …―――――――ピッ――――電話を終了させ、起こしてた上半身をまた一気にベッドにダイブさせる。
    「…………はぁ………」ぼんやり空中を見つめると、静かな空気を感じる。 そっか、ハルキ仕事行ったんやった。

    2006-10-28 05:28:00
  • 139:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    淋しい…んかな、分からん。たった2日ぶりの一人きりな部屋。――たった2日ぶり。 人って温もりに恋するんかな?

    大好きやった彼氏とさよならしてから、もうやっと、一人寝にもなれてきてんで?
    大きい抱き枕だっていらんくなったし。友達が帰った後の静けさもいつも平気で…

    2006-10-28 05:35:00
  • 140:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「…………あかん、風呂しよ。」よく分からん気合いを入れて一気に立ち上がると、とりあえず冷蔵庫に向かい買い置きのミネラルウォーターを取り出してひとのみ。
    それからなんとなくキッチンに目をやると、昨日と同じ様に味噌汁が作られていた。  どうやらハルキがまた作っておいてくれたみたいだ。――帰ったらあっためて一緒に飲むか、笑
    ちょっとホッコリした気分になって洗面所に行き、鏡に向かう。…………………………………………………………………あ。…あ!
    「あ――――!!!」
    ハルキが首に残していったもの。それはクッキリハッキリとしたキスマークだった。―――――――――あいつ!!

    2006-10-28 05:50:00
  • 141:

    名無しさん

    気になるぅ??

    2006-10-28 22:58:00
  • 142:

    名無しさん

    ・゚・(>_

    2006-10-28 23:24:00
  • 143:

    名無しさん

    書いて??

    2006-10-29 23:45:00
  • 144:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    PM7:00。今日のミナミは一層賑わった日曜日、人込みを足早にすりぬけながら、待ち合わせ場所のロッテリア前に急ぐ。
    首のキスマークはなんとかコンシーラーで薄くしてみたけど…いけるかなぁ…

    待ち合わせ場所が見えると、佑馬はすでに待っていた様子。向こうもあたしをすぐ見つけると、ゆっくり歩きながら近づいてくる。

    2006-10-30 01:54:00
  • 145:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「セツカおはよ!」「はぁッ…おあよー」早歩きで来たせいかチョット息が上がってるあたし。いや、もぅ24だしね、体力が無い。笑
    「何いきなり疲れてんねん!笑」佑馬は笑いながらあたしの頭を触った。
    なんてゆぅか…佑馬はモテるんだけど、モテる理由がすごい分かる。
    外見はもちろんだけど、適度なスキンシップと、甘やかすのがすごく上手。
    猫みたいな可愛い顔をしてるのに…艶っぽいてか男の色気がすごいあるねんな。

    2006-10-30 02:08:00
  • 146:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「見すぎやから。笑」佑馬のいきなりの指摘でハッと我に帰る。……ちょっと赤面。
    「ちぅかセツカ今日何食いたい?」彼の問い掛けに「んー…」今日はとくにナイなぁ…と思いながら考え込むあたし。
    すると、何か思い立った様に「まぁ行こか。」と、佑馬はあたしの手を引いて商店街を歩きはじめた。

    2006-10-30 02:17:00
  • 147:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ―――――――――――――――商店街を少し歩いてヨーロッパ通りへ入り、とあるビルの5階。到着したのは、お洒落な感じのレストランバーだった。
    ―あ、名前はよく聞くなぁ…友達も雰囲気いいって言ってたっけ。―
    『いらっしゃいませ。2名様ですね、お席に案内致します』
    店員に案内された席は靴を脱いで上がる2畳くらいの丸いスペースで、足元全部がソファーの様な感触になっている。
    そして、そのスペースのまわりはカーテンで閉めれる様になっていて、灯りはキャンドルだけのちょっとした完全個室になる。

    2006-10-30 02:26:00
  • 148:

    名無しさん

    がんばれェ〜☆

    2006-10-30 02:32:00
  • 149:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「わー噂には聞いてたけどいい感じの店やぁん♪」思わずワクワクしてきたあたし。食事も美味しそうだしオリジナルカクテルも結構ある。
    ―あぁハルキも今頃シェーカー振ってる頃やな―
    カクテルメニューを見ながら何気にハルキの事が浮かんだ。
    「セツカ何飲むねん?」「ん、え!?」ふいに焦る。……………別に頭の中を覗かれているわけじゃないのに一人で何勝手に焦ったんやろあたし。笑
    佑馬をチラ見すると、実に涼しい顔でメニューを眺めてる。

    2006-10-30 02:40:00
  • 150:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ほんま、アホかあたし…。                                        
    食事も一通り楽しんだ後、お酒を楽しみはじめたあたし達。うーん、今日も帰りにウコンの力やな…
    「で、仕事の方はどーなん?大変?」そう言いながら、佑馬はゆっくり煙草の煙を空中に吐き出す。
    「そうやなぁ、基本は同じでもやっぱり全然違うしハードかな。でも佑馬のおかげでそれなりの日当もあるんやし!頑張るで!笑」そう佑馬に宣言しながらも、本当はあたし自身へ気合いを入れる為の言葉。
    「気合い入ってるやん。笑、まぁ…何かあったらオレに言わなあんで」「あざす。さすがスカウトマン、後のフォローもバッチリやな、笑」「アホ」

    2006-10-30 02:56:00
  • 151:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    佑馬は煙草を消すと、クイッと最後の一口を飲み干した。それからメニューをひろげ
    「オレおかわり言うけど、お前なんか頼むか?」と、あたしに渡してきた。
    「そやなぁ…」受け取ったメニューを覗き込むあたし。
    「てか、セツカ…」「ん?」「ソレ、………何?」覗き込んでた顔をゆっくり佑馬の方を向けると、彼は目線をあたしの首に向け、「ソレ」とアゴだけををクイッと動かした。                                        
    「………キスマーク?」―――――――――――――――――しまった。

    2006-10-30 03:08:00
  • 152:

    名無しさん

    気になる

    2006-10-30 04:58:00
  • 153:

    名無しさん

    期待あげ?気になるぅ?

    2006-10-30 12:48:00
  • 154:

    名無しさん

    気になるなるぅ?

    2006-10-30 19:18:00
  • 155:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    応援レスほんとに有難うございますm(__)m日頃更新優先で、レスにチャンと返せなくて申し訳ないですが、ホントに全部とても嬉しく思っています☆では更新して行きますo(^-^)o

    2006-10-30 21:41:00
  • 156:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「やッあッ、あの、こここれわっ!これはそんなんちゃうねん…ッ!コテ!コテで火傷してんでっハハハ」
    手をブンブン振りながらも…我ながら苦しいイイワケ!!や〜熱かったなぁ〜とか小さくつぶやいてみたり…、←余計あやしい。
    「ふ〜ん…どんくさいなぁ、笑」
    なんとも腑に落ちなさそうに小さく笑う佑馬。妙な空気になった中へ
    「失礼します、あいたお皿お下げしまーす」タイミングよく店員があらわれた。…ホッ…

    2006-10-30 21:51:00
  • 157:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    たぶん、これがキスマークだろうと佑馬は何も言わないだろうし、まして何も思わないだろう。
    だってあたし達は恋人なんかじゃないし、お互い割り切った付き合いなはずなんやから………
    でも、隠してしまったのはあたしの変なプライドなんやろな。…………セフレにどんなプライドやねん笑

    2006-10-30 21:56:00
  • 158:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ぼんやりそんな事を考えながら飲んでいると、佑馬が
    「そろ出よかぁ」とジャケットを羽織り出したので、軽く頷きあたしもブーツを履きだす。

    会計を済ませて外へ出ると少し肌寒かった。
    また商店街へゆっくりゆっくり歩き出しながら、佑馬はそっとあたしと指を絡ませる。

    2006-10-30 22:03:00
  • 159:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    あぁそっか。いつも通りこれからホテルに行って、あたし達するんやった…。
    それが毎回の決まりのコース、あたし達はセックスフレンドやから。
    この後のいつものコースを忘れていたかの様にあたしは頭の中で再確認する。              
    御堂筋に差し掛かった時だった。
    「セツカ、これ。」「…え?」―――――――佑馬が差し出したのは1万円だった。

    2006-10-30 22:10:00
  • 160:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「何?これ…」「何ってタク代やんけ。笑 帰りタクやろ?」
    あたしの頭の中はハテナでいっぱいになる。…解散?帰れって事?
    佑馬に渡された1万円を見つめて何も言えないでいると、佑馬はあたしの頭を軽くポンポンとした。
    「あんな、オレは今日は普通にセツカとデートしたかってん。…やから、普通に解散。笑」

    2006-10-30 22:16:00
  • 161:

    さぁち

    めちゃ気になる♡

    2006-10-30 22:21:00
  • 162:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    さあちサン、有難うございます☆ちょっと中断します…後でまた更新しますのでm(__)m

    2006-10-30 22:23:00
  • 163:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「え…」「ほら、タク」佑馬はあたしに考える暇を与えないままタクシーを拾い、すぐさまあたしを乗せこんだ。
    「佑…」「チャンと家着いたらメール入れて」言い終えると同時に―チュッ―とキス。
    「!!」「おやすみ。笑 オッチャン、ほな宜しく」
    ハイヨーとオッチャンの声と共にドアが閉まり、赤面してわけが分からないままのあたしを乗せタクシーはすぐさま走りだした。                      
    「帰ったらメールとか……………」佑馬から初めてのセリフ。

    2006-10-31 06:09:00
  • 164:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ……………え、もしかして佑馬って…………好き?…………まさかな。笑   
    「佑馬がおかしな態度やからありえへん事考えてもーたやん。あがろ」
    かけてあったタオルを引っ掴みお風呂から上がる。
    帰ってきてお風呂に入る前一応佑馬にメールしたが、普通にいつも通りな彼だったわけで。
    まぁいっか…。

    2006-10-31 06:20:00
  • 165:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    髪をまとめあげ、携帯で時刻を確認するとAM2:25―。昨日の感じからしてそろそろハルキが帰ってくる頃だろうか…。そう思うのと
    ―ピンポーン―
    とインターホンが鳴るのはほぼ同時だった。                     
    「セツカちゃんたーいまぁ♪」実にご機嫌で入ってくるハルキ。………酔ってる。

    2006-10-31 06:30:00
  • 166:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「おかえりぃ…って抱きつくな!笑」ハルキは家に上がるや否や、サロンも付けっ放しであたしにハグをしてきた。
    「セツカちゃん!あーヤバイ。ヤバイ、待って?なぁ、待って?待って待って」
    「何回ゆーねん!笑」
    「ちょ、ちゃう!ばーり良い匂いするやんセツカちゃん!」抱きつきながら鼻をスンスンスンスン………犬か!!!
    とりあえずペッとハルキを剥がし、しょんぼりする奴を無視してキッチンへ向かう。

    2006-10-31 08:30:00
  • 167:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    そう、朝ハルキが作っておいてくれた味噌汁を暖めるため。……後は…
    「ハルキー!野菜炒めでいいー!?」キッチンから大きな声で問い掛ける。―と、
    「飯ぃ――♪!?」パンいちのままハルキが嬉しそうにキッチンへ飛んできた。
    「あんった…服さき着替えや! 犬かほんま。笑」「えーめちゃ可愛いやんソレありがと♪」
    「褒めてなぃで?」「悪党やな!」シッシッと手で合図すると、ハルキはセツカちゃん冷たいだのヤクザだのなんだのとブツクサ言いながらも、おとなしく向こうへ戻っていった……………可愛い奴やな。笑

    2006-10-31 08:44:00
  • 168:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    いや、可愛いとか思ってる場合じゃない。
    あたしは出来上がった野菜炒めと味噌汁、冷蔵庫から取り出した納豆を乗せたお盆を持ってテーブルへ向かう。
    テーブルではお茶やらハシやらご飯やらをセッティング中のハルキ。とりあえずあたし達はいただきますをした。
    「なぁ、ハルキ」
    「はーい?ってあー、野菜炒めうまーやわ。どしよ」

    2006-10-31 10:01:00
  • 169:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「何がどしよ、や。笑 じゃなくて。聞け!笑」
    「セツカちゃん、その一人ノリ突っ込みナイわー、オレやったら赤面やソレ、赤面。まぁ食べたまい」「誰。」
    あかん、話がそれるそれる。あたしは言いたい事があんねん!と、ひと呼吸。ガッツクハルキに冷静に一言。  
    「あのキスマークは。何」

    2006-10-31 10:15:00
  • 170:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    だけどハルキは相変わらずガッツキつつケロリと
    「マーキング♪」―――――――――――なにをぬかしとる。
    あんぐりしてるアタシを無視してハルキは続けた。
    「あんなー犬はマーキングするねんで?うわマーキングとかオレばり横文字使ってる♪」返す言葉もなくガックリ肩を落とし、諦めておとなしくご飯を食べだしたあたし。
    ハルキはいきなりひらめいた様にあたしを見た。

    2006-10-31 10:38:00
  • 171:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「……な、何よ」
    あたしは味噌汁を飲むのを一瞬とめる。するとハルキはニンマリして言った。
    「ふーん……見られたんや、佑馬くんに。笑」すっごい意地悪に、すっごい楽しそうに笑う。
    なのに、その目線にどきどきするあたしが居た。―――――――――――――――――――――――――――

    2006-10-31 11:18:00
  • 172:

    名無しさん

    バリぉもろぃ?

    2006-10-31 19:25:00
  • 173:

    名無しさん

    ・゚・(>_

    2006-10-31 23:23:00
  • 174:

    名無しさん

    あのぉ…サロンって何ですか??頭悪くてすいません(>_

    2006-11-01 05:04:00
  • 175:

    名無しさん

    期待?

    2006-11-01 07:26:00
  • 176:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    レス有難うございますm(__)mサロンというのは腰から巻いてる黒の足まである長いエプロンみたいなやつです☆説明不足でしたね(*_*)

    2006-11-01 13:38:00
  • 177:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ――何日かが過ぎた。
    相変わらず仕事はハードだけど、お店の女の子とも打ち解けだして最初よりはぐったりする事はなくなったかもしれない。

    「はぁ…」ロッカーでメイクを直しながら深いため息。

    2006-11-01 13:46:00
  • 178:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「セツカちゃんどうしたん、しんどそうやん?」後ろから声をかけられゆっくりふりむく。声の主はマユリチャンといってクリクリロングヘアーにパッチリ目のドールフェイスな人気嬢。声まで可愛い…
    「んー、なんか体だるくてさぁ」
    昨日髪を乾かさず寝てしまったせいだろうか、起きてから頭が重い。あぁ、やってもうた。
    「顔色良くないし、無理せんと早くあがらしてもらい?」「んー、ありがと」

    2006-11-01 13:57:00
  • 179:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    気合いの入らないまま名前を呼ばれてロッカーを後にした。 でも席に付いたら頑張らないと…!
    「いらっしゃいませ、てか来てくれたん!?めっちゃ嬉しい〜笑」
    キャバ時代からのお客様でクラブに移ってからは初来店の方だった。これは抜き物が出るな…気合い入れやな… 
    「セツカ頑張ってるんかぁ?ますます綺麗なったな!横座れ横」

    2006-11-01 14:06:00
  • 180:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「ほんまに!?うっそんめっちゃ嬉しいわぁ笑」めいっぱいの笑顔を作って着席。するとすぐにシャンパンが次々とオーダーされた…、やっぱり。泣             
    ――――――――――――――2時間はたっただろうか…、他のお客さま方にも色々頂き、正直今結構ヤバい。
    「……ッ」
    耐えきれない吐き気を催しトイレに駆け込んだ。

    2006-11-01 14:25:00
  • 181:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    視界はぐるぐる、寒気で体はガタガタ震えだし意識がモウロウとしている。
    ―コンコンッ「セツカいけるか??」支配人の声がし、なんとか這う様にトイレのドアをあけた。
    「お前顔色ヤバいな!体あっつ…って熱あんで」支配人にかかえられロッカーに連れてかれると、とりあえずお茶を渡された。
    ……てかお茶すら飲む気が起きひんって…
    「マユリから聞いたけど具合悪かったみたいやな、もぅ今日はお前上がって寝ろ」

    2006-11-01 14:51:00
  • 182:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    あたしが支配人の言葉にゆっくり頷くと、それを確認して彼はロッカーを後にした。
    「しんど…」
    もぅ着替える力すらない…このままタクシーに乗ってしまおう。
    一人残されたロッカー、具合の悪さと…………………………孤独。
    具合が悪いと人ってなんで孤独を感じるんやろ…

    2006-11-01 14:59:00
  • 183:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    無意識にあたしの指はハルキの携帯へかけていた。

    番号を聞いてから初めてかけるハルキへの電話からは浜崎あゆみのネバーエバーのメロディコールが流れてくる。
    『あいもっしー!』携帯から筒抜けになりそうなくらいのテンションでハルキが出た。……声でかい……笑
    頭に響きそうなくらいの彼の声なのに、なぜかあたしはすごくホッとした。

    2006-11-01 15:13:00
  • 184:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「ハルキぃ……。帰ったら……お粥して」喋ろうと思ったが以外に声が出せない。息が上がる…
    『え何?何?どしたん!?声死ん…え、何、ちょ、えてか仕事わ?え!?』あたしの死にかけの声を聞いて慌てだすハルキ。…………ちょっとウケんねんけどその動揺の仕方。笑
    ひと呼吸してあたしはまたやっとの事で声を出す。
    「熱……出たポイ。帰る」『迎え行くわ―プツ―』―――ツーッ―――
    …………………………………………でんわきるのはやいから

    2006-11-01 20:01:00
  • 185:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    まぁいいか……笑。
    ハルキの慌てようがあたしはなんだかくすぐったい様で嬉しかった。 とりあえず、ハルキが来るまでおとなしく待ってよう。            
    20分程でハルキから着いたとの連絡が来て、一応店側に声をかけて外へ出た。
    「セツカちゃん!!」大きな声で呼ばれその方向を見ると、タクシーから出てきたハルキが走りよってきた。
    「ハルキ…」「セツカちゃん熱は!?ほらはよ帰ろ!」

    2006-11-01 20:13:00
  • 186:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ハルキはあたしのオデコにさっと手を当てると、顔をしかめながら次はあたしの手からカバンを取り上げた。
    「タクシーそこやけど歩ける?だっこしてったろか?」「……それはいい。笑」ハルキはそんなあたしを見て優しく笑い、そしてあたしの手を掴んでゆっくり歩く。         
    タクシーはマンションに向かって走りだす。ハルキはあたしの体を自分にもたれさせる様に座らせてくれ、手は繋いだままだった……
    黙って外を眺めるハルキの横顔は彫刻の様に綺麗で、彼から漂う甘い甘い香りと、繋いだ手から伝わるぬくもりが、あたしをこんなにも安心させてゆく。

    2006-11-01 20:36:00
  • 187:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「おっちゃんありがとう!」
    タクシーを降りるとすぐ目の前はあの坂道。………なだらかとはいえ……絶対しんどそう。泣 
    「ほら、セツカちゃん」ハルキはいきなりあたしの目の前にしゃがみ込む。…てかこの体勢は、おんぶ…やんな。ちょっと戸惑うあたしに
    「もー家そこやねんから恥ずかしないやろ?はやーく」とせかす。もぅおんぶされてしまおうかな……
    そう思った瞬間、坂の上から人影が下りてくるのが目に入った。

    2006-11-01 20:45:00
  • 188:

    名無しさん

    気になるぅ??
    ぁげ02??

    2006-11-02 17:06:00
  • 189:

    名無しさん

    ・゚・(>_

    2006-11-02 23:55:00
  • 190:

    名無しさん

    ゲノムや?古

    2006-11-03 11:29:00
  • 191:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    レス頂いて有難うございますm(__)mでは更新していきます☆

    2006-11-03 22:30:00
  • 192:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    思わず人が通りすぎるまで顔をそむけようとうつむくあたし、近づいてくる足音。その時
    「セツカ。」
    聞き覚えのある声があたしを呼んだ。  この声…              
    ―佑馬……ッ

    2006-11-03 22:36:00
  • 193:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    顔をあげると、止まった足音の先には佑馬が立っていた。
    「え、なん…佑馬どしたんこんなとこで…」「和子ママに仕事で電話したら風邪で帰ったゆうてたから…コレ」
    佑馬がコンビニのビニール袋を少し上にあげる。袋が少し透けていて、ヒエピタやらが入っているのが見えた。
    「あ、ありがとう…」「おん…てか。」佑馬がまだしゃがんだままのハルキを不思議そうに見ると、ハルキはのそっと立ちあがってニッコリと喋りだす。
    「こんばんわー佑馬くん、いつも噂は聞いてます♪」

    2006-11-03 22:52:00
  • 194:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「…はぁ?てか、誰」    
    ひぃ―――――――――――――ッてこのこ何言いだすん!!?
    「やッちょっ待って待…ちゃう……」てんぱりすぎて頭が思う様に回転しない。この目眩と冷や汗の原因は確実に今ハルキである。 でも、当の本人はそんな事もおかまいなしでニコニコ…
    「やーオレはセツカちゃんの幼なじみでハルキって言います、昔はオシメも変えてもらったらしく笑 噂通り男前やぁ笑笑」         ………………え?
    「あぁそーなんや、苦笑。こんばんわ」

    2006-11-03 23:11:00
  • 195:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    佑馬はあからさまにホッとした表情をする。
    「オレちょい自販機行ってくるんで佑馬くんセツカちゃんを家連れっとって下さいね」『え』佑馬とあたしの声が揃った時にはもぅハルキは走りだしていた。………………………………………………もぅッ…
    「……セツカ、上行こか」ポツリとそういうと、あたしの手を握りゆっくりと2人歩きだす。

    2006-11-03 23:24:00
  • 196:

    名無しさん

    ・゚・(>_

    2006-11-03 23:30:00
  • 197:

    なお◆l4UcoxfPVQ

                     
    「ほな、ゆっくり寝とかなあかんで」玄関の前で彼はあたしに袋を渡す。
    「え?…上がっていかんの?」あたしが不思議そうな顔をすると、佑馬はそっとおでこにキスをした。
    「そんなしんどそうな顔して、元気なったらまたお茶ごちそうして。笑」「……ありがとう………」彼の優しさが照れくさくてあたしはうつむく。そんなあたしを佑馬は抱き締めてつぶやいた。
    「セツカ、好きやで。………じゃあ…またなっ」

    2006-11-03 23:40:00
  • 198:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    扉はゆっくり閉められた。………あたし、今……。今、告られた……………?
    ぼーぜんと立ちつくしていると―――ガチャッ!!
    「うわっ!セツカちゃん何立って……!はよ寝ぇ!」勢いよく入ってきたハルキ。そしてすぐさまあたしは寝室へ連行されてゆく…。            
    ―パフッ―
    あたしは着替える気力もなくなってベッドに突っ伏した。

    2006-11-03 23:51:00
  • 199:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「うあ―…目がまわる…」「セツカちゃん、着替えれるかぁ?」「…うるさいっ………何よさっきのアレ…別に…あんなフォロー頼んでなぃ…」
    最低。あたし八つ当りしてる。
    ハルキはそのまま何も言わずベッドに腰掛け…。
    ―――ドサッッッ!!!「きゃッ――……!!」
    あたしを一気に仰向けにすると両手を上から押さえ込んだのだ。

    2006-11-03 23:59:00
  • 200:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「ハル…ッ」「アホやろお前!!」「!!?」
    ハルキが突然出した大きな声に驚くあたし。彼の真剣な視線にそのままもがく力が抜けていく。
    「オレが…あんなテンパってるセツカちゃん見て………」「え…………」リビングからの逆光でハルキの見えない表情。―だけど、かすかに震えた声。
    いきなりパッと手を離し、ハルキはあたしに背を向けて立ち上がった。
    「なんもない、おかゆ作ってくるわぁ寝ときやっ」「ちょっとハルキ…ッ」

    2006-11-04 00:09:00
  • 201:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    パタン…ッ
    そのまま閉められたドアの向こうからは、すぐにカチャカチャという音が聞こえだした。
    …今のはどういう意味やったん?
    あたし……………

    2006-11-04 00:12:00
  • 202:

    ぉもちろぃ???頑張って下さいね??

    2006-11-04 01:12:00
  • 203:

    名無しさん

    続きはよ見たい〜?

    2006-11-04 02:15:00
  • 204:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    有難うございます、頑張ります(^-^)完結まではまだちょっと遠いですがのんびりお付き合い下さいm(__)m

    2006-11-04 10:19:00
  • 205:

    なお◆l4UcoxfPVQ

                   
    ―ぼんやり目を覚ますと、窓から差し込む光からはもう、夕方の気配がした。
    昨日はどうやらお粥を待つ間もなく眠ってしまったみたいだ。
    ふと気付くと、着替えてなかったハズの洋服がパジャマに替わっていて、それからおでこにはヒエピタ。…ハルキがしてくれたんや…
    そんな事を思いながら、家中がなんだか静まり帰っている事が急に不安になった。

    2006-11-04 10:26:00
  • 206:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    あたし昨日八つ当りしてもうたし…、
    もしかしたら…というモヤモヤが胸をよぎる。
    あたしはベッドを抜け出しそっとリビングへ出た。
    シーンと寝室と同じ様に静まり帰るリビングに一瞬泣きそうになる。
    「ハルキ…」キョロキョロしながら家の中を見渡してみた。……………いない………?

    2006-11-04 10:32:00
  • 207:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    その時―ガチャッ―とドアが開く音がし、びっくりして振り替えると同時にハルキが入ってきた。
    「うわ!セツカちゃん!」入ってきてすぐ立ち尽くすあたしを見つけたハルキは、驚いた様に声をあげた。
    「起きたん!?てかなんで立って…てあー体は??熱はかろか」「……………」慌てて駆け寄ってきたハルキの手には、ドラッグストアの袋。そこから彼は、風邪薬やら体温計やらを取り出した。
    「セツカちゃん家は体温計とかなさげやから買ってきたわぁー、とりま座ってみ、はいこれ腕の下……………………………………………。…………なんで泣いてんねん?」

    2006-11-04 10:41:00
  • 208:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「………鼻水やも」「目から鼻水出すん?えらい器用やな、笑」
    目が覚めたら一人ぼっちで、寂しくなって…ハルキが帰って来たらすごい安心して泣いた。……なんて子供みたいな事、言えるわけがない。
    でもハルキは、分かってるかの様に何も聞かずにただ笑ってあたしの涙と鼻水をティッシュで拭った。

    2006-11-04 10:52:00
  • 209:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    鼻水を垂らしながらお粥をすするあたし。…を嬉しそうに、ニコニコ笑いながら見守るハルキ。
    あったかい食べ物とあったかい気持ちが体中に染み渡っていく。

    ゆったりした夕方の空気と、支配人からの「今日は休め」とのメール。
    手を繋いだまま見る、たまったDVDと、冷えピタの匂い。 ハルキの体温。

    2006-11-04 21:01:00
  • 210:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    忘れかけていた隣に誰かが居る安らぎ。

    それから、
    頭の隅から消えない
    佑馬からの気持ち。

    2006-11-04 21:05:00
  • 211:

    なお◆l4UcoxfPVQ


    いつか、
    いつか、
    そう遠くない未来に。    
    もしかしたら明日かもしれない。

    2006-11-04 21:09:00
  • 212:

    なお◆l4UcoxfPVQ


    ハルキと居るこの時間は、
    消えて無くなってしまうだろう。          

    2006-11-04 21:11:00
  • 213:

    なお◆l4UcoxfPVQ


    未だ聞けだせないでいる
    家に帰らない理由。      
    もっとも、あたしたちは
    偶然から始まった関係で

    2006-11-04 21:14:00
  • 214:

    なお◆l4UcoxfPVQ


    名前や年令以外のハルキを知ってしまえば…     
    理由を聞いてしまえば、すぐにでもこの関係が終わってしまう様な気がして   
    いつのまにかあたしは
    聞くのが怖くなってたんやね。

    2006-11-04 21:18:00
  • 215:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ―3日間は家でゆっくりくつろぎ、いい加減今日はバリバリに出勤してみた。
    張り切って飲みすぎたせいか足がだるい…
    「セツカちゃんおつかれぃ☆」「あいーまたね」と、送りの車が一緒だった女の子に軽く手を振る。
    「あぁー…」足痛いのにこの坂道。桜が綺麗な春以外はやっかいな道やな。
    重い体を引きずり、やっとこマンションの入り口に差し掛かると、何やら人影が。

    2006-11-04 21:25:00
  • 216:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    このパターン…なんかもうイヤやわ。笑
    なんて思いながらも近づくと女の子が立っていた。
    ハルキと同年代くらいかな、ちっちゃくて華奢で色白で、薄茶色なサラサラストレートヘアにこぼれそうな大きな瞳。そりゃもう女の子の代名詞の様な可愛らしい子だ。
    軽く見とれながらもホッとして、会釈しつつオートロックの鍵を突っ込む。
    「あの…」

    2006-11-04 21:35:00
  • 217:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    後ろから声をかけられて振り替えると、女の子が近づいてくる。
    「すいませんあの…樋元さん…分かります?」
    おずおずと申し訳なさそうに話す彼女。
    「いえ、ちょっと…分からないですね…」あたしが首をかしげるとちょっと落胆した様子。
    「そうですか…、あ!あの、背がこんくらいで、八重歯…とか分からないか、クォーターの20くらいの男の子なんですけど…」

    2006-11-04 21:51:00
  • 218:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「……」心当たりがありすぎて一瞬黙るあたし。………え、ハルキ?ハルキじゃなくて?てか、一緒に住んでますが………。
    それを言っていいものか悪いものか、あたしの悪い頭じゃ瞬時に判断出来るはずもなく。あたしが言葉につまって固まっていると、彼女がブツブツつぶやいた。
    「せっかく何回もこっそり後つけてマンションの場所分かったのに…。クスン」                               
    あ。怪しい――――――――――――――――――――――!!!!!!!

    2006-11-04 22:07:00
  • 219:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    完全に怪しい。え客?ストーカー?なんし今あたしの存在バレたらあかん気ぃする。
    「じゃ、じゃあ…」
    そそくさと退散する為にもう1度鍵をぶっさす。
    「あ、お急ぎ中ありがとえございました。」彼女の可愛らしい声を背中に、さっさかとあたしがエレベーターに乗り込んだのは言うまでもない。
    あぁめんどくさい!

    2006-11-04 22:15:00
  • 220:

    名無しさん

    ・゚・(>_

    2006-11-04 23:11:00
  • 221:

    さやか

    はじめまして★初回から見てます★ハルキとセツカちゃんの関係、セツカちゃんがハルキと佑馬のどちらを選ぶのか楽しみにしてます。頑張って完結して下さい★最後まで応援してます!

    2006-11-04 23:14:00
  • 222:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    レスとても丁寧に有難うございます☆楽しみに頂けとても嬉しいです(^-^)話的には完結までは今折り返しあたりですかね、何しろ粗文なものですがお付き合い下さいm(__)m

    2006-11-05 02:31:00
  • 223:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「セツカちゃんおかーえりぃ♪」「ん、だいま」お互いが帰宅のたびに飛び付いてくるこいつにはもう慣れっ子になったあたし。
    パタパタと見えない尻尾を振りながら寝室まで付いてきては、今日あった話やら見たTVの話やらあーだこーだと一生懸命しゃべっている。
    着替えながらテキトーに返事をしながらも、ホッとするこの瞬間。
    「そーいえばあんた…」「んー?」着替え終わってさっきの話をしようとするあたし。

    2006-11-05 02:42:00
  • 224:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「…………あ、いや。ほら、あんたもバーテンとはいえ一応さ…夜の客商売なんやから女関係とかちゃんとしいよ?」
    なぜだかさっきの事を言いとどまってしまった。
    だって、さっきの一生懸命な女の子の姿を思い出したら急にモヤモヤしてきたから。   
    小さな嫉妬。自分のおもちゃを守る子供みたいな………そんな、ほんと小さな嫉妬だった。
    「なんそれ、女関係とか別にセツカちゃんに心配されたないし。」ハルキはあからさまにムッとした顔をした。

    2006-11-05 02:52:00
  • 225:

    「な…によその言い方…あたしは心配して…」突き放された感がしてあたしは少し胸がチクンと疼いた。
    「誰がそんな事まで心配してくれゆうてん!!余計な世話すんな!!!」

    ―――バンッ!!―――" " "06/11/05 03:05

    2006-11-05 03:05:00
  • 226:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    強くドアを閉めハルキは部屋を出ていった。
    あたしは少し放心して…それからゆっくりハルキのいるリビングに入る。
    「ハルキ…」「………」ソファに三角座りをして背中を向けているハルキ。そしてテーブルにはあたしが帰る頃を見計らって並べられた夜食たちが。
    あたしはたまらなくいじけたハルキを愛しく感じた。
    「オレ…、セツカちゃんの邪魔はせえへんし、佑馬くんと付き合うならちゃんと出てくから。」

    2006-11-05 03:25:00
  • 227:

    なお◆l4UcoxfPVQ


    胸が締め付けられた。      
    いつかいなくなる事は分かっていても          
    ハルキから直接出た『出てく』と言葉があたしの胸を突き刺した。

    2006-11-05 04:09:00
  • 228:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    好きかどうかなんて、
    分からない。         
    分かってるのは        
    いつも通りにしてくれている佑馬に対しても、あの告白の事を考えない様に接してしまっている。      
    ずるい自分自身。

    2006-11-05 04:13:00
  • 229:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「ハルキ。ご飯食べよ?」「………………うん。」

    どっちも居心地のいい、あたしの今の場所。

    あたしは、どうしたらいいんだろう。

    2006-11-05 04:20:00
  • 230:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    いつも通り穏やかな毎日はしばらく続いた。       
    相変わらずハルキは無邪気に、楽しそうに八重歯をニッカリと見せ、たまに意地悪にあたしの後を今日も追ってくる。ちなみに月末に渡された生活費はバーテンの稼ぎには見合わない程の結構な金額だったが、またずるいあたしは…何も聞けずに黙って受け取っておいた。

    そして、佑馬からは毎日連絡があるが、他愛もないメールや電話のやりとり。デートの誘いもなく、それが佑馬の気遣いだとはちゃんとあたし自身分かっているのだ。

    2006-11-05 04:37:00
  • 231:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    今日もひと仕事終わらせたあたしは、めずらしくミキとミナミの居酒屋で飲んでいた。
    ―新着メール:1件―   
    携帯をひらくと佑馬から『何してんの?』とのメール。
    『ミナミで飲んでるよ☆もーすぐ帰るとこ』あたしもさっさか打ち返す。そして佑馬からの返事はあっとゆうまに返ってきた。

    2006-11-05 04:45:00
  • 232:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    『オレも今ミナミおるわぁ〜ちょっとだけ会えへん?』
    少しだけ考えて、時間に目をやる。
    ………2時半かぁ……。思ったよりは遅い時間じゃなかった事もあり、あたしはOKメールを返した。
    会計を済ませ、ミキにバイバイをしてからいつもの待ち合わせ場所へ向かい歩きだす。
    商店街にはスーツに身を包んだ兄ちゃん達がうろうろ。めんどくさいキャッチを擦り抜けてちょっと早めに着いてしまった。…とりあえず一服するか。

    2006-11-05 08:39:00
  • 233:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ふぅ―っとため息と一緒に煙を空中に吐き出す。
    今日はハルキ、まだ仕事中やなぁ…
    そんな事を考えながらぼんやり歩く人たちを眺めていると、なんだか見覚えのある女の子が歩いている。           
    サラサラなストレートヘアに大きな瞳。…………ハルキを探していたあの子だ!
    ハルキの店にでも行ってたんかな、そう思った時には向こうもこちらに気付き目が合っていた。

    2006-11-05 08:47:00
  • 234:

    そして、そのまま女の子はためらいもなくツカツカとこっちに向かって歩いて来ている。…………え―――――――――ッ
    とりあえずあたしはタバコを捨ててにっこりしてみた。
    彼女は無表情なままあたしの前で足をとめる。
    「こ、こんばんわ…」気まずい空気のままあたしが挨拶をした瞬間だった。               
    ―――バシッッ!!―――" " "06/11/05 08:53

    2006-11-05 08:53:00
  • 235:

    なお◆l4UcoxfPVQ



    「え。」          
    「淫乱年増女」      

    2006-11-05 09:37:00
  • 236:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    一瞬何が起こったか分からなかった。
    頬に走った痛みと、冷たい視線。
    「あんたがハルキたぶらかしたんやろ!!!年増の商売女が男連れ込んでふざけんな!!ハルキ返せ!!!」
    罵声と共に掴み掛かってくる彼女。
    ―――――――何、コレ

    2006-11-05 09:43:00
  • 237:

    名無しさん

    続きめっちゃ
    気になる?

    2006-11-05 19:38:00
  • 238:

    名無しさん

    ・゚・(>_

    2006-11-05 22:00:00
  • 239:

    チコ

    ほんまナニコレやな(>д

    2006-11-06 00:55:00
  • 240:

    ぬぉ(-Д-;)何!?めっちゃ続き気になる…

    2006-11-06 01:32:00
  • 241:

    アゲアゲ??

    2006-11-06 08:56:00
  • 242:

    チコ

    気になるぅ(>д

    2006-11-06 10:11:00
  • 243:

    さぁち

    気になるゎぁ

    2006-11-06 14:03:00
  • 244:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    たくさんのレス本当に有難うございますm(__)m今日は少ししか出来ませんが更新したいと思います☆

    2006-11-06 20:28:00
  • 245:

    なお◆l4UcoxfPVQ

                   
    「ストップストップ!!」        
    制止の声。止まった空気。尻餅をついて放心するあたし。              
    顔をあげてみて分かった。誰かが彼女の手を掴んでいる、制止に入ったのは佑馬だったのか…。       

    2006-11-06 20:29:00
  • 246:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「なんの勘違いか分からんけど、この子はオレの。いじめんとってね☆」
    にっこりほほえむ佑馬。女の子は驚いた様に佑馬とあたしを交互に見ると
    「さ、いこか」と佑馬は軽くあたしを抱き起こし、みだれた髪をササッと直してくれた。
    「いける?怪我ないか?」「うん…」
    あたしが頷くのを確認すると、佑馬は優しく微笑んで、それから女の子を擦り抜けあたしを引いて歩きだす。

    2006-11-06 20:42:00
  • 247:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「今日はもう帰ってゆっくりしいや」と、いつもの様に佑馬は御堂筋でタクシーを止めた。
    「ん…なんか。ごめん…」佑馬の顔がまともに見れない…。……いつからあの場に居た?どこから話を聞いた?
    聞きたくても聞けない疑問が頭をぐるぐる駆け巡る。
    「セツカ、…………こないだの。」
    「え?」

    2006-11-06 20:50:00
  • 248:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「こないだ、ゆったやん?オレ…お前の事好きやで」   
    ―――ドキン…―――
    佑馬が真剣な目をするから―――離せない。      
    「お前がオレの事どんな風に思ってるか知ってた。笑 …けど、別にオレ、割り切った付き合いとか出来る奴じゃないで?」

    2006-11-06 20:57:00
  • 249:

    なお◆l4UcoxfPVQ

                 
    「……………え……、どういう……」          
    言葉の意味が頭の中で整理出来ない。  ただ、鼓動だけが早さを増していく。              
    「お前が望んでる様な男を演じてまで、傍におる口実が欲しかっただけ。 んま情けねッ笑」

    2006-11-06 21:06:00
  • 250:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    切なげに微笑む佑馬に、あたしの胸がズキッと音を立てた。
    立ちすくむあたしを前に佑馬は携帯を取り出す。      
    ―――バキバキッ…―――    
    「ちょッ佑馬!!!何やってるん!!!?」
    いきなり彼は携帯を真っ二つに折って道端へ叩き付けたのだ。

    2006-11-06 21:14:00
  • 251:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    そして、飛び出したFOMAカードを拾い上げ、それさえも折り曲げてしまった………ッ。
    「オレいっぱい女なんかおらんで?お前がいいねん。誰かが付けたキスマークなんか見たないから!」
    力いっぱいあたしを抱き締める佑馬の胸が、ドクドクと早鐘をうっている………。  
    彼の鼓動が愛しくて、切なくて、自然とあたしは彼の背中に腕をまわしていた。

    2006-11-06 21:26:00
  • 252:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「せかすつもりなんかない過去の事も分かってるから。でもオレは大丈夫やから、お前を裏切ったりせーへん。…………ゆっくり考えてて?」
    あたしの体を離し、頭にポンポンと軽く手を乗せる。
    それからタクシーのおっちゃんに行き先を告げあたしを車に押し込んだ。
    「明日携帯買ったら連絡するッ……………ッあぁー、番号ゆって。笑」「えッ…ぁ090の××××…」
    「………………………………よし。笑 じゃゆっくり寝ろな、おやすみ」「……おやすみ…」

    2006-11-06 21:36:00
  • 253:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    タクシーがゆっくり走りだし、やがて佑馬が見えなくなった。            
    こんなに想われていたなんて。……………淋しさを紛らわせる為に利用していたあたしを、
    あんなに想っていてくれたなんて。

    なんて馬鹿な事してたんやろあたしは………

    2006-11-06 21:42:00
  • 254:

    名無しさん

    ・゚・(>_

    2006-11-07 00:16:00
  • 255:

    なお◆l4UcoxfPVQ

                 
    《―――――ごめん、子供が出来た。》         
    あの日、待ち合わせ場所のカフェに来たのは、彼と―――――――――――――――あたしの親友だった。                 
    あたしに《愛してる》と言った唇が、あたしに《ずっと一緒に居る》と約束したその声が、あたしだけを映していたはずの貴方の瞳が

    2006-11-07 07:17:00
  • 256:

    なお◆l4UcoxfPVQ

                   
    ――あたしを深い、深い、真っ暗闇の谷底へ突き落としたんだ――


    2006-11-07 07:19:00
  • 257:

    なお◆l4UcoxfPVQ

                 
    目の前でしっかりと繋がれた手。            
    なんで?          
    その手のぬくもりは…あたしのものやったはずやんな?  彼の隣は、あたしの場所やったはずやんな?             

    2006-11-07 07:26:00
  • 258:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    忘れかけていた暗闇が顔を覗かせる。            
    過ぎ行く時が暗闇を胸の奥へと追いやり、忘れたフリをする事で無理矢理傷を塞いでいた。           
    でも忘れられてなんかいない。           
    塞がれてなんかいない。    
    苦しいよ…淋しいよ。 またそうして裏切られるくらいなら、依存なんてしたくない………誰か助けて。

    2006-11-07 07:35:00
  • 259:

    なお◆l4UcoxfPVQ



    ―誰かあたし暗闇から救いだして…!―      

    2006-11-07 07:37:00
  • 260:

    なお◆l4UcoxfPVQ



    ―…佑馬ならあたしを助けてくれる…?―       

    2006-11-07 07:48:00
  • 261:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ――――――――――――――焼ける様な喉の渇きでハッと目が覚めると、そこは自分の部屋。自分のベッドの上だった。
    あたしの目の前には、腹がたつほど綺麗な寝顔をしたハルキが、あたしの手を握り締めてスースー寝息をたてている。
    ……………あったかい。   
    起こさない様にゆっくりとベッドを抜け出し冷蔵庫へと向かう。
    「ふぅ……」

    2006-11-07 07:56:00
  • 262:

    名無しさん

    続き書いてえ?

    2006-11-08 23:31:00
  • 263:

    名無しさん

    ぃっもゎすぐ小説あきんのに、コレばりおもろい!!

    2006-11-09 05:22:00
  • 264:

    名無しさん

    主さん
    書いてください?
    めちゃおもろいよなあ♪

    2006-11-09 09:47:00
  • 265:

    少し更新止まっていてすみませんm(__)m今日時間があれば更新したいと思いますが……無理だったら遅くても明日の夜にはすすめます☆お待たせして申し訳ないです(>_

    2006-11-09 11:14:00
  • 266:

    名無しさん

    ほんまに読み始めたら一気に読んでしまったぁ??

    ゆっくりでもいぃから完結してくださぃ??
    頑張ってね?

    2006-11-09 13:26:00
  • 267:

    名無しさん

    あげ?

    2006-11-09 21:18:00
  • 268:

    さぁち

    早く読みたぃォォ

    2006-11-10 00:25:00
  • 269:

    名無しさん

    50件前ってみられへんの?

    2006-11-10 02:18:00
  • 270:

    名無しさん

    (^O^)

    2006-11-10 06:45:00
  • 271:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    たくさんのレスほんとに有難うございますm(__)m遅くなりましたが今から更新していきます(^-^)

    2006-11-11 00:49:00
  • 272:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ガランとした冷蔵庫にはもうほとんど食材がなく、とりあえずミネラルウォーターを一気した。……てか買い物行かななぁ……
    乾いていた喉が一気に潤されてゆく。
    久しぶりの元彼の夢は、ひどく後味が悪く、今までもそんな日は決まって一日憂欝になってしまっていた。               
    ソファに腰をおろし煙草に火をつける。

    2006-11-11 01:02:00
  • 273:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    空中に繰り返し吐き出される煙を眺めては、昨日の出来事を思い返してみた。
    そういえば女の子にぶったたかれた左頬がなんとなく痛いし…笑
    そもそもなんであたしがこんなトバッチリ受けなきゃいけないのか。…………てか、あの子ってほんまに客なんやろうか。ひっかかって仕様がない…            
    女の子の事や佑馬の事が頭の中をぐるぐると駆け巡る。

    2006-11-11 01:17:00
  • 274:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「セツカちゃん…起きてたん?」
    突然の声にハッと我に帰って頭をあげると、ハルキがドアの前で立っていた。
    「あぁ…うん、おはよ」「もはよ。てかオレも水!」ハルキはそのままあたしの横にドカッと腰かけて水をごくごく飲み干した。それから『はぁッ…』と一息つきながらこちらへ向きなおす。
    「………な、何?」なぜか思わずあたしは目をそらしてしまった。するとハルキはそんなあたしの頭をヨシヨシと撫でだす。

    2006-11-11 01:27:00
  • 275:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「セツカちゃん昨日悲しそうな顔して寝てたねん」つぶやくハルキ。
    「……………ん……、てか寝てる時の顔見んとってよ笑」―――だからハルキは手握ってくれてたんかな。
    さりげない優しさに胸がぎゅッとなって、恥ずかしさにも似た気持ちでいっぱいに満たされてゆく。
    ハルキは、いつだってあたしに元気を与えてくれるんだ。
    そんなハルキをすごく愛しいって思う。

    2006-11-11 01:41:00
  • 276:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「元気なってきた。ありがと笑」あたしがそういうと、ハルキはいつもの様に八重歯をのぞかせながらニンマリ微笑んで
    「今日は買い物行かなな!鳥肉安い日やからまとめ買いしやな♪」と、立ち上がってのびをした。
    さっすがうちの主婦……笑

    2006-11-11 01:47:00
  • 277:

    なお◆l4UcoxfPVQ

                   
    ハルキ、           
    この時のあたしは………あんたとの別れがすぐそこまで迫ってるなんて、           
    これっぽっちも気付いてやしなかってん         

    2006-11-11 01:55:00
  • 278:

    名無しさん

    続き気になる?

    2006-11-11 02:45:00
  • 279:

    さぁち

    気になる。。。

    2006-11-11 05:56:00
  • 280:

    名無しさん

    あげ??

    2006-11-11 21:58:00
  • 281:

    名無しさん

    待ってるょ〜☆

    2006-11-13 11:29:00
  • 282:

    名無しさん

    (^O^)

    2006-11-13 17:10:00
  • 283:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    有難うございますm(__)m今日の夜中に更新しに来たいと思います☆

    2006-11-13 21:43:00
  • 284:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「あんたって免許もってたんや」「セツカちゃんこそ、車持ってたんや」
    そんななんて事ない会話をしつつ、ハルキの運転で買い出しに行く事になった。
    夏も間近に迫った空は青く、このままどこかに行ってしまいたい気持ちになる。

    2006-11-14 01:28:00
  • 285:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「そーいえばさ、あたしのメロディコールなんであゆのアレなん?」            
    ―もしもたった一つだけ願いが叶うなら…―        
    「いや、なんか好きやねんあの曲。それだけ笑」とハルキは柔らかく笑って続ける
    「一個だけ願いが叶うとしたらセツカちゃんは願い事何するー?」

    2006-11-14 01:35:00
  • 286:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「えーっ?笑 一つだけやろぉ?何願うんやろ…したい事もないし宝くじとかかなー、分からん笑」                
    そういえば昔は、世界中を飛び回る写真家になりたかった。
    この空を繋がる世界中の空を眺めたかった。 スチュワーデスに憧れた時もあったし、花屋さんにもなりたかった。
    昔は、子供の頃は、皆夢があったり純粋に何かを願う事が出来たのにね
    大人になる事は、その何かさえ自分でも分からなくなってしまうんだ。

    2006-11-14 01:45:00
  • 287:

    なお◆l4UcoxfPVQ

                  
    スーパーに着くとハルキの目がキラキラ輝きだし、しきりに新婚みたや〜ん♪とはしゃいでいる。笑 
    夕方のスーパーはおばさま達で溢れていて、賑わいをみせていた。
    「キャベツに大根…あ、もやし安い!ちょセツカちゃん味噌探してきてっ」「ハィハィ…」我が家の主婦はいきいきとあたしをパシらせやがる。

    2006-11-14 01:53:00
  • 288:

    慣れないスーパーをあっちこっちとうろうろしながら………あった。
    なんとか調味料コーナーを発見し味噌を選ぶあたし。「どれでもいいんかな……」ぼんやり選別していると、
    「すいません、後ろ通ります…」カートを押した主婦が声をかけてきた。
    「あっすいませ……………」                         
    ―――ドクンッッッ……!―――" " "06/11/14 01:59

    2006-11-14 01:59:00
  • 289:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    心臓が止まるかと思う程びっくりした。―――握りつぶされそうな程の痛み。              

    なんで………        
    なんで……!?        
    「か…おり……」

    2006-11-14 02:03:00
  • 290:

    にぃ

    この小説ょかねぇ☆

    2006-11-14 02:12:00
  • 291:

    名無しさん

    もしもたった一つだけ…って曲のタイトルなんでしたっけ?
    邪魔してすいません?

    2006-11-14 02:47:00
  • 292:

    名無しさん

    ↑そーゆー意味で書いてないと思いますが?
    歌詞を言ってるだけかと…ワラ

    2006-11-14 14:34:00
  • 293:

    名無しさん

    上の人↑何言ってんの?

    2006-11-14 16:01:00
  • 294:

    名無しさん

    >>291サン
    Never Everやと思う?

    2006-11-14 16:59:00
  • 295:

    名無しさん

    >>294さん
    ありがとうございます?
    友達に聞いてもわからなかったんで、助かりました?

    2006-11-14 19:06:00
  • 296:

    名無しさん

    ???めたぉもろひ?

    2006-11-17 11:50:00
  • 297:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    遅れましたが更新していきます☆質問に答えて下さった親切な方、大変ありがとうございますm(__)m

    2006-11-18 18:07:00
  • 298:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    思わずあたしの口からこぼれた封印したはずの名前。
    「え…」
    振り返った彼女はあたしを見るなり目を丸くして立ち尽くす。
    「セツカ………」
    そう懐かしい声であたしの名前を呼ぶ彼女。すると

    2006-11-18 18:13:00
  • 299:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「かおり!!一人さっさ行くなよー」
    あたしの後ろから彼女を呼ぶ大きな声。
    ――――――――まって……足が動けない。後ろの気配が近づくにつれ体がすくんでゆく。こないで
    「あれっあ!かおりの友達さん??すいませ………」

    2006-11-18 18:18:00
  • 300:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    後ろから覗き込んだ彼も絵に書いた様に驚いた表情で固まる。            
    今あたしの目の前にいるこの2人は、まぎれもなく『あの日』、あたしを地獄に突き落とした省吾と香織なのだ。

    2006-11-18 18:23:00
  • 301:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    彼の腕にはしっかりと可愛い赤チャンが抱かれている。
    「久し…ぶりやね2人とも」
    あたしは締め付けられる喉からやっと声をふりしぼった。 赤チャン、無事生まれたんやね…。
    「セツカこそ、元気やったんか…?」省吾は気まずそうにあたしに笑いかけ、香織はうつむいて黙り込んでしまった。

    2006-11-18 18:28:00
  • 302:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    なんであんたがそんな顔で黙り込むわけ?なんであんた達がそんな辛そうな顔してんの?なんで今更目の前に現われるん…!
    ――目の前が真っ暗になりあたしの足元がくずれていくような気がした―――――心の中が暗闇で覆われていく。

    2006-11-18 18:33:00
  • 303:

    名無しさん

    (^O^)

    2006-11-18 20:33:00
  • 304:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「こんにちわぁ♪」
    いきなりの明るい声であたしは我に帰る。突然やってきたハルキがいきなり省吾達に挨拶をしたのだ。
    「わぁ!むちゃ可愛い赤チャン!何才なんすか?」かまわず喋り続けるハルキにあたし達は唖然とし、省吾がとまどいながらも答えた。
    「もぅすぐ1才やで…って、え、セツカの彼氏…?」そう言いながらあたしとハルキを交互に見る。
    「ちが…」

    2006-11-18 20:54:00
  • 305:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「あ!どーもハルキっていいます初めましてー!」
    ハルキがあたしの言葉をさえぎる様に満面の笑顔で2人に挨拶をした。――――――――――その瞬間の2人はホッとした様な、ほんとに心から安心した様な顔であたしを見た。
    「セツカ…お前っえらい男前な彼氏つかまえて!ほんま元気そうで嬉しいわぁ!」と省吾。「ほんまに、セツカも相変わらず綺麗し」と香織。
    ハルキは一人でいやいやいや〜とニコニコ。

    2006-11-18 21:01:00
  • 306:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「まぁね。笑 じゃあ…またね!行こ!ハルキ」
    馬鹿ハルキの腕を引っ張りあたしは味噌を引っ掴んで二人に別れを告げた。

    「……あんた…何なんよ」ハルキを睨んだと同時に
    「セツカ!」と呼び止められ、振り替えると香織がまた後ろから少し走って来た。

    2006-11-18 21:08:00
  • 307:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「………」
    「………あたし………、あの、あたし……」
    香織が何を言いたいかは分かっている。『ごめんね』の一言。
    「香織、可愛い赤チャンやなぁ幸せそうやし良かった」あたしの言葉でうつむいて口ごもっていた彼女がバッと顔をあげた。
    そしてその瞬間幸せそうに、ほんとに幸せそうな笑顔で香織はうなずいた。

    2006-11-18 21:17:00
  • 308:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    彼女のその笑顔を見た瞬間あたしは胸の中が何とも言えない気持ちでいっぱいになった。
    自分でもよく分からない感情。
    『あの日』を境に記憶の隅へ追いやっていた2人。
    かつて愛していた彼と大切だった親友。
    あたしを暗闇へ落とした…………

    2006-11-18 21:29:00
  • 309:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「ちょっと寄り道しよっか」
    買い物をすませ、帰りの車中でハルキが言いだした。あたしが答える間もなく車はマンションとは反対の方角へ走りだす。            
    40分程走っただろうか、車は山道へ入りすっかり夜になっていた。
    「遠いし。」「ごんめー、はい着いた!」

    2006-11-18 21:35:00
  • 310:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    車の前にいきなりすごい夜景が広がった。
    夜の大阪の街にネオンがキラキラ輝いて、あたしは吸い込まれるように見入る。
    「………………」「穴場スポットやねんで☆てか冬やったらもっと綺麗ねんけどなぁ」
    ハルキはそう言うけど、綺麗すぎる夜景があたしの押し殺していた感情を揺さぶり、気がつけばパタパタと涙がひざに落ちていた。

    2006-11-18 21:42:00
  • 311:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「あんたが彼氏やと思ってあからさまに安心した顔して……肩の荷でも降りたかの様にさぁ。笑……………………う。」
    そんなあたしをハルキが何も言わず抱き締めたりするから
    「う…うわ―――ん!!」ほら、声まで出して泣いてしまったじゃない。

    2006-11-18 21:46:00
  • 312:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「セツカちゃんの肩の荷も降りて良かったなぁ」あたしの頭を撫で、包み込む様に抱き締めながらハルキは呟いた。
    ―――――――――――――――そうやね、あたし、ホッとしてた。香織が幸せそうに笑って、ホッとしてん。
    あの2人を誰より知ってたあたしやから、あの2人があたしの事をずっと引きずりながら今まで居たんだろぅって事も分かっていた。       
    誰より大切な2人だったからこそ、
    誰よりも憎かった。

    2006-11-18 21:55:00
  • 313:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    あたしの省吾への愛はもう確かに終わっててん。
    だけど、暗闇が終わらんかったのは、あたしが2人を許せずに居たから。       
    前に
    前に進まなきゃ。

    2006-11-18 22:00:00
  • 314:

    名無しさん

    (^O^)

    2006-11-18 22:02:00
  • 315:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「ハルキ…ありがとう…」そう言うと彼は体を少し離してあたしの涙を拭ってくれた。
    そして、子供をあやす様に優しく笑って頭を撫で続けた。            
    今日ハルキが居たから、あたしは吹っ切る事が出来たんだ。ハルキが居たから……

    2006-11-18 22:08:00
  • 316:

    名無しさん

    あげとく

    2006-11-20 02:17:00
  • 317:

    ?めぃ?

    この話大好き?
    主サン、頑張ってね??

    2006-11-24 01:14:00
  • 318:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    更新遅れていてスミマセンm(__)m次の更新は明日の夜には出来ると思います。応援してくれている方、本当に有難うございます☆

    2006-11-24 11:16:00
  • 319:

    さやか

    忙しい中、更新大変だと思うケド頑張ってね!!

    2006-11-24 20:37:00
  • 320:

    名無しさん

    ここの主は遅れる時とかちゃんと間にひとこと言ってくれるから待てるわぁ、頑張ってね!

    2006-11-24 23:54:00
  • 321:

    名無しさん

    ??

    2006-11-25 06:26:00
  • 322:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    応援レス本当に有難うございます、本当はもっと丁寧に返したいのですが完結も間近なので、このままお相手下さいm(__)m

    2006-11-25 18:31:00
  • 323:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    あたしの心は確かに2人の間で揺れていたんだ。
    真っすぐに好きだとぶつけてくれる佑馬。
    それから、…ハルキ。ハルキは理屈じゃなくて、あたしを包んでくれる。

    彼の気持ちは分からないけど、あたし自身わ2人に確実にひかれていたんだ。

    2006-11-25 18:39:00
  • 324:

    妃菜

    スゴイおもしろいです?
    続き楽しみにしてま?す?
    頑張って下さい?

    2006-11-25 18:41:00
  • 325:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    それから、心の中にポツンと引っ掛かっていたもの。          
    あの女の子は結局誰?
    ハルキに彼女は?
    ずっとハルキの事については聞けずにここまで来たけど、
    初めにあんたの事ちゃんと聞いておけば良かったのにな。

    2006-11-25 18:46:00
  • 326:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ありがとうございます(>_

    2006-11-25 18:51:00
  • 327:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    スウェットはデニムに履きかえ、上からニットカーデを羽織りスッピンにはサングラス。
    ホステスの予定がない休日なんてこんなものだ。笑
    サロン渡しに行くだけやしちょっとなら路駐いけるか〜と車の鍵を掴んでちゃっちゃか家を出発。
    一応車からハルキの携帯にコールしたが出ない…まだ開店前だし直接店で渡して大丈夫だろう!

    2006-11-25 19:02:00
  • 328:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    店の前に到着すると、念の為もっかい電話をかけてみる。――――――――――――――――――――――――……………出ねぇ!怒
    掃除かなんかしてんやろな…まぁいいや!そのまま店行っちゃえっ!
    てな感じであたしは車を勢いよく飛び降り、まっすぐバーのあるビルへ足を踏み入れた。

    2006-11-25 19:07:00
  • 329:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ハルキの店は3階にある。エレベーターが静かに開くと、目の前はすぐ店の扉があった。
    看板の電気はまだ灯されていない、大丈夫かな。
    「すいませーん…」
    ゆっくりドアをあけ、顔だけ突っ込んで中を覗く。

    2006-11-25 19:13:00
  • 330:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「あれ…」店の中は薄暗く、ガランとして誰もいない。あたしはおそるおそる店内へ足を踏み入れる事にした。
    「すいませーん、…ハルキぃ?」
    そう広くない店内を呼び掛けると、キッチンの奥の方でハルキの声がした。キッチンの奥はこないだ入った小さい部屋だ。

    2006-11-25 19:18:00
  • 331:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ホッとしながらもキッチンへ入っていくと、ドアの奥ではもぅ一人。ハルキとは違う声がした、

    ――――………女の子…………?

    2006-11-25 19:26:00
  • 332:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「いつまで帰って来えへん気なん!?」
    女の子の声が響く。あたしはキッチンの中で動けないでいた。
    少しだけ開いていたドアから、向こう側にいるハルキの横顔だけが覗いている。
    帰ってけーへん……って?

    2006-11-25 23:48:00
  • 333:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    あたしの鼓動が早鐘を打ちはじめる。
    状況が理解出来ない癖に、あたしの頭の中では勝手に最悪な解釈ばかりされてゆく。


    「ハルキ……好き…」

    2006-11-25 23:55:00
  • 334:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    目の前で繰り広げられてるこの状況は…何?

    ハルキに腕をまわし唇を重ねるその女の子は      

    まさしくあたしを殴ったあの子だ。

    2006-11-26 00:05:00
  • 335:

    名無しさん

    気になる?頑張って完結させてね??

    2006-11-26 00:15:00
  • 336:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ありがとうございますm(__)m今日はもう少し更新します★途中で寝てしまったらごめんなさい(>_

    2006-11-26 00:29:00
  • 337:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    どうやって帰って来たのか覚えてなんかいない。
    あの瞬間からあたしの目の前がスモークでもかかったかの様にぼんやりし、いつのまにか帰ってきた自分の部屋。
    あたしは電気もつけずソファに座っていた。

    2006-11-26 00:34:00
  • 338:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    薄暗い部屋の中、突然鳴りだした携帯のバイブがお尻のポケットから響いている。  
    ―着信・佑馬―       
    あたしは携帯をそっと閉じた。

    2006-11-26 00:43:00
  • 339:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    別に何を考えていたわけでもない、パッと部屋に電気がついて、振り替えるとハルキが立っていた。
    「えセツカちゃん!なーしてん、どしたん??」
    気が付くと何時間も立っていた様で帰って来たハルキはかなりうろたえている。

    2006-11-26 00:49:00
  • 340:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「あーっとお帰りぃ☆ちょい考え事してたわぁ」
    「は?電気もつけんと!?」
    「落ち着くねんで笑」
    ハルキは腑に落ちない顔をしたがあたしは無視して「もー寝るわぁ」とすぐにベッドにもぐりこんだ。

    2006-11-26 00:54:00
  • 341:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ハルキとどんな顔して向き合えばいいのか分からない。……2人の間に揺れて置いて都合がいいってのは、わがままだって事は分かってる。
    嫉妬する立場でない事も分かってる。

    そんな事分かってる。

    2006-11-26 00:57:00
  • 342:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「んなオレも寝る!今日飲んだから一瞬で寝れそうやし」と言いながらハルキは歯磨きをしに行った。
    あたしは静かに目を閉じて、彼が戻って来る頃にはもぅ眠っているフリをする。

    2006-11-26 01:01:00
  • 343:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「セツカちゃん寝るん即効やな笑」眠ったフリをするあたしを見て彼は小さく笑い、そして隣にもぐりこんで来る。
    「むっちゃ手冷えてるやん…」ハルキはつぶやいて大きな手であたしの両手を包む様に握り締めた。
    ……あったかい。

    2006-11-26 01:12:00
  • 344:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    やがて、スースーと本当に「即効」で寝息をたてはじめたのはハルキの方だった。
    ゆっくり目をあけると、ハルキは手を握ったままムカツク程綺麗な寝顔をあたしに向けている。

    2006-11-26 01:15:00
  • 345:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    なぁ、             
    ほんまは、
    どこの誰で
    何をしてた子で……                 
    なんで来たのがあたしんとこやったん?

    2006-11-26 01:18:00
  • 346:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ほんまは帰る所があるんじゃないん?

    ハルキには帰る胸があるんじゃないん?

    分からへん。

    2006-11-26 01:22:00
  • 347:

    なお◆l4UcoxfPVQ



    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――…
    結局朝まで寝付く事が出来ず、ようやくついた眠りから覚めた頃にはもう、ハルキは仕事へ出かけた後だった。

    2006-11-26 01:26:00
  • 348:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    重たい体を引きずりベッドから抜け出しソファにうなだれる。
    それから煙草に手を伸ばしかけた時だった―――――

    ピンポンピンポ―ン――……

    2006-11-26 02:16:00
  • 349:

    名無しさん

    あげ

    2006-11-26 02:57:00
  • 350:

    さやか

    主さん、話しがいつもちょうどいいとこで終わるから、ますます気になる

    2006-11-26 20:47:00
  • 351:

    名無しさん

    うちもそれ思う?早く書いて?

    2006-11-27 00:39:00
  • 352:

    名無しさん

    (^O^)

    2006-11-27 22:06:00
  • 353:

    さぁち

    早く書いて???

    2006-11-28 14:13:00
  • 354:

    名無しさん

    あげ

    2006-11-29 13:15:00
  • 355:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    エントランスからのチャイムが部屋に鳴り響く。
    エントランスにはカメラがついているので、あたしはのそっとインターホンの受話器横についた小さな画面を覗き込み、………それから息を飲んだ。
    「………………なんで。」

    2006-11-29 21:19:00
  • 356:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――……
    「コーヒーしかないけど…」
    「おかまいなく。」
    テーブルにカップをそぞろと置くと、あたしは煙草に火をつけた。
    入れたばかりのコーヒーの香りと、嗅ぎ慣れない甘い甘い香水の香りが部屋中で混じりあう。

    2006-11-29 21:25:00
  • 357:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ソファには、栗色のロングヘアーに、白い清楚なワンピースで身を包んだ【彼女】が、それこそピクスドールの様にそこに座っていた。
    そう、例の【彼女】である。                
    「で、今日は何の用なんかな?」
    この異様とも言える沈黙を、先に破ったのはあたしだった。

    2006-11-29 21:32:00
  • 358:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    すると彼女は、顔色をぴくりとも変えずこう言った。
    「いくら欲しんですか?」                
    「は?」            
    想定外の彼女の言葉にあたしは状況が全く理解出来ない。
    出来るはずがない。

    2006-11-29 21:39:00
  • 359:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    困惑して何も言えないでいるあたしに彼女は鼻で笑いながら続けた。
    「24才で…失礼やけど独身のホステスさんなんですよね。まぁしたたかにもなると思いますけど、…まさかお金以外にもハルキに何か求めてるんですか?笑 付き合うとか」
    「ちょ、ゆってるか意味が分からんねんけど、てか自分がどこの誰かくらい名乗るくらいしたら?」

    2006-11-29 21:49:00
  • 360:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「名乗る価値あるんですか?まぁいいけど…あたしは箔蓮会病院の娘の白石マリです、ハルキと結婚したら…あたしもいずれあなたの店のオーナー夫人にもなるんやから覚えといてな。笑」

    彼女が鼻で笑いながら、喋れば喋る程あたしの頭の中は真っ白になっていった。               
    「オーナー……って…ハルキが…?…」

    2006-11-29 22:00:00
  • 361:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「それは知らんかったんや?ハルキのパパは製薬会社以外にも飲食業界や夜の業界にも進出してて、あなたの店のオーナーでもあるねんで、笑」               
    一瞬にしてハルキが遠くに行ってしまった気がした。     
    いや、……はじめから遠い人やったって事なんやね。             
    「で、いくら?」彼女は冷たい目をしながらボーゼンとするあたしを見る。

    2006-11-29 22:10:00
  • 362:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「そんなんいらんから」
    「…………あそ。まいいや」彼女は横においたバッグをごそごそ探ると、封筒を取出し机の上へポンと置いた。
    「ハルキがしばらくお世話になりました、これは気持ちなんで置いていくから…そろそろハルキ返してな、じゃああたし帰ります。」
    そう言いおわると、コートとバッグを持って彼女は立ち上がり、一口も飲んでいないコーヒーを
    「ごちそうさま」と部屋を後にしていった。

    2006-11-29 22:19:00
  • 363:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    あたしはソファにドサッと腰かけると、彼女が来る前吸いかけた煙草に火をつけた。
    ……指先が震えている。               
    なぁハルキ、……頭が整理出来へんねん、        
    あんたは何であたしんとこに来たん?

    2006-11-29 22:26:00
  • 364:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    結婚前に羽根のばしたかった金持ちのぼっちゃんの…………
    遊びに付き合わされただけって事なん?                    
    今までの時間や言葉や…日々全部、なんやったんよ     
    なんであたしんとこに来たんよ…っ

    2006-11-29 22:30:00
  • 365:

    なお◆l4UcoxfPVQ

      


    ――その夜、ハルキはうちには帰らなかった。                    

    2006-11-29 22:34:00
  • 366:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ちょっと頭痛なんで治ったらまた後で書きますm(__)m

    2006-11-29 22:40:00
  • 367:

    名無しさん

    がんばってね

    2006-11-29 23:42:00
  • 368:

    名無しさん

    楽しみです?
    主さんの頭痛が早く治りますようにッ?

    2006-11-29 23:44:00
  • 369:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ありがとうございます、また今から少し更新しますm(__)m

    2006-11-30 05:17:00
  • 370:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    次の日も結局ハルキは帰らず、そしてまた今日も、仕事を終わらせたあたしは、一人あの部屋へ帰る。       
    連絡の1つすらなかった。   
    そしてまた、あたしもハルキにメールの1つも送る事が出来なかったんだ。

    2006-11-30 05:21:00
  • 371:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    誰もいない殺風景な部屋が静かにあたしを迎えた。
    もともと飾りっ気のない部屋だったけど、ハルキがいる事で、いつのまにかあんなにも明るく、暖かい部屋になっていたんだと、…………今さらながら実感してしまった。

    ハルキ……もうこのまま帰らへんの……?

    2006-11-30 05:26:00
  • 372:

    なお◆l4UcoxfPVQ


    淋しい…           
    そう思ったら一気に感情と共に涙が溢れだして、あたしはリビングに崩れ落ちてしまった。

    2006-11-30 05:40:00
  • 373:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ハルキ、一人は淋しい
    一人にせんとってよ     
    なんでおらんの?      
    いつもみたいにアホな事ゆうてよ
    八重歯見せて笑ってよ…

    2006-11-30 05:43:00
  • 374:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    あたしは無意識に携帯を取出し、指がハルキの名前を探しだし、ボタンを押す。             
    ♪♪♪♪♪♪〜        
    ネバーエバーだ。

    2006-11-30 05:48:00
  • 375:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    その曲が鳴ったのは、受話器の向こうともう一つ…………

    ――玄関。

    2006-11-30 05:51:00
  • 376:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    びっくりして振り替えると
    「あれ、セツカちゃんオレにかけてるし笑」

    少し八重歯を覗かせながらはにかんだハルキが
    ハルキがそこに立っていた。

    2006-11-30 06:05:00
  • 377:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「何しに、来たん?」   
    淋しくて淋しくて掛けた電話。
    振り替えると彼がそこにいて、いつも通りの笑顔で、どうにかなりそうな程あたしの胸は踊った。
    なのに         あたしの口から出たのは正反対の言葉だった。
    嬉しさと同時に胸によぎったのは、ハルキは本当は、遠い人だということ。

    2006-11-30 06:11:00
  • 378:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ハルキは笑顔を曇らせ、それから
    「セツカちゃん…ごめ…親父が倒れて…。帰れんかった。」
    とうつむいた。
    「そぉ…やったんや、………お父さん大丈夫なん?」
    「うん、もういける…」

    2006-11-30 06:15:00
  • 379:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「そっか、良かったな……………。」
    ハルキには聞きたい事や言いたい事がたくさんあったはずなのに、言葉が見つからない。
    あたしはただ
    「マリって子……来た」
    その一言をやっと伝えた。

    2006-11-30 06:33:00
  • 380:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    するとハルキは顔色を変えず、静かに答える。
    「うん…マリから聞いた。なんか、ごめんなあいついきなり押し掛けてきて…」
    「いきなり押し掛けて来たんはあんたも一緒やん!!!!」
    あたしがいきなり出した大声に、ハルキは一瞬びっくりした顔をして、それから……悲しい目をしてうつむいて話しだした。

    2006-11-30 06:39:00
  • 381:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「オレ、が…家出たんは…、マリと結婚する気が、…無かったから。で。……あいつの事は、好きやけど幼なじみで妹みたいなんやし…今時、家の為に結婚とか無理やって思って逃げてきてん。」
    ハルキは玄関からゆっくり話ながら一歩一歩あたしに近付いてくる。
    そして

    2006-11-30 06:48:00
  • 382:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「せつかぁ…」彼はあたしを力いっぱい抱き締めた。切なく甘い彼の匂いと体温に包まれ、何度も込み上げる涙を必死にこらえた。
    「好きや…好きやねん。でも親父が倒れてもぅいつまでも逃げてるんわあかんて思った。」
    ハルキは震えながら、あたしを抱き締める腕にさらに力を入れ、耳元でささやいた。
    「オレを信じて待ってて」

    2006-11-30 06:56:00
  • 383:

    なお◆l4UcoxfPVQ

                     
    その瞬間、あたしの中で2つの答えが出たんだ。    
    なぁハルキ、

    あたしな

    2006-11-30 06:59:00
  • 384:

    なお◆l4UcoxfPVQ

                   
    あんたの事が

    好きやったんや。            

    2006-11-30 07:01:00
  • 385:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    あたしはゆっくりと彼を自分の体から離し、しっかりと言った。          
    「ハルキ、もぅ同棲ごっこはおしまい。」

    「え…」

    2006-11-30 07:05:00
  • 386:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「あんたは結婚して成功するんやろ?」
    ―いやだ、結婚なんかしないで…
    「むっちゃいい事やん、何がそんなに嫌なん?」
    「セツ…」

    2006-11-30 07:09:00
  • 387:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「ずっとここにおられてもあたしも迷惑やし」
    ―本当はずっと一緒に居たい
    「それにあたしあんたの事………」                                                    
    「好きじゃない。」      
    ――――――――――――――――愛してる――――――――――――――――――――

    2006-11-30 07:14:00
  • 388:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ハルキはあたしの肩を掴んでいた手を力なく床に落とし、涙をひとすじ、頬に流した。



    「…………バイバイ、ハルキ」

    2006-11-30 07:18:00
  • 389:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    突然春風が舞い込む様に現われたハルキ。
    八重歯を覗かせて、無邪気な犬の様にいつもあたしにひっつきまわって、それから夜は一緒に眠ったね。
    たまに意地悪にあたしをドキドキさせては、優しさであたしを癒し、傍に居てくれた。
    ごく自然に、あたしの生活に溶け込み、いつしか心の中にもあんたは住み着いたみたいやわ。
    ハルキぃ

    2006-11-30 07:26:00
  • 390:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    あんたは名前の通り春の希望。
    あたしは雪の華って書いてセツカ。
    あんたがあたしの心をあったかくしてくれた。     
    でもな、たかがホステスのあたしがあんたを幸せにしてやれるはずないやん。こうするのがあんたの幸せって分かってる。
    住む世界が違ったわぁ…

    2006-11-30 07:32:00
  • 391:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    でも、あんたの最後の言葉で、今度はあたしまっすぐ生きていける。            
    ずっと
    ずっと
    心にあんたを思いながら。

    2006-11-30 07:34:00
  • 392:

    なお◆l4UcoxfPVQ

                                          

    「それで良かったん?」  
    ハルキと別れて一週間程たったミナミの夕方。
    テキトーに入ったカフェで佑馬が煙草に火をつけつぶやいた。

    2006-11-30 07:40:00
  • 393:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    「うん、これで良かったで」
    アイスコーヒーをストローで掻き混ぜながらはっきりそう返すと、佑馬は一瞬考えて、それから
    「オレを利用して頼ってくれたら良いのに笑」
    と、小さく笑った。
    「ありがとう、笑。でも、大丈夫」「何回もふるなや笑」「スマソ笑」

    2006-11-30 07:46:00
  • 394:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ハルキに出会ってなかったら佑馬に恋してたんかな。
    そう思ったら人って、
    偶然ってすごく不思議だと思う。               
    夏が過ぎ、冬が来て、
    あの日からもぅ何度、独り寝の夜にあんたを想って泣いたやろう。

    2006-11-30 07:53:00
  • 395:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    もしも
    たった一つだけ
    願いがかなうなら…
                 
    この曲だって、何回繰り返し聞いた事か。

    2006-11-30 07:57:00
  • 396:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    人は、とうてい叶うはずのない思いを、「もしも叶うなら」……なんて言葉に乗せて夢を見る。          
    叶うなんて思ってもいないから、
    願わずにはいれないんだ。

    2006-11-30 08:01:00
  • 397:

    なお◆l4UcoxfPVQ

    ―――その日は寒い夜だった。
    あたしはあの店をとっくに辞めてミナミへ戻り、相変わらずホステスとしての毎日を送っていた。
    「お姉さん、すいません、何してはるんですかー?」いつもの仕事の帰り道、いつものキャッチ。
    いつもと違うのは、つい歩きながら顔をあげてしまった事。

    2006-11-30 08:06:00
  • 398:

    さやか

    主さん、更新ご苦労様です★もうセツカちゃんになったみたいな気持ちで読んでました。別れの時も、泣きそうになっちゃいました!もうすぐ完結かな?でも最後まで読みます★★

    2006-11-30 10:50:00
  • 399:

    名無しさん

    切なすぎる?せっかく想い合ってんのに‥‥?
    続き気になりすぎて変なりそうや?笑

    2006-11-30 11:04:00
  • 400:

    名無しさん

    これって実話ですかぁ?

    2006-11-30 11:29:00
新規レスの投稿
名前 (8文字まで)
E-mail
必須本文 (750文字まで)
?H?を見ている人におすすめの掲示板

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。
※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。