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1:
なお◆l4UcoxfPVQ
もしもたった1つだけ
願いが叶うなら
君は何を祈る
あたしは…
ずっと春希とおりたい2006-09-25 13:01:00 -
371:
なお◆l4UcoxfPVQ
誰もいない殺風景な部屋が静かにあたしを迎えた。
もともと飾りっ気のない部屋だったけど、ハルキがいる事で、いつのまにかあんなにも明るく、暖かい部屋になっていたんだと、…………今さらながら実感してしまった。
ハルキ……もうこのまま帰らへんの……?2006-11-30 05:26:00 -
372:
なお◆l4UcoxfPVQ
淋しい…
そう思ったら一気に感情と共に涙が溢れだして、あたしはリビングに崩れ落ちてしまった。2006-11-30 05:40:00 -
373:
なお◆l4UcoxfPVQ
ハルキ、一人は淋しい
一人にせんとってよ
なんでおらんの?
いつもみたいにアホな事ゆうてよ
八重歯見せて笑ってよ…2006-11-30 05:43:00 -
374:
なお◆l4UcoxfPVQ
あたしは無意識に携帯を取出し、指がハルキの名前を探しだし、ボタンを押す。
♪♪♪♪♪♪〜
ネバーエバーだ。2006-11-30 05:48:00 -
375:
なお◆l4UcoxfPVQ
その曲が鳴ったのは、受話器の向こうともう一つ…………
――玄関。
2006-11-30 05:51:00 -
376:
なお◆l4UcoxfPVQ
びっくりして振り替えると
「あれ、セツカちゃんオレにかけてるし笑」
少し八重歯を覗かせながらはにかんだハルキが
ハルキがそこに立っていた。2006-11-30 06:05:00 -
377:
なお◆l4UcoxfPVQ
「何しに、来たん?」
淋しくて淋しくて掛けた電話。
振り替えると彼がそこにいて、いつも通りの笑顔で、どうにかなりそうな程あたしの胸は踊った。
なのに あたしの口から出たのは正反対の言葉だった。
嬉しさと同時に胸によぎったのは、ハルキは本当は、遠い人だということ。2006-11-30 06:11:00 -
378:
なお◆l4UcoxfPVQ
ハルキは笑顔を曇らせ、それから
「セツカちゃん…ごめ…親父が倒れて…。帰れんかった。」
とうつむいた。
「そぉ…やったんや、………お父さん大丈夫なん?」
「うん、もういける…」2006-11-30 06:15:00 -
379:
なお◆l4UcoxfPVQ
「そっか、良かったな……………。」
ハルキには聞きたい事や言いたい事がたくさんあったはずなのに、言葉が見つからない。
あたしはただ
「マリって子……来た」
その一言をやっと伝えた。2006-11-30 06:33:00 -
380:
なお◆l4UcoxfPVQ
するとハルキは顔色を変えず、静かに答える。
「うん…マリから聞いた。なんか、ごめんなあいついきなり押し掛けてきて…」
「いきなり押し掛けて来たんはあんたも一緒やん!!!!」
あたしがいきなり出した大声に、ハルキは一瞬びっくりした顔をして、それから……悲しい目をしてうつむいて話しだした。2006-11-30 06:39:00