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幼なじみはホスト?

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  • 1:

    柚子◆z48lQcAxso

    隣町の幼なじみ。同じ土地で同じ職業…
    腐れ縁かな(;-_-+

    2006-10-11 05:01:00
  • 78:

    りにゃ

    しぉりん(・∀・)?

    2007-02-23 10:21:00
  • 79:

    大樹◆dmOXlJunGo

      …―1年前―…

    最近柚子から連絡がない。三日に一度は連絡してきて、他愛もない話をしていたのに(・・;)。
    (そういえば俺から連絡することなんかなかったな…。)
    それぐらい柚子は定期的に俺に連絡してきてはその日あったことを嬉しそうに話していた。

    2007-02-25 04:37:00
  • 80:

    大樹◆dmOXlJunGo

    『アイツ彼氏でもできたんかな…。近況報告しろや(;-_-+水くさいなぁ。』
    独り言を言いながら携帯を手に取り、メモリ検索をする。
       ?000柚子?
    発信ボタンを押し、携帯を耳と肩ではさんでタバコに火をつける。

    2007-02-25 04:44:00
  • 81:

    大樹◆dmOXlJunGo

    【おかけになった番号は現在使われておりません。】( ̄□ ̄;)!!
    冷たい機械音が聞こえる。『柚子め〜!!俺に何の断りもなく携帯代えやがって?もう絶交や?』

    …パタンッ!!…ガシャン!!…バタン!!
    勢いよく携帯を閉じた後、壁に投げ付け、すぐに部屋を出た俺は扉を力任せに閉めた。

    2007-02-25 04:51:00
  • 82:

    大樹◆dmOXlJunGo

    その足で家の階段を勢いよく下りる。
    『オカン〜!!』
    『なんやうるさいなぁ?ただでさえ無駄にデカイねんから階段くらい静かに下りや!!』
    『…(;-_-+桜木さんちの柚子おるやん?今何してるかわかる?携帯急に繋がらんくなってんやん。』
    『は?あんた知らんかったん?』

    2007-02-25 04:56:00
  • 83:

    大樹◆dmOXlJunGo

    『新地のホステスさんやで(^O^)なんや売れっ子みたいやわぁ♪』
    ……………………………………………………………………………………………………………………………………………( ̄□ ̄;)!!
    (新地の…ホステス…?!あの柚子が?)
    キャバクラだのクラブだのにまったく免疫がなかった俺は夜の世界なんて俺や柚子には別次元の世界だと思っていた。
    そんな俺もその3日後には一人のホストとして、夜に生きることとなる。

    2007-02-25 05:05:00
  • 84:

    大樹◆dmOXlJunGo

     
     
     
     

    2007-02-25 05:09:00
  • 85:

    大樹◆dmOXlJunGo

    『いらっしゃいませ!!』あれから一年…。がむしゃらになって働き、元?1の仁さんをはじめとする先輩や店のスタッフ達に支えられ、やっと掴んだ?1の座。

    王座を守るためなら何でもする。何にだってなってやる。疑似恋愛をしたい客には色恋…。太い客には枕…。嘘の台詞に作り物の人格…。甘い言葉に優しい笑顔。
    気付けば俺は夜の世界に染まっていた。

    2007-02-25 05:21:00
  • 86:

    大樹◆dmOXlJunGo

    今日は金曜日。繁華街が一番賑わう日だ。
    現在AM3時。俺のエースで色カノの直美が店に来る時間だ。
    『いらっしゃいませ!!』ほらな?時間ピッタリ。
    直美『疲れたぁ!!大樹っ!とりあえずビール!!』
    『直美おかえり♪今日も時間ピッタリやん♪いい子いい子♪』

    2007-02-25 05:29:00
  • 87:

    大樹◆dmOXlJunGo

    俺は直美に「いらっしゃい。」とは絶対に言わない。なぜなら直美は毎日同じ時間に現れる。
    だから「おかえり。」と言ってやり、俺の女である安心感とエースである優越感を与えてやる。
    直美『大樹も好きなん飲んでな?』直美はビールを一気に喉に流し込み、上目使いで俺を見る。
    『ありがと♪とりあえず俺もビール♪まだ直美と乾杯してないもんな。』
    『いらっしゃいませ!!』俺と直美のビールがテーブルに並ぶ頃、宿カノの沙織が来た。

    2007-02-25 05:41:00
  • 88:

    大樹◆dmOXlJunGo

    沙織はミナミのキャバクラで働いていて、収入は並。週3日ぐらい来るのだが、もっぱら焼酎を下ろしてはヘルプのホストに一気飲みさせラストまで楽しむ。言わば〔金を落とさない客。〕
    細いくせにタチが悪い。俺の店から程近いマンションに住んでいて、たまに直引きもできる。だから宿カノにした。…ただそれだけの存在。直美と被った日は対抗してシャンパンを下ろす。
    沙織は嫉妬深くて独占欲が強いから最近めんどくさい。新しい宿カノを見つけたらいつ切ったっていい。それだけの女。

    2007-02-25 05:51:00
  • 89:

    大樹◆dmOXlJunGo

    『沙織いらっしゃい♪割り物何にする?』
    沙織『今日は緑茶にする♪ぅ♪』
    まだ早い時間の為、店内の俺の客は直美と沙織の2組。
    あまり早い時間からヘルプに負担をかけるのは可哀相だと思った俺は、とりあえず沙織の席に着くことにした。

    2007-02-25 05:57:00
  • 90:

    大樹◆dmOXlJunGo

    沙織『大樹?直美さん来てるんやろ?なんでずっと沙織のとこおってくれるん?』
    『まだ時間も早いし、この後何組来るかわからんから今のお前との時間大切にしたいねん♪俺が大事なんは彼女の沙織だけやから。』唇から勝手に出ていく思ってもないような台詞。
    沙織『嬉しい♪大樹が沙織にお金使わさんのも沙織が本カノやからやもんな♪今日もヘルプの子の休憩席にしてくれていいからっ♪』

    (この女、相当頭痛いな。お前んとこに着いたヘルプが何人安い酒で潰されてると思ってるねん。)

    2007-02-25 06:08:00
  • 91:

    大樹◆dmOXlJunGo

    『ほんまありがとうな?今日も沙織に甘えさせてもらうわ♪』
    ニッコリ笑い、優しい口調で囁く。
    頭の中は苛立ちでいっぱいなのに。

    ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪大樹大好き直美さんからドンペリ頂きましたぁ!!!!♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪爆音が鳴り響く。なかなか席に戻らない俺に見かねて直美がシャンパンを卸したんだ。

    2007-02-25 06:14:00
  • 92:

    大樹◆dmOXlJunGo

    『沙織?ちょっと待っててな?』
    沙織『…大樹ぅ。飲み過ぎんといてな?今日帰ったら…してほしいから。』

    (彼女きどりやめろや…。)『ん。いい子で待ってろよ。』
    沙織の頭をポンッと撫で、直美の席へと急ぐ。

    2007-02-25 08:16:00
  • 93:

    大樹◆dmOXlJunGo

    直美はシャンパンを5本卸し、シャンパンコールが終わった。

    沙織の席にはヘルプがついていないようで、こっちをチラチラ見てはつまらなさそうにしている。
    (ちょっと間放置しとこ。)

    2007-02-25 11:06:00
  • 94:

    大樹◆dmOXlJunGo

    『いらっしゃいませ!!』俺の客が次々と来店し、いつものように忙しく席を回る。
    『大樹さん。』
    新人が俺に耳打ちをする。『新規のお客さまが大樹さんを指名したいそうです。』
    『ん。わかった。後で行くわ。』
    新規客が案内された席を見ると、仁さんと速見がついてくれていた。(あの二人なら安心やな。)

    2007-02-25 11:13:00
  • 95:

    大樹◆dmOXlJunGo

    仁さんは挨拶程度で、すぐに新規の席を離れたようなので、常連客に挨拶を済ませ、先程俺を指名してくれた新規客の元へと向かう。
    『いらっしゃい♪呼んでくれてありがと♪』
    (…新地のホステスかな)
    ……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………( ̄□ ̄;)!!
    スルメをくわえながらマヌケな顔をして振り向いたのは思いがけない奴だった…。

    2007-02-25 11:22:00
  • 96:

    大樹◆dmOXlJunGo

    『ゆッ・ゆゆゆゆッ…ゆず…さん?!(◎-◎;)』


    アイツも相当驚いているようだ…。
    『たッ・たたたたッ…たいじゅ…さん?』

    2007-02-25 11:29:00
  • 97:

    大樹◆dmOXlJunGo

    うるさい爆音…。飛びかう笑い声…。開いた口が塞がらない俺。
    目の前にはお姫さま仕様の柚子様…。
    『大樹くん?やったけ!?早くこっちに座りらさぁい!!』
    サエちゃんも来てるやん!!しかも俺のことわかってないし(;_;)
    落ち着け俺っ!!とりあえず営業スマイルやっ!!

    2007-02-25 11:35:00
  • 98:

    名無しさん

    『柚子?久しぶりやん♪まさか店来るとは思ってなかったわぁ♪一瞬酔いさめたからなぁ。ニコ♪』

    いつもに増して優しい笑顔を柚子に向ける。
    柚子はまだ目を真ん丸くして俺を見ていた。

    2007-02-25 11:39:00
  • 99:

    名無しさん

    フィクシヨンやったんや

    2007-02-25 12:50:00
  • 100:

    名無しさん

    思った

    2007-02-25 13:49:00
  • 101:

    大樹◆dmOXlJunGo

    ありがとうございます?大樹のモデルは居るんですが、物語はフィクションとなっています?

    2007-02-25 19:00:00
  • 102:

    名無しさん

    アゲ

    2007-02-26 13:44:00
  • 103:

    名無しさん

    あげ

    2007-02-27 02:46:00
  • 104:

    名無しさん

    あーげー

    2007-02-27 16:08:00
  • 105:

    名無しさん

    かかへんのかナァ?

    2007-02-27 20:01:00
  • 106:

    名無しさん

    おもった(x_x;)

    2007-02-27 21:52:00
  • 107:

    大樹◆dmOXlJunGo

    いつも読んでくれてありがとうございます?お待たせしました?今から少し書きます?

    2007-02-28 07:29:00
  • 108:

    大樹◆dmOXlJunGo

    久しぶりに会った柚子は少し痩せていて、化粧も髪型も【夜の柚子】になっていた。
    一年間の空白…。一体何から話したらええねん(◎-◎;)

    …と。
    新人ホストが耳打ちをする。《直美さんからドンペリです》

    2007-02-28 07:37:00
  • 109:

    大樹◆dmOXlJunGo

    (まじかよ…)
    『柚子?ちょっと待っててな!後で飯でもいこ♪』

    まだ唖然としている柚子。こいつには後で説明するとしよう…。柚子の頭をポンポンと撫で、直美の席へ向かう。
    『直美ぃ〜!今日のお前ピッチ早すぎ。』

    2007-02-28 07:43:00
  • 110:

    大樹◆dmOXlJunGo

    直美『あの子…。初めて見る顔やね。大樹の様子が変やったから呼んでんけど。新規?』
    不機嫌そうに下から俺を覗きこむ直美。
    『あっ…ああ。新規やで?知り合いに似てたからちょっとびっくりしたけど、人違いやったみたいやわ。』直美『元カノ?笑』
    『まさか。何?お前もしかして妬いてんの?』
    言いながら俺は上からの目線で直美の頬に触れる。

    2007-02-28 07:53:00
  • 111:

    大樹◆dmOXlJunGo

    シャンパンコール―。
    直美『ちょっと妬いたかも。』
    酔った直美が爆音の中、俺の耳に囁く。
    『可愛いな。お前が一番やで?』
    直美の耳元で甘い言葉を囁き、そのまま軽く彼女の耳たぶを噛む。

    2007-02-28 07:58:00
  • 112:

    大樹◆dmOXlJunGo

    (見たかこのハイテンション。これで全員俺様に視線集中…)

    (^o^;

    いや…サエちゃんも柚子も話に夢中でまったく見てないし( ̄□ ̄;)!!

    2007-02-28 08:11:00
  • 113:

    大樹◆dmOXlJunGo

    仁『お帰り♪せっかく柚子ちゃんとイイトコやったのにぃ!!』

    横を見ると目が完全にハートになっている柚子様…。その視線の先には間違いなく俺じゃなくて仁さん…。
    (そういえばコイツ昔から仁さんみたいな顔がタイプやったもんな…。)
    『仁さん。コイツ俺の幼なじみやから仲良くしたってな!』

    2007-02-28 08:18:00
  • 114:

    名無しさん

    つづきがよみたい↑
    大樹と柚子が恋な落ちるとみた?

    2007-02-28 08:19:00
  • 115:

    大樹◆dmOXlJunGo

    なんだかくやしくて、言わなくてもいい事まで言ってしまう俺…。
    必死に仁さんに何かを伝えたそうな柚子を見て、なんだか腹がたったから説明もせずに他の席を回り始める。
    (柚子…。ホストなんかにハマんなよ!!)

    幼なじみの柚子には無駄な金を使ってほしくない―。胸の中のモヤモヤを消すために、とにかく席を回って飲み続けた。

    2007-02-28 08:29:00
  • 116:

    大樹◆dmOXlJunGo

    営業時間も中間地点にさしかかり、それぞれの席でシャンパンが次々と卸る。
    めずらしくクリュグを卸した紗織の席についていると、ボーイが俺に耳うちをする。『あちらの新規のお客さまからドンペリ10本頂きました…。』

    ボーイの目線の先には………………………………………………………………………………………ゆ・柚子!?

    2007-02-28 08:39:00
  • 117:

    大樹◆dmOXlJunGo

    (何してんねん!!アイツ…!無駄金使いやがって。ドンペリ一本なんぼやと思ってんねん?)
    普通なら嬉しいシャンパンも幼なじみに卸されたとなっては黙ってられない俺。
    半ば逆ギレで柚子に掴み掛かる。
    『アホか!おまえはっっ!?(@_@;)』

    2007-02-28 08:44:00
  • 118:

    大樹◆dmOXlJunGo

    俺の訴えは爆音に掻き消され、長いコールが始まる。
    (柚子め〜!!後で詰めたるからなぁ?!!)

    柚子のシャンパンに闘争本能を掻き立てられた客達によって、俺は閉店間近までシャンパンを飲み続けるハメに…?
    お陰で売り上げは上がったけど、柚子に金使わしてどぉすんねん…。

    2007-02-28 08:50:00
  • 119:

    名無しさん

    こんなぇぇホストぉるん

    2007-02-28 08:56:00
  • 120:

    大樹◆dmOXlJunGo

    略なしです?

    2007-02-28 09:04:00
  • 121:

    大樹◆dmOXlJunGo

    営業が終わり、来客全員にお礼のメールを送った後、宿カノの紗織に連絡を入れる。
    [今日は実家に帰るから、一緒に寝られへんわぁ。ごめんな?〕
    性懲りもなく今日もヘルプに無理な飲ませ方をして楽しんでいた紗織。この時から俺の中では紗織と別れることが決定していた―。

    (決定したはいいけど今日どこで寝よ…(*_*)。)

    2007-02-28 09:12:00
  • 122:

    大樹◆dmOXlJunGo

    117さん?ありがとうございます?
    完結まで愛読して頂けたら光栄です?

    123さん?大樹のモデルは一応私の幼なじみで、元ホストなんですが、物語はフィクションとなってます?
    私自身もホスト自体あまり行ったことがないので、半分は妄想で書いてます?笑『それは大げさやろ?』って部分もチラホラ出てくるかとは思いますが、その辺はフィクションということで勘弁してやってください??今日はここまでです?お休みなさい??

    2007-02-28 09:32:00
  • 123:

    名無しさん

    お疲れさま?

    2007-02-28 09:41:00
  • 124:

    名無しさん

    すごい読みやすいし面白い?がんばって?

    2007-02-28 10:22:00
  • 125:

    名無しさん

    応援の書き込み読みづらくてイヤやからなるべくやめてほしいで?

    2007-02-28 11:19:00
  • 126:

    名無しさん

    お疲れジャン??また読みにきます〜??

    2007-02-28 13:18:00
  • 127:

    ?

    しおリ

    2007-02-28 14:45:00
  • 128:

    大樹◆dmOXlJunGo

    応援ありがとうございます?
    今から少しだけ書きます?

    2007-03-03 10:43:00
  • 129:

    大樹◆dmOXlJunGo

    店を出て、柚子を待たしてある喫茶店に入る。

    ―カランカラン…。
    不機嫌な顔でミックスジュースをブクブクとさせながら俺を待つ柚子。
    (あの行儀悪いクセまだ治ってないんや…(*_*)

    2007-03-03 10:49:00
  • 130:

    大樹◆dmOXlJunGo

    柚子が俺に気づく。
    さっき久しぶりに店で見たときは、すごく大人っぽく感じたのに、今…目の前にいる柚子はやっぱり昔の柚子で、あどけない表情に一瞬見とれてしまった俺はすぐに目をそらした。

    『お前何してんねん!無駄金使うなや!!』
    照れ隠しに横暴な態度を取り、椅子にドカッと座る。

    2007-03-03 11:02:00
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