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加奈〜17歳-20歳〜

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  • 1:

    カナ

    竹田加奈17歳から現在20歳… 色々ありました。実話です?読みにくいかもしれませんが完結までよろしくです?

    2006-04-02 22:27:00
  • 2:

    カナ

    あたし…竹田加奈。 中学生の頃から親を散々泣かしてきた。 中3にもなると、毎日のように門限を破って、夜中抜け出してナンパ待ち…。

    2006-04-02 22:31:00
  • 3:

    カナ

    そして、17歳……

    2006-04-02 22:35:00
  • 4:

    カナ

    別れて同棲解消した為、住むとこがなくなってしまった…。そんな時…『キャバ一緒にいかへん!?』
    当時、ちょくちょく遊んだりしてたコに誘われて、無職やったカナはそんなに抵抗もなく行くことにした。

    2006-04-02 22:37:00
  • 5:

    カナ

    『あたしが前ちょっと行ったことあるとこやし、店長も歳知ってるから♪』軽いノリでそぉ言った、このコは…アヤ。アヤは小柄で《かわいい》って言葉がぴったりって感じの子。

    2006-04-02 22:42:00
  • 6:

    カナ

    カナはまったく初めてやったから緊張してどぉしたらいいか分からん状態…。適当な面接を受けて即接客することになった。アヤと2個1でテーブルにつくものの、全く話が盛り上がらんまま閉店を迎えてしまった…。

    2006-04-02 22:46:00
  • 7:

    カナ

    『あ〜もぉ嫌…』
    たった数時間で自分の情けなさに気付く。と、同時に一気に自信喪失……… カナにはこの仕事向いてない……単純にそぉ思った。

    2006-04-02 22:48:00
  • 8:

    カナ

    仕事が終わってアヤと話していたら、「カナ行くとこないんやったら一緒に住む?」アヤは地元で一人暮らし。カナは遠慮しながらもアヤんちに転がりこんだ。

    2006-04-02 22:51:00
  • 9:

    カナ

    『あ〜…働かないと…』
    生活費を稼がないといけない。カナの頭ん中では夜しかないって考えしかなかった。…けど、失敗したことを考えるとなかなか行動に移せない…。

    2006-04-02 22:53:00
  • 10:

    カナ

    途方に暮れながら必死やったカナは、夜働いてそうなコに片っ端から電話をかけて紹介してもらうことにした。「仕事探してんの??じゃぁ、うちの店おいでや!」

    2006-04-02 22:58:00
  • 11:

    カナ

    ひとつ年上のリナに紹介してもらうことになり、ミナミで待ち合わせをして店を案内してもらうことになった。店内に入り、カナはビックリしてしまう…。

    2006-04-02 23:01:00
  • 12:

    カナ

    必要以上に大きい音で流れるユーロビート。せわしなく店内に響くマイクコール。ひとつひとつのテーブルがピンクの薄いカーテンのようなモノで区切られていて、女の子は男の人の上に座っていた… そぅ……カナが案内されたのは…セクキャバだった…。

    2006-04-02 23:05:00
  • 13:

    カナ

    「慣れれば楽やで♪キャバより時給もいいし!」リナは明るく言った。
    『…最初に言ってよ…』心の中で思いながらも、カナの財布の中はもぉほとんどからっぽやった為、腹をくくって働くことにした。

    2006-04-02 23:08:00
  • 14:

    カナ

    カナの顔はまぁ至って普通レベル。それなりに恋愛してきたし、かわいいってぐらいは言われるようなレベル…。ただ、乳だけはEカップとそれなりにでかかった!(笑) 「カナちゃんはおっぱい大きいね〜」親父達は夢中になっていた…

    2006-04-02 23:17:00
  • 15:

    カナ

    『……き…気持悪い…』そんなことを思っても仕事は仕事…。我慢するしかない。。「ありがと〜♪」愛想笑いで答える。
    《5番テーブルカナさん!!カナさんはアップ〜!》店内にマイクコールが響いた。アップとは席を外れること。「あっ!カナ呼ばれたから戻るわ〜」そぉ言って席を立とうとすると、

    2006-04-02 23:22:00
  • 16:

    カナ

    「カナちゃん行っちゃうの〜!?俺指名していいかなぁ〜?」カナの腕を掴んで親父はそぉ言った。初日で初接客で初指名…。
    カナはビックリしたと同時に『この世界なら生きてける…』そぉ思ってしまった。。

    2006-04-02 23:26:00
  • 17:

    カナ

    その日から、カナはセクキャバの世界に入り込んでしまった…。慣れとは怖いものだ。あれだけ気持悪かった親父達はもぉすでに金にしか見えていなかった。
    お店の雰囲気なんかはめちゃめちゃよくって、女の子同士の派閥もなくみんな仲良くてカナはすごい楽しかった。

    2006-04-02 23:32:00
  • 18:

    カナ

    一緒に住んでいるアヤはこの時昼バイトをしていたケド、毎日楽しそうに過ごしているカナを見て、「アヤも行きたい!」と言ったので、カナはアヤと一緒に働くことになった。

    2006-04-02 23:38:00
  • 19:

    カナ

    家でも仕事でも休みでもアヤと一緒にいて、自分らでもビックリするぐらい仲良くなった。人見知りが激しいアヤは店でカナ以外とはほとんど話さなかったせいもあって、店では《カナとアヤはレズや!》とまで噂されるぐらいで(笑)喧嘩も全くすることなかった。

    2006-04-02 23:42:00
  • 20:

    カナ

    仕事にも慣れて、カナとアヤは店を移って頑張った。アヤは元々顔もかわいかったし、一気にナンバー1になり、カナもそこそこ成績をあげてた。

    2006-04-02 23:45:00
  • 21:

    カナ

    移った店はかわいいコが多いと評判でなかなか忙しい店。その裏側では、《未成年の店》…カナやアヤを始め、レギュラーメンバー含め体験に来る子でも、ミテコの子しかいてなかった。

    2006-04-02 23:48:00
  • 22:

    カナ

    カナは店に19歳と言ってた。客にミテコやって言いふらされたり嫌やったから。。元々老けてたカナが19歳と言って誰も疑うことなかった。この店も女の子同士みんな仲良かったから、嘘つくんは嫌やったけどボロ出すことなく隠し通した…。

    2006-04-02 23:52:00
  • 23:

    カナ

    ほぼ毎日出勤で、がむしゃらに働いてたカナやけど、この間全く恋愛しなかった訳じゃなぃ。
    本気で好きになった人もいた…。

    2006-04-02 23:56:00
  • 24:

    カナ

    いつも通り、仕事に励んでたある日…。
    《28番カナさん〜!カナさんは3番テーブルセカンド〜!》マイクコールで、3番テーブルにつくことを指示された。

    2006-04-03 00:00:00
  • 25:

    カナ

    「こんばんわ〜!!カナでぇ〜す!!!」超笑顔で席に行くと、若めの客。。
    彼は大学生で今日初めてセクキャバに来たと言った。《大学生か……ちっ!金持ってないな…》正直頭の中では金のことしか考えてない(笑)
    適当に世間ばなしを続ける…。《3番テーブルカナさんアップ〜!!》だいたい一人につく時間は10分。。世間話をしている間に呼ばれてしまった。

    2006-04-03 00:06:00
  • 26:

    カナ

    「ゴメン〜!喋ってただけやったけど、呼ばれてもぉたから戻るわぁ〜」カナは笑顔で手を振って席を離れた。
    待機に戻って、煙草吸って休憩してた時…《28番カナさん〜3番テーブルにシートバック〜!》コールがかかる。

    2006-04-03 00:12:00
  • 27:

    カナ

    カナが行ってたこの店は、40分セットで10分交代で女の子を回した後、ボーイがどの子がよかったか聞きに行って、選ばれた子が席に戻って延長交渉をする…(それをシートバックって呼んでた。)とゆうシステムでやってた。カナはコール通り3番テーブルに戻った。

    2006-04-03 00:16:00
  • 28:

    カナ

    「ただいま〜!!」笑顔で戻ると、彼も嬉しそうに笑った。「俺、カナちゃんめちゃタイプでまた呼んでもーたわ!(笑)」
    若い男にそぉ言われると単純に嬉しかった(笑)よく見ると男前で、「また来てまいそう!」の言葉にカナは番号交換することにした

    2006-04-03 00:20:00
  • 29:

    カナ

    大学生で金がないのにも関わらず、カナに会いに指名で店に来てただ話をして帰る…そんなけんじにカナは客とは違う感情が入ってしまっていた…。そのうち店が終わってから遊ぶようにもなり、家まで送ってもらったついでにカナはけんじを家にあげた。

    2006-04-03 00:29:00
  • 30:

    カナ

    何気なく会話をしている時、けんじはいきなり真顔になりカナを見つめた…。
    「…何…?どした?」カナは不思議に思って問掛ける。すると、けんじは視線を反らし、下を向きながら口を開いた…。「俺っ!本気でカナのこと好きやねん…!付き合ってほしぃ…!!」

    2006-04-03 00:34:00
  • 31:

    カナ

    突然のけんじの言葉に驚いてカナは戸惑った…。けんじのこと嫌いではない…ただカナの頭ん中で《客》ってことが引っ掛かってしまってた…。ただ、けんじのことを傷つけたくない…
    どぉしていいか分からず下を向いたままのけんじを見た…

    2006-04-03 00:39:00
  • 32:

    カナ

    けんじは、ずっと下をむいたままだったケド、それでもカナはけんじの気持ちを感じとった。
    けんじが耳まで真っ赤にして少し震えているように見えたから…《この人は本気なんや…》カナはけんじの気持ちを受け止め、付き合うことにオッケーした。けんじはカナがビックリするぐらい喜んでくれた。

    2006-04-03 00:45:00
  • 33:

    カナ

    そんな純粋なけんじに、カナは本気で好きになった。少しでも一緒に居たい…その気持ちが大きくなり、地元を離れて店のコの家に一緒に住ましてもらった。家が近くなると、けんじと会える時間が増える…

    2006-04-03 00:50:00
  • 34:

    カナ

    けんじとはほぼ毎日のように会った。バイクで海に行ったり、ラブホ行ったり…カナはめちゃくちゃ幸せやった。けんじが悩んでるとも知らずに…

    2006-04-03 00:53:00
  • 35:

    カナ

    「なぁ!仕事やめへんの?」ある日、いきなり言われた。けんじが悩んでた原因…。それは、カナの仕事のことやった。
    「俺、正直きつい…カナが他の男に触られてるんやと思ったらイライラして…つらい……」 《つらい…》確かにそぉやんな…カナは悩んだ。。今仕事を辞めることはできひん…生活費は?携帯代は?お金が必要やのに……

    2006-04-03 01:01:00
  • 36:

    カナ

    「わかった…やめるよ…」カナは嘘をついた。実際は生活費もいるし、こんなに楽しい店を辞めたくなかった…。仕事に行く時は、けんじに「友達とカラオケ行ってくる〜!」と嘘をついた。そして仕事中…ココロの中で《ゴメンね…》とけんじに謝った…

    2006-04-03 01:07:00
  • 37:

    カナ

    そんな生活も一ヶ月が過ぎた頃…
    いつも通り、けんじと一緒に過ごしててカナがお風呂に入ってる間…たった15分ぐらいの間にカナの幸せは奪われた……

    2006-04-03 01:10:00
  • 38:

    カナ

    「ふ〜さっぱりしたぁ!」とゆぅカナに、
    「…………」けんじは無言で下を向いたまんま…
    カナはいつもと違う空気にすぐに気付いた。パッと目に止まったんは、けんじのすぐ横にあるカナの携帯…。《携帯見られた!》カナは直感的に思った。。何気なく携帯を取り、送信メールを確認すると、『今日はありがと〜!楽しかったょ♪』明らかに客に送ったメールを消し忘れていた…

    2006-04-03 01:16:00
  • 39:

    カナ

    しーんっとする部屋…
    「……お前…仕事やめてなかったん…?」けんじが静かに口を開いた。「………」カナは返事を返せなかった……。
    そんなカナを見てけんじは立ち上がり、「もぉ無理やな」そぉ言い残して玄関に向かった…。ポタッ…その瞬間カナの目から涙が溢れ出た。

    2006-04-03 01:21:00
  • 40:

    カナ

    カナは急いで玄関に向かうけんじを追った。
    「ごめッ…違うねんッ!……ほん…まに…ごめ…ん…なさぃ…ッ!おねッが…い…いかんといて…ッ!!」裸足のまま外に飛び出し必死でけんじに謝った。
    でも、けんじは無言でカナを見ることもなくバイクにエンジンをかけた…

    2006-04-03 01:28:00
  • 41:

    カナ

    エンジンの音にカナの声はかきけされ、けんじはそのままバイクを走らせた。
    けんじの後ろ姿を見つめながら、カナは道の真ん中に座り込み泣き続けた……

    2006-04-03 01:30:00
  • 42:

    名無しさん

    見てるよ?頑張って??

    2006-04-03 02:01:00
  • 43:

    カナ

    ありがとうございます??

    2006-04-03 02:20:00
  • 44:

    カナ

    なんで仕事やめへんかったんやろぅ…なんで携帯おきっぱなしにしたんやろぅ…なんでメール消さんかったんやろぅ……何に後悔したらいいのかもわからんまま、ただただ泣き続けた……。

    2006-04-03 02:23:00
  • 45:

    カナ

    どれぐらい泣き続けたやろぅ…。風呂上がりで半乾きやった髪の毛はすっかり乾いてしまっていた…。
    《とりあえず家入ろう…》涙も枯れてきて我に返った瞬間…。
    「…かなッ!」

    2006-04-03 02:27:00
  • 46:

    カナ

    名前を呼ばれて振り返るとそこには、帰ったはずのけんじが立っていた…。
    「ずっと外いてたん?…ゴメン……ゴメンな…」
    けんじはカナを強く抱き締めた。カナは訳がわからないまま、けんじを抱き締めた返しけんじの胸の中で、また涙を流した…。

    2006-04-03 02:31:00
  • 47:

    カナ

    二人で家に入り、カナが落ち着くまでけんじはずっと抱き締め続けた。
    「…心配で……やっぱ俺カナのこと好きやから…戻ってきた…」けんじの気持ちはいつもカナのココロに響く…。この時もただ単純に愛されてることを実感して、けんじの腕の中で泣きながら謝った…。

    2006-04-03 02:36:00
  • 48:

    カナ

    幸せが戻ってきたことで、カナは浮かれていた…。浮かれすぎていた……。
    アノときもっと冷静になれていたら、小さな小さな《異変》にも気付くことができたんかな……

    2006-04-03 02:39:00
  • 49:

    カナ

    それからカナは仕事に行かんようになった。できるだけケチって生活して、2週間程立って遂に生活費が尽きた時、けんじに嘘をつくことなく一日だけ仕事に行くと言った。けんじは嫌がったけど、なんとか許してもらい久しぶりに出勤することになった。
    2個1のアイカとサクラと店に向かう…

    2006-04-03 02:45:00
  • 50:

    カナ

    「カナちゃん先行ってて〜!あたしらコンビニ寄るわ!」アイカとサクラはコンビニに行ってしまった。
    カナは一人で先に店に向かった…本当にいつも通りに…。店の異変に何も気付かずに……

    2006-04-03 02:50:00
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