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〜夜の話〜ホストノナカミ
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1:
咲夜◆.G65IhUTKQ
いつからやろーな。恋やら愛やらもわからんようになってた。
俺に感情が無くなる前、無くなってから。
ホストをしてた時のこと全部本音で書きます。2006-10-30 07:58:00 -
2:
名無しさん
「マサキー!!カナ、アパレルするわ!!」 嬉しそうに就職の報告をしてくる当時の俺の彼女、カナ。付き合って半年くらいやった
。遊び盛りやった俺は浮気してたけどカナには全力で隠してたなー。 『そぉか☆頑張りや』
「なぁ、マサキは?・・・就職せーへんの?」 『ホストするわ。』 「え!?・・・まあ就職せーへんよりマシか☆お互い支え合っていこなー☆」
2006-10-30 08:16:00 -
3:
「咲夜!!ヘルプついて!!」 『はぁい!!』 夜の俺には咲夜と名前がついた。
最初雑用ばっかりやったけど、昔から浮気症やった俺は緊張することがなくアッサリ客がついてくれた。 【可愛い子やなー。ヤりたいかも】 『可愛いなぁ!美人やな!仲良くしよ★ニコニコ』 【・・・この子は正直あんまりやな】 『・・・☆ニコッ』
最初はまだ、仕事ってゆうか趣味?笑2006-10-30 08:45:00 -
4:
〜♪チャァリラー♪〜
【うるさ。…客の着信ちゃうなー…】 《カナ》 『…は…い。』 「あ、寝てた?…ゴメン」 『おぉ。』 「寝てたならまたかける☆おやすみ☆」 『はいよ。おやすみ』
ホストを始めて2週間後にはカナとの会話はほぼこれだけになってた。2006-10-30 08:52:00 -
5:
仕事が楽しくて楽しくて仕方なかった。 先輩達とも仲良くて店全体が家族・・・いや、グルやった。 そろそろ《咲夜》が定着してきた頃、先輩らはアドバイスをイッパイくれた。アドバイス・・・感覚をマヒさせるもんやった。 営業が始まる前の店内、ナンバー1の楓君がいつもより早く来て店の端に座り、一点を見てタバコを吸ってた。
隣に座って灰皿を拭く俺に楓君の視線がうつる。 【相変わらずカッコイイなぁ。女みたいな顔立ちやなぁ。】 「咲夜ぁー。」 『どーしました?』 「今日さぁ、俺をサイトで見たらしい有名ヘルス嬢が来んねん。」
『ほー!!いいっすね!!かなり可愛いんじゃないっすか!?』 フと楓君の目付きが鋭くなった。 「興味なぁ〜い。でも、とりあえず金の持ちようは半端やない。」 『はぁ。絶対持ってますよねえ・・・』 「今回、コンビ組むのに、咲夜を抜擢するわ(^-^)」 【・・・え?】2006-10-30 23:25:00 -
6:
咲夜◆.G65IhUTKQ
ゆっくりと扉が小さく開いた隙間から細い女が2人入ってきた。 一瞬でわかる。
アノ2コ1や。 「いぃぃらっしゃいませーい!!!」 みんなの視線は2コ1と楓の二点に集中する。 険しい顔で扉見た顔君が、自分の席を立ち上がって前髪に触れた瞬間に・・・たれ目の笑顔がつくられた。2006-10-30 23:46:00 -
7:
名無しさん
訂正(;^_^A
顔君→楓君2006-10-30 23:47:00 -
8:
咲夜◆.G65IhUTKQ
態度がデカい2人。 「楓君以外でイイ子おらんのーぉ?ユリアだけじゃなくてリンも楽しませてあげてくれなユリア達帰るからーあ」 楓君が眉にシワを寄せて困った顔をした。キレイに潤んだ目でユリアを見る。そしてクスっと無邪気に笑って魅せた。やさしい目のままユリアの目を真っすぐ見て言う。 「ユリアちゃんって優しいねんな(^-^)リンちゃんのこと大事にしてるユリアちゃんが可愛いよ」 【完璧やん。俺も絶対にリンはモノにする】 ユリアは態度を少し改めて楓君の動き1つ1つを凝視してる。その横で今も態度がデカいリン。 【今のうちに調子にのっとけ。】
2006-10-31 00:06:00 -
9:
咲夜◆.G65IhUTKQ
リンの所には従業員が群がってる。自分口座の客もほったらかしで。 俺はトイレに向かうのにリンの席の前を通るときリンの方を一切見ずに通った。その時、俺を見ながら楓君が2人に耳打ちしてるのが見えた。 【始まったか】 トイレから出て戻る時、やっぱり3人は俺を見た。 楓君と目を合わせたがお互いに反応はせず、俺はユリアを見てニコっと会釈してみた。 ユリアはすっかり楽しんでるようでニコっと笑う。そんなユリアを見てリンは無視して自分の席に戻った。 確かにリンは楽しくなさそうな顔をした。
【女はすぐ嫉妬するねん。例え相手が友達でもな。自分が1番でおりたいねん。そうゆう汚い気持ちには付け込みやすいわ。】2006-10-31 00:15:00 -
10:
咲夜◆.G65IhUTKQ
俺のペースになってる自分の客の席でタイミングを計るため黙り込む俺。 そんな俺を愛しそーに黙って見る客のアヤと目が合った。
『なんや?』 「あ、あ、なんでもないねん!」 アヤは風俗嬢。頭の回転も遅い。自分に自信を持ってない分、色は必要ない。 オラ営しかない。 『何もないから退屈や』 「あ、何か卸すわ!」 『・・・いい子やな☆』 これだけで口をモゴモゴさせて笑う。 【・・・何が嬉しいんか全くわからんわ。変な人ー】 俺のケータイが光る。 メール
━━━楓君━━━ 来い ━━━━━━━━2006-10-31 00:26:00