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林檎と月
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1:
雪弥
幻想の世界の物語を書きます。
ここは下界から遥か上の世界。
落ちこぼれ悪魔
ウリエルは今日も下界を眺める。2005-06-09 08:42:00 -
51:
「えっ!でもウリエルは馬鹿なのにどぉして頭に描けるの??」
目をキラキラさせてミカエルは聞いた。
『・・なっ!俺様は馬鹿じゃねーぞ!!』
「バカだよ。ねぇねぇ何で〜?」
笑顔が眩しい?
“ぅぐっ…、コイツ…天然かよ!?”2005-06-09 09:31:00 -
52:
『ちょっと位は知識持たねーとガブリエルがうるせーからな…』
ウリエルは頬をポリポリかいた。どうやら照れると出る癖らしい。
「ガブリエル??」
『んん、まぁー…なんつぅか…、親父みたいなもんだな…うん!!』
「ずっと一緒なの?」
『あ?おぉ拾われたからなっ』2005-06-09 09:32:00 -
53:
「ずっと一緒かぁ…」
寝床に腰かけたミカエルは
淋しそうに足をバタバタした。
『ニンゲン界は…嫌か?』
ミカエルは【はっ】っとウリエルを見上げた。
「・・・。」
何か言いたそうにして居るが言葉が出ないのだろう。泣きそうに見えた。2005-06-09 09:32:00 -
54:
ウリエルはミカエルの頭を
【ぽんぽんっ】とした。
『まぁ、なんだ…アレだよ…』
「???」
『逃げる事も必要だ…』
ウリエルは頬をポリポリかいた。ミカエルはそんなウリエルの姿がおかしくて、笑ってしまった。
ー少し救われた気がした。ー2005-06-09 09:33:00 -
55:
ーその頃ガブリエルは・・ー
真剣に調べてるかと思いきや…。“うぅむ、ストレスか…なる程…”
髪の毛のページに釘づけだ?
「ふむふむ…。ふーん…あ、なる程ねー」
その姿にはもはや威厳などなかった?
バカ決定戦だ。
ー類は友をよぶのかもしれない…ー2005-06-09 09:34:00 -
56:
《心の変化》
『なぁ!何でリンゴのタネなんか大事に持ってんだ?』
「…あ、コレ?埋めたら芽出るかなぁって思って」
ミカエルは無邪気に言った。
“・・・・。”
『あ、あぁ…かもな…』
ウリエルはとっさに嘘を付いた。ミカエルがあまりにも純粋だったから。2005-06-09 09:35:00 -
57:
“知らない方がいい事もある…。”
ウリエルはそう思った。
ミカエルは知らない方がいい。傷付くだろうから…。
ーこの世界で生命の誕生などありえないー
それが例え植物であってもだ・・・。2005-06-09 09:36:00 -
58:
全てが作られた世界。
今、呼吸をしている事さえ幻想なのかもしれない。
ふとそんな事を思った。
ミカエルとの出会いにより
ウリエルの運命が変わり始めていた。
ーもしも自分が悪魔でなければ、どう生きただろうか?ー2005-06-09 09:37:00 -
59:
《出会い》
どこからか声がする…。
弱々しく今にも消え入りそうな声。
探してみる
『ふぎゃあ…ふぎゃあ』
針葉樹の根元に青白い光があった。
“何故こんな幼い魂が…?”
そっと抱き上げる。
ーニンゲンの魂がこの世界に迷い込むなんて、前例がないー2005-06-09 09:38:00 -
60:
“他の悪魔に見つかっては厄介だ”
連れて帰る事にした。
彼の名はガブリエル。
昔、天使だった彼は大切な主人を守る為
やむおえず人を殺めた。
堕天使への降格は
この世界という《檻》へと導いた。2005-06-09 09:39:00