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??ノンフィクション??

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  • 1:

    ナナコ

    小説にして色んな人たちに伝えたいお話があります??すべて実話です?色々忙しくてすぐに更新出来ない時もあるかもしれませんが頑張って最後までお話します?拙い稚拙な文章ですがよければ読んでやってください?

    2006-11-15 02:37:00
  • 151:

    ナナコ

    なんとか電車に間に合ってガラガラの車内で携帯を手に取り早速マサヤにメールを打った。《今日さーりちゃんと色々話したよ?一緒にご飯も食べに行ったしカラオケも行った?また予備校復帰するって言ってたし安心してな☆色々心配してくれて話聞いてくれてありがと?また予備校でね?》次にヤスノリにメールを送った。《今日さーりちゃんが色々話してくれたよ?なんか色々あったみたいやけど全部話してくれたしさーりちゃんもいつも通りに接してくれたから??安心してな?また予備校復帰するって?またみんなで遊ぼってさ?よかったね?》2人にメールを送ったあと、電車の中で居眠りをしてしまってあやうく最寄駅を乗り過ごすとこだった。完全に安心☆一件落着といったかんじだった

    2007-01-24 13:16:00
  • 152:

    ナナコ

    数日後。予備校に来た私はマサヤたちと会う約束をしていた。入口近くで待っているとマサヤたちが来てなにやら嬉しそうにニヤニヤしている。私はまずさーりちゃんの話から始めよーとしたがショウタがそれを遮り1枚の紙を見せてきた。「合格通知」だった。続けてマサヤとコウキも紙を差し出した。3人共合格通知だった。私はビックリして「合格通知やん!3人共合格してる!やったやん!おめでとう!」私は我が身のように手を叩いて喜んだ。マサヤが照れながら「とりあえず3人共本命は流石に無理やったけど滑り止めは受かったしやっと肩の力抜けたわ」と言った。いくら滑り止めでも世間一般では難関私大の部類の大学だ。本当に嬉しそうだった。

    2007-01-24 13:26:00
  • 153:

    ナナコ

    私も本当に嬉しかった。みんなあんなに頑張ってたのだから神様はその頑張りを見ててくれたんだな☆と思った。私はとゆうと本命は滑ったが、第4希望の普通の私大には受かっていた。第3希望と第2希望の大学の合格通知は明後日だった。中堅私大だが、流石に公募推薦での合格は狭き門だった。「うちもマサヤたちみたいに受かってたらええなぁ。それなりに頑張ってきたし。」
    マサヤが髪をいじりながら「あんさ、ヤスノリの合格通知もナナちゃんと同じ日やしもしみんな無事合格してたらその日みんなで飲みに行こうや!」と提案した。

    2007-01-24 13:35:00
  • 154:

    ?

    今一気に読んだぁ??
    ほんまにこんな事あんねんなぁ?大変やったなぁ??続き早く読みたいわ?
    頑張って???

    2007-01-24 14:45:00
  • 155:

    名無しさん

    ぁげ?

    2007-01-26 00:14:00
  • 156:

    ナナコ

    あげてくれてありがとうございます?読んでくれている人がいてとても嬉しいです?>>169さん?はい、3年以上も前ですがこんなこともあったんです?実話なんであまりおもしろおかしくはできませんが続き読んでいただければ嬉しいです?

    2007-01-27 01:34:00
  • 157:

    ナナコ

    「そーしよそーしよ!」私もみんなも大賛成だった。「やっさん(ヤスノリ)にも連絡しとくな」と言ってみんな各自の授業の教室へと向かった。私とマサヤは同じ授業だった。2人きりになるやいなやマサヤは小声で私に「さーりちゃん、大丈夫やってんな。メール見て安心したわ。よかったよかった。」と耳元で話しかけてきた。「うん!なんか色々あったみたいやけど、全部話してくれて。最後はいつものさーりちゃんやった。ホンマよかった☆ありがとうな。」マサヤは笑顔でうんうんと頷き、嬉しそーな顔をした。マサヤはさっきはショウタやコウキがいるから気を遣ってさーりちゃんの話は避けていたようだった。ショウタやコウキは事情をよく知らないし、今は合格の喜びでうかれている2人に余計な心配をかけさせまいと思ったのだろう。それがマサヤの優しさなんだと改めて実感した。

    2007-01-27 01:45:00
  • 158:

    ナナコ

    合格発表当日。パソコンでも発表が見れるがあいにく私の家のパソコンが調子が悪く、見ることが出来ないのでドギマギしながら郵便屋さんが来るのを待った。夕方頃インターホンが鳴った。合格通知だった。しかも2校同時だった。1つはハガキ…。明らかに不合格とわかった。もう1つは大きな封筒だった。2つの郵便物を受け取り中をみた。ハガキの方は第2志望の大学で案の定不合格。もう1つの封筒の中を見てみると「合格」の文字が目に飛び込んできた。「やった!合格や!」第3希望の中堅クラスの私大で希望の英文科ではなかったが、文学部に合格していた。

    2007-01-27 01:55:00
  • 159:

    ナナコ

    私は早速マサヤに電話した。マサヤは一緒になってすごく喜んでくれた。「やったやん!おめでとう!やっさん(ヤスノリ)もな、2校受験したうち1校は合格やったらしいわ!本命ちゃうらしいけど…でも2人共無事合格出来てよかったやん!じゃあ明後日パーっとみんなで飲みにいけるな!」マサヤも私もハイテンションだった。無駄話を10分ぐらいした後、明後日の件はまた後日メールで連絡するとゆうことで電話を切った。

    2007-01-27 02:03:00
  • 160:

    ナナコ

    さーりちゃんにも連絡しようと思い、電話をかけた。留守電になったが15分ぐらいしてすぐにかけ直してきてくれた。出勤前らしく、慌てた様子だったが私の声がいつもよりハイなので「何?何?なんかいいことでもあったん?」と興味津々で聞いてきた。「出勤前やのにごめんな。でも今どーしても言いたくて。すぐ済むから!実は…○○大に合格してん!」「えー!マジで!?あそこ公募枠狭いのに!すごいな〜おめでと〜!これで一応ホッと一息つけるな!」さーりちゃんはすごく喜んでくれた。私⇒「うん!ありがと!でな、明後日みんなで飲みに行く約束してんやけどさーりちゃんもよかったらどう?」さーりちゃんは一息ついて「そーなんやぁ!でもうちその日出勤やねん!早い時間やったら少しは顔出せるけど…。」と残念そーに言った。私⇒「一応6時集合やねんけど」さーりちゃん⇒「ほんなら少しやったらおれるよ〜!」私⇒「やった!じゃあ詳しいことはまたメールする!出勤前やのにごめんな!仕事頑張って!」さーりちゃん⇒「了解♪ありがと♪じゃあね〜!」と言って電話を切った。

    2007-01-27 02:17:00
  • 161:

    ナナコ

    こんばんわ?テストも終わって無事春休みに突入したので今からまた更新していきま〜す?

    2007-01-28 01:08:00
  • 162:

    ナナコ

    ついその姿に見とれていると、ヤスノリから話題を振ってきた。「ナナちゃん、さーりちゃんと色々話したんやってな。なんか俺のせいでナナちゃんやさーりちゃんに迷惑かけたみたいでごめんな。ミホのことも少なからず絡んでた思うし。ホンマごめん。ほんでありがとう。さーりちゃん、今日来てくれるとええなぁ。」私⇒「ヤスノリのせいちゃうよ。うちかて、さーりちゃんの側におりながらさーりちゃんの痛みに気付いてやれんかったし…。でもさーりちゃんは元気になってくれたし、ホンマよかった。さーりちゃん、今日夜また別の用事があるから少ししかおれんらしいけど、来てくれると思うよ。今日はみんなで楽しも!」ヤスノリは嬉しそーに頷いた。

    2007-01-28 01:24:00
  • 163:

    ナナコ

    ヤスノリはさーりちゃんがキャバクラで働いていることは知らないのでそのことは本人の口から言うまで黙っていることにした。私⇒「あっ言うの遅れたけど合格おめでとう!」ヤスノリ⇒「せやせや!ありがとう!ナナちゃんもおめでとう!」お互い合格の喜びを実感しつつ、前みたいに笑い合えたことが嬉しかった。「さーりちゃんと会うん緊張するなぁ。」ヤスノリはポツリと呟いた。あんなことがあったあとなのでヤスノリは緊張で胸一杯といった様子だった。私⇒「大丈夫大丈夫!また前みたいに自然に話せるって!」ヤスノリ⇒「せやんな。ありがとう!」そうこう言ってる間にマサヤが来て次にコウキとショウタが来た。コースは全く違うがたまに顔を合わせると喋る理系コースのヒロシも来た。6時ジャスト。まださーりちゃんの姿はない。やはり無理だったのかな…と思い取りあえずさーりちゃんに電話してみると今改札を出たとのことだった。5分遅れでさーりちゃんが登場し、これで久しぶりの全員集合となった。

    2007-01-28 01:38:00
  • 164:

    ナナコ

    さーりちゃんは着くなり「ごめん〜!御堂筋電車の本数多い思て油断してたら超満員で乗れんくて電車1本遅らせてん!みんな久しぶり!元気してた?みんな無事合格してよかったなぁ!」と明るく息を切らせながら言った。みんなは口々にお決まりの「全然いいよ!久しぶり!元気元気!さーりちゃんも元気してた?合格出来てよかったわぁ!ありがとうな〜!」の言葉を代わる代わる口にした。さーりちゃんの事情を知っているのは私だけだったし、さーりちゃんが入試に関係なくずっと予備校に来ていないことを知っているのは私とマサヤとヤスノリだけだったので、そのことには3人共暗黙の了解で一切触れなかった。

    2007-01-28 01:46:00
  • 165:

    ナナコ

    しかしみんななぜかさーりちゃんの格好に大注目。出勤前とゆうこともあってか派手な化粧に紙は巻き巻き、服装も派手そのものだった。以前のさーりちゃんは紙はストレートかゆる巻きに清楚さが漂うCanCam系の服装だったから当然かもしれない。みんないわく、私もたいがい派手らしーが、さーりちゃんは特に美人なのでそーゆう格好をすると尚更目立つ。私もみんなもさーりちゃんの変貌ぶりに驚嘆だった。「さーりちゃん変わったなぁ!でも似合うで!」最初はびっくりだったが流石に美人でスタイルもいいため様になっているのでみんな大絶賛。さーりちゃんは照れながらもまんざらでもなさそうだったので嬉しそーににっこり笑った。久しぶりにさーりちゃんのこんな笑顔を見た気がした。

    2007-01-28 01:58:00
  • 166:

    ナナコ

    とりあえず心斎橋の贔屓屋に予約を入れていたので贔屓屋に向かった。ヤスノリとさーりちゃんはまだぎこちない様子だったが私とマサヤが間に入って話題を振っていた。さーりちゃんは耳元で「気遣わしてごめんな。やっくん(ヤスノリ)には申し訳ないことしたから顔合わせ辛いけどまた飲んでるうちに前みたいに話せるよな!うち服装大分変わったしみんなびっくりしてるな(笑)ナナちゃんがこの間うちん家来てくれた時は家着やったしね。出勤前やしこんな格好やねんけど…もう少し抑えたらよかったわ(泣)みんな引いてへんかなぁ(汗)」と恥ずかしそーに言った。私⇒「さーりちゃんは美人やからなんでも似合うで!その格好もめっちゃいい!みんなさーりちゃんがなおさら可愛くなってるから恥ずかしいんやろな(笑)」

    2007-01-28 02:11:00
  • 167:

    ナナコ

    また照れた風に笑うさーりちゃん。そんな笑顔を見れて心の底から「今日マサヤが飲み会提案してくれてよかった」と思った。
    お店に着くやいなやアルコール中心にみんなどんどん注文していく。久しぶりのどんちゃん騒ぎ。本当に楽しかった。初っ端からペースを飛ばし過ぎたせいかコウキはすでに酔っ払いになってしまった。みんなも顔を赤らめている。すでに酔ったコウキは「ナナちゃんて〜彼氏おるん〜?」と絡んできた。私は「おったらこんなに暇ちゃうよ(笑)」と言った。コウキは「よかった〜!なぁ?マサヤ〜?」と今度はマサヤに絡んでいった。

    2007-01-28 17:33:00
  • 168:

    ナナコ

    マサヤは「何ゆうてんねん〜」と話を流す。それでもなおコウキは「は〜?まーくん(マサヤ)はナナちゃんに彼氏おらんでホッとしてるくせに〜」とマサヤに絡んだ。マサヤは「はいはい!」と酔っ払いを扱うように話を流していった。私もほんのり酔っ払っていたので「んなわけあるかい〜!コウキ酔いすぎ〜」と言って適当にスルーしていった。この時私は照れ臭いのと、どーせ冗談だろうと軽く考えていたから…。
    さーりちゃんはひたすらソフトドリンクを飲んでいたかと思えば、「ごめん!そろそろ行くな!バイバイ!またな〜」と言って颯爽と帰っていった。出勤前なのでアルコールは控えていたのだろう。私たちはお酒が入っていい気分だったのでなにも気にせず「またみんなで飲みに行こなぁ!バイバイ!」と言ってさーりちゃんを見送った。

    2007-01-28 17:45:00
  • 169:

    ナナコ

    元々、人が込み入ってきたら2時間制でお願いしますと言われていたが2時間立っても店はあまり込む気配はなかったので店員さんがラストオーダーを聞きに来ることもなかった。なんやかんやで3時間以上店に居座った後、次別の店で飲み直そうということになった。時間はすでに10時を回ろうとしていた。みんな電車だったが、オール覚悟だったので気にせずハシゴすることにした。マサヤの知り合いが働いているダーツバーに行こうと言うことになりアメ村にあるダーツバーD○○○○に向かった。

    2007-01-28 17:53:00
  • 170:

    ナナコ

    ダーツ初心者の私に合わせてカウントアップとゆうゲームをした。負けた者がテキーラをショットで一気飲みとゆうバツゲームをすることになった。1番酔ったコウキはやはり負けた。もうやけくそでテキーラを一気飲みしていた。なんやかんやしているうちに夜の12時を回ろうとした頃、さーりちゃんから着信があった。酔いながら「もしもし〜」と出るとさーりちゃんは「今日はごめんな。みんなにもごめんな、ありがとうって伝えといて。また誘ってな。それだけやねんけど…また連絡するね!じゃあ仕事戻るわ。バイバイ」と言って電話を切った。酔っていたためかあまり覚えてないがなんとなく寂しそうな口調だったように思う。

    2007-01-28 18:17:00
  • 171:

    ナナコ

    「追い掛けてきたんナナちゃんだけとか〜もうあの4人はほっとこーや!」私⇒「はあ〜?みんな酔って走れんかっただけやし〜うちはかろうじで走れたけどさぁ〜」マサヤは酔った顔つきでニヤーっと笑い、「ナナちゃん俺んこと好きやもんなぁ」と言ってきた。私もまだほんのり酔っていたので「好きですよ〜だから追い掛けてきてんからぁ〜」と言った。

    2007-01-30 12:11:00
  • 172:

    ナナコ

    「俺と付き合ったらええやん!」酔っているくせに一句一句はっきりと言った。近くにいた人がこっちを凝視するぐらいハッキリと。私は「何言うてん!飲みすぎ!酔い醒ましーや!」と言った。マサヤはその返答にいらついたのか今度は静かに冷めた口調で「いやマジで。酔ってるとか関係ないから。」と言った。私は一瞬にして酔いが醒めた。あまりにも急で私はどうしたらいいのかどう答えればいいのかわからず慌てふためいた。マサヤはそれでもなお「前から好きやったから」と言った。

    2007-01-31 01:40:00
  • 173:

    ナナコ

    私はオロオロしたまま下を向いた。マサヤはポケットから煙草を取り出し煙草を1本加えてフーっと煙を吐いた。そして「困らせてるみたいやけど…俺、マジで好きやから」と言ってこっちを見た。私は「そんなん嘘や…」と言って横を向いてしまった。急過ぎて今の状況に頭がついていかなかったのと、お互いお酒が入っていたので信じられなかったのだ。マサヤは「ホンマやで。初めて見た時から可愛いなって思っとって。ほんでナナちゃん、予備校ではいつも1人で寂しそうでなんかほっとけんくて声かけてん。仲良くなるに連れてほんまに好きになっていってん。なぁ、今すぐ答え出してなんかゆわんけど考えてほしいねん。俺マジでナナちゃんが好きやねん。」

    2007-01-31 01:50:00
  • 174:

    ナナコ

    その代わり女の先輩に睨まれたり、同じ学年の女子からも「面食い、男好き、ヤリマン」と陰口を叩かれたりした。人気のある先輩と出会ってすぐに付き合い出したのだから当然かもしれない。そのせいで友達があまり出来なかったのもあった。それでも私は気にすることなくその先輩《けんちゃん》と付き合えたことに優越感でいっぱいだった。なんやかんやで1年が過ぎようとした頃、けんちゃんの態度が急にそっけなくなった。

    2007-01-31 02:10:00
  • 175:

    ナナコ

    けんちゃんは3年生になったので受験勉強で色々忙しいのかもしれない…そう思っていた。ほぼ毎日一緒に帰っていたのにそれもなくなった。月に3回〜4回程定期的に自治会の集まりがあった。3年生は夏前に引退でほとんどの3年生の役員は気持ち参加…程度だったがなぜかけんちゃんは積極的に自治会の集まりに参加していた。ある日私は自治会終わりのけんちゃんを待っていた。しかしいくら待っても来なかった。

    2007-01-31 02:19:00
  • 176:

    ナナコ

    メールをしても返ってこない。すると同じ自治会の私と同じ学年の子が来て「あれ?○○さん(私の名字)やん。○○先輩(彼氏の名字)やったらもう帰ったで〜」と教えてくれた。私は驚いてすぐ学校を飛び出し、けんちゃんの家へ行った。けんちゃんのお母さんが出たがけんちゃんはまだ帰っていないと言う。私は不安になって何度もけんちゃんに電話をかけたが結局出なかった。結局私は諦めて家に帰った。

    2007-01-31 02:24:00
  • 177:

    ナナコ

    次の日。けんちゃんに理由を聞こうとけんちゃんのクラスに行った。けんちゃんはそれを「人の目もあるし迷惑や。また今度話すから」と言って私を追いやった。私は前の日けんちゃんのことが気になって眠れなかったのと悲しいのとでその日早退した。家でゴロゴロしながらけんちゃんのことを考えていた。夕方、同じクラスの《りっちゃん》が私の家を訪ねてきた。りっちゃんは唯一学校でなんでも話せる相手だった。友達の少ない私にはかけがえのない存在の子。

    2007-01-31 02:34:00
  • 178:

    ナナコ

    りっちゃんは「急に早退するからびっくりしたって。大丈夫?なんかあった?」と優しく聞いてくれた。私は泣きながら事情を説明すると、りっちゃんは言いにくそうに言った。
    「○○先輩、辞めといたほうがいいと思う。もうさっさと別れたほうがいい。」私は「なんでそんなことゆうん!?」と興奮しながら言った。するとりっちゃんは重い口を開き、「○○先輩が3組の松山さんに迫ってるの見てん。しかも放課後西館の屋上行くまでの階段のとこでキスしてて…それ以上のこともしよーとしてた…。春休みにも2人で梅田歩いてるん見たし…。ごめん、黙ってて…。ずっとナナコに言おうか迷っててん…。」

    2007-01-31 02:45:00
  • 179:

    ナナコ

    私は愕然とした。松山さんとゆうのはつい先日私が自治会終わりのけんちゃんを待っている時に「○○先輩やったらもう帰ったよ」と教えてくれた子だった。松山さんは勉強もできるうえに可愛くて矢田亜希子に似ていると言われていた。性格もおだやかで世話好きらしくみんなから慕われていた。「そんな子がなんで…」私は混乱で頭が真っ白になった。そしてまた涙が溢れ出てきた。りっちゃんはもうそれ以上何も言わずただただ私の頭を撫でていてくれた。「松山さんもけんちゃんも私を騙してたんや…」怒りが込み上げてきた。

    2007-01-31 02:57:00
  • 180:

    ナナコ

    次の日学校を休んだ。行かなければいけないとは思いつつも体がそれを拒否していた。家にいると余計に気が滅入るのもわかっている。でも何もする気が起きず結局学校に欠席の電話をいれた。夕方家のインターホンが鳴った。お母さんも仕事で留守だったので私が出た。りっちゃんだった。「どーしたん!?」りっちゃんは怖い顔をして「何してんですか!早くナナコに謝りーや!」と後ろを向いて罵声を浴びせた。

    2007-01-31 03:04:00
  • 181:

    ナナコ

    するとおずおずとけんちゃんが顔を出した。私はびっくりして思わず「なっなんで!?」と叫んだ。後から理由を聞いたのだが腹が立ったりっちゃんは松山さんを呼び出しどーゆうことか説明させ、松山さんにけんちゃんを呼び出させたという。そしてけんちゃんを無理矢理引っ張ってきたそうだ。りっちゃんは「ナナコ、ちゃんとあんたが思ってること全部この人にぶつけ!うちは部外者やから2人の問題にこれ以上割って入ることはできへんから帰るな。」と言って帰っていった。「りっちゃん、ありがとう」私は心の底からりっちゃんに感謝した。

    2007-01-31 03:15:00
  • 182:

    ナナコ

    「松山さんと付き合うことにしたって私と二股かけてたんやん。」後々怒りが込み上げて来て裏切られた気持ちでいっぱいだった。
    私はマサヤから告られた瞬間、この出来事が回想された。あの時の記憶が一瞬にして蘇ったのだ。何故ならけんちゃんから告られた時も「初めて見た時から可愛いなって思ってて。話してくうちにどんどん好きになっていった。」と言われたからだ。マサヤの告白とよく似ている。マサヤはけんちゃんみたいな奴じゃない、と思いつつもあの時の出来事がフラッシュバックするとどうしても「ここで簡単にOKしたらあかん。もしまた裏切られたらどーするん。」とゆう気持ちが込み上げてきた。

    2007-01-31 13:09:00
  • 183:

    ナナコ

    私はあれ以来あの出来事がトラウマになっていたのだ。私はけんちゃんに裏切られてからも何回か別の人といい雰囲気になったことがあったがあの出来事を思い出すと恋愛に踏み込めないでいた。マサヤは哀願するよーな目で私を見た。そして「ごめん。」と言った。私は「なんでマサヤが謝るん?」と思ったが声に出なかった。マサヤは「みんなんとこ戻ろうや。」と優しく言ってくれた。

    2007-01-31 13:15:00
  • 184:

    ナナコ

    私はその時「いやだ!帰りたくない!」と思ってしまった。自分でも何故だかわからないがマサヤとこのまま終わるのは嫌だと反射的に思ってしまった。私は「マサヤ!うちもマサヤのこと好きや!」と口走った。マサヤは驚いている。マサヤ⇒「え?ホンマに?」私⇒「うん」マサヤ⇒「俺と付き合ってくれるん?」私⇒「うん」マサヤは子犬のようにはしゃいだ顔をして喜んだ。私は正直のところ、マサヤが好きとは言ったが自分でもよくわからない状態だったのだ。確かにマサヤのことは好きだがそれが恋愛感情なのかは疑わしかった。

    2007-01-31 13:23:00
  • 185:

    ナナコ

    「また裏切られるかもしれない…でもマサヤとこのまま終わるのは嫌や!また都合よく友達になんか戻れんかもしれん。マサヤは私を裏切ったりしない!」私は過去を断ち切った気がした。自分でもあの時の言動があまりにも複雑な気持ちから生まれたものに違いない…と今だに思う。まだ完全に酔いが醒めていたわけでもなかったのだろう。今思うと少し矛盾さがあったように思う。そして晴れて私たちは付き合うことになった。

    2007-01-31 13:29:00
  • 186:

    ナナコ

    付き合うとはなったもののお互い恥ずかしさでうろたえていた。思い出すと可愛いかったなぁ、としみじみ思う。「どーする?これから。みんなんとこ戻る?」とマサヤが聞く。携帯を見るとヤスノリやコウキたちから沢山着信があった。私は「このままどっか行っちゃお!」とマサヤの腕を引っ張った。

    2007-02-01 00:41:00
  • 187:

    名無しさん

    積極的(??艸?)??

    2007-02-01 01:32:00
  • 188:

    ナナコ

    マサヤ⇒「じゃあどこ行く?」私⇒「ん〜思いつかん!とりあえず座りたい!」マサヤ⇒「じゃあここ座ったらええやん(笑)」私⇒「地べたは嫌や!寒いし中がいい!」マサヤ⇒「ん〜ならジャンカラでも行きますか!」私⇒「うん!」私たちはジャンカラに向かった。当時私たちは受験生のうえバイトもしていないのでお金がなく、何かしら行くとこに困ったら必ず「カラオケ」がお決まりだった。私たちは老けてみられがちだったので身分証を提示してくれ、など一言も言われず部屋に通してもらえた。

    2007-02-01 03:46:00
  • 189:

    ナナコ

    >>208さん?
    確かに積極的ですよね??当時シャイな割に思い切ったこと言ったなって自分でも後々びっくりしてました?今思うと付き合い自体は可愛いもんだったんですけどね?よければ引き続き読んでやってください?

    2007-02-01 03:49:00
  • 190:

    208

    最後まで読むンでガンバッてくださぃ?

    2007-02-01 09:26:00
  • 191:

    ナナコ

    ありがとうございます?今からまた更新していきますね?

    2007-02-02 10:47:00
  • 192:

    ナナコ

    部屋に入り私はヤスノリに電話をかけ直した。はぐれたからとりあえずマサヤとジャンカラにいる、と。ヤスノリたちは私たちの帰りがあまりにも遅いのでビリヤードをしに行ったとゆう。「もう別行動で楽しもや!マサヤに頑張れよって伝えといて!(笑)」とヤスノリが言う。その旨をマサヤに伝えるとマサヤは笑いながら「あいつら俺に気遣ってんねんて!(笑)」と言った。私はなんで?と聞くと「や、俺がナナちゃんのこと好きなんあいつら知ってるからさ!(笑)」私は好きとゆう言葉に異様に反応して恥ずかしくなってしまった。さっきのマサヤの告白を思い出す。「そっか、うちら付き合ってんな」やっと実感できたような気がした。

    2007-02-02 10:54:00
  • 193:

    ナナコ

    逆に私は背も170近くあり、地黒のうえ一時肌を焼いたりしていた。声も低く性格も男っぽいと言われる。「マサヤと歩いとったらうちが男みたいやん」私はぽつりとつぶやいた。その瞬間マサヤの目がパッと開いた。「何今の独り言(笑)」マサヤは笑う。私⇒「もしかして起きてた!?」マサヤ⇒「うん(笑)」私⇒「むかつくー!うち1人でなにしとこうか困っとったのに!」マサヤ⇒「チュウしてくれる思って期待してたのに(笑)」私⇒「アホ!(笑)」

    2007-02-02 11:18:00
  • 194:

    ナナコ

    「煙草買って来るわ!」私は席を立った。私はイマイチこーゆうシチュエーションに弱い…とゆうかけんちゃんのことがあって以来、男の子と2人きりになるとやたら構えるよーになってしまっていた。
    「俺も煙草買ってきて!」マサヤが言う。私⇒「何買ってきたらいい?」マサヤ⇒「セッタ。」私⇒「あいよ〜」マサヤ⇒「あっやっぱマルメラ!」私⇒「どっちやねん(笑)てかメンソいけるん!?」マサヤ⇒「やっナナちゃんがいつも吸うてんのマルメラやから一緒のん吸いたくて!」私⇒「あぁ…(照)」マサヤは平気でこっぱずかしいことを言う。いい意味で素直すぎるのだ。

    2007-02-02 23:27:00
  • 195:

    ナナコ

    「さ〜何型でしょう(笑)」マサヤはもったいぶる。私⇒「O型やろ!」マサヤ⇒「なんでわかるん!?」私⇒「なんとなく!」マサヤ⇒「じゃあナナちゃんはA型やろ!」私⇒「違う(笑)」マサヤ⇒「O型!」私⇒「違う(笑)」マサヤ⇒「マジ!?じゃあB型!」私⇒「ちゃうよ(笑)」マサヤ⇒「てことはAB!?」私⇒「うん(笑)」マサヤ⇒「マジ!?見えへんわぁ!なんやかんや言うて几帳面やし真面目なとこあるからてっきりA型やと思ってたし!」私⇒「よく言われる(笑)」
    O型とAB型…まるで真逆だ。それに血液型占いなどでは相性が悪い組み合わせだ。やはり私たちは何から何まで真逆なようだった。

    2007-02-02 23:47:00
  • 196:

    ナナコ

    マサヤ⇒「俺らって絶対運命やって!」私⇒「はっ?何が?」マサヤは急に運命がどうとか言う話をしだした。マサヤ⇒「俺らって絶対うまくいくで!ナナちゃんには異常なぐらい運命感じてんねん!俺ら出会うために生まれてきたんやって!」私⇒「そっそうなん…?」マサヤ⇒「ナナちゃんはそう思わんわけ?」私⇒「うっ…うーん…。うちあんまそうゆう運命がどうのとか考えたことなかったから急に言われても実感ないんよね。」マサヤ⇒「じゃあ俺がこれから実感さしたるから!」私⇒「えっ!あっうん!」マサヤはこんな恥ずかしい、漫画の台詞のようなことを平気で言う。今も思い返す度赤面する…。いつも冷静でドライな私はペースを崩されたような気がした。でもマサヤが言ってることもまんざらでもないかも…と心の中で思った。真逆な2人だからこそこれから先が楽しみだ☆と。

    2007-02-03 00:02:00
  • 197:

    ナナコ

    結局1曲も歌わずに朝の5時を迎えた。そろそろ始発も走り出す。「お時間10分前です。」とゆう電話もあったので私たちは退室することにした。
    上着を着て帰る準備をしているとマサヤが不意に肩を叩いて来た。「何?」と振り返ると、突然キスしてきた。私は目を丸めて驚いていた。なんとゆうベタなシチュエーション…。私はそのことに驚いていたのだ。マサヤは「すきありまくりやな(笑)」と笑いながら私より先に部屋を出た。そしてそそくさと会計を済ませていた。どーやら私の分も払ってくれたらしい。「割り勘にしよ」と言うと「いいって☆今日は気分いいし♪」と言って外へ出た。

    2007-02-03 00:14:00
  • 198:

    ナナコ

    そして心斎橋の駅へ向かった。寒空の下、手を繋いで歩いた。まだ外は暗い。駅に着くまでに色んな話をした。家族のこと、進学のこと、将来のこと…マサヤは見た目は少しチャラかったが、中身はしっかりしていてとても他人思いだった。マサヤの話を聞いていると私まで暖かい優しい気持ちになれた。マサヤは私の家まで送ってくれると言ったが予備校もあるしいいと断った。途中乗り換えの駅でバイバイして、また帰ったら連絡すると言って帰っていった。

    2007-02-03 00:25:00
  • 199:

    ナナコ

    ――――完結――――

    2007-02-03 04:21:00
  • 200:

    名無しさん

    ぇ 終わり?

    2007-02-03 05:53:00
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