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1:
ナナコ
小説にして色んな人たちに伝えたいお話があります??すべて実話です?色々忙しくてすぐに更新出来ない時もあるかもしれませんが頑張って最後までお話します?拙い稚拙な文章ですがよければ読んでやってください?
2006-11-15 02:37:00 -
202:
名無しさん
楽しみにしてるから頑張って??
2007-02-03 12:01:00 -
203:
ナナコ◆7qVChUwGb6
その日はうっかり寝過ごして起きたら夕方だった。今さら予備校に行くわけにもいかないのでそのまま休むことにした。携帯を開くとマサヤやさーりちゃんからメールが入っていた。マサヤからは今日予備校に来るのかとゆう内容のメール。さーりちゃんからは明日日曜なので会えないか、とゆうメールだった。私は2人にメールを返信したあと、また眠りに入った。次に起きたのは夜の8時だった。勉強をさぼったぶん、夕飯を食べたあと、2時間だけ勉強した。お風呂から上がると、さーりちゃんからの着信があった。かけ直してみるとワンコールで出た。
2007-02-03 12:04:00 -
205:
ナナコ◆7qVChUwGb6
私⇒「もしもし?さーりちゃん?どしたぁーん?」さーりちゃん⇒「明日何時からいける?」私⇒「昼からやったら何時でも」さーりちゃん⇒「じゃあ2時にミナミでいい?」私⇒「オッケ〜!」さーりちゃん⇒「急に電話してごめんな。なんとなく声聞きたくて。」私⇒「彼氏みたいやん(笑)」さーりちゃん⇒「ほんまやな(笑)」私⇒「とりあえず明日楽しみにしてるよ♪」さーりちゃん⇒「うん!じゃあまた明日ね!」
5分ぐらい話して電話を切った。2007-02-03 12:18:00 -
206:
ナナコ◆7qVChUwGb6
翌日。約束の2時少し前に待ち合わせ場所に着いたのにさーりちゃんはもうすでに来ていた。私の姿を見ると嬉しそうに手を振ってきた。「お待たせ」そう言うととりあえずお茶しようとゆうことになり、当時無印良品のビルの横にあった「アヤーズカフェ」とゆうセルフサービスの喫茶店に入った。セルフサービスの喫茶店のわりに内装が落ち着いていて地下にソファ席などがあってくつろげた。ミナミに出るとよくここでお茶したり待ち合わせ場所に使っていた思い出の場所だ。
さーりちゃんと私は同じケーキと紅茶を頼んだ。席に着くなり、さーりちゃんは今の仕事のことについて相談を持ち掛けてきた。2007-02-04 19:44:00 -
207:
ナナコ◆7qVChUwGb6
さーりちゃん⇒「うち、今の仕事辞めようかなって。やっぱ大学受験あきらめたないねん。このままこの大事な時期にこの仕事続けてたらどんどん堕落してく気がするねん。うち、そんな器用ちゃうから余計に。お金はそら必要やけど勉強を優先せななって。また浪人するのだけは勘弁やし(笑)」私⇒「うん。うちもそのほうがいいと思うわ。さーりちゃんが選んだ仕事にとやかく言いたくないけど、さーりちゃんに夜の仕事は似合わんよ。それに今は目先の現実に目ぇ向けな。とりあえず、大学は行っときたいから浪人決意したんやろ?1月入ったら試験も始まるしさ。また一緒に頑張ってこうや!」
2007-02-04 19:52:00 -
208:
名無しさん
あげ?
2007-02-04 20:01:00 -
210:
ナナコ◆7qVChUwGb6
「うん!」とさーりちゃんは潔く答えた。さーりちゃんの真っ直ぐな気持ちを聞けてよかったと思った。そして私たちは買い物に行くことにした。2人で買い物に出掛けるのは夏以来かもしれない。なにげなくナカヌキヤの中に入るとさーりちゃんはHERMESのエールラインを狙っていると言ってブランド物のフロアに行った。当時HERMESやDiorがやたらと流行っていた記憶がある。
2007-02-05 07:19:00 -
211:
ナナコ◆7qVChUwGb6
さーりちゃんは「キャバ辞める前に自分にご褒美…(笑)」と言っていた。同じく私もなにげにブランド物を見ていると、HERMESの革ブレスが目にとまった。当時、クルクル巻くタイプの革ブレスが流行っていて、(記憶では流行っていたと思う)特に男の子はよく腕に革ブレスをしているのを見かけた。マサヤも前に先輩の美容師の人がHERMESの革ブレスをしているのを見て「あれ、いいよなぁ」と言っていた。
2007-02-05 07:25:00 -
212:
ナナコ◆7qVChUwGb6
「マサヤの誕生日プレゼントあの革ブレスにしようかな…。」マサヤの誕生日は12月26日だった。因みに私は12月29日でたった3日違いだった。あと26日まで1週間を切っていた。受験生でバイトもしていないお金無し子の私はクリスマスも兼ねてその革ブレスを買うことにした。その姿を見たさーりちゃんは「何何?それプレゼント?誰に〜?」と聞いてきた。
2007-02-05 07:33:00 -
213:
ナナコ◆7qVChUwGb6
さーりちゃんは「よかったやん!おめでとう!」と喜んでくれた。
そして私はマサヤのプレゼントを買った。「こうゆうの、なんか照れくさいなぁ。喜んでくれたらええな…。」買ったあとなんとなく恥ずかしくなった。
それからなんやかんやブラブラしているうちに夕方の6時を回ったので、晩御飯を食べに行くことにした。アメ村にある少し小洒落た居酒屋に入った。2007-02-05 18:12:00 -
214:
ナナコ◆7qVChUwGb6
散々飲み食いしたあと明日は月曜だしまた勉強を始めていかなければいけないので9時過ぎにさーりちゃんと別れた。帰り際に「明日からまた予備校行くから!」と言ってくれてとても嬉しかったのを覚えている。翌日。久々にさーりちゃんは予備校に顔を出した。そして前みたく明るい笑顔を浮かべていた。「さーりちゃん、元気や。よかった☆」私はミホちゃんのこともあるので本当は予備校に行きづらいんじゃないかと心配していたが、ホッとした。
2007-02-06 02:36:00 -
215:
ナナコ
その日の夕方、久しぶりに中学時代の地元の友達から電話があった。小学生の頃から親しくしていた《サユリ》だ。ここ1年間連絡をとっていなかったので、とても懐かしい気分になった。私⇒「わぁーめっちゃ久しぶりやん!どしたんよ急に〜!」サユリ⇒「ホンマ久しぶり!1年ぶりぐらい〜?あっ急でごめんなんやけど明後日イヴやん?うち彼氏とお泊り予定なんやけど、それでナナにアリバイ頼みたいねん!ええかなぁ?ナナも知ってると思うけどうちの親、めっちゃ厳しくてさぁ!あんたやったらうちの親も信用すると思うしお願い!!」
2007-02-06 02:48:00 -
216:
ナナコ◆7qVChUwGb6
↑トリップつけ忘れましたが私です?引き続き更新していきます??
2007-02-06 02:50:00 -
217:
ナナコ◆7qVChUwGb6
「久しぶりに電話してきたと思ったらそれかい!」私は思わず突っ込みたくなったが、喉まで出掛けたその言葉を飲み込んで「あぁ!ええよ!そのかわりあたしのアリバイも頼むで!(笑)」と条件を出した。サユリは「あっあんたも彼氏おるんや☆よし!これでアリバイ成立!(笑)じゃあまたイヴ当日にメールか電話するー!じゃあね〜!」とほぼ一方的に喋って電話を切った。
2007-02-06 02:57:00 -
218:
ナナコ◆7qVChUwGb6
電話を切った後、「そーいえばもうクリスマスか…。マサヤの誕生日のことと勉強のことで頭一杯で忘れとったわ。クリスマス、イヴか25日かマサヤ会ってくれるんかなぁ…。まだなんも言うてけーへんし。うちから言うのもなんかハズイし…。勉強あるから、とか言われたらどないしよ…。」とよからぬ妄想を膨らませながら、一人で焦りと不安と格闘していた。
しかし、その不安も去ることながら翌日マサヤから電話で「24、25どーする?」と連絡が入った。2007-02-06 03:05:00 -
219:
名無しさん
気になる??
2007-02-06 04:26:00 -
220:
ナナコ◆7qVChUwGb6
私⇒「24、25のどっちも会う?」マサヤ⇒「俺はそのつもりやけど(笑)てか空けててくれたんや☆」私⇒「暇人やしね(笑)」マサヤ⇒「なんやそれ(笑)俺に会いたいぐらいゆうてよ(笑)」私⇒「そうそう!会いたかったから!(笑)」マサヤ⇒「ホンマかよ(笑)てか、24日USJ行かん?」私⇒「あっ行きたい行きたい♪」マサヤ⇒「じゃあ決定!10時にUSJの駅の改札でどーよ?」私⇒「うん☆ええよ♪」マサヤ⇒「じゃあ楽しみにしてるわ♪じゃあな♪」私⇒「うん!バイバイ!」
電話を切ったあと、私はなんだか有頂天だった。初々しかったなぁ、と今も照れくさくなる。2007-02-06 11:42:00 -
221:
ナナコ◆7qVChUwGb6
24日当日。浮かれ気分の私は20分も早く着いてしまった。「あぁ、最初はマサヤのほうが押してたかんじやけど今はうちのほうが浮かれてるやん…(笑)」そんなことを思いながらマサヤを待っていると10分後にマサヤが現れた。「ほな行こか!」腕を組みながらUSJに入った。さすがにイヴとゆうだけあって朝から人がごったがえしていた。
2007-02-06 11:48:00 -
222:
ナナコ◆7qVChUwGb6
どのアトラクションも多大な待ち時間を要したがとりあえず狙っていたアトラクションには必ず乗りたかったので列んだ。
「ジョーズ」のアトラクションに列んでいる最中のこと。後ろに列んでいた女の子4人組がなにやら私たちを見てヒソヒソ話をしている。耳をそばだてて聞いてみると会話の内容はこうだった。「あの人、上戸彩に似てない?」「似てるよねー!」「声かけて一緒に写真撮ってくださいって頼んでみる?」女の子たちは同い年か少し下ぐらいだろうか。キャッキャ言いながらマサヤを見ていた。2007-02-06 11:55:00 -
223:
ナナコ◆7qVChUwGb6
私はそれを聞いて思わず笑ってしまった。「上戸彩か(笑)やっぱ誰が見ても似てるんや(笑)」
そして私たちの順番が来て後ろの4人組も同じ船に乗り込んだ。私とマサヤが座った隣の座席にその子たちも座った。すると「あの、一緒に写真撮ってもらえませんか?」と声をかけてきた。マサヤはビックリしながらも「ええよ。」と言って一緒に写真を撮ってあげていた。撮り終わったあと、「上戸彩に似てるって言われません?」「私たち神奈川から来たんですよー」「あんまり上戸彩に似てるもんだからさっきから写真撮ってもらおうって言ってたんですよー」など私を放置してなにやら会話が弾んでいるようだった。なんとなく私はご機嫌斜めになってしまった。2007-02-06 12:04:00 -
224:
ナナコ◆7qVChUwGb6
船に乗っいる最中ずっとだったのでアトラクションを楽しむどころじゃなかった。「なんやねん!うちを放置してデレデレして!」私はムスっとしながら外を見ていた。
アトラクションが終わって降りる時、その4人組は「ありがとうございましたー」と言って機嫌よく去って行った。
マサヤは「なんや機嫌悪いやん?どないしてん?(笑)」とおちょけながら聞いてきたので私は「さぁ?」とだけ言ってそそくさ先頭を切って歩いていった。2007-02-06 12:11:00 -
225:
ナナコ◆7qVChUwGb6
マサヤ⇒「あっ!ヤキモチや(笑)」私⇒「ちゃうし!」マサヤ⇒「じゃあなんで怒ってるん?」私⇒「うちを放置してずっと喋ってたから」マサヤ⇒「ヤキモチやん(笑)」私⇒「ちゃうし!」マサヤ⇒「可愛いなぁ(笑)俺がモテモテでナナちゃんも大変やな(笑)」私⇒「………。」
さっきまで憤慨していたがマサヤのあまりの悪びれのない発言になんだか気が抜けて怒りもおさまってしまった。「まっいっか」そんな気持ちになり、また機嫌を直して「次はどこ行く?」と言ってマサヤの手を引っ張った。2007-02-06 12:18:00 -
226:
ナナコ◆7qVChUwGb6
「完璧マサヤのペースにはまってるは、うち…。」まさにその通りだったように思う。いつも感情に左右されない私が見事に左右されていた。「これってマサヤを好きってことやんな…」私は付き合って初めて自分の気持ちを確信した。
そうこうしているうちに夕方近くになった。だんだん気温もさがってきて外にいるのが苦痛になってきた。「少し早いけど飯食う?」とマサヤが聞いてきたのでお店の中に入ることにした。2007-02-06 12:28:00 -
227:
ナナコ◆7qVChUwGb6
サユリからだった。サユリは声を枯らしてヒクヒク泣いていた。びっくりしてどうしたのか、何があったのか尋ねた。するとサユリは理由を話し始めた。長くなりそうな雰囲気だったのでマサヤに「ごめん!トイレ行ってくる!」と言って席を立った。
サユリ⇒「あいつにドタキャンされた…。約束の時間3時やのにいくら待ってもこーへんかった。電話にも出てくれへんかったから2時間待ってみたのに…。ようやく連絡ついたと思ったら急用が出来たって…。それで喧嘩になってん。」2007-02-06 21:02:00 -
228:
名無しさん
??
2007-02-06 21:53:00 -
229:
ナナコ◆7qVChUwGb6
あいつとは彼氏のことだ。サユリの彼氏は5歳年上でもう働いていて、仕事が急に入ったらしかった。それをサユリはそんなはずないと言って信じなかった。絶対他に女がいると疑った様子だった。私はとりあえずサユリをなだめに入った。サユリは今すぐ私に会いたいと言った。会って色々話を聞いてほしかったのだろう。しかし私は今マサヤといる。今すぐは無理だと言ったら明日でもいいと言った。私は明日もマサヤとの約束があったが、事情を説明したらマサヤならわかってくれるかもしれない、と思い、明日なら大丈夫だと答えた。
2007-02-06 23:47:00 -
230:
ナナコ◆7qVChUwGb6
とりあえず今ご飯を食べている最中だからまた後でかけ直す、と言って電話を切った。
席に戻ってマサヤに事情を説明した。「友達が色々あって大変やから少し話聞いてあげることになってん。だから悪いけど明日の約束、時間ずらしてもらっていい?」マサヤはそんなことなら仕方ないと言って了承してくれた。
そして夕食を食べ終わって外へ出てまたサユリに電話をかけ直した。2007-02-06 23:52:00 -
231:
ナナコ◆7qVChUwGb6
明日の昼から会うことになった。電話の様子ではサユリはさっきより少し落ち着いたようだった。
USJで散々遊んだ後、みんなにお土産を買って帰ることにした。帰りの電車の中で私は疲れた顔をしていたらしく、マサヤがしきりに「友達大丈夫やったらええなぁ。」と気を遣ってくれていた。その日、マサヤは私の家まで送ってくれて、家の前でバイバイした。2007-02-07 01:42:00 -
232:
ナナコ◆7qVChUwGb6
翌日。家の近いサユリと私は地元のマクドで会う約束をした。マクドで3時間ぶっ通しで喋り続けた。久しぶりに会うから余計だろうか、サユリは話し出したら止まらないと言った様子で夢中で彼氏の話をした。私はこのままではらちがあかないので「彼氏ともう1回よく話し合いや」と提案した。サユリは思い立ったらすぐ行動派だった。
「じゃあ今から電話する!」そう言って早速彼氏《リョウ君》に電話を始めた。2007-02-07 01:49:00 -
233:
ナナコ◆7qVChUwGb6
電話をしにトイレへ駆け込むサユリ。私はそれを見てなんだか可愛いなぁ、と滑稽に思い、笑ってしまった。「うちもサユリみたいに感情表現豊かやったらなぁ…」なんだかサユリが羨ましくかんじてしまった。サユリは昔から可愛くて人なつっこくて愛されキャラだった。喜怒哀楽が激しいとこも私から見れば可愛いもんだった。
―30分経過。まだサユリはトイレから戻らない。「また喧嘩してるんちゃうやろなぁ…」そう不安を感じていたその時、トイレのドアが勢いよく開いた。涙で顔をぐしゃぐしゃにしたサユリが出てきた。2007-02-07 02:02:00 -
234:
ナナコ◆7qVChUwGb6
私は慌てて駆け寄り「どっどーしたん!?」と理由を聞いた。サユリは声にならないと言った様子でひたすらヒクヒク泣いている。店内にいた周りのお客さんもこちらを凝視している。とりあえず店を出て泣いているサユリを誘導しながら近くの公園へ行った。まったく手のかかる奴?
公園のベンチに腰掛けサユリにハンドタオルをそっと手渡した。私は自販機でサユリの大好きなレモンティーを買ってきた。「あっあ…りがと…。ごっごめん…。」サユリは消え入りそうな声でヒクヒクと言う。2007-02-07 02:15:00 -
235:
ナナコ◆7qVChUwGb6
私はサユリに「いいよ。そんなことより彼氏と電話で何があったん?ゆっくりでええから話してみいや。少しは楽になるんちゃう?」と問い掛けた。サユリは勢いよく「あんな奴もう彼氏ちゃう!」と叫んだ。公園にいた鳩がびっくりして逃げるぐらい大きな声で。
「ナナ!あんな奴と付き合ったうちがアホやった!もう目ぇ覚めたわ!あんな奴彼氏ちゃうわ!なぁ、ナナうちあいつに金騙し取られてん!」2007-02-07 02:34:00 -
236:
ナナコ◆7qVChUwGb6
体力的にも精神的にもボロボロだったサユリはその日から心にゆとりが出来たとゆう。付き合って2ヶ月が過ぎた頃、リョウ君から「結婚しよう」と言われたらしい。サユリはもちろんそのプロポーズを受け入れたとゆう。そして結婚資金のために2人で貯金をしよう、とゆうことになり、貯金を始めた。サユリは毎月自分の稼いだお金(事務の仕事+スナック)5万多い時で8万をリョウ君に渡していたらしい。寝る間も惜しんでスナックの仕事を増やし、自分に使えるお金なんて雀の涙程度だったとゆう。
2007-02-07 03:37:00 -
237:
ナナコ◆7qVChUwGb6
遊ぶのも我慢して毎日必死に働いた。私と1年間連絡を取らなかったのはそのせいもあるとゆう。「2年経ったら結婚しよう」とゆうリョウ君の言葉を信じて…。そして貯金は1年で100万を越えた。
しかし2人は昨日喧嘩をし、別れる…とゆう事態にまで発展した。さっきの電話でサユリは「つまらないことで腹立ててごめんね。もっと大人になるから。」と謝った。が、リョウ君の答えはこうだった。「5歳も離れてるから価値観の違いは仕方ない。けどお前は我が儘過ぎる。俺の仕事のこともわかってくれな困る。もう疲れた。別れよう。」2007-02-07 03:47:00 -
238:
ナナコ◆7qVChUwGb6
喜怒哀楽の激しいサユリはその投げやりで冷たい言葉に猛烈にキレたらしい。「もういい!あんたなんか!うちが渡したお金全部返して!」そこでサユリは思いもよらぬ言葉を耳にした。「あ〜あの金?あの金やったら使ってもうてもうないわ!」サユリはこの返答を聞いた瞬間自分の耳を疑ったとゆう。どうゆうことか説明しろ、と問いただすと「パチンコと競馬で消えた」あっさりと白状したらしい。
2007-02-07 03:57:00 -
239:
ナナコ◆7qVChUwGb6
その言葉に愕然としたサユリは自分でも何を言ったのか覚えていないぐらい暴言を吐いてキレたらしい。リョウ君は「ごめん、ごめん」と平謝りをするだけでまったく悪びれた様子もなかったらしい。そして「殺してやる!」サユリがこの言葉を発した瞬間電話を一方的に切られたとゆう。そこからは何度かけても電源を切られて繋がらなかったらしい。
2007-02-07 04:04:00 -
240:
ナナコ◆7qVChUwGb6
私はそれを聞いて異常な程憤慨し、「うちが話つけたる!」と言って泣きながら話すサユリから携帯を取り上げた。そしてリダイヤルでリョウ君に電話をかけた。コールは鳴るものの最終的には留守電になった。またかけると今度は話し中。もしやサユリの番号を拒否ったのでは…?私は今度は自分の携帯からかけた。すると「もしもーし!」何事もなかったかのようにリョウ君が出た。
2007-02-07 04:11:00 -
241:
ナナコ◆7qVChUwGb6
「サユリの友達やけど!あんたどうゆうつもりやねん!サユリから巻き上げた金返せや!詐欺師!」リョウ君が出た途端私は怒鳴った。「はぁ〜?詐欺師〜?人聞き悪いことゆうね、あんた。俺らの金やねんからなんか問題ある〜?第一もう別れたんやから金あってもしゃーないやん!だいたいあんたに関係ないでしょ!第三者が首突っ込まんといてくれる〜?」脈絡のない言葉と悪気のまったくない飄々とした態度にたちまち私の怒りはヒートアップし、ついに爆発した。そして「お前訴えたる!覚悟しとけ!」そう言った瞬間プツッと電話を切られた。
2007-02-07 04:22:00 -
242:
ナナコ◆7qVChUwGb6
その後は電源を切られたのかまったく繋がらなかった。「こうなったらこいつの家まで押しかけてやる!」怒りに翻弄された私は我を忘れていた。
その時、私の携帯が鳴った。「リョウか!?」と思ったら違った。マサヤだ。「そういえば今日時間をずらして会う約束してたっけ…。」
私はマサヤに事情を説明して今日は会えなくなったとゆうことを伝えようと電話に出た。
マサヤ⇒「あっもしもし?友達大丈夫やった?今日どうする?」私⇒「ごめん。サユリが大変やねん。何時になるかわからんからごめんやけど今日は会うのよそう。明日のマサヤの誕生日はちゃんと空けてあるから。」マサヤ⇒「そんな大変なん!?大丈夫か!?もしかして今取り込み中?じゃあまた明日のこともあるしかけ直すわ。」私⇒「うん、ごめんな。」2007-02-07 04:33:00 -
243:
ナナコ◆7qVChUwGb6
電話を切った後、サユリの手を取り、「リョウの家まで行こう!案内して!」と言った。サユリは首を横に振り、「いい」と言ったが説得してほぼ無理矢理サユリに案内させた。
家まで行ったが留守だった。電話にも出ない。また怒りが込み上げてくる。私たちはしばらくリョウの家の前で待ったが帰ってくる気配はなかった。時間は夕方の5時。2007-02-07 04:48:00 -
244:
名無しさん
???
2007-02-07 05:56:00 -
245:
ナナコ◆7qVChUwGb6
イライラしながら煙草をガバガバ吸う私に気を使うサユリ。不意にサユリが「あっもう仕事行ってるかも…!」と呟いた。社員は日によって交代でだいたい早い日は夕方4時に店に入るとゆう。「もっと早く言いや!」私は再びサユリの手を引っ張って店に案内させた。
「いらっしゃいませー」店はオープンしたてのようだった。客もいてない。バイトらしき女の店員さんに「あのー佐々木さんいてはります?」と尋ねた。店員さんは「佐々木さんなら奥(キッチン)にいてます。呼んできますね。」と快く対応してくれた。2007-02-07 08:44:00 -
246:
ナナコ◆7qVChUwGb6
「佐々木です。」ひょっこり顔を出したリョウは私たち2人を見るなりギョッとした様子で右往左往する。「ちょっといいですか?」私はここでリョウがしたことを全てぶちまけてやろうと思った。が、しかしリョウはヤバイと感じたのか直ぐさま私たち2人を「外で…」と言って店の外へと追いやった。店の裏口まで連れて行かれ「用件は?」と開き直られた。
2007-02-07 08:50:00 -
247:
ナナコ◆7qVChUwGb6
サユリはこっちに来ようとせず離れたところで下を向いていた。私はその言葉に憤りを感じ、「あんた最低やね。金返せよ。サラ金から金借りてでも返せ!」と吐き捨てた。リョウは「ん〜すぐには無理やな〜。サラ金て君(笑)僕はサラリーマンじゃないし(笑)」と、理屈で練り固めたおどけた言葉を返す。
2007-02-07 08:58:00 -
248:
ナナコ◆7qVChUwGb6
「チッ」舌打ちしながら私は煙草に火を付けた。そしてリョウの顔にわざと真っすぐ煙を吐きかけながら言った。「何年かかってでも働いてちゃんと返せ!それでも返さん言うんやったらうちはあんたを許さん。」傍目からは私とリョウはカップルで、痴話喧嘩のように見えただろう。リョウは飄々とした口調で「まっいつになるかはわからんけどね〜。返せるようになったらサユリに連絡するよ。」と言った。私は「返さな殺す。」と言ってリョウの頬に煙草の火を押し付けようとした。
2007-02-07 09:05:00 -
249:
ナナコ◆7qVChUwGb6
リョウは「わっわかった。」と言って私の手首を掴んでストップをかけた。まさか私がそこまでするとは思ってもみなかったのだろう。慌てた様子で「ごめんな。」と私に言い、離れた場所で下を向いて泣いていたサユリに近寄り「ちゃんと返すから。ごめんな。じゃあ仕事あるから戻るわ。」と言っていそいそと店に戻っていった。
サユリは「ありがとう、ナナ。ごめんな。ホンマ、ありがとう…。」と泣きながら私にしがみついた。私は「あんたももうちょっとしっかりしーや」と言ってポンポンとサユリの頭を叩いた。2007-02-07 09:24:00 -
250:
ナナコ◆7qVChUwGb6
時刻は6時を過ぎた。私たちはそのまま帰ることにした。お互い地元の駅で手を振り別れた。ふと携帯を見るとマサヤから不在着信5件。何かあったのだろうか…。気になった私は家に着くなりすぐマサヤに電話をかけ直した。
私⇒「あっもしもしマサヤ?いっぱい着信あったけど何?」マサヤ⇒「何してたん?」冷たく言うマサヤ。
私⇒「友達とおったよ。今帰ったとこやねん。」2007-02-07 19:49:00