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  • 1:

    ナナコ

    小説にして色んな人たちに伝えたいお話があります??すべて実話です?色々忙しくてすぐに更新出来ない時もあるかもしれませんが頑張って最後までお話します?拙い稚拙な文章ですがよければ読んでやってください?

    2006-11-15 02:37:00
  • 351:

    名無しさん

    ちょと泣きそうなた???ぁげ??

    2007-02-17 04:17:00
  • 352:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    昼食に祖母が私のために私の好きなメニューばかりを作ってくれた。レンコンの挟み揚げにピーマンの肉詰め、中華やきそば、タマゴスープ…真昼間からガッツリで驚いたが、きっと私に元気がないのを察してだろう。その気持ちがとても嬉しかった。母と祖母と3人で輪を囲んで食べた。
    《お婆ちゃんありがとう…》私は少し元気が出た。

    2007-02-17 04:36:00
  • 353:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    兄は相変わらず今の彼女の家に入り浸り状態で家にはあまり…とゆうより滅多に帰らなかった。が、仕事には一応ちゃんと行っている様子だった。たまに帰って来たと思えば「ほいよ」と言って茶封筒を置いてゆく。中には必ず少なくとも2万円が入っていた。『お兄ちゃんなりに親孝行婆ちゃん孝行してるつもりなんやろな…』
    女にはだらしなくてもちゃんとお母さんやお婆ちゃんのことを考えてくれている兄が大好きだった。

    2007-02-17 04:47:00
  • 354:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    以前は職を転々と変えたり、女に生活費を出してもらったりしていた。が、最近になって漸く今の職場に落ち着いたようだった。
    職についていない頃でも女に出させても私たちには一切お金をせびることがなかった兄。それがよかれとは言い兼ねるが兄なりに家族を想ってくれていたんだと、今になってしみじみ思う。

    2007-02-17 04:53:00
  • 355:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    −お兄ちゃん。元気でやってる?お兄ちゃんが名古屋に行ってから3年が経とうとしてるね。アユミさんとサチカちゃんは元気ですか?たまにはお母さんのお墓参り一緒に行こうよ。お母さんの大好きやったわらび餅持ってさ…。

    2007-02-17 05:06:00
  • 356:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    元気の出た私は予備校には行くことにした。正直自分の部屋では勉強が手に付きそうになかったし、明後日の入試のことで予備校の先生に色々聞きたいことがあったからだ。
    夕方予備校へ行くといつものメンバーには会わなかった。マサヤが来ていないことは端から知っていた。『よかった誰も来てへん…』内心少しホッとした。今知っている人に会っても笑顔でいれる自信がなかったから…。
    先生が出てくるのを椅子に腰掛けて待っているとミホちゃんにバッタリ会ってしまった。…とゆうより私の横に座ってきた。

    2007-02-17 05:14:00
  • 357:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    ミホちゃんは椅子に腰掛けてから隣が私だとゆうことに気付いたようだった。私の顔を見るなりやってしまった、とゆうような顔をし、目を逸らした。私もここに座るんじゃなかったと少し後悔。ミホちゃんに直接嫌がらせは受けたことはないがヤスノリとさーりちゃんのことがあってから私もミホちゃんもお互いを余計意識するようになっていた。
    少ししてミホちゃんのいつもつるんでいる友達2人が来た。3人でキャッキャうるさいので少し苛立った。

    2007-02-17 05:28:00
  • 358:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    私が苛々してるのが伝わってしまったのだろうか。ミホちゃんはジロッとこっちを見て舌打ちをした。『あんなん無視無視』私は平然を装った。するとミホちゃんが「こいつウザイよな」と茶々を入れてきた。こいつとは勿論私のことだろう。「ホンマうざい!今時あんな肌焼いてアホちゃん!」なおもしつこく言う。『肌黒いんは地黒やし!1回焼いたら中々戻らんのや!』ムカついたが大人しく先生を待った。

    2007-02-17 21:31:00
  • 359:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    まだ3人でごちゃごちゃ言うのでいい加減腹の立った私は場所を代えようと席を立とうとした。「あいつ黒くてガリガリでかりんとうみたいやな(笑)」「ホンマやかりんとうや(笑)あんな短いスカート履いて男に見せたくてしゃあないんやろな(笑)」「あの浪人女の連れやろ?あいつ!淫乱同士合ってるよな(笑)マサヤ君もやっくん(ヤスノリ)もあんな淫乱とつるんでるとかヤラセてもらいたくて必死やねんな(笑)」それを聞いて無性に腹が立った。マサヤやヤスノリやさーりちゃんのことを悪く言われたのに我慢ができなかった。

    2007-02-17 21:40:00
  • 360:

    名無しさん

    ぁげ?

    2007-02-18 00:47:00
  • 361:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    我慢出来ずに私は「お前らみたいなキャンキャン負け犬の遠吠えみたいに吠えてる女が1番ウザイで?」と言った。「お前なんやねん!自分可愛いとか思ってるるん?勘違いやで!お前みたいにすました女が1番好かんのや!」周りにいた他の塾生がびっくりするぐらい口論になった。
    私はそれでも食い下がらない。「死ね!!」そう言われた瞬間私の中で何かが切れた気がした。

    2007-02-18 07:25:00
  • 362:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    《バンッッ》私はカバンをミホちゃんの顔に投げ付けた。「いったぁ〜!何すんねん!」ミホちゃんは私の服を引っ張った。私はミホちゃんの胸倉を掴み「お前さーりちゃんにも死ねゆうたらしいな?今度死ねとかゆう言葉うちらの前で言うたら刺すで?」と言った。「なっなんなん!」ミホちゃんは私を睨む。「マサヤやヤスノリのことも悪く言うたらうちが許さん。うちらの前に二度と姿見せんな!」ミホちゃんは圧倒されたのか少したじたじになり「離せや!」と言って私の手を振り払い「もう行こっ!」と言って他の2人を連れて去っていった。

    2007-02-18 07:36:00
  • 363:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    私は「死ね」と言われた時さーりちゃんのことを思い出していた。リスカを繰り返すさーりちゃんに対して簡単に「死ね」と言ったのがどうしても許せなかった。『死ね』その安易な発言にさーりちゃんはどれだけ傷ついたか…。リスカをしているさーりちゃんに対して軽はずみに言ってはいけない言葉だと思った。
    『喧嘩してもやっぱうちさーりちゃんのことかばってしまう…。さーりちゃんのこと悪く言われたら腹立つ…。さーりちゃんが傷つけられたらいてもたってもいられない…。……うち、やっぱりさーりちゃんが好きなんや…』

    2007-02-18 07:45:00
  • 364:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    さーりちゃんに悩みを打ち明けられた時私は確かにさーりちゃんにたいする確かな『友情』『愛情』を感じていた。その時感じた気持ちを忘れていたのかもしれない。それをこんな形でまた気付かされるなんて…。私は『さーりちゃんとまた前みたいに…仲のよかった頃に戻りたい』と強く思った。

    2007-02-18 07:51:00
  • 365:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    −さーりちゃん。あの時私は確かにさーりちゃんにたいする確かな友情を感じ取った気がしたよ。あの時さーりちゃんも同じ気持ちやった?私は頼りなくていつもさーりちゃんがピンチの時に限って助けてあげられなかったけど、今もう一度あの頃に戻れるなら今度は全力でさーりちゃんを守ってあげたいな。きれいごとにしか留められなかったあの頃を私は今も悔やむよ。

    2007-02-18 07:57:00
  • 366:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    今すぐにでも仲直りしたかった。けど冷静に考えてみると今は無理なような気がした…。『もう少し時間を置こう…』さーりちゃんが落ち着く頃まで待っていたかった。それでちゃんと仲直りをしたかった。今思えば勝手な思い込みだが私はさーりちゃんはきっと私と仲直りしたがってるに違いない。けど今はまだ私の顔をまともに見て話すことはできないだろう、と思っていた。
    でも…………。

    2007-02-18 08:06:00
  • 367:

    名無しさん

    気になる?気になる??ぁげます??

    2007-02-18 08:40:00
  • 368:

    名無しさん

    ?

    2007-02-18 22:05:00
  • 369:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    入試当日。本命校の次に行きたい大学だった。私はさーりちゃんとのことで悶々として中々勉強に手がつかなかった。けれど自分なりに全力を尽くした。マサヤと買った合格祈願のお守りをポケットに入れていざ出陣…!!

    手応えは中々だった。過去問に近い問題と私の得意な分野が出題されていた。
    『この入試が終わったらさーりちゃんと仲直りしに行こう』その一心で黙々と問題を解いていった。

    2007-02-18 23:10:00
  • 370:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    入試は2日連続で他の学部と併願した。凄く濃い長い2日間だった。私は他のメンバーよりも一足早く今年第1番目の入試を終えた。
    入試が終わってすぐマサヤにメールした。『問題結構解けたよ♪マサヤももうすぐ入試やけど頑張って?』しかしいつもなら私からのメールをすぐに返信してくるのに返事が来たのは翌日だった。しかも返事がそっけない。『お疲れ。俺も頑張るわ。』たったそれだけでそれ以上メールは続かなかった。いつもなら愛嬌満点の絵文字付きメールか電話をかけてくるはずなのに…。『勉強根詰めてやってるんかな?』そう思って私もそれ以上深く追求することはなかった。

    2007-02-18 23:33:00
  • 371:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    −マサヤ…あの日あの時あの場所で私は気付くべきやったんかな?自分は盲目のまま突き進んでるって。後戻りしてして立ち止まって考えるべきやったんかな?そしたらマサヤは私を置いていかへんかった?「離れない」って言ってくれた?
    今思えばあの日が私たちの訣別の日やったんかな?あの時の私はまだ自分の後ろを振り返ろうとしなかったんやね。あの時の私に言いたい。『前だけ見てたらあかん。左右後方を見ろ…』

    2007-02-18 23:43:00
  • 372:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    ある日入試も終わり一息ついた私は学校から帰るなり家でゴロゴロしていた。『明日さーりちゃん家に行ってみようかな。』なんて考えながらテレビをぼーっと見ている時だった。
    《トントン》ドアをノックする音がして振り返ると料理教室から帰ってきた祖母だった。「ナナちゃんに話しがあるんや…」そう行ってお婆ちゃんの部屋においでと言って手招きをした。どことなく暗い顔付きの祖母…。嫌な予感…。
    『もしかして携帯使い過ぎとか!?リビングで煙草吸ってんのばれたとか!?』私は思い当たる節がありすぎて悶々としていた。

    2007-02-19 00:29:00
  • 373:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    「落ち着いて聞きや?」そう前置きをして祖母は話し始めた。「今日な、あんたのお父ちゃんが最終の新幹線で帰ってくるんや。」
    『えっ!?お父さんが!?ここ数年間、夏かお正月かの年1回ぐらいしか帰ってこーへんかったお父さんが!?今年のお正月なんか帰ってこーへんかったのに…。なんでまた急に…』私はびっくりして目を丸くさせていた。
    祖母は続けて話す。

    2007-02-19 00:36:00
  • 374:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    「今晩お父ちゃんが帰ってきたらゆっくり話すつもりやったんやけどな。あんたも勉強やらで疲れてるやろし先にちゃんと話しとこう思ってな。あんたのお母ちゃん、もう長くないかもしらんのや…」
    『えっ………』私は頭の中が真っ白になり何度も聞き返した。「どーゆうこと?」心臓の鼓動が早くなってゆく…。
    「あんたのお母ちゃん、心臓移植せな治らん病気なんや…。」私はそのことを初めて知らされた。

    2007-02-19 00:45:00
  • 375:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    私はわけがわからないことを言われているような気分になった。とにかく頭の中が真っ白で喉が渇く…。
    「あんたにはずっと黙ってて悪かったな…。あんたのお母ちゃんの病気は生まれつきで重度の心臓病や。元気そうに見えても確実に病は進行していってるんや…。ドナーが見つからん限り回復の見込みはないねん。残念ながらドナーが見つかる確率はかなり低くてな…。ここ2年間待っても見つからんかったんや。お母ちゃんの病気は悪くなる一方なんや…。特にここ2年間は悪くなる一方やったんや。お母ちゃんもそれはわかってる…。だから残りわずかな時間をあんたらと過ごしたくて、あんたらに普段何もしてあげられへんかった分元気な間に沢山愛情を注いであげたかったんやろう…。」祖母は涙を流しながら話す…。

    2007-02-19 01:03:00
  • 376:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    ↑昔のことを思い出しながら書いているとつい感情移入し過ぎてわけのわからない文章になってしまいました?会話の中で何回も同じこと繰り返して言ってるし??すみません??落ち着きながら書きます

    2007-02-19 01:08:00
  • 377:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    私は涙すら出ない。現実を受け止められずにいたのだ。
    「一時退院が許されたんも体調がいいからやない。あんたのお母ちゃんが毎日のように泣きながら『子供たちと暮らしたい』言うから病院の先生が無理を承知してくれはって…。『もしかしたら最後になるかもしれないから少しの間だけでも家族と…』言うてくれはったんや…。あんたのお母ちゃんはあんたに元気なところだけを見せようと必死やったんや。あんたが学校や予備校に通ってる間は歩くのも困難な状態で寝たきりやったんや…。あんたが帰ったら精一杯元気を装って………」

    2007-02-19 01:18:00
  • 378:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    落ち着いたんでまた再開します?あげてくれてる方、暇つぶしにでも読んでくれてる方いつも感謝してます?本当にありがとうございます?ノンフィクとゆうことですが中には記憶に曖昧な部分があり、時期などが微妙にずれる場合もあるかもしれませんが大目に見てやってください?でも会話の内容や出来事はかなり鮮明に覚えている方なので頑張って書いていきます?

    2007-02-19 02:18:00
  • 379:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    祖母は涙で言葉をつまらせながら私に一生懸命話してくれた。けれどその時の私は頭の中が『なんで?なんでなん?』そればかりだった。
    「お婆ちゃん知ってたんやったらなんでもっと早く言ってくれへんかったん!!」祖母に浴びせた第一声がそれだった。祖母は泣きながら謝る。「ナナちゃん…ごめん…ごめんな…」私はそれでも喚き散らす。「知ってたらうち料理も洗濯も掃除も全部やったで?予備校なんか行かずに…大学受験なんかせずに…お母さんの側におったのに!!なんでなん…」私はそう言った後、声にならずにただただ泣いていた。

    2007-02-19 02:27:00
  • 380:

    名無しさん

    (⊃ェ・。`)?

    2007-02-19 02:33:00
  • 381:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    「ナナちゃん勉強頑張ってたから言われへんかってん…。受験に差し支えたら哀しむんはあんたのお母ちゃんや思って…。あんたのお母ちゃんはあんたに大学行ってほしいんや。自分が心臓悪いが故に諦めてきたこと…スポーツとか学校とか…夢とか…。あんたのお母ちゃん、受験の時も入退院繰り返してたんや…。だから…あんたにはそんな思いさせたくないんやゆうてた…。自分のために夢とか将来を犠牲にしてほしくないんやって…ゆうてた…」祖母は私を抱き寄せ、ごめんと何度も謝った。

    2007-02-19 02:36:00
  • 382:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    私は祖母の胸で泣き崩れた。そして涙が涸れるまで泣いた。どれぐらいの時間が経っただろう………。我に帰った時はもう外は真っ暗だった。祖母はヨタヨタと立ち上がり、晩御飯の準備をするからと言って台所の方へ行った。
    私は祖母の暗い部屋で一人ポツンと座り窓の外を眺めていた。
    「ただいまぁ!」母が帰ってきた。母はお隣りのおばさんと仲がよく、母が退院したと聞いて「うちで退院祝いも兼ねてお茶会をしよう」と誘われ、ご近所さんを集めてお茶会をしていたらしい。私は元気よく帰ってきた母の顔を直視することができなかった。

    2007-02-19 02:48:00
  • 383:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    −お婆ちゃん。あの時お婆ちゃんも辛かったんやんな。何も知らされへんかったうちよりも、すべてを知ったうえで私やお母さんにいつも通りを装って…お婆ちゃんが1番辛かったやんな。隠し通さざるを得なかった辛さ…すべてを背負いながらその小さな体で私たちに愛情を注いでくれてたんやね。ありがとう。お婆ちゃんのことは今でも大好きです。いつかお婆ちゃんの行きたがってた温泉旅行に連れていってあげたいな…。そこで今までの疲れを存分に癒してな…

    2007-02-19 03:14:00
  • 384:

    ??なお??

    しおり

    2007-02-19 17:01:00
  • 385:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    私は母に泣き腫らした目を隠しながら「お帰り!」といつも通りを装った。母は顔は笑顔だがよく見ると顔色が悪く、顔がこけていた。『ホンマは相当具合悪いんやろな…』母きっと今受験で大事な時期の私に心配をかけさせまいと必死に元気な自分を演じていたのだろう…。それを思うと私はまた目から涙が溢れてきた。「あっうちコンビニ行って来る!」私はコンビニに行くふりをして外へ出た。

    2007-02-19 18:32:00
  • 386:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    『やばかったーお母さんに泣きそうなんばれてなかったかな?』私は不安になりながら自転車をこいでいた。私は兄のところへ行こうと思っていた。1ヶ月に1回ぐらいしか帰ってこない兄。仕事はもう終わって帰っているはずだ。私は自転車で30分ぐらいのところに住んでいるとゆう兄の彼女の家へ向かった。
    その前に確認のために一応兄の携帯に電話をした。

    2007-02-19 18:37:00
  • 387:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    私⇒「もしもし?兄ちゃん?」兄⇒「ナナコ?なんやねん急に電話してきよって。気色悪いのぉ〜」私⇒「話があんねん!時間ある?」兄⇒「今仕事帰りで車ん中や!話てなんやねん?」私⇒「今アユミさん家に向かってるとこやねんけど!」兄⇒「はぁ?お前今どこおんねん!」私⇒「○○の近く!チャリこいでる!」兄⇒「アユミもお前が急に来たら驚くやろから今すぐ行くからそこにおれ!」
    兄はいつになく真剣な私の様子を察して何か大事な話があることに気付いているようだった。

    2007-02-19 18:45:00
  • 388:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    20分ぐらいして兄が来た。車を近くに駐車して近くのデニーズに入った。
    兄はホットコーヒーだけを頼んで私には晩御飯まだやったら好きなん頼めと言ってメニューを手渡した。私はイマイチ食欲がわかず私もホットコーヒーだけを頼んだ。兄は私の顔を覗き込むようにして「なんかあったんけ?」と言いながら煙草に火をつけた。

    2007-02-19 18:52:00
  • 389:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    暗い面持ちの私に兄はマッチを放り投げてきた。私も煙草に火をつける。
    「お待たせしました。コーヒーホットです。」コーヒーをすすりながら私は話し始めた。今日父が帰ってくるとゆうこと、祖母に聞いた話を一部始終話した。兄は「そうやったんか…」と言って黙ったままだった。私は涙が溢れ出そうなのを一生懸命抑えていた。

    2007-02-19 21:21:00
  • 390:

    名無しさん

    あげ

    2007-02-19 23:39:00
  • 391:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    啜り泣く私が落ち着くまで兄は黙って待ってくれていた。少し落ち着いた私を見て兄が言った。
    「俺はどうしたらいいんやろう…」私は迷わず「兄ちゃん今すぐ帰ってきて!」と言った。兄は間をおいて「俺は帰られへん…」と囁くように言った。
    私は「なんで?なんでなん?」と何度も聞いた。兄は黙っている。

    2007-02-20 01:23:00
  • 392:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    何度も今すぐ帰ってきてくれ、と頼む私に兄は険しい顔をして言った。
    「オカンや婆ちゃんに合わす顔ないねん…俺…。」
    私⇒「なんでなんよ!?お母さん兄ちゃんに会いたがってるねんで!?」
    兄⇒「………。」私⇒「だから今すぐ帰ってきてや!兄ちゃんはお母さんよりアユミさんが大事なん!?」
    アユミとは兄の今の彼女である。

    2007-02-20 01:28:00
  • 393:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    兄の気持ちは確かにわかる。それは過去として兄には背負ったまま生きていってほしかった。でも今はそんなことを気にしてる場合じゃないと思った。私は「兄ちゃんは確かに悪いこといっぱいしてきて家族に迷惑かけてきた。でもお母さんもお婆ちゃんもそんなことはもうなんとも思ってへんで?兄ちゃんが悪いことしたって後悔してるのわかってくれてるよ?お婆ちゃん、いつもご飯とか多めに作ってるよ?それは兄ちゃんがいつ帰ってきてもいいように…って用意してるねんで。お母さん、いつも独り言みたいに『ユウスケはどうしてるんやろ…』て呟くねんで?それは兄ちゃんが心配で…会いたくて仕方ないからやねんで?」と兄に言った。

    2007-02-20 01:50:00
  • 394:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    兄は唇を噛み締めながら眉間にシワを寄せながら「でも…オカンの具合がよくないからって何事もなかったみたいに都合よく帰ることできへん…」と言った。私は「そんなん気にしてる場合ちゃうやん…!お母さん長くないかもしれへんねんで!?兄ちゃんはこのままお母さんと会わんままお母さんが死んじゃってもいいん!?それで余計後悔すんのは兄ちゃんやで!?お母さんだって最後に兄ちゃんと会えんまま死んじゃったらきっと成仏なんかできへんはずやで!?お母さんを安心させてあげようよ…。お母さんに一杯親孝行してあげようよ…。残された時間をお母さんに『生きててよかった』って思わせてあげようよ…。」と言いながらすがりつくように泣いた。

    2007-02-20 02:01:00
  • 395:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    またまた感情移入しすぎて文がおかしな箇所いっぱいありますね??すみません?確認しながら書くように心掛けます?読みづらいかもしれませんが読んであげてくれたりしている方がいてとても嬉しいです?引き続き書いていきます?

    2007-02-20 02:15:00
  • 396:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    そんな私を見て兄もまた涙ぐんでいるようだった。兄は一言「わかった…」と言って明日家に帰る約束をしてくれた。今日彼女の家に帰って彼女に事情を話すと。私と兄はそのまま会計を済ませ店を出た。私は別れ際兄に「明日兄ちゃんが帰ってきたらみんな喜んでくれるわ」と言うと兄は少しはにかみながら笑顔で車の中へ入っていった。私も自転車に跨がり家路を走っていった。

    2007-02-20 02:47:00
  • 397:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    家に帰ると母が「コンビニ行くゆうて出てったっきり帰ってこんから心配してたんやで」と言って心配そうに私を出迎えた。私は「ごめん。途中で友達に会って久しぶりやから色々話し込んでてん」と嘘をついた。母はそれをあっさり信じ「ご飯あっためるわな」と言ってキッチンの方へ行った。『よかったちゃんと笑えて…。でもお母さん、心配かけてごめんな…。』私は少し反省した。
    私が外出していた間祖母も母も食べずに待ってくれていたようだったので申し訳なくなってしまった。3人でご飯を食べていると家の電話が鳴った。私が出た。父だった。父は今新大阪に着いたので後40分ぐらいで帰るとのことだった。

    2007-02-20 03:01:00
  • 398:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    それを聞いて母はとても喜んでいた。「お父さんと会うのいつぶりやろう」すごく笑顔だった。私は逆にイマイチ手放しに喜べなかった。私は父に不満があったからだ。いくら仕事があるからとはいえ、母の具合が思わしくないのを知っていて見舞いには来ない、電話の1本もよこさない、お金だけ入れておけば文句はあるまい、とゆう父に私は不愉快でならなかった。

    2007-02-20 03:07:00
  • 399:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    母は入院中も私がお見舞いに行く度に「お父さんから連絡はあった?」としきりに父を気にしていた。私はその度に父に電話をしていたが繋がらないことが多く、繋がったと思えば「今忙しいからまた後でな」と言って後回しにする。『そんなに仕事が大事?たまにでいいから大阪に帰ってきてお母さんを安心させてあげてや』私は父に対して不信感と憤りを感じていた。それは日を追うごとに増して行き、父を憎むようになっていってしまった。

    2007-02-20 03:14:00
  • 400:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    私だって寂しかった。母は入院していて父は単身赴任、祖母は料理教室などで帰るのは私が予備校に行く時間、兄は彼女の家に入り浸り…。私は一人でいることの方が多かった。友達の少ない私にとって家族と過ごせる時間程大切なものはなかったのに…。せめて父がいてくれれば…と思うことがよくあった。でもあれもこれもすべては仕方のないことだと自分に言い聞かせるようにしていた。

    2007-02-20 03:25:00
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