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??ノンフィクション??

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  • 1:

    ナナコ

    小説にして色んな人たちに伝えたいお話があります??すべて実話です?色々忙しくてすぐに更新出来ない時もあるかもしれませんが頑張って最後までお話します?拙い稚拙な文章ですがよければ読んでやってください?

    2006-11-15 02:37:00
  • 451:

    名無しさん

    続き気になる(>_

    2007-03-01 13:40:00
  • 452:

    名無しさん

    にょわー
    気になるお(´・ω・`)

    2007-03-01 17:16:00
  • 453:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    私「…でも4年やで!?!?4年間何回会える!?!?長期の休みしか会われへんよね!?!?そんなんでマサヤはほんまにやってけるって思ってるん!?!?お互い辛い結末になるんわかってるやん!!」
    私は興奮して声をあらげて言った。マサヤは空っぽのタバコの箱をグシャッと押し潰し力強く言った。
    「ナナちゃんは俺のこと好きちゃうんやんか!!」
    私は一瞬その言葉に耳を疑った。

    2007-03-02 00:22:00
  • 454:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    ポカンとしてる私に向かってマサヤは続けて言った。
    「ホンマに好きなんやったら4年間辛くてもやっていこうって思えるはずやろ!?!?辛い思いさせるかもしれへん。でもお互いがホンマに好き合ってるんやったらそんな障害乗り越えてけるはずやん!!ナナちゃんはそんなに俺とやってく自信ないん!?!?それってナナちゃんの俺にたいする気持ちがその程度ってことやん!!俺のほうが1人で浮かれてアホみたいやん!!」マサヤは頭を掻きむしって唇を噛み締めた。

    2007-03-02 00:27:00
  • 455:

    まり?

    ゅっくりでィィから完結させてね?

    2007-03-02 00:36:00
  • 456:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    まり?さん。
    ありがとうございます?応援レスめっちゃ励みになります??時間はかかるかもしれませんが頑張って最後まで書きます??

    2007-03-02 01:16:00
  • 457:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    私は声が出なかった。どう対応していいのか自分が今どう感じているのかすらわからなかった。さっきまでの興奮状態とは打って変わって私は無言になった。そんな私を見てマサヤは「なんとかゆうてや!俺は今も昔もこれからもナナちゃんのこと好きやねん!!でもナナちゃんは違ったん!?!?それは俺の勝手な思い込みやってってゆうてや!!頼む……」と胃の奥から絞り出すような声で言った。その目は少し潤んでいて今にも泣きそうだった。

    2007-03-02 01:23:00
  • 458:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    そう言って下を向いて鞄を肩にかけた。「バイバイ…。」マサヤはそう一言残して背を向けた。私は何も言わなかった。言わなかったんじゃなく言えなかったのかもしれない。マサヤはそのまま階段を降りてゆく。呼び止めることもできず私はマサヤの方を見ず下を向いたままユラユラとたちこめる煙草の煙をただじっと見つめていた。
    マサヤがいつも履いていた学校のローファーのキュッキュと床を擦る音が虚しく遠ざかって行くのが聞こえた。

    2007-03-02 01:51:00
  • 459:

    名無しさん

    どこからの続きか書いて

    2007-03-02 03:16:00
  • 460:

    名無しさん

    497からやとオモワレ(・∀・)

    2007-03-02 03:56:00
  • 461:

    名無しさん

    感想とか返答多すぎてよみにくいねん
    読む側も考えろ

    2007-03-02 06:02:00
  • 462:

    >>510言いたいことわかるけど偉そうに言い過ぎ

    君だけの為に書いてんと違うんやで

    2007-03-02 07:11:00
  • 463:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    私が皆さんのレスに返答したり独りよがりなレスをしていたのが読みづらい原因になったのならすみませんm(__)m応援レスがあるとつい嬉しくて(>_

    2007-03-02 07:41:00
  • 464:

    名無しさん

    510やけど、ごめん↓
    なんかどの小説も何回も感想とか励ましとかそれに対する返答とかが多くて読みにくくて更新されてる思ってみたら感想とかばっかでイライラしてしましました↓感想とか励ましが小説書く励ましになるのもわかってたけど…なんかがキレてしまって…つい…ゴメンナサイ↓

    2007-03-02 18:15:00
  • 465:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    >>513さん。私も読者の気持ちとか読みやすさ考えずにレスしてたのが悪かったと思うので?応援してくれている方たちのレスは素直に嬉しいです?けどそれは胸にしまっておいてこれからは必要以上のレスは避けて更新していこうと思いますm(__)mでは、これからまた少しずつ更新していきます??

    2007-03-02 21:35:00
  • 466:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    《507からの続き》
    私はそのまま1人でボーっとしていた。悲しいはずなのになぜか涙が出ない。ふと時計を見ると夕方の4時だった。『明日もセンター試験あるしそろそろ帰ろうか』そう思った時だった。ぽとっと床に何かが落ちた。マサヤと初詣へ行った時にお揃いで買った合格祈願のお守りだった。どんな時でも私はこのお守りを肌身離さず持っていた。そのお守りが床に落ちているのをじっと見つめているとこれまでのマサヤとの思い出が走馬灯のように頭の中を駆け巡った。

    2007-03-02 21:46:00
  • 467:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    マサヤと初めて出会った教室…毎日寄り道したケンタッキー…飲み会の夜のマサヤからの告白…イヴに行ったUSJ…マサヤの誕生日…そしてお揃いのお守りを買った初詣…。このたった8ヶ月間のマサヤとの思い出が一瞬にして思い出された。
    『行かんといて…』心の中で確かにそう思った。それと同時に涙が頬を伝った。

    2007-03-02 21:56:00
  • 468:

    名無しさん

    ??

    2007-03-04 21:51:00
  • 469:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    −マサヤ。私は知らない間にマサヤが傷ついてたことに気付いてなかったんやね。今でも思い出す度あの頃を悔やむよ。あの時私が振り返って気付いていればこんなことにはならんかったんかなぁ?それとも「行かないで」って言ってればマサヤは行かなかった?今もしあの頃に戻れるのなら見栄もプライドもなにかも捨ててもう一度マサヤに「好き」って言いたいよ………

    2007-03-05 01:57:00
  • 470:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    私はお守りを握り締めたまま顔をぐしゃぐしゃにして泣いていた。マクドの店員さんが何かあったのか不審そうに「あの、大丈夫ですか?」と私の肩を叩いてきた。ふと我に返り、「大丈夫です。すみません…」と言って足早に店を出た。家に帰る前に母にあまり心配をかけたくなかったので自宅近くの公園で化粧を直し、赤くなった目に自販機で買った缶ジュースをあてて目を冷やした。

    2007-03-05 02:04:00
  • 471:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    家に帰ると「お疲れ様!センター試験どうやった?」と母が出迎えた。私は精一杯の笑顔を装って「バッチリできたで!明日も試験あるし、今日はもう寝ようかな!」と言っていそいそと自分の部屋に行った。部屋を真っ暗にして1人泣いていた。母からの「ご飯できたよ」のメールにも気付かず、泣きつかれたのかいつの間にか眠ってしまった。

    2007-03-05 02:11:00
  • 472:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    いつも6時半に設定している携帯のアラームで目が覚めた。本当なら試験にも行きたくない気分だった…。リビングに行くと母が元気よく「おはよう!今日の試験も頑張ってな!」と言っていつもより豪勢な朝ごはんを出してくれた。私はそんな母の気持ちに嬉しくて少し元気が出た。
    『会場でマサヤに会ったらどうしよう…』不安になりながらも昨日と同じ試験会場に向かった。

    2007-03-05 02:21:00
  • 473:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    昨日のことを思い出さずにはいられない状態だったができるだけそのことは考えないようにして行きの電車では英単語帳を熟読していた。電車を降りようとしたところで誰かにトントンと肩を叩かれた。
    ヤスノリだった。「ナナちゃん久しぶり!」私は精一杯の笑顔で「久しぶり!」と返した。どうやらヤスノリは昨日のことは何も知らされていない様子だった。《マサヤ》《ヤスノリ》《ショウタ》《コウキ》仲のいい4人組の中でもマサヤとヤスノリは特に仲がよかったのでどちらかに何か悩みや相談があるとお互い真っ先に話していたようだった。

    2007-03-05 02:30:00
  • 474:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    『ヤスノリに話してないんや…』私は少しホッとした。今事情を知っている人の前で笑顔で話せる自信がなかった。私は泣き腫らした目をダテメガネで隠して会場までわわいもない話をして歩いた。「ナナちゃんて目悪かったっけ?」と聞かれた時は焦ったのを今でも覚えている。
    会場に着くとヤスノリと私は会場が隣同士だった。私の苗字が『サ行』でヤスノリの苗字が『カ行』の終わりだったからだろう。ヤスノリはナナちゃんに色々話したいことあるし終わったら一緒に帰ろうと言って教室へ入って行った。

    2007-03-05 02:39:00
  • 475:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    『話したいことってなんやろ?てかマサヤと会場一緒なはずやのにマサヤと一緒に来てないんや…なんでやろ?』そんなことを悶々と考えながら試験を受けた。昨日よりも出来の悪い答案が回収されていくと同時に携帯の電源を入れてヤスノリにメールした。私の教室の前でヤスノリが待っていた。とりあえずご飯でも食べようとゆうことになり梅田へ出ることになった。

    2007-03-05 02:45:00
  • 476:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    私「ショウタとかコウキたちとは一緒に来てへんの?」ヤスノリ「あぁ、あいつら時間にルーズやし昨日一緒に来た時20分も遅刻しよったしな。試験には間に合ったけどもうあいつらとは行かへん(笑)」私「へぇ…。………マサヤは?」ヤスノリ「ん〜あいつ?あいつは一緒に行こゆうたら無理って即答やったからてっきりナナちゃんと行くんやと思ってたわ!」私「へっへぇ…そうやったんや…。」
    私はドキッとしてそれ以上は何も言わなかった。

    2007-03-05 02:56:00
  • 477:

    ??ナオ??

    しおり(*´∀`*)

    2007-03-05 03:13:00
  • 478:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    《525からの続き》
    梅田に着くとヤスノリがよく行くとゆう軽食屋に入った。地味に美味しいとゆうパスタを2人共注文して久しぶりに最近あったことや今後の入試のことなどたわいもない話に花を咲かせた。
    『なんや話したいこととかゆうからなんか大事なことなんかと思ったけど久しぶりに会ったから色々話したかっただけなんや☆』
    私はホッと胸を撫で下ろした。
    「大丈夫?」ヤスノリが不意に言った。『…???』なんのことやらわからない。

    2007-03-06 07:39:00
  • 479:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    私「何が??」ヤスノリ「やっ顔色あんまよくないし」私「ハハハ!今日眉毛以外ノーメイクやからね(笑)」ヤスノリ「そっか(笑)ならいいんやけど…」
    『ヤバイヤバイ!昨日のことで顔に疲れてるん出てたかなぁ』
    ヤスノリはこうゆうことにはかなり鋭いので悟られないように振る舞うのが大変だ。パスタを食べ終え、なんやかんやくっちゃべってヤスノリは予備校に寄ってくと言うでそのまま梅田の駅で別れた。

    2007-03-06 07:46:00
  • 480:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    別れ際にヤスノリに「元気出しや!」と言われドキッとしたが私のことを心配してくれているヤスノリの気持ちが素直に嬉しかった。
    『ヤスノリ…ありがとう。』


    それからしばらくは家から出ることもなくひたすら勉強に専念した。勉強に集中することでマサヤとのことを紛らわそうとしていた。けれど毎日何度も何度も思い出す度に泣いていた。その度に昔から顔なじみのカフェバーのマスターのところに足を運んでいた。

    2007-03-06 07:53:00
  • 481:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    マスターと言ってもまだ当時25歳だった。マスターとの出会いは4年前に遡る。前述で出てきた渡辺先輩と夜遊び歩いていた時に制服でコンビニの前で煙草を吸っていたところを注意してきたのがマスターだった。「お前ら中坊やろ!中坊がいきって煙草なんか吸うな!」この言葉に渡辺先輩は切れ、今にも喧嘩になりそうになったが「煙草吸うんはいい!俺も中学から吸うてた!でも制服で吸うな!学校や他の生徒に迷惑やろ!」

    2007-03-06 08:02:00
  • 482:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    と言って煙草を取り上げられた。「返せや!」取り返そうとする私や渡辺先輩に「私服に着替えたら返したるわ!」と言って仁王立ちした。私も先輩もとうとう折れ、素直にそれに従った。…とゆうより今までの大人の言うことと違い過ぎて可笑しくなったのもあった。「煙草吸うんはいい!」そんなこと言う大人はいなかったから。周囲の大人は必ずと言っていい程「未成年が煙草吸うな!」と言うし、そんな注意の仕方をするのはマスターが初めてだった。

    2007-03-06 08:09:00
  • 483:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    マスターはきっと「他人に迷惑をかけるな」と言いたかったのだろう。煙草を吸うのは自分の体に害があるだけで他の人には迷惑はかからないだろう。けれど制服で煙草を吸うのは学校のイメージが悪くなり他の生徒もそうゆう目で見られるだろうし苦情がくれば先生にも迷惑がかかる。
    そんなマスターに私たちは心を開きマスターからもらった名刺がきっかけでマスターのお店に通うようになっていった。

    2007-03-06 08:17:00
  • 484:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    当時マスターは別の店の従業員だったが2年前に独立し、自分の店を持った。私は相談できる友達もあまりいなかったし、家族も家にいないことのほうが多かったので何か嫌なことがあったり、勉強で息詰ったりするとマスターのお店に顔を出した。ローカル店なので客足もまちまちだったが若いのにしっかりしたマスターの人間性に惹かれ、馴染みのお客さんは結構いた。

    2007-03-06 08:21:00
  • 485:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    《カランカラン…》久しぶりに店のドアを開く。
    マスター「ナナちゃん!久しぶりやん!勉強大変やったんかぁ?」私「3ヶ月ぶりぐらいやね!毎日勉強漬けやわ!」マスター「カレーあるけど食べる?」私「うん☆食べる!」
    料理上手なマスターは気まぐれで作ったメニューにない料理を毎回お客さんに出していた。
    久しぶりのマスターの手料理に私はがっついて2杯もお代わりをしてしまった。

    2007-03-06 08:28:00
  • 486:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    お腹いっぱいになった私はいつも飲むマスターのオリジナルドリンクを頼み、煙草に火をつけた。
    マスター「ナナちゃん勉強頑張りすぎちゃうかぁ?顔疲れてんで!」私「そっそうかなぁ?」マスター「あんまり無理したらあかんで。なんかあったんやろ?お兄さんに話してみ?」
    私は別にマスターに話すつもりで来たわけではなかったが勘の鋭いマスターには全てお見通しだったようだ。

    2007-03-06 08:35:00
  • 487:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    私はマスターにすら深い話はあまりしたことがなかった。ただどんな些細なことにも気付いてくれ、優しく気遣かってくれるマスターが大好きだったのでこの店に来るだけで私の元気の源になっていた。
    私は始めは言おうか言わまいか迷ったが思い切って自分の蟠りや悩みをマスターに打ち明けてみた。

    2007-03-06 08:39:00
  • 488:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    さーりちゃんとのこと。マサヤに言われたこと。勉強や進学のこと。1時間近くかけてがむしゃらに話した。マスターはうんうんと頷き、真剣に聞いてくれた。私は話しているうちに涙が出てきた。マスターはティッシュを差し出し「最近顔見てない思ったらそんなことがあったんか。辛かったな。」と言って優しく私の頭を撫でてくれた。

    2007-03-06 08:45:00
  • 489:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    私は何かが切れたようにわぁーっと子供のように泣いた。声を出してなくのは本当に久しぶりだった。家にいる時ですら母や祖母に聞かれまいと声を殺して泣いていたから。

    マスターはそんな私を見て黙って肩を摩ってくれていた。どれぐらい泣いただろう。しばらくしてようやく落ち着き、顔をあげるとマスターは「笑った顔が1番可愛いで!」と言って私に笑顔を向けた。私はニッコリと微笑み、「マスターありがとう!」と言ってマスターに御礼を言った。

    2007-03-06 08:55:00
  • 490:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    ただ私はマスターに母の病気のことは話さなかった。そのことを話すことによって母の病気の現状をまた思い知らされる気がしたからだ。私はそのことをそっと胸にしまい込み、次のドリンクを注文した。
    《カランカラン…》店の扉が開く音がして振り返るとマスターの美人の彼女《ユリさん》だった。ユリさんは「ナナちゃんや〜ん!久しぶりぃ!何?泣いてたん!?大丈夫かぁ!?」と言って私に抱き着いてきた。なんとも愛嬌があってかわいらしい人なのである。

    2007-03-06 09:07:00
  • 491:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    『来てよかった☆』私は心底そう思った。
    マスターは特別に普段はお客さんに出さないとゆうあまり入らない珍しいリキュール?でオリジナルのカクテルを作ってくれた。
    それがとっても美味しくてついつい飲み過ぎてしまった。私はほろ酔いでいい気分のうちに帰ろうと思い、チェックを頼んだがマスターは「勘定はいらんから早く帰ってゆっくり休み!」と言ってくれた。私は話まで聞いてくれて色んなお酒を振る舞ってくれたマスターに「そんなんあかん!」と言って財布を出した。マスターはそれでも「ええからええから!」と言って半ば無理矢理私をドアまで見送った。

    2007-03-06 09:16:00
  • 492:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    「元気出しや!」そう言ってマスターは手を振り私を見送った。私はその姿がなんだかヤスノリと重なってしまった。『みんなありがとう』みんなの気持ちが本当に嬉しかった。

    その夜。私は『さーりちゃんと仲直りすること』と『マサヤともう一度ちゃんと話し合おう』とゆうことを心に決め、久しぶりに深い眠りについた。

    2007-03-06 09:22:00
  • 493:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    今さらですが>>523の12行目。
    『ヤスノリと私は会場が隣同士だった』じゃなくて『ヤスノリと私は教室が隣同士だった』の間違いです?すみません?
    また続き時間があれば書いていきます??

    2007-03-06 09:29:00
  • 494:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    センター試験の結果は最悪そのものだった。当初目指していた国立大学には到底及ばない点数だった。
    元々夏に祖母と話した結果「女の子やから無理はしないで私大にしといたほうがいいんちゃうか」と言われていたので国立と併願するつもりでいた。当初国立1本で考えてた自分がどれ程愚かだったか今回しみじみと実感された気がした。
    とりあえず手当たり次第に英文科のある大学を片っ端から調べ厳選して4校に絞り願書を提出した。

    2007-03-06 09:42:00
  • 495:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    第1志望と第3志望の私大の入試を控えたある日。さーりちゃんからの着信があった。
    「入試終わったら話したいことがある」たったそれだけ言って電話は切れた。私はびっくりして「うん」としか言えず少し後悔した。けれどさーりちゃんも入試を控えていたようなのでかけ直すことはなかった。
    私は一昨日の夜のこと(マスターに話を聞いてもらった日)をもう1度頭に思い浮かべ勇気を出してマサヤに連絡を取ることを決意した。

    2007-03-06 09:48:00
  • 496:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    携帯を持つ手が震える。
    『どうしよう?なんてゆおう?』いざマサヤに電話をかけようとしてもなかなか実行に移せない。
    『あ〜どうしよ!も〜押しちゃえ!』思い切って発信ボタンを押した。《プルルループルルルー》なかなか出ない。結局留守電に繋がった。ホッとしたような悲しいような…。とりあえず留守電に「またかけ直す」とメッセージを残して電話を切った。
    『あ〜ドキドキして損したぁ!』

    2007-03-06 13:06:00
  • 497:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    携帯を閉じようとした時携帯が光った。『マサヤ!?』急いで画面を見るとメールで相手はマスターだった。内容は「ナナちゃん元気出しや?俺はいつでもナナちゃんの味方やしまたいつでも相談乗るからな?今が一番辛い時かもしれへんけど今を乗り越えたら最後はハッピーエンドやで?ナナちゃんファイト?」だった。なんてタイミングのいいメール。まるでマスターが私がマサヤに電話するところを見ていたんじゃないかとゆうぐらいだった。
    『マジでマスターは全てお見通しやぁ(笑)』さっきまでの緊張感はどこ吹く風…といったかんじで久しぶりに心の底から笑えた。

    2007-03-06 13:14:00
  • 498:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    「サンキュー?マスターに話してよかったぁ?また店行くわぁ??」と返信し、携帯を閉じた。深呼吸をしてみる。《フー!ハー!》もう一度かけ直してみる。この時間なら絶対家にいるはず!そう踏んでいた私は間を空けずにまた発信ボタンを押した。
    《プルルループルルルー》…やはりなかなか繋がらない。『やっぱあかんかぁ…』諦めようと電源ボタンを押そうとしたその時『呼出中』が『通話中』に変わった。
    「はい。」低い声でマサヤが電話に出た。

    2007-03-06 13:21:00
  • 499:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    「マッマサヤ?あっあのえーと…」緊張して声が上ずる…。
    『あかんなんてゆうたらええんかわからん…』
    マサヤは黙っている。どもる私に痺れをきかせたマサヤは「なんか用?」と冷たく小さな声で言った。冷たい声にショックだったのかむかついたのか一気にいつもの私に戻った。
    私「あんさぁ、話があるねんやん!」マサヤ「…話って?」私「電話じゃなくて直接話したいんやけど」マサヤ「いいけど。いつ?」私「来週ぐらいには。入試いつ?」マサヤ「来週の末にある。」私「じゃあ来週の頭時間ある?月曜か火曜。」マサヤ「ええよ。」私「じゃあ月曜にいつものコンビニの前で」マサヤ「わかった。」
    約束を取り付けてすぐに電話を切った。

    2007-03-07 03:48:00
  • 500:

    ナナコ◆7qVChUwGb6

    電話を切った後は一気に体の力が抜け、ベットにもたれ込んだ。
    『はぁ〜緊張した…』安心したのかさーりちゃんとのことは忘れ、そのまま眠ってしまった。

    2日後。とうとう第1希望と第3希望の大学の入試が3日間立て続けにある。私はマサヤと買ったお守りを身につけ、第3希望の大学の入試会場へと向かった。やるだけのことはやった。この入試を終えればとりあえず一段落つく。もう国立大は諦めていたのでなんとか私大の希望の大学には受かりたかった。

    2007-03-07 04:03:00
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