小説掲示板永遠に忘れないアナタへのスレッド詳細｜夜遊びweb関西版

• シェア！
• ツイート
• LINEで送る
• ブックマーク
• メールで送る

永遠に忘れないアナタへ

• 1:

  かおり

  　あれから１年。あなたと出逢えた事、過ごした日々を生涯忘れない‥
  今では言えないけど、想い出をありがとう。

  2005-12-05 09:15:00
• 2:

  かおり

  16歳の秋、本当は働いてはダメだけど興味本意、お金に釣られて19歳と偽りスナックの面接に行った‥
  私は年上に見られる為、即採用！！その日から働く事になった。

  2005-12-05 09:21:00
• 3:

  かおり

  人見知りをしないあたしはすぐ馴染んだ。
  
  仕事を終えると１本の電話が‥　「かおちゃん、今から飲み行かない？」
  

  2005-12-05 09:29:00
• 4:

  かおり

  「えっ？」
  そう、飲みに行くお誘いだったのだ。
  もちろん、16歳のあたしにそんな経験はなく、抵抗があったから断ろうと想い、「お金ないから無理っすねぇ！！」

  2005-12-05 09:33:00
• 5:

  かおり

  綾香さん「いらないよ！ウチ出すし、水商売デビュー祝ってあげるよ！」
  こうなったら断れない‥　「分かりました。今から行きます。」

  2005-12-05 09:36:00
• 6:

  かおり

  集合したあたし達は、
  『ONE』とゆう所に来た‥ これがあたしと悠斗の出会いだった‥

  2005-12-05 09:39:00
• 7:

  かおり

  中はカウンターとボックス一つ。田舎では、よくあるボーイズバーだ。
  カウンターの中にはマスターと悠斗の２人だけだった。

  2005-12-05 09:42:00
• 8:

  かおり

  最初の悠斗のイメージは最悪だった。目が死んでるとゆうか冷たい感じがした‥　だけど顔はカッコ可愛い系。綾香さんの話では悠斗は相当モテるらしい。
  言う通り店は満席。マスターは愛敬はあるが顔は‥　何か普通にいるおじさん系

  2005-12-05 09:51:00
• 9:

  かおり

  あたしはマスターと盛り上がってた。35歳独特の下ネタばっかの親父トークがツボだったみたいで腹かかえて笑ってた。
  悠斗とも少し話をした。　でもやっぱ好きになれないタイプだなと思った。

  2005-12-05 10:00:00
• 10:

  かおり

  
  「そろそろ帰ろうか。」とちょっと酔った様子の綾香さん。
  あたしも、眠さ限界きてたから帰る嬉しかった。

  2005-12-05 10:02:00
• 11:

  かおり

  会計を済ます、綾香さん。　そしたら悠斗が、
  「番号教えて〜♪」と言ってきた。あたしはかなりビックリした‥
  悠斗はずっと綾香さんばっか付いててそっけない感じだったから番号なんて聞いてくると思わなかった。

  2005-12-05 10:06:00
• 12:

  かおり

  でも一応教えた‥。特に理由はなかったけど
  まさか電話くる訳ないか！と思ってたら、次の日１本の電話が‥「日曜日ヒマ？飲み会あるけど来ない？」

  2005-12-05 10:10:00
• 13:

  かおり

  ヒマだったから行く事にした。
  ‥日曜日
  家の近くまで迎えに来てもらって居酒屋に行った。
  するとONEのマスターもいた。男３対女２‥
  

  2005-12-05 10:16:00
• 14:

  かおり

  悠斗は店での感じとは違って明るい少年みたいな感じだった。それを見てちょっと見直した。
  時間がたつにつれ、お酒の弱い私は、完全に殿酔状態‥　皆、気を使ってくれてお開きになった。

  2005-12-05 10:21:00
• 15:

  かおり

  千鳥足でもう歩けないくらいヤバかった。
  でも家に帰れると思って駐車場まで歩くの頑張った。　車に乗って、気持ち悪かったから窓にもたれてたら、悠斗が「肩にもたれていいよ！」っと一言。

  2005-12-05 10:26:00
• 16:

  かおり

  いい人だなと思いながらお言葉に甘えさせてもらって、ウトウトしてたら、明らかに方向がおかしい！
  「どこいくん！？」
  「このまま帰ったらヤバいだろ？ちょっと休んでこ」

  2005-12-05 10:28:00
• 17:

  かおり

  とうとうラブホテルに着いてしまった‥
  （‥最悪。でもこんな酔っ払い襲わないっしょ）と思いながらフラフラしながら部屋に入ってそっこーベッドに倒れ込んだ。

  2005-12-05 10:32:00
• 18:

  かおり

  そしたら悠斗が抱きついてきた。（‥ダメだ。犯される）「初めて見た時、一目惚れした！付き合って！」（嘘だ！信じれん）
  「そんなすぐ、悠斗君の事分からんし。」
  「‥そりゃ、そうか、これから頑張るわ！」と言っておでこにキスしてきた。

  2005-12-05 10:37:00
• 19:

  かおり

  でも、悠斗はムラムラしてるみたいで私を抱く気は変わらなかったみたい‥
  （‥もう、仕方ない。）
  
  酒の勢いでＨしてしまった‥

  2005-12-05 10:41:00
• 20:

  かおり

  その日はそのまま眠りについた。
  次の日、目が覚めると横には悠斗が眠ってる。
  （昨日の記憶全て残ってる、最悪だ‥。私はヤリマンちゃうのに）出来る事なら全て忘れたかった‥
  

  2005-12-05 10:46:00
• 21:

  かおり

  悠斗が起きた。
  「おはよ〜‥」
  「‥‥おはよ」
  「もうちょっとしたら帰ろうか。」
  「‥‥うん」
  （早く帰りたい！もう嫌！）帰り支度をする悠斗。　「行こッか！」
  「‥‥‥。」

  2005-12-05 10:52:00
• 22:

  かおり

  家に向かって帰る途中、悠斗が、「綾香には言うなよ！あいつは本当にヤバい」　その時は理由は分からなかったけど、後で噂で聞いたけど、綾香さんは悠斗をストーカーしたりする程、好きだったらしい。

  2005-12-05 10:55:00
• 23:

  かおり

  家に着いた。
  「な〜！本当に付き合う事考えといて！俺マジだからな！バイバイ♪」
  と言って去って行った。　私は自分のやった事、後悔して自分からは絶対悠斗に連絡しなかった。

  2005-12-05 10:59:00
• 24:

  かおり

  （軽っ！軽すぎだし！）
  あんまり言ってる事最初は信じてなかった。
  でも、毎日悠斗から激烈アタックとかで、１回くらいなら会ってもいいかな？と思って会った。

  2005-12-05 11:06:00
• 25:

  かおり

  デートといってもご飯食べたりドライブしたり‥
  でも絶対手は出してこなかった。（案外軽くないんかな？）私等は何度かデートを重ねた。
  

  2005-12-05 11:09:00
• 26:

  かおり

  次第に私もひかれていった。　５回目くらいのデートで、改めて悠斗が告白してきた。
  「も１回ちゃんと言うな！俺と付き合って♪」
  「‥うん。」
  「マジ？じゃあ今日22日が記念日なっ！」

  2005-12-05 11:13:00
• 27:

  かおり

  「てか、私のドコがいいんやっぱ顔な訳？」
  「そおだよ☆でも中身は後で知っていくもんだよ！かおりは？」
  「‥‥なんとなく。」
  （私のバカ！何で素直に言えないの？悠斗を好きになったって。）

  2005-12-05 11:18:00
• 28:

  かおり

  車の中で２人はキスをした。私は悠斗の真っすぐな瞳にひかれていった‥

  2005-12-05 18:00:00
• 29:

  かおり

  私は昼の仕事と、夜の仕事を両立してたから毎日慌ただしく過ぎていった。
  
  そして、クリスマス。
  １本の電話が鳴った。
  「ちょっと外出てきて」　悠斗からだった‥

  2005-12-05 18:06:00
• 30:

  かおり

  私は何だろう？と思って悠斗の車に乗り込んだ。
  すると悠斗が
  「はい、コレ」と綺麗なピンクの紙袋をくれた。
  開けると中にはピンクのマフラーが‥

  2005-12-05 18:10:00
• 31:

  かおり

  私は彼氏にクリスマスプレゼントをもらったのは初めてだって、感動してた。
  「あ！あとコレ！」
  車屋によくある、くまの芳香剤だった。
  私は吹き出した。小さな冗談が何げに嬉しかった‥

  2005-12-05 18:14:00
• 32:

  かおり

  「ありがと♪じゃあコレ」実は私もプレゼントを用意してたのだ。あげたのはネックレス。毎日の給料をコツコツ貯めて買ったのだ。「メチャ、嬉しい！かおり大好きっっ！」
  「私もだよ！」
  

  2005-12-05 18:20:00
• 33:

  かおり

  年末。私は親友の裕子と神社で年越しを迎えようと約束してた。
  お祈りの番がやってきた。（ずっと悠斗と幸せであります様に‥）
  新年を迎えたら悠斗から電話が‥「俺、１人で家で新年迎えたわ。」とフテ気味

  2005-12-05 18:26:00
• 34:

  かおり

  「ごめん。後で逢お？」
  「いい。寝る！おやすみ」一方的に電話を切られた。「‥切られた」
  でも私は気にしなかった。かなりの自己中だったからすぐ別の話を裕子としていた。

  2005-12-05 18:31:00
• 35:

  かおり

  その日は帰って翌日元旦。
  悠斗から電話‥。恐る恐る電話に出た。すると意外な一言。
  「今日ナベパするからおいでやぁ」
  「まじ？行く！」

  2005-12-05 18:35:00
• 36:

  かおり

  悠斗が迎えに来た。
  「俺等、酒係だって！今日は酔うなよ！」
  「頑張ります！」
  買い物を済ませると、集合場所に着いた。
  今回は、男３対女３だった。２組はカップルだった‥

  2005-12-05 18:41:00
• 37:

  かおり

  「お邪魔しま〜す」
  「どうぞ〜♪」
  
  私は落ち着かなくて悠斗に「何か手伝おうか？」
  と言ったが、悠斗は
  「いいよ！座ってて。」

  2005-12-05 18:44:00
• 38:

  かおり

  このナベパは、毎年恒例、男が作るらしいのだ。
  「かおりは、座ってればいいから。」
  と言われたから黙って待っていた。

  2005-12-05 18:47:00
• 39:

  かおり

  皆が酒も入ってきて、まったりしてきて話込んでしまった‥　皆が年上だったのでかなり気を使いながら話をしてた。
  

  2005-12-05 20:42:00
• 40:

  かおり

  帰りの車の中、悠斗の様子が何かおかしい。ようやく口を開いた。
  「何で手伝ってくれんかったん？俺等、鍋一生懸命作ってたのに、かおり酒飲んでるし‥」

  2005-12-05 20:51:00
• 41:

  かおり

  （えっ？座ってろって言ってたし、何か矛盾してますけどぉ！でも刺激しちゃまずい！とりあえず謝っておこうかな）
  「ごめん」

  2005-12-05 20:55:00
• 42:

  かおり

  その日は家に帰った。
  
  　悠斗との別れはそう遅くはなかった‥
  「別れよう」
  「うん」

  2005-12-06 09:57:00
• 43:

  かおり

  その時には私も、冷めていた。
  
  １回目の別れは案外簡単だった‥

  2005-12-06 10:00:00
• 44:

  かおり

  それから２年の年月がたった。
  それなりの恋愛もした。
  ２年の間に色々経験して16歳の頃の私とは比べ様もないくらい変わった。
  いい意味で落ち着いたのだろう‥

  2005-12-06 10:05:00
• 45:

  かおり

  水商売にも慣れてきて、飲みにも行く様になっていた。
  とある日、ママに呼び出されて『PEACE』とゆう所に 行った。
  すると目の前に悠斗が‥

  2005-12-06 10:12:00
• 46:

  かおり

  一瞬、背筋に寒気が走った。　カウンターの中に悠斗が居たのだ‥
  「いらっしゃい〜！久しぶりだな。かおり。」
  「久しぶり。悠斗‥。てか何でココに居るん？」
  恋愛感情はもう全く無かった。。　だから普通に話をしていた

  2005-12-06 10:19:00
• 47:

  かおり

  「昨日から働いてる。」
  「へぇ‥。」
  その時、私には彼氏が居たから知人とゆう感じで接していた。
  「また遊び来てな！」
  「了解！」

  2005-12-06 10:23:00
• 48:

  かおり

  それから、綾香さんにも度々連れて行かれた‥
  どうやら綾香さんは、まだ悠斗の事を好きみたいだ。（５年以上想ってるってスゴいなぁ。）と、意味分からない事を考えていた。

  2005-12-06 10:27:00
• 49:

  かおり

  次の年の春‥
  私は彼氏に浮気され、精神不安定でボロボロになって１人で、「PEACE」に行った。
  「いらっしゃい！って、どうしたん？」
  私は泣きそうになりながら「浮気されて、別れた」

  2005-12-06 10:31:00
• 50:

  かおり

  「大丈夫？よし！今日はやけ酒に付き合ったる！」
  そう言って悠斗は慰めてくれた‥（相変わらず優しいなぁ‥。）でもそこで恋愛に発展する事は無かった。私はヤケになって、次の彼氏をすでに作ってたのだ。

  2005-12-06 10:34:00
• 51:

  かおり

  無理矢理作った彼氏の事は誰にも言わなかった‥
  だから、悠斗も私に彼氏がいないものだと思って、慰めのつもりだろうけど
  「俺が30歳になってお互い恋人おらんかったら結婚しようなぁ♪」
  「はいはい」私は冗談を軽く流した。

  2005-12-06 10:40:00
• 52:

  かおり

  「今日送ってぇや。」
  「ええで！」
  私は酔ってた為、悠斗に送ってもらった。
  「あ！でもひろ君も送るけどええか？」
  「全然ッ♪」

  2005-12-06 10:48:00
• 53:

  かおり

  帰りの途中「PEACE」の従業員、ひろ君と３人で朝ご飯食べに行く事にした‥
  ご飯を食べて、車に乗り込んでちょっと走っていると「かおり〜！より戻そうやぁ！お願い〜！！」
  悠斗が私の膝をさすりなが言った。
  「えっ！？」ひろ君と私の声がハモった。

  2005-12-06 10:56:00
• 54:

  かおり

  私はかなりビックリして、「何言ってんの？酔ってんじゃないの？」
  ひろ君の家の前に着いた。「俺、邪魔みたいだから帰るゎぁ〜(笑)」
  と言って帰って言った‥　「酔ってないし、マジだしなぁ！信じてよぉ！」と言い車を発進させる悠斗

  2005-12-06 11:02:00
• 55:

  かおり

  私の家に着いた。
  「本気だから、考えといてなッ！」
  「‥‥うん。お疲れ」
  悠斗は帰って行った。
  その後、メールを打った。《本気？本気なら全然いいょ。》

  2005-12-06 11:06:00
• 56:

  かおり

  （彼氏いるのに、いいんかなあ？でも浮気していいって言われたし‥）
  そう、彼氏は妻子持ちだった。OK出てたから悪い気はしなかった‥
  でも悠斗と付き合うとなると彼氏は切らないと‥
  次の日には彼氏ときった。

  2005-12-06 11:12:00
• 57:

  かおり

  悠斗と付き合う事になった。何か前にも増して抱きついてきたり「愛してる」って言う様になっていた。　
  その時はまだ気付かなかった。悠斗の変化に‥

  2005-12-06 11:16:00
• 58:

  かおり

  「最近、寝付き悪い」
  と言う悠斗。睡眠薬を毎日飲んでいた‥
  でも、気にはしてなかった。　順調に毎日は過ぎていった

  2005-12-06 11:19:00
• 59:

  かおり

  ある日、パッタリと悠斗から電話がこなくなった。　心配になって「PEACE」のマスターに電話した。
  「悠斗は？連絡つかんのんだけど‥」
  「店にも来てないで。俺も連絡とれないし、お前に聞こうと思ってたとこ」

  2005-12-06 11:23:00
• 60:

  かおり

  「そっか。ありがと」
  何か分かったらお互い連絡する約束をして電話を切った。
  ２日後‥　悠斗から電話があった。

  2005-12-06 11:26:00
• 61:

  かおり

  「お母の車で、居眠り運転してたんぼに落ちて、意識不明の重体だった。連絡出来んくてゴメンな」
  と言う。悠斗と会ったら首に大きな湿布をしていた。首をかなり痛めたらしい。

  2005-12-06 11:29:00
• 62:

  かおり

  でも、悠斗は自分で店を出すと言って「PEACE」を辞める直前だったから皆は飛んだんだと思ってたらしい　そして私も‥

  2005-12-06 11:32:00
• 63:

  かおり

  それからは、何事もなく、悠斗と順調で悠斗も店を出した。　…が、自分で店を出した訳では無かった。
  そのせいで、周りから批判を受けていた。
  　悠斗は仕事が忙しく、逢う時間がほとんどなくなっていった。

  2005-12-06 11:36:00
• 64:

  かおり

  悠斗の店はラウンジ。
  19時〜１時くらいまで仕事をして、お金の計算などをすると３時を過ぎるので本当に逢えなかった。
  だから悠斗は、私に気を使って「かおりの事好きだけど、仕事が忙し過ぎて迷惑をかけるだけだ。別れよう」と言われ私は泣きそうになりながらも別れた。

  2005-12-06 11:41:00
• 65:

  かおり

  でも、別れても私等の関係は終わらなかった。
  付き合ってないから束縛も出来ないけど、お互いにゆとりが持てて１番楽な方法だった‥
  そして私は働いてる店でママと喧嘩をして、もうここには居たくないと思って辞めた。

  2005-12-06 11:44:00
• 66:

  かおり

  悠斗にも一応報告した。　だけど、私は前から県外に出たい！　と強く思う様になったのだ。
  店を辞めて２週間後、私はすぐに大阪に出た。
  悠斗から何回か連絡があった。「淋しい‥逢いたい」

  2005-12-06 11:47:00
• 67:

  かおり

  悠斗は逢いたいとか言う人では無かった。
  この頃ようやく悠斗の様子がおかしい事に気付いた。離れてみて、初めて気付いた悠斗の異変‥

  2005-12-06 11:49:00
• 68:

  かおり

  案の定だった‥
  大阪に出て２週間後、親友の裕子からものすごい履歴があった。昼過ぎだったので私は寝ていた‥
  裕子に電話をかけると、「落ち着いて聞いてな」

  2005-12-06 11:52:00
• 69:

  かおり

  「何？どうしたん？」
  「‥悠斗君が‥死んだ。」「はぁっ？」
  「‥自殺だって」
  話をちゃんと聞くと悠斗は首吊り自殺をしたと言う。私は、頭が真っ白になり黙り込んだ‥　と、ふと我に帰り綾香さんの顔が浮かんだ。（まずい！）

  2005-12-06 11:57:00
• 70:

  かおり

  綾香さんに急いで電話をかけた。
  「‥‥はい」
  綾香さんは喋れる様な状態では無かった。
  「大丈夫ですか？」

  2005-12-06 12:00:00
• 71:

  かおり

  「これは夢だもん！明日起きたら悠斗は、また綾香おはようって言ってくれるもんっ」泣きながら叫ぶ綾香さん‥
  「とりあえず私、明日の早朝、帰ります。」
  電話を切ってボーッとしていた。不思議と私は涙が出なかった‥

  2005-12-06 12:04:00
• 72:

  かおり

  次の日、朝一のバスで寝ずに悠斗の葬儀に出席した。やっぱ水商売の子ばっかだったから金パツとかいっぱい居た。私のキャバ嬢ヘアはそんなに目立たなかった

  2005-12-06 12:07:00
• 73:

  かおり

  悠斗が死んだ‥
  理由は借金とゆう噂だった。私と別れた後、彼女が出来て彼女の家で同棲していて首にベルトを巻いたあとタオルで吊っていたらしい。若干酒を飲んでいたみたいだが、ベルトを巻いたって事は本当に死ぬ気だったんだろう‥

  2005-12-06 12:11:00
• 74:

  かおり

  葬儀には綾香さんも出席していた。かなり泣き崩れていたみたいだが、私は泣かなかった。
  実感が湧かなかったから‥

  2005-12-06 12:14:00
• 75:

  かおり

  家に帰ってはじめて涙が出た。人には涙を見せたくなかったから‥
  
  私はすぐに大阪に戻った。後々聞いた話、綾香さんも彼女さんも「私も死ぬ！」って言ってたらしい‥

  2005-12-06 12:17:00
• 76:

  かおり

  なぜ？　私は綾香さんの気持ちが分からなかった。
  離れてるから気持ちが落ちてる分もあったんだろう。　私はがむしゃらに働いた。すぐに彼氏も出来た。長くは続かなかったけど‥

  2005-12-06 12:19:00
• 77:

  かおり

  大阪で働いて、しばらくして地元に戻った。
  久々に「PEACE」に行ったらマスターに告白された↓冗談だろ？私は悠斗の元彼女だよ？でも大阪にいる間に心が冷たくなってしまい、何でもよかったので、付き合う事にした。

  2005-12-06 12:24:00
• 78:

  かおり

  でも合わなかった。
  １回だけ嬉しかったのは、悠斗の墓に連れてってもらった事。山の奥にあるから自分では行けないのだ。　半年で別れて、またすぐ大阪に出た。
  それが今だ‥

  2005-12-06 12:28:00
• 79:

  かおり

  現在20歳。
  悠斗？私大切な人出来た。まだ付き合って間がないけど、久々に人を信じてみようと思う。私の事、空から見守っててね！
  
  悠斗が生きられなかった分、私が一生懸命生きるから！私は負けないよ！何があっても貫いてみせる。悠斗に強さをもらったから。

  2005-12-06 12:35:00
• 80:

  かおり

  悠斗の事は、絶対忘れない。あなたを好きになった事は本当だから！
  
  たくさんの思い出をありがとう。夢の中でしか会えないけど、また夢の中に遊びに来てね。

  2005-12-06 12:41:00
• 81:

  かおり

  〜THE END〜
  

  2005-12-06 13:00:00
• 82:

  名無しさん

  感動

  2005-12-06 13:05:00
• 83:

  主

  82さん、ありがとう?
  めっちゃ分かりずらくなっちゃったけど、読んでくれてる人いて嬉しかった?

  2005-12-06 19:09:00