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ハナ

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  • 1:

    名無しさん

    ハナが、口の右端だけを上げて笑う。



    何か企んでいる証拠。

    2006-11-27 03:04:00
  • 191:

    名無しさん

    結局、『頼むから辞めて』って言う俺のお願いに、ハナはしぶしぶ頷いて、「准」って呼び捨てで呼ばれることになった。

    ハナと、准。

    《うん。いい感じ、いい感じ…−。》

    2006-12-27 03:24:00
  • 192:

    名無しさん

    AM8:30

    片付けが終わったのか、彼女はリビングに戻ってくると、電気を消して、机の上に置いてあった俺のセッタに手を伸ばした。カーテンから差し込む、すっかり明るくなった外の光に、セッタから立ち上る煙が照らされる。

    2006-12-27 03:29:00
  • 193:

    名無しさん

    俺等は。
    太陽が上る頃眠りに着く。太陽が沈んだ頃目を覚まし 
    月が輝く夜に、生きてくため働く。

    こんな街じゃ星は見えないけど、星の代わりにネオンが輝き、おれ等を照らす。

    2006-12-27 03:33:00
  • 194:

    名無しさん

    なぁ、ハナ。

    お前の、背中にある闇は、俺を一緒には連れてってくれなかった。

    追い掛けて、お前をまた抱き締めたかったのに

    2006-12-27 03:36:00
  • 195:

    名無しさん





    2006-12-27 03:48:00
  • 196:

    名無しさん

    「おいで。」

    ハナがタバコを吸いおわるのを待ってから、俺はベットの片端に寄ると、右腕は伸ばしたまま、左手で、ベットの開いた方をポンポンと叩いてそう言った。

    2006-12-27 04:20:00
  • 197:

    名無しさん

    それを見て、彼女は少し照れたように笑って、タバコを灰皿にもみ消した。



    《あ、今の顔、むーっちゃ好きかも。》

    2006-12-27 04:21:00
  • 198:

    名無しさん

    ハナは真っすぐ俺を見つめた後、もぞもぞとベットに潜り込むと、そのままうつむせに寝転がった。

    てっきり腕枕を受け入れてもらえるとばかり思ってた俺は、引っ込みが着かない右腕をどうしようかと、必死で考えていた。

    2006-12-27 04:22:00
  • 199:

    名無しさん

    カーテンから除く朝日だけが、俺等を照らす。

    「明日、店休みやしな。やっとゆっくり寝れるわ〜!」

    そんなどうでもいいことをつぶやきながら、さり気なく伸びをして右腕を抜いた。そのまま起き上がって、俺もセッタに手を伸ばす。

    2006-12-27 04:22:00
  • 200:

    名無しさん



    自然に、自然に−…。そればっか、必死に考えてた。 

    2006-12-27 04:23:00
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