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ハナ
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1:
名無しさん
ハナが、口の右端だけを上げて笑う。
何か企んでいる証拠。2006-11-27 03:04:00 -
21:
名無しさん
《−はぁ、》あの頃は毎日溜め息ついてた。そりゃもう、それこそ口癖みたいに。
若くして成功した人は下積み時代努力して苦労する。…っていうけど、[キャバクラ店長]これを成功と言うならば、俺はこれから努力して苦労しなきゃいけない。だって、[若さ]は非でしかない。今更年をごまかすことも出来ず、舐められる、舐められる。
とりあえず、明るい髪を暗く染めた。少しでも落ち着いて見えるように。2006-11-27 09:14:00 -
22:
名無しさん
決めることはいっぱい。することはもっといっぱい。年末やしね?
俺が書き込んだ汚い字でいっぱいのカレンダーとにらめっこして、年末イベントに頭を悩ましている時
…うわっ、ビックリした。2006-11-27 09:21:00 -
23:
名無しさん
けたたましく鳴る着信音に死ぬほどびっくりしながら発信者の名前を見る。
−チッ、もうちょっとでいいアイデアが浮かびそうやったのに。
《玲花》club RAINのナンバー1。2006-11-27 09:25:00 -
24:
名無しさん
「准ちゃ〜ん。今日玲花休んでもい〜い?」
時計を見るともう六時過ぎ。店のオープンはちょっと遅めの九時。やばい、もうそんな時間か。
『あかん。』甘ったるい声で俺の名前を呼ぶ玲花に冷たく言った。客ちゃうぞ、お前の本性くらい知ってるわ。
「無理ぃ〜!」《無理ちゃうわ。》
『あかんって!』もう一度繰り返す。2006-11-27 09:44:00 -
25:
名無しさん
途端。…チッ。軽く舌打ちをしてから玲花は言った。
「行かんっつったら行かんから。」ほら出た、本性。
『当日欠勤。罰金すんで。』どうせ何を言っても無駄だとはわかりつつもそう言った。
「勝手にすれば」そう捨て台詞を吐いてから玲花は俺の返事を待たずに電話をきった。2006-11-27 09:50:00 -
26:
名無しさん
2003年、10月。
club RAINのオープンから1年と7ヶ月。俺が店長になって半年目。
玲花は、俺のひとつ上の20歳。開店当初からいる彼女は、初めは謙虚でかわいらしい女の子やった。夜の世界が初めてやった彼女も、今ではしっかり店の古株。兼、ナンバー1に変身。あの頃、客がつかめないと俺に泣きながら相談してきていた彼女はどこへやら、今じゃ毎日こんな感じ。
自分勝手なわがままで俺を困らせる、悩みの種になっていた。2006-11-27 09:59:00 -
27:
名無しさん
《…だるいわ。》
『もうお前来んくていいから。』何度も出そうになったこの言葉を、何度も飲み込んできた。だって、人が足りない。
club RAIN、テーブル6席、カウンター5席。
レギュラー嬢、6人。2006-11-27 10:05:00 -
28:
名無しさん
面白そう?
2006-11-27 10:09:00 -
29:
名無しさん
どうしても人が足りないときは連れのツテを伝って伝って、ヘルプを呼んだり、コンパニオン会社に頼んだり。ちょっと早起きしてキャッチしてみたり。毎月求人情報誌に広告は出してみるものの、わざわざこんなローカルのキャバクラで働く女の子なんていないことくらい、俺にだってわかっている。
2006-11-27 10:11:00 -
30:
名無しさん
なにより、玲花の客呼びはすごかった。毎回毎回、出勤さえすれば指命は10組を越える。客が被る、途切れない。開店当初からいるお陰で常連客にも人気者。
ただ、接客は完全色営の自称小悪魔系…ってやつ。
まぁ、客さえ呼んでくれれば、ね。2006-11-27 10:26:00