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ハナ

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  • 1:

    名無しさん

    ハナが、口の右端だけを上げて笑う。



    何か企んでいる証拠。

    2006-11-27 03:04:00
  • 691:

    名無しさん





    2007-02-01 03:12:00
  • 692:

    名無しさん

    『なぁ…准が設定したあたしの着信音、これやったやんな?』

    ふと、ハナがそう聞いてきて、現実世界に引き戻された。

    《そういえば、そうやったっけ…−》

    2007-02-01 03:14:00
  • 693:

    名無しさん

    確か、ダウンロードランキングで一番上にあって、勝手に設定したはずだった。 
    この歌…

    「いい歌詞やんな?!」 『安っぽい歌詞。』    
    曲が終わり、MCのむやみに明るい解説を後ろに、二人の声が重なった。

    2007-02-01 03:15:00
  • 694:

    名無しさん

    少し驚いた顔して、ハナと俺は顔を見合わせた。   
    「えっ?いい歌やん!」 『はぁ?准センスないな!どこがやねん。』
    「何やねんお前!可愛げのない女やな!」
    『うっさいわボケ!死んでしまえ!笑』
    「おい、だからそれ言い過ぎやろ!笑」

    2007-02-01 03:16:00
  • 695:

    名無しさん

    それは久々に見た気がした、ハナの笑顔。

    なんでかうれしくなって、俺は何度もハナを横目に見つめた。

    赤信号で、車が止まる。 静かに、静かに雪が降る。

    2007-02-01 03:17:00
  • 696:

    名無しさん

    『セッタちょーだい?』  
    その言葉に、胸ポケットからタバコを取出し、ハナに渡した。ハナがタバコを加えたのを確認してから、ライターに火を点け、ハナの口元まで持っていった。
    彼女に初めてあった日に、そうしたみたいに。

    ありがと、と言ってから、彼女はそのままタバコに火を点けた。ハナの長い前髪がかすかに手に触れて、こそばかった。

    2007-02-01 03:17:00
  • 697:

    名無しさん

    フーッと、細い煙が上がる。そしてハナのその尖らした唇に、俺は気が付いたらキスをしていた。

    時間が止まる。
    細い道に、朝方他に車はなく、信号は青に変わり、また赤に変わった。

    2007-02-01 03:18:00
  • 698:

    名無しさん

    なぁハナ         
    永遠を、お前は信じてた? 
    安っぽい歌詞やって、お前はそう言ったけど     
    愛を囁く言葉なんて、もともと全部安っぽいねん。  
    だって‘愛’が何なのかなんて、誰も知らない。  それでもみんな、必死で考えてそれを求める。

    2007-02-01 03:20:00
  • 699:

    名無しさん

    ハナ。          
    だから俺は、
    またお前に会えたら    
    壊れるくらい強く抱き締めて、           
    『愛してるで』って、  言うと思うねん。

    2007-02-01 03:22:00
  • 700:

    名無しさん




    2003年12月23日

    2007-02-01 03:26:00
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