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。・゚・*ぉいで*・゚・。
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1:
◆yd4GcNX4hQ
知ってる。。。皆が思うほどまだ力無い事も、余裕無い事も。。。
分かってる。。。辛く厳しい事ァナタが耐えてる事も。。。
言えない事も。。。2006-05-12 07:51:00 -
2:
◆yd4GcNX4hQ
もう17才も終わりかけた初夏。。。
出会った。2006-05-12 07:54:00 -
3:
◆yd4GcNX4hQ
顔がいい訳でもルックスがいい訳でもなかった。
恋をした…違う、適切に言うと
恋に落ちた。2006-05-12 07:57:00 -
4:
◆yd4GcNX4hQ
友達に誘われた飲み会でァナタに出会った。
優しかった…その手が好きやった事…最近になってやっと言えた。
凛としてた…私を見る目に負けそうな事…まだ内緒やから。
何より…ァナタの力強い体に愛され続けたい事…約束の日に必ず言うから。2006-05-12 08:06:00 -
5:
◆yd4GcNX4hQ
皆との話も軽く上の空になりながら私の視線は確実に《慎》を捉えてた。
『なぁ?聞いてる?』
『えっ?めっちゃ聞いてるやんっ!』
こんな言葉のキャッチボールが何回繰り返されたか分からんくらい夢中やった。2006-05-12 08:17:00 -
6:
◆yd4GcNX4hQ
バシャッ!!
『…!?…ッ!!ちょっ!!ありえへんッ!!!』
私の真っ白なパンツに酒がこぼれた。〔気に入ってんのに…最低や…〕
『咲ッ!ごめんッ!』斜め前に座ってた友達の悠が謝る。2006-05-12 08:26:00 -
7:
◆yd4GcNX4hQ
『かまへんよぉ』
私は軽くへこみながら返事をした。
『白はヤバいなぁ。落ちへんのちゃう?』
慎が私の方を向きながら言った。
『帰って洗うからいいよ』2006-05-12 08:30:00 -
8:
◆yd4GcNX4hQ
夢から現実に引き戻された感じがした。染みになった酒の後を眺めながら気分が落ちていくのが分かった。
〔今日は早く帰ろ…〕
と言うより、むしろすぐ帰りたかった。
『次、カラオケ行こか?』
誰かの一言で全員強制的にカラオケに移動した。2006-05-12 08:38:00 -
9:
◆yd4GcNX4hQ
とりあえずカラオケに行く事になった。その頃には落ちてた気分も少し上がりつつ久しぶりのカラオケやし〔歌っとこ…〕って感じでリモコンに手を伸ばした。
流行りの歌や定番の歌が流れる中…私の隣には慎が座ってた。
『歌えへんの?』慎に聞いてみる。
『俺、下手いからッ笑!つぅか眠たいし。皆元気やなぁ。』周りを見ながら慎は眠そぅだった。2006-05-12 08:46:00 -
10:
◆yd4GcNX4hQ
『眠たいんッ?咲の膝貸そかぁ笑??あッ!お酒こぼ…!?ちょっと?頭お酒臭くなるよ?』
慎は何も気にせず私の膝に頭をのせた。
皆の冷やかしが気にならへんくらい嬉しかったのを覚えてる。2006-05-12 08:51:00 -
11:
◆yd4GcNX4hQ
〔ぁかん。。。めちゃ疲れた〕
布団に寝転がって携帯を開いた。
《慎》と書かれたメモリーを見て顔がにやける。2006-05-28 05:01:00 -
12:
◆yd4GcNX4hQ
〔もぅ17才も終わりやなぁ〕
誕生日間近になってそんな事を考えてた。
―♪♪♪―
携帯が鳴る。2006-05-28 05:05:00 -
13:
◆yd4GcNX4hQ
―着信 悠―
『もしもし?咲?25日開いてる?開いてるんやったらこないだ飲み会したメンバーで遊びに行くねんけどくる?』
私ゎ即答した。25日ゎ誕生日の前日。
〔もしかしたら、18才になる瞬間に慎とおれるかも。。。〕2006-05-28 05:11:00 -
14:
◆yd4GcNX4hQ
そんな期待に胸を膨らましながら電話を切った。
それから25日までゎあっと言う間に過ぎた。2006-05-28 05:13:00 -
15:
◆yd4GcNX4hQ
―25日―
私ゎ期待と興奮のせいで早く目が覚めた。とりあえず予約していた美容室とエステに行った。2006-05-28 05:16:00 -
16:
◆yd4GcNX4hQ
エステで念入りにフェィシャルマッサージをしてもらい、美容室で髪の毛を綺麗にカット、カラーリング、セットをしてもらった。
美容室を出てショウウィンドウに映る自分を見た。
〔よしッ!今日ゎ頑張ろッ!!〕
鞄から携帯を出して悠に電話した。2006-05-28 05:22:00 -
17:
◆yd4GcNX4hQ
『もしもし?今終わったから合流するなぁ。』
そぅ言って電話を切り悠がいる場所まで行った。2006-05-28 05:24:00 -
18:
◆yd4GcNX4hQ
悠の指定した場所まで行くと悠の他に一個下の朱里がいた。
『連絡あった?』
私が悠に聞いた。
『まだゃで。ってか夜なると思うからもぅちょい遊んどこ』2006-05-28 05:28:00 -
19:
◆yd4GcNX4hQ
私達ゎ夜になるまでしばらく喋ったりブラブラした。
―♪♪♪―
悠の携帯がなる。
『かかってきた。』2006-05-28 05:32:00 -
20:
◆yd4GcNX4hQ
電話を取り相手に指定の場所をつげ、待った。
しばらくすると白い車に乗った慎達が現れた。
『ぅわッ!愁君おらんゃん。嫁とおるんゃろな』
朱里が小さい声で囁いた。どうやら朱里ゎ既婚者の愁君を気に入ってたらしい。2006-05-28 05:37:00 -
21:
◆yd4GcNX4hQ
この日ゎ悠、朱里、慎、なっくん、林君、涼君、私の7人で遊んだ。
とりあえず皆でボーリングに行った。
ついた頃にゎ10時を回っていた。2006-05-28 05:42:00 -
22:
◆yd4GcNX4hQ
楽しくて夢中で時間があっというまに過ぎた。
―AM 0:00―
『ぉめでとぅ』最初に言ってくれたのが悠。そして次々に皆がお祝いの言葉をくれた。電話も忙しなく鳴る。電話の対応を終え最後に慎からの『おめでとう』が聞けた。2006-05-28 05:46:00 -
23:
◆yd4GcNX4hQ
嬉しかった。18才ッて言う節目を慎と過ごせて。
もぅ辛い事なんてないと思った。2006-05-28 05:50:00 -
24:
◆yd4GcNX4hQ
ボーリングも終わって皆でプリクラを撮った。お決まりの落書きゎ女の子担当で。
落書きの途中、後ろのカーテンが開く。そこにゎ花束を持った慎がいた。
嬉しさと驚きで自然と顔がにやけてしまう。2006-05-28 05:54:00 -
25:
◆yd4GcNX4hQ
嬉しさに舞い上がりながら皆でボーリング場からでた。
外ゎ雨がパラついていた。
『ちょっと待っとき』
慎はそう言うと車から傘を持って来て私にさしてくれた。2006-05-28 05:57:00 -
26:
◆yd4GcNX4hQ
嬉しかった気分が一瞬で吹き飛んだ。数秒前まで浮かれてた自分に嫌気が差した。腕の中の花束が虚しかった。
彼の手にゎピンク色のクレージュの傘が握られていた。
『別に大雨ちゃうからいけんで。』
慎の優しさを素直に受け止める事が出来ないくらいショックだった。私ゎ雨にうたれながら車に乗り込んだ。2006-05-28 06:02:00 -
27:
◆yd4GcNX4hQ
〔そら彼女おってもおかしくないゃん。〕
私ゎ家に帰り花束を眺めながら涙を流した。2006-05-28 06:04:00 -
28:
◆yd4GcNX4hQ
しばらくの間、仕事漬けの毎日。気を紛らわしたかった。そんな時、一通のメールが届いた。
―受信 慎―
《何してるん?》
私ゎそれとなく返事を返した。表面上ゎ友達としてメールを交わす。実際ゎ自分の恋人になってほしいなんて下心があった。2006-05-28 06:10:00 -
29:
◆yd4GcNX4hQ
そんな日が何日も続いた。たわいのない話のメール。少し勇気を出した。
《慎君、彼女おるゃろぉ?》
たったこれだけのメールを作成するのに何回も消しては書いてを繰り返した。
最後にもぅ一度見直して送信ボタンを押した。2006-05-28 06:13:00 -
30:
◆yd4GcNX4hQ
携帯がメールの受信を知らせた。
―受信 慎―
《おらんよぉ。そんなんずっとおらんわぁ。咲ゎ?》
不意をつかれた気がして返信をした。2006-05-28 06:18:00 -
31:
◆yd4GcNX4hQ
《えっ?おらんの?こないだ持ってた傘…てっきり彼女の物かと…》
急いで送信ボタンを押した。2006-05-28 06:21:00 -
32:
◆yd4GcNX4hQ
すぐにメールが返ってきた。受信boxを開く。
《あれっ?こないだ林がもって来たのやで。ほんで咲ゎ聞き逃げか?》
安堵感が私の胸をいっぱいにした。返信ボタンを押して、メールを作成した。
《そぅなんゃぁ。咲もいないよ↓今ゎ慎君限定募集中やから。笑》2006-05-28 06:26:00 -
33:
◆yd4GcNX4hQ
浮かれ過ぎてこんなメールを送った事に後悔と不安が押し寄せる。
数分後…メール受信。恐る恐る携帯を開きメールを確認する。《付き合っちゃいますか?》
私ゎ何度も確認をして返信した。2006-05-28 06:29:00 -
34:
◆yd4GcNX4hQ
《付き合っちゃいます》
とだけ入れたメールを送信した。
知り合って約1ヵ月で私達ゎ恋人同士になった。2006-05-28 06:32:00 -
35:
◆yd4GcNX4hQ
今でも覚えてるよ…その日の事。嬉しくて涙が溢れた。
悔しいから言ってないけど…
本当に嬉しかった。2006-05-28 06:35:00 -
36:
◆yd4GcNX4hQ
付き合った日の週末。初めてのデート。
映画に行った。いつもの車で私を迎えに来た。車に乗り込んだ時はずかしくて目を合わせる事が難しいかった。2006-05-28 06:40:00 -
37:
◆yd4GcNX4hQ
二人で見る映画を決めてチケットを買った。
ポップコーンとドリンクを持ってイスに腰を掛けた。2006-05-28 12:41:00 -
38:
◆yd4GcNX4hQ
暗闇の中。私は映画に集中していた。すると…
スッと慎の手が私の膝を触れる。どうすればいいかもわからずただ巨大なスクリーンを見つめるしかなかった。2006-05-28 12:45:00 -
39:
◆yd4GcNX4hQ
『慎君、咲の膝でポップコーンの塩ふいたゃろ?』
恥ずかしくてこんな事しか言えなかった。2006-05-28 12:49:00 -
41:
◆yd4GcNX4hQ
そんな関係が半年くらい続いたある日…二人で家にいた。
―♪♪♪―
慎の携帯がなる。メール受信。2006-05-28 12:56:00 -
42:
◆yd4GcNX4hQ
慎ゎメールを開き返信を打つと眠ってしまった。
〔ぁかん。見たらぁかん。でも気になる…〕
私ゎ携帯に手を伸ばした。2006-05-28 13:00:00 -
43:
◆yd4GcNX4hQ
カチッ。横で寝てる慎を起こさない様に携帯を開いた。
―受信 真希―
《ァドレス変えたょ★》
そんな些細なメールに私の嫉妬心ゎ煽られた。2006-05-28 13:07:00 -
44:
◆yd4GcNX4hQ
〔あ…女の子からや…〕
ただの友達にさえこんなに焼きもちを妬いてしまう。そんな自分が嫌だった。自分ばかりが慎の事を好きな気がした。もぅ好き過ぎて心に余裕が無くなった。2006-05-28 13:10:00 -
45:
◆yd4GcNX4hQ
慎にそんな事言えなかった…。言えば嫌われてしまう。こんなに余裕のない自分を見せてしまうのが嫌だった。
そんな時、久しぶりに悠と遊ぶ事になり私ゎ出かけた。
『久しぶりぃ。どこ行く?』2006-05-28 13:14:00 -
46:
◆yd4GcNX4hQ
私と悠ゎ当てもなくブラブラしていた。
―♪♪♪―
悠の携帯がなる。
『もしもしぃ?今?咲ッて子と一緒ゃで。今から?ちょっと待ってな。』2006-05-28 13:18:00 -
47:
◆yd4GcNX4hQ
悠ゎ携帯の通話口を塞いだ。
『なぁ、今から知り合いの子が飲みに行こうって言ってんねんけど行く?』
私ゎ飲みに行くだけならと思い行く事にした。こないだからかなり余裕がなくなっていた私ゎ気晴らしにと思ったから…
後に後悔する結果になると思いもしなかった。2006-05-28 13:38:00 -
48:
◆yd4GcNX4hQ
指定の場所で悠と待った。しばらくして男の人が二人車に乗ってやってきた。
私達ゎ車に乗り込み軽く自己紹介をした。
運転してる人ゎナオ君。
助手席に座ってる人がカズ君。二人とも私より4つ年上。2006-05-28 13:43:00 -
49:
名無しさん
気になるぅ?ょみゃすぃし?
2006-05-28 14:44:00 -
51:
◆yd4GcNX4hQ
私達ゎ近くの居酒屋に行く事にした。
店内に入るとさっきまで見えなかった男達の顔がハッキリ見えた。
あえて言うなら中の上くらいだった。2006-05-28 22:00:00 -
52:
◆yd4GcNX4hQ
席に座りとりあえず酒を注文する。悠を除く3人でボトルを一本からにした。
『カズ君もナオ君もめっちゃ強いなぁ』
そんな話をしながら二件目に移ろうと言う話になり居酒屋を出た。2006-05-28 22:03:00 -
53:
◆yd4GcNX4hQ
二件目ゎナオ君のぉ店だった。定休日の店ゎ私達だけ。あっと言う間に時間も過ぎた。空のボトルがそのへんに沢山転がっている。
外に出るともぅお昼前だった。2006-05-28 22:11:00 -
54:
◆yd4GcNX4hQ
家の近くで降ろしてもらい携帯を開く…慎からの着信ゎなかった。急に寂しさに襲われて自分が愛されてない気がした。
〔カズ君いぃ人やったなぁ。〕
そんな事を思いながら眠りについた。2006-05-28 22:15:00 -
55:
◆yd4GcNX4hQ
目が覚めて携帯を開く。慎からの着信が2件。悠からの着信が4件。
先に慎に電話をした。いつもの様なたわいもない話…いつからかそんな話の中に他の女の影がないか探すようになってしまっていた。自分の事を棚にあげて…2006-05-28 22:18:00 -
56:
◆yd4GcNX4hQ
次に悠に電話をした。
内容ゎナオ君とカズ君がまた飲みに行こって誘ってると言ってた。
この頃から私ゎ慎に対する寂しさから、よく遊びに行くようになった。2006-05-29 02:36:00 -
57:
◆yd4GcNX4hQ
慎の仕事が忙しく朝も早いせいかなかなか合う機会がなかった。そんな時またカズ君達と飲みに行く事になった。
2006-05-29 02:39:00 -
58:
◆yd4GcNX4hQ
『久しぶりぃ』
そんな言葉を交わして席につく。指定された居酒屋についた私ゎ辺りを見渡す。
横を見るとカズ君のタバコとジッポだけがあるのに本人がいない事に気付いてこぅ言った。
『あれッ?カズ君ゎ?』2006-05-29 02:42:00 -
59:
◆yd4GcNX4hQ
『ちょっと用事で出てんで。』
ナオ君の言葉に納得して私ゎ注文の品を言った。
するとナオ君がいきなり私に携帯の番号を教えて欲しいと言ってきた。私ゎ別に何の意味もなく番号を教えた。
もぅ恐怖の扉ゎ目の前まで迫ってたなんて…2006-05-29 02:47:00 -
60:
◆yd4GcNX4hQ
『ただいまぁ』
そぅ言いながら戻って来たカズ君。顔が傷だらけになっていた。明らかにひっかき傷なのゎ分かった。
〔女やろなぁ〕
なんて思いながらその日ゎ特に何も気にせずに飲み明かした。2006-05-29 02:52:00 -
61:
◆yd4GcNX4hQ
帰り際…
『また電話するねぇ』
私がナオ君に言った一言にカズ君が反応した。
『番号交換したん?俺にも教えてや』2006-05-29 02:55:00 -
62:
◆yd4GcNX4hQ
『いいでぇ』
本当に気軽に教えた。それが間違いなのか…正解なのかなんてその時ゎわからなかった。
ただ…破滅の道に足を踏み入れた事だけゎ確実やった。2006-05-29 02:59:00 -
63:
◆yd4GcNX4hQ
帰宅後…まずナオ君にご馳走様電話をかけた。彼ゎまた行こうと軽い感じだった。
次にカズ君に電話をかけた…電源が切れていた。
カズ君にゎ彼女がいてると思いそれからナオ君にかける事ゎあってもカズ君にかける事ゎなかった。2006-05-29 03:03:00 -
64:
◆yd4GcNX4hQ
次の日久しぶりに慎から会いたいと電話をもらい慎の家に行った。もぅこの頃にゎ寂しさよりも会ってない時間を疑ってしまったりするようになった。余裕を持ちたいと思って思い切って言ってみた。
『前の仕事戻ろかなぁ』
前に水商売の店で働いてた私ゎそんな話を慎にした。
彼の返事ゎ《NO》だった。2006-05-29 03:08:00 -
65:
◆yd4GcNX4hQ
予想通りの返事に別にショックな事もなかった。今の気持ちをどうにかしたい…ただそれだけやっただけ。
2006-05-29 03:10:00 -
66:
◆yd4GcNX4hQ
また慎と会えない日が続いた。自分の苛立ちを抑える為に遊びまわってた。そんな時…悠からの着信。
『あんなぁ…カズ君が咲に電話してやってぇ!しかも今すぐってさぁ!』
私ゎワケも分からずカズ君に電話をした。2006-05-29 03:13:00 -
67:
◆yd4GcNX4hQ
ワンコールも鳴らないうちにカズ君が電話に出た。
『カズ君?咲やけど…』
『何でナオにゎ電話するのに俺にゎ電話ないん?』2006-05-29 03:17:00 -
68:
◆yd4GcNX4hQ
少し直球すぎる質問に戸惑いながら電話をしなかった理由を話す。ひっかき傷をつけた相手の事を聞いてみた。
『あぁ…別れた元カノに話しあるって呼ばれて行ったらケンカになってひっかきまわされたわ』
そんな事を笑いながら言うカズ君を優しい人だと思ってしまった。2006-05-29 03:25:00 -
69:
◆yd4GcNX4hQ
そんな会話を交わしてるとカズ君が今から二人で飲みに行こうと言ってきた。私ゎ何故かそれに、うんと答えた。
2006-05-29 03:36:00 -
70:
◆yd4GcNX4hQ
待ち合わせの場所につき二人でビールを乾杯する。
カズ君と話をしてると慎とゎまったく正反対の性格だった。
口下手な慎。ドラマの様なセリフを言うカズ君。感情表現の下手な慎。考えた事をそのまま出すカズ君。
数えだしたらキリがないくらい正反対だった…そんなカズ君にちょっと甘えてもいぃかもしれないとおもった。2006-05-29 03:42:00 -
71:
◆yd4GcNX4hQ
そんな事を思いながら話を進めて行くうちにカズ君がいきなり…
『咲の事気になってるねん』
そう言った。2006-05-29 03:48:00 -
72:
◆yd4GcNX4hQ
お酒のせいなのかなんなのか分からなかった。ただ私ゎこの一言で彼と一夜を共にした。
2006-05-29 03:50:00 -
74:
◆yd4GcNX4hQ
自分がこんなんじゃ慎を信用出来なくなるのゎ当たり前…そぅ思ってカズ君に彼氏の存在を打ち明けた。
『なんとなく分かってたで?でも気持ち伝えたら咲が困ると思った。』
そんなカズ君を見てもしかしたらって…幸せになれるかもって希望を持ってしまった。2006-05-29 03:56:00 -
75:
◆yd4GcNX4hQ
その日の夜…慎に電話をかけた。別れたいと…
慎ゎ受話器の向こう側で鼻声になりながら私の話を聞いた。
今考えても最低な女としか言いようがない。理由なんてこじつけて夜の仕事をするからと言う理由にした。最後まで嫌な女。本当ゎ他の男に逃げるだけなのに…。
慎とゎその日にサヨナラをした。2006-05-29 04:04:00 -
76:
◆yd4GcNX4hQ
それからしばらくして私ゎまたカズ君と会った。慎と別れた事を伝えると彼ゎ私を受け入れた。
そう…ここからが本当の地獄やった。2006-05-29 04:07:00 -
77:
◆yd4GcNX4hQ
毎晩遅くまで遊び回っているカズ君に
『仕事に差し支えへん?』
って聞いてみた。
『あぁ…仕事してへんし』2006-05-29 04:09:00 -
78:
◆yd4GcNX4hQ
私ゎその言葉を聞いて驚いた。だけど…〔すぐ見つけてくれるやろ〕何て思って気にも止めていなかった。
そんな日が4ヶ月ほど続いた。
体がおかしい…。2006-05-29 04:12:00 -
79:
◆yd4GcNX4hQ
妊娠していた。
とりあえず彼に報告した。喜んでゎくれたものの仕事をしていない彼。誰もが反対をした。
彼ゎギリギリまで仕事を探すと言ったけど…見つからず諦めてしまった。2006-05-29 04:17:00 -
80:
◆yd4GcNX4hQ
中絶した次の日…知り合いの女の子から連絡があった。彼の事だった。彼が他の女の子と遊んでいた事…前の彼女にやり直したいと懇願してた事…私ゎ彼を呼び出して問い詰めた。噂であってほしいと願った…
噂なんかじゃなく真実だった。2006-05-29 04:20:00 -
81:
◆yd4GcNX4hQ
声が枯れるまで彼を責めた。
そして私の手首ゎ鮮血に染められた。泣きながら謝り続ける彼に連れられて病院にいった。2006-05-29 04:22:00 -
82:
◆yd4GcNX4hQ
それから度々私ゎ手首を切るようになった。仕事を始めた彼ゎ一緒に住もうと話を持ちかけた。
一緒に住めば変われる。そぅ信じてた。そんな希望ゎ見事に打ち砕かれた。2006-05-29 04:27:00 -
83:
◆yd4GcNX4hQ
同棲を始めたものの、彼一人の給料でゎ食べていけない為…
私ゎ夜の仕事を始めた。2006-05-29 04:29:00 -
84:
◆yd4GcNX4hQ
彼氏と同棲しながらの水商売ゎかなりの負担がかかった。
夢を売る仕事とヤキモチやきな彼。少しでも時間が遅くなると疑われ、そして殴られた。2006-05-29 04:32:00 -
85:
◆yd4GcNX4hQ
かなりの負担で私ゎ鬱病になってしまった。
2006-05-29 04:35:00 -
87:
◆yd4GcNX4hQ
それから仕事と家と病院の往復がしばらく続いた…。
気がつけば20才も終わりにさしかかっていた。2006-05-29 12:19:00 -
88:
◆yd4GcNX4hQ
カズ君と一緒になりもぅ2年半もたっていた。一緒に住むまでゎ楽しい事もあったかもしれへん。でもそんな記憶を消してしまうくらい最後の方ゎ地獄だった。
きっと慎を裏切った罰…
最低な私にゎちょうどいいわ…2006-05-29 12:24:00 -
89:
◆yd4GcNX4hQ
だけどもぅ我慢の限界だった…『別れて下さい…』
私ゎカズ君に別れを切り出した。当たり前の様に彼の拳が顔面に食い込む。そして私ゎ走った…実家まで全力疾走。2006-05-29 12:29:00 -
90:
◆yd4GcNX4hQ
荒い息を落ち着かせて実家の玄関を開けて自分の部屋に入る。そして鞄から大量の睡眠薬、安定剤を出して全て飲み干した。『もぅこれしか逃げる道ゎない…』
カズ君からの着信を無視するように私ゎ眠りについた。2006-05-29 12:34:00 -
91:
◆yd4GcNX4hQ
つくづく自分が嫌やった…寂しさから他の男に逃げて、その男の暴力が嫌で死ぬ事に逃げ出した…。
そして…目が覚めた時ゎ病院のベッドの上だった。2006-05-29 12:42:00 -
92:
◆yd4GcNX4hQ
聞けば2日も眠ってたらしい。胃洗浄をした時に水が肺に入って肺炎も引き起こししばらく入院する事になった…。
沢山の着信が入っていた。とりあえず一通り連絡をすました。そして悠に電話をかけた。2006-05-29 12:50:00 -
93:
◆yd4GcNX4hQ
悠に衝撃的な事を聞かされた…『慎君の事やねんけど…』
2006-05-29 12:52:00 -
94:
◆yd4GcNX4hQ
私ゎ自分の耳を疑った。そんな事あるわけないと思った。離れていた2年半…私だって忘れた訳じゃないけど、私の2年半を心配してくれていた。
2006-05-29 18:58:00 -
95:
◆yd4GcNX4hQ
カズ君との事ゎ友達がほとんど知っていた。私が手を上げられおぃつめられてるのを知った慎ゎ私を助けたいと皆に言ってたらしい。だけど彼ゎ自分の出る幕でゎないと…
私ゎ悠に彼の番号を聞いてすぐにかけた。2006-05-29 19:05:00 -
96:
◆yd4GcNX4hQ
―プルルルル―
出ない…仕事中かもしれないのですぐに切った。
喫煙所にタバコを吸いに出た。2006-05-29 19:14:00 -
97:
◆yd4GcNX4hQ
タバコを吸いながらコーヒーを飲み、さっきの自分の行動が少しおかしい事に気付いた。
〔何で電話なんしたんゃろ〕
考えたら自然と涙が出そうになった。
〔今さら慎に会ってどんな顔したらいいん?貴方を傷つけて他の男に傷つけられたから甘えさせて下さい?どれだけ私自分勝手やねん〕2006-05-29 19:24:00 -
98:
◆yd4GcNX4hQ
タバコを消して部屋に戻ろぅとした瞬間。
―♪♪♪―
携帯の着信音がなり響いた。2006-05-29 19:55:00 -
100:
◆yd4GcNX4hQ
―着信 慎―
私ゎ少し躊躇って電話に出た。『もしもし。着信あったんですけど…』
慎の声ゎ全く変わっていなかった。ただ少し仕事用の声であるのが分かった。
『誰か分かる…?…咲…』2006-05-29 20:01:00 -
101:
◆yd4GcNX4hQ
そぅ言った瞬間…
『すぐかけ直すわ』
と言って切られてしまった。
〔かかってけぇへんのやろな〕切り方でそぅ思ってしまった。だけど私ゎその場から動けずにまたタバコを吸い出した。2006-05-29 20:04:00 -
102:
◆yd4GcNX4hQ
どれくらいの時間がたったのかゎあまり覚えていない…
もぅタバコもなくなり新しい箱開けて一本だけ取り出した。火をつけようとした時携帯の着信音がなった。
『もしもし…』
相手を誰か確認するような声で私ゎ電話に出た。2006-05-29 20:11:00 -
103:
◆yd4GcNX4hQ
『咲かぁ?久しぶりやなぁ』
そぅ言ぅ慎の声ゎ全く変わっていなかった。
『久しぶりやなぁ。咲今入院してんねん。肺炎やってぇ』
本当の事なんて言えるはずがない。2006-05-29 20:19:00 -
104:
◆yd4GcNX4hQ
数分間そんなたわいもない話をした。
電話を切り病室に戻り昔を懐かしんだ。2006-05-29 20:21:00 -
105:
◆yd4GcNX4hQ
その夜なかなか眠れなかった。
気が付けば月が太陽に負けている時間…私ゎ目を閉じた。2006-05-29 20:26:00 -
106:
削除削除されますた
あぼ~ん -
107:
◆yd4GcNX4hQ
1件ゎお母さん、後2件ゎ慎だった。
先にお母さんに電話をした。体調の報告といる物の報告。どちらもないと言うと今日ゎ病院にゎこないと言った。2006-05-29 20:38:00 -
108:
◆yd4GcNX4hQ
その次に慎に電話をした。
『何してん?』
いきなりの質問に私ゎそのままな答えを出した。
『タバコすいながら電話してる。』2006-05-29 20:44:00 -
109:
◆yd4GcNX4hQ
そんな話をしていた時…私の横に人気がしたので座るのかと思い少し横にずれた。
その人ゎ私の横に座った。
私ゎ携帯を落とした。2006-05-29 22:53:00 -
110:
◆yd4GcNX4hQ
『…ッ!慎ッ…?何してんッ?』
横に目をやると私の携帯を拾ってる慎がおった。
『何しに来たんってお見舞いゃんけ』
彼ゎそぅ言うと私に笑いかけながらタバコに火をつけた。2006-05-29 23:00:00 -
111:
???
しおり?
2006-05-29 23:43:00 -
113:
◆yd4GcNX4hQ
何故この場所に彼がいるのか分からなかった。確か病院ゎ教えてないはず…そぅ思い彼に聞いた。すると…
『ぉ前の事ゃッたら何でも知ってるから』
彼ゎあの頃と変わらない笑顔で私に言った。2006-05-30 00:40:00 -
114:
◆yd4GcNX4hQ
『なぁ咲が退院したらお祝いしてやぁ』
いつもの様にふざけて見る。彼ゎ退院したらいつでもいいとだけつげ病院を後にした。2006-05-30 18:29:00 -
115:
◆yd4GcNX4hQ
それから一週間後…私ゎ退院した。慎とゎ入院中に何度かメールを交わした。
家につき自分の部屋を見渡した。少し落ち着いたのか知らぬ間に眠った。2006-05-30 18:40:00 -
116:
名無しさん
早く読みたい〜
主さんがんばって〜2006-06-03 12:03:00 -
118:
◆yd4GcNX4hQ
目が覚めると夜になっていた。〔ぁんだけ寝て、ょぅ寝れたなぁ〕
そぅ思いながら携帯を開いた。着信がある。2006-06-04 04:12:00 -
119:
◆yd4GcNX4hQ
慎からだった。私ゎすぐに電話をした。
『どしたぁん?』
『お前今日退院したんゃろ?』
慎の言葉にびっくりした。何故知ってるのかわからなかった。2006-06-04 04:15:00 -
120:
名無しさん
http://agw.st/i/544194.html
2006-06-04 04:17:00 -
121:
◆yd4GcNX4hQ
『そぅゃけど…何で知ってるん?』
『お前の事は何でも知ってるねん』
また慎ゎ同じセリフではぐらかした。2006-06-06 16:33:00 -
122:
名無しさん
書いて〜
2006-07-09 13:33:00