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干物女
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1:
飛鳥
私は干物女。名前は飛鳥。22歳。無職歴半年。毎日家でぐーたら。同棲中の彼氏とモコっていう犬と暮らしてる。
2006-12-08 00:32:00 -
36:
飛鳥
T君は寮を出たがってた。あたしは実家だったのに、ある日T君は荷物をもって家に来た。「泊めて〜」って…その荷物は何?ん?T君。お泊まりセットにしては大きすぎない?その鞄。あたしの疑問を無視してT君はあたしんちに住み着いた。T君はお金が無かった。大きな借金もあるって事を、後にT君が蒸発してからいろんな人から聞いた。一緒に住んでる間、お金を要求される事がちょくちょくあった。
2006-12-09 22:46:00 -
37:
飛鳥
だけどT君は、一緒に住んでるあたしを抱く事は無かった。枕の話も人から聞いたし、帰ってこない日もあった。あたしはセフレが何人かいたし体の欲求は満たされてた。T君は帰ってきたらあたしを腕枕しながら寝る。そして出掛ける前にお金をせびる。この頃からあたしは男に依存しはじめた。「あたしがなんとかしてあげなくっちゃ」なんて思うようになってた。
2006-12-09 22:57:00 -
38:
飛鳥
今思えば、ヒモ体質の男に魅力を感じるようになったのはこの時だと思う。そんなかわいそうで頑張ってる自分に酔ってた。今までに付き合った彼氏もいたけど、あたしは最低な事をしてきたと思う。欲しい物買ってもらってポイ。飽きたらポイポ〜イ。「死んでやる」なんて言われた事もある。けどあたしはまったく動じず「勝手に死ねば?」なんて言ったっけ。絶対相手の奴は「少しぐらい止めろよ。」って思ってたはず…。
2006-12-10 01:56:00 -
39:
飛鳥
そんなあたしでも、その時すごく好きになった人が1人だけいた。その男の子はあまりにも遠い存在だった。デートでドライブもした。ホテルでエッチもした。食事に行ったりもしたけど、全てコソコソした隠れた付き合いだった。相手は芸能人だった…。付き合うなんてできなくて、でも大好きだったから、少しでも一緒にいれる事が嬉しかったな。その男の子は優しいのか残酷なのか、あたしを振るなんて事はしなかった。
2006-12-10 02:02:00 -
40:
飛鳥
その男の子とは今は良い友達。そんな事もあってか、あたしは下手で貢ぎ体質になっていった。T君は最初は1万2万の金額だったのが、段々要求してくる額が増えて何十万、時には百万を越える事もあった。けどあたしはその要求に答えてた。稼いだ分をほとんどT君に渡すようになった。ある日あたしは目が覚めた。きっかけなんて些細な事。あたしの嫌いな女が、あたしが欲しかった鞄を買った。それだけ。
2006-12-10 02:11:00 -
41:
飛鳥
あたしは負けず嫌い。嫌いな女が買えてあたしが買えないのがみじめに思えたから…。そしてT君の事も好きだったけど、あほらしくなっちゃった。T君に別れを告げると、あっさり「分かった」と言った。それから2ヶ月ぐらい過ぎた日に、突然非通知で電話が鳴った。出るとT君だった。電波は途切れていて、あまり聞きとれなかった。「切らんと聞いてな…」って言ってて、「え?なんて?」とか言ってる間に電話は切れた。それがT君の最後の声だった。
2006-12-10 02:18:00 -
42:
飛鳥
その後、T君は借金が膨らみすぎて返済できなくて、危ない関係の人達に連れていかれたと聞いた。いろんな人にお金を借りたまま、T君は消えた…。あたしに電話してきた時が消える前だったみたいで、今でもたまに「あの時T君は何をあたしに伝えたかったのか…?」と思い出す。
2006-12-10 02:23:00 -
43:
飛鳥
あたしはいろんな人達に、T君の居場所なんかを聞かれて疲れていた。「もぉ関係ないのに…」疲れすぎたのと、無理な飲酒のせいで、医者にアルコールをストップされたのもあって、あたしは夜の世界から完全に消えた。17歳になる前の事だった。
2006-12-10 02:29:00 -
44:
飛鳥
今現在のあたしの彼は、前にも話した通り過保護だ。(笑)彼にとってはあたしはまだまだ子供で、何をさしても危なっかしくてほっとけないんだろう。あたしが夜を怖がるから、寝る時には手をずっと握っててくれる。彼は喧嘩をして怒っても、ちゃんと話を聞いてくれる。あたしは男の人の怒鳴り声を聞くと体が硬直する。極度の緊張で掌や足の裏に汗をかく。頭に声がこだまする。過呼吸になって視界が真っ白になる事もある。夜が怖いのはあんな事があったから…
2006-12-10 02:37:00 -
45:
飛鳥
あたしが17歳になって普通の昼のバイトをしている時の話。友達の紹介で7つ上の24歳の人を紹介される事になった。その人の名前は海君。現場の仕事をしていた。初対面の印象は「ふ〜ん」ぐらいだった。その日はカラオケに行ってバイバイのつもり…だったのに強引に海君の家に行く事になってしまった。そこまで顔もタイプじゃない。嫌々一緒に行く事になったんだけど、話してみると案外面白い人。「まぁいっか」と、いつもの調子で体の関係になる。
2006-12-10 02:46:00