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干物女

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  • 1:

    飛鳥

    私は干物女。名前は飛鳥。22歳。無職歴半年。毎日家でぐーたら。同棲中の彼氏とモコっていう犬と暮らしてる。

    2006-12-08 00:32:00
  • 86:

    飛鳥

    当時海君のお母さんは、更年期障害だったんだと思う。精神的に不安定で、買い物をする事やお金を使う事で安心するのが症状だった。あたしの母親の方のおばあちゃんは、そんな感じの症状だったらしい。しかも買って帰ってくるのは全てタンス。部屋の中にタンスを並べ、置けなくなったらベランダに続く窓の前にも置いていたらしい。海君はそんな母親の行動に不満を持っていた。海君は黙っている母親に罵声を浴びせる。守さんも黙って聞いていた。ヒートアップした海君は言ってはいけない一言を、無意識なのだろう。言ってしまった。

    2006-12-11 07:47:00
  • 87:

    飛鳥

    「このザイニ チがっ!!」海君のお母さんは日本の人ではなかった。ザイニ チ朝鮮の人が持っている手帳を見せてくれた時があった。あたしもその事は知っていた。だけどあたしは海君のお母さんに差別的な感情を持った事は無かった。自分の故郷の料理を教えてもらい一緒に作ったり、本当の娘の様にかわいがってもらっていた。「遅い時間は女の子一人じゃ危ない」お母さんはあたしを車で送り迎えしてくれたり、海君の帰りが遅い日は一緒にご飯を食べに行ったり、本当に本当に良くしてもらっていた。優しいお母さん…。海君の言葉には、さすがにお母さんも黙ってられなかった様だった。あたしも黙ってられなかった…。

    2006-12-11 08:08:00
  • 88:

    飛鳥

    海君のお母さんは泣いていた。「息子にこんな言葉を言われるなんて…」あたしは海君を睨み「なんで自分の母親にそんな酷い事ができるん?!最低やな!!」勝手に言葉が出てきてた。なんで…?なんで自分を産んでくれて、女手ひとつで育ててくれたお母さんにそんなん言えるん?お母さんも「そのせいで昔は辛い事がいっぱいあった」と言っていた。それでも自分の子供為に我慢してきた。自分が傷付いても、子供が笑って「お母さん好きや!」って言ってくれたおかげで頑張ってこれたって。なのにその息子にお母さんは今、一番言われたくない言葉を言われた。どれだけショックだっただろう…。

    2006-12-11 08:19:00
  • 89:

    飛鳥

    それでも海君は、反抗してきたあたしが気に入らない。あたしをまた殴る蹴るしはじめた。守さんも黙ってなかった。「いい加減にしろや!海!!自分の母親にも言って良い事悪い事あるやろが!!飛鳥ちゃんは間違ってない!!」海君は守さんに殴りかかった。その後は窓も割れるし、お皿もコップも飛んでくる。リビングの椅子で殴られる。あたしは隙を見て外に出て、近くに住んでいた海君のお兄さん夫婦に電話をした。だけどお兄さんは仕事な行ってしまっていて、奥さんも「ごめんね…」とだけ言って電話を切られた。

    2006-12-11 08:28:00
  • 90:

    名無しさん

    手をあげる男は最低や!海死ね(-_-)

    2006-12-11 12:22:00
  • 91:

    名無しさん

    書かないの?

    2006-12-12 20:00:00
  • 92:

    飛鳥です。

    ↑更新遅れてすみません?体調崩してしまったみたぃで…?ちょっと良くなったので、今日また続き書きます?

    2006-12-13 00:59:00
  • 93:

    飛鳥

    人間なんて薄情なもんだ。あたしはこの時本当にそう思った。結局お兄さんからその日、連絡は無かったから。お兄さん夫婦の家には海君に連れられ、よく遊びに行ったりしていた。後で分かる事になるが、ここの兄弟はみんな、自分の事しか考えてない人ばっかりだと知る事になる。話は戻り、海君のお母さんは泣いていて、海君はあたしを殴り、それを止めに入る守さん。結局海君は5〜6時間程暴れていた。あたしの顔はまた無惨にも腫れあがり、「仕事があるから」と守さんが帰ったあと、海君のお母さんは「しばらく帰らないから」と、家を出た。

    2006-12-13 01:30:00
  • 94:

    飛鳥

    リビングで割れた食器なんかを片付けながら、あたしは「もうお母さんは帰ってこないんじゃ…?」と考えていた。ボーっとしていたせいで指を切ってしまう。海君が心配してその指に絆創膏を貼ってくれた。殴られるのも、かなり体力を消耗する。あたしは横になり海君の寝息を聞きながら、ずっと海君のお母さんの事を考えていた。

    2006-12-13 01:39:00
  • 95:

    飛鳥

    〜一週間後…。海君のお母さんが帰ってきた。けれどやっぱり荷物をまとめている。最後に「もうあの子の事は、もう息子だと思っていない。飛鳥ちゃんには新しい携帯教えておくわね。」そう言って出て行ってしまった。

    2006-12-13 01:45:00
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