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夜少女

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  • 1:

    なお

    これは私の親友ゆあの物語り。彼女はまだ夜で生きている。その始まりの物語り

    2006-03-15 00:42:00
  • 41:

    なお

    そして次の日もゆあは店にいた。金を掴むという味をしめてしまったからだ。そしてゆあは、それから一週間仕事に没頭した。その間指名をとり続けた。

    2006-03-24 01:08:00
  • 42:

    なお

    一週間後、突然大智がゆあを呼び出した。「お前、まだ一週間やし、夜も初めてやのにすごいなぁ!めっちゃ頑張ってるなぁ。頑張ったご褒美にどっか連れてったるわぁ!!どこがイイ?」「んー、どこでもイイよ」 ここからゆあと大智は距離を縮めて行く事になる。

    2006-03-24 03:39:00
  • 43:

    なお

    休みの日に会うという事になり、駅で待ち合わせる約束をした。駅につくと、もう大智は車を止めてまっていた。

    2006-03-24 03:44:00
  • 44:

    名無しさん

    かいて?

    2006-03-24 05:06:00
  • 45:

    なお

    ゆあは車に乗り込み、どこへ行くのかと聞いた。すると大智は「実家和歌山やねんけど、和歌山連れてったるわぁ」と言った。

    2006-03-24 14:24:00
  • 46:

    名無しさん

    書いて★

    2006-03-25 16:43:00
  • 47:

    なお

    まずは海を見に行った。和歌山に着いた時はもうすでに夜で、夜の黒い海を見つめていた。空の黒と海の黒が底無しの闇をつくりあげていた。

    2006-03-29 22:12:00
  • 48:

    なお

    その黒い空と海のすき間から、一筋の白い光りが見えた。その筋は空へ上がると、その姿を一瞬消した。するとドーンッという音とともに光りの筋を双方にバッと広げた。その一瞬二人の息がとまる。

    2006-03-29 22:16:00
  • 49:

    なお

    「花火やぁ…」
    大智はつぶやいた。
    「俺らタイミングいいなぁ!花火上がってるやん!」
    大智は少年のような笑顔を浮かべてはしゃいだ。それを見てゆあも自然と笑みを浮かべた。それと同時に花火は闇の中で一瞬の命を、一瞬の使命を果たして消えてゆく。
    −まるで夜少女のヨウニ−

    2006-03-29 22:22:00
  • 50:

    なお

    ゆあは食い入るように魅入っていた。その瞬間大智はゆあの唇に自分の唇をかさねた。大智はゆあを凝視し、一瞬かたまった。
    「…拒否らんの?」
    ゆあは真っ直ぐ大智をみつめ、「べつに」とだけ答えた。

    2006-03-29 22:26:00
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