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金魚

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  • 1:

    名無しさん

    ノンフィクションです?私の体験談です。読んでもらえるとうれしいです!

    2006-12-14 13:21:00
  • 2:

    名無しさん

    私の名前は蘭。今はミナミでキャバクラで働いている。もう親とは何年も会ってない。もぅ…あんな家には帰りたくない…

    2006-12-14 13:23:00
  • 3:

    名無しさん

    私の父親は離婚している。それも4回も…私には2つ違いの兄貴がいた。部屋に入って一歩もでてこなぃ。いわゆるひきこもり…おじいちゃんがいたんやけど、再婚した継母に施設に入れられてしまった…
    私にはペットがいた。夏祭り、屋台の金魚すくいをした。その時に持って帰った金魚が5年も生きた。でも…その5年間は…

    2006-12-14 14:00:00
  • 4:

    名無しさん

      蘭17才。。。
    『お疲れ様でェす』やっと仕事が終わった。仕事はキャバ嬢。キャバは16才から働いていた。当時は14才なんて子もいた。まだそんなに風営方が厳しくなかったから、すんなりと働けた。当時、寮に住んでいて、一緒の店で仲良かった子も寮に住んでいた。名前はサチ。私より1才年下だった。

    2006-12-14 14:06:00
  • 5:

    名無しさん

    蘭『サチィ!腹へったからご飯食べにいこやぁ』
    サチ「いこかァ!ってか、その後ボーリングいかへん?」 蘭『ぇえなぁ!ボウリングもいこか?』
    いつものお決まりコース(笑)私らは松屋に行ってまず腹拵え。
    サチ「なぁ?何で蘭っていつもミネキュア赤なん?」蘭『んー…別にィ…』

    2006-12-14 14:13:00
  • 6:

    名無しさん

    ↑スイマセン マネキュアの間違いでした?

    2006-12-14 14:14:00
  • 7:

    名無しさん

    サチ「ふゥん…そぅなんやァ…まぁ飯も食べたしボーリングいこかァ!」
    蘭『おぉッ!いこかァ?』
    心斎橋のラウンドワンに行くコトにした。歩いていたら、前カラ、ホストが声をかけてきた。私はホストが大嫌い…別に何もされたわけぢゃないけど、何かチャラそぅなイメージばっかで。
    でもサチは結構ホストがスキみたいで、キャッチされてまんざらでもない感じで話していた。ホスト「?人でドコ行くンー?」 サチ「今カラ、ボーリング行くねん」 ホスト「えーそんなん言わんと俺らと飲みにいこやァ☆」 サチ「えー?蘭どうするゥ?」 蘭『いいわァ。あんた行くンやったら行っておいでや?』 サチ「みたぃやから、今日はヤメとくわぁ?ごめんなぁ!」

    2006-12-14 14:29:00
  • 8:

    名無しさん

    するとホストの?人が私に名刺を渡してきた…
    蘭『紅葉…こうよう?もみじ?どっち?』
    ホスト「俺かぁ?もみじやッ☆気ィむいたらメールちょうだいや」と言われ、パッと顔をみたら鼻と口と眉毛にピアスが開いていた。私はビックリして『きゃぁ』と声をあげてしまった。紅葉「人の顔みて、きゃぁはないやろー!笑 まぁええわ。またなぁ?」と言ってどこかに行ってしまった?
    サチ「蘭がホストにしゃべりかけんの初めてみたぁ?なんでェ?ぁあぃうのタイプ??笑」  蘭『別になんもないけどなぁ…なんとなく!それよりはよボーリングいこやァ?』

    2006-12-14 14:40:00
  • 9:

    名無しさん

    ラウンドワンについた。私らは5ゲームの投げ放題にすることにした。
    サチ「蘭!早くなげてェ」 蘭『ごめんやけど、私めっちゃ下手やからッ』サチ「………」 ガーター… 蘭『…』サチ「あんたいつまでたっても下手くそやなぁ!」蘭『うっさいわァ』
    とか言いながら、5ゲームが終わり、眠いので帰るコトにした。

    2006-12-14 14:53:00
  • 10:

    名無しさん

    今日はここまでにします?読んでくれる方がいればうれしいなぁと思います??

    2006-12-14 14:54:00
  • 11:

    名無しさん

    読んでマスょ?
    がんばってね?

    2006-12-14 17:48:00
  • 12:

    名無しさん

    11さん ありがとうございます?頑張りまぁす?

    2006-12-15 17:08:00
  • 13:

    名無しさん

     その帰りタクシーに乗りながら、サチとこんな話をした
    サチ「なぁ?蘭のオトンとオカンってどんな感じなァん?」
    蘭『ん〜……だるぃやつらやわ?それだけやでェ。何でなん?』
    サチ「蘭ってさぁ、自分の話全然しやへんよなぁ?…何か闇のイメージやわッ笑」
    蘭『闇ってなぁ??笑 別に話たくないわけちゃうでェ。話すことないだけやァ。』  サチ「ふぅん…」
    タクシーがマンションの下に着いたので、タクシーから降りてエレベーターを乗っていた。私の部屋は10階。サチは4階だった。
    蘭『サチ、4階やでェ。お疲れェ?』と言ってサチの方を見ると、ぷくっとふくれた顔をしていた。蘭『どないしてん?』
    サチ「今日、蘭の家泊まってぃぃ?」なんかサチが可愛くみえて、『ぃぃょ』っと言って、サチと一緒に私の部屋に向かった。

    2006-12-15 17:17:00
  • 14:

    名無しさん

    サチ「蘭の部屋ってどんなん?」
    蘭『ん?別に普通。ゴキブリはおらんから安心しろや?笑』
    実はサチが私の家に来るのは今日が初めてだった。
    サチ「めっちゃドキ?するゥ」 蘭『あほちゃうか。笑』
    私の家の前に着いた。 ガチャ… サチ「お邪魔しまぁす」蘭『はい。どぉぞ』

    2006-12-15 17:21:00
  • 15:

    名無しさん

     サチ「えー?蘭の部屋、真っ赤やンッ?何で?何でェ?」 蘭『別に意味はないよ?ビール飲む?』 サチ「あっ!うん飲む?」
    当時、私の部屋はベッドカバーも、カーテンも、テーブルも赤だった。まぁめったにこんな部屋の人もいないかもしれなぃけど、私にとって赤色はきってもきれない色だった…

    2006-12-15 17:25:00
  • 16:

    名無しさん

     〈カンパーイッ〉
    とりあえず飲むことにした。サチ「真っ赤の部屋もかわいぃなぁ?」
    蘭『そぅかぁ?まぁ気にいってるけどなぁ☆』
    サチ「蘭はミステリアスやなァ」 蘭『おまえミステリアスの意味わかってんのかよッ?』サチ「わかってるわぁ」トカ言いながら、ビールを3本ぐらい飲み終わった時、サチが「スエットなぃー?着替えたい?」と言いだしたので、私も着替えることにした。スカートのポケットの中に何か入っていたので取り出してみると、ホストの名刺がくしゃくしゃになって入っていた。『紅葉か…』と心の中でつぶやきながら、テーブルの上にぽんッと置いた。それをみたサチが「でたでたぁ?蘭のホスト嫌いがぁ?」と言ってきた。蘭『嫌いってよりも興味なしッ?それよか着替えよぉ?』と着替えた。『…そぉいえばサチの前で着替えるの初めてやなぁ。。。何か聞いてくるかな?』とか思っていた。私は腰に金魚の和彫をいれていた。でもサチは確かに私の腰を見たのに何も聞いてこなかった…『…サチなりに気ぃつかったんかな?』と思ったケド、あえて私からは話さなかった。

    2006-12-15 17:41:00
  • 17:

    名無しさん

     サチが私の部屋の隅に置いてあった、空の金魚鉢を見つけた。その時のサチの目はすごく悲しそうだった。
    サチ「蘭、何か悩みごととかあったら、サチに話してなぁ…」 サチは私からみて、すごく可愛らしい子だ。いいも悪いもハッキリ言うし、愛敬があり、見た目もお人形の様に可愛かった。サチは私と正反対のタイプだった。周りカラ見れば変な組み合わせやったと思う…私はサチに『ありがとぅ。でも今は悩みごとはないよ?』とだけ伝え『お風呂入る?』と明るく切り返した。 サチ「うん?入るわァ?」

    2006-12-16 00:23:00
  • 18:

    名無しさん

     私はバスルームに行きバスタブにお湯をためた。『今日の入浴剤何にしようかなぁ?』私のスキな香りのローズにした。部屋に戻ってサチに声をかけようとした。『サチィ…』サチはもぅ眠ってしまっていた。『サチ。化粧ぐらい落として寝たら?』 サチ「んー……」 『アカンはッこいつ熟睡やァ』私はブランケットをサチにかけて、1人でお風呂に入ることにした。
      私はお風呂に入りながら色々考えた『オトン…今何してンねンやろー…おじいちゃん、施設でうまくやってるかな?兄貴は引きこもりやめたんかな?オカンは………』そこまで考えて私はくらくら目眩がしてきたので、私はバスタブを出て、シャワーを浴びた。鏡に写った腰元に目をやった。 金魚…赤…紅葉……。『そぅいえば今日、紅葉ってホストと会ったなぁ。何かいかつい変なホストやったなぁ…まぁ連絡することもないし、私には関係ない人やわ。さぁお風呂でよー』

    2006-12-16 00:58:00
  • 19:

    名無しさん

     お風呂から出て、部屋に戻るとサチがソファーから落ちて床で大の字で寝ていた。『こいつ寝相悪ッ』あまりの寝相の悪さに笑えた。とりあえずサチにブランケットをもう一度かけてあげて、私も寝ることにした。『サチおやすみぃ』と言うと「うん。」と返事がかえってきた。『起きてんの?』と聞くと「Zzzz。。」いびきがかえってきた。『何や起きてるかと思ったァ』  なんだか私もウトウトしてきていつの間にか寝てしまった…

    2006-12-16 01:18:00
  • 20:

    名無しさん

     夕方目を覚ますと、サチがいなかった。ふとテーブルに目をやると置き手紙があった。〔ちょいと出掛けますッ!夕方ぐらいにまた蘭の家に帰るから、セット一緒にしにいこ??BY☆サチ〕と、めっちゃでかい字で書いてあった。     『何やこいつは…ってか字汚ッ?』 とりあえず、私はお風呂に入ることにした。バスタブにつかっていると、ドンドン玄関の扉をたたく音がした。     「蘭???あけてェ」  『はいはい?』と言いながら、玄関に向かった。扉をあけるとスッピンのサチ。外が寒かったのか、鼻が真っ赤になっていた。そんなサチをみて少し笑えた。 『サチ何買ってきたん?』「へへっ。内緒ッ?」と言い残して、スタスタ部屋に戻って行った。私はまだお風呂の途中だったので、また入りなおした。

    2006-12-17 19:26:00
  • 21:

    名無しさん

     お風呂からあがると、サチが得意気そぅに私をみていた。         蘭『何ィ?』と言った時、私の目に金魚が目に写った。           サチ「金魚鉢あんのに金魚おらんとかありえへんやろォ?だから買ってきてん?」           かなり得意気そぅだった。サチ「アカンかった??」と聞いてきたけど、私は少しいぢわるをしようと思って、          蘭『うん。いらんかった』と言うとサチは半泣きになってきたので、『うそやァ?』          サチ「ホンマびっくりしたしぃ?」

    2006-12-17 19:36:00
  • 22:

    名無しさん

     とりあえず、化粧をすることにした。サチはとにかく化粧に時間がかかる…私はほぼ化粧はしなかったので、サチの化粧は未知の世界だった。       サチが用意できたので、ミナミに向かうことにした。

    2006-12-17 19:39:00
  • 23:

    名無しさん

     いつもセットしに行ってる美容院に着いた。   サチ「さぁ?今日も気合い入れて頑張るかぁ?」  蘭『私はいつも気合いなんかいれへんけど、あんたはいつも元気やなぁ』   サチ「ってゆうか、蘭はもうちょっと気合い入れて、愛想よくした方がぃいで?」            【言われてしまった】 苦笑いの私に      サチ「まぁ、そんな蘭でもお客さんおんもんなッ」 蘭『そんな蘭はよけいやろ?』          と話ていたら、店員さんが、[お席空きましたので、こちらにどぅぞォ]    と案内された。サチと隣の席だった。

    2006-12-17 19:44:00
  • 24:

    名無しさん

     とにかくサチはしゃべる。たぶん、さんま並に…横から「なぁ?蘭!あんな」と言う台詞を何度聞いただろぅ…         セットが終わり、美容院を後にした。まだ出勤時間まで時間があるので、ご飯を食べることにした。   喫茶店に入って、サチはオムライスやら何やら注文しまくっていた。     『こいつ食べ過ぎやろォ』と思っていたけど、あえて突っ込まなかった?   サチ「蘭は何食べんの??」            『私はホットコーヒーでいぃよ。』       私はもともと、あまり食べる方ではなかったし、水商売をするようになって、更に食べなくなった。

    2006-12-17 19:52:00
  • 25:

    名無しさん

     サチ「だから蘭はガリガリやねん?」      蘭『別に食べへんのんとちゃうで。食べる気がないの』           そうこう言っていると、サチか頼んだご飯と私のホットコーヒーが届いた。  サチはこれでもかと言うぐらい食べて、お腹がでていた。          本当に私はサチがスキだった。ずっとこんな会話を交わしていけると思っていた…              まさかサチが      あんなことに      なるなんて……

    2006-12-17 20:08:00
  • 26:

    名無しさん

     それから何事もなく毎日が過ぎていった、ある日のこと。         私は寝坊をしてしまい、だいぶ遅刻をした。夜9時にもなると、ひっかけ橋にはホストのキャッチだらけだから、あまり通りたくはなかったけど、時間もないので、ひっかけ橋を通って店に行くことにした。

    2006-12-17 20:12:00
  • 27:

    名無しさん

     『うわぁ?ホストだらけやぁ??最悪ッ。無視オンリーで行こッ』     [なぁなぁどこ行くの?]やっぱりきたかぁ?と思ったケド、無視しつづけていると、前カラスーツを着たいかつい顔のホストが私に【久しぶりィ!】と声をかけてきた。       私は『は?』と思ってそいつの顔をみると、サチとボーリング行った時にキャッチされたホストだった。  【今から仕事??】  うざいと思いながら、『そぅ。急いでんねん。』と言うと【冷たァ?しかもメールくれへんかったやろ?バリへこむわ?】とか色々言われたケド、めんどくさかったので、『また今度送るわッ』とだけ伝えて、その場から逃げた。

    2006-12-17 20:19:00
  • 28:

    名無しさん

     店に入ると結構お客さんがはいっていた。    『そっかぁ?今日金曜日かぁ??』私はすっかり忘れてしまっていた。    ボーイが私に《蘭さん、斎藤さんきてますよ》と言ってきた。        斎藤と言うお客さんは私にとって太客だったけど、どうも苦手だった。    『斎藤さん、遅くなってごめんなさい。』       コクン。と首を縦にふるだけ…この人はめったにしゃべらない。なぜ私を気にいって指名してくれているのか、わからなかった。

    2006-12-17 20:24:00
  • 29:

    名無しさん

     私は斎藤さんに色んな話題をもちだしてしゃべりかけるのだが、斎藤さんは首を縦、横にふるだけ…  『あぁ疲れたァ?帰りたぃ…』          と思っていながら、サチの姿を探したケド、サチは出勤していなかった。   『休みとか言ってなかったのにな…』と思っていると、斎藤さんが初めて口をきいてくれた。と思ったら、〔蘭ちゃん。ドンペリ一気して。〕        『…まじでッ!』と思いながら、ボーイを呼んで、『ドンペリ下さいッ』と頼むと横から、〔5本ね〕   『………斎藤さんッ、他の女の子もこの席よんでいいですかッ?』     と聞くと コクン とまた首を縦にふるだけだった。他の女の子達も席にきてくれ、何とか助かったけど、私は結局2本のドンペリを一気した。私は普段酔わないけど、さすがにやられた…           斎藤さんがチェックした後、私はトイレに直行した。『ホストちゃうねんからなぁ??』と思いながら、トイレとお友達になっていた。

    2006-12-17 20:38:00
  • 30:

    名無しさん

     それからも忙しく、また結構飲んでしまった。  久しぶりに仕事をして酔ってしまった私は店を閉める前に帰ることにした。  タクシーを拾おうと歩いていると、後ろから    〔あれ?ドコ行くのォ?〕と声をかけられた。

    2006-12-17 20:42:00
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