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淫らな女達
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1:
ユリア
ミナミのとある路地裏にひっそりと佇むおおよそその場所には似つかわしく無い可愛らしい喫茶店。扉を開けると、少女のようなあどけない顔をした一人の女。この店の主であろう彼女が「いらっしゃいませ」満面の笑みで迎えてくれる。こんな場所で危なくはないのだろうか?などと一人考えながらコーヒーを注文する。ほんのりと店の中にコーヒーの香りが漂って来た頃、彼女がトレーに湯気の昇るカップを運んできた。白く綺麗な肌。顔に似合わぬ大きな胸に知らず知らず目がいく。運ばれてきたコーヒーをゆっくりと飲み干しタバコに火をつけ一服すると俺は店を後にした。
2005-09-11 16:41:00 -
130:
ユリア
美保は待ちくたびれ酔って潰れたのか、眠っている。「おい。美保?」体を揺すり起こす。「ん〜。」目を擦るとこちらを見た。「遅いよぉ〜」まだ寝ぼけながら拗ねる美保のチェックを済ませ、店を出る。「ねぇ。恭也。」すっかり目が覚めたのか何か言いたげに見つめる。「ん?」見つめ返すと、「意地悪ぅ〜」と美保は頬を赤らめ俯く。「わかってるよ。じゃあ少しだけな。」そう言うと二人はエレベーターを降りてゆく。
2005-09-17 22:51:00