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恋愛ジャンキー

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  • 1:

    旧掲示板作品です。

    2005-06-02 17:03:00
  • 451:

    『健が、組長に知り合いに不動産屋がいるからそこで家を借りてもらう手はずをしてるって…』
    『わしはそんな約束してないぞ?』
    『でも、健はそれでうちの上から40万引っ張ってるんです…あたしがそれを、返していかなきゃだめで…しかも利息がトイチで…』
    『健に確認してみるわ』

    2005-06-26 01:16:00
  • 452:

    そういって電話は切れた。だまされた。やられた。トイチの利息なんて多いにもほどがある。返していけるはずがない。膨らむ一方だ。こんなんならア○フルに行ったほうがまだ良心的だ。
    組長からかかってくるのなんてもう期待していなかった。健と連絡が取れたところでお金は返ってこないだろう。腹くくって返していくしかない。何のいわれもない借金を。

    2005-06-26 01:17:00
  • 453:

    名無しさん

    誠チャンかっこぃぃ…(>ω

    2005-06-27 05:01:00
  • 454:

    誠ちゃんはもぅあがってますょ〜?

    2005-06-27 15:34:00
  • 455:

    474

    涼サンだぁ☆そうなんですか〜(>_

    2005-06-27 16:03:00
  • 456:

    厄介物語早くね

    2005-06-27 17:59:00
  • 457:

    474さん?ファンですか〜ぁりがとぅござぃます??
    477さん?はぁぃ?ごめんなさぁぃ?

    2005-06-27 18:06:00
  • 458:

    名無しさん

    ?

    2005-06-28 09:27:00
  • 459:

    誠ちゃんに、最初に紹介してもらう話をしたときのことを思い出した。
    『お前、そんなヤクザがらみなんて大丈夫なん?』
    『俺、やめといた方がいいと思うねんけど…』
    言う事を聞いておけばよかった。お金に目が眩んだあたしが悪い。
    こうなってしまっては、誠ちゃんの店に行ってる場合ではない。
    『ちょっと話しあんねんか。今日一時間だけ店行くから』
    『ん?おう…わかった』

    2005-06-28 20:59:00
  • 460:

    略 
    『ちょっと話しあんねんか。今日一時間だけ店行くから』
    『ん?おう…わかった』

    2005-06-28 21:00:00
  • 461:

    店に着いた。いつもと同じ、楽しげな店内。今日からしばらくお別れだ。
    あたしは誠ちゃんにすべてを話した。
    『だからお前、俺そんなん信用していいんかってゆうたやんけ…どうすんねん…』
    てっきり怒られると思っていたのに、誠ちゃんは心配してくれた。あたしはまだ心のどこかで誠ちゃんを信用しきっていたわけじゃないから、店に来ないというのは別れるかもしれない、と覚悟してきたのに拍子抜けだった。

    2005-06-28 21:04:00
  • 462:

    『そんなんお前一括で返せ。俺が代表から金借りるから。だから借りれるまではちょっとずつ返していっとって』
    うれしくて涙がこぼれた。

    2005-06-28 21:06:00
  • 463:

    しかし、代表に前借は出来なかった。誠ちゃんはバイトホストな上に時間にルーズで無欠もしたりするので信用がなかった。
    あたしは地道に返していくしかなかった。
    お客さんに嘘を言い、少しずつ、店に入れずにお金をもらった。それを少しずつ貯め、毎日持って帰った給料をためた分だといいまとめて返したりもした。

    2005-06-28 21:07:00
  • 464:

    しかし、トイチの利息はそんなもんでは追いつかない。しかも、増えてたとえば残金が45万になると利息はそれのトイチとなるなんとも恐ろしいシステム。無理がある・・・
    店には3人だけ可愛い子がいた。あたしはその中の一人だった。その3人はほとんど休みがなかった。稼げるから、休ませてもらえない。昼の1時から働いて8時には終わったのでまだよかったが、しばらくすると夜の部が出来てしまった。あたしは昼の一時から朝3時まで働かされた。

    2005-06-28 21:08:00
  • 465:

    体はもうぼろぼろだ。疲れをとる暇がない。休みの日にも誰かが休んだだとか、間違えてシフトを組んでしまっただとか何かしら理由をつけて働かされた。
    もう大分誠ちゃんに会っていない…

    2005-06-28 21:09:00
  • 466:

    しかし働いてばかりではストレスがたまる。店の子に誘われて何回か、ホストにも行った。ボーイズバーにも行ったりした。あたしはそこのボーイズバーの子にはまり、毎日仕事が終わると行った。
    毎日働かされてはいるが、時間にルーズなのと、店の中では稼いでいる方だったので出勤時間だけはわがままが言えた。夕方から出勤、なんてのもありにしてもらった。おかげで遊びに行くことができた。

    2005-06-28 21:10:00
  • 467:

    今までで働いた店の中で、一番女の子が仲良くて、多額の借金があっても楽しかった。
    ある日、いつものように店の子と飲みに行った帰りに『もう彼氏なんかどうでもいい〜〜〜♪』と叫んだ瞬間誠ちゃんから電話が鳴った。
    『お前俺のこと本間に好き?』

    2005-06-28 21:11:00
  • 468:

    びっくりして辺りを見回した。聞かれたかと思ったが、誠ちゃんの電話の後ろからは店の男の子の声がしている。そばにいるわけではないようだ。
    誠ちゃんは妙に鋭くて、ほかの人に気持ちが本気で行きかけた瞬間にいつも電話をしてくる。そしてその電話で、いつもあたしの心は誠ちゃんに引き戻される。

    2005-06-28 21:12:00
  • 469:

    しかし、会わないと気持ちは薄れる。“会えない時間が愛育てるのさ”という歌詞があるが、あたしはそのタイプではない。
    遊んで、働いて、借金も少しずつ減って充実した毎日だった。
    昼に出勤して、お弁当を食べていると非通知で着信がかかってきた。出ないつもりだったが、あまりにもなり続けるのでとった。

    2005-06-28 21:14:00
  • 470:

    『おう、久しぶり、健やけど』
    行方をくらました健だった。
    『おう、ちゃうわ、今あたしがどんなことになってると思ってるん!?お金はどうしたん?あんた家の事も嘘やんか。聞いてんからな、ちゃんと!!』
    『俺も今ヤクザに追われて大変やねん』
    お前が大変かどうかなんて知ったこっちゃない。

    2005-06-28 21:15:00
  • 471:

    また電話するわ、といって電話は切れた。非通知だからこっちからは連絡が取れない。どうせもう借金のことはあきらめた。連絡があったてお金は返ってこないだろう。
    そのまま何ヶ月も過ぎた。特に何もなく、誠ちゃんとも電話しかしないまま。

    2005-06-28 21:16:00
  • 472:

    あたしはたまの休みに真美と遊んでいた。真美が、キャッチされたい〜と言うのでひっかけを歩いた。
    堺筋から道頓堀に入ると誠ちゃんの店の従業員にそっくりな子が植え込みに座っていた。でも、あたしには気づかない。きっと違う子だな、と思って声もかけずに通り過ぎた。
    真美のお望みどおり、引っ掛けにはいっぱいホストがいていっぱいキャッチされた。ふと見るとさっきの子が横を歩いていた。

    2005-06-28 21:17:00
  • 473:

    そのままずっと歩いて清水町のあたりまで来た。ローソンに行くと、その子がまたいた。近くで見たけど誠チャンの店の子ではなかった。あたしがトイレに行って帰ってくると真美はその子と喋っていた。私服だったけど、キャッチ中だったらしいホストだった。
    真美はいたくその子を気に入り店に行くと言い出した。あたしは用事があったので先に真美に行ってもらっていた。用事を済ませ、真美に教えてもらってその店に行った。

    2005-06-28 21:18:00
  • 474:

    失礼だが男前が少ない小さな店で、ホストと言うよりボーイズバーのような感じだった。真美のお気に入りのこのお勧めをつけてもらった。タイプではないが、出身地が同じで話しやすく面白い子だった。
    真美のお気に入りの修二とあたしの席に着いた卓の四人でマクドに行った。恋愛対象にはまったく見ていなかったのでものすごいシモネタなんかも話して、4人で大爆笑だった。その後、二人になって、あたしは、今まであったことをほとんど卓に話した。

    2005-06-28 21:19:00
  • 475:

    料金がほかの店より少し安く、男前はいないもののアットホームな楽しい店だったのであたしと真美はそこによく通った。
    何度か、卓の家に泊まりに行ったりもした。でも、卓はあたしには手を出してこなかった。なんだか、本当に友達って感じで、知り合ったばかりなのに、幼馴染くらいの勢いで仲良かった。

    2005-06-30 02:45:00
  • 476:

    そんなある日、仕事が終わって寮に帰り、一緒に住んでいる子達としばらく喋ってから寝ていると友達がすごい勢いで起こしに来た。
    『涼ちゃん、早く起きて!!!』
    遅刻かと思ったが時計を見るとまだ11時。あたしは昨日夜の部にも出勤したので出勤は4時だ。遅刻ではない。友達の勘違いだと思って寝なおした。

    2005-06-30 02:46:00
  • 477:

    『あぁ、もう、またねた!!!起きて、早く!!』
    友達が体を揺さぶる。あたしは揺さぶられて起こされるのが大嫌いだ。
    『うっさいもう!!!涼今日まだ出勤ちゃうねん!!』
    『いいから、大事なもんだけ持って!!早く家から出て!!』
    ・・・何事だ?

    2005-06-30 02:47:00
  • 478:

    何がなんだかわからないまま友達にせかされ大事な物だけを鞄に入れた。向こうの部屋で友達が電話をしている。
    『どこにいったらいいんですか?』
    誰かの指示であたし達は家から出るらしい。
    『なんあったんな?』
    『店に警察入る!!もぅ上の人等事務所とか行かれてパクられたって。ここは寮やからバレるから逃げな!!』

    2005-06-30 02:48:00
  • 479:

    パクられた!?上の人って誰??とりあえず家からは出なきゃ。店の子同士で連絡を取りSONYタワービルの前で待ち合わせた。集まったのは店の事務所がある場所から家の近い、警察が来るおそれのある子達だった。事務所は二つあったので十数人が集まった。時々逃げれた上の人から電話があり、バタバタしていたがいつまでも大人数でいてもどうにもならない。5、6時間ほどしてバラける事になった。どの事務所からも遠い子の家に行く人、遊びに行く人など様々だった。あたしは毎日ほぼ全額を返済に廻していたので所持金が恐ろしく少なかった。あたしより厳しくとりたてられていた由美がなぜかあたしにひっついてきた。行くところがないらしい。パクられたって、いったいこの先どうなるんだろう??

    2005-06-30 02:50:00
  • 480:

    とりあえず夕方まで由美とそのへんで時間を潰した。卓に連絡したかったから、起きる頃まで待った。誠ちゃんはこんな時電話に出なかったし、出たとしても家に置いてくれたりはしない。遊びに行っても泊めてはくれない事から予想できる。あたりが暗くなりだしてしばらくたった頃卓に電話をした。

    2005-06-30 02:54:00
  • 481:

    『ふぁい……』
    電話で起きたらしい。事情を話すと家においでと言ってくれた。やっぱり卓は優しい。ほっていく訳にもいかないので由美も連れていった。
    卓は初対面の由美ともすぐに仲良くなった。自分は出勤しなきゃいけないけど家にいていいよと言ってくれたので、由美と二人で卓を見送った。

    2005-06-30 02:55:00
  • 482:

    テレビをつけるが落ち着かない。あたしは勝手にしばらく卓の家に居座るつもりだったが、由美には行くところがない。友達いないのか!?卓もおそらく今日だけなら由美と二人でいてもいいだろうが、ずっとはきついはずだ。最初に電話した時も卓ははじめは知らない人は入れたくないと言っていたのを丸め込んだのだ。由美も薄々それは気づいているらしくさっきから電話をかけまくっていた。

    2005-06-30 02:56:00
  • 483:

    卓が出勤してだいぶたった。由美の携帯が鳴った。
    『店つぶれたって!!!』
    店がつぶれた!?それはあの地獄のような借金の終わりを意味した。貸し金業の許可などもちろん取ってないのに一般の人にもトイチで貸し付けていた事や、カード詐欺、戸籍売買、偽装結婚、養子縁組など余罪は多々あった。逮捕の決め手はそっちらしい。やっと解放された。

    2005-06-30 02:57:00
  • 484:

    『でも、しばらくは家に帰っちゃだめだって。いつ警察来るかわからんからって……』
    あたしは卓の家にいられるが由美は困惑した表情だ。近くには行くあてがないから、まだ終電間に合うから実家に帰るね、と由美は出ていった。あたしはあわてて卓に電話した。卓は解放されたことを喜んでくれた。

    2005-06-30 02:58:00
  • 485:

    すると誠ちゃんから電話が鳴った。
    『なんやったん??電話。てか未収月末いけるんけ??』
    しまった、忘れてた……。誠ちゃんは店を飛んだから未収も払わなくていいと思っていたけど、代表が家にきたって言ってたんだ。それをトイチとわかりながらも店から借りようと、頼んでいたところだった。つぶれたと言うことは借りれない。どうせなら借りてからつぶれてくれれば良かったのに……

    2005-06-30 02:59:00
  • 486:

    一瞬でいろんな事を考えたが口から出たのは“大丈夫!!”だった。何が大丈夫なもんか、財布には諭吉一人さえもいないのに……

    2005-06-30 03:00:00
  • 487:

    まとまった大金がいきなり用意できるわけがない。こんな時頼れるのは……“サラ金”。それしかない……
    稼ぐ術はあるが援交では職業にならない。どこか外国では娼婦は職業と認められているらしい。その国に産まれたかった……なんて思いながらどうしようか家の中で考えていると更に落ち着かなくなった。卓の飼ってる犬を連れ散歩に出た。どこかちゃんとした店舗に入ろう。一時間ほどブラブラし、出た結論がそれだった。

    2005-06-30 03:01:00
  • 488:

    朝方卓が帰ってきた。二人でいろんな事を話した。卓が彼氏ならいいのに、と少し本気で思った。一つのシングルベットで二人で眠った。甘えたの卓はあたしを抱きしめたまま深い眠りに落ちていった。それが居心地よくてあたしもまた深い眠りに落ちた。

    2005-06-30 03:02:00
  • 489:

    夕方目が覚めると卓はまだ寝ていた。あたしは大手のサラ金に電話をかけた。
    『職業風俗なんですけど借りれますか?』
    『すいません、風俗の方にはご融資できかねます。』
    風俗じゃあかんのかい!
    また違うサラ金にかけた『すいません水商売してるんですけど借りれますか??』
    『大丈夫ですよ、いくらご入り用ですか?』

    2005-06-30 03:03:00
  • 490:

    略 『大丈夫ですよ、いくらご入り用ですか?』

    2005-06-30 03:04:00
  • 491:

    水商売ならいいのか。あたしはまた電話しますと言って電話を切り、今度は求人誌を開いてセクキャバを探し、面接の段取りを組んだ。ユウの時にセクキャバで審査は通ったんだからいけるはずだ。
    面接に受かり、次の日から働く事になった。

    2005-06-30 03:04:00
  • 492:

    ………だるい!!!
    初日の感想はそれ。もとから責められるのは好きではない。舐められるのが気持ち悪い。風俗の時は“あたし責め派なの”的なノリで客にはほとんど責めさせなかった。そしてキスも嫌いだ。客とするのなんてまっぴらごめんだ。でもセクキャバではキスと舐める事しか客は出来ないから、スケベ心丸だしでキスをしてくるし、胸にむさぼりつく。あぁ気持ち悪い……
    審査が通ったら辞めよう。借りてしまえばこっちのもんだ。

    2005-06-30 03:06:00
  • 493:

    サラ金会社から在籍確認をされるから、名前を覚えてもらえるように三日ほど勤め、四日目に申し込みに行った。在籍確認は余裕で出来た。あとは実家への在籍確認だ。携帯が鳴った。
    『審査が通りましたので今から引き落としが可能になります』
    丁寧なお姉さんの声。あたしはテンションがあがった。さっそく引き出す。これで未収が払える。せっかく店の借金がなくなったのに、また借金を背負う羽目になった。

    2005-06-30 03:07:00
  • 494:

    お金をおろしてからは気が楽になって、友達とご飯を食べに行った。店長から携帯が鳴りっぱなしだ。出るわけがない。もう出勤する気なんてないのだから。次の日の昼になっても店長からの電話はなり続けた。やりすぎだろ……と思い仕方なしに電話に出て辞めることを言った。なんだかんだ言っているがうるさいので切り、着信拒否にした。

    2005-06-30 03:08:00
  • 495:

    やっぱりセクキャバは合わない。あたしは風俗向きだ。と思ったが、本番屋にいた時の稼ぎを考えると、バックを引かれていたから少なかった物の、引かれていなければ相当な稼ぎだ、ということに気づいてしばらくどこにも入らなかった。
    ずっと卓の家にいてしばらくしたころ、あの本番屋の頃に寮で一緒に住んでいた子から電話が鳴った。

    2005-06-30 03:09:00
  • 496:

    『あの家、明後日までに空にしてってゆってるから涼ちん一緒に荷造り行こう』
    明後日までに空にってまた、この人たちは相変わらずむちゃくちゃだ。由美は一足先に荷物をほぼ持っていったらしい。色をかけられていたホストにホイホイだまされてまたどこかの本番屋にいると聞いた。そこでもまたバンスしたらしく、監獄のような生活をしているらしい。あたしは誠ちゃんの家に住む事になったので荷物を箱詰めして宅急便で送った。女三人で住んで物で溢れかえっていた家はもぬけの空になった。

    2005-06-30 03:10:00
  • 497:

    あたしは誠ちゃんの家で仕事もせず毎日過ごした。久しぶりに何もしないでいい毎日が続いた。お金がなくなったら援交して、食いつないだ。元からインドア派なのでどこにも遊びに行かず引きこもりみたいな日々をすごした。
    誠ちゃんの家には誠ちゃんの友達秀が住み着いていた。誠ちゃんと同じ店で働いていた子なのであたしも仲良かった。しかも誠ちゃんはろくに帰ってこなくて毎日秀と一緒だった。これじゃ誰が彼氏かわからない。

    2005-06-30 03:11:00
  • 498:

    忙しすぎる毎日から離れだらだら過ごすのも半月もすれば飽きてきた。やることのない毎日は退屈で仕方なかった。仕事しよう。家にあったヘブンをぱらぱらめくり、適当に探して、入店した。毎日秀に見送られ、帰って来ると笑顔で秀が迎えてくれた。たまに一緒にスロットに行ったりして、可愛い弟ができたみたいだった。

    2005-06-30 03:12:00
  • 499:

    来月には出て行けよ、と誠ちゃんに言われたのは月半ばだった。元から一人が好きな誠ちゃんは誰かが家にいるのが嫌らしい。嫌だといっても聞きそうにないので承諾した。普通のカップルならありえないんだろうが、現役時代も店で会うのを除けば二ヶ月に一回くらいしかあわなかったから、違和感がなかった。
    幸い入店した店がマンヘルだったので店泊して暮らすことにした。

    2005-06-30 03:13:00
  • 500:

    休みの日にブラブラ真美と商店街を歩いていたらキャッチしてくるのは《えっ・・・》と言わんばかりのレベルの男ばかりだった。お金を払って不細工となんか飲みたくない。元から面食いだし、シカトして歩き続けた。
    『なぁなぁどこ行くん?』

    2005-06-30 03:14:00
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