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恋愛ジャンキー

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  • 1:

    旧掲示板作品です。

    2005-06-02 17:03:00
  • 168:

    梅田で待ち合わせて、ホテル行って、エッチして二万。楽だ。はまった。いつものように終わって、ぶらぶら梅田を歩く。今日は早い時間にしたのでまだ終電がある。ヘップとナビオの間をボーっと歩いていると前に黒い集団。ホストだ。
    『俺今日女に振られてんやん』………びっくりして振り向いてしまった。今風の髪形をした目がきれいな子がそこには立っていた。

    2005-06-04 08:36:00
  • 169:

    タケシというそのこと連絡先を交換し帰った。今日はゆっくり寝よう。明日は剛とデートだ。
    今日は剛の家にお泊りだ。わくわくする。お風呂に入って、台所でタバコをすう。(剛はタバコを吸わないので部屋では吸えなかった。)
    ブブブブブブブ…カウンターで携帯が震えている。
    『誰から〜?』『タケシって出てる』『ぁ、いいわー。ほっといて』どうせ営業電話だ。
    手をつないで眠り、朝が来た。
    『お前さぁ、俺に隠してることあるやろ?』起きるといきなりもう起きていた剛が言った。とりあえず、寝起きはタバコをすわなきゃ目が覚めない。台所へ向かう。
    『隠してることなんかなんもないで?』『絶対ある。自分の口から言ってみろ。』

    2005-06-04 08:37:00
  • 170:


    手をつないで眠り、朝が来た。
    『お前さぁ、俺に隠してることあるやろ?』起きるといきなりもう起きていた剛が言った。とりあえず、寝起きはタバコをすわなきゃ目が覚めない。台所へ向かう。
    『隠してることなんかなんもないで?』『絶対ある。自分の口から言ってみろ。』

    2005-06-04 08:39:00
  • 171:

    言ってみろといわれたって本当に何も心当たりはない。心当たりがないのだから、何もいえない。しかし剛はそれをやましいと言った。
    『携帯見てんからな。俺。』
    そう言われて一瞬、援交のことが頭をよぎった。そのサイトはブックマークしてある。見られたら一発だ。ダイヤルロックもかけていないので、見ようと思えば簡単だ。まずい。

    2005-06-04 08:40:00
  • 172:

    『何のことか分からんって。何もないって言ってるやん。』言い通そうと思った。
    『携帯見たっつってるやろ。そう言われても、本間に何も心当たりないねんな?俺に見られて困るメール、入ってないって言い切れるねんな?』
    もう終わった…と思った。サイトを通してメールのやり取りをする。もちろん、いちいち消したりはしていなかった。
    でも、カマをかけられているのかも…もうしばらく言い通そうと思った。『見られて困るもんなんかなんもないわ!!!』
    『俺、もう見たから。メールも全部。どういうことか説明しろや。』…カマじゃなかったのか…見られたなら仕方ない、と重い口を開いた。

    2005-06-04 08:41:00
  • 173:

    『10万、足りそうになかったから援交してん…』もう、見られたなら言い訳はできない。これで、別れるかもしれない。そう思うと涙が出た。しかし次に剛が言った言葉は意外なものだった。
    『は!?!?!?援交って何やねん!!!!!!』逆にこっちがびっくりした。携帯見たんじゃないのかよ!?自爆したと思った。

    2005-06-04 08:42:00
  • 174:

    どうやら剛はタケシのことを疑ってカマをかけたらしい。昨日知り合ったばかりの男とは知らず、電話を取らなかったので前々からタケシと浮気していると勘違いしたのだ。
    よりにもよって援交がばれてしまった。どうしよう。『今週はおばあちゃんち手伝う用事少なくて……足りなかったから一回だけ……だって10万なかったら振られると思ったんやもん……』本音と言えば本音だが、一回は嘘だ。剛に渡した金のほとんどが知らないオッサンと寝て手に入った金だ。

    2005-06-04 08:44:00
  • 175:

    『辛い思いさせてごめんな。もうせんといて?10万なくても、五万以上あれば大丈夫やから』優しいんだか優しくないんだか……すべて援交で得たとは思ってないようだ。辛い思いさせてごめんなと言うならなぜもう金はいらないからと言わないのか。自分の彼女が援交したと知っても反応の薄い剛に疑問がわいた。

    2005-06-04 08:45:00
  • 176:

    その日はそのまま泊まり、また朝が来た。昨日寝すぎたらしく妙に早く目が覚めた。外はまだ薄暗い。起こすといけないのでそぉっとベッドを抜け出す。
    『んん……大丈夫??優ちゃん………』小さな小さな声だったが静かすぎる家の中でははっきり聞こえた。

    2005-06-06 08:03:00
  • 177:

    優ちゃん………
    確か宿泊研修の時に出来たと言っていた女友達の名だ。あとは斉藤、山田、大西と何人か男友達も出来たと言っていたが【優ちゃん】は一人名字ではなかったので記憶に残っていた。
    なぜその子の名を寝ぼけながら呼ぶのか。何かあるのか。台所でタバコを吸いながら考える。同じ大学なうえに剛の家は大学から徒歩五分ほどだ。来たことがあっても不思議ではない。

    2005-06-06 08:05:00
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