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恋愛ジャンキー

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  • 1:

    旧掲示板作品です。

    2005-06-02 17:03:00
  • 21:

    【保証三万以上】
    【昼からか朝から】
    【週三日以上】

    など条件を書かれた。
    結局表紙をめくってすぐのピンサロに朝一で面接に行く事になった。

    2005-06-02 17:37:00
  • 22:

    18才以上なら働けると書いてあった。

    今度は落ちることはないだろう。


    とぅとぅ風俗デビューか……

    2005-06-02 17:38:00
  • 23:

    【明日受かるように景気づけ】と称してまたシャンパンがおりた。

    この男は未収を減らす気があるのだろうか?

    涼はだいぶ疑問だった。

    2005-06-02 17:39:00
  • 24:

    思った通り面接は受かった。そのまま体験する事になった。
    働く理由もホストの未収を返すためだと正直に言った。店長は涼を気に入ってくれたらしく他の子より保証を少しあげてくれた。

    五時半まで働き七時半からセクキャバに出勤。二時半に終わりまたユウが迎えに来た。

    2005-06-02 17:40:00
  • 25:

    『疲れたやろ〜今日は店でゆっくりしーな!!』

    ゆっくりしろと言うなら帰らせてくれ、と思ったがそんな事は言えない。涼は店でほとんどのまず寝てしまった。
    目を覚ますとテーブルにたくさんの空き瓶。
    何もしていないのに今日の稼ぎ以上の額の伝票。泣きたくなった。
    そのまままたピンサロへゆき、六時に梅田へ向かった。今日は先輩の祐子と出勤前にごはんに行く約束なのだ。

    2005-06-02 17:41:00
  • 26:

    『涼ちゃん最近しんどそうやけど大丈夫?』
    『大丈夫ですよ〜しんどそうですか??』
    笑顔で答えたがしんどくないわけがない。
    祐子はユウと涼が付き合ってるのを知っている。祐子に限らず店の先輩はたいがい知っていた。
    『涼ちゃんあのユウって子と別れたら??』
    唐突に祐子が言った。
    『純ちゃんも心配してんで』
    店の先輩はみんななぜか涼を心配してるらしかった。

    2005-06-02 17:42:00
  • 27:

    先輩の忠告をよそに涼は毎日ピンサロ→セクキャバ→ユウの店を往復する毎日だった。
    いっこうに未収は減らない。
    でもユウと過ごす時間は楽しくてやめられなかった。
    とうとう未収は200万を越えた。
    毎日ピンサロの給料を入れているのに増えるとは……そろそろ涼も焦ってきた。

    2005-06-02 17:46:00
  • 28:

    『未収減らんなぁ〜』
    当たり前だよと思いつつ適当に返事をした。
    金の話をするときのユウは嫌いだ。別人のようだ。
    『涼が店入らんかったらいいんちゃうの?未収は入れにくるからさ』
    次の瞬間目の前が真っ暗になった。
    ユウに殴られたのだ。

    2005-06-02 17:47:00
  • 29:

    涼はちっちゃい。ユウは180近い背でもと総長。
    加減はしてるだろうが結構きた。頭がくらくらする。
    ユウが何やらどなりちらしているがまともに聞けない。店に来ないと言った事に対して怒っているのはわかった。

    『ごめん、店くるから……』
    殴られた一発で完璧にユウへの気持ちは冷めた。
    でも未収が終わるまでユウと切ることは出来ない……

    2005-06-02 17:49:00
  • 30:

    『ごめんな、痛かった?』
    痛いに決まってるだろ……と言いたいところだが『大丈夫』と言っておいた。
    『ワビでイッキするわ!!』
    またシャンパン。
    この時初めて涼はユウが嫌いになった。

    2005-06-02 17:50:00
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