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恋愛ジャンキー
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1:
涼
旧掲示板作品です。
2005-06-02 17:03:00 -
281:
涼
ここ最近休み時間の話題はあたしの恋愛話ばかり。自分の周りにはなかった波瀾万丈な恋バナを、おそらくみんな楽しんでいるんだ。そう何人もが経験するような内容じゃないのはよくわかっている。他人の不幸は密の味。遠い昔から変わらない人間の心理だ。もう好奇心でも興味でもなんでもいい。誰かに話さなければあたし一人で抱え込むには大きすぎる現実。
『ホンマになんでも?をうたな〜!?たっかいもん食べさしてもらうわぁ』
明るく話していれば、重すぎる悲しい事実が少し軽くなるような気がした。2005-06-21 01:27:00 -
282:
涼
剛は今日こっちに来る。まだライターは誠ちゃんの家だ。お金を渡して、帰るんだと思っていたのに
『ラブホ行こうや』と普通に誘われいってしまった。彼氏なんだから何もおかしくはないんだが…なんだか変な感じがした。2005-06-21 01:28:00 -
283:
涼
部屋に入って、タバコに火をつけるあたしの手には100円ライター。剛が気づくか気づかないか、あたしの小さな冒険。
『あれ、涼俺のあげたライターは?』・・・気づいた。家を出る前に思いついた取って置きのごまかしを使う。2005-06-21 01:29:00 -
284:
涼
『今日タバコケースごと忘れてきちゃってさ、タバコもライターもさっき買ったんよ』そうなん、と剛は指して関心ないようだった。また、別れ話をされた。
どうしてだろう、こんなに自分が保てなくなる。
どうしてだろう、涙があふれて止まらない。
やっぱり、あたしは剛のことが好きなようだ。
2005-06-21 01:30:00 -
285:
涼
結局、いつものように仲直り。涙でぐしゃぐしゃの顔のままHした。
『もうはなさへんから』
『ずっと俺の事好きでおってな。』
『俺から離れていかんといてな。』
あたしの上で、腰を振りながら荒っぽい吐息とともに吐き出される言葉。毎回、そう言っては、次の日平気な顔でまた別れ話をする。
『涼…好きやで、愛してる・・・あぁっ・・』安っぽい愛の台詞と一緒に剛は果てた。2005-06-21 01:31:00 -
286:
涼
略
『涼…好きやで、愛してる・・・あぁっ・・』安っぽい愛の台詞と一緒に剛は果てた。
2005-06-21 01:32:00 -
287:
涼
その、安っぽい台詞がほしかった。剛に愛されたい。その一心でオッサンに触られるのも舐められるのも、入れられるのもすべて我慢してきた。でも・・・剛は【あたし自身】を愛してはくれない。【あたしの持ってるお金】を愛した。
愛してるなんて久しぶりに言われた。嬉しくて仕方がなかった。そのせいか、2限目の授業の片づけが遅くなって、みんなより一足送れてコンビニへ向かう。
手の中で携帯が震える。2005-06-21 01:33:00 -
288:
涼
【着信中:剛】
・・・・・・なんだろう??
『はい?』
『ちょ、お前明日までに七万用意できる??』。。。は!?
お金なら昨日渡した。10万はなかったけど、8万くらいは入ってたはずだ。2005-06-21 01:34:00 -
289:
涼
『昨日のお金は?』
『帰ってから、連れと遊んで使ってもーたわぁ。家賃はらわなあかんねん!だから七万用意しろって!』
『使ってもーたわぁ、ってお前どんな遊び方したら8万も一晩で使えんねん??』
『は!?お前誰に口きいてんねん!!俺が用意せぇっつったら用意したらええんじゃ!!』2005-06-21 01:36:00 -
290:
涼
金をもらってる側の人間がなぜにそこまで偉そうなのか。あたしはあんなに尽くしたのに。やっぱり、あたしのことお金としてしか見てなかったんだ。頭の中で何かが切れる音がした。
『お前どこまで偉いねん。金もらってる側の癖になんでそんな偉そうやねん!もう知らんわ!愛しの優ちゃんにでも払ってもらえや!涼はもう知らん!!今後一切連絡してくんな!!』
電話の向こうでまだ何かしゃべっていたが、かまわず切った。そして速攻着信と、メール受信の拒否設定をした。2005-06-21 01:37:00