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1:
涼
旧掲示板作品です。
2005-06-02 17:03:00 -
31:
次の日のユウは涼の好きなユウだった。昨日嫌いになったはずなのに……やっぱりユウが好きだ。
ユウは昔にもホストをしていたらしい。辞めて会社を興したが失敗し、またホストに戻ってきたのだ。
『もぅすぐ周年あるねんけど涼いくらぐらいいける??』
かなりまとまった額を使うのだなと思ったが、好きな気持ちが復活したためいくらでもいいよと言ってしまった。
周年の日が来た。2005-06-02 17:51:00 -
32:
その日、祐子が一緒にユウの店に行くと言い出した。祐子は子持ちなのになんでかな?と思ったが一緒に行った。あとから聞いたが純が涼を心配して祐子を行かせたらしい。
店内には花がいっぱい。バルーンもあってやたらと華やかになっていた。
祐子と一緒にテーブルに座るとアイスやグラスといっしょにガラスのボトルが来た。
ルイ13世。
2005-06-02 17:52:00 -
33:
その日の伝票は怖くてみれなかった。
オーナーがついて『涼ちゃん、あんまりよそでユウと付き合ってるってゆうたらあかんで〜』
どうしてこの人が知っているのだろう……??初対面なのに……でもなーんか見た事あるような……2005-06-02 17:53:00 -
34:
あ!!!!
自分の店の店長に似ているのだ。涼は無邪気に言った。
『うちの店長にそっくりですね〜』
『あれ俺のお兄ちゃんやからなあ』
えっ……
店で話したことは全て筒抜けだったのだ。2005-06-02 17:54:00 -
35:
その日ユウはいろんな席で飲みつぶれていた。
いつものように伝票に【全未】と書き店を後にした。
店長とオーナーがつながってたなんて……これから迂闊な事は言えないな…と思いながらピンサロに出勤した。2005-06-02 17:55:00 -
36:
ピンサロの先輩のヨシノも涼を心配していた。よく待機室で相談したりしていた。
ある日ユウが怒った声で言った。
『おまえもう嫌とかゆってるらしいな?』
セクではそんな話はしていない。どこからもれたのだろう……ヨシノは子持ちで昼勤務のみ。ホストに行ったりするような人ではない。なんとかその場はユウをごまかした。
その晩真相が発覚した。ピンサロのじゅりがユウの店で飲んでいたのだ。じゅりがいるから涼はその店に入れられたらしい。ヨシノに話したことは全てじゅりから口座を経由しユウに伝わっていた。2005-06-02 18:06:00 -
37:
店ではもぅヨシノに相談出来ない。かと言ってセクの仕事が終わってからヨシノに電話するのはどうも悪い気がした。そうだ、手紙を書こう。
ピンサロからセクまでの間に喫茶店に入りヨシノあての手紙を書いた。2005-06-02 18:08:00 -
38:
この頃になるとユウは迎えに来てはくれなくなり、しかし店に行くのは相変わらず絶対だった。
ユウと涼は一日にいくら入れるかを紙に書いて涼が持っていた。
『あの紙出してや』
【あの紙】も【ヨシノあての手紙】もレポート用紙に書いていた。
ガサガサかばんを探る。紙が手に当たる。出してみると【ヨシノあての手紙】の方だったので涼はあわててもういちどかばんに押し込んだ。2005-06-02 18:09:00 -
39:
ユウは見逃さなかった。
『今直したん何?』
なんて言おう……
『なんでもないよ』
ユウの目つきが変わる。
かばんを取り上げられ見られてしまった。手紙の中身はもちろんユウの話題であり、いい事を書いているものではない。2005-06-02 18:11:00 -
40:
わき腹に激痛が走る。ユウに蹴られたのである。もぅそこからは髪をつかまれ顔を殴られ体も殴られ何が何だかわからなかった。自分は人に相談することさえ出来ないのかと思うのとどうしてこんな男に惚れたのだろうと公開で涙が溢れた。
『ほ〜“あんな店もう行きたくない”?〜“ユウが怖い”?“未収も無理矢理”?“あんなに飲まなきゃいいのに”??えらい好き勝手ゆうてんなあ』
ガシャン!!!
涼の頭の上でビール瓶が割れた2005-06-02 18:12:00